2022年11月14日月曜日

患者を再びキレさせた看護師

何ででしょうか、またアノ看護師さんが患者さんを切れさせてしまいました。

以前から少しだけこのブログでも書いたことの有るアスペルガーの看護師さんが今日も(これで新しく移動してきた病棟だけで3回目ですが)患者さんをキレさせて退院することになりました。私の居ない終末だったのですが、烈火の如く怒って曽於看護師に当たり散らして出ていったそうです。

理由は本人がどうやら本当の事を言っているような気配がないので正確には「不明」なのですが、他の看護師さん達は本人のいない所で「そりゃそうだわ。話するだけでイライラするもん。」と声高に話していました。

私も、彼女自身のいる現場で、こういうものの言い方をしたらとか、こういう事をやってたら人を苛つかせるだろうなと思う場面を何度も目の前で見てきていましたので、恐らく私が推測できる「あんな事」や「こんな事」の事以外にも、私が居ない所でいろいろな目に遭っている看護師さん達には患者さんが怒ってしまう物の言い方というものが容易に推測できるんだろうなとは思っていますが。

患者さんが悪くなくてこの看護師さんが一方的に悪いと言うことはないと思いたいのですが、他の患者さん達からもこの看護師さんに関しては結構なクレームが集まっていることもあり、病棟長としては正直看過できません。この点に関しては現在看護部長と対応策を検討中です。(どの病棟に移動させても何時も一年以上は持たずに病棟から追い出されてしまいます。)

この看護師さんは試験の成績は良かったとのことで、学校でも高得点を取っていたらしいのですが…相手が人間となると実技も会話も正直みていて頭が痛くなるような残念さです。いつも思うのはこの人には看護師という仕事があってないな~と言うこと。紙の上の成績が宜しいのであれば、それに合った何らかの仕事もあろうと思うのですが。

ところが今の時代、AIに置き換わられるような「今までは」ペーパーワーク上の知的レベルを要求された仕事が「今後は」次々に奪われる方向に向かっています。私は、代わりに上質の対人関係構築能力や、種々の現況の深く正確な判断力、これからやってくるであろう未来の予想能力などの、学校のテストだけではとても簡単に測定できないような能力が大切になると思っています。

看護師さんの仕事なんかは将来もかなり安定的な仕事だといろいろな未来予測でも語られていますが、この仕事こそは最も対人関係の上でも、仕事のリクエストの上でもマルチタスクを要求される類のもの。人の心の襞が読めない人には特に辛い仕事だと思うんです。幾らマニュアルを読んだ所で病気を抱える患者さんの深い多様な悩みに適切な会話が返せる筈もありません。無理です。

今回、患者を切れさせ三度退院させてしまったインシデント。彼女の未来はどうなるのか他人事ながら心配になってしまいます。残念なのは彼女自身は自分がその原因になっていることに全く気づいておりません。これもアスペルガー症候群の特性なんでしょうかね。orz

0 件のコメント: