2025年11月7日金曜日

雨が好きというのは変わってる?

NIHで研究をしていた時、何かの話の拍子で「雨が大好き」と言った時、スペインの女の子から露骨に嫌な顔をされた事があります。

バレンシア、バルセロナあたりに住んでいた女の子だったのですが、雨が降ると気分が憂鬱になって嫌な気分に一日中苛まれるという事でした。私はその話を聞いた時に内心では「君は気圧に影響を受けるタイプじゃ無いの?」と歯の裏まで出かかっていたのですが、それは言わずに飲み込みました。

私はと言えば、小さな頃から雨が降る度に婆ちゃんの家の畑に飛び出して畑の土をほじくり返し奇声をあげていたおかしなガキでしたので、雨が大好きな理由などというのは遺伝子レベルでの話なのでしょう。カエルの生まれ変わりなのかもしれません。

そもそも、雨が降った時には雨音を聞きながら廊下の板間で横になって雨音を聞いたり、軒下に住むアリジゴクの巣を眺めたりするのが大好きでしたから、その音が私には心を癒す音楽に聞こえるのでした。何かの本で、日本語話者というのは雨音をリズムとしてとらえ英語話者はノイズとして捉えるというような話を読んだ気がしますが、そう言うのは影響あるんじゃないかという気がします。知らんけど。w

だから、キャンプ時に限らずとも雨が降るというのは私にとって喜びでありこそすれ、頭痛のタネや憂鬱の元などという事は決して無いのでした。むしろ、そう感じる人の話を聞くにつけ「気の毒だな」という風に感じてしまうのです。

タイやベトナムのような雨季が長いエリアの人達にとって雨というのはどういう捉え方をされているのか知りませんが、私にとっては蒸し暑く大量の雨が降るエリアのものであってもそれは癒しの音に聞こえるようにしか思えません。

エンジンと云われる人の変な感覚。人に伝えるのはtかなり困難です…。

2025年11月6日木曜日

酒が「全く」飲めない親父の送ってくる酒

私の両親はアルコールに対する強さが全く違います。

母親の方の家系はアルコールが滅茶苦茶強く、かつ好きです。いわゆる嗜好品のレベルですね。メチャクチャ小柄なのに500mLのビールを毎日美味そうに飲む様に人ですが、これは母方の親族全体がそうで、叔父さん叔母さん関係なく酒は強くかつビール好きの皆さんでした。その半分は既にこの世を去りましたが、親族の集まった年末年始の食事会はほぼ完全に飲み会という奴で、子供達は酒が入って楽しそうに話し合う叔父さん、叔母さんの間を走り回るものでした。

叔父さんの一人はアルコールで完全に肝臓を壊しましたし、南方から帰って来た爺さんは戦後比較的早く、母親が中学生くらいの頃に高血圧による脳溢血で逝ったと言われています。その爺さんも実際酒好きで、素面の時は理系の賢い爺さんの様でしたが、酒が入ると結構周囲の人に迷惑をかけたという話を叔母さんから「伝説の様に」聞いた事があります。

では私の父親の方はと云うとほぼ誰も酒を呑まない人々。私が大学生の頃に亡くなった長男である叔父さん以外は皆酒に対してアレルギー反応を起こしてしまうような人達です。

親父はコップ半分のビールで体中に発心が出てしまう様な「酒が毒」という人ですが、その二人の間に生まれたハイブリッドである私はどちらかと云うと普通に飲めるし、弱くも無いけど底無しなどというような人でもありません。

そんな親父が何時も季節ごとにあるお酒を送ってきます。それが都農ワイン。シャルドネやマスカット・ベーリー等をセットで送ってきます。その上、知り合いが幾らでも売ってくれるという百年の孤独が送られてきます。賞をバンバン獲るような酒ですので、味に関しては間違いがありません。

親父が「珍しいらしいよ」等と暢気なコメントをLINEで送って来ては「飲むか?」等と聞いてきます。勿論それにはYESと答えて送って貰っています。^^自分では余りワイン、焼酎は買いませんのでそういう意味では有難いです。

ちょこちょこと飲みながら九州の方へ向けて酒を送ってくれた両手を合わせる今日の夜でした。

2025年11月5日水曜日

今あるものを修理して使う

新しいものに置き換えるか、今あるものを補修・修理して使うのかという選択が時々波のようににやって来ます。

金額によってさざ波だったり、大波だったりしますが、自分としては持っているお金の量に関係なく「修理して使う」というのがかっこいいと思っています。「かっこいい」って何だよ!って言われそうですがそれは文字通りかっこいい考え方という事。

新品に買い替えてそれを愉しむのもソレはソレで有りですし、そういう人達が居ないと経済も回らないのでしょうが、私はデフレを作る側の人間になるのでしょうね。^^

ジーンズの後ろポケットにいつも財布を入れ続けているのですが、その四角い財布の角っこが何時も同じ位置に来るせいで遂には擦り切れて穴が二か所開いてしまいました。今回、そこにパッチを当てて嫁さんに補修してもらいました。人によっては眉を顰めるのかもしれませんが、今回当てたエビフライと毛虫のデフォルメされたパッチは素直に可愛いと思いました。可愛いは正義!w 嫁さんに感謝です。

同じような事は私の場合、自分の車にも当てはまります。アメリカに住んでいた時も趣味は車の修理とメンテナンスでしたし、簡単な?メンテナンスを行っていくことで車が何時までも最高の調子を維持してくれることに大きな喜びを感じていました。やっぱり自分のネイチャーはこっち側にありますね。

壊れたものは修理し続ける。可能なら古いものに命を再び与える。例えば中古品の服からかっこいいものを見つけて再び私の生活環のなかに呼び戻す事で生まれ直しを寿ぐのも良いんじゃないかと思います。本なんかもそういうリサイクル品を買う事も多いのでおんなじ考え方でしょうか。

限りある資源を有効に!トランプとは反対の考え方でしょうか。^^


2025年11月4日火曜日

別の先生の病棟でまた新型コロナが拡がった

愛知県全体では新型コロナは収束気味のこの頃です。

ここ暫く、というかここ一年以上の新型コロナの流行り具合を眺めているとピーク時の高さが次第に低くなり、ピークの発生する間隔も次第に長くなって、ちょっとずつそのピークの山自体もなだらかに拡がっているような状況になっている感じです。

私には物理のグラフで見るような減衰曲線そのものの様に見えるんですが、実際にその曲線の解析がどうなっているかをシミュレートしている統計学や理論生物学、感染症学の研究者達もいるでしょうから答えは出ているのでしょうが。

新型コロナ感染時の症状も最初の頃とは大きく異なってきました。当初の新型コロナは重症化して両肺に広範囲に広がりを見せるような広がりを見せましたが、最近は病棟で新型コロナが発生しても多くの人で1~2日だけの熱発と上気道炎を起こして薬を服んで収束というパターンが増えています。

しかし、熱発などの初期症状が収束したからと言ってそれで終わりでは無いのが新型コロナの嫌らしいところ。実は高齢者においては新型コロナに感染したあと「一見すると」症状が消退しも大丈夫かな?と思う時期になって今度はADL(日常生活における活動性)が大きく低下するとともに、食欲が急速に低下するようなパターンが非常に良く見受けられるのです。

結局、新型コロナによる感染での一次症状で亡くならずとも、その影響による二次的な影響で食事を摂れなくなり時間をかけて亡くなられる人々が多い事に驚かあされます。勿論、何事も無く戻って来られる方が殆どなのですが、新型コロナで亡くなられるインシデントがまだまだ多いという事実を忘れない様にしなければならないという状況には変わりがないという事を今の病院で感じます。

加齢というのは本当に何事も悪くする第一等の要素です。

2025年11月3日月曜日

こんな熱い勝負を見せてもらえる幸せ

 やっぱり超一流が集まったチーム同士の闘いは素晴らしいの一言に尽きます。

ドジャースとブルージェイズの死闘をテレビで視聴していて「あー、アメリカのスポーツ・バーで観戦したかったな~」と思いました。

バージニアにいた時は何か大きなスポーツの試合、特に地元のカレッジバスケが大事な試合をする時には近所のスポーツ・バーに行って地元のみんなで大盛り上がりをするというのが大事な行事でしたので、書いているだけであの時の感覚が蘇ってきます。

今回のWSの決勝は結局第7戦までもつれ込むというMLB機構にとっては夢のように素敵な流れでしたが、やっている選手達にしてみれば「堪らんレベル」の辛い日程だったと思います。しかし、観戦している我々にとっては今回のWSほどの激闘を見る事はもうないのではないかという程に劇的な闘いの連続であったと思います。

あの一球が「もし」入っていたら、あの一球が「もし」取れていなかったらという様な「もし」の連発でした。歴史に残るプレイからの決勝への進出、そして決勝でも本当にすり抜けるような薄氷の勝利でした。

私は個人的にはブルージェイズにも十分勝機はあったし、実際に勝っていても全くおかしく無い流れだったと思います。それでも負けは負け、勝ちは勝ち。実質的にはMLBと言ってもカナダ対アメリカみたいな側面もあったような気がするんですけどね~。そこに関しての記事を探してみると実際にありました

なんと、最後の試合などはカナダ人の45%が観ていたという「マジですか?」というレベルの怪物的視聴率。有り得ない程の数字ですよね。orz

勝っても負けてもプロの凄さを「見せつけ」てくれた二つのチームに心から感謝です。大谷は勿論、佐々木もロハスもフリーマンも、シャーザーもゲレーロJr.もそして勿論の大投手「山本様」も!あの7連戦を観戦して野球を好きにならない人は居ないと思います。

そう言う意味でも物凄いものを見せて頂けたと感謝しています。

WSで連覇を成し遂げたチームも今までの歴史の中で数チームありますが、偏り多し。ココにあるようにNYの5連覇という記録がありますが、第二次大戦終了後から数年後の記録です。ドジャースの黄金期が果たしてくるのか?

見ものですね。