2018年4月30日月曜日

娘に携帯を一台追加

今日は長期滞在する娘のために電話を新規に購入しました。

いつもは短期滞在ですし、電話をかけずともメール、iChat、その他諸々のSNS、Viber、Skypeその他で色々と代替する方法がありますので、まあ、持たせんでも良いかなと感じていたのですが、こちらで長くなると流石に野良WiFiを使い続けていくというのも2018年の段階ではギリギリまだ不便なところがあります。

この状態もオリンピックの頃にはさらに改善されて、どこにいてもWiFiだけは強度を選びさえしなければ、安全性を無視すれば、などといういくつもの条件付きでかなり使える幅がひろがるとは思うんですが、楽観的すぎるでしょうか。

とにかく、もう一台娘のために追加するといくら掛かるのかというのを調べたら、iPhone8でも1247円/月で済むということがわかりましたので、「まあ良いか・・・」という感じで回線を追加してもらいました。ついでに私も同じ電話へとアップグレード。

私自身は今のiPhone6sで特に不便はないし、iPhone8にも何の興味もなかったのですが、ただ一点QUICPayが使えるという一点でiPhone7以降を使うという意味があるかなと思っておりましたので、ファミリーで使う毎月のデータの平均的使用ボリュームを調べてもらい、5ギガもあれば全然問題なく使用できることが判明したので、サイズを一番下のものに落としてもらい月々3000円の費用減額になりました。
ですから、特に金銭的には一万ちょっとという少額の支払いで、何の問題もなく二台のiPhone8を手に入れた感じでしょうか。

ところが問題はここからですよね。皆さんご存知のように自動的に付帯してくる全く使わないゴミのようなドコモのサービス群。安心遠隔サポートとかiコンシェルとかdTVとかdヒッツとかdマガジンとかDAZN for docomoとか・・。・しかしこれらは自分から解約しないと一つに付き200円とか500円とか諸々の値がついておりますので、知らずに放っておくと毎月使いもしないサービスにそれこそ数千円を毟り取られる羽目に。

店の人に伺ったら「あんまり大きな声では言えませんけど、全く解約しないでそのまま使わない方々は無数にいらっしゃいます」とのこと。そりゃそうだよな~。特に高齢者にはこの解約とか無理。ハッキリ言ってパブリックで堂々と行われる一大詐欺ですわな。押し売りも真っ青。w

総務省がMNPのみならず、解り難い二年縛りとか要らないサービスの付帯とかやめなさいと勧告を提出したのも当然です。
ネット通信環境が水やガス、電気などと同じレベルの必需品となった今、こんなインチキな仕事は止めて、携帯は携帯で別個に買わせて安くて早いSIMを消費者に選ばせていつでも乗り換え可能!としてしまえば話は随分簡単なのにね。

そして携帯各社はタダの通信土管屋へ・・・きっとなることでしょうし、していかねばなりません。

2018年4月29日日曜日

次女、ついに日本へ到着

30時間をかけて娘が日本に戻ってきました。

結局、飛行機の中ではそれほど人も多くなく(娘いわく「全然」とのこと)左右にも人が座っていなかったため体を真っ直ぐにして、三席分を一人で使う形でゆっくりと来日できたとのことです。

日本のゴールデン・ウィークも、その早い時期においてはアメリカ側からの帰国フライトを使う人が多い訳ではないですし、今回のようなゆったりフライトが実現するってわけですね。

ところが、娘に言わせると4時前頃についた成田のターミナルも全然混んでいるという感じはなかったとのことで、出国の人達はやはり出国ターミナルに隠れていたのを娘が見なかっただけだったのでしょう、きっと。嫁さん曰く、「ニュースでは出国ピークなんだって」だそうですので。

私自身は当直をしていたために娘を迎えに行ってやることができなかったので、アメリカに前もって送っておいたmanacaを使って藤が丘駅までバスで来てもらいました。
久しぶりに次女に会った嫁と息子は全く変わらないその姿に一安心したそうです。何でかと申しますと、前もって次女からは「太った太った物凄く太った!」という前宣伝がありましたので、私達としてはアンパンマンの様になった娘が出てくるのかと思って待ち構えていたのですが・・・それは次女の作戦だったようで、そうやって宣伝しておけば実際は少し太った自分が見られた時に拍子抜けして実物がより痩せて見えるハズ!という感じのアイディアだったようです。w

三人は家まで一旦帰ってきて荷物を家に置き、その足で近所にあるステーキハウスに行ったとのこと。
何でステーキ大国アメリカから帰ってきてステーキ???と思いその点を尋ねると「テスト期間中もずっと大学の不味いピザとサラダばかり食べていたせいで大きな肉が死ぬほど食べたかった」とのことでした。

まあ、あちらではそれなりに貧乏生活をしていらっしゃるようです。(^o^) 

私の最大の関心事は久しぶりに帰ってきた娘をその一の子分である我が家のバカ犬がどう迎えるかだったのですが、送ってきてもらったビデオを見る限りでは、興奮しすぎているせいか本人には直接向かわず、その周りをせかせかせかせかと走り回って浮足立っている感じでした。とは言え、最後は抱きすくめられて幸せそうにしっぽを振っておりましたが。

ああこれから4ヶ月。色々ありそうですが、無事に過ごしてくれればそれで良しとしますか。

2018年4月28日土曜日

いよいよ明日・・・次女が一時帰国

明日、遂に次女が春休みの一時帰国のために戻ってまいります。

ほんのこの前生まれて初めての日本での年越しを経験した次女でしたが、四ヶ月も経たん内に”もう”帰国してまいります。orz
大歓迎なんですが正直帰国が早すぎ。しかも今回の滞在は四ヶ月というもので長すぎ。w

親としては複雑な気持ちです。久しぶりで一緒に居ることは嬉しいのですが、なるべくいろいろなことをさせて、なるべく家以外のあちこちに行かせて時間を過ごしてもらおうと思っております!

今回の帰国直前にアメリカで19歳になったのですが、こういう歳になってくるとハッキリ言ってもう1個の立派な人格を持った大人です。母親から見るといろいろとまだ子供だという意見もあり、私もそれに一部同意しますが、可能な限り親から離れた一人での暮らしをさせることで子ども自身に育って欲しいと思う気持ちも有るわけで・・・。

嫁さんに言わせると「結婚したりしたらこっちに帰ってくることもグンと減るし、今のところはこれでもまあ良いんじゃないの?」と言うことなんですが、こっちに来てからも少しは有意義なことに時間を使って貰いたいもんです。

仕事をしなくていい若い時間というのは実に本当に貴重な一瞬!それに気付くのはそれを望んでももはや手に入らないとわかった頃。そうなる前に自分は色々とやった!と思えるような後悔の少ない(無いというのは望むべくもないでしょうし)young periodを過ごして欲しいものです。

既にピッツバーグからワシントンDCの長女の所に移動したのですが、超早朝に次女のコールに反応しきれなかった長女がそのまま寝過ごしてしまい、姉の部屋でシャワーを浴びて一休みという計画が頓挫した模様。嫁さんにブーブー文句を言いながらLyftを拾って飛行場に行き、早朝の誰もない所で数時間もの待ちぼうけを食らったようです。w

まあ、旅にはいろいろとイベントがつきものですな!無事ならそれで良しとしましょう。

2018年4月27日金曜日

イボを取りに皮膚科へ

イボ(尋常性疣贅)には保険が効きます。

まあ、年齢的に爺さんと言われる歳に近づいてくるとシミができたりイボができたり皮膚も色んな意味で防御機構の能力が弱まってきます。
基本的に若い頃からのダメージの蓄積がありますので、年齢が上がるとともに光や化学物質でやられた部分が年を経てその部分のダメージを明確にしてくれることも。

今回は私の場合、左の頬部分に7-8ミリ程度の疣贅が出てきました。放っておいても良かったのですが、日常生活の中で「ひげそり」という行為に伴ってどうしてもこういった突起物は邪魔者になってきますので、今回のイボが出現して数ヶ月経ちましたのでそろそろ消してしまおうと思いたち、バイト先の病院に来ている皮膚科の先生にお願いして取り除いていただくことにしました。

仕事の終わった後にその病院の診察室に行き女医さんに対面。
説明を受けて治療開始です。私のは「脂漏性角化症でしょう」(いわゆる年寄りによくできるイボですな。)ということで治療開始。そこの看護婦さんたちはほぼ知り合いですので、いつもの勤務日と異なる日に私がそこの診察室にいることに驚いたようで、「あら~、先生何してるんですか~?」と代わる代わる興味深げに診察室を覗いていきます。

何度も説明するのが面倒くさいので「ひげ剃りに面倒臭いからイボを焼きに来た」と手短に話をして終わり。w
先生が「色を付けずに取ろうとしたらレーザーが良いですけど、液体窒素でよろしいですか?」と言わるので、「ぜーんぜん構いませんので、宜しくお願いいたします!」と即答。

何度も何度もイボの上から液体窒素に浸された綿棒を当ててコールドで焼いてくれます。ほぼ何の痛みもなく施術は数分間で終了。

二週間ほどかけてかなりフラットになって、かさぶた状に落ちるはずですが、実際はもう一回は普通追加でするものですので、また行かねばなりませんが仕方ありません。

東京の目黒で皮膚科を開業している友達が、合うたびに「東京に遊びに来ればいくらでもシミもイボもタダでレーザーで取ったるぞー」と言うのですが、興味もないので行っておりません。w

2018年4月26日木曜日

実はある芸能人の幼なじみ

昨日、テレビを観ていた嫁さんが話しかけてきました。

「浅香唯が出てるよ~!」とのこと。
テレ朝の「あいつ今何してる?」という番組だったのですが、その番組の前半部で浅香唯が出ており、中学校くらいの時期からの印象に残る様々な同級生たちを実際に探し出して、その彼らの「今」を切り出そうとするものでした。

実は彼女は私の幼なじみなんです。幼なじみと言っても私のほうが年上。彼女にはちょっとだけ年の離れた兄貴が居ます。彼の名のイニシャルはSというのですが、これがまたとっても脚が速い男の子でした。親父から伝え聞くところによると、エアロビのインストラクターになったとか聞いてたけど今頃どこに住んでるんだろう?

話をもとに戻すと、彼女が保育園の頃から知っていました。何でかというと彼女の家は公務員官舎という当時のアパートの二階でして我が家はその真上にある三階。彼女はいつもピアノのバイエルの稽古を兄貴とともにやっておりましたが、どっちかというとたいへんすばしっこいおてんば娘でして、当時から大変背は小さかったのですが脚が速いのは兄貴ゆずりでした。

みんなで裏の庭で遊ぶためには早く学校の宿題を終わらせなければならなかったのですが、彼らはあまり・・・そっちの方は得意ではない感じでしたので、こっそり年上の私が答えを教えて早く宿題済ませて裏庭に行ったり官舎の前に広がる農学部の敷地の中にいくつも隠しておいた「秘密基地」で遊んだりしていたのでした。

お母さんも亜紀ちゃん(彼女の本名)とそっくりの人なのですが実際は亜紀ちゃんよりも眼がデカくてびっくりするほど。w
お父さんは今で言う細マッチョでして、きっぷの良いイケメンでしたね。この二人の遺伝子の混ざった結果が亜紀ちゃんという訳でして、確率論的には・・・まあ高い確率で「可愛い女の子」になるために産まれてきたようなものですな。

三人で一緒に夕方にお風呂に入ったり、あちこち走り回ったりということも彼らが宮崎市にある大淀川という大きな川の北側にある平和台というところに引っ越したことで基本的なつながりは消えたのですが、私の親父は彼女の親父さんと同じ職場での麻雀仲間として今でも時々集まっては卓を囲んでいるようです。

芸能デビュー前後のいろいろな話も親父からは間接的に聞いているのですが、ここいら辺は個人の秘密ということで永遠に書きませんが、特に何の後ろめたい話もない話ばかりです。

まあ、芸能人、芸人が友達なんて言うのは日本中に山のようにいるのは当然でしょうが、私にとって知人の中で日本人に一番知られているのは多分彼女だろうなと言えますな~。

つまらん個人の昔話でした。w

2018年4月25日水曜日

浴槽で寝てしまったらどうなるか

比較的連日続いた夜間緊急対応で体が疲れていたのでしょう。
珍しく浴槽の中で寝てしまいました。

何というか、そういう行い自体がいわゆる「自殺行為」と呼ばれる類の愚かさを内包したものであることを医師としてよく知ってはいたのですがやっぱり強い疲れには勝てません。
嫁さんから「死ぬよ~!もう。」と怒られながら現実に戻ってはまたウトウトということを繰り返すこと約30分。

ものすごいぬるま湯の中での30分でしたので、それほどのぼせることもなかったのですが、危険は危険。今度からは疲れたらシャワーを浴びてさっさと布団で寝ることといたしましょう。

さて、実際この「日本」という大変お風呂好きな国民の生息する島国ではどれほどの人が入浴という行為に関連して死んでいっているのかと興味がわきましたので、今回のインシデントに関連してちょっとネットを調べてみました。

その結果は想像通りのヤバさでして、その議論の根拠となる数字がしっかりしたものだけに限って挙げてみても法医学会のこの資料や消費者庁のこの資料などに詳細な記述があります。

入浴中の事故死者数自体が何と年間二万弱!そのうち溺死に関連したものは五千弱というとてつもない数!(平成26年)しかもこの数は毎年毎年伸びており、この十年で右肩上がりの1.7倍の増加とのこと。

法医学会の記述によれば浴槽内での溺死に限ってその死因を紐解くと、平成24年までの調査でネット上で会員達から出されたデータを総合すると、1441例の死のうち、「死因に関連する傷病が認められた696例の内訳は、複数回答も可能であることから重複する症例も存在するが、動脈硬化症が112例と最多で、冠動脈硬化症99例、その他の心疾患85例、高血圧57例、糖尿病48例、脳梗塞36例、外傷34例、癌23例、その他の脳疾患19例、脳出血14例、てんかん13例で、その他の疾患が337例であった。」とのこと。

実際のところ、その病因が不詳であったときちんと回答された法医学会会員の回答もたくさん含まれるため、その科学的な謙虚さは逆にこの結果が正しいと推認させるに十分な質を持っているのだろうと想像できます。

さて、こういった背景を踏まえて出された消費者庁のsuggestionをみてみましょう。

(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は41度以下、湯に漬かる時間は10分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

いずれもナルホドの内容。特に高齢者や酒癖の悪い人間には納得のいく提言ですね。

用心せねば。。。浴槽に浮かばないための大切な心得集ですな。

2018年4月24日火曜日

鉄人の死

元広島東洋カープ衣笠祥雄選手が亡くなった。

例えプロ野球ファンでなくとも、例えカープファンでなくとも俺と同じ世代の人間なら誰でも知っていた大鉄人。

Wikiで調べてみると進駐軍の親父さんと日本人の母親の間に生まれた子供だったと言われているなどと書かれておりますが、例によって出自など私にとっては本当にど~でも良くて、野球人としてあり得ない程の偉大な人生の実績を改めて読み直す時、その種々の記録のモンスターぶりを数えるだけでも正直「スゲっ」と言って絶句してしまいます。

後年はアートネイチャーの宣伝に出ていたのをよく覚えていますが、現役時代の赤ヘル打線の中核の一人だった偉大な男に与えられた国民栄誉賞というタイトルはその記録に相応しい至極まっとうなものだなと今も改めて思います。

17年間連続で出場し続けるという鬼のようなタフさに、その安定的かつ強いポテンシャルの素地を垣間見ますが、実際に残した氏の記録も連続して安定的に活動が続けられたからこそ時間の経過とともに淡々と積み上げられたものであるということがわかる気がします。

しかし、姑息な感じでペチッと打つ感じのバッターではなくて、テレビで見ていてもどんなところにある球でもバキッと打ってくる凄さがあり、もし自分が相手の投手だったら気が抜けない分疲れるだろうな~という感じの打者だったんじゃないでしょうか。
野球は素人ですので、解説なんて言うことは全くできませんが、素人目線にもいつでも「強そう」という印象が残っています。

ある一定の短い期間だけに素晴らしい記録を残す選手はたくさんいて、その選手達が華々しく活躍する時間は長くないことが多く、大部分の場合、本当にウスバカゲロウのように短い選手生命を終えて消えていくのですが、彼の長きにわたるタフネスさ抜群の活躍はまさにその後に現れるイチローのように長くかつ丈夫な「無事是名馬」を地で行く大人物のそれだったと思います。

ひとたび球場から外に出た衣笠選手、眼が本当に優しいんですよね。
引退後もよくテレビなどでお見かけしましたが、きっと天国でもニコニコしてるんだろうな。

誰が何と言おうとクールでかっこいい偉大なスター選手の一生そのものでした。

合掌。

2018年4月23日月曜日

認知症があって元気なおばあちゃん

認知症もいろいろな表現型がありますが、帰宅願望の強い方で特に記憶がごくごく短時間しか持たない方の対応はかなり大変です。

ベッドにずっと寝ておられる方だとほぼ30秒毎にベッドの脇にあるボタンを押し続けるようなことはごく普通ですが、だからといってそのボタンを患者さんから奪うことは許されていません。

よくニュースになるのはそのボタンを患者さんの枕元から外して全くそれが出来なくなるようにすること。私の知っている限りでは実は結構多くの看護施設で、特に夜間の人手が少ない時にやっているところがあると聞きます。ネットでもそういった事はよく書かれておりますが、本当にあるんでしょうね。

実は、今ある内科病棟に他の先生が担当になっている患者さんで実に可愛らしいおばあちゃんがおられるのですが、そのおばあちゃんが本当に記憶が保持できない。何度でも何度でもほとんど無限ループのように言われることは「法事があるんで帰らんといかんの。先生呼んで。よろしくネ。」というものです。それこそ一分間に数回。

しかし、実に驚くべきはこのおばあちゃんの動きです。
驚くべき健脚の持ち主でして、80になろうかという御年にもかかわらず、先生を探し求めて物凄いスピードで走り回るのです。(しかしどの方が担当の先生かは覚えておられないので、白衣を着た私の方へ来られます。)何というか、良い例えが思い浮かばないのですが、アイドルを見つけたときの熱狂的なファンの駆け寄り方と申しますか。w

この健脚ぶりは凄いなと感心するのですが、実際のところよく考えるとこのおばあちゃんをもし家で介護するとなると・・・御家族の苦労はどれほどのものかと言うことが容易に想像できるだけに複雑なものがあります。

通常、これほどの重度の認知機能障害があると体の方も弱っていると思いがちですが、実際にはそうでない状況の認知症患者さんもたくさんあって、介護する側の人よりもよっぽど体の強い患者さんはたくさんおられるのです。

そういった方々が家から飛び出していくことを繰り返すと家族は毎回捜索で大変な目に遭うことになるだけでなく、場合によってはその先で起こした事件によって損害賠償を背負い込まされたりすることもあるわけで実に難しい。

体が丈夫であることは実際は喜ぶべきことなのですが、それを動かすプログラムの入っている頭脳のほうが、ショートサーキット状態では実際は介護の困難は数倍になることもあるのだという一つの例でしょうか。

認知症の家庭での介護は本当に難しいと思います。本当に。

2018年4月22日日曜日

最後に信頼できる人

今日は物凄い忙しさの当直でした。

「或る事」があって、私だけではなく病院の最終責任者である理事長が出てきました。彼はもちろん医師で、親の代から何十年にもわたって病院を経営してきた方です。

今日のそのincidentは数年に一回有るかないかの重大な出来事だったのですが、その時点での彼の対応は本当に素早いものでした。
いつもは飄々として何事にも淡々と対応しているだけに見える小柄な先生だったのですが、その時点での彼の対応は本当に驚くほど堂々たるものでした。

沢山の警察官やその他の関係者達がいる中で私のような雑兵は淡々と業務をこなすだけでしたが、深刻な状況で事態の”矢面”に立つ理事長には頭が下がる思いでした。

常々「いざという時は、私の医師免許は返上する覚悟ができています」といっていたのが本当だというのは今日事実だとわかりました。

実はその反対に日頃は偉そうなことを言っていたのに、今日のような日には「全く」見下げ果てた行動を見せた男も居りました。

人物の中身は外面だけでは全くわからないものです。

本当の危機が発生した時に「責任を持って」動ける人物。それを峻別するフィルターは体のサイズや日頃の言動では無いことがわかった貴重な一日でした。

2018年4月21日土曜日

勝てない地元チームを持つ悲哀

名古屋に住んでいても中日ドラゴンズを応援する気になりません。

阪神ファンのように名古屋にも熱い熱いドラゴンズファンがおりますし、ドラゴンズが負けるとその日一日診療室の中で荒れている整形の先生などが以前別の病院に居たことも有りました。

ところが、そういう熱いハートを持った人でさえもここ数年のドラゴンズのダメっぷりには辟易しているようで、なかなか熱くドラゴンズを語ることが無くなってきています。
例えば医局ではたとえ語ってもあきらめムード満点の「今年もあのフロントじゃ無理ですね〜」という話が出て直ぐに終了。
実際にここ数年の順位表がどうなっているかというと下のような無残な結果。
Wikipediaより
御覧のようにこの5年の間に最高で四位という、後はブービー二回、ケツ一回という。orz
あんたらいくら何でもやりすぎでしょう・・・。そろそろ一回は上位半分に入っておかんと中日新聞はもとより中日スポーツの売上げもヤバイんじゃないでしょうか。

基本、中日新聞というのは年がら年中何があろうと中日の選手とチームのことだけをトップ記事に持ってくるものですから、ダメドラの事を連日のように報じるほうも段々とヤケ糞のようになって来ているようで、医局にある中日スポーツをチラ見すると、いつも「自虐的だな〜」という感じの文字列が並んでいたり、試合に全く関係ないことがいろいろと書かれていたりという悲壮感を通り越したヘンテコなまでの諦め感。

高い金払って負ける可能性の高い試合を見に行きたいという地元ファンはどこの野球チームにもあんま居ないと思うんですけどね・・・。あとはチケット代を安くしてもらわんと、試合の中身に比べて他の球場よりもずっと高くないですか?

2018年4月20日金曜日

夫婦で眼の検査

今日は近所の眼科に嫁さんと眼の検査に行ってまいりました。

理由は簡単でして、嫁さんに飛蚊症もしくは緑内障っぽい症状が出てきたからです。
特に、後者の場合でしたら緊急の対応をしなければならないような可能性もあったので、今回の検診となりました。

実はしばらく前に嫁さんが顔を二回ほどバーンと打ってしまうような偶発的な事故があったのですが、数日前になって「右の眼球で何となく黒いものが外側に見えるというような症状が出てきて気になる・・・」と言うようなことを言ってきたのでした。

この人、体は比較的丈夫にできておりまして風邪をひいたりするって言うことがほぼ無いし、病気で体の不調を訴えることもあまりないお方。それだからこそこの人がそういうことを口にするということは症状としては結構ハッキリしているのだなと思ったのでした。

そう思った直後に嫁さんに眼科の予約を入れてもらい私の仕事の後に五時半という時間で診察の予約を入れました。ついでに私の分も!
私も齢50を超えていますので、そろそろ眼の健康を心配しても良い頃です。
眼の不調を放っておいて失明する方は世界で毎年ゴマンと居りますので、その中には入りたくない。ケアさえしておけば、失明はかなりの確実で防げるのは眼球の疾病ではかなり明確です。

さて、車を家に駐車して夕食を兼ねての夫婦での眼科検診へと行ってまいりました。息子と三人で歩きながら藤が丘駅の方へ。
小奇麗な眼科へと入って行くと、我々のような仕事帰りの時間を狙ってきちんとオープンしてくれていることの有り難みが解るかのように、仕事帰りのサラリーマンと思しき男性も結構おられました。

それぞれがインタビューフォームを埋めた後、検査を幾つか行い、散瞳のための点眼薬等をつけたりした後、先生に呼ばれてインタビューと検査結果の告知が行われました。

何と言うか、私達が学生だった頃とはレベルの違う検査方法と機器であっと言う間に様々な細かいことがわかるんですね。私の眼底の画像は当然として見せてもらえるのですが、その他にも黄斑変性や緑内障を数値と画像でしっかり示す3D眼底検査が有りました。
下の画像はそれらの出してくる情報の一部なのですが、視神経乳頭周辺の豊かな情報を示してくれます。いやはや本当にテクノロジーの進展は凄いものです。
結論から言うと、嫁さんの症状は心配したようなものではなくとりあえず今の時点では問題のないものでした。ついでに受けた私のもまあ今の時点では心配ないよと言うことでめでたしめでたしでした。

その後は三人でいつもの焼き鳥屋さんへ直行。嫁さんはビールを、私はキープしていたウイスキーを飲みながら好きなものを少しづつ注文し、腹一杯になった所で会計を済ませ、三人で楽しく家路についたのでした。

また半年から一年後にやってきて検査をすることと致します。

2018年4月19日木曜日

全く知らなかった小学校の行事の変化

今日は何ソレ?ということを聞きました。

看護師さんの子供さんで今度「春の運動会」の話が出ていました。脇で話が耳に入ってきたので、聞くとはなしに聞いていたら、何と今の小学校では秋の大運動会はやらないというではないですか。

私の頭のなかでは一瞬「なにそれ?何で?」と言う疑問が湧き上がったのですが、お母さん看護師の話によると、結構多くの学校で今は春は運動会、秋は文化祭系の行事という風に流れが決まっているというのですが本当でしょうか?
サンプルが少なくて確信は持てなかったのですが、ネットで調べるとそれなりに本当のようです。

例えばここの記事では少なくとも東京都下ではどのようになっているのかということが結構細かく書かれています。何とも意外ですが、やはり秋の大運動会に備えての準備期間中はまだまだ残暑、酷暑の時期であることも多いのがそのメインの理由だろうという感じですよね。

実際に世界の平均気温が上昇を続けていることと、日本でも多くの人が老若男女を問わず毎年多く熱中症で倒れたり亡くなっていることを考えると、時代の要請としては安全な方向へと学校行事を向け直すのが今風なのでしょう。

確かに私達がいた頃の昔の小学校って言ったらそりゃもうシゴキや体罰はごく普通でしたからね〜。炎天下での何らかの行事に向けてのドリルなんて言うのは当たり前でしたし。
そう考えると、オレ達は意外と強めに鍛えられてたのかな?

昔のキチガイ野人系の体育教師、全員名前覚えてます。いろいろとポジティブな意味で忘れ得ぬ人びとです。w

時代は変わるもんですね。小学校の運動会も年一回か〜。
中学校なんかはもともと一回でしたっけ?もう忘れちゃいました。

2018年4月18日水曜日

犬の気持ちがわからない

昨日の夜は大概にしてくれという感じでした。

我々がベッドルームで寝ようとしてしばらくした頃に、何だかリビングルームでワンコがガサガサ、クンクン騒いでいます。

嫁さんも私もまだ寝付いたばかりだったので、残念ながらその気配を感じてしまい寝付けません。疲れていたので早めに寝たくてたまらなかったのですが、普段は静かなはずの我が家のヨーキーが騒がしげに動き回っています。

数分は黙って待ち、犬が静かななるのを待っていたのですが今回ばかりはどうにも静かになりません。仕方がないので私が寝床から起き出して暗闇の中で目をランランと光らせる老犬を見たあと電気を点けたらシートの上に三筋のウンチをしていました。

ササッと摘みとってトイレへジャーと流し電気を消してベッドルームに戻るとまた暫くしてクーンクーンと鳴く声が・・・、
やれやれ今夜はどうしたと思いながらもまた部屋へ行くと今度はおしっこをシートの外にしておりました。
それも拭き取ってまたベッドルームへ戻りやっと眠れると思ったのが大間違い。
なんと暫くしたら再び“あの”鳴き声が戻ってまいりました。

内心「・・・」という感じだったのですが、数分後にまた暗闇へ向かうと驚くことに再びウンチを二筋出しているではないですか。orz
それもササッと処理したのですが、正直何だかもう良くわかりませんでした、犬の気持ち。

その後は小さな犬用の布の家に戻っていったので、安心していたのですが、更にその後上のようなことがループのように繰り返されました。

一体全体昨日のワン公に何があったんでしょうかね?

2018年4月17日火曜日

ベトナムから来た人達を歓待

ベトナムの友人関係の人達が子連れで名古屋へやってきました。

彼らは私が看護の勉強を教えているヘルパーさんの友人達で、もとは名古屋大学の法学部の大学院で勉強をしていた方々です。という訳で私自身は特に彼らを歓待する積極的な理由もなかったのですが、ベトナムから大量のコーヒーやTシャツのお土産を持ってきてくれているとの情報が入っていたので、これは何かせんといかんかな?と言う感じで私がお食事を提供いたしましょうということに前もって決めておりました。

連れて行ったのは回転寿司だったのですが、彼らによるとハノイなんかでも日本人の経営する本物の寿司屋さんやその他の和食の店が沢山あるんだそうです。

とは言え実際に連れて行ったら喜んでくれまして、二人の小学生の女の子も次から次へとお皿を平らげていくので、私自身は「よく何の抵抗もなしでいろんな変わった見知らぬものを口に喜んで入れるな~!」と感心していたんですが、何のことはない。
お母さんに聞いてみたら、今どきのベトナムの子は結構日々の生活の中で普通に寿司を食べるんだそうです。

1時間もしないうちに皿がズンズンと積み上がって行きました。
最後は汁物としてうどんを追加して皆さん腹が一杯。やっぱり食べるとは言っても、平均的な女性や子供の食事量は男性のようにはなかなかいきません。

彼女達を車に乗せて栄にあるホテルまで送っていくと子供達が私に肩車をせがんで来たので順々に高い高いをしながら肩車をして写真を撮って貰いました。
最後には冗談で私と一緒に帰る!とまで言い出したので抱っこしてお母さんにバイバイをしたところで終わり。w

ベトナムに是非近々遊びに来てくれと真顔で言われました。同時にTシャツとコーヒーの詰まった袋もいただきました。

明日から東京に直ちに移動して観光を続けるのだそうです。彼らの日本旅行が楽しく安全なものでありますように!

2018年4月16日月曜日

決してスタンダードを下げてはいけない

出会い系バーで少女達と出会っていたことを話す前川喜平・前文部科学事務次官のことがメディアを賑わしているようですが、私自身はその件に関しては「またか」程度の感想しかありません。

東大法学部卒の高級官僚が接待その他でいわゆる「イカガワシイ」店、例えばノーパンしゃぶしゃぶ(既に死語ですが!w<- p="">
しかし!それがシラフの時間に議論されるべき文教政策での話になると問題の根深さは変わってきます。理由は言うまでもなくシンプルで、それが国家百年の大計に関わってくる可能性がありますので。(馬鹿なオッサンの世迷い言が夜の巷の闇に消えていくうちは無視できるのですが。)

問題は週刊東洋経済4月14日号で、貧困対策の一つとして「高校中退をなくすには数学の必修を廃止するのがいい」と発言していることです。

これはいただけない。絶対に。

どんなことであっても、下にレベルを合わせて物事を進めていくと必ずや全体のレベルが下の方向に堕してしまうのは世の常で、合わせるのは必ず上の方向でなければならないと思います。
どんなに下に向けて全員が理解できるようにレベルを落としたところで、絶対に全員が理解できるコンテンツなどまずありません。解らない奴はわからないし、それが悪いわけでもない。残念ではありますがそれこそが正規分布というもののまっとうな姿です。

一見してどんな凄い人間でも、どんなダメ人間にもいろいろな幅のなかで得手不得手というものがあると私は信じてます。紙のテストに出ない才能なんぞいくらでもあって当然。学校教育というのは可能な限り各人の種々の才能を探してそこを磨こうとは言うものではあっても、人を動かす天性のカリスマや商才、芸術的能力、身体的能力の発掘などは特に杓子定規の学校教育が苦手とするもの。
だからこそ、学校ではてんで駄目でも社会に出て大成功なんて言うのが当然あるわけで、それもまた実はアタリマエのことで、驚くことでもなんでもありません。

しかし話を戻すと、数学的な理解力は単に数学の理解にとどまらず、物事の姿をあるがままに眺め、嘘に騙されないための基本的なセンスを涵養するための大切なステップ。例え難しくとも世の中で生きていくための大事な素養です。
それを、いまや実質的に義務教育と同等になっている高校教育を受ける多くの日本人から奪おうとする政策提言は全く受け容れられません。

下手をしなくてもこれは以前文部省の寺脇研によって行われた悪夢の提言「ゆとり教育」の焼き直しでしょう。

物的資源なき日本の国富は人の能力そのもの。国家の衰退を望まない人はだれもがこの提言にはノーと言って欲しいなと考える私です。

2018年4月15日日曜日

だまされやすいオレ?

蒐集癖によるものか?それとも何も考えていないからか。

物を集めるということには男女を問わずある程度の傾向があるような気がします。まず何かを集めるというのは有形無形のものを限ることなく”感覚的には”男の子のほうが多いような気がしているんですが、これは単に自分自身が男だったから女の子のことを知らなかったと言うほうが正しいのかもしれません。

大人になってネットや本で知ったところでは女性にもファンシーグッズを中心としたヘビーなコレクターが沢山いると知りその考えを改めた次第。何よりもそんなものとは無縁だと思っていた自分の嫁さんがあれほどグラスウェア好きになるとは思ってもいませんでしたし・・・。

人間、何かきっかけがあれば自分の気に入ったものは結構身の回りに置きたがるものなんだなと改めて思った次第です。

そんな収集品も私レベルの小さな話に限って話せば、幼少時にはメンコ(私の田舎ではぱっちんと呼んでおりました。)に始まり、仮面ライダーカード、スーパーカー消しゴム、切手くらいで終わってしまっておりました。

理由は簡単で、いずれのブツもメンコは勝負の結果勝てばいくらでも集められるにしても、それ以外のものは貧乏人のセガレ、かつお小遣いなど基本的に貰っていなかった私には集めきれるものではないとすぐに理解できるものばかりだったからです。w

それじゃあ、ある程度大人になってそこそこのお金が使えるようになってからはそういったものを集めることがあったかと言えば結局は無し。最終的には精々のところ本を沢山買ったかな?と言うくらいでしょうか。しかしこれは蒐集とは無縁ですし。

そんな私でもちょこっとだけ集めているものがあると言えばあります。あおれはペットボトルのカバー。よく伊藤園やサントリーがやっているアレです。
殆どのものはほぼファンシー系なのですが、集めだした実に理由は簡単でして、もしかしたら日本に来た時に娘達が「可愛いね!」と言って持って帰るかも?ということへの小さな期待からでした。

実際に帰ってくると、私から見せることもなく彼女たちがこれ何と聞くこともなくただただビニールの袋の中に入って放置されているだけ・・・。それももう20個ばかりに膨らんでしまいました。なんとはなしにコンビニで買っていてもこれくらいは集まるんだなと言うことなんですが、原価が幾らかは知らぬものの、企業の「これ買え戦略」にしっかりハマっているのを感じるオジサンでした。

それにしても、手許にあるのはリラックマとスヌーピーがほとんどです。おれってこの2つのキャラ好きだったっけ?w

2018年4月14日土曜日

病棟忙しくてグッタリ

もう無理~っていう感じの不規則な寝起き。

この歳になると何だかね・・・当直というのは正直疲れます。
二十年ほど前であれば疲れても短時間寝れば比較的モーターは動き続けていたのですが、最近はこのモーターのパワーが昔ほど出力が出ません。無理しようとすれば無理できるんですが、無理した翌日に更に無理ができなくなってきたというのが正直なところです。

私ぐらいの年令になると、多くの病院では次第に当直免除ということになって来るのが普通なんですけど、まあ成り行き上仕方ありません。
今のところはまあ、娘が卒業してくれることを待っている状況ですので、お父ちゃんとしては踏ん張っているというところです。

それにしてもこういう歳になると正直なところは「金は要らんから時間をくれ」というのが本音です。でもね、、、頑張れるうちは頑張るというのも一つの生き方ですから。

ワークライフバランスという意味ではアメリカに居た頃と比べてどうか?と問われれば正直微妙なところでしょうか。アメリカに居たころも時間に関係なくやれるだけのことはやってきたというのが私の来し方でしたし。

やっぱりそういった「流れ」を考えると結局は動かないと死んでしまうサメのようなもんなんでしょうかネ。いわゆる貧乏性というやつですか。w

兎にも角にも昨晩は頑張った甲斐あって逝きそうだった若い男性患者さんがこちら側に戻ってきてくれましたので、結論としては「良し」といたしましょう。

2018年4月13日金曜日

嘔吐下痢症

調べていないのではっきりとは分かりませんが、ある病棟で嘔吐下痢症が流行っています。

やられているのはほぼ介護職員の皆さんでして、全員症状が同一。嘔吐と下痢と熱発です。ロタかノロかと言われると多分高い熱がほぼ全員出ているのでロタだろうと思いますが、これらのウイルスは最近通年化の傾向があると言われております。

空調システムの変化などによるものでしょうか、そこら辺りの理由に関する疫学的調査の研究論文は読んでおりませんが、実際のところこれらの症状が病棟に限らず流行りだすと、その組織での流行は結構爆発的になりやすく、吐瀉物の清掃一つにしても実際は細心の注意が必要で、ウイルスの粒が十個あっても感染を引き起こすと言われています。

しかも、研究結果では吐物や下痢などが存在すればそれが空気中にウイルスのparticleとして漂うのもほぼ毎回確実ですから、そういった症状を持った人が出た時点で警戒態勢と処置法を更に一段上げて対処しなければなりません。

私は実験屋としての習い性で、手洗いは誰よりもしてしまう人でありかつうがいも結構頻繁に水でしますので、家にそれらを持ち帰るリスクというのは結構低いと思うのですが、ヘルパーさんなどが手袋をしつつもその手袋でドアの取手などを触っているのを見ると、おもわず「意味ないじゃん」とつぶやいてしまいます。

ですから、ウイルス感染症が蔓延しているようなエリアでは、病院はもちろんのこと会社や組織、学校であっても、手洗いとうがいの励行は薬を飲む以前に大変基本的かつ最も効果的な感染症予防法だと考えて行動するのがベストだと思います。

イソジン系のうがい薬では頻回すぎると正常な細菌のフローラも殺してしまうというような報告も結構あちこちで最近有ります。私個人としてはまずは水うがいで予防がファーストかなと思っています。

まだまだこれらの感染症、地域的には流行っておりますので皆様お気をつけて!

2018年4月12日木曜日

夫婦間ダイエット競争の途中経過

一週間前に始まったダイエット競争。

今のところ私のほうが半歩先を言っております。その半歩ときたら私だけ減った1.5キログラムなんですが。大人二人合わせてたったの1.5キログラムしかもそれが二人分を合わせた量というのですから何をか言わんやという。orz

アメリカにいた頃と違ってやっぱり嫁さんの意志が弱い!これは間違いない。一週間前に減量の話をしたところなのに、やっぱり毎日毎日うまいものを作ってはガッツリ食べさせようとしてきます。

これは攻撃か?と嫁さんに問えば毎度の返事は核心をはぐらかすような返事ばかりでして、「残せば良い~」とか「これだけでも食べれば?」などと言ってくるのですが、敵は知っております。私が出されたものを残さないように食べるように躾けられていることを!w

要するに私の腹の肉のボリュームは結局のところ出される夕食のメニューにかなり縛られてしまうという弱みを持たれているのです。

幸いなことに、今のところ私自身は昼間も少し食べる量を減らしても以前のような空腹感を感じることもなく、単に脱水にだけはならないように気をつけているだけです。
まあ、栄養学の先生から言わせると「お前それでも医者か?」と言われるような根性だけのダイエットですが、強い空腹感が発生しないというよりも、嫁さんと「競争している」という軽い約束?にもとづいた事実がこの空腹感を抑え込ませているのかもしれません。

4月の終了までまだ二週間ちょい。目標まで三キロありますが、ゲームとなれば頑張ってしまう私。目標設定は美味しい人参をぶら下げておくに限るのですが、その人参は何処に?

2018年4月11日水曜日

ピッツバーグでの娘の暮らしが透けて見える

ピッツバーグで大学生活をしている次女。

そんな彼女の生活が透けて見えてきます。何を通して・・・かというと、渡してあるクレジットカードの使用履歴を通じて。月に一回は支払いのためにカードの使用歴を確認しますので、そのときにネット上でチェックを入れます。

アメリカを去る時点で、大学に入る娘達に私が渡したのは私の家族会員としてのクレジットカードでした。幾らキャッシュを持っていても、それが尽きることもあるでしょうし、アメリカのような国はガム一個買うのにもごく普通にクレカを使ってなんの文句も言われません。

クレジットカードの使用歴を通じて面白いように彼女の日々の活動が見えてきます。例えばある日のカードの使用法を見てみると、コーヒーショップに行ってLYFTを呼んで車に乗って移動して、映画館に行ってまた食事して、翌日にはAMTRAKのチケット買ってNYに遊びに行って、NYのレストランで(多分)友達とディナーをとってバスで移動して、最後はUber使って家に帰り着いて・・・という感じ。

次女にはこれといったまとまった仕送りはしておりませんので、勉学に関連した出費、移動の出費、日用品で最低限必要なものの出費などは特に断りなく父ちゃんのカードを使って良いという申し渡しをしております。
大学の授業料とは別にこういった細々な出費があるのですが、実際はほとんど大学のキャンパス内で生活するとともに、贅沢な事は一切していないということは嫁さん経由でわかっておりますし、実際そういう事は控える娘だというのは理解できておりますので、まあ、親としては一安心。

基本的に娘の一回の最大使用量が500ドルを超えたらメールが入り、一月のMAXは「万一の場合」でも2000ドルを超えない設定にしております。

あと、娘たちの電話代は相変わらず私のアカウントから落とされるようになっておりますので、その点も父ちゃんパワーを使っているのですが、果たして感謝してくれているのやら・・・。まあ、この手のことは期待しないほうが無難ですが・・・。

カードの使用歴見てると素直に思います。「はよ卒業してくれ。じゃないと父ちゃんお金たまらんで。」w

2018年4月10日火曜日

糖尿病の患者さんの治療は人を見て選ぶしかない

糖尿病の患者さんの中には治療に困るパターンが幾つか(も)あります。

一つは、もう全くこちらの言うことなど聞かず隠れて爆食してしまう人。次に困るのは生活が非常に不規則でいつ食べるのか全くわからない人。他にも種々の理由で理解力が低く、糖尿病自体のコントロールが非常に良くないのにインシュリンの使用が出来ない人達などでしょうか。

最初に記した全くこちらの言うことを聞かない人等というのはいくら糖尿病のリスクを縷々説いても何と言うか「聞く耳持たん」という感じでして、糖尿は今日明日変化がなくても月単位、年単位で進んでいくと(要するにコントロールが悪いと)確実に腎臓、肝臓、心臓、神経、視力を始めとする諸々の器官をゆっくりしかし確実に蝕んでいくことを具体的な話も交え、手脚を切り取ったり感染症になって治らなくなったりするような事態も普通にあるということを言うのですが・・・・。この手の方の多くは残念な反応です。

また、生活が不規則かつ予見し難い摂食パターンの生活をしている人も本当に糖尿の治療は困りますね〜。これは若い人でも歳を取った人でも同様でして、このような人も糖尿の治療は実に困難を極めます。忙しい人でも規則正しい食生活を送れる人は送れますので、やはり自分の生活のリズムに乗っかってしまって食事は二の次三の次で時間構わず食べてしまう人なのでしょう。

後は先天的な知的障害のみならず、後天的に認知機能障害が悪化した高齢者の方々も大変リスクが高く、インシュリンの注射はもちろんのこと、経口の服薬であってもとても危険なのです。
糖尿の治療では基本的に高血糖よりも、低血糖に伴う意識障害とそれ以降の直接の死へ一直線という事態のほうが恐ろしくて、介護をしてくれる方がこういった方々を十分観察継続し、服薬管理、インシュリン注射してくれる状態でなければはっきり言って治療の流れを理解できない方々の治療は無理に近いのです。
またそれらの方々は服薬したことを忘れるのみならず、飲んだことを忘れて二度三度と短時間にのんでしまうことも・・・。

糖尿の治療をされる方の中にも、医師の側が逆に襟を正したくなるくらい厳格にプロトコルを守り、40年以上きちんと血糖をコントロールされている方もおられますので、たとえ糖尿病になっても、そうやって病気を己から遠ざけることのできる人々がいることを考えると、いかなる病気も医師と患者がきちんとタッグを組んで正しい治療がなされたときは治療可能な方法論が年々歳々少しづつ、しかし確実に増えているということは素晴らしいことだと思います。

2018年4月9日月曜日

ペットフードと犬のうんち

ちょっとびっくりしました。

我が家にいる小型犬であるヨーキーに与える餌はサウスカロライナから引き取った時からなんとなくネットで評判の良さそうな餌を与えてきていたのですが、最近はそれがさらに厳格になっています。
十歳を超えてきたあたりから次女がその餌のクライテリアをめちゃくちゃ高いところにおいて来たせいで高めの餌をかわされる羽目に・・・。

昔、飼い始めた当初は上にも書いたように知識もなく、いろいろ試していたのですが、ネットでは評判が良くても我が家の犬には反りが合わず、皮疹が出たりしたこともあったりして、その度にいろいろとものを変えてチャレンジしておりました。

これは!と思ったものが実は中国産の原料が混ざったものだったり、安定的に与えてまあ良いかなと思っていたものが近所の獣医さんから回ってきたe-mailの情報で危険物質が混ざっているなどとの情報が入って急いで廃棄したりと結構いろいろと変遷を経ております。

しかも、年齢が上がってくるとともに体に良いと思われる成分が変わってくるのは人間様と同様で、赤ちゃんの頃、成犬になってから、そして今のように老犬になってきた最近の状況では食べさせるものが変わってくるのも当然といえば当然です。

実は最近私自身がズボラをしていてネットでの注文がちょっと遅れてしまってその間だけ嫁さんが使っていたペットフードがあったのですが、それを食べている間だけはウンチの量が減ってしまうとともに、ウンチが固めになってしまうという現象に遭遇しました。

ところが、それをいつものものに戻したところ散歩の間も十分な量の健康的な色をした少しだけソフトなウンチを直ちにするようになりました。

我が家で使っているのはハローシニア10+小粒ヘルシーサーモン1.8kgというやつなんですが、これだけの袋なのに4500円以上もするという・・・。(まあ、三週間くらいは持つんでいいんですけどね。一日200円と考えれば安いもんです。)
この餌は次女のリサーチの結果出てきたものですので、彼女も文句は言いません。

見かけはおんなじなのに食べ物が変わると便の性状も全く変わるなんて言うところはなんとも人間様とおんなじですな。当たり前といえば当たり前ですが。

まあ、少しでも長生きしてもらうためには良い餌を与えることは大事ですから、次女のためにもこのエサ代は惜しみますまい。w

2018年4月8日日曜日

覚王山春祭

今年も行って参りました。

覚王山春祭。春祭りとは言わずにハルサイと読むんですね。夏と秋にもあるんですが、少し寒かったりする中でやってくるのは春と秋。夏は本当に暑いのですが、それでもやっぱり日泰寺前の参道で開かれるお祭りはいろいろな食物と出し物で賑わいます。
今年こそはと意気込んでいったのはもちろん家族にこの祭りを見せたいから!

特に小物のカバンやアクセサリーで気に入ったものがあれば買って使って欲しいな〜と言えるレベルのものが毎回ここの祭りには出てくるようなので、それが目当てでもあったのでした。
人の流れが多くてなかなか進めないのですが、
それはそれで大変祭りらしくクッドでした。:)
結論から言えば、少しだけ肌寒い中ではあったのですが、嫁さんも屋台のいろいろな日本のジャンクフードを食べるとともに、今まで名前は聞くものの行ったことのなかった覚王山日泰寺の境内を拝むことが出来ました。もちろん息子も同じように食べ物で腹を膨らませましたので、三人共満足という点では十分所期の成果はあげることが出来ました。

嫁さんは自分が気に入った手作りのガラスペンダントをゲットして、早速胸にそれをかけておりました。私は私で以前買ったのと似たような和紙のカレンダーを手に入れて満足。

夏祭のほうは次女達を連れてこようと改めて思ったおやじでした。