2014年6月30日月曜日

年取ったらどこに住む?

最近頭を悩ますのはどこに居を構えるべきかという問題。

実際この前から探していたマンションも支払う金額に比べて「イマイチ」納得がいかなかったため結局最終的な契約に至ることはありませんでした。
周囲の人達の意見を聞くとやはり世代によって家やマンションに関するアイデアは随分と違っております。当然ですが。
まだまだ子育て真っ盛りの人達はやはり校区の良い所を選ぶのが大切だと考えるし、若いのだからまだまだ給料も安いので高い物件には手が出ません。コレもまた自然なことですよね。

私のように年齢が上がって来ている人間にとっては年老いた時に福祉サービスをより良く受けられるところとか交通の利便がより良い所、近くに安くて美味しい食材を手に入れるところがあること等が大切な条件の中に入ってきます。
マンションなら元からフラットで段差のことを考えなくても良いからいいのかな?とか考えるし、家を建てるにしても平屋がいいなとは思うものの、、、そういった平屋だと、必要な広さを考えると日本の場合はアメリカと違ってまずは「土地」に上に建てる家代よりも多くの金をつぎ込むことがほとんど標準的なスタート・ラインです。

全く土地が狭くて人が多いと出鱈目な額の金を投入しないとまずは家を建てる場所が無いというのはホンマに悲しい話です。日本の標準的な地方都市にあるような単価の土地を探そうとしたらアメリカだったら相当に都市部、かつ魅力的なエリアではないとあり得ない話なんですが日本だとハッキリ言って「しょーもない」ところでもあごが落ちるような値付になっていたりするという悲しいお話。

しかしそれもまあ、これからゴンゴン減ると予想される日本の人口がそういった点を自然に解消してくれるんじゃないかな等という期待もあるんですが、その時はテメー自身がこの世にいないという確実なお話。w まあ漫才レベルのお話では有ります。orz

名古屋だと長久手なんかは将来も人口が増える魅力的なところと言われたりしていますが、福祉のレベルは名古屋が圧倒的に高いとかいう話もあるし、ほんとうのところは那辺にありやというのが正直なところです。
もう少しリサーチしなければならんです、、、。

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2014年6月29日日曜日

アルコール事始め

多くの人は二十歳前後でお酒に初めて口をつけることと思います。(中には中学頃から飲む連中も一部いるとは聞きますが、、、。)大学デビューの人がほとんどかな?

それは今年も同じ。自分の娘も遂に日本であれば法的には問題ない年齢になりました。(アメリカでは21歳までダメ!)

この酒という飲み物、太古の昔から人類に愛されていたのは良く知られた事実ですが、これを百薬の長とするかキチガイ水とするかは実に各個人の摂取の仕方という「さじ加減次第」という難しさが有ります。
種類も濃度も味さえも作られた年度や場所、そして種々の偶然が重なってありとあらゆる異なった酒が世界中で生産され続けていますが、毎年毎年そのアルコールで幸せになる人、不幸せになる人が新たに出てきます。

病院に勤めているといわゆる「アルコール依存症」の方々と当然のごとく遭遇するわけですが、彼らの場合最悪の終着駅はアルコール性肝硬変そして死。最初のうちは酒を止めさえすればまだまだ全く普通の体に比較的素早く戻せるのですが、アルコール依存のある場合は本当に多くの場合一直線にアルコールが体をぶち壊していく過程を経験することが多いのです。
そしてその死は悲惨そのもの、、、。

私の友人の場合何と大学生の時に胃を全摘しなければならないような酷い依存になりましたし、遠い親戚の中にも元々全く酒が飲めなかったのに最終的には酒の飲み過ぎで肝硬変になり死んでしまったオジサンもいました。
こういった人達と話していてその多くの人達の口から出てきたのは「家にいてもすることがない」「寂しい」「酒なら一本百万円のシャンペンだろうとワンカップだろうと別に関係ない」などという言葉でした。

味は関係なく、その中にアルコールが入っていれば良いという凄まじさ。要するに依存というのはそういうことなんだなと感じる一瞬です。

今年日本にやってくる娘達も長女はどうやら酒を試すようですが、彼女の人生において酒がどのようなパートナーになるのか、それとも悪魔となるのかそれとも全く疎遠なものになるのか、、、。社会に出た時、日本でアメリカでそれぞれのソーシャル・シーンにおいて全く飲めないよりも嗜めたほうがいい、しかし、酒に呑まれては人生は破滅。

普段は飲まないけど、人が飲んでいる席ではそれに合わせて飲むことが出来しかも羽目を外さない、、、そういうふうになれれば「酒」に関しては達人なのでしょうが、、、。
かく言う私も学生の頃は何度も恥ずかしい思い出がありますので大きなことは言えません!

この夏休みには娘に少し飲酒に関して「教育」らしきものを施したいと考えています。
(まあ、アメリカで嫁さんの夕食時のビール一缶のパートナーになるくらいににまではなるのかな?少なくとも自分の娘が酒に対してどういう反応を示す人間であるのかは見届けて忠告することが出来るとは思っています。)

遠くアメリカを離れて日本に住んでいる親父がしてやれることといえばこれくらいのことですかね。

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瀬戸物の未来

このまえ頂いた「瀬戸物」のお皿に関して病棟の看護婦さん達と話し合っていてフト思ったことを一つ。

それはデザインのことです。
瀬戸の博物館にも実際入ってみて感じたことなんですが、焼いている対象となっているテーマが何だか狭い。
例えば前回は動物モノということで探しに探した瀬戸の焼き物でしたが、少なくとも干支の焼き物以外にはほぼ動物モノの常設的な販売物は皆無でした。

秋の陶祖祭の様な祭りでは個人レベルの出品者がいろいろな動物を焼いているのはブログなどで知っていたのですが、日常的にアクセスできるレベルで出店されたところではそういった多彩なテーマは本当に手に入らないということだけは確かでした。残念!

愛知や瀬戸界隈から戦前戦後にかけて大量のデザイン陶磁器(多くはフランス人形調)が輸出され、今でもアメリカのアンティークショップにいろいろな形で置かれ取り引きされていますが、やはり当時のような隆盛は二度と拝めないのでしょうか。

私自身が個人的に思う理由は東アジア各国との安値での競争にやられただけでなくて、長期的なビジョンに基づいた「戦略」が全く欠けていたのではないかと思っているんですがどんなもんでしょうか。
日本も何時迄も安かろう悪かろうの時代が続かないであろうことは当時から「解る人」には解っていたはずなんですが、一時の勢いの波に乗っているうちにそういった積極的な次世代攻略案を練る人が出てこなかったのかも。
手前の現金の力は多くの人の目を曇らせますからね、、、。気付いた時にはソックリのものをより安く作ってくる国に押しまくられ、ということになっていたんでしょうかね。

そのうちに隆盛を誇った瀬戸地方自体が沈み込んで今の状態になったのかも。
かつて隆盛を誇った繊維産業は一時の悲惨な状態から高機能繊維やカーボンを使った各種のマテリアル産業へと脱皮しましたが、陶磁器を使った産業も工業用の碍子や高機能セラミックスを使ったようなものは瀬戸地方には何も育たなかったのか?一度調べないといけないのかな、、、。

もし、デザインを重要視した皿やコップなどの陶器などで勝負するなら地元ノリタケのような方向性もあるのでしょうが、実際にお店で手にとって物をとってみると、瀬戸地方独自の人形や芸術作品ものの存在が如何にも弱く感じてしまいます。
悪く言えば今どきこんなものなら別にわざわざ瀬戸に来なくても、どこかそこらのスーパーか中国製の陶器を並べた土産物屋で100円で手に入るでしょう?というようなものばっかし。
やっぱデザインを重視するデザイナーを育てて来なかった、もしくはデザイナーの力を軽視しているんでじゃないでしょうか。技術はあってもトレンドを作り出せないのは絶対に戦略の欠如以外のなにものでもないと思うんですけど。

特に21世紀のデザイン・パワーを重視するような時代に若手から老人まで含めたデザインセンスのある人達にガンガンデザインしてもらって、コンペを開かせた結果を作品の具現化という形でいろんな陶器に仕上げていけば少なくとも今の沈滞してしまった瀬戸の様子は変えられると思うんです。

ネットの時代だからこそ、選考に残った応募作の投票を通じたデザインや意匠の買い取りなど幾らでもやれることは有ると思うんですが、、、。
行っても面白くも何とも無いハコがデカイだけの維持費だけは”多分”一流の陶磁器の博物館とか作るとか、如何にも地元商工会議所のオッサン達が考えそうなダメダメな案ですよね、、、。orz

瀬戸の陶器産業、座して死を待つのか。それとも未だ間に合うかどうかは知りませんが、若い人を中心とした新しい
アイデアを次々に検討して取捨選択し次のトレンドを作るのか。再び国外でも愛でられ大切に保存されるようなものが作り出せるか?

今から数十年後に「過去の栄光の歴史」を語るだけの鄙びた街にならなければ良いと心から思います。
瀬戸の陶器産業に再生のための時間が残っていますように!

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2014年6月27日金曜日

うつ病とその定義とは何だ!?

私は精神科医ではないので精神科疾患の事は詳しくは知りません。

しかし、親戚には長年「うつ病と言われている」親戚(男)がおります。
彼は既に7-8年にわたって仕事場に行ったり行かなかったりを繰り返しておりまして、職場の産業医の診断はとりあえずの所「うつ病」なんだそうです。会社としては労災にしては大変なので会社には出てこなくていいからと腫れ物にさわるような取り扱いなのだそうで、、、。

家族で遠出すると疲れ、職場に行くのも億劫でという風になっていて、育児も嫁さんに任せっぱなしで自分は二階に引きこもりっぱなし。朝は当然出勤はせず夜は二階でPCに向かってエッサエッサとPC関連のガジェット等の買い物を続けているんだそうです。
幸いにして彼の就職した企業は日本有数の大企業でしたので、彼のような人間が少しくらいいたところで痛くも痒くもないらしく、数ヶ月に一回だけ午前中にしたりするだけでそのまま会社に出勤したという形になってまた就業を継続するという「形」になるんだそうです。

私のような医師は実質的に自営業ですから、自分の体がダメに成ったら終わり、自分が精神的に折れたら終わりというところで「戦って」おります。というか、いくら辛かろうと疲れていようと家族が生きていくためには勉強と研鑽を続けて仕事をしていくしかありません。それは全国の医師や研究者とて皆同じ。彼のような状態だったら今頃おまんまは食えてませんし家族は確実に路頭に迷っています。

仕事に疲れた時は家族や嫁さんと話しをすることでその疲れを癒やし、何をやっても上手くいかない時には大の字になって布団の上で「は~~~〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」と言ってみたり、なんていう実にいろいろなダサい方法を使ってストレスから逃げたり、逃したりを繰り返しつつ挑戦をすることはやめません(やめられません)。
私が実際にアメリカでケアせざるを得なかったウツの人々は心にガソリンが無くて体も心も動かす事ができず大変な目にあっているというのが(私が以前ブログでも書いたように)身近で見てきた本物のウツの患者さんだと理解しているんですが、彼の場合は診断はいわゆる「新型うつ」というもっともらしい名前がついたものなんだそうです。

最近、SSRIの日本導入の経緯と「ウツは我慢しなくてもいい」という木の実ナナ?とかの有名人を使ったキャンペーンとともに「一気に激増」した日本のウツ患者の数の話をしていたのですが、「SSRIなんて、通電治療法の効果を1としたら精々0.3程度のもんです。オマケに薬屋とツルンだ大学のお偉いさんが通電時に麻酔の導入を必須にして敷居を上げたせいで、通電に至る前にSSRIを使うことばかり増えて薬屋さんは大儲け」という構図を説明してくれました。
どこまで本当かは別として、欧米の製薬会社の人間が「使命感にかられて」これらの薬を布教して各国で鬱の診断の基準を下げ続けているのは間違いない事実ですし。

本当に体も動かず、過食や過眠とともに自死の念慮や止まらない涙に掻き暮れる等のイベントが一つもなく、楽しい行事には出かけては行っても家族の義務や仕事は果たさないって単なる「子供」のまんま大人になってしまった人間じゃないんですかね?
夜PCに向かって買い物に勤しんで家族に必要な金を消費する暇が有ったらサッサと寝て少しでもリズムを元に戻してハヨ働きに行けや!!と内心いつも思います。
彼の息子たちも父性というものを完全に見失っていて、実質的には彼の嫁さんが一人で育てているような感じですし、私がたまに田舎に帰ってチビ共と遊ぶと離れなくなるようなことが何度もありましたし、本当に見ていて不憫。

義理の妹には何度も「さっさと別れた方が良いんじゃないか」と言ってるんですが、父の存在自体を子供たちから取り上げるのは何らかのネガティブな影響があるんじゃないかと考えた上で踏ん張っているようで、、、。orz

困難に立ち向かうことはカッコ悪く、岩をも穿つような信念でゴソゴソのた打ち回る様な努力は既に多くのシーンから消えてきているんでしょうか?昔から物事の進展には必ず困難が伴い、悩み抜いた末にそれを克服する!という過程があったと思うんですがそれは既に薬によって解決をするしか無い時代になったんでしょう。
精神的にも肉体的にも「辛いことに耐える」という行為自体が既にある種のクラスの人々には全く受け容れられなくなっているようです。
そんな時代にはゲーテやニーチェのような人間は当然出てくるわけもないのですが。精々ラノベ、携帯小説(小説とはとても思えませんが)程度の軽さが受ける今の時代らしいといえばらしいですね。

まあ、何れにしても今の時代の普通の生活に適応できない人々はいろいろな形で辛い未来が待ち構えていそうです。
それが良いか悪いかなどという議論は全く関係ない話ですが、、、。

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2014年6月26日木曜日

カロリーと情報

近い将来ガチでやってくるんじゃないかと考えている商品情報の変化があります。

それはカロリー表示の細分化とプリントされたICによる電子的タグ付け。
食事する時にカロリーに気をつけながらいろいろ躊躇したり手に取ったしたものを棚に戻したりという事ができるのも最近では当たり前になってきたのは食品袋の裏に書かれている情報の一つであるカロリー表示のお陰です。

ところが、実際にはお菓子や袋に入ったもパッケージでも無い限り正確な情報としての食品のカロリー一覧は得られていないのが現状ではないでしょうか。
というのも、手作りで出された食べ物や自分で作ったものの食品のカロリーがどの程度のものかはいろいろと複雑な情報を組み合わせたり拾ってきたりしながらやっとこさ「推測」出来るくらいで、それが正確なカロリーとどの程度ずれているかを知る術さえありません。

そこで、、、食品のそれこそ一個一個に売る段階で電子的なタグ付けをしておいて、その何分の一を使ったかという目分量の計算をスマホのカメラが判定してくれるようなNFCのシステムが完成すれば手料理もバッチリとカロリー管理できるようになるんじゃないかと考えるんですけど、、、いや、これも未だ未だ複雑でダメですね。orz

少なくとも出来合いの食料品はそういう風になるだろうと考えますが、手作り派を納得させるには程遠い感じですか・・・。何か良い方法ないかな〜?

出来れば大金持ちになるだろうし!ヽ(=´▽`=)ノ それよりも何よりもこの健康大事時代においてみんなが愉しみながらカロリー管理をしながらデブから脱出出来たらいいんじゃないでしょうかね。
個人が食べる日々の食べ物こそが未だに最も電子的情報管理と距離のある世界だと思うんですが、如何せんアホな私にはこの先がありませんな、、、。誰かハヨ考えてくだされ!

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2014年6月25日水曜日

EMS・・・30gの差は非常に大きい!

今日は一ヶ月以上前から箱詰めにしたまま発送していなかった荷物を遂にEMSでアメリカの我が家に送り出しました。

アメリカの家族に送り出す荷物というのはいつも一ヶ月から二ヶ月かけて我が家の構成員の顔を思い出しながら、どんなもんが喜ぶかをジックリ考えつつ幾つかずつ買い込んではパックしていくのです。
お菓子、本、パンフレット、電化製品、包丁、その他諸々のその時その時に必要もしくは喜ばれるであろうものをコツコツと集めていくのですが、それを集めていくと結局ある時期になると最初に準備していた箱では収まりきらなくなって二分割したりとか、、、。

今回はそのような紆余曲折を経て準備した荷物が同じような感じで二度の箱変更を経て大型化してしまいました。重量は丁度10キログラム!精密な体重計で計って準備していました。東海岸への送料は14,000円と判っていましたのでそれを現金で準備していたのですが、、、。

ネット経由で集配を連絡するのを忘れ、大慌てでその日の午後に「今日の午後6時以降にお願いします〜!」という連絡を入れ待っていた所、八時過ぎになって物腰柔らかい男性が家の玄関を鳴らして荷物をピックアップしに来てくださいました。いつもの様に手持ちの秤を持ち込んで私の荷物を計ってくださったのですが、、、。

10030gです!

と宣告されました。w

ウグッとなったのですが、恐る恐る「では一万グラム丁度ではいくらでしょうか、、、?」と伺った所、計算してくれた結果はウェブ同様1100円ほど安い14000円でした。流石に30gが1100円は、、、うーーーーーーーーーーーーんとなってしまったのですが、それに苦悩する貧乏人出身の私の顔を察して下さった集配の方、ある方法を使って10000gに収めてくださいました。(無論、リーガルな方法で一切の不正を互いにせずに済みました。)

30gの削り方は墓場まで持っていきますが、今後もJPのEMSを使おうと心に誓った瞬間でした。
有難うお兄さん!!!

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2014年6月24日火曜日

Roosevelt game 最終回

テレビは普段は見ることはない、というか部屋にテレビ自体がない。

という訳でもしテレビを見るチャンスが有るとしたら当直の日のみなのですが、時々アメリカのテレビドラマ大好きな嫁さんから情報が入ってきて「XXが面白かったよ!」という感じで話が入るんですね。
そういった話の中で自分でも「我慢して」視れそうなものや「面白そうなもの」を極たまにピックアップしてはさわりをチェックし、面白そうだったら続きをみるという感じでやって来ましたが、、、それでも最終的に二話以降に進んだのはほぼ無し。

今回のルーズヴェルト・ゲームはあの池井戸さんの原作ということも有り、間違いなく面白いだろうという予想があったのでしっかりみていました。(ただしdailymotionで!)結局そういう感じで翌日に視たわけですが、やっぱり感想は一言「面白い!」でした。多分原作とは大幅に違うのでしょうが、それはそれでヨシとして、またこんど時間があれば読んでみたいと思います。

何というか企業における我慢我慢のあとの逆転物というのは昔から日本人の心をくすぐるんでしょうね〜。基本的には爺ちゃん婆ちゃんも大喜びの水戸黄門もこのパターンですからね。器は変わっても日本人に受ける中身の筋は基本的にはこういったものなのかなと。

それにしても最後のほうで出てきた時のジャパニクス社長役の香川照之の顔の凄まじいこと、、、いや、ほんと脱帽でした。あんな顔、普通の人には作れ!と言われても出来ません。血管切れちゃいますよ。w
もう一つ最初からこのドラマを見ようと思わせた大きな理由は山崎努の存在でしょうか。彼が出るだけでなんかドラマの価値がいつも1ランク上がるように感じているのは私だけではないはず。
いぶし銀とはこういう男性を言うんでしょうね。歳とればとるほどかっこよくなる苦味、渋みと言うんでしょうか。
ああ、あんな男になりたいな〜。

「素材が違い過ぎて永遠に無理ですけどね」w

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超爆睡

昨日は家に帰って当直後とそのままの仕事入りの上のあまりの疲れに夕食(焼きしゅうまい)を食べながらそのまま寝入りそうになりました。

これはイカン!ということで、サッサと寝ることを目標に、風呂を沸かして歯を磨き熱い湯に入ったあとスコリと横になりました。そのまま12時に起きる予定だったのですが、、、7時前に床に就いたあと病院から一度だけ電話が入り、患者さんの熱発に対する指示を出したあとそのまま12時間弱の入眠となりました。

子供か?w

まあ、疲れている時にはたまにはこれも良いかな。

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2014年6月22日日曜日

当直で疲れた

今日はなぜかバンバン呼び出される当直。

オジサンになると夜の遅い時間に呼び出されると結構翌朝に響くような疲れが残ります。
看護師さんで夜勤の人なんかの場合には夜の仕事の後は「通常」そのまま仕事に入っていくということは「形式上は」無いことになっていますが、医師の場合はほぼ「関係なし」で、多くの意思は当直でいくら働こうが翌日は当たり前のように仕事をしなければなりません。

労働基準法なんかはまあ有って無きが如しというのはこのことで、これって最近どこかでニュースになってたと思うんですが、そんなことで医師側が文句を言っていたら日本中で患者さんが亡くなられてしまいます。

この点に関してはアメリカの方は厳然としていて、5時になったらきっちりレジデントや当直との引き継ぎが行われて、少なくとも「責任」はその時間に担当だった人間のもとに存在することになります。
おおくの大病院においてはコメディカルも多いし、エコーの実施などもそれ専門のパラメディックがやってくれますし、何しろ患者あたりのドクターの数が違いすぎます。

オマケにドクターサイドなどの数は多いのに平均給与は明らかに日本のドクターより上ですから。
こういのを見ると日本の医療は看護師さん達や医師側の肉体的犠牲で成り立っているな〜とつくづく思います。
実際MDの平均寿命は短いですしね、、、。
友達や先輩医師の中には若くしてクモ膜下血腫になったり髪全部が若白髪になったりなんていう例もありますから、個人にかかってくる精神的肉体的負担、社会的責任の大きさを考えると一部のコンタクトレンズセットアップ専門の眼科医なんかを除けば、(いろいろ意見はあると思いますが)金銭的には割にあわないと思います。

テレビドラマに出てくるような、アホ面した金満イメージ満載の美容整形外科医のような連中は少なくともごく僅かなもので、多くのドクターはしっかり勉強して頑張り抜いてると思います。
多くの開業医は現実問題として周りの人間が思ってるほどリッチでもありませんしね、、、。

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2014年6月21日土曜日

何だか変な医学博士も割とたくさん居るようで

臨床もする医師に戻って約半年。

つくづく最近感じることは太古の昔から言われていることの繰り返しでしかありませんが「病気を治すのは人の体自身であって、医師の治療はその手助けをしているだけなんだな」ということ。
本来治るべき患者さんの「治る」という向きのベクトルを間違いなく捕まえて、その方向に強く加速してあげるのが理想の医療行為だと思うのですが、加齢や状況によってはそれが及ばずというようなことも幾らでもあるわけで、そういう時は自分の能力や21世紀初頭の医学の限界というものを感じさせられる事になります。

願わくは「間違いなく」手助けをすることが医師が行える最大のポジティブな行為であって、医師も神様ではありませんからベストといえる医療行為が常に行われている訳ではありません。その医師の専門分野得意領域、手技、知識だけでなく、手許にあり使うことの出来る道具やシステムの違いも治療の結果を大きく左右するのも当然のこと。
ブラックジャックであろうとも、メスがなければ、麻酔薬がなければ、薬がなければ、良い介助がなければオペも何もあったもんではありません。

勘違いしないで欲しいのは私は何も「治療を頑張ってはいけない・病気と戦ってはいけない」等ということを全国紙で布教するような医師免許を持ったどこかの㋣医師のような事を言いたいわけではありませんので、、、。
病気と闘わないというのも患者さんの尊重すべき選択で、それがイケナイなどということも全くなくて、その選択により厳かに死を受け容れていかれるのも立派な生き様・死に様だと思います。しかし、「確実に助かる病気」をいたずらに時間のみを経過させることによって手遅れの状態になってしまうような発言を唱導するのは医師としては犯罪行為だとしか思えません。

患者さんが選べる生への選択肢とその希望を言葉の力で撹乱するのは可能性という光を医師自らが奪ってしまうという意味では「ドクター・キリコ」より質が悪いとしか思えません。彼の場合は現代医学で「救えない病」に対しての死への旅立ちの介助でしたから、今でいうところの安楽死の手助けをする医師の一種ですよね。
その可能性にカバーをして見えなくするような事に手を貸す連中なんて言うのはやっぱり犯罪者じゃないのかなって、、、。

昔は正しかった治療でも今だったらあり得ないというようなことになっている治療がないわけではないですけど、(例えば梅毒の水銀塗布療法等)少なくともある治療行為を行って少なくともある治療行為を行ってそれが良い結果を産むという事が明白な治療法は少なくとも医師が患者さんから隠すようなことはしてはいけないと思います、、、。

怪しい健康法やアイデアをまき散らす新聞紙上の㋣医学博士には気をつけましょうね。特に「##を食べれば全てが嘘のように!」とか言うような万能感を醸し出してる怪しい発言の載った本や意見は疑いましょう。

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2014年6月20日金曜日

アメリカの学校はとっくの昔に夏休み

先日嫁さんに言われて思い出したことが有りました。

それはアメリカの学校では今週の頭から既に夏休みになっているということでした。
長女の方はこの前も少し書いたように既に今週で三週間が経過していますが、長男と次女も今週からは学校が休みになっていることを「すっかり」忘れておりました。w

嫁さんの話の中に次女が友達の家にお泊まりに行っているという話が何回か出てきたところで「あ、そうだった!」と言う感じでこの夏休みの件を思い出しました。
アメリカの学生さん達の夏休みは平均して日本の学生さん達の夏休みよりも一ヶ月半ほど早いというのが通常の感覚です。
無論、寒冷地やその他条件の違いでこれが伸び縮みしますがそれでも平均すれば最低でも一ヶ月ちょっとは夏休みのスタートが早いですね。

この点はしっかり航空会社の方も認識していて繁忙期というのが日米においてどの時期にあたっているのかということをしっかり認識しておられまして、、、チケットの値段もその夏休みの開始に合わせるようにスコーーンと上昇し、夏休みの終了とともにストーンと下降していきます。

この長い夏休み、どう使うかでいろいろと子供達も変わってくるのですが、これだけ長いとお金のある家族は本当に世界を回ったりしますし、お金の無いうちの家族なんかは子供達同士で遊ばせたり、子供の友人の家の招待にあまえて子供を預けたりして相手の家の別荘で一週間お世話になったりというようなことも有ります。

何だかよくわからないんですが、子供たちの周りの友人の中には訳のわからないほどの金持ちもいて娘たちも家に帰ってきてはそういった家庭の面白い出来事を話してくれますが、そこは我が家の娘、しっかり「他人ごと」として認識してくれており、我が家と比較して羨んだりすることは全くありません。

それが良いんだか悪いんだか、、、。お父さんとしてはちょい複雑ですが。まあ、ここは一つヨシ!としておきましょう。w

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瀬戸物を頂きました

アメリカにいた時に始終アンティークショップで見かけていたものの一つに日本製の陶器があった。

特に良い値段がついていたのはごく短い期間であったアメリカ軍の占領期におけるOCCUPIED JAPAN銘柄の名古屋界隈から輸出されていた瀬戸物たちです。
敢えて恥を忍んで申しますが、、、お恥ずかしいことですが名古屋に来るまでは「瀬戸物」というのは瀬戸内海のどこかのエリアで作られている陶磁器群の事を指すのだろうと小さな頃から勝手に解釈しておりました。orz

それがこちらに引っ越してきて「瀬戸」という地名を見たあたりから頭の中で???と言うマークがつき始め、やがて周辺情報を集めるうちにそれが確信へと変わってきました。ただの馬鹿なオッサンです。w
病院でもこの瀬戸地方からやって来る看護師さん達は結構いるようで、そのエリアが未だに昭和を残している風情があることはここにも以前書きました。

さて、ナース・ステーションでアメリカ人の友人に持って行くおみやげのリストの中に犬の瀬戸物を入れたいけども猫のものばかりで、、、という、この前ここのブログにも上げたようなことを話した所、ナースの中の一人の女性が「私の祖父が陶芸をして売っているんですよ」と言う話になりました。

それはそれでしばらくしたら忘れていたんですが、数日後にその看護師さんがお爺さんが季節ごとに売り物にしている瀬戸物の磁器の飾り皿をセットにして「こんなのがあるんですけど、先生ご興味があるならどうぞ!」と言ってプレゼントしてくれたのでした。
最初は固辞したのですが、次第にそういうわけにもいかなくなって最後は有りがたくいただきました。

私の方は内心でアメリカから持って帰ったコーヒーを心ばかりのお礼ということでお返しにさし上げることに決めました。
週末に持って行こうと思います。

それにしても、頂いた作品は上品な感じのもので「さすが日本」というものです。
アメリカにいた時、イスラエルから絵付け皿を買ってきた時と同じようにコレも飾ろうと思います。

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2014年6月19日木曜日

オッサン大丈夫かい?

今度のOさん騒動で世の中の多くの研究者は大いに怒り、呆れたことと思います。

もうずっと前にここにも書いたようにこの一件は既に日本の科学史に残る「汚点・事件」として残ることが既に確定済みですが、御本人は何らかの希望を「未だに」抱いておられるようで、、、。orz
見ていて色んな意味で痛々しいですね。
必死で弁護している弁護士も実に痛々しい。サイエンスを一度でもまじめにやったことのある人間でキチンとした訓練と論文作成を経て理学博士号を取得したものなら「誰もが容易に納得できる」Oさんの安っぽさとインチキっぷりが、、、。

全てが破綻してもなおかつそれを自らに払われる金のために弁護しなければならない弁護士の仕事って一体何なんでしょうか?まあ、弁護士という連中の中にはクロをシロに、シロをクロに言いくるめる訓練にのみ人生の貴重な時間をついやし費やした連中もいることでしょうからこんな似非科学者と結託して世間に「何か」を標榜したい「何か」とは一体何なんでしょうか?

少なくともSTAP細胞の存在でないことだけは確かなようですが。w

今日ちょっと驚いたのは、このOさんに関して「STAP細胞論文問題で下村博文文部科学相は17日、 「(理化学研究所研究ユニットリーダーの)小保方晴子氏がいなければ STAP細胞の検証をするというのはほぼ不可能に近い」と述べた。 」というようなニュースが流れたんですが、これって洒落ですよね?洒落ですよね?もう一度訊きますけど洒落ですよね?

山東昭子と言い、このオッサンと言い、、、日本の科学政策の頂点に乗っかってるカシラがコレだからな、、、。
わたくし背筋が寒くなりまする。頭痛くなってきた、、、。 orz

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2014年6月17日火曜日

ROCK FUJIYAMA

今日の今日まで知りませんでした〜!w

私がアメリカに居た間に日本で物凄い豪華な、有り得ない程豪華なゲストを毎回迎えたRock Fujiyamaという番組が二年の間放送されていたということを、、、。
勿論、日本に住んでいる方でヘビーメタルやロック好きの人にとっては間違いなく毎週録画&永久保存だったと思うんですけどね。

こんなのを放送してたのがテレビ東京というのが???なんですが、逆に言えばこれだけ尖った番組はテレ東でなければ流せなかったのかもしれないなと思ってますけどね。w
この番組、今でもほとんどすべてのコンテンツがYouTubeにあげられてますから、著作権云々ということにウルサク無さそうなテレ東がクレームを付けない限り、わざわざ自分のHDに保存するまでもありませんけどね。

この番組のメインキャラクターの一人が「あの」メガデスのギタリスト!マーティ・フリードマンというのもチョット腰が抜けてしまいそうな事実ですが、この人、御存知のように日本語を勉強したあと日本に移住してしまったほどの日本好き。
これだけのロック・ミュージシャンを惹きつけることの出来る何かを持った日本っていうのは西と東のカルチャーを同時に愉しむ国としては最適なのかもしれませんね。

ロックやヘビメタ大好きの私としてはこんな番組がまた舞い戻ってきてくれると嬉しいんですが、それは何時の日になるのでしょうか。

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近くの居酒屋へ

今日は上司の先生からのお誘いがあり勤務時間後に近くのインド料理屋へ行ってみることになりました。

ところが、、、行ってみると本日はお店が休みの日ということでガックリ。
すぐにベクトルを変えて日本に帰ってきた直後に一度行った南風というお店へ行くことにしました。
まあ、オシャレなどとは縁遠いオジサン三人で歩いて酒屋へ行く様はどこの冴えない集団という感じなんだと思いますが、まあそんなことは気にしないこの三人。

取り敢えず今日はアメリカにいる嫁さんを「も~!」と言わせるためだけの写真アップロードブログにしました。w
馬刺し、牛スジ、アイスののった釜揚げピザその他諸々が出てきましたが、見ればそれが一目瞭然だと思いますので敢えて説明は省きましたがやっぱりここは美味しいですね。

欠点は多くの看護婦さん達にとっても帰り道ですので下手をすると我ら中年真っ盛りのオッサン勤務医軍団がしかめっ面しながら黙々と夜食を食べているところを見られる可能性が「非常に」高いということでしょうか。

ま、どうでもイイんですけどね。w

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2014年6月16日月曜日

子供の成長を感じた朝

今朝はふと気づくと大学で夏休み中の長女からFaceTimeで留守電が入っていました。

なんじゃろ?と思いながらコールバックしてみると珍しく一発で娘が出てきました。iPhoneの画面いっぱいに出てきた娘の顔は何となく嬉しそうです。私自身も上の娘からこういった感じのコールをもらうこと自体が珍しいことなので「どうしたん?」と切りだすと、今大学の紹介で始まったインターンシップの第1クールの二週間が過ぎて一息ついたよ〜と言うことを話しかけてきたのでした。

話を聞いてみるとどんなことをインターンシップでやっているのか大まかに掴めました。
それによると、地域に存在する多数のNPOから上がってくる様々なアイデアをグラントの形で提出するための手伝いということでした。
多くの人が地域の活性化や改善、人的資源の有効活用のために種種雑多な「アイデア」を持ってくるのですが、グラントを提出したりした事の無い人にとってはその書面を有効な形で準備するのは実際に非常に敷居の高い行為ですので、そこを助けることが一つ。
もう一つはアイデアは良いのにそれを言葉にして計画を具体的なものに落としこむだけの教育を持っていない人々を助けていくというものです。要するにこの一つ上に書いたことより更に一つ下の段階の「アイデアが具体的にさえなっていない段階」の考えをまとめていくものですね。

(後でこの話を嫁さんにしたら、長女的には英語でならもっともっと具体的に自分の経験をお父さんに伝えられるのに残念だと言っていたとの事でした。英語で話してくれればいいものを、、、。お父さんだとわからないとでも思ってたかな?w)

何れにしてもこの時話していて感慨深かったのは、20年前に周りの皆に祝福されこの世に生を受けて来た小さな命が大きく育ち、異国の地で日本語と異なる言語で肌の色も文化的背景も生育環境も異なる恵まれない人々を助けることの出来る人間にまで育ってきているという事実。アメリカ着いて初めて保育園に連れて行った時にはハローの意味さえ知らずに声を出さずに毎朝メソメソ泣いていた娘が、、、。ちょっと胸が熱くなりました。

コレばかりは本当に人の子の親として素直に我が子を誇りに思うし嬉しいです。

何だか自分自身が生まれて来て、こういう感じで人の役に立つ子を育てることが出来たというシンプルで力強い事実は自分自身が生物学的に少しは意味のある人生を送ることが出来たのかな〜等という根源的な「意味論」にまで遡って間接的に自分の人生を見つめなおさせてくれます、、、。

しかしまあ、、、親はなくとも子は育つと申しますし。w 
我が家の場合は、先生や友人、そして近所の人など数多くの周囲の人々から注ぎ込まれ続けた本当に素晴らしい「絶え間ない愛情」が娘を育てたんだと堅く信じています。

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2014年6月15日日曜日

トマトジュースを飲む人

最近はトマトジュースをよく飲んでいる。

理由は特に無し。好きだからと言うのが強いて言えば理由でしょうか?
ところがトマトジュースというのは好き嫌いが非常に別れる飲み物のようです。ちなみに私の娘たちは全く飲みません。
一度だけ飲ませてみましたが「おえ~~~~」って言って吐いてしまいました。私は娘たちに向かって「お前ら頭おかしいぜ」と言ったのですがコレばかりは「生理的」なものらしく、体が受け付けないとのこと。

そうかな〜?と私は疑問に思っているのですが、食べ物に関しては同じようなことは枚挙に暇がないほど周りに転がっていますので責めたところで致し方無いでしょう。私も同じことを実家の母に言われていた食べ物が有ります。
それは「梅干し」でして、コレばかりは全く口に入れても美味しいと思えません。吐くほどではないのですが口に入れても猛烈に唾液が出るだけで「なんじゃこりゃ」の世界です。

トマトジュースにおける私と娘たちの会話はここでは母親と私の会話そのものです。
「あんた梅干し食えんとか馬〜〜〜鹿か?」とバとカの間が妙に長くておやこであってもムカッときます。w
母親によるとこんな旨いものはないということで、紀州のデカ粒のものから青梅の滅茶苦茶コリコリした物までとりつかれたように食べますから本当に好きなのでしょう。

こういうのってやっぱ小さい頃に受けた食教育なんでしょうかね〜?うちの親父はもう全くもって梅干しはダメでこんなマズイものダメだ!と言う口ですので、私もそんなオヤジの言い様を受け入れ頭ごなしに嫌いということで人生をスタートさせてしまったのかもしれません。

食えるもののバリエーションはひろい方が人生においては愉しみを増やすことに直結しますからそのほうがイイんですけどね。今度梅干しに挑戦してみるかな。それにしても飴玉の「小梅ちゃん」はいけるんですけどね、、、。あれって今も売ってるのかな〜。

甘い梅なんて無いですよね?あるんですかね?

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2014年6月13日金曜日

13日の金曜日って、、、

病棟の若い看護師さんと還暦絡みの看護師さんが質問と答えを繰り出し合っていました。

話の始まりは病棟の他のドクターが冗談半分に「今度の金曜は13日の金曜日だから患者さんをその日に退院させたりするのは縁起悪いかな〜」なんていう一言でした。
看護師さん達はこれに対してその時点では何も特に大きな反応を示さなかったようなのですが、事件が起きたのはその後でした。

暫くして上に書いたように若い看護師さんが年上の看護師さんに「13日の金曜日って何が始まりなんですかね〜?」という質問を始めた所、年上の看護師さんは「あれって13日の金曜日のジェイソンの出てる映画が始まりじゃなかったっけ〜?」とか言い始めました。
最初のうちは面白くて笑いを噛み殺しながら聞いていたのですが、いろいろと年配の看護師さんの説明が入りつつも、若い看護師さんのほうが「あ〜、そうなんですか〜!」とか納得モードに入ってしまったのでさすがに内心で(それって全然違いますから〜〜〜〜〜〜!w)と言う声が出まくりでした。

取り敢えず滔々と説明が続くジェイソンのお話を申し訳なさそうに遮って「それはキリストがゴルゴタの丘で磔刑に処せられた日が一般に言うところの13日の金曜だからという話から来てるんではないかと、、、」と言ったところ。
若い看護師さん含めてニッコリ笑って「すいませ〜〜〜ん!私達常識が〜!www」と大笑いしてきたので、こちらも何だか脱力状態になってしまってそれ以上は何も言いませんでしたが、内心で思ったことが一つ、、、。

俺の嫁さんみたいな人達が結構世の中にはおるんだな〜、ということでした。w
きっとこの人達は長生きするのでしょう。マジで。

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統合失調症と心因反応

当直室に緊急のコール。

内科病棟の看護婦さんからの「患者さんが突然大声で怒鳴り始めて困っています!どうしましょうか。」と言う内線電話でした。
私自身も状況がすぐには飲み込めず「直ぐに行くから」と言って白衣を纏って直ぐに目的の病棟に走って行きました。
そこの病棟がある階に到着すると革のソファに座った初老の患者さんを囲んだ数人のヘルパーさんと看護師さんが見えました。患者さんは何故か動いても居ないのに汗ダクダクでものすごい吃音状態で「俺のモノを皆が投げ捨てやがる」というようなことを繰り返し話しています。

看護師さんによると、昨日の昼くらいから何か独語があったということでしたが、それまでの個人の病歴で一切そのような精神症状関連の疾患には罹患されたことがないということでしたので、私は年齢などを考えると統合失調というよりも心因反応とか腫瘍などによる器質性のものとか、代謝性の疾患の一症状なのか?とかんがえたりもしました。

投薬によるsedationで落ち着いて頂くという方法も有りますが、この病院にはきちんとした精神科の先生方が控えておられるので何はともあれスペシャリストに観て頂くのがベストと考えそく当直看護師長に精神科に連絡をとってもらったところ、顔なじみのドクターが汗だくで駆けつけてくれました。
直ぐに仕事をバトンタッチ!

多分、心因反応であろうということで御本人を守る意味もあり任意入院という形で精神科病棟の方で一晩介護して頂く事になりました。非常に丁寧な応対で、患者さんにもみな優しく接して居られており、精神科の看護師さん達も含めて何だか別の世界の医療を垣間見た瞬間だなと感じました。
普通、こういった反応を示す方が街を歩いて居られたりすると多分「戸惑い」と言う言葉が最も当てはまるような反応を示す事が(精神科医でない私も含めて)多いのではないかと思うのですが、達人の世界はやっぱり違うなと感じた次第でした。

私の今までの人生において友人の中で統合失調で入院したり鬱を誰も見つけてあげられなくて亡くなった友人も少なからずおりました。そういった意味では精神疾患というのは実に誰の身の回りにも起き得る(無論自分も含めて!)病であり、家族や友人という輪っかの中に留まらず誰もがその一生の中で何処かの時点で遭遇する日常なのだと思います。

いつもは極めて大人しく優しいジェントルマンだったお爺ちゃんでしたので、一刻も早く元通りの元気で優しい人に戻っていただければと願わずに入られません。

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2014年6月11日水曜日

今日は今池へ勉強会

今日は今池にあるある有名ホテルで開催された製薬会社主催の高血圧勉強会に出席してきました。

こんな会に出席するなんて過去にも無かったし、当然アメリカにおいてもありませんでしたが基礎的な研究のみならず臨床の現場にも戻ってことですし、五年ぶりに改定されたばかりの今日の血圧治療の標準的なトレンドを身につけようと思い出席をすることにしました。

実際の所、勉強会における発表の様子などというものを全く知らない変わった医師であるわたしですが、一緒について来てくれることになった上司の先生の話しによると、「講演会が終わったあとに隣の部屋で開催される食事会が美味しいものが出るんです」とのことでした。
そんなこととは露知らず、少し早めに出てどっかでラーメンでも食わないかんな〜くらいに考えていた私にとっては「え?そうなんですか?(◕ฺ∀◕ฺ)」と言う感じの意外な話でした。まあ、冷たい水かジュースくらいは出るかも?くらいには考えていましたが、、、。

さて会場に少し早くついたので一階のロビーの脇にある喫茶店で上司の先生とコーヒーブレーク。
暫くして上階へ上がっていくと、、、老若のMRさん達が流れ込んでいく百名前後?のドクターたちの流れを制御しながら会場へ案内していました。
中には整然と並べられた机と椅子が並んでおり適当な場所につくとしばらくして講演会開始。
私にとっては2014年に日本で見直された血圧治療のプロトコルに関する常識の一端を垣間見ることが出来ましたし、臨床医の先生御自身がどう考えて治療を進めているのかチラリと覗き見ることが出来てたいへんためになりました。

終わりのアナウンスとともに隣の会場に立食パーティーの場が設けられていることを知った人達が流れ込んでいきました。
そこにあったのにはたしかに豪華な食事の群れでした。
特にその脇には寿司と約肉を作る長いラインができていたので一体何?と見てみると、なだ万の寿司などが出されておりました。食べてみて特になだ万という有名店だから特に美味しかったというようなことは「全く」ありませんでしたが。w

会場が捌ける前に上司の先生に促されてタクシーを拾い地元まで帰ってきました。
帰って来る道すがらいろいろなことを話しましたが、こんな勉強会もたまには良いのかな?などと考えてしまいました。

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2014年6月10日火曜日

それは「無し」でしょ、、、

今日はちょっと驚いたことが。

病棟でカルテに新患さんの情報を書き込んでいる時に事件発生。
いつもはビビリの新人看護師さんにいつも説教を垂れている大御所?のおばちゃん看護師さんが今日フイに私の方へ寄って来て小さなボロボロの本を差し出しながら「先生、甲状腺クリーゼってどんな病態なんでしょうか。私の本に載ってなくて、、、。」と言ってきました。

甲状腺の基本的な反応の経路や要素を知らないと説明してもこの手のことはほとんど意味がありませんので、「どうしたの?」と訊くと「いや、入院患者さんの事でチョット気になることがあって」と言われました。
それよりも何よりもこの看護師さんが出してきた本人言うところの「教科書」という本の奥付を見て二度ビックリ。
昭和51年第八刷増刷とかいてあります、、、。orz

オリジナルはこの版で三版ですが、その一刷は何と昭和42年。(;´∀`)

多分このおばちゃんが看護学生から看護師になったばかりの頃に買ったであろうこのミニ参考書をオバちゃんは後生大事にその医学知識の源泉として使い続けていたんですかい???俺が小学生の頃の医学知識で今の医学を眺めてたの?
15年前の医学書でさえも隔世の感のあるこの日進月歩の医学の中で、半世紀近く前のタイムカプセルから拾ってきたような知識で記述された本で患者さんを眺めていた人が身近に居たと、、、。

電子的索敵能力とステルス性能のぶつかり合いが勝敗を決めるこの21世紀の航空戦が行われている戦闘空域にミグ15がいきなり登場してきて、当時の最新のバルカン砲を浴びせられた気分でした。w

「Aさん、やっぱり勉強したいならある程度は新しい教科書で調べるか、ネットで検索してみるのが良いんじゃないでしょうか」と言いました。しかし、それには何とも気乗りしない様子。「もう、退職間近なのにお金をつぎ込んでもね〜、、、。」とのことでした。orz

こういった知識は常に最新の標準とされる文献をもとに知識を増やすべきではないでしょか?と一歩だけ踏み込んだことを言いたかったのですが、御本人に新しい知識を新しい本から得ようという意欲は見受けられなかったので、それ以上は何も言わずににっこり笑って「クリーゼのことは詳しくないんでゴメンね〜。主治医の先生に聞いてみてください。」と言って静かにもう一度大海原へ舟を押し戻しました。w

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