最近、ネットの投稿で親ガチャを嘆く連中の連投を読んでいてなんだか情けなくなりました。
国家の勢いが無くなるというのはこういう「人の質が落ちること」なんかな?と。
いろんなマスゴミの論評では今の日本は~、それに比べて中国は~とか書き込まれてますけど、こんな嘆き節に若者が乗っかってどうするよ、と言いたいです。
確かに、若くとも既得権益を守る事に汲々とする三代目、四代目とかが政治や経済の世界でも増えすぎていて、クラスの固定が起きて流動性が極端に落ちているのは大きな問題だとは思うんですし、日本国内という内側からの解決策はなかなか難しいとは思いますが、日本は海の外から流れてくる大波に洗われた時にいつも大混乱を経て変革が導入されますから、一旦国力が落ちようと、超長期的な結末としては余り心配はしていません。
前世紀くらいまでなら、革命や大戦争でのうのうと暮らしていたクラスが一敗地に塗れるということでクラス・チェンジは頻繁でしたけど、それが今はなかなか起きないという話。今の日本、負け組は自分を負け組と定義して上昇を諦め、勝ち組と言われる人間達の「数代前の世代がその子孫のために」設定した構造の中で勝ち組に仕えるなんていう構造を文句を言いながらも支えるなんてことになってないでしょうか?
よく親ガチャなんて言いますけど、日本の中に蔓延って各所で問題を起こしまくっている安っぽい慶応閥とかの連中が絡んだ事件簿を読む度に、実力の無い人間達が御先祖や親からのコネで作り上げるシステムの惨めな崩壊は長い時間をかけて国家を滅ぼすんだなって感じて「そりゃそうだw」と頷いてしまいます。こんなバカだけど金と手間暇をかけて方法論を学んできた一見スマートな連中ばかりではどこに居ようと冒険は始まりません。
こういう劣化のネタの蔓延は国を選びません。アメリカのレガシー・システムで一流大を卒業した連中でも然り、中国共産党の幹部の子達も然り。ニュースのトップにならないだけで、連中は何時でも立派にザックリと国力を削いでくれます。
まあ、アメリカはそれでも世界からタレントが集まってきますから、バカが蔓延っていても才能だけでのし上がってくる連中による新陳代謝が「経済、学術、政治」どの分野も関係なくマジで半端ありませんからまだ国力の伸びは幾らでもあります。しかし、中国は私的にはこれからの国力低下が起きるか否かではなくて、何時、どの規模でどれくらいの長さにわたって起きるのかというのが関心事ですね。一人っ子で甘やかされて育ってきた世間知らずが果たしてどこまで世界と伍しつつ急速に老いてゆく己の国を支えきるのか?
話は逸れに逸れてしまいましたが、一言だけ言いたいです。日本で親ガチャ親ガチャとブーブー文句垂れる前にリスクを恐れず挑戦を続け、自分で必死こいて「今より良い何か」を掴め、と。親や閥など頼らずに自分で選んだ道を行くリスクを取らずにおもろかった!と最後に叫べる人生なんて来るわけ無いです。
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