2026年7月17日金曜日

結婚退職の御祝い

今日は忙しい中病院の若手に誘われて病棟の看護師さんの結婚祝いを兼ねた四人池下焼き肉会をしました。

まあ四人いても最初から私が親の役割を果たして全てを私が出すつもりで出陣。結婚退職で病院を辞めていく人、結婚しても病院を辞めない人、結婚をして御主人と共に名古屋にやってきて入職してくる人などパターンはいろいろ。彼女の場合は御主人が隣県の営業のトップとして出ていくために結婚と合わせてついていくとの事でした。

ただ、話をよく聞くとやはり名古屋のほうが遊ぶところはそこよりも遥かに多いので、今後子供が生まれたら何があっても名古屋に戻ってきて自分と子供たちだけでも生活するなどと今から不穏な事を申しておりました。w

多くの看護師さん達、特に若い看護師さん達は御主人の転勤に伴って移動を繰り返しその度に病院を移って経験を積んでいくという事が多いようです。ただし、キャリアを一つ所で積んでいってそこでポジションを上げるという事はなかなか難しくなりますよね。そういう意味では奥さん側が主導権をもって赴任地を決めるというような事が多いというような時代には未だなっていませんね。(恐らく今後も無いと思いますけど、どうなりますかね?)

ガンガン肉を食べてもらったんですけど、新しく結婚する女性とその病院友達からいろいろな話を聞きながら最近の院内の看護師さん達の人間関係などを聞いていましたが、まあ、どれもこれも俺には関係ないな~という感じ。女性の世界はなんだか男性の視点とは「かなり」違う思考回路で形成されているようだと改めて感じました。

焼肉屋を出た後は、ほんの数分歩いただけで一本裏道に出ているパブによって一時間ほど過ごしました。そこではお酒の話ばかり。女の子達は私が飲んでいるラフロイグを「おえ、臭いです。無理」と言って笑っていましたが、アイラ・モルト劇的に美味いんですけどね?

最後は皆で今後の彼女の幸せと「早々に戻ってくるな」という言葉をかけて散会となりました。

2026年7月16日木曜日

手書きノートと電子ノート

日常の中でデータを記録するのにちょっと写真に撮ってそれをメモ代わりにするという事は今や普通の話。

その写真で撮ったデータからはテキストが抽出できますから、いざとなったら文章抽出さえ何も悩まなくていいという事です。時代は変わりましたよね。以前は文書・文章を写真に撮るなんて国立国会図書館とか新聞社とかスパイくらいではなかったかと考えてしまうのです。

私の場合メモはiPhoneのメモと手書きメモの二種類をどちらとも使います。

どちらが良いかというもんでは無くて自分で描いた絵などの説明が入っているものが私にとっては手書きのメモ帳用で、医学知識などの何度も手許で見返してその場で仕事に使いたいものはiPhoneのメモ帳ですね。

メモまではまあこういう簡単な考え方で分けてるからいいんですが、これが本となるとどうも電子的なものは「私は」駄目ですね。人によっては重いものを運ばなくてもいいからこっちが絶対的に便利と言って譲らない人もいるんでしょうけど、宇宙船に乗るために少しでも嵩張るような重さを持つ実物は載せられない、なんていう状況以外は本のもつ手触り、臭い、そして今までその本を読んできた人達の書き残してきたメモ等を見つける喜びなどは電子的なダウンロード書籍からは得られません。

そもそも、電子的な本であるキンドル本なども昔から持ってはいるんですけど、使ってみてそのページをめくる感触などが全くダメで「これは俺にはムリ」という結論にかなり前に至った記憶があります。今も娘達が旅先で稀に使っているのを見ると、その使用感は昔のものと同じでやっぱり娘達も「旅先なんかでない限りは使わない」との事でした。

私は今でも旅先にも「本の実物」を持っていきます。^^

ネットで読んだ記事では記憶に残るのはどちらかという比較調査をしたものがいくつもあるのですが、東大で行われたコミック本の場合は「紙の本は、同じ理解度に到達するための脳の負荷が少なく、「記憶統合が効率的に行われる」 ことが示されたとなっていますし、ヨーロッパの幾つかの大学で行われた研究でも明らかに神のほうが物語の要約や理解度がより良い成績を見せたとの結果を出しています。

空間記憶という「どこに書いてあったか」という記憶が紙媒体をその手の記憶の呼び出しと焼き付けに有利なものだという事なんでしょうね。

まあ、私がどうこう言ったところで自炊本でリアルな本自体を捨ててしまう人もたくさんいる時代。時代はどういう形になろうともどんどん流れていくのでしょう。その時にはもう私はいませんしね。w

2026年7月15日水曜日

山口瞳ベスト・エッセイ

ある日、散歩の途上でブック・オフに立ち寄った時に本棚の中から私の眼の中に飛び込んできたのはこのちくま文庫「山口瞳ベスト・エッセイ」でした。

もともと山口氏はサントリーの宣伝部にいた直木賞作家です。(その5年前には開高健が芥川賞を受賞しています!)江分利満氏の優雅な生活という文章で昭和のサラリーマン生活を描いたものでこの賞を受賞しているのですが、サントリーで出されていた洋酒天国という当時の宣伝誌が秀逸なコラム等ののったもので、これが山口氏の活躍で成立していたといっても過言ではないものだと私は思っています。

さて、今回元値950円の文庫本を700円で手に入れたのですが、結論から言うと素晴らしい本でした。小玉武さんという方による編纂でしたが、この方もサントリーで洋酒天国の編集に携わり同僚として山口氏と仕事をしていた方で、山口氏の死後も山口氏を題材として種々の文章をしたためられています。

中には向田邦子の死に関して書かれ当時の社会問題となったという「木槿(むくげ)の花」の連載もあり、生前の山口氏の幅広い交友と多くの著名作家の若い頃の様子や語られざる秘話が次々と溢れ出してきます。やはり「書き方」が溢れ出してくるという感じで、その文体が読み手を引き付けてくるんでしょうが、平均して素晴らしいものの中身の題材によっていろいろな興味深さの「差」があると感じました。

文脈に関係なく、私生活に合わせて私が個人的に印象的な文章もあって、こうやって抜き出しても皆さんには?かもしれませんが、P172の「きみたち、いかにデッサンが上手であっても本物の飢餓感や本物の切実な思いがあるのだろうか。きみでなくては描けない絵があるのだろうか」とか、P348の「名前を知らない文化人やたれんとがどんどん出てくる。名前をよく知っている人がどんどん世を去っていく。この「知らない人がふえてくる、知っている人が減ってくる」というのが免れ難い老年の一つの状況ではあるまいか。」等と言う文章は印象に残りました。

この全体に描かれる軍隊、酒、博打、男女関係、社会人とりわけ会社人間としての生きざま、料理、生老病死、人間観察などはやはり全編を通して珠玉と言って良い素晴らしいエッセイ集で間違いありません。セレクションが時代の流れに沿っていたのもまたヨシでした。
(個人的には色川武大氏関連の記述が秀逸でした。直後に「怪しい来客簿」の初版本をメルカリで手に入れました!)

700円で約一週間の極上の時間を手に入れられる読書。やっぱり最高ですね。次は向田邦子ベスト・エッセイと山下清の「日本ぶらりぶらり」が待っています。



2026年7月14日火曜日

すげー歯の持ち主

いつも、己の歯の惨めさに関してここで愚痴っていますが訪問先の担当患者のお婆さんにすごい人が居られました!

そのお婆さんは頭もしっかりしている90歳!の方なんですが、手先も器用で喋りも抜群。つい数か月前に御主人を亡くされたのですが、亡くなられた御主人はこれまた私がこの数年ずっと診察を続けていた方でした。

認知症は年々歳々進んではいたんですが、足腰は比較的最後の最後まで保たれておりました。愈々家ではみきれなくなりましたという事で、施設診療に移行して僅か三か月でお亡くなりになるという95年の人生でした。

その後にはお婆さん御自身からのリクエストでお婆さんの高血圧や心不全をフォローしているのですが、今日になってこのお婆さんの物凄い秘密を知りました。

問わず語りで話だしたお婆さんのお話はご自身の歯に関する事実でした。何とつい先日まで一本の歯の欠落も無かったんだそうです。この前硬い煎餅をバリバリ噛んでいたときに生まれて初めて歯が欠けたんだそうです!

何と生まれてこのかた虫歯が出来た事は一回もなく、全ての歯が生まれて今まで全て揃っているんだとか!( ゚Д゚)

驚いてそばに近づいてお口を診させていただくと、仰る通りの擦り減ってはいるけれどやや黄色がかってはいるものの歯石の付着も目立たずほぼ完璧な歯で奥のほうにも詰め物一つもありませんでした。しかも、お婆さんによれば殆ど歯を磨くこともないズボラ生活というのでした。しかもピンクの歯茎は歯肉炎など全く関係なさそうな美しいもので、歯肉の高さが減る気配も見せていませんでした。

通っている歯医者さんによると高齢で歯が健康な方でも歯自体は加齢とともに折損してしまう事はあるのだそうです。

やはり、アメリカで学んだように3歳ごろまでに定着した口腔内の細菌叢が一生の歯の健康を決めるんかなと思い出してしまいました。そういえば、長崎にいた頃に名古屋から来た歯学部の先輩はほぼ歯は磨かんけど、俺は一本も虫歯が無いよと言っていた事を思い出しました。

そういう菌の構成を受け継いだ人は幸せだな~と心の底から思う歯がボロボロの私でした。TT


2026年7月13日月曜日

思った通りにはいかないのがシロートの辛さ

鵜沼の畑に行って参りました。

雨が暫くの間続いていたために畑にアクセスすること自身が憚られる状況でした。雨がガンガン降っている時に入っていくと、その雨が降り止んだ後に土がカチカチに変な形で固まってしまうとのことで、侵入は禁止。しかも、そこにアクセスするだけで車がスタックしてしまう為、入ってはいけないという事になっていました。

前回、二種類の美味しいジャガイモを収穫してハッシュド・ポテトやフレンチ・フライを食べた喜びはやはり何時も以上に美味しく感じるのは「自分で作って自分で収穫した」という行為が途中に挟み込まれたからこそ。

さて、久し振りに行った畑。どうなっていたかというと…。
原野に戻りつつある現場…orz
やはり、これだけの間隔を開けると雨と暑い時期の続くこの時期の雑草はあっと言う間にこの有り様です。本当に呆れるほどに成長が速い!近づいてみてみると以下のように。
トウモロコシはほぼ全滅。落花生は写真には映り込んでいませんがまだ元気。サツマイモの葉っぱは雑草に対抗してガンガンに伸びてくれています。^^

そこで、サツマイモとトウモロコシの間の畝を再度取り戻すための雑草抜きを行いました。最初は雑草を鎌で切ろうと思ったのですが、抜くほうがより綺麗に取れると思ったので腰痛覚悟抜き続けました。何度も何度も往復を繰り返しながら次第に前進したのは良かったのですが、全部終了した時にはもうフラフラ。熱中症にならない様に気をつけて体中を布や日よけでカバーしていたのは効果的だったのですが、愚かなことに買い込んだ「おーいお茶」を相棒のお父様の家に忘れてきてしまいました。

1畝だから何とかなるだろうと思ってやってしまったのが失敗の元で、最後以下のようになった時にはほぼ熱中症状態。己の愚かさに再び呆れるばかりでした。
幅1mx2m、高さ30cmを抜き取るだけでほぼ死亡
最後にどれほどトウモロコシがやられたのかという写真をお見せしたいと思います。
これは2つの「やられ方」があるんですけど、今回はカラスが敵でした。そしてもう一つのやられ方は芋虫だそうで、上に近い感じのやられ方をするんだそうですが、そもそも今回の「実験」でこれ程までにやられるのかという事を体感出来ましたので、次回以降はどういう風にやるのかというのを綿密に検討してからやり直そうと思っています。

農業やるならやっぱり畑が家の傍に無いと根菜類とかまあ絶対に無理だと良く解ったこの初夏でした。痛みあってこその進歩だと思いたいです。TT