「先生、私今日頑張ったんです~。褒めて下さい。褒められて伸びるタイプなんです~」と。
私は背中でそれを聞きながら「・・・」という感じだったのですが、実際その中年女性が放った一言に私はどう反応していいのかわからず固まってしまいました。正直なところそこには心の中で「は~?」と言い返したかった自分が静かに立って居ました。(もちろん実際には何も言いませんでしたが)
仕事は給料を対価としてもらうもの。その知識とスキルを発揮して、期待されたことを当たり前のようにこなして初めてその給料に見合った仕事をしたというように考えるのが当然だと考えます。要するに仕事の対価というのは能力給というアメリカ的?考え方がデフォルトだと考えます。
私は冗談半分にこういった発言に対して「よく頑張ったネ!流石はXXさんだけあって仕事がスムースだね」とかいうべきだったんでしょうかね?w
彼女には大変申し訳ないのですが、そういった言葉を出す事自体が「与えられた標準的な仕事」を普通に終わらせただけの人間に誉め言葉を発するのは私にとっては労(ねぎら)いどころか侮辱に思えるんです。精々のところ「お疲れ様」という言葉くらいなら誰にでも声掛けしますが、これくらいの事ならこの人なら淡々と出来て当然という状況が普遍的なものでなければ職場のレベルは上がりません。
そんな中で、いい歳こいて「私の仕事を褒めて下さい」というメンタリティは私にはまったく理解の範疇を超えた思考回路の産物。もしこれが女性だから許される発言だと考えているのならそれは正直なところ逆性差別。女性に対しても彼女の発現は失礼です。
仮に同じような事を同じように「真顔で」中年男性が私に言って来たら、恐らくまじまじと彼の顔を見つめて同じように無言で対処したことと思います。
彼女のような人間にはプロフェッショナリズムという言葉の意味をもう一度考えていただければと心の底より思うのでありました。


