病棟の師長さんの大仕事の一つに毎月の看護師さんの勤務表作成というのがあります。
実際にこれでフーフーいう人は多くてこういう頭を使う仕事に慣れていない人は通常の看護業務が出来ても師長さんには向かないという事もごく普通だという事を私は見てきています。実際のところ、師長さんの仕事は主任さんともまた違って「病棟の外に対する対外的な業務」や「患者さんの背景把握」、更には「患者さんの家族対応」等も上手くこなせなければなりません。
そういう事が出来ない人というのは看護師としては有能でも、師長さんとしては向かないなんて言うのはごく普通だというのは上に書いた通りで、実際に師長になってみて全く四苦八苦の挙句に病棟をカオスに陥れる「師長さんには」向かない人というのがしばしば見受けられます。
繰り返しますが、師長に向いているからと言って看護師としては有能だったという訳でもなく、これは本当に向き不向きの問題。正直な話どっちが良くてどっちが悪いというもんでも「全く」無いです。管理者には向かないけど指示される側には向いていてテキパキ仕事をこなせる、将軍には向いていないけど補佐をする士官や兵隊には向いているといえば少しは理解してもらえるかと思います。
何度も言いますが、良い師長=理想の看護師としての仕事ができる人ではありません。悪しからず。かなりのレベルで管理者という定義そのものです。
さて、少し脱線しすぎましたがAIを使っての看護師の勤務表作成、びっくりするほど簡単に進みます。いろいろなAIを使ってみましたが、それぞれに面白い応答をしてくれて作っていて楽しいです。
ただ、実務では大量の制限条件が入ってきます。例えばよくあるのからいくとAさんは夜勤は出来ない、Bさんは夜勤は出来るけど3回まで、Cさんはパートだから昼の勤務だけ。Dさんはまだ入って日が浅いから経験不足で夜勤は勿論できないし昼でもリーダーレベルの人と組まなければならない。Eさんはあと二か月で辞めて有休をとるからもう来月の半ばまでしか入れられない!とか。更に、夜勤の後には日勤を入れてはいけない!一人の人に週に二回以上の夜勤を入れない!最大の夜勤数は一人7回まで、師長さんは病院全体の夜勤に指令として入るので、この日とこの日は入れない!更にはこの日はどうしても避けられない子供の行事があるからここに入れて~というアルアルのリクエストまで突っ込んでいきます。この上に、師長や主任が居ない時にリーダー業務が出来る人はB、C、Fさんとかいう感じの条件配分も追加が必要です。
そして今回一番大変だったのは、コンパチビリティの問題でした。それは…「FさんはBさんとDさんとは仕事が出来ない。JさんはDさんとNさんとは一緒に仕事をすることは極力避けたい。特に夜勤は!」等という謎のリクエストの集合体。
正直、師長さんから「そういう事も加味して作らなければ勤務表は成り立たないんですよ」と言われた時には思わずJESUS!と頭の中で呻いてしまいました。下らね~と私が言うのは簡単ですが、職場の雰囲気を悪くしないためにもそういう配慮は必要なんだそうで、そういうもんかいなと半ば納得してしまいました。w
そういう複雑な条件をぎゅうぎゅうに押し込んでも数学的に可能なコンビが作成可能ならAIはきちんと作成してエクセルまで作ってくれます。
しかもちょっとした条件変更でも文句ひとつ言わずに「はい、じゃあこれでどう?」という感じ。毎月の看護師当直表が秒単位で作成できる訳です。これを使わない手はない!
今後は大元になるテンプレ文章を作っておけば人間が入れ替わっても、それぞれの人のパラメータをちょこちょこ弄ればすぐ終了。
AI使えない人はいつまで経っても大変でしょうな!という時代になっちゃったと強烈に感じるのでした。