2022年12月31日土曜日

年末感のない年越し

ついに今年もあっと言う間の最終日。

一年が過ぎ去る速さに毎年加速がついているのは恐らく私くらいの年齢の方には普通のことではないかと思います。ずっと前にこれが「何故そう感じるのか?」と言うことで、比較的詳細な解説がしてあったウェブ・ページが有りましたが、自分にとって納得できる説明とは程遠いものでした。

さて、今日は2日連続の当直明けから帰ってきて先ずは家のベッドでちょっと寝直し。特に忙しかった訳でもないんですが、2日続けての当直というのはやはり体調にはある程度のインパクトを与えますので、ここは一つ無理せずにひと眠り。

ちょこっと寝たあとは年越しに向けてのいろいろな料理の登場。皆、何をするということもなく嫁さんの視ているお笑いの番組を横目に時間が過ぎていきました。ただ、私自身はもう一段だけ家の中を綺麗にしたいという気持ちがまだ残っておりまして、玄関から直ぐのところにあるミニ倉庫の中を徹底的にクリーンにさせて貰いました。

中にあったものの殆んどは靴と保存食と季節の種々の飾り物などだったのですが、もう一度年末に見直してみるとまだまだ十分に整理整頓の対象となる物がありました。前々から気になっていた「使用頻度の低さの割にじゃまになる位置」に常々置いてある物の位置を移動させたり、要らないものを捨てて随分とスペースが出来ました。

10時前頃には量を減らした年越しそばも出てきて、ほぼ年内の予定は済んだ状況になりました。ところがこれくらいの時間になって、年末に今年一年の種々お世話になったことに関してお礼をメッセージング・システムで流していた方からお返事があり、「今帰りました。叔母が今日亡くなりました。」等という言葉を失うようなメッセージが流れてきました。

今年は義父も亡くなりました。たしかに人は別れる時間を選ばずこの世を去っていくので、大晦日に亡くなるということも当然1/365の確率で起きうる訳ですが、何も今日でなくとも…とは思いました。直ぐに、お悔やみのメッセージをお返しさせて頂きました。その後はなんとなく紅白で歌手数人が歌うのを視て除夜の鐘の中継から流れる梵鐘の音を聞いていたのですが、驚くほど自分の中では「年末感」の欠如した年越しとなりました。一体何だったんでしょうかね、これは?

ともあれ、来年が悲惨な戦争の無い、家族親族の誰にも健康上の重大なインシデントの無い平穏な一年となる事を祈るばかりです。

来る新年が皆様にとっても良い一年であることを心より祈念しております。


2022年12月30日金曜日

年末の挨拶を看護師さん達へ

今年最後のお仕事をしている看護師さん達が各病棟で頑張っているのをみてきました。

一年間の熱心な仕事にちょっとだけ感謝して、日頃から内科病棟で気安く話し合っている看護師さん達へちょっとした差し入れをしました。抹茶系のドリンクとモンブランなどのスイーツ。

どういう食べものを看護師さん達が好きなのかということは男性かつオッサンたる私が推測するのはなかなか難しいところがあるのは間違いないのですが、日頃バイト先の看護師さん達と外回りをする度に必ずコンビニでスイーツを食べている私。彼女達が何を選んでいるのかは頭の中に画像メモリーとして刻まれています。そのカタログの中から「コレは!」というものを選んであげたいところですが、皆さん御存知の通りコンビニというところは時間帯によってはスイーツがほぼ全く無かったり等というのはごく日常的です。

取り敢えず、今回はモンブランを探していてそれがそのまま手に入ったのでラッキーでした。

病棟に持っていくと看護師さん二人が大喜び。「本当に私達に持って来たんですか~?誰か他の看護師さんを目指して持ってきたんじゃないんですか~?^^」等と余計な勘繰りを入れられながらの差し入れのお渡しとなりました。w

看護師さんというのは医師にとって病棟の多機能センサーそのもので、彼女、彼らの報告してくれる患者さん達のバイタル、発言、意識、そしてそれらに入ってこない様な細々な情報こそが私達医師をして次の処置判断の基礎として大変に重要なものなのです。

ですから、良い看護師さんを病棟に持つことは良い治療が出来る大前提。そんな看護師さん達と良い関係を保つ事は私にとって重要案件なのですが、今年も感謝の言葉を彼女達に告げることが出来て幸いでした。

来年が彼女達にとって更に良い年でありますように!


2022年12月29日木曜日

年末の連続当直 orz

病院の年末連続当直をこなしています。

今日の朝から始まって明後日の朝まで実質的には2泊3日といのに近い状態ですが、公式には48時間と言う形ですね。以前の最長連直は96時間というのもありましたから無茶苦茶ですよね。実際の所48時間というのも避けたいものですが、当直を組んでいるのは私自身ですので、12月の29と30日を連続でまとめて自分の院内でのdutyを済ませようとしたので仕方ないんですが…。

今年は珍しく大晦日や正月に当直をしなくてすみましたので、まあ少しは人間らしくなったなくらいには思っています。その代わりに他の先生が一日だけではあるものの大晦日に入ってもらったり、お正月1日に一日だけ当直してもらったりという事になりました。

この歳になると普通当直免除ということが多いのですが、まあ僕よりも5歳以上年上の先生が週末などに当直で入ってくださっていますので、私も渋々月に二回だけ「頑張って」当直しています。家族がアメリカから帰ってくる前などには月に8回などというべら棒な事もやらされていましたので、それに比べれば天国のようなものですが。

とは言え、再来年の4月に始まる本格的な医師の働き方改革では実質的な当直は月に一回、そして日勤・当直という仕事が連続した時間では行えなくなりますので、あと一年と3ヶ月で全てがドラマチックに変わります。それに病院のトップが備えているとは全く思えませんが、そこは私の責任の範囲ではありませんので、現時点では放置です。経営陣頑張れということで。w

それにしても、もう今晩が終われば今年もあと2日。あっと言う間の令和4年でした。来年はもう少し仕事が楽になればいいなと思いつつ「一眠り」する令和4年、最後の当直です。


2022年12月28日水曜日

経歴詐称はアメリカでも

とんでもない奴というのは国を超えてとんでもないのは周知の事実。

NYから出馬して下院で共和党員として当選していたGeorge Santosと言う34歳の若手がいろいろと詐称していて、でっかいニュースになっています。日本ではこの人の事は全く聞きませんけどね。

アメリカと日本のニュースをそれぞれのソースで毎日受け取っているとアメリカからは日本なんてone of them、日本から見たアメリカは大きなニュース・ソースと言う感じで、相も変わらぬアンバランスぶりですが。

日本でも、時折学歴を詐称したり経歴を詐称しているお馬鹿さんがおりますので、何も驚きません。大きなところでは某東京都知事は未だにカイロ大学の卒業を証明しきっていないままですし、経歴詐称でそのポジションを降りた人間なんて掃いて捨てるほど居りますので、こんなのは世界中でやらかされているんでしょうけど。

今回も上下両院で共和党と民主党が強烈な鍔迫り合いが続いていましたので、こういう事は徹底的に精査されるんでしょうね。

それにしても、言ってることの殆どが嘘というのが大笑いレベルの法螺で、以下のような感じ。
  • NY市大のバルーク校卒業というが記録は無い。
  • シティグループ、ゴールドマン・サックスで働いていたというが歴はない。
  • そして最後は母方にユダヤ人の背景があるということでユダヤ系と言っていたらしいのですが、実際はJewishではなくてJew-ishだと言ったとのこと。
こらこら、お前は一休さんか?頓知と言葉遊びではこういう事は逃げ切れません。
今回の選挙結果は上のようなもの。もし上のような嘘をついて、小さな選挙区でコミュニティの人々を仲間として引き入れたのなら、上の僅差はどうなったのかという事です。

実際のところこれからこの兄さんZimmermanに訴えられて引きずり下ろされるんじゃ無いでしょうか?その前に司法が動くかな?もう少しニュースを視ていこうと思います。


2022年12月27日火曜日

オッサンはイロイロ忙しくて楽しい

韓国、カタール、ドイツ、台湾、香港、アメリカ、オランダ、イングランド、マレーシア、チェコ、スイス、エストニア、ポーランド、イスラエル、ルーマニア、スロバキア、モザンビーク、オーストリア、スペイン、ノルウェー、オーストラリア、スウェーデン、ポルトガル、スロベニア、そして日本。

一体全体コレは何かといいますと、私がプレゼントを毎日交換しあっている世界各国のポケモンGoフレンドの国籍一覧です。w

還暦手前のおっさんが何をやっておるんだと思われるかもしれませんが、コレが楽しいのですから仕方がないです。勉強も遊びも仕事も全部やっていると良く眠れるので一日中忙しいのです。

ここまで交換相手の国が拡大したのはここ一週間。それは新しくポケモンGoに登場したVivillon(ビビヨン)という世界各国の蝶々を集めるクエストが始まってからです。パピヨンと語感が似ていますけど。

しかし、上の国々の一覧表を見て不思議に思いませんか?そうです。世界最大の人口を誇る共産主義国家・中国が香港行政区以外は全く無いこと、そして侵略戦争当事者のロシアが見当たりません。恐らくこの二カ国には大量のゲーム好きデジタル・マニアがポケモンGoをやりたがっているはずですが、中国はもとから、そしてロシアとベラルーシでは今年の3月11日以降サービスが停まってしまっていて、存在しませんので!ロシアではポケGoは加熱していたので、多くのplayerは「Xuck!」とは言いながらもゲームはまだデリートしていないはず!何時かまたクソ・プーチンが居なくなってゲームが再開できる日の為に。

そして、残念なのはウクライナの友達はまだ1人も見つかっていません。インフラに大打撃を受けている上に、命がかかった毎日を送っている人々にとってポケモンどころでは…と言いたいのですが、そんな時だからこそゲームかなとも思うんですが。

世界各国から送ってくる写真に付属してくる説明文の言葉が本当にいろいろな言語で楽しくなります。世界の広さを実感する瞬間ですね。

仕事をして、ゲームをして、本を読んで、勉強をする。毎日が飛ぶように過ぎていきますが、頭と体が働くうちは楽しいと思えることを全てやっていくつもりです。^^


2022年12月26日月曜日

杉田水脈という病気

遂に更迭という話ですが何やってんだか、岸田さん。一体全体大物小物あわせてこんなに短期間に何人更迭すれば事態が収集するんでしょうか?

任命権者と言う言葉がありますが、言っちゃ悪いんですけど「こんな屑」を誰が投票によって国政に送り出し、「こんな屑」を政務官などという重大な職位につけたのかということ。日本維新の会から鞍替えの鞍替えを繰り返し、最後は同じように批判の強い萩生田の強い後押しと故安倍総理の強い配慮でこの馬鹿は国の中枢へ中枢へと近づいてきたわけです。

故人を貶めることは全く本意ではありませんけど、事実は事実。この馬鹿が政界中枢で要職を得るまでには安倍ちゃんという強烈なバカボンの力がなければ全く叶わない夢物語だったわけです。そういう意味では本来、岸田さんの任命責任とか言う前に安倍ちゃん責任取れよっていう筋の話なんですが。

いわゆる現在の「右翼」連中の愚かさ加減を1人に濃縮して体現化するとどうなるかというのを見せてくれた商品見本となりました。元積水ハウス社員・西宮市役所職員とかいう職歴を持っているようですが、民間で働こうと役所勤めをしようと、学ばない者は何も学ばないっていう代表例となってしまいました。

そもそもLGBTQは生産性がないとか、アイヌやチョゴリに関連した差別発言とかを撒き散らしながらも、そのことに関しては国会でガンガンに追求されるまでは恬として恥じず。(追求されても恥じてはいなさそうですが!)その面の皮の厚さは大したもので、国会で追求を受けながらも薄ら笑いを浮かべて思っても居ないセリフを棒読みの準備書面のように読み上げる様を見るにつけ個人的には近所に住んで欲しくないようなタイプの人だなって感じます。

事実に基づかない性や信条や国籍・宗教による差別などというのは今の時代社会的な死を意味しますが、日本はまだまだ甘いですね。それでも、これからの十年で、こんな事を言っていた愚かなオバハンはきっと社会学の歴史教科書に暗い歴史の1ページとして記述されることになるでしょう。

そもそも、おのれは数多くの「票をくれる」怪しい宗教団体と繋がって居ることをネット上で隠しもしません。数々の差別発言と併せて、こういう記述を見るとSNSっていうのは本当に馬鹿検出フィルタとしての機能が優秀ですよね。改めて思いました。

まあ、次の選挙では確実に落ちていただきましょう。まさかとは思いますが再選はないと祈りたいものです。

ところで、「すぎたすいみゃく」って名前の由来は何なんだ?ミオって読ませるらしいんですが。水脈から馬鹿のエキスでも湧き出してくるんでしょうかね?w


2022年12月25日日曜日

長女からのメッセージ

またかい!?と思いました。

長女からtelegramでいきなり大量の写真と動画が送られてきました。ほとんどは料理の写真だったのですが、景色を写した数葉の写真と動画を見るとなんとなく庭園は日本のようにも見えるし、料理の数々は限りなく日本の寿司に近い感じなんだけどイマイチ完全感の無い変な感じの寿司やアボカドをふんだんに使ったラップで包まれた料理、シュラスコ風のものまで多国籍感満載。

一体どこなんだろうと思って下の説明を見るとメキシコ・シティに遊びに来たと言っています。それにしても、全米のみならず世界のあちこちに飛んでいっては大学や仕事で知り合ったアメリカ以外の地域出身の友人宅にお世話になって食って遊んでを繰り返している長女を見ていると「あの内気な子が」と、その激変ぶりに感慨深いものがあります。こういうのを見聞きすると持つべきものは友達で、得るべきものは経験だなと思いますよね。

まあ、親はなくとも子は育つというのは当にこういう事かなと思わざるを得ません。あとは健康と安全のみですね、親が心配なのは。それさえあればアイツのことですからきっと一人で勝手にいろいろしていく事でしょう。

それにしてもメキシコ・シティでも遊ぶのは良いのですが、メキシコ・シティってエリアによっては大使の家族でも襲われるような「危ないエリア」っていうアメリカに住んでいた頃からの感覚があります。

当時CINVESTAVというメキシコの先端研みたいな超有名な研究所からNIHに来ていたJoseという友達が「XX、心配せんでも良いよ。ニュースでやってるようなドンパチは俺は見たこと無い!」と言って笑ってはいたのですが、それでもやっぱりね~。カルテル同士の激しい殺し合いや一般市民を巻き込んでの抗争の犠牲者の写真はとてもとても文明が存在する国家の出来事とは思えないレベルの凄惨さでしたので…。

何はともあれ、二週間ほど現地に滞在する予定の御様子の娘に送ったメッセージは「君はこの大寒波のアメリカに飛んで戻ってこれるの?」というものでした。返事は返ってきませんでしたが、既読にはなっておりました。

安全な帰米を祈るのみです。

 

2022年12月24日土曜日

何もこんな日に…ホンマですか?

マンションの廊下でお隣に住むトヨタ自動車にお勤めの方と立ち話になりました。

偶々ではあったのですが、両手になにか粗大ゴミ様のものを持ってエレベーターに近づいてこられたので、お声がけして「大掃除ですか?」と言ったところ「いやー、それが引っ越しなんですよ」との一言。

え、この年末に?と思って話をした所、トヨタでは12月の異動っていうのはごく普通のことなんだそうでして、東京に今から移動という激烈なお話。全くゆっくりするどころではない年末のようです。余り詳細を書くと個人が特定されるので書けませんが、若いうちはあちらこちらに飛んでいくのは普通ですけど、何もこんな時期にと正直思ってしまいました。

せっかく愛知の本社に勤めて仕事をしていてマンションを買って、少なくとももう暫くは愛知に居るだろうと思っていたら今日のような感じで移動命令となったということなのですが、まだまだお若い方なので移動自体は大丈夫でしょうけどね。それでも今日?って思うんです。子供さんがいる家庭なんかでは学区の変更どころか、話す言葉から習う内容も変わるのでしょうから、かかってくるストレスは恐らく大人が思っている以上に強いと思います。

寒い中、我々二人の立ち話は結構長く続き、恐らく10分程度はピロティ・ホールで話し込んでいました。トヨタの今の組織の話やそれぞれの組織に割り当てられる人材のランダムさなどに驚かされるとともに、トヨタの本社に入るような高レベルの人物達は、自分がもともと大学や大学院で習った仕事と離れる「異分野」と言っていいほど違うエリアの仕事でも、組織から割り当てられたら急速に学習してキャッチアップ出来ることに納得感強かったです。それでもいろんな分野でAIの使用が本当に普通になっているとのことで、そういう分野も併せて勉強していかなければならないのでしょうから元々の脳みそのポテンシャルが高くなければ出来ない仕事ですよね。

ここのマンションはそもそもトヨタの中央研究所やトヨタの本社に通勤する人たちが多くて、入居しては家を売って出ていかれる方、他の方に賃貸されてしばらくして本社のある愛知に帰ってこられる方などが本当にたくさん居られます。小規模マンションなのにこんなにトヨタ本社の人が多いことにびっくりですが、御本人も「数件しかない同じフロアに各階数件ずつ居られます。正直ここは多いですよ。」と言って笑って居られました。

東京に行っても暫くは賃貸住まいなんだそうですが、長くなりそうだったらまたマンションを購入するかもとの事でした。安全な引っ越しを祈るとともに東京での更なる御活躍を祈りお別れしました。

トヨタが終わるとき愛知は死亡。日本は終了です。頑張っていただきましょう。


2022年12月23日金曜日

なんと本日で5000回目の投稿

「思えば遠くへ来たもんだ」です。

最初はちょこっとだけ「はてなブログ」に何かを書いた記憶があるのですが、その文章はせいぜい数回。しかし、その後は日本人には目立た無いけど世界的にはメジャーなブログとしてbloggerに移動しました。親の組織がGoogleだから、まあ中々潰れることはないだろうと思って。w

しかし次第に記録する日を増やして、やがては可能な限り毎日記録することで家族の日常や自分のしょうもない日々の研究や仕事上の活動と考えを記録し続けて来ました。という訳で、日々の出来事や駄法螺も書き続けること5000回。

記録の能力や記事の内容記述に何の進歩も見せない、書いている本人の能力そのままの低空飛行状態の日記になっていますが、私自身としては愚かさ満開の自分の内面をそれなりにさらけ出している状況もまあ良いかなくらいにしか考えていません。

2007年から16年経過。来年はもう17年目となります。最初の頃は「自分の日常を誰でも読める場所に書くとか、ブログってアホのやる事やろ?」とか思っていた自分が懐かしいです。結局アホだからこそ書き続けられているんでしょうけどね。最初の頃はカウンタを付けてみたまでは良かったもののほぼ誰にも読まれることはなかったのですが、気づけば100万回超え。

このブログを書いたことで何かが変わったか?ということは判りません。多分何にも貢献はしていないんですが、単純に「やっていない自分」がここには居ないから比較のしようがないからですけどね。それでも長い間こういう事をややっていると多くの方からメールが来て知り合いになれましたが、その中には未だに返事と言うかその返答としてのブログ上への記事記載をしていない案件もまだ残っています。まさににズボラの真骨頂ですが。

何れにせよここまで来たら可能な限りは「暇人の備忘録」として、日記の代わりとしてこれからも続けようと思っております。まあ1万回とかは私も生きていれば70過ぎ!とても無理でしょうが。


2022年12月22日木曜日

爺さん、もう辞めてくれ

もう勘弁していただきたい。

同じ病院に勤める精神科医に80超えの爺さん医師がいます。沖縄から昔々の大昔に琉球政府からの学力下駄履き医学生として本土にやってきたという「謎の噂」先行の人物なのですが、医師になったのが私の生まれる前という事で今なお仕事をしているということに驚きを禁じ得ません。

長く健康に仕事を続けるという事に関しては、それはそれで素晴らしいことなのでしょうが、医師という仕事はやはり常に能力の研鑽で成り立つ仕事。精神科医と言えども時代に合わせた種々の能力の維持と知識のアップデートは必須です。

ところがどっこい御想像の通りで、このお爺さんは電カルのタイピングはもちろん、患者さんの語る話を理解する力も既にありません。手書きのカルテは全く誰も読めず、電カルはソーシャル・ワーカーが代打入力。何時も白衣を脇に抱えてサンダルで院内をペタペタと歩き回るのですが、この人が久し振りにやらかしてくれました。

昼に発生した絞扼性イレウス疑いの患者さんへの対応で私がこの爺さんに呼び出されたのですが、血液検査のデータや腹部単純写真、CTなどの結果から上の疾病を強く疑い他の病院に即時紹介しようとした時に先ずこのお爺さん先生は診療情報提供書が書けませんでした。更に私に「お願いします」と言ったきり医局に戻って茶飲み。(←別の先生に後に聞いた話です。もちろん私は医局に戻るような暇はありませんでした。)

内心、憤懣遣る方無い気持ちで次々と処置をしていったのですが、そういう姿を見ていて逆に改めて思ったことは「何時までも自分の低下した能力に気づかず医師のような患者さん相手の仕事をする危険性」でした。人の命に関わる仕事は知識と技能が追いつかなくなった時にはステップダウンしないと人命が消えるというシンプルな事実を決して忘れてはいけないと自分の心に改めて刻み込んだ一日でした。

己の能力の見極めができなくなった時にも医業を続けることで、その医師に命を差し出して割を食う患者さん達があまりにも可哀想です。


2022年12月21日水曜日

良いお医者さんと思われたければ?

病院の医療で「患者さんの満足度」を高めるのに大切なことは幾つかあるとよく言われます。

代表的なものを幾つかあげると眠りのコントロール、便秘のコントロール、痛みのコントロールなどです。痛みのコントロールは実際に痛みの根源を探り当てそれを実際に治療することで痛みを止めるという根源に辿り着く治療法と根本的に治すこと自体は現代医学の技術的に無理なレベルであるからとか、医療経済学的に根治療法は目指さずに痛みをコントロールする事で生活の質を上げていくと言う方法がありますので、眠りや便秘とはまた違う世界が広がっています。

そこで「あの先生なら苦痛を減らしてくれる」と言う方法を提供するチャンスが対症的に多いのは眠りのコントロール、便秘のコントロールになってきます。

眠りに関しては我が日本の医学生物学会のヒーローの1人である柳沢先生の発見されたオレキシン受容体をターゲットとした薬がものすごい勢いで拡がりをみせ、以前からその依存性で悪名高かったベンゾジアゾピン系の「古く有名な薬の群れ」を少しずつ退治する方向性を見せています。

昔からベンゾジアゾピン系の薬剤群を眠剤や精神安定剤として使ってきた精神科の患者さんの中には、いろいろな方法で離脱を目指しても「どうしても離脱できない人々の群れ」になってしまっている人達がいるのです。このような人達の中には看護師さんや中高年以上の精神科の医師も沢山いて、私自身はその事実に暗澹とするばかりです。

さて、もう一つの評価の山は便秘。昔から消化管は第二の脳と言われるほど神経叢の分布が豊富で、向精神薬を使用することで物凄いひどい便秘になってしまい、その延長線上に存在するイレウスなどで排便困難と戦い続ける人達も多いのです。なかでも緊急性の高い絞扼性イレウスなどになってしまうと文字通り命に関わる便秘症となってしまうわけで、精神科ドクターからお助けコールが入ることも頻回です。orz

内科入院中の患者さんでも、運動量の低下や寝たきりの状況ではやはり便秘になりやすくなってしまうのでした。便秘のコントロールは本当に経験が大切で、同じ薬を使ったところで、年齢や性別、体重、体調、食べ物そして食習慣などの差で効果が全く異なる上に、排便習慣などの差は大変大きく「患者さんにとっての普通」というのがそれぞれ違う為に上手くコントロール出来ていると言う幅がでかすぎるのでした。

毎日出ないと気持ち悪いという人、3日に一回出るようにすると「先生出過ぎ!」と文句を言う人もいるから大変です。

今日も明日も患者さんの小さな悩みを聞きながら微調整をおこなうのでした。


2022年12月20日火曜日

Twitterの混乱

たまたまでしたが参加できました。

イーロン・マスクの放った投票用の質問「Should I step down as head of Twitter? I will abide by the results of this poll.」に応えて投票。

そもそも、なぜこれに築いたかというとネット上のニュースで「今、マスクが”自分はtwitterのCEOを降りるべきか否か”ってアンケートで聞いてるよ~」というのを見たためでした。もしかしてもう終わったかもと思いつつTwitterを立ち上げ投票用のボードに入ってみると、あと1時間半というところまで来ていて「おー、ギリギリで投票できる!」と言う感じで上の質問に回答。

翌日結果を見てみると…見事に影響を与えてしまいました。Yes組として!w

まあ、こういうpollをとったところで決してその通りにはならんだろうし、何らかの細かな言い訳、例えばbotが大量に投票した!とか言い訳をしてstep downは回避するだろうと思っていたら、まさにその言い訳ドンピシャリで、他のインフルエンサーから「やあマスク。あんたはディープステートに敵って思われてるから、こんな投票を実施するのは賢くないよ。ディープ・ステートはTwitterで最大のBOT軍団を組織してる。ディープステートには30~40のアカウントを持ってる10万人の『アナリスト』がいて、彼らが反対票を投じてるんだよ」なんて言う出ました陰謀論!的な発言に「興味深い」系の反応をしていたのが大笑いでした。

その上でこの後に「Twitter Blue加入者だけの投票で決めるべき」とか散々言ったあと、今日になって「ツイッター社の最高経営責任者(CEO)を引き受けるほど愚かな人物を見つけたらすぐに辞任する」などと発言。

まあ、ソフトウェア部門に集中したいというような発言もありましたので、どこの部門に居たところでTwitterのownerとして最大限の発言力を振るうでしょうから、まあ影響力という意味では変わらないのかもしれません。

それにしても、やっぱ言論の自由の守護者として頑張りたいような発言をしながらも、やることがいろいろ謎すぎて凡人の理解を超えた世界に住んでいる人であることが良く解ります。それにしても、トランプのアカウントを復活させてトランプに無視されたりとか何だかよくわからない事をいろいろして下さいます。

大量の職員を解雇しすぎてtwitterの中でいろいろ壊れたり、問題あるhate crime関係のアカウントが再度大復活したりとかやらかしていますが、一体一年後はどれほどの落ち着きを見せているんでしょうか、興味深いです。

まあ、イーロンくんにおかれましてはぶっ壊れることなく、高機能アスペの代表としていろいろと頑張ってもらいましょう。


2022年12月19日月曜日

どんな巨大組織でも潰れる

昭和、平成、令和と多くの巨大企業が消えてきました。

勿論多くの巨大企業も誕生してきているわけですが、東証一部でその勇名を轟かせていた企業も今ではその姿をwikipediaの記述やYoutube等でしか見られなくなってしまったものも沢山あります。

ちょっと思い出すだけでも、私の世代にとっては北海道拓殖銀行、山一證券、山水電気、レナウンなどありますし、吸収されて子会社になって表舞台から消えた三洋電機等も多々あります。そういった会社は数多くの人から倒産しちゃった?という風に思われている会社も。まあ、実際のところ昭和から平成にかけて権勢を振るっていた会社の中で今では青息吐息のところなんてザラにありますし。

東芝なんかもタコが自分の脚を切りながらなんとか生き延びようともがいているレベルですが、「来週のサザエさんは~」というナレーションから消えていった東芝のスポンサーシップは実は東芝解体の晩鐘の一発目だったのかもしれません。(実際はwesting houseの買収案件からボロボロだったような気もしますが。)

今は「一見すると」絶好調に見える会社が10年後、20年後に生き延びていると誰が言えるのでしょうか?私はTOYOTAでさえも実際には人材選択を誤ればその巨体が傾きかねないとも思っています。自動車産業なんて言うのはこれからの進路を少しでも間違えれば地雷だらけの世界の最たるものだと思えます。そこで今のモリゾー社長が息子さんをwoven cityの経営経由で継がせようとしているという世間のお話があちこちから聴こえてくるのですが、HONDAの宗一郎さんはその点偉かった!絶対に私的な血を公器たる会社には入れなかった。

しかし、そのHONDAのでさえ、以前居た伊東孝紳さんという人の創造性とは縁のない「経営」に注力した人の手が入った部分の負の遺産で今も苦しんでいるのは恐らく内側にいる人なら多くの人が実感しているのではないでしょうか。

「世襲」は特に多くの危険な因子を孕んだものだと思います。一族の運命を初代、中興と継いでいくのは一族の資産を守るのには良いことなのでしょうが、その中でその規模が大きくなった会社を運営する能力が不足するものがその会社を継いだら?という例は歴史上枚挙に暇がありません。それは別に会社と言う形態に限らずともですが。

かくも困難な後継者選び。おべっかで擦り寄ってくる太鼓持ちを駆除し、能力の足り無い血族を断腸であろうとなかろうと冷静に振り落とし、自分の思考力が正常なうちに次代に譲る。これからも無数の組織がその成功と失敗を経験し、その選択に付き従ってくる多くの社員達の悲喜交交を生み出すのでしょう。

カイシャというものに入るのではなく、これをやりたい!と言うことをやり続けることこそが後悔の最も少ない人生ではないでしょうか。


2022年12月18日日曜日

日本と電気自動車の限界

同じマンションに住んでいるある方が車庫に私が車を停めた時に同じように帰ってきて別の場所に見慣れないけれど知っている大型車を停めました。

メルセデスの最新電動車EQSでした。乗っている別のメルセデスの車検用の代車ということで2日ほど乗っているとのことでしたが、その方の批判は超辛口。ちょっと書けない感じでけなされておりました。

実車は大変ドでかいものでした。実サイズは「5225×1925×1520mm」で、普通の立体駐車場では入庫無理目です。航続距離は「カタログ上は」700キロあるそうですが、実際はそうもいきますまい。定価のタグは1578万で、実際に購入してちょこちょことモノをくっつけていくと2000万弱の車となるとのことでした。

この方の話では「確かに速いんだけど、内装に2000万円感がゼロ。ちゃちな内装です。どうです乗ってみませんか?」と言われたのですが、走らせて万一の事があったらいけないので車の内装と座り心地だけ体験させてもらいました。

座り心地はまあ普通でしたが、フロント・パネルのところは端から端まで全部スクリーン(56inch)という感じで、如何にも電気自動車。しかし、何だか高級感は感じなかったんですよね。私の根っからの貧乏人育ちの感覚がその高級感を寄せ付けなかった可能性が大ですが!w

気になる充電の能力ですが、以下のような感じ。ただし急速充電では…です。

50kW:10%→80%まで110分。30分間での充電量(10%から開始)は29%
90kW:10%→80%まで55分。30分間での充電量(10%から開始)は47%
150kW:10%→80%まで48分。30分間での充電量(10%から開始)は59%

問題は普通充電ではということなんですが、車内を見せてくれた方がメルセデスに聞いた話だと「非」急速充電だと十数時間かかるということで、まあこんな高級車を買うような人達は確実に急速充電システムを家にも設置してこの車を使うでしょうから問題ないんでしょうね。ただし、高速道路やモールの充電設備も最近は車の渋滞が出始めてますよね。

電子的な運転支援装備はまさにてんこ盛り状態で、今現在の技術で考えられる事で実現可能なものはセンサー満載で全部詰め込んでみました!と言う感じです。

と、ここまで書いて実際の所一番の問題なのは充電にまつわる諸々の隠れた問題。この大容量バッテリーは10%ものコバルトを使っているということ!これは高くなるのもうなずけます。更にこのような急速充電設備が日本中にセットアップされると何が起こるか?ということですが、これに関する議論の結論は発電所の大増設となります。火力というCO2を大量に出さないシステムだと当然のごとく原子力しか「現在の人類のテクノロジーでは」選択肢はありません。

となると、電気自動車が原子自動車と呼ばれるのも頷ける話になってしまう訳です。

何れにしても、電気自動車とガソリン自動車が並行して作られない限り近未来にっ電気だけにするなんてことはいろいろなところで歪みが出るのは誰にとっても丸わかりですな。


2022年12月17日土曜日

試合と審判

ワールドカップ・サッカーもいよいよ3位決定戦まで終了。

モロッコとクロアチアという我々チーム日本の手が届きそうな、しかしなかなか届かない所にいる相手が三位を争う形で結局クロアチアが2-1で勝利しましたが、この試合も「ちゃうやろ!」と言いたくなるようなレフェリングが見られ、しかもそれが試合を決めた感がありました。

この試合に限らず審判が試合の中で目立ちすぎる試合っていうのは基本的にレフェリングに問題がある試合ばかり。いつもの悪名高き「中東の笛」というような形では出てきませんでしたが、各大陸から出てきているはずの国際審判員の中には明らかに下手やなと思える疑惑のクオリティを見せた審判が何人か居ましたよね。

特に大問題なのはPKと思われた場面でYES/NOの判断を間違えたり、ガン無視したりと言うのが大きすぎた試合が幾つもありました。FIFAはもっとレベルの高い審判員を「各大陸から」集められるようにしておかないと南米の審判員なんかには?と言う人もいたような…。今日の三位決定戦では「アブドゥルラフマン・アル・ジャシム」と言う人は調べてみるとカタールでは最優秀の審判員とのことでしたが、モロッコのようなアフリカ勢の試合では地政学的に微妙な国の審判は出さないほうが良いよなと改めて思った次第です。

バスケやバレー、ラグビーその他のスポーツでもこれほどまでに審判の質が問われ、問題の中心になる競技はないのではないでしょうかね。野球はファンの熱さで時に揉めはしますが、サッカーの審判ほどはケチョンケチョンには言われないような?

そもそも、フィールド上でシミュレーションでアピールする派手さ、嘘くささがもっとも派手なのがサッカーだからというのもその有るような気がしますね。それで上手くいけば逆に相手が激怒するし、シミュレーションでない本当の被害でPKやレッドカードを取らればければそれでも激怒されるし。審判が目立たなければ試合がまずは滞りなく運ばれたわけなんですが、それはそれで影のようなものだし…サッカーの審判は余り報われないスポーツですね。

というか、審判ていうのはどんなスポーツでも目立たないのがベストなんでしょうか?難しいもんです。100年経たずにAIを搭載したアンドロイド審判がフィールド上を走り回っているような気もしますが。


2022年12月16日金曜日

極小規模忘年会

病院の若手二人と忘年会をしました。(看護職ではない若手達)

勿論、私が手出しで飲み食いと言うのは当然なのですが、彼等の悩みを聞いてあげてそれを吸い上げて来年に向けて気持ちを整理してあげるというステップでもあります。

藤が丘のあるお店に集まりビールで乾杯したあとにいろいろと美味しいものを食べながら病院内の今年の種々の出来事に関して「令和4年談義」に花が咲きました。私が知らない色々な院内の噂話や事実として彼等が知っている裏の取れている話などを聞いていると、トップの人間の質が病院の質を作り上げるんだなっていうのがよく分かる話ばかりでした。

出来る人の仕事、出来ない人の仕事。今年一年のそういう人達の仕事の仕上がり具合を見ていると、それぞれの人間が持つ「器」や「適性」というものが丸わかりで、勉強しない人、学ばない人はどんなポジションであろうと成長しないんだな~って改めて思いました。どんな歳になっても勉強しない人は進歩しないどころかズルズルとその場所から落ちていくんですよね。医師という職業なんかもそういう仕事の中でも典型的な仕事の一つですけどね。

河岸を変えて今度は焼き鳥屋でまた飲み食い。一軒目では魚や酒をいろいろと愉しみましたが、ここでは長々と焼き鳥とチューハイで粘り続けました。一軒目以上にリラックスした雰囲気でカウンター越しに話しかけてくる店長や娘と同じくらいの歳のバイトの女の子達と、これまたいろいろな話が盛り上がりました。

かなり飲み食いしたあと店長に見送られて路上に出たのですが、本当に体の芯から凍えるような寒い夜でした。二人の若手と別れて凍てつく空気の中を家まで歩いて帰る途中、ホームレスの人々が暖をとれる場所に避難できていればいいなと思った夜でした。


2022年12月15日木曜日

日本で看護師になる外国人の問題

文化や言葉の壁は高いものです。

私の勤める病院でもはじめは看護補助の人達から、そして今では外国からやってきて日本の看護師国家試験を見事にパスして看護師として仕事をしている人達がズンズン増えています。

これは大変主観的な見方なのですが、ヘルパーとして来日しているフィリピンやブラジルの人達は基本的に試験を受けようとしないし、ほぼ勉強しようともしません。しかし中国から来ている若い人達は全く違います。男性も女性も物凄くよく勉強してアッという間に国家試験を通過していく人達がたくさんいて驚きます。賢い子も間違いなく多い。

昨年も数人、今年も数人と言う感じで後ろにもまだまだ控えとして来年受験する若い子達がいます。ノートを見せてもらう機会がありましたが、日本語と中国語で大量に書き込みを行って勉強をし、模擬試験を淡々と受けているのを見ると「通らない訳がない」と思ってしまうレベルの勉強量です。

以前から外国人とはいってもそもそも日本で生まれて国籍だけは在日韓国人とか言う看護師さん達はいくらでもいましたが、最近は恐ろしいスピードで中国人の人達が国試に受かっているのを見るとそのうち10%くらいは普通に中国の子達が病院内の正看になるのではないかと想像してしまうのです。もしこのままのペースが続けば若手を中心にそういった日が来るのは恐らく「確実」かと思われます。

数は力です。そのうち次から次へと友だちを呼んで一大勢力になるのかも?日本国内で結婚したりするような子供達も出てくることでしょう。

さて、では現場ではどうかというのが次の問題なのですが、やはり言葉の壁は厚い!我々日本人がアメリカで何の問題もなく日常生活を送るというのとは違うレベルの問題が「医療現場」では発生します。

一つは純粋に患者さん達の方言や老人の発語が聞き取れない、理解できないというもの。もう一つは日本語が苦手で「テストの成績は良いのだけれど」臨床の現場では専門職同士の会話が通じないレベルの人が少なからずいるということ。後者の問題は、勉強する意欲が強い人であれば一年もしないうちになんとかかんとか形はついてくるのですが、前者の老いた患者さんやおかしな事を言う患者さん達の言う事まで理解しようとすると実務上かなりのネイティブとしての日本語力が必要なのです。

この壁を超えるのは少なくとも数年はかかる事が普通ですから、その間は周りの日本人スタッフがサポートをしてあげる事になるのですが、これが想像以上に大変。これが毎年毎年続くのですから、スタッフの中には文句を言い始める人も当然います。しかしそれもおそらくは時間が解決してくれることでしょう。

しかし、これからの日本の少子高齢化社会のことを考えると少なくとも外国人労働力の医療現場への流入はこれから数十年は続くものと思われます。(他のエリアではとっくに外国人が一大勢力ですが!)良いか悪いかではなくて必然。努力を惜しまない賢い人間なら資格試験には通ります。文句を言っても始まりません。

もしかしたら将来、私のお尻を拭いてくれるのも彼等、彼女等になるのかもしれないですよね。


2022年12月14日水曜日

老々介護の行き着く先は

年金目当てにミイラ化した両親や夫の死を役所に届けずに部屋の一室でそのまま放置しているというような事件が日本で多発しています。

生きていく上で困り果てた挙げ句という訳でもなく、書類上は「生きている事」にすれば何時まででも年金を受け取れるのですから悪質そのものです。しかしながら犯罪レベルとしては猿知恵クラス。いつかは露見してアウトとなる日が来るわけですが、例えば己が死んでしまえば類縁が誰もいないような人間にしてみれば、アウトとなるまでに死んでしまえば良いわけですから確信犯にしてみればやるだけとことんやってしまえという「無敵状態」になってしまうのでしょう。

他にも実際に90台の親御さんをあちこちの病院に入院させては「何が何でも生かしておいてください」とお願いする子供さんもおりますが、無理なものは無理。そんな人に心臓マッサージをして肋骨を全部折って人間の尊厳を踏みにじるような事は出来ません。

先日もバイト先の訪問診療で90代半ばのお婆さんの面倒を看ておられる軽度知的障害のある60台の男性の御家庭があり、ベッドからの転倒による大腿骨頭の骨折発生後、転がり落ちるように家庭での介護困難となった例がありましたが、同じようなことは日本中で毎日起きています。

しかし、親が90台、子が60代なんて言うのは介護の世界では普通に起きていて、老々も極まる状況があちこちで日常になっているのです。結局は悲惨な状況に陥る前にケースワーカーや他の医療従事者達が手を差し伸べて入院から施設への移送という形が一般的ですが、実はこの時点で「拒否」される方もいるのです。理由は解らないんですが、実際にこういう事はあって、家庭の中は客観的に見て「崩壊」しているとしか思えない状況で親の死までドロドロに突っ走っていくのです。

それでも訪問看護師さんの訪問や介入を許してくれれば良いのですが、そうでなければダメージは更に拡がります。

助けようとする手を払い除ける老いた親子に無力感を感じはするのですが、何も言わず荒んだ部屋で覚悟を決めて突っ込んでいく様はその汚れ具合とは反対に何だか一種「特攻隊」のような強烈な印象を受けるのでした。

こういう状況で老いた子供のほうが倒れないという保証はどこにもありません。連絡のない状態の発生、例えば先に循環器疾患のある息子が倒れて、寝たきりのお婆ちゃんがそのまま衰弱死というようなことがないわけではないのです。二人を載せた列車が「おだやかな死」という駅まで正しく突入していく短い時間が凸凹でないことを祈るばかりです。


2022年12月13日火曜日

夢の時代が少しずつ近づいている

第二次世界大戦後に始まった「理論上」の、そして長い間「夢」として語られてはきたものの21世紀に入ってもまだまだ50年は実現化しないでしょう!と言われた技術に関してここ数年間で世界各国で次々に大きなブレークスルーが続いているように思います。

それは言うまでもなく核融合発電の世界。磁場閉じ込めのトカマク、ヘリカル、そして慣性閉じ込めのレーザー等3つの主要な方式がそれぞれ大金をつぎ込みながら覇を競い合っているようです。

我々外野のド素人たる烏合の衆には易しくかみ砕かれたわかりやすい解説のみが継続的に漏れてきます。残念ながらそういう楽観的な予想でさえまだまだ解決しなければならない大問題だけでも大量にあるとは言ってますが、それでも各種方式の各分野でそれぞれに進歩がニュースとして流れて来るのが毎度ワクワクさせられます。最近は民間からも大量の資金が流れ込んできていてそれに加速がついているような感じ。

文科省の説明によると核融合発電の為の乗り越えていくべき3つの段階があるようでして、以下のように説明されています。

核融合エネルギーの実現に向けては、研究開発の段階を大きく三段階に分けて、それぞれの目標に向けた研究開発を実施しています。 
第一段階は科学的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、核融合プラズマ生成に必要な加熱エネルギーより、そのプラズマで実際に核融合反応(DT反応)が起きたときに出るエネルギーが大きくなる状態(「臨界プラズマ条件」という。)の達成が課題です。 

第二段階は科学的・技術的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、核融合プラズマが加熱を止めても核融合エネルギーにより持続する状態(「自己点火条件」という。)の達成と核融合プラズマの長時間維持に道筋を付けることをはじめ、核融合実験炉の建設を通した炉工学技術の発展、エネルギー源である核融合中性子に耐えうる材料の開発、核融合エネルギーから熱を取り出す技術等、多くの達成すべき課題があります。現在取り組んでいる段階がこの段階です。 

第三段階は技術的実証・経済的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、実際に発電を行うとともに、その経済性の向上を目指して必要な課題に取り組みます。そのために、核融合原型炉DEMOの建設、運転等を行うことが検討されています。 これらの段階を経て、実用段階である商用炉を目指しています。

アメリカのニュースでは遂にこの第一段階がレーザー核融合方式で達成されたようで、以前から第1段階で臨界プラズマ条件は達成していたトカマク方式に並んで遂に2つ目の方式で次の段階に突入したようです。

投入したエネルギーよりも大きなエネルギーを産むということで、ニュースでは「ローレンス・リバモア国立研究所は5日未明、凍った水素を入れた小型の筒に192台の巨大レーザーを照射し、筒の内側で起こる核融合爆発によって水素をヘリウムにする実験に成功しました。 投入した元のエネルギー量の1.54倍となる、3.15メガジュールのエネルギーを生成しました。」とのこと。

投入したエネルギーより出てきたエネルギーが大きいという単純な事実が世界を駆け巡ったのは当然です。あとはこれを安定的に、しかも大きなサイズで出し続けることが大事な訳ですがまだまだこれから競争が続くことで、金と人材(知性)が集まり続ければ世界が我も我もと次の成果を出してくることでしょう。その2つが集まってくるところには必ず何らかのブレーク・スルーが発生しますので、恐らくこれからの10年はびっくりするようなことが起きるんじゃないかと期待してます。

私が死んだ直後くらいには商用炉として永続的に輝く地上の太陽が発生し、子孫達がエネルギー問題や二酸化炭素の問題をもとにした地球温暖化の世界から遠ざかる日が来ることを心の底から願うのでした。


2022年12月12日月曜日

深夜食堂・新シリーズ

「ずっと前から大好きでした」とか言うと、なんか別の事を考えてしまいますが。

Netflixで新シリーズの深夜食堂が始まっていることに気づきました。実際の所、深夜に美味いものをチョコっとマスターが作って、それを囲みの客達が食べながら進んでいく人情噺にいつも画面に見入ってしまいます。

こんな店があるといいな、こんな店の常連になりたいなと思わせるような大人のドラマで、小林薫の演技に何時も惚れ惚れしてしまいます。

そういえば、主題歌「おもひで」を歌われていた鈴木常吉さんが2年前にお亡くなりになっていたことをふと思い出しました。今でも、何度聞いても沁み沁みと心の中を潤してくれます。普通はドラマを連続で観る時には毎話の冒頭に繰り返される主題歌をスキップするのが普通なんですが、このドラマに限ってはそれをするボタンを指が押すのを躊躇わせます。

今回Netflixで見ることが出来た追加分の話も沢山ありましたが、やっぱりいい話ばかりでした。私はいつも思うんですが、深夜食堂を視て話の内容に共感できる人間とだけ酒を飲みたいなと思うのです。逆に言うと、この話を見て心が動かされない人達っていうのはなんとなく自分にとっては「反りの合わない人」なんだろうなと思ってしまうのでした。

話の流れや食べ物が彩りを添えている様子は池波正太郎の時代劇やその周辺ストーリーにそっくりだと感じます。

早く次のシリーズ出ないかな?と考えているのは私だけでなく日本中に沢山いると確信していますが、映画化されたものも含めてNetflixは全ての深夜食堂を確実に何時でも視聴できるような状態にしておいて欲しいなと思うのでした。


2022年12月11日日曜日

次女のアトリエ使用で気になること

次女が頻繁に借りた部屋(=アトリエ)に行って作品をいろいろと仕上げています。

この前「超こっそり」と合鍵で部屋に入っていった所、彼女がちょうど作業を終えて部屋から出るところだったようで、私がこっそりと古式床しい「FUKI」の鍵をそれこそゆっくりと回して入っていった所「心臓が停まるかと思った!!!」と言って文字通り胸に手を当てて言葉を失っていました。w

どうやら幽霊が入ってきたのではないか?変な人が入ってきたのではないか?と思って、ガチャリとしかしゆっくりと回る鍵の内側のノブを見つめながら半分パニックになりかけていたようです。まあ、入ってきたのは実のオヤジだったわけですが。

ところで、入って直ぐに気づいたことがありました。それは猛烈に臭い油絵のうすめ液?の匂い。調べてみるとペトロールやテレピン等があるんだそうですが、そのクサイ臭いが部屋中に充満しているのでした。あんまりこういう事は言わないのですが娘に思わず言ってしまったのは「絶対体に悪いから換気扇つけるか窓を開けといてくれ」と。

あんな空気の中で長時間作業を続けるのが体に良い訳無いよな~と心のなかでボヤきながら、あまり強くは言えないのでした。

何でなんでしょうね?メチャクチャ心配だから物凄く言いたいのですが、何か言えないこの感覚…娘のオヤジって言うのはこんなもんなんでしょうか。長女にはスカッと言えるし、どちらかというと理屈で話し合えるのですが、次女とはどうも。

お父さんとしては取り敢えずは次女が元気で淡々と仕事を続けてくれればそれで良いんですけれどもね。

それにしても娘のアトリエに入って驚いたのは大きな作品がドカンと二枚同時進行していたことでした。その作画を見て「おお、頑張っとる!やるじゃん!」と感じたのは100%親ばかの為せる技なんでしょうが。


2022年12月10日土曜日

ふるさと納税追い込みの季節

そろそろ年末になってきました。

岸田政権になってから起きた事と言えば閣僚のスキャンダルと増税の話ばかり。何だかこの国の今の停滞と混乱の状況が政治にもっとも端的に表現型として出てきているように思えます。経済も落ち込んでいるのはこれまた制度の疲弊とそれを変えようとせずに前例に倣い続けるバカボン経営者の為せる技。それも仕方ないと言えばそれまでですが、国やシステムの衰弱というのは色々な流れから起きてくる人間の質の衰弱からやってくるのが良く解ります。

さて、そんな事とは全く別に税金と言えば毎年のふるさと納税の返礼品選びの季節になりました。毎月のようにトイレットペーパーを注文して、ちょこっとだけキャンプ用品を注文したりする以外には三ヶ月に一回くらい送られてくる綾鷹の24パックケースが届くくらいです。

現時点で残りの分のふるさと納税を頭の中で概算してみるとまだ納税の天井に届くまでに幾らかそれなりのものをオーダーできる額が残っています。という訳で今回は日本に帰ってきている次女のベッドとマットレスを揃えてあげることを考えました。

いろいろと探してみると島根県の邑南町(おおなんちょうと読むのだそうですが、むらなみちょうと誤読してしまいました。)という所が何とも快適そうでシンプルな檜のすのこベッドを作っているようですので先ずベッドフレームをここで頼み、次にマットレスをirisオオヤマのある宮城県大河原町と言うかたちで組みわせて発注をかけることにしました。

本当は名古屋自体からバーミキュラを筆頭に様々な美味いものその他の品々が出ているのですが、その自治体自体に住んでいる我々はこれらを手に入れることは出来ません。

政府が考えた政策としては「庶民にとっては」出色の成功作であるふるさと納税も菅義偉さんが総理になる前に導入して野田ブー子が改悪してくれましたけれども、政府の人間にしてみれば官庁の言いなりになるだけですから、オバチャン的には仕方なかったのかな?等と言ってみたりします。

さてさて、今年も残りの額は出身地の自治体のために宮崎や長崎などからのちょっとした食べ物類で満たすことにしますか。


2022年12月9日金曜日

いまどき何を言ってるんだ?

何を言っとる?と言うレベルの話ですが、性犯罪を犯した教員の性犯罪歴を取得することが可能になる法律の検討に入ったとのこと

ニュースによれば「政府は、学校や保育所で働く人が過去に性犯罪やわいせつ行為をしていないと確認する仕組みを法制化する検討に入った。早ければ2024年の通常国会に法案を提出する。教員や保育士になろうとする人に対して、問題となる履歴がないことを示す証明書の提出を求めることなどが想定される。わいせつ行為から子どもを守る制度の実効性を担保するには、法制化が必要と判断した。

等と寝ぼけたことが書かれていますが、今更かよ?というのが正直な感想。一旦この手の犯罪を犯した輩はかなりの確率でまたやらかすのです。性犯罪の再犯率は性犯罪と言う行為に限って言えば約1割らしいのですが、その他の犯罪も併せてカウントすると、性犯罪者の「犯罪」の再犯率はぐっと上がります。

そんな人間の教員再就職の拒否が人権問題と絡めて議論されていますが、そもそもこの手の人間のビョーキは治りません!と言うのが私の個人的な認識。アメリカに居た頃はそういった人間、特に性犯罪に関わった人間をがっちり名前と住所と顔と犯歴が出ています。マップもキッチリ見ることが出来て、自分の子供達が小さかった頃は自分の家の周りにそんな人間が居ないことを確認したものです。

子供に性的な行為を云々等という悍(おぞ)ましい連中が子供を教えると言うのは例えてみれば「羊飼い役が狼」という有り得ない世界。徹底的に排除して子供の傍に近づけさせないことが肝要だと思います。万一、こういった教師が雇用されて万一犯罪行為を犯したら、雇用に関与した教育委員会の人間全員連帯で馘首にするのと同時に民事損害賠償の金銭負担を糖分で払わせるというのはどうでしょうか?教育委員会も雇用に慎重にならざるをえないですよね!

この手の方々は子供達とは縁のない世界でしっかりと頑張っていただきましょう。人権人権と言うのなら先ずは子供達の人権、そしてその親御さん達の人権。最後に犯罪者の人権です。

おまけですが、今日ニュースをみていてグルーミング罪というのが有るのを初めて知りました。


2022年12月8日木曜日

眼の手術を受けた!

駐車場のパレットの中でも地下から迫(せ)り出してくる台(パレット)には何故か理由は解らないんですがコの字型の金属の仕切りが付いています。

考え事をしていた時に、自分の車に近づこうとしたところ何時もは地下に停めてある隣の車のパレットのそのメタルの金具に「ガツーン」と衝突。ちょうど私のおでこの辺りにその細いフレームが当たる位置にあって、それが見事にヒット。火花が出ました。

実はその一週間ほど前にもおでこではないものの、頭頂部付近を同じバーでヒットし暫くの間ふらついた覚えがあります。いわゆるconcussionという奴で、下手すると脳内でなにかあったのかと思えるほどでしたが脳内に血腫などが有って頭蓋内圧の上昇が有れば乳頭浮腫と言う状況で目の内部の観察でそういう病状を指摘することが出来ます。

というわけで、CTなどを行う前に眼の健康診断も兼ねてということで、私の勤める病院の眼科の先生に私の眼の診察をしていただいたところ…「右の網膜に裂孔がありますね~」との御宣託。「そんなに新しいものではないと思いますけど?」との事でした。

おいおい聞いてないよ!とは思いましたが、視覚異常などは特にあるわけでも無かったのでかれいもくわわったのかなあ?くらいに考えながら更なる精密検査をするために近くの評判の良い眼科医院に診療情報提供書を書いて頂きました。

真新しいその病院に行って問診票を埋めた後、眼圧や視力などの種々の検査をした後に散瞳のために点眼され、30分弱待った後に更に追加の検査で網膜などの状況を調べられました。

その後暫く他の患者さん達が終了するのを待って私の番。この時点で既に5時半過ぎだったのですが、先生もきちんと診察してくださいます。かなりいろいろな説明を受けた後「今の時点で絶対的な適応では無いけれど、これからの加齢とか今後の剥離の可能性を考えるとやっても良いかなって言うくらいです」とのことで、いわゆるレーザー照射を行うにしてもグレーゾーンっぽい回答でしたが、いろいろ話をした挙げ句、先生が「じゃあこの後やりましょうか?」と言う話になったので、素直に従うことにしました。

内心「オペって何時するのかな?また日付決めて出てくるんやろな」くらいに思っていましたので、正直「エッ?」と言う感じだったのですが、「5分くらいですかね。長くても10分です。」と言われたので、逆に驚いた次第でした。やはり他の科の事は何も知りません。特に眼科と産婦人科は私にとっては謎多き世界です。

さて、レーザーの照射によってその薄くなっている可能性のある部位の周囲をリング状に撃つわけですが、眼球にキシロカイン軟膏のようなものを塗られたあと、眼になにか筒状のレンズのようなものを圧着されました。そのうえでレーザーのマシンを私の目に向けてジーッと観察した後ときおりおもむろにビシッ、ビシッと黄緑色に強烈に光るレーザーを当ててきました。一回の照射はそれぞれ瞬間的なのですが、3-4回ずつビームを撃っては暫く観察して他の部位に移る感じで、殆んど痛くは無いんですけど、時折先生の言われていたように弱い痛み?と言うかみかんの皮の汁を眼にかけられた時のような感じで思わず眼を瞑りそうになることがありました。

とは言え、施術自体は本当に短時間であっと言う間。横に立っている看護師さんや先生とジョークを言い合う程度の余裕はありました。

「どちらかというと控えめにしてあります。2,3週間程度でもう一回診させていただいてフォローアップさせてください。」とのことでしたので、本年の診察最終日がちょうど3週間後くらいでしたので、その日に予約して終了となりました。オペ自体は十数万とのことでしたが、保険診察ですので請求額は31,000程度でした。

これで私は他の患者さん達に開心術と網膜のレーザー手術の2つの体験談なら語る資格ができました!w


2022年12月7日水曜日

統一教会二世救済法案

いわゆるカルト信者の子供として生まれ育ったいわゆる統一教会二世達の救済法案が論議されています。

安倍元総理の死の遠因となっているこの統一教会の二世問題は私自身は正直「???」と言う印象です。今回の件は大きな事件として目立った上に、死をもたらした相手が元国家元首ですから、そのインパクトは巨大。

とは言うものの、私はコレが統一教会だけの問題に歪小化されることを危惧します。それもこれも、今の世界(日本に限らず)では宗教がらみの問題がありとあらゆる形で右からも左からも多くの人を苦しめている事が余りにも酷すぎて。

実際のところ、宗教の定める人間が作り上げた神様の名のもとに一体どれだけの人間が憎しみ合い、殺し合い、騙しあってきたことか。雨後の筍のように生えてくる全てのカルト達は規模の大小の差さえあれ、それぞれの信奉する神様こそが正義という唯のエゴとエゴのぶつかり合う狂信の世界です。そしてそのエゴの正当性に対しては内部からの検証は全く行われないという事実があるからこその何でもありの世界。

現人神を名乗る多くの糞教祖達に対して金やモノを献ずることが来世での幸せが待っていると言う毎度毎度のクソ約束。誰も死後の世界のことなんぞ責任取らんで良いのですから、まさに嘘も方便の極地です。検証しようがないのですから言いたい放題ですよね。(恐らくその教祖様達こそが来世で己の定義した地獄に行くのでしょうが。w)

量の過多はあるものの、カルトに限らず少なくとも全ての宗教で「金やモノ」を掻き集めているのは事実ですから、税務調査をギッチリやって兆単位の税金を回収すれば良いだけのこと。大本の教祖の脱税をガッチガチに追求してムショにぶち込めば信教の自由などの制限等とは全く別の次元でクソ・カルトを潰していくことが出来ることでしょう。

我が宗教はカルトではないと言うのであれば、税務調査を受ければよいのです。そして、宗教だからといって税金のグレーゾーンや優遇を一切無くせば良いのです。

そもそも宗教にカネがかかるというのが根本的に可笑しんじゃないでしょうか。精神の安定を求めるのに大金を集めなければならないというのなら既にその瞬間にその団体は宗教団体の定義を外れる気がするんですが?立派な教会がなければ権威もないし人も集まらないというのならその程度の教義と中身しか無いということ。

簡単に言えば高級車に乗っている人間が高級な人間だということは「まったく」無いという誰でも理解している現世の事実と同じ。心の平和に必要な金は家を売ったり借金したりする様な額では「絶対に」無いのです。


2022年12月6日火曜日

胸張って帰ってきてよ!

寝ました。

12時というその瞬間には起きていましたが、強引に寝ました。理由はシンプルに己のジンクスに従ったまででです。「俺が国の代表のスポーツをテレビ観戦すると勝てない!」という何の根拠もないマイ・ジンクスを通して日本を応援するために寝むる事で応援させて頂きました。寝る瞬間も「今なら余裕で視れるのに~。いや、我慢我慢!」と強引に体をベッドに捩じ込んで寝ました。

そして翌朝起き上がり恐る恐るネットを調べると1対1のあとPKで負けたという衝撃的な展開が記述してありました。何というか…。日本が望んだ新しい景色という意味でのベスト8を今回もみることは叶いませんでした。周りでは、特に一部のサッカー選手や評論家達からは勝っても負けても優勝を目指すメンタリティーの欠如のようなことを遠慮なく言われていましたが、私は個人的には「でかした!」と言いたいです。

評論家の皆様におかれましては現実を見ろと言いたいです。w

日本というサッカーという競技の試合に全く誰も観客が集まらなかったサッカー未開国がサッカーの後進国と言われる程度に変化して、プロリーグが発足し次第に有名もしくは元有名外人選手を札束で呼び寄せてはその技術に驚嘆し、次第にそれをみて高校やクラブ下部組織で育った選手達がWorld Cupに出場し、それをみて更に「俺が行く」と育ってきたその一廻りも二廻りも若い選手達が登場してここまで来ているのが今の日本。

トップの若手達は当たり前のようにヨーロッパの一流チームや中堅チームで現地の言葉を使って試合に出場し、現地のファンに褒められ謗られることが当たり前のようになってきたのは実に素晴らしい事。ただ、このレベルの人達が「もうひと塊」出来た頃、そしてその中から誰をワールドカップに連れて行くべきかを監督が大いに選考で迷うほどにマスが増えるほどの贅沢が味わえるようになった時には日本は自然とベスト8やその次を何時でも狙えるようになっていると思います。

その意味では私は今の日本代表の得た結果はある意味順当だと思うんですけどね。ベスト16になるまでの過程も、結果は同じベスト16ではあっても、倒してきた相手の格と強さ、そして倒し方が4年毎にアップしてきていると思うのですが。

今いる選手達に4年後には「俺はもう代表には入れんな」と思わせるような若手は既に日本の何処かに一杯いるはずで、今回のWCをテレビの前で「次はオレの番」と、しかも心の底から真面目に視ていた若人達が沢山居たと思います。

今回の代表達はその若人達の前にカタールから胸を張って帰ってきて「次は一緒に決勝を目指そう」と彼等に言って欲しいと思うのです。

そういう意味で4年後(カナダ・アメリカ・メキシコ共催)をまた愉しみにしている名古屋のオジサンでした。


2022年12月5日月曜日

今の日本って子供を育てにくい国だなってホントに思う

数年に一回こういった書きたくない事を書かないといけない時があること自体が嫌です。

さっき横で流れているニュースを視ていたら、長野のある小さな公園で子供達がワイワイうるさく声を出すから公園自体を閉鎖しろという国立大学名誉教授の声に応えて役所がその公園を閉鎖したというのがその概要。

そもそもこの公園は公園前の児童館の設立と同時に作られたようなもので、この公園で児童館で待つ子供達が遊んでそれを親が迎えに来るのだそうですが、地図で見てみても公園にはあまり遊具がないタイプで、その土地自体で子供達が集まって自由に遊ぶところみたいなんですが、この公園が無くなると児童館は子供の遊ぶ場所無いですよね?

恐らくこの周りに見えている5軒程度の家のうちの1つがこの偏屈クソジジイの家だと思うんですが、ニュースを視ていると突然公園を閉鎖されるという告知を受けて頭にきている別の年寄りもいて、それももっともだと思いました。地域住民の説明会などに呼ばれる呼ばれないなどということで役所との感情的もつれもあったようなんですが、たった一つだけ思ったのは「こんな年寄にだけはなりたくないな」と言う一言。w

子供は基本的にやかましくて、落ち着きがなくて、まだまだ怒られて育つことが幾らでも必要な大人とは異なる生き物。某国立大学を定年退官したクソジジイ1人の気持ちを宥めるためだけに忖度した役所の担当者も腰の引けたXンXマのちっせえ野郎だなと思いましたよ。ホンマに。

地域住民の要望で造られた公園が1人のクソジジイの文句で潰されるとかいう今の日本。終わってます。日本は本当に死にゆく年寄り達の為に存在する国になってしまったようです。若い夫婦が子供をもたなくなるのも当然ですわ。

このジジイが死んだらまた公園が再開園されることを遠く名古屋から心から祈ってます。

民主主義国家ってこんなでしたっけ?w
共産党なんかがよくやる「市民代表」は実は極少数って事多くないですか?
Loud minority and Silent majority.

2022年12月4日日曜日

怪物取得の申込み

息子を連れて週末にあちこち遊びに行くことが多いこの頃です。

アチラコチラに男同士で行くわけですが、結構息子の喜ぶようなコースを見つけるのは容易ではありません。結局のところ息子にとって楽しいのは車に乗って何処かへ移動すること自体、そして最も楽しいのは恐らく美味しいものを食べることではないかと思っています。移動に使う乗り物の中でこれまた推測ですが、間違いなく飛行機が一番好きだと思っています。

さて、そんな男二人の移動の中で今日は有ることを実行しました。実は昨年からTOYOTAではある予告をしていたのですが、それは特別な車の売り出しの件でした。車の名前はGR Corolla。

カローラと言うなかれ。カローラの名前を被っているだけで、中身は怪物です。塗装もトヨタらしからぬマット・スティールというつや消し塗装で、エンジンもシャシもいろいろと手を加えてあります。ブッシュの部分がピロボールという設定ですから、恐らく街乗りではゴツゴツ。しかし、この車を選ぶ人間にそんな事を気にする輩は恐らく一人もいないでしょう。w

この車は販売店で直接入力するのが唯一の注文方法で、RZというグレードまではやはり抽選販売にしても500台。かつ普通にネットで抽選参加できるのにコレは違います。たったの70台しか作ってくれません。息子と二人で高辻のGR garageに行って申込みを行ったのですが、申し込みを行っている間にも次から次にいろいろな年齢層の人達が申し込みに訪れるような状況…。くじ運などもとより最低の私にはこの夢のような車が当たる訳もありませんので、最初から新春初夢程度の希望、つまり泡沫の夢と言うことです。w

値段は実売税込み715万!もう値段だけ見ていると、レクサスなんですが、この車にドアは四枚ついているのに後部座席は唯のタイヤを置くことの出来る空スペースという恐ろしさ。つまりは二人乗りです。最初から家族や友人が乗ることなど考慮されておらず、速く気持ちよくスムースなドライブ・フィールを愉しむためだけの特別な車なのでした。

もしかしたら今は売っていないレクサスLFのように「作れば作るほど赤字の出る値段」なのかもしれませんが、そこは表に出しては来ないはず。

まあ、何はともあれ当たったら気絶してしまうかもしれません。発表は1月中旬です。


2022年12月3日土曜日

ABEMAを観ての驚き!

FIFA World Cup Soccer 2022を視るのは今のところ全てABEMAになっています。

ビックリしたのは全ての試合を全て無料中継するというその戦略。一体全体いくら金を使っているんだというのが正直な感想なんですが、放送する度に視聴者数の記録を塗り替えているとかいう話で、次回のクロアチア戦に至っては恐らく視聴制限をかけざるを得ないという話まで予め「公式に」予告されている程になっています。

その豪気・豪快な全試合生放送だけでも驚きなんですが、実際に驚くのはここから。試合用のカメラがメジャーな画面のものだけでも4台もあって、それを視るために主カメラ、画面四分割、日本のベンチだけを映すカメラ、相手陣営の中心選手を映すカメラ、フィールド全体を自在に二次元で動き回るカメラなどを揃えての放送はど素人の私にも「なんて豪華な!」と思わせるものですよね。

東京オリンピックでのキャノンの物凄いカメラ・システムにも腰を抜かされましたが、デジタル技術の進展というのはこれほどまでに感動的な視線を人に提供するのかと感慨一入です。

さて、前回の試合の流れで思い出したのですが、実際のスペイン戦での決勝進出の予想が分単位で目まぐるしく変わり続けた記録を自分のためにも残しておく必要があるのかなと思い、医局にあった新聞の小さな、だけど便利な図表を写真に撮っておきました。

要するに試合の間中どの国が決勝トーナメントに進んでもおかしくなかった訳で、ドイツに対してもしコスタリカが後半30分程を抑えきっていたらなんと日本とコスタリカが決勝トーナメントに出ていた可能性まであった瞬間が存在したのですから恐ろしいものです。最後はドイツの底力がコスタリカを粉砕しましたが、それでも可能性は存在したわけです。勝負は水もの、本当にわかりませんね。

同じ事はベスト8に向けてのクロアチア戦でも言える筈。頑張れとしか言いようがありません。

  

2022年12月2日金曜日

イカズチ一閃、続けてもう一閃

ドエライ奴らです。

朝嫁さんが起こしに来て一言「日本勝ったよ」と。思わずエビのようにピーンと跳ねてしまいました。アノ誰もが認めるサッカー強国であり、優勝候補の一角と言われていたスペインを破るというのは一体どういうことなのかと勝った国側の一人である自分自身が聞きたいです。私自身は前回も書いたように「俺がLIVEで観ると日本は負ける」と言うジンクスをきっちり守って強引に寝ました。

実際、前回禁を破ってしまい、このジンクスを守らずについつい楽観気分で覗いてしまったコスタリカ戦は「私のせいで」あんな風に負けたのだ!と厳しく反省し上記のような行動に出たわけです。

試合全体をABEMAで完全に100分間見直しましたが、堂安のマラドーナぶりのワガママ・ストライカー状態には心から称賛しかありません。やっぱりストライカーは才能X努力だなと改めて思わせるに十分な一発でした。さらにその3分後に発生したVAR判定の三笘>田中の幼馴染の連携とその後の二人の抱擁は本当に「青春ドラマかよ!!」と思わせる景色でした。上を目指して磨き合ってきた二人が世界の頂上の戦いで有り得ないような動物的なゴールを生み出すなんてどんなファンシーなドラマの筋書きにも恥ずかしくて出てこないようなunrelなものでしょう。

ところで、いろいろと議論になったあの写真ですがVARの判定はもう間違いなく「かかってます!」という事で終了。議論の意味さえありません。

私にはゴール・ポストとがゼロミリのところにエッジがきちんと有るのかどうかというのも興味あるところなんですが、いろいろな角度の写真を持っているはずのVARがそう下したのですからそうなんでしょう。

それにしても、伊藤や守田の献身的な働きやとてもとても人間とは思えない前田の異常な走り込み。本当にどこにで現れています。前田さんの心臓って3つくらいあるんじゃやないでしょうか?あと、権田のウルトラ・セーブ。どれが欠けてもあの試合は成り立たなかったと思います。後半に入ってのスイッチが入った日本。球はスペインが回していましたが、前半とは全く違って「持たせている感」が強くありましたね。

次はクロアチア。昔から勝負強いイメージしか無いユーゴの流れを汲むセルビアやクロアチアですが、気合い入れた日本ならきっとやってくれるはず。しかし、やはり俺的には試合をLIVEで観るのは憚られます。w


2022年12月1日木曜日

長女の帰国

今日は仕事を半日で切り上げました。

理由は簡単で、長女をセントレアに連れていくためでした。約3週間の「母を励ますための滞在」を終えて帰国するわけです。その大役は見事に果たしてくれたようで、次女と長女で嫁さんとバカ話を続けては始終三人でゲラゲラと笑っていたようです。私は全くの蚊帳の外でしたが、それで良いと思います。

朝食と夕飯も殆んどが長女、もしくは長女と嫁さんとの共同作業によるもので、普段は出て来ない系のスパイスや調味料にメチャクチャこだわる長女らしい作品が毎回テーブル上に所狭しという感じで並べられていました。味の方はまあ全く問題のない美味しいもので、そういった評価に「一切の」忖度が働かない長男がパクパクと食べていたので間接的にも評価は間違いないものと言ってよいでしょう。w

何度思い出しても、高校までは料理どころか家事手伝い自体を全くしなかったと言うか想像することさえ出来なかった長女が、ここまで料理に熱心になるとは親の私でもわかっていませんでした。まあ結局のところそれを説明できるのは「凝り性」の一言なんでしょうね。

さて、飛行場へは家から高速で40分前後。1時前には到着してすぐにチェックイン。名古屋を離れる前に娘が胃袋に入れておきたいと選んだのは飛行場内に有る「矢場とん」でした。私は内心「どれを選ぶんかいの?」と思っていたのですが、その選択に「そう来たか!w」と言う感じ。三人で外で10分ほど待った後に導き入れられてロースやヒレカツなどをそれぞれが愉しみ直ぐに荷物検査場の方へと向かいました。

その移動の最中に娘と嫁さんは既に半べそ状態。最近は九州の田舎の母親よりも頻繁に出会っているあんたら二人が何を泣いとる?と二人に言うと、泣きながら笑っていましたが。

手荷物検査場の前でハグをし、サヨウナラ。奥の奥まで消えていくまで嫁さんと二人で長女を見送りました。これで、ちょっとだけお互いに離れることになります。

というのも、今度は2月に小学校からの幼なじみである大親友のboy friendを連れてくるようで、既にその時用の下呂温泉の宿の予約なども済ませたようでした。若いっていうのは本当に体力任せで羨ましいです。まあ、無事にまた日本に遊びに帰ってきてくださいな。


2022年11月30日水曜日

それはちょっと・・・と娘にやんわり全否定される

時代なのでしょう。我々の頃には全く流行っていなかった古着の購入が娘達には本当に普通になっているようです。

今回の名古屋再来に際しても長女が力を入れていたのは古着のチェック。長女いわく「日本の女の子達は本当にオシャレでアメリカのダサいセンスとは全然違う!」との事。かなり断定的な口調でした。私は「スタイルの悪さをカバーする為に工夫と努力を注ぎ込むからじゃないか?」と移動中の車の車内で話をしたのですが、返事は曖昧なものでした。^^

さて、毎度のことなんですが長女も次女も買取王国や2ndSTREETに入るとAIのスキャニングマシンのようにタ~ッと隅から隅までその店の在庫をチェック。値段の妥当性やデザイン、そして物件のダメージなどをチェックしながら最終的に「コレ」というものをピックアプしては家に戻ってきます。

当然のことですが、恐らく私なら絶対に手にしないようなデザインのものも買ってきてそれを家で着ているのを見ていることがあるのですが、結構ビシッと似合っていて「やっぱり自分のことわかってるんだな」って思います。まあ、そもそもオッサンのセンスが20代の娘達のセンスに関して云々すること自体が根本的な間違いなんですけどね。w

この前も一緒に行った店でドイツ製の軍用ジャケットを私が手にとって「コレどう思う?」と聞いてみたところ、即座に「その手の服は止めようよ!」とドイツの国旗が左腕に付いた軍服に対して否定的発言。いわゆる「あの時代」の「あの政権」を間接的にであっても想起させるものは拒否というわけです。

どっちにしても、これほど古着がリサイクルされて普通に流通し、若い人たちを中心にかっこいいと言う感じで日常で普通に使われる時代というのは逆に健康だなって思います。ファッション・アパレル業界の製品循環はいろいろな物流業界の中でもエコとは対局にある最悪の浪費型業界といわれています。

そんな中でのこういう潮流。オジサンも循環型社会の歯車の一つになろうと努力する次第です。


2022年11月29日火曜日

大凡人の悩み

命が助かるということが息をしていると言うことだけでいいのか?という事を考えさせられるような事態によく遭遇します。

認知症の高齢のお爺ちゃん、お婆ちゃんでもう殆んど日常の行動はできない状況でベッドの上でほぼ一日寝たきりだったりする事が結構多いのですが、その方々が年々歳々認知機能が低下していってADLが更に低下していく中で、更に追い打ちをかけるように心筋梗塞や脳血管疾患の影響で意識レベルが大きく低下してしまった時などは我々は家族の希望に沿って種々の処置を行います。

ところが、御家族に病状を説明する中でこれからの治療方針や心停止・呼吸停止が発生した時にそれから先の救命や延命措置をどうするかという事を話し合うと「やっぱり、苦しまないように静かに見送ってあげたいです。」とか「意識のない中で、苦しむ時間が長くなるような処置は望みません。」等とはっきりと意思表示をされる方々が特にコロナ以降は圧倒的に多数を占めてくるようになってきました。

また、認知機能にほぼ全く問題がないような状況で入院されてきて、長い長い十年以上の入院(精神科では出たり入ったりで30年とか入って居られる方が存在しているのにも驚きますが!)の間にどんどんと認知機能が落ちてきて、いわゆる認知症の状態で自分で明確な意思表示が出来なくなってしまうような人も元気な頃から「一切の延命処置を拒否します。」とはっきり言い切り、それを書面に認(したた)める方も日常的に普通に居られます。

しかし、我々の日常としては家族が認めようと、本人が認めようと、そんな意思表示をされた方々が大きく生理的な状態が落ちてしまった時に最後の瞬間をどう看取るのかというのは毎回我々医療従事者にとっては考えさせられることの多い出来事です。

まさに「言うは易く行うは難し」で、恐らく何の哲学的考察も行わずただ淡々と見送るようなことをするのであれば、そのうち医療行為自体もロボットがすれば良いのでしょうが、そこには我々や御家族という「人の心」が介在しています。

最後には御家族も納得できるような、そして自分の家族、もしくは自分自身であればこういう見送られ方が良いなと思えるようなお別れをして軟着陸を目指します。そういう過程に悩みがないのは聖人君子だけだと割り切って、その都度大きく・小さく悩みながら患者さんの最後のお見送りをしている私でした。


2022年11月28日月曜日

「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」とか言うバカボン

「お前が言うな」と言うフレーズはこういう時に使うのか?という話。

大王製紙の三代目。会社の金をギャンブルで100億以上使い込み、会社にドデカイ損失を与え続けた後、塀の内側に4年間突き落とされていた東大卒のバカボンこと「井川意高」が、World Cupでの日本人サポーターのゴミ拾いを揶揄しておりました。

カタール大会で日本代表チームが更衣室を清掃したことや、日本サポーターがゴミ拾いをしたことをめぐり、以下のような発言。
  • 「こういうの気持ち悪いからやめて欲しい」
  • 「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」
  • 「まあ端的にいってサッカー場のゴミ拾いしたことを褒めてもらって喜ぶくらいしか日本人の自尊心を満たせることがないくらい誇れるもののない貧しい国になったということだ赤ちゃんが泣いたら文句つけるような国民の美徳?笑わせるな」   
  • 「なんども繰り返すが サッカー場のゴミ拾いを褒められて有頂天になる日本人が悲しい。そんなちっぽけな自尊心が満たされてうれしいか?オレには世界からの誉め殺しとしか思えない」
  • 「そもそも海外で評価されてるということを喜ぶ奴隷根性が嫌いだわ」
  • 「基本的に外国人が他国人を褒めるのは本心ではない内心揶揄しながら相手が舞い上がれば得すると思って褒めてるんだよ」
  • 「とにかくオレが嫌いで気持ち悪いのは対象が何であれ無批判に称賛崇拝することバカの証明」
  • 「日本人の劣化が口惜しいんですゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性に大和民族が成り果てたことに憤ってるのです」
私からは特にこの発言に対しては何の意見もありません。金持ちのギャンブル狂の劣化三代目が何かいろんな事をゴチャゴチャに混ぜて酔っ払ったような発言を呟いとるな、と言う感じ。Twitterの馬鹿検知機能は未だ十分に生きています。日本人バンザイみたいな話を掻き集めるマスゴミも嫌いですが、ゴミ拾いの話は別に褒められたりするためにやってるもんじゃないよ?みんなスタジアムでいつもやってることをカタールでもやっただけでしょ。

さて、馬鹿でも金をかければ東大程度には入れるのはこのバカボンを見ればわかりますが、本質的な部分の間違った育てられ方というのは大人になっても可塑性が少ないんだなって思いますね。飛行機で塾に通える財力も、100億ギャンブルにつぎ込む背任力も人を育てるためには使われませんでした。

人の行いに対する判断の結果というのはその人の「本性」を映す鏡ですが、ゲスなものの見方をする人間はそれだけ心のベースが下衆なだけの話。取り立てて珍しいことでもありません。ただ昔と違うのは、それが「悪名」をベースにした有名人であればtweetが拡散してちょっとだけその元・小悪党ぶりが発揮されて暫くは騒がれるだけ。

昔から言う通り「知性は金では買えない」と言うお話でした。学歴だけは買えたようですが。w(<アメリカにも寄付金入学と言うのがありますが、同じです。)


2022年11月27日日曜日

嫁さんだけワープ

私だけ取り残されることになりました。

しばらく前から、嫁さんのiPhoneがバッテリーを取り替えたはずなのに妙に電源が消耗するのが早いとか、もうアップデートが出来なくなったとか言っているのを聞くともなく聞いてはいたのですが、それでもとりたてて「ああ、電話が死んでいる」と言う程の症状ではなかったため、日々だましだまし使ってもらっていました。

ところが、長女がしきりにその事を気にしていて、アメリカにいる段階からiPhoneを変えないといけないんじゃないかと言ってきていました。私自身は「iPhone15が出たら変えれば良い。恐らく間違いなくEUROの規制でlightning cableがUSB-Cに強制的に置き換えられるからそれまで待てば良い」と言い放っていたのですが、それに納得できない長女が昨日夕刻に私と嫁さんを近くのdocomo shopに強制連行。買うつもりは私自身は毛頭無かったのですが、でかい画面のiPhone14Plusを買わされる羽目になりました。約17万円!たけ~!(・・;)

私の持っているのはiPhone8! 今となってはかなりギリギリの化石ですが、十分に作動しますし、メモリ領域が写真で潰れていること以外には特に大きな不満もありません。今のところ来年まで十分に待てると思っています。しかし、これで家族の中では私の電話が最も時代遅れのものになってしまいました。私以外では娘達がXや13ですから、数年遅れていることになります。

やっぱり一番の違いはカメラやビデオです。新しいiPhoneはやっぱり画像に奥行きがあって、それだけでも写真がかっこよく見えますからね~。それだけでも家族にとっては良いことなのかもしれません。

iPhone6からいきなりでかい画面のiPhone14にジャンプした嫁さん。使用感や性能差はほぼワープ感覚ですよね。セットアップでは長女と次女にボタンレスの新しい電話の使い方を学びながら、一方的に講釈を受けていたようですが、最初から長女にほぼ任せっきりで旧環境の再構築を依頼していたようでした。orz

私は…私は、まだまだ一年は我慢できます!と自分に言い聞かせております。w


2022年11月26日土曜日

長女の帰国も近づいてきました

長女帰国前の最後の終末でした。

取り敢えず、こまごまとしたリクエストもなかったのですが、長女としては取り敢えずはここ数年成長著しいワークマン・プラスで、自分に合うような何らかのウェアが置いていないかどうかということを調べてみたいということで、朝も早くから牧野ヶ池緑地脇のワークマンに家族で行ってまいりました。

店の中に入っていくとあとは嫁さんと娘が勝手にずっと次々に商品に手を取って見ている感じで、そのうち次々に服やシューズ、バッグなどを手にとって試着を繰り返していました。結局のところ一時間以上3人で店の中でウロウロしている感じでしたが、最後に手に取っていたのはメチャクチャに派手な紅葉カラーの上下の防寒ウェアでした。それに\980の激安カバンや他のシューズを一足買って満足していたようでした。

その後は長女が家の飾りつけをしたいということで、帰りがけに長久手のビバホームでいろいろな材料を仕入れていたようですが、私には預かり知らぬこと。お任せモードです。その後は藤一番に移動してラーメンを食べ始めたのですが、ここで大事な本日のイベントに移動を決定。

それは名古屋市政開始150周年を記念した自衛隊による空中でのスモークでのお絵描き!小牧基地を出発してモリコロパークや港の方でスモークを描いた後名古屋城では三種類の絵を描いてくれるとの予定を聞いています。駐車場の払底や車の渋滞を想定して最初から東山線>名城線へと移動していったのが大正解。猛烈にたくさんの人が集まってきて名城線がギュウギュウという初めての経験をしましたが、飛行空域に入ってくる10分前に到着という幸せ。
こんなに沢山の人々が集まっていました
いきなり轟音とともにまずは直線スモークで登場
そして、6つの花びらを大空に開かせてくれました。ただ少し残念だったのは雲が多くてスモークが目立たなかったですね。

周りの皆が「わ~。かっこいい!かっこいい!」と連呼していました。やっぱり戦闘機のりは男の仕事だよな~とシミジミと思った今日のショーでした。


2022年11月25日金曜日

息子が同じ職場の女性の手を噛んだ

毎日行っている作業所の先生の書いてくださる連絡ノートから息子の「やらかし」が判明しました。

以前も何回か書いたことがあるのですが、息子は自閉症で言葉によるコミュニケーションが取れないタイプの青年です。発語に関しては基本的には反響言語、いわゆるこちらの言葉をある程度の緩い正確さでコピーして繰り返すことが出来る程度です。

そういう息子ですから、言語によるコミュニケーションは大きな制限を受けており、ある程度毎日生活の中で繰り返し使用する単語による簡単な指示動作などで理解を得ることが中心です。例えば「食べる」ということ「トイレに行く」こと、その他「もう寝るよ~」等という言葉に対応する息子なりの単語というものが存在しており、家族やごく近くで活動している作業書の先生などはそれを理解して使うのですが、周りの人は当然それを理解していないのが普通なのは仕方ありません。

ところが、今回は先生が少し目を話してしまったスキに息子の事を気遣って「作業を終えて早く帰っていいんだよ」と息子に囁きかけてくれた軽度の知的障害のある女性の手の甲をガブリと噛んでしまったのです。自閉症の子に良く有ることなのですが、自分に内在する決められた手順が何らかの外的要因でスキップされると感情の平静が大きく阻害されることが多いのです。今回も恐らく早く終わらせられたことによる通常手順のスキップが原因だと推測されました。

手の皮がちぎれるような事態にまでは至らなかったのはまだ不幸中の幸いでしたが、当方は女性のお母さんには平謝りでした。その方は「大丈夫です、お気になさらないでください。」との優しいお言葉をかけてくださったのですが、翌日はその女性に菓子包みをもって謝罪させて頂きました。

今までも、怒りを爆発させてステンレス・ボトルを壁に抛り投げて壁に傷をつけて以来それを作業所に持ってくるのは禁止になったりしてはいたのですが、今後我々の手を離れ共同生活をしなければならないような歳になった時に、我々の居ないところで怒りを爆発させて逆に同居者等から殴り返されたりするリスクも当然有るわけですから、そのような行為は厳しく叱責して抑制していかなければならないのですが、如何せん最初に述べたような言葉の壁があり、それを理解させるのには大変な苦労があります。

今回も女の子の手を噛んだ後、逆にしおらしくしていたらしいのですが…。

言葉が通じないというのは本当に大変困難な世界なのです。orz


2022年11月24日木曜日

アスペさん、またやらかしてくれた

もう職務継続自体が無理だと思うんですけど、御本人はそうは思っていないらしくて…。

単純に皆にとって悲劇です。私自身が関わるとパワハラと呼ばれてしまう可能性があるので、病院トップのsuggestionに従って本人の前に立たないようにしていますし、本人の前では一見すると何もしないことにしていますが、腹の中は怒りで満ち満ちています。

今回のインシデントは本当に唖然とするものでした。もし私の親族が同じ事をされていたら絶対に揉めに揉めていた事と思います。

何が起きていたかというと、朝の段階で若い女の子の看護師さんが夜勤明けに疲れ切った表情をしていたので「お疲れ!夜勤なんもなかった?」と聞いたところ「激おこです。聞いてください!」というので、何事と言う感じで聞き始めると以下のような事件が起きていたというのです。

朝の段階で注射に入ったその問題の女性看護師が注射のセットアップをしていたらしいのですが、その仕事の跡を見て大慌てで患者さんの腕から針を抜いてセットし直しました。理由は簡単。普通とは逆に静脈針を末梢側に向かって刺していたからでした。そして点滴をポトポトと落としていたらしいのですが、滴下は不良で刺入部は腫れていたとのこと。

この看護師さん既に看護師になって5年以上。今の病院に入職する前にも別の病院に勤めていたらしいのですが、御本人によると「虐められて辞めさせられた」とのお話ですが、確実にそうでは無いと思います。恐らく追い出されたのかミスの連発で周りの雰囲気に居辛くなって辞めざるを得なかったかというような状況だったのでしょう。

看護師という仕事は本当に適性が厳しく問われます。むしろ医師以上にその適性が問われると行っても良いかもしれません。入院した患者さんと最も物理的に密接に向き合うのは看護師さんです。そしてその最前線にあたる人が「残念な人」だったら、というのが今回の看護師さんそのもの。一体全体、これから病院の上層部は彼女をこれからどうしようというのでしょうか。

しかし、看護部長いわく「人を切るのは本当に大変なのよ!」と半ば怒ったように話していたのが印象的でした。可能な限り物理的に患者さんから切り離さないと今後のこともありますが、入職させた看護部長、自分で尻を拭わなければなりません。言えば因果応報なんですが。


2022年11月23日水曜日

勝てば官軍

ナント!初戦であの強敵ドイツを2-1で破りました。

しかも、ドイツにとっては日本なんて!という気持ちだったでしょうし、日本にしてみれば勝つためには「全て」を注ぎ込まなければ勝てないという感じの気迫が必要な状況だったと思います。しかも、一回でも勝つ事が鬼のように難しい試合、それがワールドカップのサッカーだというのは今まで果てしなく繰り返されたジャイアント・キリングを見れば自ずと解ろうというものです。

今回の日本の第1戦。いつも通りヘタレの私は何時ものようにスマホやテレビでチラッ、チラッと試合開始の様子や進行の状況を確かめつつ実際に試合の進行を確認したのはドイツがまず一点取ってしまった後。これがPKだということは後で知ったのですが、この時点で既に私の行動は一択。ヘタレまっしぐらに先ず寝ることにしました。w

要するに私には自分がこういう試合の大事なところをLIVEで観戦したりすると応援チームが負けるというパーソナル・ジンクスを信じているので、この時点で自分自身に「観てはいけない」と行動制限を導入したわけです。

ところが、ベッドに入って再び恐る恐るスマホのLIVEスコアを除いたところ、なんと後半戦でいきなり1-1になっている事がdisplayに表示されています。そしてなんとその数秒後に今度は1-2と逆転しているではないですか!

寝ようとしていた私はここでガバと跳ね起きて「寝てる場合じゃね~!」とテレビの前に突進。寝ている長女の迷惑顧みず、観戦開始。ここで観ていた直後にadditional time 7minと出ました。

めちゃくちゃ緊張しながら最後にはキーパーも飛び出してくるほどの全体総攻撃モードに変わった鬼のようなドイツの真剣攻撃を跳ね返しまくる日本を心の底から応援しました。最後にホイッスルを聞いた瞬間に胸の中が熱くなる感じを止めることが出来ませんでした。勝負というのは勝てば官軍。いろいろと叩かれまくってきた森保監督の心情を思うと「おめでとうございます」と自然に声に出していました。

それにしても、その後の点取り屋二人の「当然俺が点取りました。相手が誰でも関係ないっす。」的な如何にもなストライカー発言を聞いて、やっぱストライカーっていうのはこうでないとアカンのねん!とニヤニヤ笑ってしまいました。次のチームのみならずあのスペインもブッ倒して次の駒へと進んで欲しいものです。

それにしても、やはり本田圭佑の解説は凄いもんです。将来の監督候補かも?と感じてしまうのでした。


2022年11月22日火曜日

長女のリモート・ワーク

日本に戻っている長女はやはり変な時間に起きて変な時間にベッドルームなどでノートPCに向かって色々と話しかけてはミーティングに参加しています。

この前なんかはアメリカ時間にしては絶対オカシイやろ?というような時間にミーティングとか言っていたので、思わず「何のミーティング?」と聞いたところヨーロッパのヘッド・クオーターとの話し合いとの事でした。支社が世界に散らばっているような会社って必然的にこういう感じになるんですね。言われてみると「当たり前といえば当たり前」ですが、何だか変に感じます。w

娘は普通はバージニアの自分の家で鼻糞ほじりながら仕事をしているはずですが、所属しているヘッド・クオーターはNYオフィスなんだそうです。とは言え、今のところはイーロン・マスクのような人物によるオフィス回帰命令のようなものは出ていないとのことで、淡々と家で仕事できているようです。それでも、先日は全社ミーティングでソルト・レイクに行っていましたし、それに伴う上司とのミーティングで別のエリアに飛んだりしていましたので、物理的な会合も実際にしているようです。

さて、マスクのことで思いましたが、Twitterで多くの社員をぶった切って辞めさせていますけど、長女の働いている会社では早速Twitterを使わなくなったそうです。色々と考えた末のアクションなんでしょうけど、恐らく今からTwitterに投稿されてくる様々なコンテンツが、Twitter社のコンプライアンスが守られない状況で激増すると予想される中、反社会的な問題を抱えたプラットフォームになるであろうというリスク到来予想のもとにヘッジが行われたんじゃないかなと思っています。

何れにしてもdecision makingの速度はさすがアメリカの企業だなと思わせるものですね。

それにしても、会社に物理的に参集する事を要求するトレンドというのは今後戻ってくるんかな~?アメリカに住んでないから良く判らんというのが正直な自分の感想なんですが、長女は一言「ないわ」と言って終わりました。


2022年11月21日月曜日

自治会や町内会の問題

つい先日自治会非加入の人に対するゴミ捨て場の「出禁」問題に対する住民間の問題がニュースになっていました。

このゴミ捨て場の問題はURが保持していたゴミ捨て場の所有権を自治会に譲渡してから生じたもので、今まで誰でも使える状態であったゴミ捨て場を自治会の役員や掃除当番担当者は年会費3600円で、そうでない人達は準自治会員として年会費1万、そして回避を払わない非自治会員は使用禁止とした結果、数年前から自治会を抜けていた夫婦はルールを伝えられて入会を求められるも拒否したためゴミ捨て場の使用を禁じられ、ゴミ収集車到着時にダイレクトに手渡すか、親族に依頼して廃棄となって次第に家がゴミ屋敷化したというもの。

それに対し所有権の乱用に対する損害賠償を求めたものでした。裁判は長引き、神戸の一審では「ゴミ捨て場を利用する権利はある・自治会の対応は違法」大阪高裁へ映った二審では「ゴミ捨て場を利用する権利は無い・自治会の対応は違法」となっているようです。双方控訴したとのことで、これって最高裁まで行くんでしょうね。

正直、この御夫妻は心臓の強い団地の中では変わり者だとは思うんですけど…この審理自体は物凄く深くて根本的な地方自治の問題を内包していると思います。一体こうやってある場所に住む為には現在となっては戦時中の隣組の延長の名残りにしか思えないこの仕組み。

一体全体、その自治会費のようなものを決める仕組みというものがそもそも後付けのものでしょうから、以前から住んでいる人にXX円払ってこの仕組を「以前と同じ様に継続的に」利用できるようにしますと言ってもそりゃ聞く耳持たん人は居るはず。

それにしても、このような事は今回の自治体の問題に限らず、町内会の任意・強制入会の問題も含め法的な整備をきちんとしておかないと人口減少して貧乏になっていく日本全体の中で会費を払えない、払わない人達なんて言うのは普通になってくるような気がします。

しかし、回避を払わないからって基本的な居住に関連した権利を誰かから奪ったのはいくら自治会費を払わんからと言っても裁判では勝てんでしょうね。エゴとエゴとの戦いとは思いますが、負担をシェアする意思のない人達のベーシックな生存権関連の剥奪は裁判では負けることでしょう。

その自治会にそんな人が沢山増えたら恐らく酷い団地になるんでしょうが、そう言ったエリアはアメリカのようにそれなりの人達がそれに相応しい居住環境を形成するそれなりの値段が付いた物件となるだけなのではないでしょうか。単なる推測ですが。


2022年11月20日日曜日

依願退職で済む問題ではない

心の底からアホな輩というのはどの世界にもいるようです。

教員免許を持っている人間の中にも、医師免許を持っている人間の中にも、痴漢や猥褻ビデオの撮影、児童買春をする連中がいます。こういうのは恐らくこれからも人間に性欲がある限り、その抑えが効かない人間がいる限り「未来永劫」消えないでしょう。

そういう系統の犯罪を犯す比較的変質者系統の判り易い人間とは別に昨日報じられたような、人間としての根源的な何かが欠落している系統の犯罪を犯す人間がいます。

今回報じられたのは大阪府の支援学校の女性教諭の話。2020年10月、自分の給食を勝手に食べた児童の背中に反省文を張って約20分ほど校内を練り歩いたという信じられないような案件。内容は「ぼくは先生の給食を勝手に取って食べました。反省しています。」というものだごいうのですが、訓戒処分を受けたのが今年の9月という信じられない時間をかけて処分が下っています。現時点で既に教諭は依願退職しているとのことですが、これって退職したのなら退職金も出ていますよね?

そもそも処分決定までが異様に遅いところは(これはこれで別のツッコミどころなんですが)教育委員会らしい無能さの顕れの1つでしょう。それにしても、その決定が出た後に初めて退職とか、自分にこの仕事に対する職業適性が皆無であることに気付かないところがこれまたアホさマックスですね。

そもそも支援学級で働くような教諭がこんな事をするということ自体が信じられないのですが、こういった仕事に対する教育委員会のセレクションの過程というのは一体どういう具合になっとるんでしょうかね?大阪で言うところのケッタイそのものにしか思えませんが。

教師というのは親子共々教師というのが多くて(医者も代々などという変な家系もありますが)親族の多くが教師というのも全く普通。教育委員会の中でも「あの人の息子」「あの先生の娘さん」とか言うことで忖度が働くのは派遣する学校のセレクションや採用においては極普通だと、ある先生から聞いた事があります。

それが本当のことか否かは全くわかりません。しかし、これだけ次から次へと碌でも無い教師が量産されているところを見ると、そんなシステムが存在している可能性というのを思わず疑ってみたくもなろうというものです…。

この案件、本来は依願退職なんて言うものではなくて懲戒解雇のうえ御両親による民事裁判も有り得た案件だと考えます。幸いこの教師に謝罪された御両親は何も起こしていないようですが?

こんな問題を起こした教師でも、アッという間に他の学区でまた教師になるのがこの教示システムの恐ろしい抜け穴。熱りの冷めた時にまたノコノコと土の中から出てくるのかもしれません。それとも、もう?

私はこの教師、Tシャツの背中に「私は支援学級の生徒の背中にあり得ない愚かな落書きをして校内行脚をして教師を馘首になりました。反省しています。」とプリントされたものを着て通天閣の下で丸一日立っていて欲しいものだと思うのです。


2022年11月19日土曜日

悲劇の連鎖

再び同じ様な事件が起こるべくして起こりました

福島で97歳!の男性が運転する軽自動車が歩道に突っ込んでいって40代の女性を跳ね飛ばして死に至らしめるという本当にどちら側の視点に立っても有り得ない程痛ましい事件なんですが、再び大きな議論を呼び起こしそうです。

田舎で移動手段の限定されている高齢者達が、認知能力や反射能力が求められるものより大きく落ちた状態で、凶器に成り得る高速で移動する高い質量の物体を日常的に行動で走らせるというのは矛盾に満ちている「田舎の日常の事実」ではあるのですが、この田舎での日常をどれほど多くの街に住む人間が理解できるかというとほぼ全く無理だと思います。

ただ、田舎でなくとも同じ様に事件が起きるのは毎度のことで、飯塚の爺さんの例を引くまでもなく常に日本の何処かで起きています。物損も人身も事故と名のつくものは若かろうと歳を取ろうと起きるわけですが、通常は若く経験の少ない世代と老いて判断力の弱った高齢者に確率論的に事故が増えるわけで、それは保険料率がU shapeを描いている事からも明白なんですが、どこで運転を辞めさせるかというのは難しい問題ですよね。

若い人間であれば、免許証から点数がどんどん失くなって免許証が失効したり取り上げられたりして終わるわけですが、認知能力が落ちている人のなかにはその明白な能力の低下に「全く抗って」免許の返納をしないような人はゴマンとおります。私がバイト先でみた95歳の創価学会のお爺さんもその一例であることは以前書いたかと思うんですが、こちらが事故の心配をして免許返納の可能性を検討されてみては?とsuggestすると、声を荒らげて「どうやって病院や買い物に行けというんですか!」と激怒していましたし。説得が無理な人は無理です。

そしてこういう超高齢者の場合、悲劇が起きた後は既に本人には責任を取る能力などは存在しないという全くの被害者側のやられ損。飯塚の爺さんの例を見るまでもありません。馬耳東風。糠に釘。悪いのは車を作った会社などとほざきますので。

今回私が心から共鳴できた投稿がありました。それは「自動車は免許を18歳まで取得できない年齢があるんだから、これから超高齢化社会になっていくんだから、反対意見も多いと思うが、免許を返納しなければいけない年齢を法律で作ってもいいと思う。」というものでした。

人には成長という名のコンスタントな老化が起きています。歩けなかった人が歩き、やがて走り、社会を支えるだけの知性と経験を持って社会の中核になったあと、やがては老いて走ることを止め、歩けなくなり寝たきりになりオムツをする事になった後、成仏していくわけです。

救いのない話ではありますが、老いていく途中で自分で凶器を移動させることを禁じる時期を強制せざるをえないシステムを策定しても良いのかもしれません。ただし、移動の足としての公共交通システムや食品・生活雑貨等の巡回販売サービスを拡充させるのをセットにせざるを得ないのでしょうが、税収が減る中でこの政策立案は本当に無理筋の気がします。

要するに田舎に住む人間は公共サービスを諦めざるを得ない時代になってきているという事なんでしょうか。公共システムも人口が増えていた時代とは違い、無い袖は触れない時代になってきていると思います。

最近は道を普通に歩いていても、道を正しく運転していても、いつ被害者になるのかわからない時代。いろいろと恐ろしいです。


2022年11月18日金曜日

Dysonの掃除機が壊れて買い替え

ついに掃除機の寿命が尽きました。

Dysonの掃除機は私が帰国して直ぐくらいに購入したものですが、私自身は必要ないけれど恐らくダイソンであれば嫁さんも納得してくれるだろうという程度の認識で購入。通常モードとパワーモードでゴミ袋要らずでガンガンと細かいチリを吸い込んでくれるし、ボディーは物凄く軽いし、流石は宣伝されて人気なだけのことは有るな~くらいに思っていました。

たった1つの難点を言えば、熱心にターボモードで部屋の隅々を長々と掃除すると、我が家のような小さなマンション内でさえ結構アッという間に電気が干上がってしまうこと位だったでしょうか。

しかし、その後もう一つの問題点を発見。私のようにオッサン一人が暮らしている時には気づかなかった事なのですが、女性陣が帰国するとその日のうちに床の部分の集塵ローラー部分に長い髪が大量に絡みついて機能が殺されてしまうことに気づいたのでした。とは言えマシン自体を日常的に使うのは嫁さん一人。私は年に一回という感じでそのローラーに絡みついた髪を、気づいた時にたまにカッターやピンセットで取り除く程度の事しかしていませんでした。

それから暫くして、今度は電源の接続部に問題が発生し始めました。まずはアダプタに接続すると充電できなくなってきましたので、最近はアダプタは捨てて直に本体に電源を接続して充電することで一年以上延命を図っておりましたが最近は充電自体はできてもなかなか長時間働かなくなってきました。おそらくはバッテリーの劣化なんでしょうね。

ともあれ、近くの大手電気店でモノを実際に見に行ってそれなりに嫁さんが目星をつけたものを「私が」Amazonで注文させられました。ネットのほうが一割以上安い感じ。これじゃあ、量販店も立ちいかなくなる訳です。そのうち、我々は実際にモノを売っているお店なんて言うのに出会わなくなる時代が来るのかもしれませんね。

もしそうなったとしても我々自身の自然選択ですので仕方ないのでしょうが。


2022年11月17日木曜日

ワクチン・ショットと死亡事故

愛知県の愛西市でそれは発生しました。

新型コロナワクチンの集団接種会場で42歳の飯岡さんという女性にワクチンを接種した直後から息苦しさと血の混じる泡を吐いたとのこと。現場に居た医師は肺の異常を疑いアナフィラキシーではないと判断。容態が悪化しアドレナリンの注射を試みたが血管が見つからず、搬送先で死亡した・・・とのことですが、まだ上に書いた記述がどこまで本当なのかというところからして正解には辿り着いていません。時間と裁判?が今後事実を明確に浮き彫りにしてくれるでしょう。

さて、如何なるワクチン・ショットであっても必ずアナフィラキシーは発生し得ます。それは如何なる薬でも同様で、その違いは薬ごとに単なる確率の差でしかありません。例え1000万人の人に予測された薬効をもたらす薬であっても1000万1人目に強烈な薬害が発生し得ることは医師であれば当然の常識です。

人の遺伝的背景はまさに複雑性の塊。特に免疫反応というのは我々の予想を全く超えて突然登場してきます。抗生物質、特に注射製剤などでは薬剤性の皮膚反応や肝障害が比較的出やすいものなどはある程度常識的に知っていても、ワクチンはまさに予想できないもの。

特にワクチン・ショットには血管迷走神経反射(VVR)という身体反応があって、注射針を刺されるという行為やこれから刺されるという心理的な防御反応によって迷走神経の刺激が入り、徐脈や血圧の低下を起こす人もいます。また、心理的緊張反応で逆に猛烈に血圧があがって頻脈を起こすことも。ですから、その判別は常々ショット前に間違いない知識として頭の中で整理反復しておかなければなりません。

残念ながらワクチンショット後に一番最初に記述したような状況が発せした時はアナフィラキシー・ショックはまず第一に疑うべきことであり、この時に行うべきはエピペンと呼ばれるアドレナリンの封入されたインジェクション・キットを大腿部外側正中に向かって服の上からでも一瞬も躊躇わずに打ち込むことが必要です。

ここからは推測ですが、恐らくこのバイト?の注射会場の医師は今までアナフィラキシーと言うのを経験したことはないと思います。バイトのドクターは会場に置いてあったショットシステムを「血管が見つからなかった」と言って打っていないようですが、別に血管内注射である必要はないわけで「打たなかった」というのは残念ながら確実な過ちだと考えます。

そもそも、エピペンのキット以外にも注射針で打つタイプも確かに売っているのですが、私の病院ではショット時にどちらのセットも会場に設置して、ショット後30分留まってもらい、少しでも自覚・他覚的に異常を感じたりした場合にはバイタルをチェックしてそれが問題のあるものか否か数人の目で追い続けます。

幸いにして今の今までアナフィラキシーには遭遇していませんが、躊躇わずにアドレナリンを打つ準備だけはしておかなければならないのは会場の責任者の第一の任務です。

何と言っても、現行法では医師だけしか打てませんから!

恐らくこれで、安易なバイト医師はワクチン注射のバイトに容易には応募しなくなることでしょうし、新型コロナワクチンの被接種者もかなりワクチンに対して心理的な抵抗が大きくなってしまったのではないかと懸念します。

さて、今回の会場で飯岡さんにショットを打ち、かつアドレナリンを打たなかったお医者さん。愛西市とショットの受託をしたどこかの医療機関が原告の訴訟を受け入れない限りは間違いなく長い裁判を経験することになるでしょう。そしてワクチンの製造者自身は恐らく日本政府との約束通り免責特権を行使することで、国が愛西市と医師と共に矢面に立つことになるのではないでしょうか。

それにしても何よりも可哀想なのはワクチン後に亡くなられた飯岡さんと、残された御主人です。心よりご冥福をお祈りいたします。残念です。


2022年11月16日水曜日

車の整備士さんの嘆き

先日、車のバッテリーを再び交換しました。3年に一回程度の交換になります。

昔と違ってたくさんの電気を喰らう今の車。バッテリーへの負担もデカイものなのでしょう。実際今日変えたのはメイン・バッテリーのほうなんですが、このバッテリーを一つ交換するだけで、45,000円も飛んでゆきます。そして、主に車の信号等での一時停止時にエンジンの再始動を行うサブ・バッテリーが32,000円となっているので、バッテリー交換だけで7万円台の半ばです。バッテリーに7万円か~と考えると思わず「う~む」と思ってしまうのでした。

さて、今回のバッテリー交換時に問題となった車載コンピュータの自動診断装置の表示の件でお互いに最近のコンピュータによる診断システムに関するクルマ談義に花が咲いたのですが、実際にショップの専用コンピュータの最終診断がA-2と出て、それを更に見てみると「XXXのYYYに問題が有ります」というように出て来ても、それが必ずしも正解ではないとのこと。そこで、その診断のチャートの枝分かれの途中で診断の方向を一旦ぐいっと人為的に曲げて「もう一つの方の枝」を検索させて調べていくのだそうです。

結局そういうところは人の経験と推論のなせる技らしいのですが、今度はそこからが問題。今の時代例えば診断がついたときに「XXのロジックボードに異常があります!」何ていう形での最終診断になるとそのボードを交換するだけ…。そして、そういう事が増えているんだそうです。要するにどんな部品でもアセンブリ交換というパッケージでボコッと替えるような事ばっかりなんだそうです。

この整備士さんが話されたのは、昔のクラシカルなエンジンなんかだと、音を聞いて推理したりすることがかなり大きなウェイトを占めていたし、そこに当たりをつけていく過程は経験と能力が「物凄く」大きなウェイトを占めていたといいます。この点はアメリカでいろいろと車をいじっていたので私もよく解ります。

ところが最近の車は上に書いたように何かの電子部品を外して取り替えるだけとか言うのがメインの仕事になってきて「最近はタイヤ交換とオイル交換ばっかりやってます。何だかな~って自分でも思いますよ。」と自嘲気味に笑われていました。

昔から人間の仕事の中身は時代の要請に合わせて変わってきましたし、それに乗っかることが出来なかった人達は辛い目に遭ったりしてきたと思います。しかし、今の時代は想像を超えて、いろんな仕事の中身が強制的に異様なまでの外圧で加速して変えられていく事が増加している時代なのでしょう。

我々医師の仕事もこの整備士さんの嘆きと重ならない時代が来ると誰が言えるでしょうか。まあ、その頃には私ももう引退しているでしょうが。


2022年11月15日火曜日

ゆたぼんという名の愚かな親のモルモット

ゆたぼんという大阪出身の少年の話が「たまに」ネットニュースの中に混ざってきます。

断片的に中身を斜め読みすることが有るだけで、一度も本人のYoutubeを再生したこともありません。コンテンツを推測するだけで視る価値など何もないだろうなと思えるような話のやり取りしか為されていないからです。

亀田三兄弟そっくりのこの少年、wikipediaで何歳なのか調べてみるとまだ13歳。学校には行きたい時に行くとかなんとか書いてあるのですが、まあそれを応援する一部の方々もおられるようで何とも慶賀の至りとしか言いようがありません。赤の他人の人生に私などが口を出す等ということは彼等にとってみれば「唯の邪魔」ですの、おそらく今後もたまに流れてくる、そしてだんだん減ってくるであろう彼に関するニュースを斜め読みすることで彼のこれからを知ることになるのでしょう。

それにしても、なんだか今回は他人の投げ銭や寄付で?日本一周をしたとか言うことですが、やりたい事だけをやって人生を生きて行くのでしょう。私から言ってあげられることは唯一つ「がんばれよ!^^」という一言でしょうか。彼が義務教育でこれからの人生の基礎となる種々の基本的な知識や技能を学ぶこと無く「義務教育後の世界」へ飛び出していくわけです。

それを許す親も親ですが、まあその「親」に関してはあまり言いますまい。そもそもが責任を取れるような、若しくは取るような親ではないでしょうし、これからゆたぼんの年齢が上がっていき、体がデカくなる中で自分には何もないただのニートだと彼自身がしっかりと自覚できた時に、ゆたぼんが自分がそうなることを止めなかった親としてその責任を詰られ、殴られたり傷害事件にならないことを只管祈るのみです。

数秒考えれば判ることですけど、何の資格もない唯の少年などというのは中卒ニートとして今の世の中幾らでも居ります。2年後には唯の中卒ニート、しかも実際は卒業というより実際は公的システムからの強制排出?ですが、そういったone of themになった時、一体彼はどうやって金を稼ぐのでしょうか?まだ少年ということで珍奇な動物程度の感じで世間の耳目を集めているのでしょうが。

ものを買う時に計算もできない、高度な単語で構成された文章の読み書きもできない素っ裸の人間がこの世の中に放り出されることの結末や如何に!車や家を買う時のローンの利率計算は勿論、世の中に溢れかえる素晴らしい数学や物理の法則も理解できない素っ裸の無知な少年。この手の人間を騙すことなんて騙す側からしてみれば赤子の手を撚るようなものでしょう。ただし、彼を騙して金を毟るだけの価値があるほどの資産を持つ人間になっていればの話ですが。

「あの人は今」状態で、これから何十年も世間の嗤い者として晒され弄られ続ける運命が彼を待ち受けていないと誰が言えるのでしょうか。少なくとも彼の親には見えていないようですが…。

そっとしておいてあげましょう。

2022年11月14日月曜日

患者を再びキレさせた看護師

何ででしょうか、またアノ看護師さんが患者さんを切れさせてしまいました。

以前から少しだけこのブログでも書いたことの有るアスペルガーの看護師さんが今日も(これで新しく移動してきた病棟だけで3回目ですが)患者さんをキレさせて退院することになりました。私の居ない終末だったのですが、烈火の如く怒って曽於看護師に当たり散らして出ていったそうです。

理由は本人がどうやら本当の事を言っているような気配がないので正確には「不明」なのですが、他の看護師さん達は本人のいない所で「そりゃそうだわ。話するだけでイライラするもん。」と声高に話していました。

私も、彼女自身のいる現場で、こういうものの言い方をしたらとか、こういう事をやってたら人を苛つかせるだろうなと思う場面を何度も目の前で見てきていましたので、恐らく私が推測できる「あんな事」や「こんな事」の事以外にも、私が居ない所でいろいろな目に遭っている看護師さん達には患者さんが怒ってしまう物の言い方というものが容易に推測できるんだろうなとは思っていますが。

患者さんが悪くなくてこの看護師さんが一方的に悪いと言うことはないと思いたいのですが、他の患者さん達からもこの看護師さんに関しては結構なクレームが集まっていることもあり、病棟長としては正直看過できません。この点に関しては現在看護部長と対応策を検討中です。(どの病棟に移動させても何時も一年以上は持たずに病棟から追い出されてしまいます。)

この看護師さんは試験の成績は良かったとのことで、学校でも高得点を取っていたらしいのですが…相手が人間となると実技も会話も正直みていて頭が痛くなるような残念さです。いつも思うのはこの人には看護師という仕事があってないな~と言うこと。紙の上の成績が宜しいのであれば、それに合った何らかの仕事もあろうと思うのですが。

ところが今の時代、AIに置き換わられるような「今までは」ペーパーワーク上の知的レベルを要求された仕事が「今後は」次々に奪われる方向に向かっています。私は、代わりに上質の対人関係構築能力や、種々の現況の深く正確な判断力、これからやってくるであろう未来の予想能力などの、学校のテストだけではとても簡単に測定できないような能力が大切になると思っています。

看護師さんの仕事なんかは将来もかなり安定的な仕事だといろいろな未来予測でも語られていますが、この仕事こそは最も対人関係の上でも、仕事のリクエストの上でもマルチタスクを要求される類のもの。人の心の襞が読めない人には特に辛い仕事だと思うんです。幾らマニュアルを読んだ所で病気を抱える患者さんの深い多様な悩みに適切な会話が返せる筈もありません。無理です。

今回、患者を切れさせ三度退院させてしまったインシデント。彼女の未来はどうなるのか他人事ながら心配になってしまいます。残念なのは彼女自身は自分がその原因になっていることに全く気づいておりません。これもアスペルガー症候群の特性なんでしょうかね。orz

2022年11月13日日曜日

極秘帰国作戦大成功

極秘に何事かを進行させる事が大好きです。

車を買うのは殆ど毎回この手ですし、贈り物をするときも通常はこっそり準備して突然というのが大好きです。という訳で今回もある作戦を極秘裏に進めて本日それを炸裂させました。

午前中には息子達の通う施設関連の人達及びその御両親の方たちと昨年も行われた牧野ヶ池緑地での散歩兼お菓子集め兼親睦会に参加。今にも雨が振りそうな泣き出しそうな雲行きの中でギリギリ雨が降らずに皆さんと散歩会をすることが出来ました。前回は牧野ヶ池緑地のB広場?を三周以上回ったのですが、今回は二周で終了。

それでも、大量のお菓子とパン、おにぎり、お茶等を頂いた息子は復路いっぱいになったそれらの「収穫物」に満足そうでした。その後、車に積んでいた頂き物のお米を精米して一旦家に帰宅。ここからが極秘作戦の大切な最終仕上げのステップです。

実は義父の亡くなった3週間ほど前から、アメリカに住む長女が気落ちしているであろう母親をサポートするために一度日本に帰国したいという話が出ていました。私自身はその必要はないと思うけど?というような事を言ったのですが、どうしても返ってきたいという気持ちが強かったようで敢えて何も言いませんでした。

ところが実際にエアチケットを手に入れようとする段階で、飛行機運賃が爆上がりしている事実に驚愕した長女は私のAMEXなどで集まっていたANAのマイレージを使いたいと言ってきたのでした。w まあ、6万ポイント程度は持っていましたので、アメリカからの往復は特に問題なく出来ます。私自身がベトナム往復などで使おうかななどと考えていたポイントはこれであっけなく消えました。まあ、仕方ありませんが。

という訳で、実は昨日のうちに羽田に到着し有名な「HENNA HOTEL」に泊まっていた長女は今朝の9時半頃にセントレアに到着し、そのまま名駅までミュースカイで戻ってきた後ゆっくり昼食を摂って東山線で藤が丘まで帰ってきました。

私自身は嫁さんに「ちょっと病院へ行ってくる」と言って家を出て、車で雨の降る中駅まで直行。疲れた顔の長女をピックアップして家へこっそり戻ってきました。

個々からは次女と長女が示し合わせての作戦。アトリエに行ってくると言い残して「わざと」ピンクの派手なブレーカーを着て一回まで降りてきました。そこで長女と上着を交換。直ぐに家に戻って忘れ物をしたふりをして、髪型もそれなりに似せて「忘れ物を取りに戻っった」みたいなことを長女が言った後にこっそり家に入っていくと嫁さんは騙されていることに気づかずに(何時ものように滑舌の悪い次女がうっかり忘れ物で戻ってきた)と思ったようです。

ところが、流石に数秒後には「え?え?え?」というような顔をして「うっそ、うっそ!」と目を白黒させて驚きの渦の中へ。長女も次女も大爆笑で今回の長女の極秘帰国作戦は大成功。知っていたのは私と娘達二人、そして長崎の義理の妹だけでした。

後は大量のお土産や笑い話の連続。やっぱり娘の存在は大きいです。帰ってきたらきたで家の中が明るくなりますね。明日からまた女軍団が家の中を恐竜のように闊歩するのでしょう。


2022年11月12日土曜日

開園後のジブリ・パークの混み具合

今日も23キロ散歩をしました。かかった時間は3時間20分。

途中で一回だけ麦茶休憩をしたのですが、前回一度全コースを歩いているだけあって、道の途中の坂の上下もとりあえず頭の中に入っているので、精神的には何の苦しさもありませんでした。ただ、距離に応じて脚の方は疲れが溜まっていくのがよく解ります。

ジブリパークも開園して二週間弱、ニュースなどではジブリ・ストアで爆買いをした人々の話が出てきたりしていましたが、パークの横を通って見える混み具合がどうなのか気にはなっていました。

途中で車を幾つか別れる駐車場に誘導案内する整理係のお姉さんがいましたので、「車の混み具合って、今日みたいな日曜日とかはどうですか?」と伺ってみると「まだ全部の駐車場がうまるというのは無いんですけど、内側のメイン駐車場は一杯になってます。あと、やっぱりチケットを持ってない方でもどんな感じかなと言うのを見に来る方が結構たくさんいらっしゃるみたいで、そういう方も駐車場を使う分が混みやすいんでしょうね。」とのお話でした。

確かにジブリパークの「愛・地球博記念公園駅」に近い駐車場は南側は満杯。北側の新しく出来た幾つかの駐車場も公園入口に近い順番に良く埋まっていました。ただし、陶磁器博物館に近いところ辺りまで来るともうスカスカ。駐車場整理のバイトの大学生?のお兄さんも退屈そうでした。

通りすがりに「お疲れ~!退屈じゃない?」と話しかけると照れたような顔でコクリと頷きましたが、オッサンの図々しさでもう一声「バイト代時給いくら?」と尋ねると「1600円っす!」との返事。立っているだけの仕事にしてはなかなかの高給取りです。(とは言え、何もしない仕事って言うのが一番辛いのかもしれませんが。)ジブリパーク気前良いですね。w

帰り終盤はもう真っ暗になっていて、家に着く頃には帽子を被ってオレンジのリュックを背負ったオジサンは怪しさ満点でした。

家に到着したときは結構疲れ果てていましたが、900kcalを消費して心は満足でした。次はもう少し違った方角へ足を向けてみようかと思った次第です。

2022年11月11日金曜日

俺の「昭和」の歯

隙間の時間を強引に作って近所に新装開店した歯医者さんに行ってきました。とはいっても、少しだけ早めに仕事を終えて病院を飛び出してきただけですが。

実は家から歩いて30秒のところに新築改装されたという訳で先月の内覧会で行ってみたんですが、今までお父さんがされていた歯科医院を息子さんも入って二世代で診療を再開されたようで、最新鋭のCTその他の機器がどっかり入っておりました。これらの最新機器を使って今の私の歯を評価していただき、どんどん治療していただくために思い切って通ってみることにしたわけです。

若先生に歯の評価をしていただいたのですが、言われる迄もなく私の歯は最近の子供達の歯のように虫歯無しとか、あっても1~2本なんていうものとは真逆で、全く治療が加わったことがない歯を探すほうが難しいくらいです。まあ、言ってみれば昭和の時代を過ごした子供にありがちなボロボロの歯です。

私が小学校の時に毎年当然のように歯科検診がありましたが、当時の検診では他の子に使った検診のためのゾンデ?を次の子にも使うようないい加減なもの。それに虫歯の沢山ある子が普通で、一本も虫歯が無いような子は他の子達からはユニコーンが見つかった時のような反応をされたものでした。w 時代は代わったものです。

とは言え話を私の歯に戻すと、根尖部の治療で結構難しそうなのが一箇所。そして他にも被せ物をしなければいけない部分が二箇所ほど発見されました。特にその難しそうな一本に関してはもしかすると抜歯になる可能性も…と言われてます。

義理の弟が歯科医師とは言え、長崎に帰る時間なんて有るわけもなく、暫くは私の昭和の歯の運命をこの若先生に預けることになりそうです。


2022年11月10日木曜日

親ガチャとか言うけれど

最近、ネットの投稿で親ガチャを嘆く連中の連投を読んでいてなんだか情けなくなりました。

国家の勢いが無くなるというのはこういう「人の質が落ちること」なんかな?と。

いろんなマスゴミの論評では今の日本は~、それに比べて中国は~とか書き込まれてますけど、こんな嘆き節に若者が乗っかってどうするよ、と言いたいです。

確かに、若くとも既得権益を守る事に汲々とする三代目、四代目とかが政治や経済の世界でも増えすぎていて、クラスの固定が起きて流動性が極端に落ちているのは大きな問題だとは思うんですし、日本国内という内側からの解決策はなかなか難しいとは思いますが、日本は海の外から流れてくる大波に洗われた時にいつも大混乱を経て変革が導入されますから、一旦国力が落ちようと、超長期的な結末としては余り心配はしていません。

前世紀くらいまでなら、革命や大戦争でのうのうと暮らしていたクラスが一敗地に塗れるということでクラス・チェンジは頻繁でしたけど、それが今はなかなか起きないという話。今の日本、負け組は自分を負け組と定義して上昇を諦め、勝ち組と言われる人間達の「数代前の世代がその子孫のために」設定した構造の中で勝ち組に仕えるなんていう構造を文句を言いながらも支えるなんてことになってないでしょうか?

よく親ガチャなんて言いますけど、日本の中に蔓延って各所で問題を起こしまくっている安っぽい慶応閥とかの連中が絡んだ事件簿を読む度に、実力の無い人間達が御先祖や親からのコネで作り上げるシステムの惨めな崩壊は長い時間をかけて国家を滅ぼすんだなって感じて「そりゃそうだw」と頷いてしまいます。こんなバカだけど金と手間暇をかけて方法論を学んできた一見スマートな連中ばかりではどこに居ようと冒険は始まりません。

こういう劣化のネタの蔓延は国を選びません。アメリカのレガシー・システムで一流大を卒業した連中でも然り、中国共産党の幹部の子達も然り。ニュースのトップにならないだけで、連中は何時でも立派にザックリと国力を削いでくれます。

まあ、アメリカはそれでも世界からタレントが集まってきますから、バカが蔓延っていても才能だけでのし上がってくる連中による新陳代謝が「経済、学術、政治」どの分野も関係なくマジで半端ありませんからまだ国力の伸びは幾らでもあります。しかし、中国は私的にはこれからの国力低下が起きるか否かではなくて、何時、どの規模でどれくらいの長さにわたって起きるのかというのが関心事ですね。一人っ子で甘やかされて育ってきた世間知らずが果たしてどこまで世界と伍しつつ急速に老いてゆく己の国を支えきるのか?

話は逸れに逸れてしまいましたが、一言だけ言いたいです。日本で親ガチャ親ガチャとブーブー文句垂れる前にリスクを恐れず挑戦を続け、自分で必死こいて「今より良い何か」を掴め、と。親や閥など頼らずに自分で選んだ道を行くリスクを取らずにおもろかった!と最後に叫べる人生なんて来るわけ無いです。


2022年11月9日水曜日

コーヒー飲みではない私のコーヒー選び

私自身は人類の嗜んできた嗜好品と言うものが余り体に必要無い人のようだと思っています。

改めて嗜好品とはなにかというのをネットの辞典で調べてみると「栄養摂取を目的とせずに経口する食品や飲料」とか「栄養のためでなく,味わうことを目的にとる飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコなど」という記述があります。

この中で敢えて摂る可能性があるとすれば酒でしょうか。酒も飲めば飲めるんですが、自分でどうしても飲みたくて買って飲むなどということはまず「年」単位でありません。これはビールも含めてそうですね。だから、毎日ビールが冷蔵庫に冷えていないと信じられないなんていう人が居ることを知ってはいるんですが、その感覚は理解できないです。酒の味、特にリカー類に関してはそれなりに旨い不味いというか「好み」は有りますし、逆に匂いや味が苦手なタイプの種類もありますが、無いと生きていけないと言う感覚はゼロです。

また、タバコも口に運ぶことはついぞ無いですし、コーヒーを何杯も飲まないと朝が始まらないし、毎日の作業が進まないなどという人を見ては「そんなもんか?」等と考えてしまうのです。しかし、周りを見ているとコーヒーは実際に「味」を峻別する人達は確かに居りますし、淹れ方に強い拘りを持つ人も結構たくさんおりますので、私自身はまだ「美味しいコーヒー」に出会えていないのかもしれません。わかりませんが…。

さて、そんなコーヒーの味音痴である私もチャンスが有るとどちらかというと「無理をして」コーヒーを飲むことがあります。これには理由があって、疫学調査でコーヒーを一日に2杯程度飲むことは種々のデータが「健康に良い」という事を示しているからです。これより少なすぎても多すぎても健康への影響はネガティブになり始めるようで、医局にいる時は何時も家から持っていく麦茶のステンレス・ボトル以外に備え付けのサーバから二杯ほど飲みます。まあ、結局はポンコツの自分自身にはマジナイ程度の効果しか無いとは知っているんですが。w

そんな私も外の病院のバイトで運転手さんと看護師さんと三人で廻る時に、途中で毎回コンビニに停まって小休止をとり、看護師さんにスイーツ、運転手さんにコーヒー等を奢らせてもらっています。その時に何時もコーヒーを選ばせてもらったり、運転手さん御所望のコーヒーを購入するのですが、缶、ペットボトル、紙コップタイプのドリップコーヒー等あまりにも種類の差が多くて、珈琲の味を知らない私にはどれを選べば良いのか「全く」わかりません。

多くの場合は言われた通りに買ってくるパターンですが、味がわかれば人に薦めることも出来るんですけどね。毎回かなり残念です。一回修行しないと駄目なんでしょうかね。


2022年11月8日火曜日

皆既月食+天王星食を観ました

皆既月食中に惑星食が同時に起こるのはなんと442年ぶりとのこと。

宇宙の時間の流れからすれば442年なんてまばたきをする間のような時間ですが、Youtube Liveのチャット中にその当時何が世界や日本で起きていたのかを書き込む人が居りました。それによると「本能寺の変の(2年)前・スペインがポルトガルを併合・スペインがオランダから独立とかイギリスがインドに進出」等、大航海時代の真っ只中の頃で、ソオ時の同時食は1580年の(新暦)7/26に土星食とともに起きたようです。

嫁さんのコンサート用の「しょぼい双眼鏡」でも食の様子や月の表面は本当に綺麗に東側に見えました。肉眼では6時ちょっとから左下から隠れ始め、その間は薄紅い月でしたが、暫くして皆既月食が終わると左側から再び明るくなってきました。天王星食は明るすぎる名古屋で、しかも私の老眼近眼では見えるはずもなくネットの日テレの中継で観ていました。8:40頃には消えて、9:20頃には再び見えました。前回の皆既月食は昨年の5月。次回は2025年の9/8だそうです。ナント!少なくとも過去5000年間にわたって日本では一度もこの同時「天王星食」は見られていなかったとのこと…。

iPhone8で撮った欠け始めの月。ショボいorz

それにしても、天体ショーそれ自体も非常に素晴らしかったのですが、何と言っても面白かったのはネット上のコメント。

特に天王星食が始まる直前にはいつものワ~、ギャ~系のわめき声を中心とした書き込みの他に、お決まりのコメントとして「お金が貯まりますように」とか「今度の宝くじが当たりますように」とか言う経済系のものも多かった印象です。

これをジッと見つめていて感じたのは、天体ショーと言うのは人類にとってやはり何時までもどこの国でもコントロールの出来ない自然の神秘であって、ほとんど神社のお参り気分なんだなという事でした。

ですから、コメントの中には他にも「食」の間に彼女が出来ますように、とか世界平和!とか健康でありますようにと書き込む人がわんさか。更には英検準二級受かりますようにとか、高校生になれますようにとかもあって、思わず「頑張れ!」とおじさんはネットの見ず知らずの若人達を応援してしまうのでした。

今回の書き込みには生きている喜びや観れたことへの感謝系のコメントがめちゃくちゃ多くて、読んでいるこっちまで幸せな気分にしてくれました。やっぱり日本人は捨てたもんじゃないよね、と。途中「また300年後にみんなで見ような!」というのを読んだ時には心のなかで知らない相手に「おう!」と応えてしまいました。

次回は322年後の2344年に発生する土星食とのこと。もう何が何でも生きてはおりません。ドラキュラでもちょっときついレベルですね。w


2022年11月7日月曜日

ロシアの科学の死

BBCで「ロシアの科学は死んだ」というタイトルでのニュースが流されました。

ロシアの科学と言えば、私の認識としては歴史的に数学と物理学が突出して世界レベルの人物達が輩出され続けているイメージです。それこそ綺羅星の如きレベルで世界に影響を与えたレベルの科学者達と言う感じ。

ところが、今のロシアでは大勢の科学者が既に国を脱出していると大学の教員自身が言っていますし、その大学の先生も「2月24日以来ロシアの科学は死んだ」と公言して憚りません。実際のところ、戦争批判を通じた政府批判を行った教職に就く人間達は次々に解職されているとの事。辞めさせられていく後ろ姿を見送りをする学生達はその意味を十分に理解しています。

そして、その学生達は今現在「もしかすると」招集される側になるかもしれないという恐怖と戦わなければなりません。科学が無くなった国家の終末像がどうなるのかというのは第二次世界大戦のナチス・ドイツを見ていれば容易に理解できます。ドイツ科学界を支えていた著名なユダヤ人科学者達が退去して国外、最終的にその多くはアメリカに逃れ、徹底的にナチス・ドイツに敵対しました。(まあその最後の矛先は日本になってしまった訳ですが。)

現代数学の父と言われるヒルベルトは、ナチス台頭後のゲッティンゲン大学で人に問われた時「ドイツの何処に数学が残っているというのだ?」と逆に問いかけたといいます。恐らく同じことが今のロシアにも起きているのではないかと想像するのですが、何処まで進んでいるのか。

何れにしてもこの戦争が長引けば長引くほど、ロシア国外で十分に通用するレベルの科学者であればあるほど、国外では引く手数多と思われますのでロシアの自然科学は経時的にシュリンクしていくものと思われます。更にロシアの科学にとって不味いと思われるのは、指導者クラスが流出することで、その下についてきた若手達が力を伸ばせなくなることではないでしょうか。

何れにしても今回の戦争はロシアの科学者達の運命をも大きく変えていきそうです。


2022年11月6日日曜日

息子と二人で日泰寺のお祭りへ

犬のケアで家を出られない女性陣に代わって私が終末の息子の散歩役を買って出ています。

まあ、簡単に言えばどこかに行かないことで溜まる自閉症の息子のストレスを散歩、外出で発散させるものです。歩いたり移動したりする限りは常にハッピーな息子ですから、私は今日の息子との外出先にお祭り開催中の覚王山を選びました。

今回の覚王山秋祭りは夏祭りに引き続いて開催されました。コロナ禍の中で世界中の、そして日本中でありとあらゆる行事が消されていきました。コンサート、ミーティング、お祭りと形態は異なっても人が集まる種々の出来事は尽く消え続けていたこの3年弱。

我々も次第にwith CORONAの状況に順応し、人間らしい生活を送れるようになってきました。その中でこうやって開かれる近所のお祭りに息子とともに一口乗らない手はありません!息子と一緒に祭りの中に入って一緒に楽しむのは私なりの対コロナ対策でもあるのでした。w

さて、以前も行ったことの有る今回の秋祭りでは恒例の版画カレンダーも手に入れようと思ってやってまいりました。
以前に比べて、何となく人手自体は少なく、出店の数や種類も下手をすると7掛け?程度の感覚でしたが、実際はどうだったんでしょうか。いや、確かに少し少なかったと思います。それでも、お祭りに到着した息子は終始ニコニコ。二人で何を食べるのか迷ったのですが、なるべく並ばないで済むように直ぐ食べられるところを選んでお店に入りました。

最初は焼きそばだったのですが、既にこの忙しさを見越してかお店側が出してきたのは出来合いのパッケージ焼きそば、しかし息子は幸せそう。ニコニコ笑いながらゆっくりと焼きそばを口に運んでいました。

ここを出た後は特に買いたいなと思うものも無くい上に、いつも版画のカレンダーを売っているお店の中に入ってみたところ「今年は作らないと思います」との残念な御言葉がお店の方から返ってきました。無念。

そこで、今年はそういう買い物はすぐに諦めて、息子のために「次の一口」を両目で丹念に探しました。するとそこで見えたのは焼きたてアップルパイ。並ばずとも直ぐに買える美味しそうなパイでしたので、躊躇なくお店の方にお金を払い息子に「はい、どうぞ!」と渡しました。

サクッと口に入れて更に幸せ感のメーターがアップした感じの息子を見るとこちらも幸せになりました。
日泰寺の門前で一枚
その後はゆったりとした気持ちになって二人で車に乗って楽しくお祭りを後にしました。来年は今年以上に新型コロナに打ち勝った状況で更、に人手の多いお祭りになる事を心から期待しています。


2022年11月5日土曜日

トランプの再立候補とか・・・

中間選挙の後にくる次期大統領選でどうやら「あの伝説のバカ」が再び登場するようですね。

前回2018年のトランプの得票の88%は白人票だということでしたが、当時のアメリカにおける白人は60%ですから、白人の支持がより多くMr.Tをサポートしたのでしょう。しかし、事は単純ではなくて、アメリカの場合は日本とは違ってその年齢になれば自動的に選挙権が付与される訳ではなく、選挙人名簿への登録をしなければならない所が「物凄い違い」でして、単純な支持者数の比率で結果が見えてこない所が大きな落とし穴です。(North Dakotaのみこの登録が不要ということだそうです。)

貧しさに支配され、日々糊口を凌ぐのに精一杯で選挙人登録に行けない人や提示すべきID自体を持っていない人なんて言うのは普通にいるようです。しかも、住むエリアによってその提示すべきIDの提示方法が異なるということですから複雑です。大統領選という国家の一大事の手法が連邦のレベルで統一されていないというのは、如何にもアメリカらしいなと思う次第です。

前回はこの選挙人への登録が若者と黒人の間で激増した事がバイデン勝利の大きな要因になりましたが、前回のカオスに満ちた議事堂襲撃の一件の後でさえ、そしてフロリダの別荘で見つかった国会の機密文書の窃盗・隠匿事件の後でさえこのバカはバカであるが故に何も気にすること無く大統領選に出馬しようとしているようです。

Mr.Tの支持者というのは基本的に白人で、自分が経済的に圧迫されていると感じる人達であって、そのコア層であるほど学歴が高卒以下となるなどと言われていましたが、よく調べると実際には大卒であろうとも白人有権者は比較的幅広く共和党員としてこのバカを支持していますので、表面的には表立ってこの「見るからにハズレ」の男を自分達の権利の養護者として密かにサポートしていたわけです。

ヒスパニックの増加に対する警戒感が強い層ほどMr.T支持というのも結局はやがて確実にやってくることが判明しているアメリカにおける白人層のマイノリティー化への抵抗の一環なのだろうなと私自身は思っています。

しかし、このおっさんが万一?と言うかかなりの確率で再び大統領に戻るようなことがあったらアメリカの長女はアメリカに「再度」絶望するのではないかと、親としては少々心配。まずは予備選で他の候補に負け、更には本戦で民主党に負ければと思うのですが、そもそもその候補というのが民主党も共和党も「一体誰になる?」問うところからして未知です。

金が無いとアメリカ合衆国大統領になれないのは今や誰もが知るところ、一体2年後はどうなっているのでしょうか。


2022年11月4日金曜日

キム君大丈夫か?

何だかJ-alertがピンピンよく鳴ります。

日本の北東に位置する夜なお暗い共産主義国家から、国民の命を削って開発を続けるミサイルがポコポコ射たれる度に日本のシステムが反応するわけです。米韓合同軍事演習に反発してやらかしているようですが、こんなにでっかい空ミサイルを次から次に打ち続けて御自分の国に貯めてあるミサイルが減りませんかね?他人事ながら心配になります。

客観的に言って脅威というのは周辺国等にとっては「この国の存在自体」なのですが、吠え続ける狂犬には周りのが諫める声など聞こえる筈もありません。

一発が幾らするのか知りませんが、あんなのを10発も20発も撃ったら何百億円も消費してしまっているのではないでしょうか。通常兵器はポンコツだらけで、それらを動かすための石油にも困るような現状であるはずなのに本当に困った受話器頭です。まずは国民に飯を食わせろ。次は服と屋根を与えよと言いたいです。

本当にあんな国に生まれなくて心から良かったとは思うものの、ミサイルを飛ばす度に本当は飯を食えるはずだった人達の大量の飯粒が消えていくのかと思うとテロ国家に住む人達が心の底から気の毒です。

先日のニュースで、朝鮮学校に通う子供に「ミサイル打つなと言っとけ」とか言ったおっさんが居たとか言う話ですが、愚かな話。彼等は日本に住む北朝鮮の人質のようなもので、何の発言権も無い、先細りのパチンコその他の産業を通じて金を毟り取られ続けている被集金マシンの一端でしかないのですから。ましてや子供に何をか言わんやです。

それにしても日本のJ-alertこんなに遅く、しかもこんなに不正確かつ頻繁に流れていては「狼少年システム」となって本当に狼が来た時には誰も動かないのではないでしょうか?今回の件では北の王朝よりも余程こちらの警報システムのダメっぷりのほうが気になりました。


2022年11月3日木曜日

近所の人のはなしでは…

私の住んでいる家の御近所ではペットを飼っている方が沢山おられるようです。

特に小型犬は沢山。散歩の途中で色々な方とすれ違いますが年齢や性別に関係なく犬を通して話が弾むことが有るのがこういうペット持ち同士の良いところでしょうか?とは言え、最近は次女がほとんど散歩させるので、わたしが犬連れで外出するチャンスでは家族全体での遠出の際の金魚のフンとしての役割り程度しか私にはありませんが。

近所の方々と話をしていると、犬が老いてきた後にどう言う風に最後を迎えるのかという話が出ることが増えました。我が家の犬のように眼が見えなくなってきて、同じ場所をくるくる回り始めて来たらどれくらい命が持つのか?というような質問をその方々にすると、大方の御返事は「だいたい半年くらいでしたかね」と言う感じのものでした。

次第に動かなくなってきて、その次にはご飯を食べなくなってきてとなるのだそうです。まるで人間と同じです。

そういった感じで犬の最期を看取られた方々のお話では、最後は食べられなくなるものだから、水やミルクを口から注射器で含ませることで少しでも命脈を保つような最後になるとのこと。人間のように目立つ訳ではないけれど、恐らくは誤嚥による肺炎なども起こしてしまうのでしょうか。

何れにしても、そのようなお話をしてくださった方々の話が我が家の犬にも当てはまるようであれば、来春や初夏を迎える頃にはお別れをしなければならないような時が来るのかもしれません。

出会いがあるところには必ず別れがあります。一瞬すれ違うだけの人も有れば、親子関係のように長く続くものがあるように、長さは色々。良い出会いは既にもたらしてくれた我が家のヨーキー。彼のために充実した最後の時間を作ってあげたいものです。


2022年11月2日水曜日

第八波の到来でしょうね

残念な感じがしますが、コロナの次の波が東海地方を洗い始めた印象を持ち始めています。

東海三県の感染者数の推移は毎日発表されていますが、前週の同じ曜日と比較して~という数字はここ最近確実に盛り返してしまっています。非常に残念なのですが。いつまでも燻るように七波の収束がボトムに近づいていかない事で薄々感じていた懸念が現実化しそうです。

実際のところこの数字の変化は私自身が外の病院に行って、そこの発熱外来に訪れる患者さんの並び具合を知ることで、間接的にコロナ感染の病勢を感じることが出来ています。この「外来での患者さんの待ち具合」は、毎回この次の週以降に発表される感染者数との比例の具合が正確で、私自身の感染バロメーターとして優秀なpredictorとしての役割を果たしてくれています。

今現在、私の勤める病院内でも確実に新型コロナの陽性者が再度増えてきました。一時は第七波の感染ピーク時以降に院内の感染者が完全に収束し、一旦は皆で笑顔を分かち合ったものですがそれもまさに「束の間」の喜びにしかなりませんでした。ぬか喜びと呼ぶべきものではないのでしょうが、あまりにも短い感染フリーの時間に残念感で一杯です。

以前とは異なり、ラゲブリオなども比較的容易に手に入れることができますので、患者さんの症状を抑える為の手段はいくつかに分けて段階的に準備が出来るようにはなっていますが、感染が拡大する度に感染防御の為のウェアを着て汗を掻きながらの仕事になりますので、心も体も疲れます。

本当に勘弁と言いたいところですが、今の感染拡大の速度を見る限りでは年末にかけての第八波の到来は避けられそうにありません。願わくはその感染者数のピークがより小さいものになってくれることを。


2022年11月1日火曜日

15歳になった我が家のヨーキー

驚くべきことだなと思っています。

現代の色々と改良された餌や環境お陰で犬も長生きの方向にシフトしてきているのだそうですが、ヨークシャーテリア自体が基本的には小型犬の中では長生きの犬種だそうで、多くの小型犬は13歳程度の寿命なのだそうですが、ヨーキーは13-16年なんだそうです。

非公式の記録では25歳まで生きたヨーキーも居たのだそうですが、我が家のヨーキーは既に体力も弱っておりそこまでは恐らくとても届かなとは思うのですが、アメリカでハロウィーンの日に産まれアメリカから飛行機に載せられてニャンコとともに日本にやってきた男子。

既に目は殆ど見えていませんし、足許もヨロヨロですが家族みんなに益々大切にされて老年期を過ごしています。オシッコを漏らし続ける犬の後ろを皆で付いて回っては漏れたオシッコを拭いて回っています。家中シーツが敷いてある状況なんですが、この状態にももう慣れました。

娘と嫁さんは何かを食べさせて、その時にバースデー・ソングを一緒に歌っていたようです。

何歳まで生きるのか判りませんし、これからどうなるのかはわかりません。しかし、最後の瞬間まで私達なりにケアを続け、安らかな最後を迎える日が来るまで、家族の一員としてしっかりと責任を持って世話を続けていきたいと思います。


2022年10月31日月曜日

上には上がいる!

昨日は家から「自分にとっては」長い距離を歩いたことを書きましたが、病院でその話をチラッとしたところ、世の中には規格外の人間が意外と身近にも居る事を知り冗談抜きで腰を抜かしてしまいました。

私の知っている看護師さんの御主人に「ごく最近」なられたその方はフルマラソンでsub3 runnerと呼ばれる、一般人から見れば「モンスター」らしいのですが、その方の話が出てきました。

sub3と呼ばれる三時間を切ってフルマラソンを走れる人がどれほど凄いのかと言うのがネット上では数字としてきちんとあらわれています。実際に一流の選手も混ざって走る多くのフルマラソンの記録を見てみると、男性の走者記録総数296547人中9724人で、3.12%。女性では79360人中302人でわずかに0.38%。勿論、フルマラソンに出場しようとする人達自体が普通の運動をしない多くの人たちに比べれば十分に鍛えられている訳ですから、その人達ですらこれほどに難しいという話。(況や2時間ちょっとで走る超一流の選手達というのは努力と才能の塊。一体あの人達の肺と心臓はどうなっているのでしょうか。)

そう考えるとその3.12%に属している御主人さんは実際には普通ではない、選びぬかれた凄い人!であることは間違いないわけです。そもそもごく普通のサラリーマンだそうで、週末は所属するランニング・クラブで皆と一緒に走るような人なんだそうです。(そもそも奥様とはそこで出会われた方らしいのですが。)

さて、その方の走りっぷりが凄い!例えばある日の夕方家に帰り着くと着替えて長久手と言うジブリパークのある街から15キロ先の名古屋駅まで走るんだそうです。そして、そこからリターンして長久手へ戻ってくるとのことで、それだけで往復は既に30キロ。ところがこれでは終わりません!

長久手の街からさらに今度は西へ走り出して32キロ先にある紅葉の名所「香嵐渓」という物凄いど田舎まで走っていくのだそうです。そして今度はそこから戻ってきて家までの32キロを走り切るともう夜の12時を当然のごとく「遥かに」回っているらしいのですが、家の玄関にドターっと倒れ込んでしまうんだそうです。

単純に足し算しただけで94キロ…。しかも香嵐渓に向かう道は基本的に多くは上り坂だったはず。正直に私の感想を言わせてもらうと「オカシイ」です。w
体に健康どころか絶対に体に悪いと思うんですよね。心臓と脚に物凄い負担をかけてそうなんですが、この修行僧のような御主人にはもう何も言いますまい。^^

こんな凄い人の話を聞かされた後では、私の20キロ弱の徒歩コースなどまるで庭先の散歩レベルにしか感じません。当然ですが、身近にも上には上が居るもんですね。御見逸れ致しました。


2022年10月30日日曜日

遂に豊田市まで歩いた!

前回のチャレンジ中に別の病院の患者さんがお亡くなりになったために死亡確認に向かったことで一旦延期になっていたリニモ八草駅までの往復散歩。

今回は朝ゆっくりと起きた後、10時半頃から散歩開始。グリーン・ロードを藤が丘駅近傍の私の家からスタートし、思った以上に意外と起伏の多い道を目的地に向かってあるきはじめました。寒くもなく暑くもない、陽射しもそれほど強くない素晴らしい日曜日でした。

首周りにしっかりタオルを巻いてのオジサン・スタイルでしたが、もっとも楽に歩けるのがこれですから致し方ありません。今回は帽子は被らず少しだけ汗を掻く感覚で歩き続けます。右膝がほんの少しだけ痛かったのですが、歩いているうちにそれも消えていきました。

アピタを超え、イオンモール長久手を超え、トヨタ博物館を超えていきます。住宅展示場を超えて次第にジブリ・パーク(モリコロ・パーク)の大観覧車が近づいてきます。IKEAの前を通って少しきつめの上り坂を登るともうそこはいつも頻回に我が家の犬の散歩をさせるモリコロ。

脇に最近新しく「大量に」造られた駐車場が有るのですが、なんと開園は11月1日で2日先であるにも拘らず既に駐車場はの文字が点灯しています。内心「これは開園したら大渋滞間違いないな~」と確信させるに十分な混み具合でした。これは暫くはペットの散歩も行かないほうが良いなと思いました。無論ペットの移動はリニモは使えませんから「行けない」事になります。

モリコロパークから更に淡々と歩いていくと陶磁器博物館の南へ、そして遂に終点八草駅が見えてきました。八草駅野分を通り過ぎると普通にそのまま東へ向かっていく歩道は残念ながら途切れてしまいます。歩道の終わったところで左に降りていく階段があり、そこをぐるりとまわって更に戻っていく道を…と探すと有りません。w
そこで、トヨタの田んぼの中を暫くウロウロとあるいたあと(<この時点で完全に不審人物)、遠くに見える八草駅にゆっくり歌を歌いながら近づいていきました。

駅でポケモンのステーションをいくつか回した後、少しだけ疲れを感じる足を動かし始めてまた来た道を戻り始めました。上り坂で少し座って持ってきたボトルの麦茶を飲んでいるといま来たばかりの後ろの方からサイレンのヒュ~と言う音が一発聞こえました。「ナニナニ?」と思って後ろを見ると白バイに先導されたトヨタのエスティマがしょぼしょぼと付いてきていました。

それを見て見ぬふりしながら再び来た道を淡々と戻っていきました。帰りはやはり脚が疲れていたんですが、全て知った景色。比較的スイスイと帰ってくることが出来ました。それでも往復ではほぼ4時間。合計19キロのコースとなりました。しかし、フル・マラソンでこの倍以上の距離を2時間ちょっとで帰ってくる人達ってどう考えても人間じゃないですね。

家に帰り着いた頃には流石に疲れました。しかし、この後、一旦一日どこにも行かず退屈した息子を外出に連れていかなければなりませんでしたので、今度は車に乗せてアピタに連れて行って一緒に息子の好きなマックを注文して食べました。

息子のハッピー・フェイスを見ながらちょっとだけ二人で店内を廻り、息子向けの季節の服をあれこれ着合わせしてみました。2フロアを廻った後、一着だけ買ってアピタを後にしました。

店内で大の男二人が手を繋いで歩いているとちょっとアレな感じの目線を投げかけられることも有るのですが、私たちは慣れたもの。何時も手をつないでブラブラと楽しそうに歩けることが愉しみでなりません。人の目など気にしない!大事なことです。^^


2022年10月29日土曜日

馬鹿であることを繰り返し証明し続ける俺

また私らしい間違いをやらかしてしまいました。

産業医講習会のつもりで、間違って感染症専門医の講義に土曜日の午後の大事な時間を使ってしまいました。

愛知県医師会館で行われたのは「感染症および結核講習会」というもので、古来から存在して未だに大問題であり続ける結核や、話題のサル痘やSFTSの話が2人のそれぞれのエリアの専門家により2時間にわたって講義されました。最初から最後までずっと寝ることもなく興味深いお話を聞いておりました。当然のことですが、話の中には知っていたことや知らなかったこと種々あるものの、全体として「聞いて良かった~」と思えるものでした。

今のところ我々人間が全世界のサンプルから集めて「恐らくこれくらいは最低でも存在する」と思われるウイルスの種類はなんと170万種類以上とのこと。その中から人畜共通感染症として常に波状攻撃のように人と接触する動物から色々な病がやってくるのですから大変です。

よく知られている例ではHIV等も「もともとは」動物から来たウイルスの変異ですし、新型コロナウイルスなどもその例に漏れません。結局のところ今後も「間違いなく」新型のXウイルスはこれから何度も我々人類に災厄をもたらし続けるでしょう。

さて、全ての講習が終わって何時ものように出口で産業医講習会の終了のスティッカーを貰おうとしたところ…「今日のは専門医講習ですので、こちらの紙を感染症学会などに返送してください」と言われて思わず苦笑い。そうです、今日のは専門医の単位のみで産業医の単位は発行されないものだったのです。まあ、大変為になったので問題はないのですが。

それにしても、今日の講習会に行くにあたって、すれ違いで外から帰ってきた娘に外の天気を聞いたところ「歩くと暑くて汗が出る!」との返事でしたので、半袖で外に出ていったのでした。ところが講義が終わって外に出てみると風ビュービュー。もちろん皆さん長袖でコートなどを羽織っており半袖は数千人の歩行者の中で私だけでした。w

良くある日本の中の「アメリカ人」状態になってしまいましたとさ。

夜9時半には長崎から帰ってきた嫁さんと息子をセントレアで無事にピックアップして家まで戻りました。これで明日からはまた家に日常が戻ります。






2022年10月28日金曜日

犬と次女と私

何だか少し前の歌の歌詞に似たようなものがあったような記憶がありますが、一切関係ありません。

嫁さんと息子が長崎に帰って行っている間は次女がバイトを休んで家でずっと老犬の世話をしていますので、私が家に帰らないことには次女は食材を買いに出ることも出来ません。

我が家のヨーキーは本当にもうヨロヨロで、立ち上がるにも全力、歩き廻るときも殆んど目が見えてないこともあり、歩く度にあちらの壁にゴツン、こちらの壁にゴツンとぶつかる次第。部屋の奥の方などに行ってしまうと自分で戻る方角が解らないので、同じところをグルグルグルグルと廻った挙げ句、その場でオシッコを漏らしてしまったりします。家中にシートが敷いてありますし、オシッコを漏らす度に次女が出動してクリーンアップしておりますが、私ももうこの目が見えないことに由来する失禁に関しては「ご自由に」と言う感じで自然の流れに任せています。

結局、家では嫁さんの居ないこの瞬間は、私と次女とで洗濯とごみ捨てを何となく自然に分担するとともに、風呂場の掃除や家の掃除を勝手にしあってます。私にとってどうしても我慢ならないのは毎度のことながら次女の抜け毛。髪の毛が「いつでもどこにでも」落ちていることは驚くべきレベルです。本当にライオンのように髪が多くて直ぐに伸びてびっくりです。髪の伸びる速度が異様に早そう。w

今回の嫁さん達の急な帰郷を知った名古屋の母に当たる方が我々の為に3日にわたって超高級な夜食の差し入れをしてくださり「本当に、心の底から」助かりました。

明日は嫁さんと次女が名古屋に戻ってきます。やっといつもの普通の生活が戻ってきます。


2022年10月27日木曜日

叔母まで亡くなった

悲しい知らせは時に続くのでしょうか。

以前から、と言っても10年ほど前から抗がん剤で乳癌と戦っていた宮崎の叔母が亡くなりました。既に数ヶ月前から、看護師をしている私の従妹経由でその母親たる叔母さんの現在の様子の報告が流れてきていましたので、余り状態が良くないのは薄々解っていたのですがよりによって義父の逝去から二日後に連絡が入ってきました。

それぞれの親族での独立事象なので、特に何の相関もないのですがその2つの人物共に生前深く関わっていた私にとってはやはり大きな悲しい出来事でした。二人ともに癌で亡くなるという最後、かつ二人共に十年前後の闘病を経て居たと言う事までそっくり。

叔母は3月ほど前にトルソー症候群という状態を発症しており、頭蓋内の広範な血管で脳梗塞を起こした後に体の動きの麻痺と失語が残ってしまっていました。それでも当然のように感情は残っていて、看護師をしている娘が看病の後に家に帰ろうとすると袖を引っ張るような動きをしたりしていたということ。従妹の看護師はその動きが逆に自分を悲しませたとLINEに書いてきました。

子供たちは三人とも看護職で、病態の理解も現状の把握も十分出来ていた上に私の母の実の弟にあたる叔父(亡くなった叔母の配偶者)もすっかり成人した三人の娘と息子に今回の葬儀は任せっきり。「出来ることはただ叔母の横に居てあげることだけだ」と自ら私に電話をしてきましたが、本当にそれだけで良いと心から思いました。

私の中学の頃からお世話になっていた叔母さん。クリスチャンでしたが、今頃は随分前に亡くなった同じクリスチャンのお婆の元に行って挨拶でもしているんじゃないかと思っています。合掌。



2022年10月26日水曜日

通夜と出棺

LINEで沢山の写真が送られてきました。

通夜の前に髭を剃られ、顔に化粧を施されていく一部始終や、それを眠っている義父の頭の上で私の息子がスティービー・ワンダーのように頭をフリフリその様子を眺めているものでした。

その姿を見ていると、自閉症の息子は恐らく私が死んだ時にも、死の事がよく理解できずに、義父とのビデオに映っているのと全くおんなじ感じで私の死に顔を覗き込んで「バイバイ、バイバイ」とか言ってるんだろうな~と想像すると思わずニヤリと笑ってしまいました。私との別れは逆に湿っぽくなくて、そっちのほうが私自身も100倍良いですね。

綺麗に化粧された義父は顔が小さく見えるものの、本当に目をゆっくりと閉じて寝ているだけにしか見えませんでした。

タイム・スタンプを見る限りでは、葬儀自体は朝の十時から葬儀が始まり、読経が行われた後に少し混んでいる火葬場に出棺されたようで、昼の一時過ぎには火葬も終わったようでした。

葬儀が終わった後での親族での会食のメニューの写真その他がどんどん送られてきました。しかし、葬儀が終わってみると皆がカラッといい顔をしていたのは良かったですね。

これは義父が病気になって大手術を何度も経験し、その度に病状の進行と回復そして今回の化学療法の限界によって保存的に緩和療法に切り替わり、大学病院からホスピスへと移り比較的短い時間で多くの親族に見守られて安らかな最後を迎えられたことで皆が「お別れまでの長い時間」を過ごすことが出来たからだと思っています。

どんな時でも別れは年上から順番に告げていきたいものだと改めて思ったのでした。親しければ親しいほど、自分より若い人間が自分を越していくことにはどんな場合でも本当に耐え難いもの。

死は生物に平等に分け与えられたものですが、その順番は守っていきたいものです。

次に長崎に帰るときには墓参りで葬式に出られなかった親不孝を詫びなければなりません。


2022年10月25日火曜日

息子と嫁さんを長崎へ

昨夜は早く寝ました。

理由は昨日の夜に亡くなった義父のもとに嫁さんと息子を送り出すために早朝に飛行場に送っていかないからでした。幸いにしてチケットは問題なく取れ、かつ息子の障害者割引が効くため大人一人分のチケット代を払うことになります。

息子は朝早く起きることに関しては昔から余り問題のない子でしたので、5時過ぎにはすくっと起き上がりました。家からの出発は6時前で、セントレアには6時半にスムースに到着しました。そして二人はそのまま飛行場の荷物検査場へ直ぐに入っていきました。

私の実の親はまだ「なんとか支え合って」というか、親父がボケ始めた母親をケアすることで独立して生きています。しかし、そのような状況も恐らくそう長くは続かないと覚悟しています。どちらかがより重い状況に陥った時、若しくは突然の終焉を迎えた時には今日の嫁さん以上の慌ただしい対応をする事になるでしょう。私には両親に万一が起きた時にそれを現地で助けてくれる状態にある家族は居りませんので。

今回、義父が亡くなったことで残された義母と私の嫁さんを含む三人の子供達が種々の葬儀その他に絡んだ「初めてのアクション」を取ることになる訳ですが、私もどういう手順で何がどう進んだのかその話をよく聞いておくべき時期に来ていると思っています。

私自身は何時もは病院で亡くなられた患者さんとその患者さんを迎えに来られた御家族の皆さんへの対応はしている訳ですが、そこでお見送りをしてから先の事は実質的に何も知らないのと変わりません。

今日の通夜、明日の葬儀と出棺は今の「家族葬」と言う形態で全てを執り行い全てが終わるまで殆んどの人達にも何も報せぬままで密葬の形態を採るとのことです。カッコ悪い姿を決して他の人に見せることを好まなかったダンディな義父らしい最後の選択だと思いました。


2022年10月24日月曜日

義父の死

夜中の3時過ぎに嫁さんの携帯が鳴って何かを話し始めました。

実は昨日、小幡緑地に家族で散歩に行っていた時に嫁さんの妹からLINEでコールが入り、大学病院から移動した後のホスピス病院から電話が入って「鼻出血がなかなか止まらないのと、血圧が上が60位まで下がっている」とのことで、今から止血剤を使うとの話でした。それが義父にとってどういう事かは容易に推測できたので、自分の病態への推測を義理の妹に説明したところ、当然ですがやはり言葉が沈んだ感じになってしまいました。

そして今日の夜中の死去の電話。

義父と知り合って既に30年以上。五島で生まれ、大阪で若い時期を過ごし、友達とワイワイするのが大好きな人でした。ゴルフはスクラッチ・プレーヤーで朝も暗いうちからよくゴルフに行っていました。セコいことが大嫌いで、どちらかというと宵越しの金は持たん!と言う感覚の持ち主だったと思います。ゴチャゴチャとややこしいことは端から知らんと言うことの多い義父でしたので、私がやっていた基礎研究の話はほぼ一度もしたことがありませんでした。非常に優しいけれど気が短く、すぐに怒るんですが人情に厚く同時に猛烈に涙もろかった義父。義母には濡れ落ち葉と言えるほど「精神的に」依存していました。

内面的には物凄い照れ屋で、こっそりと気前の良いことをしてそれを表に出さない男前でした。いつも我々や孫たちに機会ある毎にいろいろと強引な名目を付けて沢山のお小遣いを配ってくれましたが、今度は私がその役を果たしたいなと密かに思うのでした。

義父は私にも恐らく物凄く言いたいことが色々とあった筈なのに、応援の言葉以外はほぼ全く私に語ることはありませんでした。このダンディズムと忍耐は「もし」私の子供たちに配偶者が出来た時にはコピーしようと思える姿でした。

タバコを吸わなければ恐らくもっともっと健康で長生きしてくれたのではないかと思うと本当に医師としては残念で、喧嘩をしてでも、もっと強くもっと早くから、しつこく「タバコを止めてください」と言うべきであったと今更ながら深く後悔するのでした。

私には嫁さんの本当の胸中を知ることなどとても出来ませんが、三人の子どもたちの中の長女として義父ともっとも長くその人生を共有した立場。義父の最後をどう受け止めたのかを聞くのも野暮かと思うのです。既に義父の子ども達三人とも立派な大人。お義父さんの一生をかけた作品ですので、お義父さんのお見送りも立派にしてくれることでしょう。、


2022年10月23日日曜日

院内で発生する警察沙汰

入院患者数の多い精神科がメインの病院では時に「事件」が発生します。

この時に使う事件という言葉は、本当に患者が起こしてしまう身体的障害・傷害が発生したりしてしまったようなレベルの事件です。相手を威嚇して精神的な傷を与えるようなレベルのインシデント等というのは精神科病棟を日常的に歩き回っている私達医療従事者にとっては特に「なんてこと無い」日常なのですが、時に度を越した言葉での威嚇を行った患者さんが医師や看護師に窘められたりしています。

しかし、大きな問題となるのは警察に報告をしなければならないような、相手若しくは自分の身体に傷がつくような、若しくは傷がつかなくても明らかに暴力を振るったような場合です。

後者の場合、患者さん同士だけではなく、対象が看護師だったり医師だったりする事もあるのですが、怒声を効かせて昔取った杵柄風にその筋の人間だった事を表に出してしまう患者さんも。普段は叱責で終了なのですが、それがあまりに攻撃的であった場合には個室に移動させられたりしているようです。

精神疾患の悪化で様々な幻聴・幻視に悩まされその延長線上として自分や他人を身体的に傷つけてしまうこともあり、その様な時には警察に報告をしなければならない事も起きてしまいます。ただし、駆けつけてきて事情聴取をする方面担当の警察官のほうも大変で、慣れていない人にとっては意味不明のことをずっと興奮して喋り続けるような患者さんを相手に事情聴取を早々に切り上げて、医師・看護サイドに「何があったのかを時系列に説明してください」とか「普段のこの患者さんの様子を教えてください」とか「今現在の治療内容を教えてください」とか言う感じで具体的内容に聴取内容を切り替えてくることが殆んどです。

どんなに眼を配っていても突発的に発生してしまうこの様なインシデント。年に1回から2回程度、暴力沙汰で警察が介入するようなことが発生してしまいます。なかなか完全には止められません。

病院の内でも外でも、社会のサイズが異なるだけで起きるインシデントはそう変わらないようです。