2020年3月31日火曜日

コロナ対策・二国間の政府の質の違いが酷すぎる

日本の政府、非常事態宣言を出すの出さないので未だにウダウダ言っています。

坊っちゃん宰相と経歴詐称都知事の間で会談を持ったとか言っておりますが、一体何を話したのでしょう?結局外に話すことは何も無く、告知も何もない状態で「漠然とした」一般論を紙パネルに書いてそれをテレビの前に晒して終わりという出来の悪さ。

本当にこんなのが行政のトップなんですから、この先日本も東京も緊急事態が発生した時の(そして今まさにその分岐点に居るわけですが・・・)対応の目も当てられないようなツギハギだらけのこれからの狼狽ぶりが予想されるだけに今から脱力です。
結局の所、尻拭いをさせられるのはいつも国民。先の大戦でもそのツケは全て国民にまわされました。

K-1のイベントに6,500人もの人間が集まりリスクを犯したときもお咎めなし。タイで同じ間違いを犯してコロナの大拡散を起こしてタイ国民から吊し上げを食らった直前のムエタイの前例を完全に無視した愚か者共は実際のところ逮捕し、強烈な罰則を叩きつけるべき案件だったと思うのですが。インチキ興行師共の強行に政府が」何も出来ない国というのは国民をバカにしているとしか思えません。忖度しなければならない何らかの理由を持つ国会議員でも居たのでしょうか?

常に個人の責任を追求するくせに何の対策も出せない日本のクズ政府と対照的なのがドイツ。

  • 仕事の無くなった生活困窮者に返済不要の5000ユーロ支給
  • 9月まで家賃滞納を理由に居住者を追い出すことの禁止。(家主への援助と当然セット!)
  • 集会の禁止
  • 配達、テイクアウト以外の飲食店の閉鎖
  • 美容やマッサージ店の閉鎖
  • 上記違反者に対する罰則・罰金
  • 病院がベッドを準備しただけで入院していようがいまいが一床毎に560ユーロの保証。
  • 更に人工呼吸器を備えたベッドは準備代として50000ユーロ(650万円!)

ゲルマンの戦闘準備時の緻密さはナチスの時代と全く変わらぬ国民性ですね。金と表裏一体になったこのような素早く大規模な対策を知った後では、どこぞの国の坊っちゃん宰相の間抜けぶりが際立つばかりで恥ずかしい限りです。orz

自分で自分を守るしか無い国。それが日本です。


2020年3月30日月曜日

ケンちゃんサヨウナラ (ノД`)

国民的スターの一人が亡くなりました。

私にとってはドリフターズというのは「八時だヨ!全員集合」に登場する面白くて仕方のないおじさん達でした。小学生の頃の私はドリフ達の走り回る画面を見ながら息が出来ないくらい笑い転げていたのでした。毎週土曜日になるとこの番組が終わるまでは、親から「起きてて良い」と言われてたためこの番組までは心置きなく起きていたのでした。
(そのあと暫く時間をおいてトヨタが提供する「知られざる世界」というのを時々観ることを許されていましたが・・・。)

子供にとって腹の皮がよじれるとは、まさにこの番組を観て起きた現象でした。最初の頃は私にとって滅茶苦茶に面白かったのはカトちゃん。「ちょっとだけよ~!」などを手始めとして、小学校ではドリフを見ていなければ学校では話に付いていけないというような状況になるほどでした。

しかし、73年に志村が初めて出始めてからは番組の中でのそれぞれの立ち位置が次第に変わっていったのを子供心に感じました。東村山音頭が大当たりしたころは、間違いなくカトちゃんはドリフの中で2番になっていて、完全に志村の引き立て役。勿論カトちゃんだって十分に面白いし、二人だけで出てくるコントなんかでもカトちゃんの面白さは芸術の域だと今でも思うのですが、ドリフという括りをつけるとどうしても志村がトップになっていくのを見つめる数年間でした。

やがて85年に全員集合が終わった後も、ケンちゃんはお笑いの世界の中ではずっと面倒見の良いトップであり、以降、現れては消えていった無数の芸人たちとは無関係にずっと存在感のあるボスとして君臨してきたと思います。

たけしが居て、ウッチャンナンチャンが居て、ダウンタウンがいる中で完全に独立した別の大きな柱として日本の「正統派」のコントを守り続けた人だったと思います。
私が彼のコントを正統派というのは「時代と年齢を超えて誰にでも理解できる」という理由からです。

今度の新型コロナ・ウイルスが「まさか」私のお笑いのヒーローに襲いかかり命まで奪うとは・・・。私の心の衝撃は、昼に病院で仕事をしていた時にそのニュースをLINEで知って、周りの看護師さんに囁いた時に全員が「嘘でしょ!」と言った一言と全く重なりました。

警告を無視して酒を飲みに出かけ、警告を無視して友達とカラオケに行き、警告を無視して花見を続ける人達に彼の死が少しでもインパクトを与えることを願うのです。

このままでは昨日のイタリア・スペインは明日の日本になる可能性が大です。


2020年3月29日日曜日

人の車はかえって運転できない時代になってきた

本当にいろんな車に普通に各種の安全装置が付くのが当たり前の時代になってきました。

最初は30年くらい前だったでしょうか?サイドインパクトビームがドアの内張りの中に張られること自体が安全の宣伝になるような牧歌的な時代がありました。
同じようにABSが次第に高級車から普通の車でも当たり前になってきました。そのあとは暫くエアバッグの数を競うような頃もありましたね。それでも結局の所、ボディー自体が潰れては意味がないということでホンダやトヨタなどがそれぞれそのボディーのフレーム構造に名前をつけて数年間元気に宣伝したような?

結構そういう技術の流れがあった後、いよいよカメラやセンサーを使って周囲の情報を逐次処理しながら安全を競う時代が来たのですが、最初は追随時の車間距離維持や警告を出して自動ブレーキを踏むもの。そのうち車線の維持や後退時の警告とその自動ブレーキ。その次のステップでは交差点を曲がる時の警告や自動ブレーキ、更にはステアリングを自動で切ってくれて危険回避をしてくれる車も結構高級車を中心に出てきています。

その上でかなりのレベルで自動で車線を認識して、自動で速度を調整して自動でステアリングを切ってくれる車もかなりの数が出てきました。これらは本当に相当のレベルまで進んできたとはいうものの、いわゆる人が「完全」と呼べるような自動運転にはまだまだ届いていません。まだまだ!

勿論、十年前であれば各社の実験用周回路などで、まさに「実験」段階だったものが今では普通に各社から売り物として出ているわけですから凄いものです。
結局、人間が想像できるものというのは遅かれ早かれいつかは形になるんだな~というのがこのようなものにおいてもよく示されるわけです。

しかし、ここで問題が・・・。

仕事で他人の車に乗ったときなどにはたとえ安全システムがいろいろ搭載されていても、その安全システムのカバーする範囲と質がそれぞれ全く違うために、自分の車では「いつのまにか」ここは安心して任せられる!というようになってしまっているシステムが他人の車では「そうじゃない」もしくは「そもそも付いていない!」なんていう事はザラにあるわけです。

ですから、昭和・平成初期の車だったら全ての安全の責任は運転者自身であったものが、いつの間にか車のシステムに助けてもらっているという状態が増えてきているために、知らないうちに運転の癖というものがモディファイされてしまっていて却って人の車に乗ったときには安心できなくて緊張する時があるのです。

将来、技術が更に一桁上がればどの車を運転しようと相当に安全でベンツだろうが軽だろうがかなり同一の安全を約束されるのでしょうが、今はマダマダですね。

十年後にこの文章を読んで「時代とともに大きく進化した自動運転」という日が来ることを愉しみにしています。


2020年3月28日土曜日

明日の飯代に困る人達のこと

これだけ経済的な活動の停滞が長引くと公務員等の降ろうが照ろうが給料は貰えるような仕事以外は本当に干上がってしまいます。

ブラック・マンデーやリーマン・ショックの時でさえも、自分達が上り詰めさせた人工的な景気循環の一つの断面としてのリセッションであって、誰とは言わないけれどもゼロサムゲームの結果として実はクラッシュが起きる時までに儲けていたどころか、大儲けをした人達も沢山いたわけです。勿論、クラッシュを利用して天文学的な大儲けをした人達も表面上は隠れているだけで、実際には沢山おります。

しかし、今回の強制的な景気後退はもともとそれほど沸いていたわけでもない景気にとてつもない冷や水を浴びせることになってしまいました。
私自身は商売人ではありませんので、商売のための運転資金や給料などの人件費を心配しなければならない立場にはないのですが、それが他人事であるはずの私でさえ、今回のコロナ騒動で確実に減ったであろう日銭商売をするような人達は息をしているんだろうかと心配になってしまいます。

食品業のなかで外食産業が被る被害のデカさは想像するだに恐ろしいものではないでしょうか。まさにdeep impactと呼ぶべき絶滅を誘導するような大異変だと思えるのです。
少しぐらい不景気になってもある程度、人は外出して食べたりしますし服を買いに出かけたりとか散策して何かをついでに買ったりなんてすると思いますが、そういう時とは表情の異なる「出歩くこと」「人と顔を合わせること」「人の居るところに行くこと」自体を憚る、もしくは禁止されるような特殊な状況ではそもそも外食産業はまさに禁忌の全てが詰まっているいるようなものです。

こんな時にこそ緊急で大規模かつ迅速な経済対策を行って強烈な繋ぎ融資やどでかいキャッシュのばらまきをやればいいと思うんですけど、現政権で現場の深刻さを理解できるようなセンサーを持っているようなツラはどこにもなさそうです。右も左も坊っちゃん嬢ちゃんばっかりで、明日のメシ代のことを心配したことの無いような連中がズラリと雁首揃えてます。

町工場、食堂、小さなショップその他諸々の「小さいけれどそれがあることで街が出来上がっている」様々な職種の人達の仕事が明日なくなるかもしれないという時にのんびりしているようでは国民に幸せが約束されることもなく、政府の信用は更に今の低水準から落下することは明白です。明日の選挙では勝てませんが、そのあたり自覚はないんでしょうね。

苦労人の菅官房長官あたりがそろそろ怒りの鉄拳を坊っちゃん宰相に喰らわせて欲しいところですが・・・。あの鉄壁の守りを見せるオジサンでは腹のなかと180°違うことでもきっと政府を守る発言をするでしょうから、安倍の坊っちゃんに進言はするでしょうが表立っては期待はできそうにもありません。

今回の確実なリセッションで家族の崩壊や自殺者の増多が発生しないことを増えないことを心から祈るしかありません。


2020年3月27日金曜日

私の勤める病院でのコロナ防御

今度のコロナ騒動で我々医療職は本当に戦々恐々です。

「もし」というか、実際のところ「いつ」病院の中にコロナが侵入してくるのかという状況を大変恐れています。近所にある幾つかの公立病院も既に内部感染でニュースになりましたが、私的には病院のような熱発者が当然のように集まって来る施設に「何時来るのか?」というだけの問題で、それがその大型公立病院だっただけという状況だと思います。

ただ、問題なのは内部感染を起こして、気づかぬうちに医療従事者自身がクラスターの起点になりかねないという事態。この点も実に微妙なところで、熱発無しでの感染者というのは今回のコロナ感染では幾らでも確認されていますから、正直なところこういう見えざる敵からの防御は「言うは易し行うは難し」をまさに地で行くような状況です。

エボラやマールブルグなどであれば、我々構える側の恐怖感も一桁違ったものになるし、仰々しい衣服での治療もやりやすくなるのでしょうが、実際に発症するまでかなりの時間なにもない状況でウロウロする人が多いような疾患ではそうもいかず、正直本当に難しいのです。

我々の病院でも実質的な面会謝絶状態を延長して患者さんにも家族さん側にも大変つらい我慢を強いる状況が続いています。早く流行が収束しないかなという気持ちは患者さん以上に強いつもりですが、コレばかりはなかなか我々の側では「希望」の域を出ないものです。その間はひたすら防御。仕方ありません。

マスクの着用としつこいばかりの手指消毒、職員自身への可能な限りの外出制限依頼、更には少しでも倦怠感等の疾病可能性がある職員は最低限まずは数日の自宅待機依頼など。

いつもは開放としている病棟でさえ準閉鎖状態として人の出入りを強く制限している状況。愛知県、名古屋市内での感染の拡大や発生の様子をじっと見据えながら「いつ」この状況を解除できるのかと院内でも討論を繰り返す日々です。

実のところ4月に入ったら早い時点で通常入院の形式に戻そうか・・・等という話も出ていたのですが、ここに来て東京での「感染者数拡大の可能性」が出始めたという話。orz

そう簡単には終わらせてもらえなさそうです。


2020年3月26日木曜日

コロナ陽性患者数の増加に関する一つの考察

今回のcovid-19騒動の影響はまさにいろいろな意味で、世紀に一回の事件の一つになったと感じます。

検出された感染者という意味では東京などでは爆発的増加を見せるか否かの分岐点に来ているといわれていますが、少なくとも名古屋は感染検知者の数も含めてむしろ「今の所は」むしろ収束傾向を見せています。

しかし、これからはまた違った数値を見せる可能性があります。現在までのところ陽性者数のカウントは多くの場合PCRによる検出法しかありませんでしたが、商業レベルでの免疫学的検出法によるコロナ陽性者のスクリーニングが始まると、その検出の容易さから検出数は飛躍的に増加することが容易に想像されます。

実際いろいろな会社が鼻咽頭からのサンプル採取から最終判定まで10-15分程度のキットを売り出し始めています。大体10日ほど前からですね。
私が考えていたのは、このキットが十分潤沢に行き渡り始めさえすれば各医療機関で「疑わしい」もしくは「調べるべき診断基準」に合致した患者さんに対するスクリーニング数がググっと爆発的に増加してゴシップや事件好きの煽動好きテレビが喜びそうな「感染者数の拡大」が見られるのかな?ということでした。

今回の東京における患者数の増加が現時点で「真の」増加なのか、それとも新検査法の追加による「スクリーニング効率」の増加なのかもう少し時間がかかると思いますが、果たして検査された人々で陽性と判定された患者さん達のほとんどが全員PCRによって検出されていてかつ、検査された数nの中での陽性比率が上昇しているのであれば、それはかなりの確率で「爆発」の傾向を見せているのかもしれません。

しかし、そこの情報はまだなし。これからの一週間はじっくりと冷静に発表データを観察しながら愚かなマスコミの「煽り」に振る舞わされるような愚かな行動を取ること無く、外出を控える、人と可能な限り交わらない、手の消毒に気をつけるなどという事に最大限の注意を払うといった基本を守る毎日を続けるべきだと思います。

それにしても、志村けんさんの報道を見る限りではECMOまで使った治療をしている様子。小さい頃から見てきた有名人の深刻な容態を聞くと、その一刻も早い回復を心から祈るのみです。

今週末も外出を控えることの大切さと愚かなまとめ買いをやめるということをこそ、マスゴミは報道すべきでしょう。


2020年3月25日水曜日

こんな人でも総理大臣・こんな党でも第一党

アメリカでも日本でも残念な人が国を統率しておりますが、それも仕方ないこと。

結局は対立政党の質や党首の人望が低ければいつもの「相対性」というやつで、駄目な野郎のほうがより輝いて見えるというだけの話。

アメリカでは票のカウントに問題があるにせよ、またロシアが手を貸したという強烈な疑惑があるにせよ、反対側に立ったヒラリーの嘘と毒の詰まった二枚舌ぶりに嫌気が差した連中が、結局のところ共和党に票を入れたというのが本当のところでしょう。

日本においても「究極レベル」のダメ人間達の集合体の数年にわたる悪政の反動として誕生したのがリバイバル自民党ですから、メチャクチャ駄目な輩の後の普通のダメ人間は逆に言えば幸福な立場です。

登場した安倍ちゃんはまさにこのパターン。
私も、この党の行ってきたここ数年の行為をジーッと眺めていましたが、本当に心の底から残念なのですがそのクオリティーはほぼ最低ながら、対立軸であったあの愚か者達の時代が悪夢のようにフラッシュバックされるたびに「犬の下痢Xソ」よりも、まだ馬糞のほうがマシかな・・・と思えてしまうのです。w

結局の所、こういった「時の運」こそがこの普通だったら退職時にせいぜい課長止まり程度の成蹊大学卒の、親と親族が綺羅びやかなだけの、凡庸を一筆書きで絵に描いたような人物をして平成の大宰相に仕立て上げたわけですから地の利、人の利、時の運というのは政治の世界では大事なものなんですね。もちろん皮肉ですが。

最近の一連の森友に関連して亡くなった官僚の残した真実への対応、コロナウイルス感染症後の経済対策に農林水産族の牛肉商品券のアイデアを採用しようかというような利権丸出しの姿勢とか、桜を見る会での名簿シュレッダーの件とか、広島のバカ議員夫妻の意味不明の擁護とか、アホで有名な奥さんの行動を制御できない無能さとか。

そもそもトランプに金のゴルフクラブ?かなんかをポチ同然に持っていった時点から眉を顰めていた訳ですが、もうそろそろ舞台を降りる時期が来たんじゃないかと思うんですよね。しかし、残念ながら次の人材が誰?となるとこれまた残念なくらい「はて誰じゃろう?」という状況。

そもそもこの国で、令和の時代に徒手空拳で政治家になろうというような奇特な人物が居るわけもなく、必然的に家系が歴代政治屋とか総務省から来た県知事上がりです~なんてのばっかり。

政治に金と力が必要なのは理解できるにしても、尊敬できて投票したいと思えるような人物なんて言うのは近所の政党、投票区の人物を含め誰も、本当に誰も居らず。orz

 投票率が低いと嘆く前にまずは己の質を上げろよと言いたいところですが、投票率が上がらないほうが組織を動かす政党には都合が良いことは昔から相変わらず。白票やマイナス票が意味を持つ選挙制度ならば良いのでしょうが、そんなものが実現するわけもなく。

日本はこの大宰相のもとで幸せのうちに縮んでいくばかりです。


2020年3月24日火曜日

やっぱアメリカは違うな・・・

仕事をしていたら次女からまたまたいつものごとく突然LINE。

私的な用事に関する短い文章に続いて仕事の手を止めて立ち止まってしまうような内容のちょっと驚くような出来事が短い文章で書いてありました。

その内容とは、次女がいま遊びに行っているカリフォルニアの彼氏の家からほんの何軒か離れたところで「昨日Gun shootingとrobberyがあった」というものでした。
オイオイオイ!という心のざわつきがあったのですが、ロスから100キロ離れたようなところでもやっぱりコレくらいのことは起きるんですかね・・・。

人が怪我したりしなかったのかは問いもしなかったし彼女自身も書いてもなかったのですが、やっぱりアメリカは日本とは桁が2つも3つも違う感じで銃による犯罪が多いですね。犯罪の中でもshooting spreeのような、短時間でガンガン重やマシンガンを撃ちまくって多くの人を無差別に殺したりするような異常な犯罪も突出して多いのも文明国としては異様の一言です。

NRAのバカ達が恐怖を煽っては国難に乗じて田舎者と馬鹿に銃と弾丸を売りまくる様は本当に頭が痛くなるようなアメリカの日常です。このブログでも何度も何度も書いてきましたが、本当にそこら辺のスーパーで手頃にガンが買えて有り得んやろうというような重火器も買おうと思えば買える。それに定期的にびっくりするほどの値段で野菜を買うように定期市があちこちで開かれる現状。そりゃあ武器も拡散し続けるに決まってますがね。

昔、長女がJ.Hopkinsに行っていた頃も住んでいる所から道を一本隔てた裏側は、いつも銃の発砲事件が起きるようなところでした。まあ、今住んでいるブルックリンも危ないところではありますが・・・。

結局、アメリカで生きる彼女達にとっては情報と危険を察知する嗅覚というものが大切な武器となる訳です。正直なところ、つまらないインシデントが彼女達の周りで可能な限り起きないことを祈るばかりです。


2020年3月23日月曜日

カリフォルニアの知人のお話

LINEでシスコに居る日本人の方とおはなしをする機会がありました。

コロナ騒動で刻々変わっていく周囲の状況に関してお話してくださったのですが、実際家の外を出歩くことが随分と減ったそうです。シティ側は60歳以上の人達は外を出歩かないようにと注意喚起しているようです。

また、今回の騒動でいろいろな職種が影響を受けているとのことでしたが、実際に息子さんが働いていた職場がビジネスを畳んだそうで、次の仕事を探すそうですが、シティの仕事についてはどうかとのsuggestをされているとのことです。

確かに、今回のコロナ禍のような「予測不能」なことが起きても公務に就いていれば安定的ですし、リタイア後のメリットも大きいですしね。長期的に見て安心できる仕事の一つですよね。

更に聞いたところでは。いろいろなストアでものが次々に無くなってしまっているとの事。こういう御時世ですから、購買に強くないお年寄り達はストアに行ったところで欲しい物をゲットすることが出来ない購入弱者状態。こういった人達のためにストア側も次々とお年寄りや障害者のためのセット・アップを始めているようです。

ストア開店の第一陣はお年寄りと障害者のために限られ、まず最初に時間を区切って順番に入れるようになっているそうです。賢いやり方ですよね!日本もなんだか整理券をみんなに配ったりしているようですが、アメリカ式の弱者優遇から始めるのがベストだと思います。(日本でも既に始めているところもあるのかもしれませんが。)

他にも、この方が病院に行ってみると毎回毎回入り口で体温を測定されかつ問診票を書かされという様な以前では考えられなかったような厳しい状況でのスクリーニングが行われているとの事でした。

あちらの国でもアッと言う間にオーバー・シュートが発生しそうな状況です。感染だけでなく、社会生活の仕組みの正常な維持のためにもこれほどの警戒をしなければ不味い状況になり始めていることを示唆しているということでしょうね。
日本とは違う国では、対応の仕方もかなり直接的で厳格なものでなければ効果がないようです。


2020年3月22日日曜日

次女の次の学校?

次女からまた、というかいつもの如く何の説明もない一枚のスクリーンショットが届きました。

毎度のことなので特に違和感も湧かないようにはなっているのですが、よく見るとなんとなく見慣れたフォームの用紙のスクリーンショットです。画面を拡大してよく見てみると今度は別の学校にアクセプトされたことを示す一枚の合格通知書でした。

この人、言った最終的にどこに行きたいのか全く理解できないのですが、22歳になるまでは本人がやりたいようにやっていくのに付き合ってやるというのが約束ですので、本人の選択に任せています。

今回通った学校名はPratt Instituteというところですね。wikipediaでみてみるとナルホド~という感じの説明がいろいろと書かれておりましたが、正直アートの世界でここの学校がどういう位置づけでどういうふうに将来の方向を決めていく人が多いのか全くわかりません。日本語版のWikiのところにPrinceton reviewでの講評などが書かれていますが、その記述の客観性に関しても残念ながら我知らずというところでしょうか。

何れにしても、drawingなどの世界でもう少し楽しむ時間、スキルを磨くチャンスが欲しいのでしょう。父親としてはじっと見守るしかありませんが・・・。

そう言えば忘れていたのですが、この学校は長女の住むブルックリンの家の直ぐ傍らだということに気づきました。アイツはなんのかんの言ってお姉ちゃんのところのそばも狙っていたんでしょうかね?わかりませんが・・・。

先程の合格おめでとうと書かれた通知書を見てみると、メリットベースでの奨学金が$18,000と書かれていましたので、私としては年間諸費用の計算をしながら更にいくら準備しなければならないかを見ていかないといけないわけですが、そこら辺のことに関する連絡が全くいい加減なので、私としても良くムッとしながらの作業をさせられることの多いヒビを覚悟しています。

とは言え、本当にここが最後の受験校なんですかね?謎です。orz


2020年3月21日土曜日

4,000本目のブログ投稿

私がこうやって毎日記録をつけているBloggerでは、ブログを書くときにトータルの投稿数を左のカラムに出しています。
暫く前にその数がふと目にとまり、気にはしていたのですが、今日がその日となりました。
このブログには基本的に事実もしくは自分の身近に起こったことの備忘録みたいな感じで記録し続けていますが、実際には数日ずらしてわざと書いたことが相手に影響を及ぼしたりしないように・・・などという感じで記していることもあるのでした。しかし、基本的には自分の備忘録ですからね。

私が誰なのかを知っていてこのブログに目を通して居られる方も居られますので、そういった人達にとっては日常の私がどんな人間かよく知った上で「ああ、またアイツがあんなバカなこと言っとるわい」くらいの軽い感想を持って居られる方がほとんどではないかと思います。

ほぼ確実に毎日記録をつけるという様な行為は基本的に私のようなズボラを絵に描いたような人間にとってはほとんど奇跡に近い様な行為でして、ここまで来ると記録しない事自体がなんだか居心地悪さを感じるようになってきます。日々の生活の中でも「あ、この事記録しとこう」なんていう一瞬があって(メモをとらないので忘れることもよくあるんですが!)、何かを題材にしてブログに残そうとしている自分に心の中で苦笑いです。

グーグルの気紛れで、ある日突然「ブログ関連サービス止めますんで~!」なんてことも十分にあるわけです(実際に最近ではYahoo!がそれやりましたよね)が、その時には専用のブログ移行ツールなんて言うのが間違いなく登場してきて、それなりの活躍をしてくれるとは思ってるんですけど。

いま4000回ですから、5000回の区切りは生きていれば57の時。6000回の区切りは還暦の頃ですかね。生きていれば悲しいこと、楽しいこと、頭にくること、ほのぼのすること等いろいろありますが、出来ればここに書く多くのことがポジティブよりの備忘録であって欲しいなと思うのは人として自然の感覚かと思ってます。

しかしまあ、よく俺みたいなダメ人間が4000本もの他愛もない記事をゴニョゴニョと書き綴ったもんですな。なんにも成長はしておりませんが。w

次の+1000回に向けて、また今日からスタートです。


2020年3月20日金曜日

アメリカ東西に住む娘達にとってのコロナ

長女と次女からそれぞれ今の状況が入ってきました。

とは言っても、彼らの住むエリアだけの話ですからそれがその州の全体像であるとは到底言えませんし、そもそも彼女達自身も比較的家の中に閉じ込められる傾向が出てきているようです。

長女は相変わらずのテレ・ワークとテレ・クラス状態で、取り敢えずは本当に人と出会わずに卒業までこのままでクラスの授業が全部組まれてしまっている状態なんだそうです。卒業までずっとですよ!信じられますか?

実際非常事態であることは理解できていても、長女としては「人と出会ってディスカッションや顔を見ながらの共同作業で理解と研究の進捗が進む」ということが十分に解っているため、このような状況では例えディプロマを獲得するにしても納得できない!ということで、授業料の一部返還を大学側に強く求めていくんだそうです。

どの様な方法でpetitionを作成していくのかわかりませんが、多分、連名形式で上の方と強く交渉に臨んでいくのでしょう。あくまで推測の範囲を出ませんが、この様な状況やアクションは他の大学でも今後のウイルス拡散の状況に応じて拡大していくと思われ、連鎖反応的に大学と学生間で角の突き合わせが起きるのかもしれません。

さて、次女の方は相変わらず能天気で、私がカリフォルニアでの移動制限の話を聞いたところ「It's a loose order.」と言って、そのニュースが載ったカウンティの記事を送ってくれましたが、読んでみると、散歩やエクササイズししてフードデリバリーも普通に使って良いという。あと大きなところでは軍の病院船をカリフォルニアに送ることが書いてるものでした。

オマケに彼女のやってることと言ったら彼氏と一緒に庭でBB gunの射撃練習をしているという・・・。お前はアメリカ人か!ってアメリカ人でした。w

他に何してるんだと聞いたところ、彼氏がガンガン料理を作るんでそれを手伝ってるんだそうです。「お前は作らんの?」という質問には「私はゲストだから」と言う返答。育て方を間違えました。


2020年3月19日木曜日

坊さんと医者

実はそれほど驚くことではないのですが、医師免許を持ちつつ他の仕事の資格も持っている人は結構たくさんいます。

医師免許もまったく使っていないような人も中には居て、そっちのほうが遥かに稼いでいるなんて言う人にとっては医師免許は人をちょこっとだけ意外に思わせるための小道具なんでしょうが。

実は医師免許を持っていても塾の講師をしている人とか、神主さんの資格を持っている人、漫才師、坊さんなんて言う人も居られます。
特に神主の資格なんて言うのは一種の免許ですからその手の大学に行って講習受けて試験通れば神社の息子はバカでもない限りなれますから。w
私の高校生の頃の友人にも銀行員しながら週末や呼ばれた時にはインスタント神主に化ける奴がおります。そいつの親父は実は私の母親の中学校の頃の同級生でして、実に生臭い輩として地域で知らぬ奴はなしという人物だというのが母親評。

まあ、医者と坊主と政治家いうのは確か三大欲深、性欲強すぎの仕事の一つだったと思うんですけど、その医者と坊主を兼ね備えるというのはこれまた結構なもんではないかと思うんですが・・・。

医師という職業上、人の性や生、病や死、加齢などというまさに宗教も真っ向から向き合ってきた課題と向き合っていかなければならない日々ですが、その中身はまさに同一。医師は心と病気を坊主は心を医師よりもより深く癒やす仕事ではないかと考えます。

そんな中で今回私の勤める病院からも一人、坊さんになるために医者をやめて京都の大学へ向かう人物が出ました。この先生、正直私達の病院にとって優秀な人材で、失いたくない人なのですが・・・そこは致し方ありません。

特に精神科という科目を選んだ先生方の中では人の中に存在する心の働きというものを普通の医師以上に突き詰めて考える傾向を持った人も一部には居るということで、この様な選択も出るのでしょう。まあ、自然といえば自然ですよね。

彼の今後の精進と煩悩からの離脱を祈るのみです。


2020年3月18日水曜日

昔の自動車教習所

松任谷正隆さんの書いたJAFのエッセイで、昔の自動車学校のことを書いている文章がありました。(名古屋ではなぜか車校”しゃこう”というんですが。)

それによると、彼の親父さんが喧嘩してやめて帰ってきたことが書いてあり、彼自身もいろんな嫌な目にあったあと、ひたすら教官に対して低姿勢に振る舞って免許をとった時には飛び上がるほど嬉しいとともに「こんなところになんて二度と来るか!」と思ったことが書いてありました。w

私の場合、大学に入ったあと通い始めたのが比較的家の近くにあった「M原自動車学校」というところだったのですが、本当に思い出すだけで最低最悪の糞タヌキ親父にあたりまして、もう少しで殴るところでした。今考えると運転の下手なラクナ梗塞で呂律の回らないただのデブ親父だったと思うのですが、実は私の先輩にはこのおっさんを殴って自動車学校をやめちゃった人が本当に居たのです。orz

今どきの若者人口減、自動車免許取得志望者減の時代、そしてネットであっという間に個人の実名が広がってしまうネットの時代においては、サービスを提供できない自動車学校や碌でも無い教官なんて言うのはアッと言う間に仕事を失くしてしまう時代でしょうから、我々が免許を取得した頃のような糞教官というのは本当に少ないと思いますが、どんなもんでしょうか・・・。

上に書いた教官を殴ってやめた歯学部に所属していたラグビー部の先輩はその後結局車の免許は取らず、どこに行くにも歩くかバスか電車で行くという学生生活を送っていました。

あの頃の教官なんて言うのは本当に意味不明のチンピラみたいな連中がウジャウジャ居て、気分次第で人を叩いたり、意味なく急ブレーキを踏んだり、車内でとんでもない発言をしたり(録音されて学校側にもし知らせたら即クビが飛ぶようなこと)するなんていうのは極々日常的なイベントでした。
ダッシュボードに脚を投げ出して帽子を目深に被った教官が「一時間テキトーに走れ」なんて言うようなのも「授業」だった時代です。今なら考えられませんよね?

いまだったらiPhoneでこっそり録音したり、後部座席から録画したりなんていうのもめちゃ簡単ですから、アッと言う間に馘首なんでしょうが!

私の同級生にはここの教官の言動にブチ切れて、教官が油断している隙にわざと壁に突進して車をブチ壊して日頃の憂さ晴らしをした猛者もいました。w

あの時代の自動車学校って本当に「ね~わ」っていう感じの異世界でしたが、卒業して日常の世界で車を運転するようになったら「習ったままの運転してたら世界の道路は大渋滞だろうな」と言うことが良く判りました。現実の世界の路上は自動車学校の教える世界とは全く違う現実が待っているというのが初日から判ります。危険の読み方やスマートな運転などというのは、教科書には書いていない段違いの難しさを伴った予測をしながらの毎秒ですし。

私は免許を取ったその日の夜にはクラスの悪友2人に「行こうぜ行こうぜ!」と唆され、自動車部の車を借りて冗談抜きで本当にひと晩かけて佐賀と福岡と長崎をぐるぐる走る1000キロ走行を行ったのでした。終わったときは流石にヘトヘト。

若かったんですね。見事にバカでした。今も変わらぬバカですが。w


2020年3月17日火曜日

死ねなくて泣くお爺さん

今日は弱り果てました。

バイトで行っている在宅のお爺さん。90を超えている方なのですが、高血圧で苦しんでいる方です。実際のところ前のお医者さんから貰った20種類程度の大量の薬をそのまま信じて飲み続けて居られるのですが、正直全くコントロールが出来ていなくて、薬を再度組み立て直すために循環器医の相談のもと慎重にいろいろとしていかなければならない方なのですが、この方大変抑うつ的かつ細かなことに対して自分なりの強固な思い込みが有るために当方の言うことを聞きません。w

この方がこちらを頼ってきた理由は推測なのですが、多分前のお医者さんもこの方の頑固さと融通の効かないことに痺れを切らしてサヨウナラをした可能性が・・・。

この方が本当に切々と私に語るのです。
「先生、若い頃は子供が居なくても何とも有りませんでした。」
「しかし歳をとって妻が死んで15年誰も一緒に居ない一人ぽっちの生活なんて本当に本当に地獄です。一人で家で死ぬことを考えるだけで恐ろしくて・・・わかりますか、先生!」と言って大声で顔をクシャクシャにします。

90を過ぎても心の安らぎを得るどころか、死に向かって日々突き進む自分の気持を整理しきれずに薬をそれこそランダムにボリボリと貪り、飲み込む姿は本当に哀れという言葉以外の何者でも表現できないような状況。

このコロナ禍の中で、老いた体に鞭打って90過ぎて自分の手で車を運転しながら食料品を調達せねばならないという現実は本当に壮絶なものがあります。頭も体も限界ギリギリでなんとか一人暮らしができるため、逆に名古屋市のリッチなサービスが受けられないという皮肉な有様。

子供や孫という「未来」はたとえ苦労の種であっても見るべきもの、期待すべき何かがあるという意味ではやはり人生には必要な、大事なファクターなのだと感じた今日の診療でした。

ボケずに死ねないのに、何の未来も自分を待っていないというのは、魔女からかけられた呪いとして周りで知っている愛すべき人々が、次々と老いて亡くなっていくのを見続ける定めを持った「永遠の命」を約束されたホラーのようなものだと感じた次第でした。


2020年3月16日月曜日

本当に東京オリンピックは予定通り開催出来るのか?

今年の7/24に開会式を迎える東京オリンピックまで現時点で129日。

本当に実施できるのか誠に予断を許さない状況になってきたと思っています。実質4ヶ月ですが、行うのか行わないのかを最終決定するにはある程度の猶予期間というものが絶対的に必要。でないと世界から人が集まるイベントですから、そこには間違いなく巨大なカオスが生まれます。

個人的な意見ですが、少なくとも最も遅くまで待っても二月前には決定しておかないとどうしようもないでしょう。だとすると、待てるのは後69日?それなら大体5月の末日までにはIOCとのあいだで何らかの合意を行わないといけなくなるわけですが、5月の末なんてアッという間。

それまでに条件としてクリアしておかなければならないのは①全競技の予選がきちんと行われて、全選手が間違いなく選出されるだけのそれぞれの競技の世界大会や国内大会が世界各地で間違いなく終わっていること。そして最も大切なのは②世界規模の拡がりを見せている現在のCOVID-19の流行が収束していること。更に③可能であればワクチンなどの前投与による予防手段が何らかの形で登場していることなどですが、最後の③は希望的観測であるとしても、①と②は「絶対」であることに間違いないでしょう。

だとすると、中国での拡散と収束の状況、そして現在拡がり続けて高齢者を中心に薙ぎ払い続けている今のヨーロッパの状況からみて二ヶ月でその様な条件に片がつくとはとても思えないんですが・・・。

そうなると???

延期と言うのが最も妥当なプランでしょうが、どれくらい延期するかというのもまたこれは頭の痛い問題。今回の当初のスケジュールに向けてピークを持ってこようとしている人達にとっては1ヶ月の延期でも人によっては大ダメージのはず。

では囁かれているような丸々一年とか二年の延長だとどうなるかと言うと、各国のオリンピック・コミッティーとしては「強くて勝てる選手やチーム」を送るためには「今日強い選手」を一年後の大会に同じ代表として送ることなんて出来るわけ無いでしょう。

本当にコロナ・ウイルス大変迷惑な輩です。

私個人の、ごくごく個人的な意見なんですが、もし上記の条件が叶うなら前回の東京オリンピックが行われた10月10日が一番いいと思うんですけどネ!マラソンも東京で十分できます!(^o^)


2020年3月15日日曜日

マンション売れ売れってしつこいチラシ

毎日のようにチラシがポストに入っています。

世の中、このポストへの余計な投函がなければどんなに郵便受けを開けるのに気が滅入らないか・・・と考えてしまうくらい淡々と入ってきます。下手をすると一日3枚くらいの物件求む!的なチラシ。

結構、不動産屋も真面目に狙っているんでしょうね。具体的に自分の住むマンションの名前をきちんとプリンターで印刷してますからね。多分間違いなく近隣のマンションも同じ目に遭っていることでしょうが・・・。

アメリカでロックビルのアパートに住んでいた頃はそういった読みたくもない投函物は家まで持って帰ること無くバサバサと投げ込むでっかいゴミ捨てがポストの前に置いてあったものですが、日本の、少なくとも私の住むマンションではそういったものが置かれる気配はありません。

売り買いされる物件というのは私が住むエリアを眺めてみた感じでは土地が少しでも余っていたら不動産屋の買い漁りターゲットになるようで、比較的あっという間に5階建て程度の賃貸マンションから売り切りマンションまで様々の形式のものが立ち並びます。私が引っ越してきてからのわずか数年の間にも、建て替えも含めて同じ様な規模のマンションが数件スクスクと立ち並んでしまいました。

その殆どは高級賃貸系のところみたいで、家賃も高め。なぜだか知りませんがオーナーさんの意向なんでしょうか多分土地を持っているここらあたりに昔から住む田舎者の皆さんの御子孫が、自分の家族の部屋を最上階あたりに持ってきて住んで後は賃料で・・・というパターンみたいです。

ここらあたりは昔の古地図でみるとただのみかん畑や山だったんですが、その百姓さん方の子孫はごく近くでの高速道路(インター)と地下鉄の開通でいい目にあっているみたいですナ!

この辺の道を日曜・休日あたりに散歩すると笑ってしまうほど同じ表札の名字が出てきます。それもそういう話を裏付けるものなのでしょうが、ほんまにラッキーな奴らです。俺も混ぜろ!w

2020年3月14日土曜日

何事にも潮時というものがある

何事につけても年齢に伴う能力の衰えというものは必定だというのは当然のこと。

生き物ですからね。

最も早くその衰えが出始めるのは体力でしょうか?女性に聞けば容貌や肌の艶・張り等と答えるかもしれませんが。最後に衰えてくるのは知的なものだと思いますが、今言ったすべてのことに関してみな大きく個人的な開きがあります。かのアインシュタインでさえ晩年の己の知的能力の衰えを嘆いていたことは記録に残っていますが、元のレベルが高ければ落ちたとは言え高い高い位置を保てるもの。

人間の平均的な寿命が延びるに連れ、スポーツを含むいろいろな分野で年齢が高くともマダ活躍している人達もたくさん出るようにはなっていますが、そう言った人達にしてもなかなか「全盛期」の調子や記録を維持することは次第に困難になるものです。

私自身、医療現場での先生を見回しても知識や経験の量はやはり意欲的に勉強をされている方々は50になってもまだまだ右肩上がりでは有るものの、それが60を超えても技量などという実際に手を動かして何かの手技を行うレベルで油の乗った40代に勝てるかと言うとやはり疑問符が付きます。(指導者としては当然経験豊富なままで有り続けるのでしょうが。)

何よりも一般的にいうところの筋力というよりも「無理が効かない」「持久力のピークが下がる」という意味では致し方ないところ。無理をした翌日の回復力が20代の頃とは段違いです。w

では看護師さんは?というところですが、周りに話を聞いてみると、やはり疲れやすい、血圧や心臓その他に持病を持つようになった、新しい知識を習得できていない等のお答えが結構ありました。私などから主観的にですが・・・観察していると、夜勤明けの看護師さんの疲れ方がやはり60超えの方は段違いという感じ。夜勤をする仕事に付く人には認知症の発症率が高いという統計的事実に納得させられるような夜勤明けの顔をしているかたが多い印象。

あと、何かの行為を行うときに独り言を言う人が多いですね。指差し確認的な?w
若い看護師さん達は優しいのか面倒くさいのか、それに対して何も言わないようですが私からみると明白な老化現象の一つなんだろうなと思わざるを得ないほど皆共通してそういう独り言が増えてますね。

仕事にミスが増えたり、若い人のやっていることが理解出来なくなったり、追いつけなくなった時には勇気を持って現場を退くというのも、命を預かる現場では人に迷惑をかけないために大事なことなんだと思う最近強く自戒する私です。

年令に応じたそれぞれの役割を果たせる場所はあります。退くことは何も恥ではない。しがみついて老醜を晒さない事も大切なことだと考えます。


2020年3月13日金曜日

コロナ騒動はこれからいつ収まるか

マスゴミのみなさんがこれでもかと溢れ出る如く時々刻々のコロナ関連情報を出してくれます。

ネットでも時々刻々と大量の情報が出されていますが、それらが正確な情報かというのはまた別の話。最初の頃の曖昧な情報は中国という特殊な情報統制をされた国家からの発信であったこともあり、恐怖を含んだ上に曖昧模糊な質の低いものでした。

それが自由主義諸国にも拡散してくることで、病気の正確な様子が目に見えてくることになりました。その結果は次々に論文や短信としてネット上にもあげられ続けていますが、致死率が多分インフルエンザと比較して多分全年齢を均すと10倍程度の致死率なのだろう(現時点でのCDC推定)ということが固まってきたみたいです。

インフルエンザと違って温かいところでも湿度が高いところでもあまり変わらず拡散する能力があるようだということが言われていますが、正直、人-人感染がそれらの温かい、高湿度の場所でも間違いなく拡散が強いのか正確にトレースする必要が有ると思います。

おそらく公衆衛生的に確度の高い情報が出揃うにはこれから一年間ほどかかると思います。遺伝子の特性。拡散に伴う変異の様子。伝播に伴って病原性が変わっていったのか否か、もしそうならどの部分の遺伝子変異がその様な影響を与えているのか。噂に聞く人工的に作られたものなのか否か等の事実特定もシークエンスを調べていくことでかなり容易に推定されるかとは思われますが、CRISPR等の技術を使ったものなのかなども含めてきっと理解されることと思います。(私個人はこの手の陰謀説には極めて懐疑的ですが!w)

さて、テレビではいろいろな「誰これ?」というようなコメンテーターが、訳知り顔で明らかにおかしなことも含めて言っていますけど、恥ずかしくないんでしょうかね?w
子宮を温めると罹りにくいとかなんと言ってる驚異のバカ女医も居るという噂を聞きましたが・・・。

今回のコロナ。症状のあるなしを含めて世間に拡散し果たして抗体価が上昇することによって今回のような派手な拡散傾向は抑えられるようになるのでしょうか。だとすると数年はかかるかも?それとも抗ウイルス用のワクチンがサクッと出てきてインフルエンザ・ワクチンのように定期的に打たれる可能性のあるワクチンの一つに加えられるようになるのでしょうか。

何れにしても、これからの一年は医療関係者・公衆衛生学者にとっての正念場になることでしょう。

2020年3月12日木曜日

コロナとアメリカと娘達

当初からわかっていたことですが、アメリカにも当然のようにコロナウイルスが上陸し、当然のように拡散しているわけです。

その国の某大統領は当初「アメリカは大丈夫、素晴らしい方法で国を守る」的な秘策の存在を示唆していたわけですが、地道な対策以外にそんな魔法なんぞ端っからある訳無くて、ただのドタバタ劇を演ずる相変わらずの愚かなオジサンであることが「再び」明らかになったわけです。

さて、今回の騒動に絡んでそのバカ大統領が治める国に住む二人の娘達はどういう状況下に有るのかそれぞれにメッセージを送って状況を探ってみたところ対照的な反応が返事が返ってきましたので、記録として書いておこうと思います。

まずNY,Brooklynに住んでいる長女のほうにメッセージを送ったところ、以下の感じで返答がありました。そもそも朝の民放のニュースでNYの一部が隔離エリアになったという一報があり、そのエリアがマンハッタンとブルックリンを含むかなり広範囲のマップが画面で示されていましたので「おいおいマジかい?そんな事あるわけねーじゃん。w」と思ってメッセージをしたのがきっかけ。
すると頂上から即答で以下の画面が・・・。
市長のデブラシオ氏による明確な否定のコメントが・・・。
日本では民法のバカ・プロデューサーとアナウンサーがタッグを組んで朝からウソ撒き散らしてます、朝から。さすがマスゴミ。ゴミはFUDを売って飯食ってます。w

長女が言うにはやっぱりみんな心理的にはパニックに近いようで、アジア人に対する差別的行為や発言も有るし、マフラーとかで口を隠している人も多いとのこと。
とは言え、長女に私が返答したのは「NYでさえそれかよ?アラバマとかミシシッピじゃなくてまだ良かったね!」という文言。返答はLOL(大笑い)でした。アメリカに住むなら日本のように気軽に田舎には住みたくないとのこと。

でもさすがはアメリカ、娘が通っているNYUの大学院では普通に全面的に授業は全てネット上で行われているとのこと。おまけに長女がNYUからもらっているお仕事もすべてteleworkで行われているという話でした。

彼女が最後にこんな印象的なリンクを送ってきてくれました。今回の騒動で彼女が思い出したのはこのトワイライト・ゾーンの古い、しかし有名なお話だったらしいです。

所変わって次女の住むカリフォルニアのCathedral Cityに仮住まいしている次女。彼女に私から送ったメッセージは「No Stupid discrimination for Asian in your area?」だったのですが、返事は「No there’smostly Mexican people and old white gay people」とのこと。ちょっと安心しました。

やっぱり東西ではこうも反応が違うんですね。
のんびり娘にはのんびりのエリアが似合っているようです。

これからどんな感じで拡散して収束していくのか。地球の反対側から娘達の目を通してじっと観察です。


2020年3月11日水曜日

名古屋の変態糞オヤジに天罰が下りますように

昨年から引き続き行われていた控訴審の結果が出たようです。

己の娘が中2の頃から体を触ったり、陰部を触ったりしていたのがやがて口腔性交、そして本当の性交。更に長ずるに及んで週に三、四回も嫌がる自分の娘と性交をしていた変態糞親父が一審無罪という逆の意味で驚くべき判決がくだされた後、控訴審で勝訴とは言えたった10年の有罪判決が下ったとの報道がなされました。

ニュースでは一応勝訴とはなっていましたが、単に一審の裁判官が国際情勢にも倫理にも疎い「痴れ者」だったと言うだけで、やっと今回の裁判官の判断で方向が正しい向きにきちんと向いたというだけにしか思えませんでした。

私には実の娘を長年にわたって犯し続けたこの変態ゴミ野郎に「たったの懲役十年」というのが全く釣り合わない軽い刑だとしか思えないんですが、世間の多くの方も同じように考えるのではないかと思うのですが、刑罰の重さというのは過去の実例などが当てはめられるんでしょうが、やっぱり納得いかないですね。

私にも二人の娘と息子一人が居りますが、実の娘に欲情する男とか頭のどの部分がぶっ壊れたらそんな事になるのか全く理解の外の世界。一度生きたまま頭かち割って脳のあちこちに電極100本くらい刺して電気流してどこに電気流せばその性欲が消えるのか実験してみたいくらいです。そのあと化学的去勢ではなくて物理的・伝統的去勢を麻酔無しで行ったあと、飢えた虎のいる檻の中に血だらけのまま逆さに吊るすとか。

この変態が実の親だった娘さんはまさに家にいることは地獄に住むのと同じことだったことでしょう。しかし、その地獄にしか自分が成人するまで飯を食べる場所はないという状況であれば、それは二重の悲劇。そしてこの娘さんにとってはそれが日常であったという事実。傷ついた心と体は一体どの様な方法をとったとしてもその傷が癒える筈も有りません。決して。

この裁判の一審で無罪が宣告された経緯に関して私のように怒りの感情で語らず、法理に基づいて冷静に分析批判した文章をHuman Rights Nowの伊藤和子弁護士が書かれています。法理論的にはそういうことなんでしょう。そうなんでしょうが・・・。

一審の裁判官は、多分子供をまともに育てた経験が無いんじゃないかと下衆の勘繰りをしてしまった私でした。この糞オヤジに何時の日か苛烈な天罰が下されますように。


2020年3月10日火曜日

今でも普通にある脚気(かっけ)

ビタミンB1の長期的欠乏から生じる疾病には多くのものがありますが、昔はその代表が脚気とよばれていました。

この病気は白米を食べ始めた江戸の昔より、ものすごい数の日本人や軍人達の命を奪い続けたのですが、もっと早く治療できたはずのこの病気、明治の当時は東大の大先生達が非ドイツ学派の高木兼寛や鈴木梅太郎を無視したため、日本に不必要に異様な長さにわたって大惨禍をもたらし続けた人災でもあったのです。

翻って現代。その原因が判明した後、暫くはこの疾患は消失していくかのように思われていたのですが、実は若者などのカップラーメンなどの偏食やホームレスの栄養不足、そしてアルコールの長期過飲者などを中心として「いつまでも」日本にその姿を残し続けることになっています。

まあ、多くの場合はウェルニッケ(脳症)・コルサコフ症候群とか末梢神経障害などという病名で診断を受けていますが、その他にもビタミンB1欠乏性末梢神経障害とか。
入院してきた患者さん達の個人生活史の聞き取りを行うと「そりゃビタミン不足、栄養不足にもなるわな・・・。」という感じの溜息をつきたくなるような本当に酷い食生活や飲酒生活を送っている人達が驚くほどたくさんいるのです。

豊かだと思っている日本のあちこちで実は今日のご飯が食べられな人達なんて言うのはゴマンと居るわけですがそれに加えてアルコール依存や偏食の結果「死」に至る人達もまだ沢山いるのです。ビタミン不足は大人似関しては自分の選択の結果である場合もかなり多く有るわけですが、残念ながら子供達の中にもそういった子達は居るわけで、私としては誠にやりきれません。

「子ども食堂」がこれに対する本質的な解決策であってはならないと強く思うのですが、弥縫策としては喫緊の課題を解決する方法としては仕方がないのかもしれません。

しかし、一度これらのビタミンB1などの長期的不足から神経障害を発症した患者さんは本当に治りが悪い。疾患発症の初期状態の人であってもかなり治療に難儀する上に本人の服薬治療・栄養指導・運動リハビリなどへの真剣な参加が得られない場合や高齢者の場合はまずかなりの場合神経症状や麻痺・拘縮などが日常生活の動作レベルを下げるものとして残ってしまいます。

若い頃からのキチンとした食生活にたいする教育は多くの医療費を浮かせ得るのでしょうが、事はそう簡単ではないというのを現場の患者さん達の姿が教えてくれる日々なのでした。


2020年3月9日月曜日

ほんとに人間ってこの手のことに進歩がねーなw

トイレットペーパーを買い漁るアホの皆さんの話には笑わせていただきました。

思い出したのは70年代のオイルショック時の同じものの買い占め事件。当時はまさに口コミが口コミを呼んでトイレットペーパーを買い漁るバカな皆さんが教科書の写真にまで使われたレベルの「事件」でした。自分は小学生ながら、テレビのニュースをみながら狂乱物価だとか買い占めに走るおばさんやそれにつきあわされている子どもたちの姿をなんとなく覚えています。

それから50年弱・・・。今回はどっかの生協のバカ店員が書き込んだデマに惑わされて今回の買いだめが始まったらしいのですが、まさに噴飯もの。製紙業界のパワーを見くびってはなりません。愚かなる諸君の愚かなる行動を嗤うばかりです。たかが半世紀経ったくらいでは人間の愚かさの根本は全く進歩しないようです。w

ネットで見つけた製紙業界側から見た今回の騒動、どう映ったのかあのヤラカシ先生こと井川意高氏のAbemaTVでの発言がネットに出ていたのでここに転記しておきます。(リンクを貼っても日本のネットニュースはアッと言う間にソースが消えますので!)
「往復ビンタだ」製紙業界のホンネ
8日にAbemaTVでの井川氏は「マスクは確かに需要が伸びている。しかしティッシュやトイレットペーパー・メーカーにしてみれば実需要が伸びているわけではなく、単なる買いだめなので年間を通してみたら量は一緒」と特需をきっぱり否定した。さらに井川氏は「製紙業界は損益分岐点が高く、操業率が落ちるとあっという間に赤字。365日設備を回すので操業率は90%を超えているはずで、そもそも増産余力がない。売れているから何とかしてたくさん作るが、便乗値上げを社会が許してくれるわけもない。その結果、数カ月後には買いだめしたものを使うようになるので、売れなくなる。そのうえ、小売りさんからは『売れてないんだから値段下げてよ』となる。需要が減って、値段を下げさせられる。まさに往復ビンタだ」と製紙業界の舞台裏を明かした。一同が驚いた様子で井川氏の話しに耳を傾けていると「儲けてるんだろとか、譲れとか、そういった話が来るんですけどね…」と苦笑いを浮かべていた。

というわけで、人間の本能がまたまた剥き出しになってなかなか面白い喜劇が展開された今回のトイレットペーパー騒動でした。

ケツなんていざとなれば何を使って拭こうと構わんし、ウオシュレットで洗ってタオルで拭くなり、そのまま風呂場に行ってケツ洗うなりすればよし!ってことです。万一外だったら指で拭けば良いし。(臭いが残りそうですがその程度で人間死にはしないし家で手を洗えばもう終わり。w)

そもそもその程度で解決することで大の大人がみっともない買い占めの列などに並んで狼狽えるなよなって声を大にして言いたいですな。


2020年3月8日日曜日

大腸ファイバーでの初受診

50を過ぎておりますので、健康診断のために一度は大腸ファイバースコープを使っての下部消化管検査を受けることを数年来考えておりました。

そして少し前のブログで実際に検査を受ける予告をしていた日がやってまいりました。いつもは自分の受け持ちの患者さんに対して自分の勤める病院にやって来る他の消化器の専門家の先生に依頼して淡々と施行しているわけですが、いざ自分がするとどうなるかを追体験するわけです。

というわけで、他の先生に御紹介いただいたファイバースコープの名人と言われる愛知医大のX先生に実施していただくことになあったのですが、前段としての食事の選択と腸内の固形物排出のための下剤使用とウォッシュアウト用の腸内洗浄ドラッグであるモビプレップ2Lを飲んで出動しなければなりません。

病院によってはそれ以外に消泡剤とかを服用させたり、前日に通常我々がボンコロン食といって、固形物を残しにくいような組成で出来た食事セットが出されたりすることも有るのですが、私の場合はそれらはオーダーせずに済ませました。
代わりに夕方マックスバリュで買ってきたヨーグルトと杏仁豆腐ゼリー、それと卵とじ御飯一杯で済ませました。最後の晩餐って感じです。

通常ピコスルファートNaという液体を10滴前後飲めば十分に数時間後お腹がよく動いて排便できるものなのですが、今回は夕方に丸一本の5mL。w
たしかにそれ以降、飲んでからの排便は数時間後からそれなりに強かったのですが、私の場合はそれほどでもありませんでした。まあ4回ほど軟便が出た程度。人によっては滝のように水様便が出てこの時点で相当腸内がきれいになってしまう人もおられます。

そのあと午前2時半頃に眠い目をこすりながらいよいよ問題のモビプレップの作成と服用です。これはもともと袋に入った粉に水を入れて2Lに作成し直して服用するもので同様の薬にニフレックと言うのを使われた方も多いのではないかと思います。ここにも書かれておりますが、私はコップ2杯これを飲んでは1杯の水を取りながら排便の様子を見ていくというもの。

主成分はナトリウムとカリウムとアスコルビン酸とPEGからできているんですが、ニフレックよりかは少なめの量で同等の効果が得られるらしいんです。ところが飲みはじめて一杯二杯・・・不味さのあまり水を摂るのですが味気ない。
仕方ないので次の2杯分を飲んだ後は麦茶に切り替えました。この時点でかなり便が水様になってきてはいましたが、まだ茶色は強めです。これではファイバーを入れたときに美しく見えないかも・・・と考え「我慢して」3セット目に当たる5杯目6杯目をのんでまた麦茶です。

正直具合が悪いっていう状態になってきました。排便は有るしまあ良いかなというところなんですが、年寄りの患者さんに自分が服用させる時に「もうのめん!」と言って看護師さんを困らせる人もおられるのですが、気持ちがよーくわかりました。w
本当は具合が悪くなってきたら止めろ~と書いてあるんですが、まあ常識的な範囲内と思われたので様子観察。一杯を15分前後で飲みながら排便を待ちながらの服用ですから既にここまでで夜が白々と明け始めていました。

かなり排便はクリーンになってきていますが、私が術者の立場なら「もうひと押し!」と言いたいところ。というわけで、もう一杯だけ我慢して飲んで排便がほとんど極薄の茶色になった時点で準備完了といたしました。

朝食は摂らずお茶を少し飲んでいざ出陣。実際に医大に行って検査を受けるために待つこと30分。術衣を自分で着て下には後ろ側に穴の空いた紙製のパンツを着用。担当看護師さんに呼ばれてスッと検査室に入っていきました。

しばらくするとX先生ご登場。どう考えても脂の乗り切った感じの手練感あふれる先生でしたが、実際に検査が始まってからは驚くほどスムースでした。キシロカインゼリーを使って肛門に一度だけ塗布された後は本当に全く痛みもなく、私自身が術者になったような気持ちで先生ご自身が挿入されていくファイバーの画像を眺めながらの施術。

この先生、手技が異様にスムーズ!
私からみると神の手でした。

結果としては憩室も腺腫も何もなし!ということで、それに越したことはなにもないのですが、いつも他の先生方の手技を見ていて「上手だな~」とは思っていたのですが、ファイバーのスペシャリストの手技は更にその斜め上を行く異様な上手さで、痛みそのものがナニモナイというファイバー・ワンダーランド状態。w

それこそ開始してから数分で、あっという間の終了。コレでは患者さんの苦しみの追体験にならんね!と思って終了後の看護師さんにチョロっとそういう冗談を言ったところ、「じゃあ先生、次回は研修医の先生で?w」と言われ即答で「それは遠慮させていただきます~Σ(゚∀゚ノ)」と返事してしまいました。それにしても、これだけ上手いと先生についた研修医の先生も下部消化管検査ってカンタン!って勘違いしてしまいそう。でも、よく考えると上手い先生のもとで薫陶を受けてまた上手い先生が複製されるというのも有りだよなって考えました。

また還暦になったときに、この先生の居られる病院を探して検査を受けに行こうと思った私でした。大腸の検査ってこれほどまでに施術者で変わるんだとハッキリ理解できた良い経験でした。

このX先生をこっそりと紹介してくださったバイトの先生に心から感謝です。愛知の方で痛くない大腸の検査を御希望の方が居られたらこの先生のところを絶賛お勧め致します。


2020年3月7日土曜日

叔母の死

先週末、宮崎に急遽戻って見舞った母の妹。

原発巣の判らないまま、内臓諸臓器を中心に転移した癌の為に最終的には亡くなってしまいました。看護師のいとこから連絡が入ったのは午後7時少し過ぎ。従妹によれば6:50頃に眠るように旅立ったとのことでした。

痛みがなかったのが何よりでしたが、最後の一週間はほぼ意識レベルという意味では全く外界の事がわからない程度に落ちていたことは残念。最後に話をしたかったと言うのが正直な気持ちです。

もともと大変話し好き、冗談好きの明るい叔母で私が小さな頃から初の甥っ子ということで私の母のところを度々訪れては当時生まれたばかりだった私をずっと抱っこしては可愛がってくれたとの話をいろいろな親戚から聞いたことがあります。

今どき70代半ば過ぎなどという年齢での死は明らかに「若死に」と言われるような時代になってきましたが、まさに若死にと言える死でした。

兄弟はこの間亡くなった母の姉、そして母、母の妹二人と二人の弟(小さな頃に無くなった妹もいたらしいのですが。)と居ますが、6人のうちこれで既に2人亡くなりました。そしてそのうち弟の一人はかなりシビアな内臓疾患を持っておりますので、年長の母親を筆頭に4人が生きていることになります。

6人兄弟とか7人兄弟とかいうのがまだまだ普通だった最後の世代が私の両親の世代ですが、その親達の世代が今まさに次々と亡くなるという時期にかかっている多死時代を迎えています。これから暫くは暗い理由で田舎を往復するような時期が続きそうです。多分これから10年くらいはやたらと九州と名古屋の間をそういった理由で行き来することになるのではないでしょうか・・・。


2020年3月6日金曜日

アメリカの家のメインテナンス

アメリカの家、いろいろとシステムに問題が発生します。

ついこの間はセントラルヒーティングシステムの火種の問題。そして今回は給湯器。なんだか次から次でアメリカに送金して修理してばかりです。お金に羽が生えたように飛んでいきます。w

まあ、家のメンテをするというのは実際こういうことですから覚悟はしていたのですが、現在そういったことに関していろいろとやってくださっているのは現地にいる嫁さんの友人で日本人女性のあるスーパー・ウーマンです。

この方が気を配ってくださることで、家に発生するその手の問題に迅速に対処してくださることで問題が解決されています。現地に住んでいる方がそういうことに対してsuperviseして下さることは本当に有り難いことです。

レントで居住している方が英語に堪能とか、細かい日常生活の様々なインシデントでクレームを付けたりすることが得意な方なら良いのですが、普通は外国でそういう事をいきなりするのは実際のところかなり無理があります。チャレンジはしてみても、アメリカのことですから日本とは違いいろいろな所にコツと言うか避けるべきピットフォールが有るのも事実。

お金をセーブするためには自分で調べ物をして、電話をかけて交渉してというステップを踏むことが習い性になっていた我々からすると、日本から出てきて2-3年の方で言葉に不安があれば、そんな交渉は相当ハードルが高いと思われます。そこにたまたま居てくださっているのが奇跡のスーパーウーマン。我々にとって本当に有り難い神様です。

次はバスルーム、次はポーチと考えている回収場所はいくつも有るのですが、いつもお金が飛び続けてなかなかキレイに改修してあげることが出来ずに本当に申し訳ない限りです・・・。娘たちが自立さえしてくれていればお金ももっとセーブできるのですが!

とは言え。出来ない繰り言をいってもしょうがないですね。あと2年で教育に対する私の仕送りもゼロになるはずなのですが?その頃は今度は親の介護への出費が始まるんでしょうか。お金なんて貯まるわけ無いです。w


2020年3月5日木曜日

家族に捨てられた精神科の患者さん

このブログを読むことのある多くの方々にとって精神科の病棟内の世界というのは殆ど縁のない世界かと思われます。

しかし、この病院に来て良くわかったのは若年の方から老人まで、精神科の病棟では年齢に関係なく家族親類などから完全に縁を絶たれ捨てられた患者さんの割合が高いことです。

重度の障害のために全く話がかみ合わない患者さんが人生の初期の段階で親元から離されたり捨てられたり、親族からも捨てられたり。人生の一時期結婚した後、配偶者に捨てられたり子供から絶縁されたり・・・。それこそ悲劇としか言えないような経験をされている方が多いのです。

目に見えない病の目に見えない原因に一生を台無しにされたまま、自分の置かれた状況も理解できないまま病棟の中で一生を終えてしまうような状態にある方々も少なくありません。出すことが出来ればと私が思うようなことも時々あるのですが、既に入院が20年、30年となり外の世界に自分の身を置ける場所や知人が全くいなくて自ら「出るのが嫌だ」という人も。

自分の血を分けた子供さん達とも精神疾患が原因なのかかなりシリアスな大ゲンカや仲違いで絶縁されている人も多く、治療が奏功してもう落ち着いていると思われるような患者さんでも、戻っていく術も戻っていく場所もないということが本当に多い。残念です。

近代の精神科医療では解放と病院外での日常生活への再度の融合を頑張ってはいるものの、現実の世界の壁は思っている以上に高くなかなか上手くいかないことも多いのです。
色々なレベルのいろいろな職種の方々の努力で、そういった患者さんがなるべく普通の形で再び普通に日常を送れるようになることが出来れば素晴らしいのですが・・・。

難しいことですが、病気の治癒と並行して社会システムへの融合法の進化も必要。知恵と時間をかけるしかありません。


2020年3月4日水曜日

許せない虐待

神戸市の神出病院でまた馬鹿どものやらかしたことが原因で逮捕者が出ました。

昔から統合失調症や認知症の患者さんを虐待する介護や看護関係の馬鹿共はまさに潰しても潰しても湧き出るゴキブリのように存在します。(昔は医者も酷いのが居たらしいですが・・・。)

今回の連中は高齢の統合失調の男性患者同士を強制的にキスさせたり、ベッドを逆さまにして患者を閉じ込めたり、放水したりともう滅茶苦茶。
介護と看護の人間の双方が「面白かった」というコメントと共にその行為を告白していますが、その言葉がそのまんまこういう「輩共」の人間としてのクオリティを示してますね。

私の病院においても以前から虐待に関するレクチャーを行うようにはしていますが、今回の事件を見て間違いなくこの手の講義は最低年二回で「全員最低年に一回は参加」というシステムに変更しなければだめだと考えました。
一人の愚かで悪意に満ちた人間がいるだけで、周りにたむろす似た波長をもつ人間誘いを断れない人間等を巻き込みながら同じレベルまで堕ちていくのです。

こういう連中には刑事罰は勿論の事、民事上の経済的厳罰とともに身も震える様な天罰を下されてほしいと強く思うのでした。

連中には想像力というものが全く欠けているのでしょう。己がいつか老いて施設や病院に入ったとき同じ事をされる側になる可能性を己自身が種として蒔いていることを。


2020年3月3日火曜日

男やもめ・老後の一人暮らし

未婚・離別・死別その他もろもろの理由から老後に一人暮らしになってしまう人たち。

在宅医療のバイトをしているとそのような名古屋の老人達の日常を垣間見ることができます。家族の中にそんな人がいるという人でもわざわざその人達に親戚として会いに来るというようなことをしない人達も沢山います。

実際の所、多くの一人暮らしの男性たちは高血圧、心疾患、腎疾患、脳卒中による麻痺、高脂血症、皮膚疾患など何らかの基礎疾患を持っている人が多く、いろいろな介護サービスを受けている人たちが大勢います。典型的なのは若いころに田舎から名古屋へ仕事を求めてやってきて、工場や店で淡々と働いて結婚や内縁の妻を持った後に別れを経験、そのまま一人暮らしを続け出鱈目な食生活などとを続けるうちに体を壊し、加齢とともにしぼむ様に今に至ってしまったという人々。

しかし、今日行ったオジサンの家で小さな変化が見られました!

そのオジサンの生活の基本は一日二食、昼と夕食。朝はまずなにも摂らずに昼に起きてきて夕方には二合の焼酎を飲んで夜には寝るという暮らし。脳梗塞後の後遺症で左片麻痺があるのですが、知的な能力は比較的保たれていて訪問看護師さんの言う事はあまり聞かないのですが、私の言う事はよく聞いてくれます。

今回で四回目の訪問だったのですが、三回目までの訪問でオジサンの基礎的疾患のデータ等を取り終えたうえでかなり親密にお話をすることができました。その上で私からオジサンに提案したのは「生活習慣と生活環境の改善」でした。
長年にわたる不摂生で種々の病に苦しんでいるわけですが、床の上には煮締めたような小さなカーペットが敷いてあり、机の上には一体いつ洗ったんだろうというようなカピカピになった茶碗類が並べてあります。そしてその小さなテーブルの下にはお決まりのように封の切られた酒類が数本。

まず私が言ったのは「このカーペット、洗濯するか捨てるかしましょう!ダニの発生源です。」というものでした。するとどうでしょう、二週間後にあたる今日四回目の診療に行ってみたところ、部屋の中がびっくりするほど奇麗になっていたのです。

ご本人に聞いたところでは、ヘルパーさんは飯を作ってくれる時間でいっぱいいっぱいで、それ以上のサービスを介護行政の割り当てポイントでするような余裕は無し。また、訪問看護師さんもそんなクリーニングをする事はまずありません。

「片づけるのに三時間以上かかったよ!」と、笑いながら教えてくれましたが私は嬉しくて嬉しくて・・・。この工場地帯に住むような夢や希望を失った老後の男は多くの場合自暴自棄を絵に描いたような生活を送ることが多いのです。

そんな中でそんな「負の流れに対抗する」ような行動を見せてくれたきっかけが私の様な男の囁いた一言であったのなら望外の喜びと言うべきでしょう。これからも、押しつけがましくない感じで時間をかけて少しづつ少しづつオジサンと一緒に生活のベクトルを良い方向に変えていけたら良いのですが。


2020年3月2日月曜日

宮崎・一泊二日帰りの日

今回の宮崎への帰郷には一つありました。

それは実家の部屋と屋根裏の荷物整理です。基本的に年老いてからの母親はモノを溜め込むという行為が少しずつ増えてきている状況に陥っている感じでした。
猛烈というほどではないし、汚部屋にも程遠いのですがやはりどうでもいいようなもの、例えばトイレットペーパーの芯なんかを「何かに使うかも」「もったいない」等という意味不明の理由をつけて溜め込んだりしています。

そのほかにも大きなクリアケースを何箱も買い込んできてはその中に二割程度しか詰めない感じで服を仕分けして入れていたりします。父母が使う三部屋に、いわゆる収納部の中まで合わせると大きな洋服ダンスが9つもあるというこれまた意味不明のモノの溜め込みが起きていました。

更に問題なのは屋根裏には家族全体の歴史的読書や学習の記録である本やノートがこれまた山のように詰め込んであるのでした。
こんなものを残したままで両親の片方に何かが起きたりしても何をどう整理していいのかわからないままになります。高齢になった両親がまだ判断の付くうちに「モノ」の数は減らしておかないとなりません。

というわけで、昨日の夜から親父と二人で夜中まで何時間もかけて屋根裏の段ボールを私が開梱して中身を確かめ、要らない者は一階に放り続けるといった感じで作業を行い、今朝もまた同様の作業を継続。大量の衣服や布団、そして雑誌や世界文学全集など大量の本を次々に片づけました。

それでも残った箱は最終的にまだ開梱していない分も含めて35箱プラスアルファもありました。とりあえずはこれで次に来た時の下準備という感じになったかな~と言うくらいですが、一階にある荷物などの分まで考えると一度作業をはじめたら、二人がかりでも丸三日はかかるだろうなと思いました。それも屋根裏とその一部屋だけで。

3/29にソラシド・エアの宮崎就航時に片道6500円という値段が出ていました。これを使えば安くで帰れそうですので、その値段がいつまで続くかは知りませんが、キャンペーンが終わっても今の飛行機代の半分くらいにはなりそうですね。

さて、片付けが一段落したところでシャワーを浴び実家を発ちました。レンタカーのミラーに映る両親に向けて長々と手を振っての別れでした。

飛行機に乗る前に一時間ほど再び叔母の居る病院を訪れました。
残念ながら今日も昨日のようにやはりせん妄状態で私が言っていることを理解している様子はなし。何度話しかけても何を話しかけても変わりませんでした。心を残して叔母に小さな声で別れを告げ病院を去りました。もう多分、叔母と生きて会うことはないだろうと。頭では解ってはいても心は納得できません。

レンタカーを返しましたが、たったの2Lで満タン。小型のハイブリッドであまり走っていないときのレンタカーのガソリン消費はびっくりの少量です。
飛行場につく前にローソンでサンドイッチを買って飛行場で食べ終わったあとでお土産を買いこんで飛行機に乗り込みました。帰りも同じデハビランド。

そのまま夕方の病院に戻り当直へはいりました。疲れました。


2020年3月1日日曜日

叔母の見舞いに宮崎へ

朝早い段階で副院長に仕事を引き継いで頂きセントレア空港へと向かいました。

二日前に書きましたが、母の妹がガン末期状態で意識レベルも低下してきたとのことでしたので、まだ少しでも認識してもらえるうちに顔を見せに行こうという事で飛行機を急遽予約しての宮崎行きとなりました。

朝気持ちよく高速から飛行場にアプローチ、まだ時間に余裕があったのでちょっとおしゃれに飛行場内の喫茶店で美味しいトーストとコーヒーをゆっくり飲んで発券に向かいました。

8:00ちょっとに発券機に9桁の発券番号と予約番号を入力したところで事件発生。(いつもの事ですがw)
何故だかわからないのですが、お客様の予約便はすでに発券できないのなんのとかいう文言とともに発券拒否されます。「もしかして・・・」と思いメールの発着時間のところを見たところ、8時15分となっておりました。orz

もうね、端っから8:45分と思い込んでいた自分にとっては「またやった・・・」との思いしかありません。そこで直ちに便を昼のものに変更してこの空き時間を有効に使うことに作戦変更。レンタカー屋に電話を入れて一便分遅くなることを伝えすぐに"いつもはなかなか行けなかった″ターミナル屋上にある飛行機の発着見学場に急行。

ビュービュー強い風の吹く中を先のほうまでずーーーーっと歩いて端っこのほうまで来た後、5便分ほどの離着陸する各社の飛行機を眺めておりました。そのあとは冷えた体を温めるためにいつもの「風の湯」に1050円払って入湯。そもそも本当は入浴してから宮崎にはいきたかったので、災い転じて福となった状況。(別に強がりではありません)

入浴してみると驚いたことに湯一面に可愛らしい風の湯のマスコット人形(フーちゃん?)が浮いておりました。ざっと推定したところ約500。(湯を上がったあと店の人に聞いたら500入れてますって言われてちょっと嬉しかったおっさんです。)人形をいじりながら朝の人のほぼ居ない湯で一時間弱のんびりでした。

その間もいつものように一人フルxンで寒空の下からだが乾くまで外の飛行機を眺めていましたが、後で急に体の具合が悪くなってしまって冷やしすぎというただのバカ男なのでした。そのあとFBに良いねをして無料のソフトドリンクをいただいて暫くポケモン狩りをした後今度こそは本当に余裕の発券。

一回のロビーでお土産を買いこんだ後、ターボプロップのデハビランドに乗り込んで宮崎まで一時間半でした。数か月ぶりの宮﨑ブーゲンビリア空港でしたが迎えのレンタカーはあっという間に来てくれて、すぐにトヨタのビッツ・ハイブリッドを運転して実家に到着。

老いた両親が笑顔で迎えてくれましたのですが、ここでもすぐに行動開始。オヤジだけを連れて叔母の入院する病院に向かったのですが、その前にその病院で看護師として勤務する二人の従妹達に同行してもらい病室へ。
最上階の6階まで上がっていったのですが、コロナ対策で各コーナーと病室にアルコール洗浄液が備え付けてあると同時に人数的な面会制限もかかっておりました。

部屋へはいると痩せ細って小さな声を上げている叔母が横になっておりました。この前、彼女の姉の葬式で会った時には元気だったのに見る影もありませんでした。耳元で何度も呼び掛けたのですが、「母ちゃん、う~ん」というような事を繰り返すばかり。私の事を認識しているのかどうかわからないほどの意識障害がありました。

一時間半ほど居る間に息子である従弟と主人である叔父さんもやってきて、皆でベッドを囲んでのいろいろな話がありましたが、やはりその間一度もハッキリとは目を開けてくれる事もなく時間だけが過ぎていきました。

両下腿と左上肢の強い浮腫、ドレーンの刺さった状態で抜かれている腹水。そして日々減っている尿量。残念ながらどれを見ても状態が悪いことがわかるようなサインしか見られませんでした。

まだ70代ですが、やっぱり70代に差し掛かったあたりから人間いろいろなことが起きますね。もともと叔母は健康診断に行ったりして病気が見つかるのが嫌だというような臆病な人でしたので、突然に大病が見つかるようなリスクの高い一群に属する人だったのですが、嫌な形で確率論が現実になってしまったのでした。

明日もまた午前中に訪れることを約束して叔父さんに御見舞を渡して帰宅の途に就いたのですが、気持ちは暗いままでした。