2026年2月13日金曜日

働き過ぎの次に起こること

 私も研修医の頃に24時間働き続けて体調に異変が生じた事をこのブログで書いた事があります。

わたしの知り合いの男性で各種大型車両の整備をされている方がおられるんですが、この方の最近の働き詰めの程度が酷すぎて「完全に労基違反」状態になっています。そしてそれが少なくとも数カ月は続いているという具合でしょうか。

本来、このような昭和風の働き方は最終的に「人の心と体の健康」を蝕み、結局は人的資源を消耗させる方法論として時代とともに忌避されるべき労働法として法律の力で罰則付きで強制されてきた歴史があります。

もちろん、経営者自身や自営の人間ではそれが当てはまること無く続いていて、存在する時間を最大限に活かして短期決戦のような形で人生の勝負の為に頑張っている人達はいますが、それも最終的には心身の限界が来るまでの話。っ体や心が壊れてしまっては本末転倒、元も子もありません。頑張れる限界は人それぞれに違いますが、必ずやってきます。

アメリカなどでも経営者クラスの人間が薬の力を使って乗り切るさまを描いたドラマなどがありますが、最終の落下点は破滅か死です。あっという間に「もう無理」となる人間もいれば、何年も頑張って心は頑張れても体が悲鳴を上げて循環器系統その他に異常が出現する人もごく普通におります。

私は、整備士の彼に一体会社の労務管理はどうなっているのか、産業医は介在しているのかなど聞きたいことは山のようにあるのですが、「責任感」の強い彼をウマいように使う会社側に私自身は強い憤りを抱いています。上司はしょっちゅうゴルフに行っているのに、下で働く彼は一日中顧客相手の整備と新人の教育を行い、外商として注文も取りに行くという話。

その上に家に帰ってもスマホでメールと電話が1日中縛られているという状況。

これが日常の業務日であれば「まだまし」なんでしょうが、休日もこれが続くと聞いて驚きました。それを聞いて私は彼にダメ出し。そんな事してたら…という話になりました。実際、彼自身も今のままではヤバいということは理解しているという状況。

まだこんなことをやっている会社があるんですね。因みに彼は「自分が今辞めたら一ヶ月で崩壊する」と感じているそうです。

それほどのスキルと能力があるなら独立する手もあるとは思うんですが。

2026年2月12日木曜日

嫁さんと違う視点で!

家の日常では基本的に嫁さんが掃除をしています。

いつも決まったコースで決まったやり方で掃除をしている嫁さんですが、どこをどう掃除するかというのはもうセット・パターン通りに進めていく感じ。良いとか悪いとかじゃなくて、そういうふうにするという嫁さんの決まり通りですね。

そういう状態で何時もきれいに家の中を保ってくれているわけですが、実際には目が届かない「部分」というものが必ずあって、そこは意外とホコリが溜まったりするわけです。

私は別に神経質な嫁さんというのは求めていなくて、常識的な範囲で家をきれいにしてくれる女性が配偶者になってくれただけで万々歳。実際のところ一日中家の中をホコリ一つないような状態に保とうとする神経症的な女性を配偶者に「持っていた」同僚の医師を知っていますが、そんな家庭が最終的に崩壊を迎えたのはそういったところが影響があったんではないかと問うこともなく思っています。

何と言っても家に帰り着いた瞬間に玄関で服を全部脱がされるとのこと、聞いて仰天してしまいましたが、そういう家庭というのは表に出ないだけで結構あるのかもしれませんね。そんな女性と結婚するのは死んでも嫌ですが。まあ、そもそも付き合わないか。w

さて、今日の掃除は洗面場と風呂。何時もササーッとはきれいにしてくれているし、長女も時々執念を見せてきれいにしてくれますが、私はそれを上回らなければなりません。

時間にしたら結局1時間半程度でしたが、くっちゃくちゃになっている普段は表に出てこないボードの裏とか壁の下の方の水黴が生えやすいところ、棚の裏などの普段は見落としがちな、思っていてもあえてその瞬間には掃除しないような場所にブラッシングを行って徹底的に美しました。

大きなブラシや歯ブラシを総動員してゴシゴシ、シコシコ。

これなら陛下が来臨されてもお入りください!と「ギリ」で言えるほどにはきれいにしたつもりです。また、ドアサッシの周りには布ぼこりなども蓄積しやすいので、そこら辺も念を入れました。使った時間は1時間半ですが、きれいになった浴室以上に私の心にもたらされた気持ちのリフレッシュと充実感のほうがよっぽど大きいなと思った時間でした。

またやろう!

2026年2月11日水曜日

90超えると⋯

いつも外来に御家族とやってくる90過ぎのおばあさん達が数名居られます。

当然の事ですが、普通はこれ位の年齢の患者さんには当然のように御家族のどなたかが一緒に連れ立ってこられるというパターン。多くのおばあさんは最低でも杖は持っている状況で、その次は歩行補助の為のシルバーカー。それでも移動が出来ない方は車椅子となります。

足腰が動かなくとも元気に病院に来られるような方々は基本的に口はよく回るという印象が強いですね。そして実際にそのことを自分の口から語って「口ばっかりで体が動かんわ、がはは」というような物言いをする人が多いですね。^^

私の経験上、高齢者も「超」がつくような年齢になってくると何かがあった時の予備力の少なさが如実に出てくる印象です。要するに風邪をひいた、熱が出た、歩いていてこけた等というその何かの一撃であっという間に別人のように悪くなるのです。やはり免疫力、若さというのは偉大で、本当に動けなくなるまでの余裕の差は70代に入った頃から急速に消えていくようです。

ましてや90代。私が御家族にお話ししているのは、80代の変化は一年ごと。90代の変化は一ヶ月ごとというお話しです。

80代の頃には一年毎に体力の衰えと共に気力が、もしくはその反対に気力が衰えて体力がという方も居られますが何にしても数ヶ月前にはアレほど元気だったおばあちゃんが、90代では月単位でみるみる動けなくなって今はベッドの上に横たわっていたり、脳梗塞を発症したりして一言も発声しなくなったり等というのも良く見るのでした。

これが命の力なんだなと思うと遣る瀬ない気持ちにもなりますが、それも含めて90代まで生きてきた偉大な遺伝子の集合体と生活習慣とその生命力に改めて敬意を表するのでした。

90年を超える人生は当然のごとく第二次世界大戦をも生き延びているわけで、日本の貧しさも体の中に染み込んでいる世代。そんなおばあちゃん達の問わず語りも今や次第に消えていく時間帯になってきているのでした。

今や戦中に生まれた方々も一番若い方で80歳。そして戦争を生々しく覚えている世代は恐らく85歳くらいから上でしょうから、これらの人達は戦争の惨禍を繰り返すことの無い時代の継続を強く望んでいたはず。しかし、これからの人たちが消えていった後、左翼でも右翼でも無いただ単に平和を望む人である人達がどれほど真っ当に育っていくのか、参政党などの出現と得票を見ると、ちょっと怖い気もします。

2026年2月10日火曜日

チョコレートの値段

バレンタイン・デーが近付いてきました。

あちらの店こちらの店に可愛らしいキャラとともに大量のチョコレートが並んでいますが、一体これだけのチョコが並んでいても最終的に売り物として「売り切り」というのは蚊の言うなんだろうかと強い疑問を抱いてしまいます。

そしてそのチョコの値段の高さにも驚くばかり。実際のところ可愛いメタルのケースに入っているチョコの値段はごく普通に1000〜2000円台が中心なのですが、その中身ははっきり言って最大でも300円程度の価値しかないでしょう!と言う程度のものとしか思えません。w

それでも「可愛いは正義」主義の私から見て、そして可愛い容れ物大好きの自分からして、並んでいる猫や犬やいろいろな有名キャラの容れ物は思わず「少しくらい高くても」手に入れたいなと思うようなものである事に間違いありません。

普通は誰かの為に送るチョコレートなのでしょうが、これくらい可愛いと「自分のために一個」と言う事になるのも十分にうなづけてしまいます、最近はちいかわのかんかんやディズニーの可愛い容れ物を手に入れたのですが、極め付けに可愛いですね。しかし…私は色々と可愛らしい容れ物を集めすぎて今のところ「いれるもの」がありません…。

そこで何をしているかと言うと、集めた箱をマトリョーシカのように入れ子構造にしてさらにそれらを段ボール箱の中に収納しているという何だか訳のわからない状況です。

結局使っているのは集めた箱の半分もいっていない状況ですので、そのうち人にやったりしないといないなと思っています。そんなものどうでもいいと思っている人から見たら私のやっている事はただのゴミ屋敷爺さんのゴミ収集前段階ですからね。orz

最後にちょっと気になるのはチョコの中に叩き込むカカオのこと。なんだかネットの情報を読んでいると種々の理由でチョコレート言うものが今のようには食べられなくなる時代がすぐそこまでやってきているという話。YouTubeを見ているとその話には非常なるリアリティがあり、もしかせずともそうなるのかなという気がしてきます。そうなると、「本物の」チョコなんて言うのはもの凄い高級品になるんでしょうかね?

まあ、それでもギリギリ私が死んでいる頃だろうなという気はするんですが!w

2026年2月9日月曜日

ゴミ屋敷ではないけれど

ゴミ屋敷?というレベルではないのだけれど、薄汚れた家というのがあります。

私の経験した患者さん達の家では特に男性の家で「一人暮らし」をされている70代以降の方のその手の家が多いような気がします。家の中には日常使う動線以外には深い深い埃が溜まっていて、その厚さが数センチ!になるようなところもある始末。

YouTubeで見るようなタイプのゴミ屋敷はどちらかというと堆く積み上げられた大量のゴミが部屋を覆い尽くして足の踏み場は勿論、そもそも登山のようなことをしなければ家の奥にさえ行けないなんて言う家や動線以外には雪かきされた後のように塵が積もっていて〜何ていう家が多いような印象なんですね。

しかし、実際に上のような高齢男性の家の汚部屋というのはどちらかというと大量のゴミが存在しているというよりも、たしかにゴミはあるけれどもそんなに多くはなくて、むしろモノを全く触らないことでその上に生活で発生する埃が山の様に積み重なっているという感じがします。

それが起こるカスだと恐らく繊維やダニの死骸なども多いんでしょうが、ある患者さんの家ではその男性の寝床周辺にフケや皮膚の落屑が大量に、堆く積もってそれが髪の毛や他の毛と混ざっているような所もあって、見ていて体が痒くなりそうな時があります。w

そういう家にお邪魔する時は我々の防御としてはマスク直用は当然のこと、使い捨てタイプのスリッパもこちらで準備し、場合によってはシューズの上から直接被せるシューカバーで対応することもあります。

誠に申し訳ないのですが、ここまでしないとその次に待っているのはダニや疥癬の家への持ち帰りや何らかの体液の靴下などへの付着で、看護師さんの中にはこれが原因で比較的短期で訪問看護という仕事を辞めていく人が「少なからず」いるのでした。

女性の一人住まいではどちらかというとこういうのは、私自身は見たことがないレベルの稀さでして、男の老後というのはどちらかというと汚くなりがちなんだなと自戒する自分でした。