2018年11月30日金曜日

「ルポ西成」を読んでみた

「78日間ドヤ街生活」という副題がついた本「ルポ西成」を読んでみました。
見えているのは有名な三角公園ですね。
診療をする上で、患者さんの中に居るドヤ街出身の人、不定生活者の人々の背景にあるものを少しでもリアルに感じ、実情を知るためにこの手のルポルタージュ本はよく読みます。

実際に國友公司という筑波大学卒(7年かけて卒業!)のライターが実体験をもとに自分があの西成で体験したオイオイというような数多くの「普通の人が普段は目にしない」西成での出来事と人間模様を時系列に沿って内側から見た本人の視線で書き込んでいます。
しかし、全体的な感想を最初に言ってしまうとやっぱなんと言うんですかかなりのレベルの事が書き込んはあるにしても、ここが知りたいという核心の部分の詰めが甘い!

結局、書くとヤバイ内容もそこを描いてこそのルポになると思うんですが、あと一歩の踏み込みが足りない状態での記述が続いてしまうんですねえ。寸止め感強し。
まあこれ以上踏み込むと確かに命の危険というものが有り得るだろうなという部分があるのは理解できるんです。それでも、その一線を越えた部分の報告(ルポ)が欲しかった。

読んでいて理解できるのは、「ああ、この部分間違いなく國友さんは知っている部分がなんだろうけど濁してるな」と思える部分が多いこと。
日常のディティールの記述の中に間違いなく“隠している”と思える箇所が散見されるところに強いフラストレーションを覚えました。

文体も平明で大変読み易いし、探ろう、読者に見せようという視点も全然悪くはないのですが、ツッコミが足りないという感じがどうしても拭えない。面白いのは間違いないのに〜と思いつつ、もっと読みたい知りたいという気持ちが私の中から溢れてきます。

原稿用紙の指定長などの制限があってこういうサイズになったのかもしれませんが、私としては活字を1ポイントか2ポイント小さくしてでも、内容量をもっと増やして欲しいと思いました。

書き込みを数倍にすればメイヒューの歴史的名著「ヴィクトリア時代 ロンドン路地裏の生活誌」のように化けないとも限らないと思うんですが、如何でしょう。

2018年11月29日木曜日

医師に勤務間インターバル?w

厚生労働省の"アタマノイー"みなさんがまたせっせと画餅を描いているようです。w

深刻な長時間労働が問題視されている医師について、終業から次の始業までに一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」の導入を、厚生労働省が検討しているらしいのですが、こんなのは絵に描いた餅「画餅」以外のなにものでもありません。

これがどういったモノかと言うと、勤務と次の勤務の間に9-11時間といった一定間隔を設ける制度で、医師に余暇や休憩時間をもたせて過労死防止には有効とされているらしいのですが、残業の上限を単月で100時間未満、年720時間とか言っていますが、医師は適用が5年間猶予。w

この猶予期間の設定は診療の求めを原則拒めないとする「応召義務」があることなどが考慮されたんだそうですな。その部分の解釈と実務をどう解消するのかを検討する期間なんでしょうな。(そもそも応召義務の誤った拡大解釈自体が、現在の医師に対する過剰労働要求の根源だとも言われていますが・・・。)   

現時点では1カ月の残業時間が「過労死ライン」に相当する80時間以上の勤務医は約4割だとの厚労省の話なんですけど、実際これらの事項をどうやって物理的に遵守させるかというのが最大の懸案事項となってくるのは間違いないでしょう。

方法論は厳密に遵守させようとしたら、入館パスカード、タイムカードなどを使った時間の厳密な管理。ところが、これも間違いなく病院によってはそれをしない方向で何とか持っていこうとする経営者の連中がいるでしょうから難しい。結局、そこを飛び越えて経営者を震え上がらせるのは法による罰則です。

病院に対する経済的な罰則規定と病院経営自体の許認可に関わる罰則規定、そして実務を司る経営陣に対する刑事罰と経済罰、更には個人から訴えられたときに時間外労働に関しては推認する限り最大の時間に対する五割増し以上の支払い義務をセットで付け加えれば、民間病院なんて遅くとも数ヶ月で倒れます。(まあ、その前に人がワラワラと逃げ出すでしょうが!)

上のような罰則の中でも、特に効くのは「保険業務を停止」するという伝家の宝刀で、これを抜かれたらそれはそれは病院自体が一瞬で蒸発です。

しかし、それらが成功するためには多くのwhistle blowersが出現し、内偵調査が行われた後、一斉に捜査官が乗り込んできてアウトというような国税バリの捜査がなされないと証拠隠滅の可能性も無いとは言えません。

ところが、私は厚労省、労基署にそんな気概や人員が揃っているとは到底思えんのです。w

正直な所、こんな発想をする連中はまず医師の仕事を知らないし、医療の実務がどんなものか解っていないお役所の医療技官というバーチャル医師やお役人。そもそも医師の偏在の解消も出来ていない田舎の基幹病院でヘトヘトになっている医師たちにこの法律を厳密に課したら不利益を被るのはまずもって患者さん達自身!普通の医師だったら労基破ってでも苦しんでる患者さんのとこに来るに決まってるし、法は最初から骨抜きですわ。

2018年11月28日水曜日

IKEAのテーブル組み立てでヘトヘト

先週IKEAへちょこっと家具を見学に行きました。

家から近い長久手のIKEAは確かにWEBで見たものを実際にどんな感じなのかと確かめるという意味では見学には便利なのですが、IKEAに行って本当に“欲しい”と思う家具が殆どないのが実情です。

何というか上の言い方はちょっと説明の必要があるのですが、我々のような子育てほぼ終了世代にとって・・・と言ったほうが良いかもしれません。
置いてある家具は確かにシンプルなラインで構成されているし、極限まで良く突き詰められて考慮された製品は時々その製品の質に比べて十分に値段が安いなと思えるものもあります。

しかし、どちらかと言うと若い家族がターゲットになっている感じをオジサン的には受けるんですね。逆に言うと狙う獲物の数が極めて高度に限定されてくるため、IKEAの製品の中から選ぼうというのであれば、あれやこれやと欲しがらなくて済むというメリット?もあります。

何にしろアメリカに居た頃は、手頃な価格でそれなりに格好いいIKEAの家具は我が家でも結構お世話になりました。(もっとも、アメリカでも日本でもほとんど家具自体を買わないんですけどね。w)

今日家に来たのは下の写真のようなテーブルと椅子でした。
今まで家に置かれていたのは完全に黒のテーブルだったのですが、このダイニングテーブルだと横幅が230センチあるので、余裕を持ってテーブルの上に色々なものが展開できることが美点の一つ。そして今回我々を長い間の日本製家具の呪いから開放してくれたのはこのテーブルの高さでした。

アメリカの家具の標準高は確か75センチ前後。アメリカの高さがベストだと思っていた我々には日本のテーブルと椅子はどちらも低すぎます。これは日本の実験用ベンチの高さも一緒。この高さがあれば背筋もしゃんと伸びるし、犬もテーブルには登ってこれません。w

それにしても、テーブルが重すぎて嫁さんと組み立てた後、ひっくり返すのに大騒動。しかもその後は椅子を次々に組み立てないといけなかったのも疲労が重なる原因となりました。orz

それでも、一緒に買った鏡とあわせて嫁さんはウキウキ気分だったようです。めでたしめでたし。

2018年11月27日火曜日

NHKなんて“そもそも”要らない

NHKからまたまたフザけた発表がありました。

再来年の4月に35円の値下げをするという発表。w
地上契約35円引き、衛生契約60円引きなんだそうな。それを勿体ぶって会長が出てきて、記者会見で発表したのがこれだっちゅうのがNHKの錯誤を丸々物語っているってことをご本人達がわかっていないのが烏滸がましくて良いですね〜。

そもそもからして口座・クレジット払いで月額1260円の地上契約が1225円に、2230円の衛星契約が2170円になるっていう訳のわからない高額支出なんですね。どっちも見てないし?昨年の最高裁の政権忖度野郎共が下したクソ判決で受信料が税金であることが確定したわけですが、その税金でここの職員がもらっている平均給与を知ったらフランスだったら革命が起きるんじゃやないかと思うんですけどね〜。

ではLIVEDOOR NEWSからの抜粋を一つ。
組織としてのお金だけではなく、NHK職員たちの高給ぶりにも注目が集まっている。平均給与は2012年度で1185万円、さらに住宅や転勤、保険など手厚い手当が付き、それらを含めると平均年収は1780万円まで跳ね上がるという。
如何でしょうか?

皆さんは税金が正しく使われていると思いますか?
私は必要なものにはバンバン私の税金を使ってもらいたいと思います。しかし、要らないものには一円も払いたくない。それが選挙権を持つ人間としての選択です。しかし、NHKは国民の信託を得たわけでもないのに、勝手に公器を名乗り、勝手に税金を徴収し、勝手に要らない番組を垂れ流す。

ヤクザもかくやのショバ代集めと言いましょうか?

どうしてこんな組織が民主主義国家で堂々と存在しているのか不思議でなりません。戦争を賛美し国家を破滅に導く片棒を担いだ逓信省お抱えの連中が、どの面下げて今どき太平洋戦争を正義の味方面して語るんでしょうか?

そもそもこの連中は国営放送ではない単なる公営組織なんですが?競馬や競輪みたいに自分で金稼げ!要らん番組に金をかけて税金を散財するな。毎度毎度、選ばれるNHK会長の発言と行動のレベルの低さに腰が抜けるほど呆れているのは国民なんですが?

2018年11月26日月曜日

嫁さんと子供が生活の中にいる一生

結婚しても子供を作りたくない、欲しくない夫婦という人達が居ることを知って若い頃は驚いたことがありますが、いまでは「そりゃそんな人もおって当然だわな」と思えるようになりました。

私の周りでは結婚して子供を作ろうとしても出来ない友人も沢山いて、それからすると三人授かった我々夫婦は授かった事自体だけでも幸せだと思えたのですが、授かれば授かったで苦労も喜びも家族の中を出たり入ったり。(本当に人間の記憶って不思議だと思うんですが、子供が大きくなってしまうと育児の途中で辛かったことは綺麗サッパリ忘れるもんですな~。)

まさに子供が生まれた後は夫婦だけのものではなく社会の皆さんに育ててもらうことを実感する日々でした。そう言う意味では大切な社会からの授かりものでもあることを夫婦の成長、子供の成長とともに知ったわけで、大きくなって育った子供を社会の中にその要員としてまずは一人でもお返し出来たことは家族にとって大きな喜びです。

しかし、互いに中の良い夫婦だけで恋人同士として一生をすごしたいと考える一団もいると言う事実も実際に周囲におりますので、事実として納得せざるを得ません。
こういったことは良いとか悪いということではなくてそう言う「選択」ですので、在るものは在るのです。

子供が出来ないのではなくて作らない人は本当に私の周りに沢山いて、御主人側が欲しくない例、奥さん側が欲しくない例、共に欲しくない例など様々。
私などは自分が高校生の頃から好きな人との間に出来た子供のいる生活って良いな~などと考えるどちらかと言うと変な子でしたから、医学部を卒業した後医師免許を取ったことが確認できた日に嫁さんのお父さんに娘さんと結婚をさせてください、と言ってゴーサインを戴きに行った人ですので、早く子供を作ることに何の疑問も感じておりませんでした。

よく「自分が育った環境が不幸だったので子供をもってそんな辛い目に合わせたくない」などということを言う人がおりますが、私だって子供の頃は両親が毎日喧嘩する、暴力的な親父が家に帰ってくるのが嫌で嫌で嫌で嫌でたまらないような家に育っておりますが、それでも自分はこんな家庭は作らないと心に決めていましたので、そういった言葉は“私には”関係のないことなのでした。

子供が居るせいでお金は全くと言って良い程貯まらないし、結婚しなければ控除云々は別として今どきマンションの賃貸用の個室を幾つも持っていたのかも!等と嫁さんに冗談で話すことがありますが、子供も嫁さんも居ないまま、ただ病院と家を往復するような生活なんて私にとってみればほとんど絶望と言う名の牢獄のようなもので、個としての強さを持ち合わせない自分にはそういった生活は到底無理だと思えるのです。

アメリカと日本で家族で離れて生活していた三年半の間もお互いに支えなければならない相手が居ればこそという気持ちで頑張った訳で、もう一度やれと言われたらそれは「嫌です」と即答してしまうのです。w

それだからこそ、離婚して子供と嫁さんが(特に小さい子供さん)家族の中から離れていくという離婚を選択する世の男性で更に再婚もしない人というのは何と強いのだろうと私は感じてしまうんですよね。(非がどちらにあろうとも、結果としてそうなったという時)
一度ゲットした自分の遺伝子の可愛らしいコピーを守り育てる充実感を奪われた男というのは俺的には・・・無理だなと感じるのでした。

まあ、これだけ書いても今日のタイトルに関しては半分も書けてないなと思いながらちょっと長すぎと感じるのでこの辺りで終わります。

2018年11月25日日曜日

狂い咲き

やっぱり現時点での地球の季節と温度変化の様子はちょっと変なのでしょうか。

今日は久しぶりに大高緑地に犬の散歩と息子の気分転換にやってきました。名古屋は散歩にはもってこいの日でして、熱くもなく寒くもない快晴の空。連休でどこか遠くに行って大渋滞や行列に巻き込まれることが嫌で、最初からその手の“遠征”を避けた三連休の最終日でした。

あちらに行ってもこちらに行っても、私は「列に並ぶという行為」が大変嫌いでして、家族で出かけようが一人でどこかに行こうが並ぼうと思える列の長さは基本的に最大で10分程度のもの。
よっぽどのものであっても一時間待ちとか言うようなものはまず絶対に並びません。金よりも、列の先にあるものよりも私にとって大切なものは生きている間に均等には配られていない時間です。

体が意思通りきちんと動き、その体が動いた上でまともに物事をきちんと考えられる時間というものは自分が想像している以上に短いと考えます。
時間だけは金をいくら積もうと伸ばすことは出来ないと思うんです。仕方ないから大切に使うしか無い。お金で移動の時間を稼ぐことは出来るし、高度な治療で寿命を延ばすことも、まあ金で買える時間のうちの一つではあるでしょうが、やはり運命が与えた各人の時間そのものは伸びも縮みもしません。

だったら、与えられた時間の中で最大限にそれを使おうと思えばやはり列に並んで・・・
という部分を可能な限り削るというのが私の基本的な生き方の一つです。まあ、簡単に言うと堪え性がないんですね。カッコつけすぎました。w

脱線しすぎました。話を戻します。

さて、公園の中を歩いていて視野の中に異常なものを発見。何かおかしな色が目に飛び込んできたのです。それは大きな大きなピンク色でした。
公園を散歩していてもそれほど綺麗な紅葉はないのですが、もみじの葉がそれなりに色づいている木も有りはしました。しかし“全体的な勢いとして大した事はない”というのがこの日の結論。
写真を見ていただければわかりますが最初の写真はその全体の中でも最も色付いていた貴重な一本です。
そしてその次の写真が狂い咲きしたサクラの木々。12月にこんなに狂い咲く桜を見たことありませんでした。
最後に少し紅葉は弱いのですが、サクラと紅葉が併存した珍しい一枚を撮ってみました。
一ヶ月ほど前にも川沿いで小さな小さなサクラの木が二、三本弱々しく咲いてるのを見て我が目を疑ったのですが、その時は車に乗っていたもので一瞬で通り過ぎ、強い印象は残しませんでした。
しかし今日の満開の桜はどうみても違和感が強く、嫁さんとも「おかしいよな〜。やっぱ異常気候はサクラの時計も壊してるな」という話をしたのでした。

どこかのネット記事で日本では桜の開花が大幅に見られなくなるかもしれない時代がやってくるかも、という話があったような・・・。
トランプの妄言はどうであれ、植物や、異常に強いハリケーン、溶け続ける極氷は事実を雄弁に物語っていると思うんですが。

2018年11月24日土曜日

結婚記念日(お付き合い30年目〜)

3日遅れですが結婚記念日のディナーに行って参りました。

食べに行ったのはやはり嫁さんにリクエストされたPancoyaでした。
昨年は銀婚式ということもあり、同じPancoyaでもちょっとした特別感がありましたが、今年は特にいつものディナーと変わることはありませんでした。付き合い始めて丁度30年目を迎えた我々夫婦ですが、まあ一言で言えば淡々と共に生きてきた・・・といった感じでしょうか。

二人ともお互いがやらなければならないことを夫々に淡々とこなし、毎日を積み重ねることで一万日以上を重ねてきた訳で、その間にはもちろん様々な出来事が起こり続け、大喜び、悲しみ、怒り、落胆、不安、希望のまさに大波小波の連続でした。

結局の所、我々夫婦の仕事は我々自身が社会の一員として社会の運営に役に立つだけでなく、我々の手で育てた子供達が次世代の社会のために役に立つ事を願って大切に育て引き渡すことも含まれていますが、結婚して子供が出来てからは本当にそちらの仕事も大変でなかなか自分達の外的な仕事以外の事を一生懸命やるということが出来ませんでした。

だからこそ、今こうやって日本に帰ってきて小さな単位になった家族を相手に”可能な限り”家族サービスをして嫁さんを喜ばせようと思うわけですが、精々できるのはこうやって時々美味しい料理を食べに連れて行ってあげること。(夜食を作る手抜きの手伝い?w)

本当に我が家は嫁さんでもってるって言うのが30年目の偽らざる本音。
昔は本当に弱っちい泣き虫だったんですけどね〜。子供三人育てて実に逞しくなりました!貧乏な時代も少し楽になっても、なんにも変わらぬ人生を送ってくれるパートナーに(照れつつも)心から感謝です。

2018年11月23日金曜日

奇跡の三連休

金、土、日という三連休は通常私にはありません。

そういう意味では私にとっては今年最後の三連休となりました。(とは言っても病院まで車で5分ですので、気になる患者さんを診察には行ってるんですけどね。)

内科の医師達の中でも当直を行う事が可能な人間の数にはある程度制限があることと、他の医療機関の先生方もなかなか当直というのは引き受けたがらないものなんです。特に、臨床研修医制度で、指導者無しの当直が禁止されるような状況になってきてからの状況というのは、我々にとって結構厳しくて、正直「金は要らんから時間をくれ」と愚痴りたいような状況も生じてきます。

家族がアメリカに居た時はそれでも良かったのですが、嫁さんと息子がいる状況下では事情が全く異なります。やはり、家族との生活あっての人生。家族は居ても研究ドップリでいろいろと迷惑をかけていた頃のconpensationも今の私の中では大事なことです。

日本は今まさに労働時間の大変革を導入しようとしていますが、私は今後も日本の医師の労働時間の短縮に関して特に何も多くを期待もしていません。
なんというか、医療機関で働いている人間たちがネット上で開陳する意見は、一言で言えば諦めと不安です。内部の事情を知る者にとってそういった意見は確かに「そうだろうなー」と思わせるような説得力のあるもの。

まず、働き方改革関連法案の施行から五年の猶予期間がありますが、2024年4月から本当に我々医師の「実質的」労働時間はどうなっちゃうんでしょう。
多くの機関でナーナーで物事が進んでいくような気がするんですけどね。それでも変わらないんで、労基署が審査に突然入ってきてガツ〜ンとやられて多くの機関が青ざめて変化を受け容れていくというパターンじゃないんでしょうか。

五年後にこの自分の記事読んだ時果たしてどういう感想を抱くことになるんでしょうか。

2018年11月22日木曜日

介護施設には酷いところ“も”多いんです

私も両親が80になりましたので、いつでも、万一・・・いやもうこの歳ではもう百一くらいですかね、そう遠くない未来にどちらかに何かが有り得ると思っています。w

その「何か」を考えないという人も居るには居るでしょうし、突然なって大慌てという人々も実際には大部分なのだと思います。しかし、私の周囲で同年代の人々の話を聞くとはなしに知ることになることもありますが、片親、時には御両親とも鬼籍に入られているということは実に普通。

そうでなくとも、認知症があったり様々な疾患で病院に定期的に連れて行ったりとかしている方もごく普通。そして当然のように様々なタイプの施設に入所されていることもこれまた当たり前のような話です。

私自身、様々な施設を回る機会もありますので、意識するかしないかにかかわらず訪問する施設の質というものを自然と観察することになります。
名古屋ほどの都市になるとそれこそホテルのような居室をもった月額100万円近いお金を払うような施設もあれば、生活保護を受給する老人の為に半官半民の感じで昔からやっているとこもあるし、家を改造したんでしょうかね、と言う感じのところもありでして、まさにいろいろな規模と質の施設が多数入り乱れていると言って良いでしょう。

ところがこれらの施設を回って強く実感するのは、施設の建物や部屋の美しさなどは施設で生活する老人たちの生活のクオリティなどとは全く比例しないということなんですね。
また、同じ施設であっても時間の経過とともに良い施設になったり悪くなったりということもある点は要注意なんです。もちろん小奇麗な施設であればそれに越したことは無いんでしょうが。

結局の所、中にいるヘルパーさんなど介護の人、及びそれに連携する医療関係者達の質、施設を経営する経営者の介護への思想と経営能力とがしっかりしていないと中の人達も次々に辞めていって全く落ち着かないし、何よりも入居している老人達が経営の不安定さその他に翻弄されて悲惨です。

私のようにあちこちの施設を何年かにわたって観察し続けている人間にとって、言いはしなくとも「ここなら両親がお世話になってもいいかな」というような所、「絶対ヤバスギ」というようなところがあります。何度も言いますが、見かけと施設運営の中身は全く別物。

時にニュースになりますが、更に判断を難しくするのは介護に一人のモンスターやおかしな人が入って来るだけで、その施設の運営の質が学理と落ちることを良く経験するのです。入所当初はグレードAだったものが、そういった事があって以降、自由落下のように質が落ちていった例もありました。

当然そういった施設では老人も難破船から逃げ出すネズミたちの様に家族が脱出させることもあります。しかし、そういった内部事情はなかなか外からは見えないんですよね。
難しいものですが、万一どなたか身内の方をそういった施設でお世話してもらおうと考えられる方は裏事情も含めていろいろな方法で情報を集め続けることは必要だと思います。

この手の施設の話は表のもの裏のものも含めてまた書く機会を作りたいと思います。

2018年11月21日水曜日

映画館で静かに泣いた

Bohemian Rhapsodyを観に行きました。

本日最後のショーでしたが、8時半頃に嫁さんが「観に行けば?まだ間に合うんじゃない?」と言ってくれたので慌てて時間を調べると確かに最後のショーで終映は12時直前。
座席の残りをスクリーンで調べて後ろの段の真ん中あたりでかつ両脇が誰にも接していないところを選びました。

一体何分の映画かも調べずに9時15分に映画が始まりましたが、彼の人生がどんなものであったか基本的な知識は全て持っている世代の私にとってはその話の筋は当たり前の出来事としてスーーーッと胃の腑に落ちていきます。

しかし、白眉はやはり映画館という特別な映像音響空間で体験するクイーンの音楽と最後の10年間の人生。珠玉という言葉がありきたりすぎるのですが、珠玉としか言いようのない素晴らしい音楽がエイズに冒された彼の残り短い人生とゲイとして生きる彼を取り囲む様々なトラブルが元彼女との関わりも交えて燦めくような短い人生の中で最後のライブエイドに繋がっていきます。

Wembley stadiumで歌われたLive aidの歌詞の一つ一つが彼の人生を描写し尽くしていて、観ていた最後の一時間ほどは、もうね・・・目から透明の液体が次々溢れ出してきて声を出さずに激しく嗚咽。本当に泣けて泣けてどうしようもありませんでした。周りの人とか全く関係なし。

"I don't have time."という言葉を発する特別な才能のある人間の、最後の燃え盛る炎をみる辛さは筆舌に尽くしがたい。本当に。あれが、メンバー達を前に発した「Wembley stadiumの天空に穴をブチあけてやる」という言葉が本当になった瞬間でした。

特別な声を与えられた特別な男がこの世に残した軌跡・奇跡を高校以降にライブで同時進行で見ることの出来た私はやはり幸せだったとしか言えないでしょう。
彼が亡くなった日、日本中のラジオは一日中クイーンの曲を流し、フレディの事を語っていたのを今でも覚えています。

フレディ・・・今ならあなたの感染症は治療可能なんです!しかももうすぐ完治可能なレベルでの理論的治療薬が現実になろうという時代なんです。それまで持たなかったあなたの才能が惜しい。

人種、セクシャリティ、宗教・・・全てを乗り越えて伝説になったQueenのフレディに酔いしれた二時間でした。また観に行くことにしたし、ブルーレイも欲しいと思いました。

We ALL are the champions!

2018年11月20日火曜日

味のある文字

今年もあっという間に年末。

年末になると毎年やってくる嬉しくない報せがあります。それはあの文言を纏ったハガキ。「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」といやつです。

多くの場合、ほぼ100%が私の先輩や友人の御両親のうちどちらかがお亡くなりになったことを知らせるものです。残念なお知らせではありますが、そこに一言加えられた直筆の文章にその人物の顔を思い出すことしきりです。

人が紙に書き記す文字というのは人類が発明して以降、時代と共に形を変えそれぞれの民族に受け継がれてきましたが、何れの人の書く文字も夫々の人の中で十分に発酵熟成して良い感じでその人の指先から流れ出してきます。

不思議なこと?なんでしょうけど、この最終生成物である”文字”というのは上手い下手というのとは全く別の次元で”味”がありますよね。
先輩や後輩から時折やってくる手書きのハガキの中には「ああ〜、真似したい〜!」と心から思わせるような味のある文字を書く人物が居て、手元にあるペンを手にとって手近な紙を自分の手元に手繰り寄せてその文字を書き付けてみたりするのですが・・・。

己のあまりの文字写生能力の低さと、もともとの手書きの酷さに真っ黒な絶望感に思わずその白い紙を見つめる始末。すぐにペンをペン差しに戻して無かったことに。w

そもそも、私自身は自分の指先から出てくる文字の酷さに頭痛がする始末。中学、高校の 頃からそうでしたが、自分の字の酷さ故にノートの字は読めないし、数字が読めなくて計算は間違うし。これは今も同じで、手書きの部分が読めないと看護師さんからいろいろと文句を言われます。ですから私は可能な限りすべての文章を手持ちのノートブックで書くようにしています。これなら絶対読めますからね!

やはり人品骨柄というのは文字に出るものなんですよね。そういう意味では私には味のある文字というものは書けそうにありません。嗚呼。orz

2018年11月19日月曜日

ゴーン逮捕ですが・・・

何か庶民には現実感のない様なゴーンの逮捕ですが、外国人・外国企業のトップでこれくらいの報酬を食む連中は世界に掃いて捨てるほど居るわけです。

アメリカの企業なんかそれはそれは有り得ないようなレベルの高給をもらっているなんてことはごく普通。投資系の会社などは数百億円から2千億円程度までゴロゴロ居ます。それに比べれば10億20億というのは、、、などと言いたくなりますが、要するに犯罪を犯している点が問題であって、脱税額1000円であろうと50億であろうとやらかしていることには間違いないところ。

脱税というのは少なくともマトモな人間がすることではなくて、自覚があるのなら、法律に決められた範囲内で「あ~あw」とため息を付きつつも、社会を支える大人として“決められた額”を粛々と払うべし!というのがあるべき姿。

そもそも、世界に冠たる大自動車会社のトップたる人間が、そのサポート役と図って脱税(その他にも私的流用など巷間伝わるところ危うい話が次々出てきそうですが!)するとか、あってはならぬこと。そういったセコいことをしないためにも多額の報酬が払われているんじゃないの?と言いたいところですが、人間欲にはキリがないって実例なんでしょうね。

必要以上の収入って幾らなんだろうと考えますが、その定義は人それぞれ。冗談で病棟の看護師さんに「誰か俺に1兆くれたら一週間で使い切ってこの地方に“にわかインフレ”を起こしてみせるけどな~」なんて話をしても、大体この手のおじさんのサムイ冗談に対する答えは決まっていて、「私に百分の一でいいから下さい!w」と言う感じのことが殆どです。

さてさて、ゴーンさん。
逮捕収監だけでなく、個人的な株主代表訴訟も次々起こされて、今までの稼ぎは間違いなく身ぐるみ剥がされるでしょうな。おまけに日産もルノーもボコボコにいろいろなやられ方をするはず。

そもそも日産は司法取引云々で罪一等を減じられる様な行為を行っているそうですが、日産の会計監査を行う会社や経営委員会も全く機能していないということですわな。
こりゃ会社としては全く社会的な言い訳は無理な訳でして、もともとそれほどでもないブランドに不正検査の傷がついていたのに、ブランドを構成した虚飾の柱の一本であるゴーンが更に追い打ちをかけたという今回の一件、一体どうなるんでしょう。

株価はどこまで落ちてどこまで回復するのか。三者連合は一体どうなるのか。ゴシップ好きの皆さんにとっては楽しい数ヶ月が続きそうです。

まあ、私個人にとって日産というのはGT-R以外には何にもない会社くらいのイメージがない会社ですので、特にどうなっても全く関係ないんですが、中の人達にとっては大概いい迷惑ですね。

ガリア戦記のカエサルがたしか指揮官と下級兵士の給料の差は精々四倍くらいが良いと言っていませんでしたっけ?日産の平均給与が750万くらい?ゴーンが隠し所得で実は最低20億とすると、その倍率は・・・約266倍。カエサルにしてみれば気違い沙汰ではありますな。w

2018年11月18日日曜日

いつも嫁さんに怒られます

ブログを書くことで家族の記録のあらましを残したり、その時期の前後の記憶を残そうとするために"できるだけ"毎日書くようにしていますが、なかなか書く時間がないこともあります。

こういった記録も十年を超えてくるとほとんど”習い性”みたいになってきて、日常生活の中でも「今日のブログは何を書こうかな?」というネタを頭の中で拾い上げようという行為を行うことが多くなります。

結局、その瞬間には”これ良いかも?”と思えたものも、時間が経ってみると”つまんねえナ”となって消えていくものも多数。一日に面白いイベントが2つ重なったときなどは、どちらかを消してしまったり、比重の軽かったほうの出来事をサラッと書き流して単に備忘録として残しておくだけだったりということもごく普通にやっています。

無論、人生は”オオッ!”というような大きなイベントばかりが連続することはありえませんし(そんなのばかりだと何事にも平均的な人間である私は多分疲れます。w)、強弱、濃淡があってこそピックアップすべきイベントが出てくるわけですので、肩肘張らずにくだらんこと、他愛もなことでも書き続けるのが大事かな?くらいの気持ちでやってきました。

実際、このブログを始めた当初は当分の間はアメリカに住み続けるつもりで生活していた頃だったので、日本語の文章力を保つためにも自分の脳みその中に写っていることを少しでもまともな日本語で書き綴って”日本語の練習”をしておこうというのが大きなモチベーションだったのです。

ところがですね、、、未だに日本語の誤変換や言い間違いをあちこちに残したまま毎日毎日ブログを書くので、嫁さんが「書いたあと少しは見直したら?」という苦言を呈すのです。

まあ、当たり前です。書きっぱなしで推敲も誤字脱字のチェックもしない私にあきれてしまっているわけですが、自分としては書いた直後に殆どの場合一度は読んでくれる、もしくは翌日までには読んでくれる嫁さんがLINEで送ってくる「ここ間違ってませんか?表」をあてにしておりまして、それをもとに”昨日のブログ”に訂正を入れるのですが、それでも昔のブログの文章にはそういう間違いだらけのものを大量に放置している事実があるわけでして、一体そんな大量の文章に手を入れる日など本当にやってくるのか?ということをぼんやり考えたりしているのでした。

実際たま〜〜に書いたものを読み直したりすると、「うわ〜恥ずかしい!」というような誤字脱字や誤変換、文章の記述ミスが見つかることばかりで・・・。(今日の文章にもきっとある!>早速ウェブに上げたあとに2箇所間違いの指摘を受けました。orz)

だからこそ、あえて”私の心”がそれらの駄文を読んで不必要にトラウマを増やすことを自然に拒否しているのかもしれませんね。w

2018年11月17日土曜日

落ち着け!これは日本の伝統なのだよ。諸君!w

桜田義孝っていうオジサンが、サイバーセキュリティ基本法改正案担当者なのにパソコンをイジったことがないということで世界のマスコミに話題を提供しておるらしいです。

推測するにこの日本国の最高機密情報が漏れた経路は記者クラブか野党の広報担当からだろうと思われるのですが、これ、海外の皆様も情報担当者だったら皆様よく知られた日本に関する普遍的事実の一つなのではないかと私は考えております。

逆にXXをしたことのないYYさんっていうパターンで考えてみると、いろいろ当てはめて面白い組み合わせも出てきます。例えば以下のような感じ。

  • 戦争したことのない防衛大臣。(これは世界各国いくらでもアリ)
  • 教育に全く縁のない文部科学大臣。(残念ながら日本ではごく普通)
  • 医療資格や行政に何の関連も持たない厚生労働大臣。(菅直人"カイワレ"大臣を思い出せば・・・)
  • 子供の嫌いな小児科医(一つ上の先輩で、実際にその道を選んだ方おられました)
  • 普通自動車運転免許を持たないレーサー(免許取得年令に達していない若手などいくらでもおります)
  • 医師免許を持たない医者(これは法的には"ニセ医者"でアウトですが、持っていても?というのも居るような。おっと、、、ヤブヘビ。)

こうやって例を上げて組み合わせを考えてみると、意外に違和感のない、というかごく普通じゃない?なんていう組み合わせはいくらでもあります。

私の所属した研究者の世界の例で挙げていけば、文科大臣や科学技術省長官等に教育とは全く無縁の山東昭子なんていうゴルフで有名になったオバちゃんを始め、サメの脳味噌”イットオジサン(ITをそう読んだという伝説あり)”森喜朗、プロレスラー馳浩、だみ声の田舎ポピュリスト田中真紀子まで錚々たるメンバーが過去や現在でもヘッドとなっておりますし、これからもなるでしょう。

要するに日本においては、上記の例で言うところのYY大臣というような役職は大臣である限り常にお飾り以上の何者でもなく、それが東大学長だろうと、過去の経歴肩書が特に何かに有用というわけでもないわけです。

翻って外の世界を見てみても、我が国の今回のインシデントを笑っている国の大臣や長官にもアメリカを始め各種の劣化人材が選り取り見取りなわけで、あんまり笑うネタでも無いんじゃないかね?とは思うんですけどね。要するに周りがしっかりしていれば、行政の頭はお飾りでも特に問題なし。

今回ネタとして突っ込んだ立憲民主党の名前も知らん”誰か”も、サイバーセキュリティとは何の縁もない人でしょうし、馬鹿にするほどの立場にもないでしょう。
日本における大臣というのは良く言えばマネジメント職、そもそも実質的にはお飾りというのが大人の共通認識。こうなり名を遂げたジジババが選挙で当選回数を重ね、年功序列の末にゲットしたファイナル・ポジション。それ以上には何の意味もないものではないでしょうかね?まあ、各種失言で世の中を失笑の渦で笑わせてくれるのも追加的仕事ですかね?

皆様忘れてはいけません。

彼は意外と最強のサイバー防衛の最先端にいるのかも?そもそも桜田大臣から盗める彼自身の作った個人的デジタル・データは端から存在しないのですから。w

2018年11月16日金曜日

iPhoneが売れていないという・・・

iPhoneが売れていないという話が出回っています。

実際に11月に入ってからの220ドル超の株価が今では190ドル台に。少なくとも予想を下回る売れ行きになっていることには違いなさそうです。
こういった世界的人気製品の売上動向というのはかなりいろいろなデータを使って精密に予想されますので、まず間違いないと思って良いのでしょう。

結局、今回の株価暴落は最終組立の元締めであるフォックスコンに対する発注の25%減少以来が漏れ伝わってきたのが発端と言います。しかし、これほどの減少だとその部品サプライヤーの各種会社はまさに”悲鳴”を上げるレベルの痛みを伴うはず。

ところが、以前読んだ記事ではiPhoneの精密部品の供給元の多くは日本であって、実質的にあの電話の中の利益の少なくとも30-40%は日本に転がり込んでくるというものでした。まあ、それぞれのiPhoneの世代でちょっとずつはその利益の配分の割合も変わってくるのでしょうが、それでも大きく変わるものではないでしょう。

部品数だけなら台湾や中国なども増えてきてはいると言いますが、結局利益率という意味ではまだまだ今のところ日本ですから今回の販売不振は日本のメインサプライヤ達の当期利益予想をかなり壊してくるのではないのでしょうか?

翻って私はどうするかということですが、今のところ自分のiPhone8で何の問題もないというのが正直な所。
確かに、もう少しプロセッサの速度が速ければゲームのシーン交代なども速くなってくれるのかな?等と考えることもありますがそれは正直「贅沢な望み」のレベル。

今思えば、3Gのころのトロ〜ンとした接続に慣れていた時代に初めて4G接続したときに受けた衝撃以来の変化が起こらない限りはスマホ自体を変える必要性自体も感じません。
日本で正式に5Gサービスが始まると言われる2019年の秋、そして全社がきちんと商業ベースで5Gを始めると言われる2020年になったら自分のスマホを変えようと思っています。

それにしても、どの会社のスマホも画面一面が全て液晶か有機ELで、ボタンがないという一見すると差別化しがたい様子になってきています。しかも、スマホケースなんかに入れたらいくらボディがかっこよかろうともその差は更に無くなってしまう感じ。ソフトさえ必要なものが揃って、安全性に差がないならば接続速度と範囲が有利で安い所でありさえすればどの電話でも良くなるような気がするんですが・・・。

少なくとも技術的なアドバンテージが巨大でない限りアップルのスマホもこれからは厳しくなっていくのでは無いのでしょうか?その最初の年が2018年だったのかもしれません。

2018年11月15日木曜日

婚活飲み会11月編

職場の若手男性を結婚のゴールに向かわせるための三人だけの飲み会の11月版が行われました。

一つは彼の誕生日を祝うこと。そしてここ二ヶ月ほどの活動に伴う婚活の進行状況を本人の口から聞き出して忌憚なき講評を行うことでした。

今回集まったのは藤が丘にある穴蔵のような飲み屋CAVEというところで、そこに到着しても一見すると一体どこにそんな店があるの?というような感じ。まさに穴蔵と呼ぶに相応しい店で、中も小さなコンパートメントがわざとクネクネに仕切られた道の途中にあります。
しかも、それぞれの席が二人用だったり三人用だったり四人用だったり、全くランダムな配置でお互いに顔が見えなうような感じになっておりました。

さて、話はもとに戻ってこの二ヶ月間どうだったのか?ということで聞き出してみたところ、そこそこにバットを振り続けているようで、合コンや婚活パーティーにほぼ毎週のように出かけて行って、それなりに当たりをつけて”慣れ”てきているようでした。

本人に聞くと、一年前に婚活を始めた頃とは女性に対して全然違う感じの自分になって来たことを自ら実感しているという力強い言葉!
やっぱり人間は現場に出て実戦経験を積むことで、場馴れしてきているのでしょう。

実際に婚活パーティーなどで出会った女性たちのことをいろいろと話してくれましたが、中には気に入った女性も当然居て、自分がどういった女性が本当に好きなのかということもだんだんと焦点が定まってきたようです。

さてさて、来年のクリスマスには我々の”会”が用無しになるような事態になってくれると嬉しいのですが・・・。待ちましょう。

2018年11月14日水曜日

精神科の患者さんと便秘・イレウス

精神科の患者さんが服薬する薬はよく便秘を起こします。

これは我々にとっては常識でして、よく言われるのが消化管は第二の脳と言うはなし。実際、精神科の患者さんの心の治療をする薬は消化管の動きに物凄く影響を及ぼします。

実際のところ、イレウスになる人は毎年毎年私の病院でも必ず出てきます。中には緊急性を要するイレウスになる人も毎度おられまして、緊急対応をしてレスキューするのですが、時には外科的手技を要するレベルの深刻さである場合も数年に一回くらいで出てきたりします。

イレウスを放置しておくと、消化管穿孔や壊死を起こして悲惨なことになりますので、排便が無いからと言っていい加減に放って置くと痛い目どころか死ぬ目に遭います。まさに命と関わるような事になってしまうこともあるのです。

精神科の患者さんでイレウスその他の疾患が原因で消化管穿孔を起こした患者さんで時折驚くようなことが起こります。

それは、通常であれば消化管穿孔によって七転八倒の痛みに苛まれ、高熱を出したりショック状態になるような場合にも、腹部を押さえても「痛くないですか?」と伺ってみても「何となく痛いかな〜」というような事が時折あるのです。

大学病院などの三次救急の先生がCTなどで穿孔したあとの内容物とともに腹腔内に空気が入っているのが確認されたりしているのを診ても、患者さんがあまり痛みの訴えを出したりしないのを見て、しきりに消化器外科の先生が首をひねっているのを見たことが二度もあります。

そういう意味でも、精神科におけるイレウスというのは単なる便秘やイレウス等とは異なり常に念頭に置いて診察を進めていかなければならない疾患の一つなのでした。
精神科のドクターもそこら辺のことは当然の様にわかっていて、積極的に緩下剤なども投与していくのですが・・・それでも、起こるときには起きてしまうのがイレウスなのでした。(特に消化管のオペなどで開腹歴があるような方は、絶対に前もって用心しておくのは当たり前ですが、大変重要なのです。)

我々内科医も怪しいと思われた患者さんをよく精神科のドクターから診察依頼され、イレウスを発見し対応することもしばしば。週末などは放射線科の技師さんなどを呼び出して、イレウスを検索することも稀ではありません。

イレウス。発症の原理は数種に比較的限られ簡単ですが診断は一歩誤ると・・・。いつも最大限の用心を迫られる疾患の一つです。

2018年11月13日火曜日

忘年会の予定がきまり始めた

今年もまた忘年会のシーズンが近づいてきました。

アメリカにいた頃はクリスマスパーティーが色々な場所で固まって数回あるという感じの一週間が存在しておりましたが、日本では12月の結構半ば過ぎまで普通にダラダラと週末などは忘年会。中には11月にフライングして始める連中もおりますので、好きな人達は好きなんですな。

病院と忘年会というのは比較的密接につながっておりまして、各病棟や医局単位でそれぞれに忘年会が催されます。我々医師はもちろん全部行っていたら金も体力も疲弊しますので、その中から繋がりの深いものをセレクトして行くことがほとんどです。

本当に行きたくなければ、ワザと当直なんかを入れるという手もありはするんですが、まあそれはそれ、少し多めに出すスポンサーとしての役割も期待されておりますので、出来る限り誘われたら行くようにしております。(とは言ってもかなり断らざるを得ないのが現状ですが!)

今年は今のところ3つ断って4つの忘年会に参加する予定になっております。
看護師さん達の予算は5000円程度。我々医師は一万円以上というのが基本的な相場です。
私の場合はこの他にも一次会で登場してくる看護師さん達の連れてくるちびっこ達へせんぐ撒き(宮崎では棟上げ式のあとに小銭やお菓子を紙で包んだものを近所の人達に家の二階から撒くことをこう呼びます)のように配るお菓子代や、看護師さん達にじゃんけん大会で渡すキャッシュをチャージしたカードなども余計に準備しますので、実際はこれに積み上がっていくお金があるわけで・・・。

いろいろと出費がある年末で、お金に羽が生えて飛んでいきますが若いみんなが喜んでくれればそれでいいかと割り切っております。w

二日酔いと食べ過ぎには注意です!

2018年11月12日月曜日

こうなったら人間はオシマイだなと感じた

働くことは素晴らしいことだと改めて認識できた貴重な一晩となりました。

夜も12時が近づいた頃、ナースから私のPHSにコールが入ってきました。精神科のいくつかの病棟を、何人かいる私達内科医が分担して担当しているのですが、その病棟の一つから「XXさんが胸が苦しいとおっしゃっています」との連絡が入りました。

バイタルサインを聞いたところ、明らかにそこそこの高血圧状態なのですが、何よりも頻脈が発生していることと、腰から背中にかけての痛みがあるとのこと。
熱などはなく、冷汗も発生していないとのことですが、腰から肩にかけての弱い痛みがずっと続いているという状況は変わらず。もともと高脂血症と、慢性膵炎を繰り返す高アミラーゼ血症もありましたし、高尿酸血症もある方。夜間でも測定できる血糖値は正常でしたがSpO2はやや低めで94%程度。

しかも日常生活上の食事指導もほとんど守られていない人物です。まだ40代と若いのですが、ほんの数ヶ月前に糖尿病まで発生しています。
実父は息子の病気を全て持っていて、かつ更にコントロールが悪く症状が進んでいる感じの車椅子生活者。しかし、精神科主治医の話によればこの父親という人物も極めて治療に対しては自暴自棄状態で、いつ亡くなってもおかしくないような生活をしているということでした。

狭心症や心筋梗塞、大動脈解離や気胸、なんかも十分ありえることなのでまずは出来ることからと心電図を急いでとっても、心拍数以外は以前の平時と変わらぬ心電図でした。

生化学的なデータを測定したくとも当院は夜間はその手のマシンのスイッチはオフ。近くにある更に大きな夜間救急病院で画像診断を含めたフォローアップが必要と考えられましたので、救急外来の先生に直接連絡を取り、急いで紹介状を書いたあと自分の病院の車を使って送り出しました。

看護師さんに同乗してもらい救急外来へ送り出した三時間後に帰院して来ましたが、話を聞いてみると到着後すぐに大量嘔吐したとのこと。その後、画像診断や生化学的な検査を経て循環器専門医の診断もおわり、とりあえずは今日は帰宅しても問題ないということで帰ってきたのは良いのですが、そもそもの症状の始まりの話を聞いてみると、呼吸が苦しくなった後、隠し持っていたタバコを吸って更に呼吸が苦しくなった上に背部痛が出てきたというのですから呆れてしまいました。

この方“実質的には”長期の社会的入院でして、何故入院しているのか私自身は良くわからないのですが、日本によくあるパターンなのかなとも推理してしまいます。
ある理由で障害者年金を貰っているため、何もしなくても毎月いろいろな名目で15万以上の収入があるということで、そのお金を週末になると買い物に使っているとの精神科主治医の話でした。

私自身は、この手の「働けるのに働かない」人間には非常に厳しい。いろいろな意味で。
理由は簡単で、そういった人間をたくさん見てきましたが、正直親の育て方の失敗の連鎖が続いていると思われるような人間が大量にいるのですが、本当に税金喰らい。

私の息子は無論一人で買い物にもいけませんし、人とコミュニケーションを取って何かを人にリクエストすることも出来ません。多分一人にしてしまったら、冷蔵庫の中の食べ物がなくなった後数日で死んでしまう可能性さえあります。

それでも・・・毎日、ウイークデーには私や嫁さんに送り出され朝から夕方まで愚直に仕事をしています。プリミティブな仕事ですが、その手で作られたものが何処でどう使われるかよく判るような品です。私は息子やその仲間たちのしている幾つかの仕事を見る度に「働くことの素晴らしさ、働けることの物凄い意義」を感じるのです。
微力であろうと社会に役に立って、少額であろうと税金を収めることで社会人として世の中にポジティブに参画することの高尚さに胸を打たれます。

入院中なのに医師の指示にも従わず、仕事はできるのにそれは拒否し、週末は買い物に出て障害者年金を毎月食むだけ。

私にはこの人物に何の共感も抱けませんでした。

私の長い当直が終わって朝になったとき、「すっかり良くなった~!」とのことで「競馬新聞」を外に買いに行きたいとのこの患者。ナースがバイタルを取ると未だ170程度の収縮期高血圧と120程度の頻脈の存在が出ていたため、外出を控えるよう彼女が言うと、ふてくされた挙げ句、自室に戻って具合が悪くなったと言って来たらしいです。

もうね、俺的には何をか言わんやという。

精神科の主治医が朝出勤する前の時間帯に、患者が今朝も再度喫煙を繰り返したことを私が指摘し注意すると、「死んでもいいから吸いたい」とのこと。まさに学習能力ゼロです。治療を受ける気がないなら病院と言うところには居る意味がないことをコンコンと話すと「退院します」とのこと。自分で自分のやりたいことをやり尽くして死にたいと宣言しました。

朝お見えになった主治医の先生はそれでも彼を説得し、二ヶ月程度での軟着陸型退院を目指すとおっしゃっていました。本当に優しい方です。

なんとかにつける薬は・・・って言葉は本当だなってしみじみ実感した一晩でした。

2018年11月11日日曜日

息子の施設で秋の催し物

昨日から嫁さんがセットアップを手伝っていた、息子の通っている作業所で秋の催しものの本番がありました。

朝からいろんな食べ物の準備、バザーの準備、季節の野菜の並び出し、子どもたちの遊ぶお祭り広場、ステージで行われるブラスバンド部やブレークダンスなどの打ち合わせなど、やることは盛り沢山だったらしいのですが、そこは先生方と朝から再度現場に行っていた嫁さんがやってくれていました。

私はと言うと・・・嫁さんの指示に従って昼まで家で待っておりまして、12時近くにワン公の散歩をさせ、二度ウンチをしてもらい、帰宅時に惨劇の館にならぬように絞り出しました。w

その後、作業所の近くまで車で移動してから現場に到着。
息子と嫁さんをさがすのですが、びっくりするほど多くの人々がごった返しておりました。中には病院に勤めている知り合いの看護婦さんの御家族まで。近所の団地からも沢山の人が来られるとともに、老若男女が右に左に楽しそうに動き回っておりました。

ステージではプロを含むいろいろな人々が次々に出し物を見せてくれると共に、クジや菓子撒き、ビンゴなどで大盛り上がり。施設の方に伺うと、毎回大変多いけれどもこれほど多いのは初めてです、とのことでした。

息子はというと、お祭りの役員の一人のはずなのですが、何をしていたかと言うと周りで楽しそうに跳ね回るばかりで、お菓子撒きの担当のときにも撒くはずのお菓子をオノレで開封して座り込んでポリポリ食べる始末。orz
近くに居た施設の先生方は大笑いしていましたが・・・。いつもの事とは言え、親としてはですね・・・。

全てが終わったのは三時頃でしたが、全てを片付けて家に帰り着いたのは4時過ぎでした。
大盛況!で成功裏のうちに終了いたしました。

息子はこの後、先生方の打ち上げ会に個別にお呼びいただく光栄にあずかり、我々夫婦は通常あり得ない「息子なし」でのディナーへ。藤が丘駅エリアにあるちょっと離れのオイスターバーに入ってみると、予約なしでも2席のみ空いているということで全国の生牡蠣を順繰り食べ、色々なアルコールを試しながら夫婦二人きりの”珍しい”夕食を共にしました。

二時間ほどして息子を迎えに行き先生方へ感謝の挨拶。おとなしく色々なものを食べて満腹になった息子を受け取り、家へと三人で手をつないで帰り幸せの余韻に浸ったのでした。

2018年11月10日土曜日

朝からダメージ

今日は疲れました。

今日、明日と珍しく週末に仕事関連のことが何もないという状態の実に珍しい自由な週末を迎えられるということで、ウキウキして夜更かししていたのです。

朝も四時頃までPCを使っていろいろとやっておりました。
ところが、寝てしばらくした頃・・・朝6時台に電話がなりました。私が受け持つ病棟のある患者さんの容態が少々よろしくない感じ。指示を出したまでは良かったのですが、気になって眠りがすぐに浅くなりました。

その患者さんは、火災現場での事故がもとで脳にダメージを負われた方でした。病院に入院して長期にわたって私がその方を受け持ってきたこともあり、いつもいろいろと水分や栄養の計算をしながら体の維持を行いつつ、肺炎や褥瘡が発生しないように最大限の努力を払っていたのですが、この数ヶ月は十年近くに及ぶそういった“闘病”が体にいろいろと悪影響を及ぼすようになってきていたのでした。

朝の一回目の電話からしばらくして、今度はいよいよ状態が一段と悪化したの報告。突然、心拍数が低下して血圧も下降気味と言う状況。
こうなると私自身も家にいることは出来ません。眠気でフラフラになりつつも、スクランブル。

病院に着くまでも電話で容態を聞きつつ、当直ドクターにも依頼して指示を出し続けましたが、最終的には到着してしばらくしてお亡くなりになられました。

十年近い間も火災による脳のシリアスな後遺症と闘いながらの人生でしたが、お亡くなりになってしまうと私の心の中も真っ白です。

体も心も疲れてしまいましたが、お亡くなりになった方をお見送りした後、各病棟を回って患者さんたちと会話をしてまわり、少し心を休めさせてもらいました。

疲れました。

2018年11月9日金曜日

長女の次のキャリア・ディベロップメント

長女がいきなりLINEを送ってきました。

通常、あまりこういうことはしないのですが、唐突に仕事中にLINEで話しかけてきたりすることはある娘ですので、いつもの他愛ないお話かと思っておりましたら・・・。お願いでした。

何のことかと思って文章を読むと、Graduate schoolのapplication feeを払ってくれませんか?とのお願い。額はいくらかというと600ドル。何時も千ドルは超えないけど、数百ドルと言う感じの額のときに私のカードを使っても良いかと聞いてくることが多いです。
もちろん、私が関与していないことに関してはほぼ何もリクエストは出てきませんが。

しかし、学問に関連して出費が必要なときには長女、次女ともにある程度の援助はしましょうというのが私の基本方針。出せる範囲である程度まではアシストしてます。
今回の大学院の件では6校ほど願書を出すようです。前チラッと言ってたこともあったことから、Law schoolかなと思っていたらそうではないようです。

「何処に出すの?」と聞くと、以下の学校を挙げてきました。
  • NYU Wagner
  • UCLA Luskin
  • Columbia SIPA
  • USC Price
  • UCB Goldman
  • Harvard Kennedy
の6校でした。
この方面の事はよく知らんのですが、いわゆる公共政策大学院というやつなんですかね。
私としては何か高度な教育を受けるチャンスをつかもうとしているなら幾らでも応援してあげたいとは思っているのですが、いわゆる手許が許す範囲でですね。申し訳ないのですが。w

「どれくらい入るのは難しいの?」って聞いたところVERYと返って来ましたので、まあ、そうなんでしょう。

来年の三月に御返事が来るということなんですが、一体どうなることやら。お金の方はどれくらいかかるのか聞いてみたところ、NYUあたりで1-2年で60-70Kなんだそうです。UCLAなんかは安い方で30Kくらいなんだそうですが、それは彼女自身のこの二年ちょっとのsavingでなんとかするのでしょうか?

お父さん、怖くてちょっと聞けませんが。w

何れにしても、受かるといいですね。法科大学院と違ってinterviewとかはなくて、主に審査はCVとessayなんだそうです。受かると良いですが。まあ、頑張れ!

I am always on your side!

2018年11月8日木曜日

娘たちが年末日本に一時帰国するとのこと

娘たちが年末に帰ってくるという話を嫁さんに聞きました。

どうやら次女は12月の半ばに、長女は年末ギリギリに帰国してくるとのこと。働いている長女は二週間ほどしか日本に居ないようですが、それでも長崎の方に一週間ほど行ってお爺ちゃんお婆ちゃんに会ってくるとのこと。多分、お年玉貰いですな。

次女は多分三週間から一ヶ月くらい居るのではないでしょうか?よく知りませんが、あいつのスーパー・マイペースぶりからして多分そう言う“緩~い”スケジュールのはず。
また年末年始家の中でゴロゴロゴロゴロ延びまくっていると思われます。orz

今回の帰国でいつもの流れとちょこっと変わっているのは、長女が今回の帰国で初めて彼氏を同伴せずに帰国するという点でしょうか?何時も当然のように一緒に行動して日本には帰ってきていますが、この前ペルーに行った時も彼氏ナシで行っているので、やっぱり長女なりの行動の基準があるのでしょうか?

次女は長女の彼氏についてはいろいろ言っていて、もう別れるだの一年以内に別れるだの言いながらも、結局彼らが少なくとも五年ほど続いておりますので、その点がどうも次女的には腑に落ちないようです。そんな言っている次女も彼氏が出来てしばらく付き合ったあと「だいっきらい」とか言って別れたりしておりますので、男親としては何が何だかようわからんのですが、娘たちの恋愛事情など異国に住む親に判ろうはずもなく、最初から野放しです。

まあ、子供が生まれたら相手の男がおろうがおるまいが、孫が大学出るくらいまでは俺の家で育ててやる(お父さんが生きてる限りw)くらいは言っておりますが、とりあえず今のところはお二人様とも自分の今日の生活とキャリアのことが気になるようで、結婚のケの字も出てきませんし、将来私に孫を授ける可能性もあまり高くなさそうなことを言っているようでして・・・。

育て方間違ったかな?