2021年7月31日土曜日

いよいよ非医療従事者への大量接種

当直だったのですが、ワクチン接種のメイン担当者でしたのでお仕事させて頂きました。

本日の接種対象者は医療従事者でも患者さんでもなく我々の病院職員さん達の御家族であればどなたでもというもの。一旦、ワクチンの供給が滞ったことで、既に予定よりも2週間の遅れが生じていましたが、他の病院や接種場所でも同様に遅れが生じていた為どなたも予約の取り消しなどされることなく今日になりました。

朝はゆっくりしていたのですが、午後二時から接種開始でした。接種は100人以上。問診は副院長先生がしてくださり私は接種そのものの担当をさせていただきました。

正確な対象者は102人で17バイアル分でしたが、それは午前の段階で看護師長さん達数名に招集が事前にかかり、新しく供給された新型の打ちやすいシリンジに詰められていました。最初の頃の内筒がグリーンだった最初に政府から配られたロット。それからとんでもなく打ちにくい5ミリリットルシリンジが二回目のグループ。そして今回の三度目に配られた内筒がオレンジのロットがもっとも滑りが良く、今までの中では最高のシリンジです。政府も最初からこのシリンジを添付して欲しかったものですが・・・。

さて、予定の時間になっても三々五々集まる感じでなかなか全員が予定通りに揃わなかったのですが、主な原因はIDを持参していない人がそれを取りに帰ったり、単純にのんびり着ていたりなどというもの。それでも、最終的には一人も欠ける事なく全員に安全に接種出来ました。

いつもは職員の食堂として使っている大ホールですが、そこに大量の椅子が並べられてショットが行われるさまは壮観でした。何よりも良かったのは少なくとも会場では誰もアナフィラキシー・ショックを発症しなかったことでしょうか。

普段お世話になっている病院職員さん達の家族さんですので、何だかそっくりの顔をしている家族さんもいて思わずマスクの下で微笑んでしまうようなそっくりさんもおりました。いつも当院にバイトできているマイナー科の先生方のお子様達も来られた事もあり少し緊張しましたが、何事もありませんでした。

これで、病院職員及びその家族まではカバーされることになり、職員由来の院内感染のリスクは「更に」低下することになります。まだまだ、御家族のご希望はありますので第二群、第三群も次々に淡々と接種していきたいと思います。


2021年7月30日金曜日

長女のアメリカ帰国

長女がアメリカに戻る日が来ました。

日本に帰国してからは14日間のdetentionがデフォルトである現在の日本入国。日本人であるからこそ許される入国ですから、もしアメリカの方に国籍を移していたら帰国すらかなわないところでした。何という時期、何という時代だろうと思います。

実は昨日長女と嫁さん達はイオン長久手に行って何かショッピングをいろいろ行っていたようなのですが、その中には長女の「ジョジョ・グッズ蒐集」も含まれていたようで、私がここ暫くイオンなどにいかないうちに、長女のようなアニメ好き、模型好き、その他のミニスケール好きの為の店ができておりまして、そこで相当な時間をかけて選びぬいた6000円前後のジョジョ・フィギュアを選んで家に買って帰っておりました。

長女が家でニヤニヤとしていたところに仕事が終わって帰ってきたのが私。しかし、時間はまだまだ6時少しで私も夕御飯を食べたばかり。今までお小遣いは少しわたしていましたが、一緒にショッピングを楽しんだ時間はほぼありませんでした。

母親との夕食時の話を又聞きしていると、どうやら本当は未だ買いたかったフィギュアがあったとのこと・・・。ここはオヤジ・バンクの出番でしょう。

「お父さんと買い物に行くか?」と尋ねるとハッとしたような笑顔になりました。その直前まで頭が少し痛いと言っていたのですが、その事を次女に英語で揶揄されておりました。すぐに車に乗り込んで私と二人でイオンに向かうと迷うわけもなく真っ直ぐにそのお店へ!

入るとビックリするようなお店が確かに出来ていて、そこのジョジョ・フィギュアが並んでいるところに一直線。ところがそこにはモッサリした小太り男子三人組がそのフィギュアを背中側に向ける形で熱いフィギュア談義を交わしておりましたので、娘は近づけません。

そこで私が一言「すんません」と言って手刀でお詫びしながら入っていくと直ぐに目的のものを指し「これ」と言ってきました。値段はやはり6000円ちょっと。「これでいいの?」と尋ねると、実はもう一個と悩んでいるというので、まとめてそれも鷲掴み。

帰国前のちょっとしたプレゼントでしたが、ネットで買うとその5-10倍の値段で出ているものばかりだそうで、娘によれば「ありえない拾い物」なんだそうです。私にはなおさら意味不明ですが・・・。

まあ、そんな事はどうであれ、ウキウキ顔の娘を横にしてそのフィギュアを買って渡すと「ありがとう」の一言。何を買わされたのかはよく理解できませんでしたが、それで父としては十分です。w

アメリカに戻っても大好きなフィギュアを目の前に飾ってそれを眺めることで日々頑張ってくれるのなら安いものです!



2021年7月29日木曜日

尊敬しか無い

「信じられない高いレベル」と言う意味で、我が目で見たものが信じられないと言うほどの素晴らしい試合の数々が行われているTOKYO2020。

当初「最悪の予想」と言われていた無観客での開会式から無観客試合の実施となってはしまいましたが、行われている競技の質自体は誰が見ても最高峰の闘いと呼べるものが続いています。

もしオノレがやれと言われても、例え命を懸けても絶対に出来ない事をある競技ではにっこり笑ってやりきる選手もいれば、別の競技では大量の汗をかいて必死に競り合いを見せてくれる個人、また別の競技ではチーム全体で口に表せないようなものすごい感動を与えてくるような結末を見せてくれる事も。

いずれの競技に関しても、見ていて思うのは「人間ってこんな事ができるんだ・・・。」という心からの驚き。高さ、強さ、速さ、技の何れをとっても心と体の融合した神技的レベル。我々門外漢はひたすら「良いもん見せて貰った!すげえワ。」としか言えませんよ。

日本の選手の応援はもちろん、海外の選手の素晴らしい技や能力にもシンプルに感動させられます。それぞれの国でトップエリートと言われかつ厳しい国内予選を勝ち抜いてきた選手達が人間の限界を少しでも拡げていく様子に感動しないわけがありません。

年齢・性別に関係なく、メダルの色に関係なく、出場国に関係なく、自分の人生をかけてこのTOKYOまでやって来た選手達に対してはrespectという言葉しかありません。

ところが、ネット上では勝った選手に対する賞賛は当然として、負けた選手もしくはメダルに手が届かなかった選手などに対して心無い言葉を送ったり、中には選手の心に泥と塩を塗り込むような汚い言葉で中傷さえするような愚か者も居るようです。

長年の努力と才能の積(そしておそらくは運も)として素晴らしい選手として登場しても四年間にたったの一度行われるこの競技会ではほんの一瞬のミスが全ての努力をまさに「泡」にしてしまうことは常のこと。

その負けた選手に対しても我々は拍手と尊敬をこそ送れども、決して貶したりすべきものではないでしょう。

一体どういう育てられ方をしたらこんなネガティブで卑しい人間が育つのか不思議です。オノレはソファで何か飲み食いしながら、神の如き選手達の勝敗に関してネットにネガティブな感想を書き込む。

恥を知れ」と言いたいです。 


2021年7月28日水曜日

恐ろしい爆発

昨日は在宅診療のバイトのほぼ終わりに愛知県での感染者数の発表があって医局全体が「やっぱりだめか」という雰囲気になりました。

一日の仕事の終りに265人という新規感染者数を知らされてガッカリでした。200人という新規感染者数を超えてきたのは少なくとも6月の初旬以来ほぼ一ヶ月半ぶりですので、この数週間の静かだった「燻り期間」に収束しきれずにコロナが出続けて、最終的に増えてきたデルタ株が一気呵成という感じでその邪悪な感染力を示してきたものと思われます。

結局のところ、ワクチン接種が追いついていない若年者世代を中心にして「スパコンの予測通り」感染者の拡大に繋がり始める段階にやって来ました。関東圏では既に激増という事態に緊急事態宣言の発出が為される所まで来ておりますので、そのミニコピーが中京圏の中核都市である名古屋に来るのも時間の問題と思っていたのがやって来ただけの話です。

ただし、恐ろしいのは以前は感染力も感染後の症状も年寄りを中心として猛威を奮っていたのに、今回やって来た変異株は若者、小中学生にも容赦なく襲いかかって「有症状者」としてしまうことです。

愛知医大のある先生から伺ったばかりなのですが、名古屋の東区にある愛知医大の出張先のような関係のメディカルクリニックでは栄などから飲み屋の兄さん姉さんがやって来ては、仕事場や友人宅で「コロナの感染者が出たから」と言って、自分が濃厚接触者になっているという可能性を感じて検査に来るのだそうです。

すると見事に陽性と出るのですが、そのまま兄さん姉さん達は「仕事に戻っていく」のだそうです。もちろんコロナウイルス感染者として・・・。

そんな状況ですから、感染者の拡大が止まらないのはまあ「宜なるかな」というところですよね。いくら真面目な人間達がいろいろと規則や規制を墨守したところで、そんな人達が野で走り回っているわけですから焼けぼっくいの燻りが消えることはないわけです。

規制期間も長くなり、みんなコロナ慣れしてきている状態ですが、恐ろしいのはこれから。何らかの理由でワクチンを受けなかった人々と今のところ受けるチャンスのなかった若年層を中心に、デルタ株はその死神の草刈り鎌を振り回し始めているのです。

ワクチンの追加到着分の接種を早く早くと毎日のように念じている私です。


2021年7月27日火曜日

オノレの誕生日

今日は自分の誕生日でした。56歳。

まあ、この歳になると誕生日で年齢を重ねていくのは何も嬉しくありません。ただ駄馬としての日々を重ねるオジサン状態で、単純に日々人生の終わりに向かっているのですが、人生において責任のある自分の家族達がまだまだ次のレベルに行く「途上」ですので、辛いことがあろうと簡単にはくたばる訳にはいきません。

今日も長女が中心となって次女や嫁さんとともに美味しい料理を振る舞ってくれました。何だか三人のお喋りを聞いていると、人生って良いもんだなと思わざるを得ませんね。それも、皆が健康だからこそという普段自分たちが健康である時には気づかない前提条件があるわけですが。

ケーキも知人から送られたものと併せて高級そうなものが2つ揃い、ベトナムのエビ料理などもテーブルの上に並びました。料理を平らげ、ケーキにロウソクが刺されて火が着いたのですが家族全員がバースデー・ソングを歌ってくれた後、直後にそれを消すのに今どきのコロナ感染防御の一助として「息を吹きかけずに」手をヒラヒラさせながら必死で消しました。

その後に子供達と嫁さんからのプレゼントとしてかわいいTシャツとバミューダ・パンツを頂きました。「着て着て!」と急かされた後、長女に数枚の写真を前後から撮られて「後ろ姿はdaddish!」と、褒められたのかそうでないのか良く判らないようなコメントを頂きました。前からの姿は?・・・聞くだけ野暮なので止めました。w

その後はリラックスして素晴らしいオリンピックの数々の試合。なかでも女子ソフトボールの上野選手の激投とアメリカの191センチの怪物アボットの闘いは「本当に本当に良いもん見せてもらった~」と思える素晴らしい内容でした。上野選手は完全にゼウスのように光り輝いていましたし、アボットも女神様に見えました。ここまで行くとハミルトンとフェルスタッペンの闘いのようなものでしょう。常人には到達できない神様同士の頂上戦。

結局のところ、日本が金メダルになったのですが、私にしてみればいわゆる「時の運」「地の利」などが少しだけ日本に加勢してくれたのだと思えました。オリンピックの決勝戦で闘い合うような国同士、素晴らしくない試合をしないわけがありません。

コロナ禍の中での試合ですが、素晴らしいものはどこでいつ行われても素晴らしいとしか言えませんでした。だからこそコロナの存在が憎たらしいですね。


2021年7月26日月曜日

家族が長崎から帰ってきました

仕事が終わって家で一旦休憩した後、家族を飛行場に迎えに行きました。

長崎の嫁さんの実家に数日三人で帰っていたのですが、彼らが名古屋に戻るために便利ないつもの空港行直行バスがここ最近は出ておりませんので、私が迎えに行くのが一番手っ取り早いのです。

到着は夜の九時半となっていましたので、家を八時過ぎに出て余裕をもたせてセントレアに到着しました。飛行場は相変わらず閑散としていたのですが、それでも少し前に来たときのような猛烈にガラーンという感じは無くなっていて、フライトということに関しては人の戻りがある事を確実に感じました。

少し待っていると、長崎便は直ぐに到着のアナウンスが始まりました。暫くするとガラスの向こうの方から満面の笑みを浮かべている長男と手をつないで近づいてくる長女の姿が見えました。

少し疲れた顔をしてはいますが三人とも元気そうでした。車に戻って運転し始めると、何と出発時に帰りの長崎空港の売店が全て閉まってしまっており、一切何のお土産も買えなかったとのことでした。普段はワンワンと別れ際に泣きあう泣き虫三人組の義母、嫁さん、長女ともあまりの出来事に思わず三人で大笑いして、その驚きに逆に盛り上がってしまったようです。

という訳で帰ってきたときにはいつもは盛大に拡げられる卓上のお土産は一切なし。代わりにお祖父ちゃん達から頂いたお小遣いの話が一つともう一つはお爺ちゃんから貰った1968年のオメガSeaMasterを見せて貰いました。古くて渋い良い時計です。

今回の帰郷をお腹と眼で十分に愉しんだ三人ですが、長女はもう一回この冬に日本に帰って来ようかなとか言ってます。しかし、それはシンプルな計画ではなくてベトナムの友達のところにアメリカ人の友だちを連れて帰ってこようかな・・・というもの。

世界中に友達が沢山居るために、どこに行きたいかということだけを考えればどの友達に連絡を取ればよいかという頭の中のサーチをすればそれで終わりというお話。何というか、アメリカっぽい話ですね。結構、お互いに招待をかけているみたいで、我が家もこれからアメリカに住んでいる色んな国の人間の通過地点になるのかも知れません。

若いって素晴らしいです。そしてその若い時間を楽しめる環境にいる娘達がキラキラと輝いて見えます。


2021年7月25日日曜日

次女とともに夜食はスシロー

次女のリクエストに従って夜食はスシローとなりました。

魚以外の肉は一切口にしない状況ですのでもスシローならほぼ何の問題もありません。というわけで、夕方にスシローに行ったのですが、私も娘もノンビリしておりますので、一旦娘のスマホで予約した時間が簡単に一回過ぎてしまいました。

直接行って店の中で待ってみると、30分ほど待つことになったのですが、次女も私も特に何の感慨もなくその程度の時間はやり過ごしました。呼ばれてみると、何故待たされていたのかわかりました。本来であればもっとお一人様並び席に簡単に座れたはずなのに、わざわざ二人のためにボックス席を待っていたのでした。

とりあえず座席に座ると、いきなり娘が始めたのはメニューを日本語から英語にスイッチしたこと。w

そのメニューを見ながら手慣れた様子で次々にオーダーしていきます。私もオーダーしようとしたのですが、そのスピードについていけずテキトーに娘がメニュー画面を流す中でそのうちに幾つかに乗っかって注文しました。

オーダーしたものがリング・トレイに乗ってずんずんと流れてきたのですが、ふとある事に気づきました。それは娘のところに運ばれてきている皿の色がやたらと黒ばかりだということでした。娘に話を聞いてみると何も答えず眼をキラキラさせていましたので、「もしかしてこれちょっと高め?」というとケラケラと笑い出しました。当たりです。

娘によると自分でバイトの後にスシローに食べに来るときは時給のことを考えると一皿一貫が300円のお寿司とかとても食べられないとのこと。尤もです!w。と言う訳で、ここはスポンサーが居るときにという感じでここぞとばかりに食べたらしいのですが、行った割には勢いがなく黒5皿程度でと紫3皿、あとはオレンジ5皿程度で止まってしまいました。

意気込みほどではありませんな!

いつもバイト帰りに隣のおじさん達が黒皿を淡々と食べたりしているのを羨ましげに横目で見ながら自分は100円皿で我慢していたとのこと。まあ、また今度帰国するまでに連れて行ってさしあげる必要があるようです。


2021年7月24日土曜日

いぬやしき

次女から突然勧められて新しいアニメを観始めました。

タイトルは「いぬやしき」なんですが、どっかで聞いたような聞いたことのないような。次女曰く「良いよ~!」とのことでしたので、ここは一つ逆らわずに観始めました。

おそらく多くの人にとっては既に知っているアニメや漫画だと思うのですが、未だ知らない人の為に「いつもの如く」ネタバレになる事は話さないようにしたいと思いますが、これは面白い!

ルサンチマンと言う言葉がありますが、まさにそれを体現するアニメがこれでした。ハードボイルドとかそんなもんではなくて、もっとそのズーッと端っこまで行った世界。どんな話なのかは実際に見ていただくのが手っ取り早いと思いますので、ここはネットフリックスで観てもらうのが早いと思います。

日本のアニメもこんなのがあるんですね。小説には小説のアニメにはアニメの世界があるんだなと最近ますます思うおじさんでした。

-------以下ネタバレにて、読まないほうが良い方は読まないでください。-------

ここでもはるかに進歩した文明をもつ宇宙人によって万能の力を与えられた下等な地球人が善と悪とに分かれるという話なのですが、こんな力があるのなら全面的に地球を救う事に使いたいですね!

実際は何の力もないただのやぶ医者です・・・。


2021年7月23日金曜日

病院内で噂再び

私の勤める病院では時々変わった時期に変わった人事の案件発表があります。

「え、いま?」という時に何故そういう移動があるのでしょうという人事異動が発表されることが多いですね。そういった噂は一週間ほど前から少しづつ漏れてきて、発表されてから一週間程度は院内にさざ波が繰り返し繰り返し反射を続けます。

女性の多い職場ですから、そういったことに対する反応は比較的「職場の噂」としておおっぴらにもちきりになることが多い感じなんですが、私自身は大学以外では研修医時代の国立病院を含めてこういう女性の多い職場で勤めることばかりであったため、他の男性が多いような職場その他ではこういった人事関係の話がどれほど広く巷間に出回るのか知りません。

男性とかだとおそらく気の合った仲間が酒場で口にするようなことだと思うんですけど、今のようにショートメッセージが行き交う時代はそういう事をテキスト場で話し合うのかも知れませんね。

ですけど、そういったチャットというのはテキストの形で残されますから、未来に向かって大きな組織で出世を目指そうという人達は将来に禍根を残さないような遣り取りをしていることでしょう。銀行のような減点方式で人を採点するような組織ではそういった会話の記録は何時時限爆弾として炸裂するか判りませんしね!w

さて、今回の病院の噂は師長さん方の人事に関する件。

どういうことなのかと思って噂を問わず語りで話てきた人に聞くと、65歳での役職定年の厳格化というはなし。実際に私の勤める病院では院長をはじめ医師は「看護師の役職に関しては口を出さない」という感じになっているらしいのです。というわけで、実際には65を少し超えてても能力的に未だイケる人は少し残って師長として仕事をしてもらっていると言う事実がありました。

しかし、今回は例外をなくそうということで数人の師長のポジション替えがありそうです。

おそらく嘆き節を含めていろいろありそうだな~と感じているんですけど、どうなることやら。今週の休み明けにはいろいろなものが動きそうです。人の世は新陳代謝で成り立っていますのでおそらく今回の人事も何があろうと最後は形になることでしょう。

だけど、次に師長になる準備ができている人はどれだけ主任の中にいるのかはまだまだ疑問なんですけどね。


2021年7月22日木曜日

長崎に戻った家族

今朝は自分達で飛行場に向かうため朝5時半ごろにタクシーを飛ばして(この時期・この時間にセントレアへ行くバスが出ていないため!)セントレアから長崎に戻っていきました。

暫くすると次々に嫁さんや長女から長崎に無事到着した様子が写真の塊として送られてきました。懐かしの眼鏡橋の傍で撮った写真やその他の写真が彼らのリラックスした様子を次々に映し出していましたが、間違いなく長崎の良さを再び味わっていることでしょう。

家に着いて直ぐにお爺ちゃんから久しぶりに会う孫達にお小遣いが配られたようです。w 

また、少し気は早いのですが、名古屋でお世話になっているいろいろな方々にお土産を買ってきておくようにLINEで後から頼んだのですが、嫁さんの頭の中には既にその手のことはガッチリ入っているようで、私のような「その手の手配」に疎い私とは違ってしっかりやってくれているようです。

さて、長崎という所は日本の西の端。あそこに行くにもあそこから何処かに行くのも不便極まりないところですが、異国情緒あふれる本当にいろいろな色付けがされた島々多き場所です。観光で長崎市内「だけ」を廻ろうとすれば私が連れて周ればおそらく2日もあれば十分。ただし、本当の観光はそれが終わってから始まります。

長崎に行くのなら魚料理は絶対に外せませんし、その本当の魚料理を味わおうと思うならば私は長崎の外にある小さな島々を巡っていただくことから始まると思いますので、そういった時間をかけた「旅行」もしていただければ長崎で青春時代を過ごした私としては嬉しい限りです。

どんな土地を巡っても、結局の所は現地の人間に案内してもらい路地裏や鄙びた場所を巡ってその土地の人と何気ない会話を交わすことことこそが本当の旅だと歳をとるにつれて確信に変わってきた私です。

兎にも角にも久しぶりではあるもののごく短い帰郷。十分にくつろいで田舎の空気を吸ってきて欲しいものです。


2021年7月21日水曜日

家族が長崎へ帰郷

ペットの世話をする次女と病院当直する私を除いた三人が23日の早朝から飛行機で長崎の実家へ帰ります。

今回の帰省は本当に嫁さんにとっても長男、長女にとっても本当に久しぶりのもので、今回、国を超えてやって来たコロナ禍が彼らをしてワクチン接種が行われるまでは田舎に戻らないという選択を強いられていました。

長崎の義父が咽頭癌の大きなオペを三度も行い、更に前回は放射線治療をして症状が落ち着いている状態です。

義父や義母が歳を重ねていくのは私の実家も嫁さんの実家も全く同様で、当然のように年々歳々少しずつ 少しずつ体や頭脳の機能が衰えていくのは生物として当然のこと。我々の世代はもちろんのこと、子供達であっても成長という軸の上には時間の経過という老化が重なっているわけです。

海外に住んでいる二人の娘達にとっても、コロナ禍で物理的に遮断されていた家族達ですが、こうやって双方向でワクチン接種が行われたことで接種以前に比べると物凄く安全な状況で再会できる事になりました。

既に何を食べるのかとかどこに行くのかとかいろいろと話し合っているようですが、みんな久しぶりの再会を十二分に楽しんでもらいたいと思います。

さて、長崎の感染者数は関東エリアなどとは比べるべくもなく少数で、ワクチンの接種率も愛知よりかは少しだけ先を行って比率が高めのようです。65歳以上に限って言えば2回接種を受けた人々は63.9%。少なくとも一回受けた人は82.9%となっており、「思えば遠くへ来たもんだ」状態ですね。

久しぶりの邂逅をみんなで心から楽しんで欲しいと思います!


2021年7月20日火曜日

結局勝てば盛り上がるのかな?

世界的にはオリンピックどころではないという状態でしょう。

アメリカにいた時に感じたのはそもそもオリンピックというものにほぼ誰も目が向いていないというものでしょうか。ラボに行ってもそもそも誰もオリンピックのことを気にしていないし、世界選手権に毛が生えたような扱い。もちろんテレビをつけるとアメリカの有力選手を中心として放映される各種競技がほぼ生中継でいろいろと放映されてはいましたが、日常生活の中でオリンピックが話題になることはありませんでした。

まあ、私のラボの周辺だけだったのかな?と言いたいところですが、少なくともアメリカにいた16年ほどの間にあったはずの4回程度のオリンピックの開催中に誰かラボの人間がオリンピックに関して何らかの話題を提供してきたことはありませんでした。

ですから、アメリカのように放送局関係を中心として多額の金をオリンピックに叩き込んでいる国でさえこの巨大な競技の祭典に対して何らかの国内的な盛り上がりがあったのかと言うと少なくとも私の周辺では「そんな雰囲気は感じられなかった。」というのが正直なところです。研究室や大学の外ではそうだったのかも知れませんが?

何といっても、アメリカはオリンピックの間だけは黒人有力選手達を中心とした陸上やチームスポーツの人間達が、スポンサーを満足させるレベルの「結果」をほぼ必ず出してくれますので、その間だけはアメリカはバーチャルに一体感を出して「アメリカという実質的な多国籍軍」の勝利を寿ぐわけです。

しかし、祝典の火が一旦消えるとそれは元の日常に。有色人種は有色人種に。白人は白人の世界に戻っていくような日常がありました。

先に発生したハミルトンとフェルスタッペンの間に起きた接触事故でも事故の内容に対する批判ではなく、結局は黒人であるハミルトンに対する肌の色に関連した批判が激しくネットの上を行き交ったわけで、まだまだ人間というのは本心で何を考えているのかを隠したまま、対立の火種を大量にそして永遠に消えないものとして持っているようです。

そんな人種対立も大量に内包する世界の世紀の祭典オリンピックも、残念ながら今回の新型コロナのために目論見と正反対のものに変質してしまいましたが、ここまで来たらなんとかかんとか大事にならずに終了し、願わくは日本が少しは良い結果を残し、願わくは世界記録が幾つかの競技で出てくれることを期待するのでした。

世界レベルの感染症の拡大の真っ只中で開催される観客なしの世紀の祭典、東京オリンピック。あんまり人類の融和には役立ってくれ無さそうです。

おそらくは、オリンピックの開催というものは今後多くの国でその開催を「今まで以上に慎重に検討される」対象となってくることでしょう。

感染が拡大しませんように!ここまで来たら心から祈るのみです。


2021年7月19日月曜日

二週間後の名古屋が怖い

先日、愛知学院大の歯学部病院のそばを車で通った時に今どきにない異様な違和感を覚えました。

末守通りと城山神社(正式には城山八幡宮)のそばの交差点を物凄く大量の中高校生くらいの子供達が湧き上がるように歩きまわっていたのです。男の子はラフな服装で、女の子は浴衣なんかで可愛く仕上げた姿の子達が本当に楽しそうに横断歩道をわたって城山神社の方角へ歩いていきます。

私の頭の中では「もしかして夏休み期間中のお祭りしとるんか!?」という言葉がぐるぐると回っていました。見ていて素直に出た感想は「スーパー・クラスター出とらんか?」というもの。

ほぼ全ての子供達はキチンとマスクをはめていたと記憶していますし、それなりにソーシャルディスタンスを取ってくれていたと思います。学校側からの指導がどうなっていたのかは知りませんが、おそらくそこまで細かい指導はなされていないのではないかと推測します。

今の時期の大きな問題は彼らにとって残念なことに嫌らしいウイルス感染症である新型コロナの存在。本来、若い彼らにこういったアクションを取らせない事自体が犯罪だし、止めることも無理だと思うんですが、時代が彼らのアクションに難癖をつけている状況です。

各学校のワクチン接種がなされていない世代の若者が一箇所に密集するというのは感染症学的には最高のリスクを犯しているわけですが、おそらく彼らの年齢であれば感染しても無症状の子達が沢山いるはず。実際はそれこそが恐ろしいわけで、spreaderはその人達の中からこそ登場してきます。

そして、その子達が今の時期に各学校に戻るか否かは別として塾に行ったり各家庭には戻っていくわけで、そこにいる成人は大丈夫か?彼らの両親達は大丈夫なのかと心配になってきます。

我が家のように各種の事情で全員がワクチン接種済みと言う状況であれば感染者が家庭の中に入ってこようともほぼ何の問題もないという家庭ばかりではありません。2週間後に名古屋、千種区周辺地域で何だか変な感染爆発が発生しないことを心の底から祈るばかりです。

今回の城山八幡宮の神事は大茅輪(おおちのわ)くぐりだったようです。神仏の加護を信じましょう。


2021年7月18日日曜日

息子とジグソー・パズル

自閉症の息子はPCでYoutubeを視ながらパズルをする事があります。

建設的なことという意味では出来ることは頼りないほど少ない息子ですが、言葉が理解できないというハンディはどうしても大きなものです。それでも好きなことやりたいことはあってやはり、何かをやるにしても物事を通常理解できる範囲の反復度を超えてこだわってやってしまうという「OCD」の傾向は間違いなくあって、親としても「おいおい」と思ってしまうこともしばしばです。

例えば何かを拭くという行為。テーブルをクリーンにしたり壁を拭くといった行為を毎晩寝る前に儀式のようにします。ほぼ決まった場所をほぼ決まった回数拭き上げて心の満足を得るような感じ。もう一つよくあるのは、例えばお尻を使って床の上を隅から隅まで拭くという行為です。お尻で拭いていないエリアが少しでもあると、こちらの視線を気にしながらもそのエリアを拭き終わるまでは満足を得られず、途中で中断させると怒りますね。

他にも「もの」にスティッカーやシールが貼ってあると、最初はこっそりと最後は堂々と「完全に、完膚無きまでに」剥ぎ取るまでそれを止めようとしません。これでやられたものは数限りなくありますが、こういう行為を通じて息子は私のモノに対する価値観「形あるものは全て壊れる」という仏教的な教えを体得させてくれました。笑

さて、元に戻ってパズルのことですが主に嫁さんが買ってきた100-500ピース程度のトトロやもののけ姫、ポケモンなどのパズルをやります。最初に書いたようにほぼ毎日Youtubeで好きなトーマスや飛行機、鉄道の動画を視つつ「パズルの一部分同士」を私とは違う方法で繋げあわせて数ピースのブロックを作って、そのブロック自体の面積を膨らますような方法で仕上げに突っ込んでいきます。

ここぞという感じで興に乗ってくるとスティービー・ワンダーのように体を揺らしながら時にジャンプをするというような「変な動き」をしながらも、フッとテーブルの上のパズルに戻って数分間集中するような感じ。変は変です。w じーっと観察している私のことなど視野に入っていないような状況で最後になると仕上げが加速してくるような仕上がり方。

人によってパズルの組み方はマチマチだと思うんですが、息子を見ていると「こういうやりかたもありなんか?」と思うことが多いですね。

今回息子はポケモンの300ピースくらいを仕上げたのですが、最後の1ピースがありませんでした。「あれー?あれー?」等と言いながら、二人であちこち探したのですがそのピースは見つからずじまい。仕方なくパズルの制作元に紛失したピースの番号と形を書いて送ってくださるようにリクエストしました。(そういう紛失ピースのリクエスト用紙はかならずこういったパズルには入っています。)

リクエスト後、数週間してそのピースが届きました。ところが・・・合わせてみると形は合うのですが、模様は全く違うもの。w おやおやこんな事もあるんかいな!と独り言をいいながら再び連絡を入れてこのピースを探さねばならない事になりました。

最終的な完成は何時になるんでしょうか。フレームも買ってあるんですが、仕上がりません。


2021年7月17日土曜日

山中温泉から永平寺へ

旅先となった八十八では深い眠りに陥りました。

朝は嫁さんから「勿体ないから朝も入ってきたら?」と言われ、朝の大浴場+露天風呂に息子を連れて入ってきました。朝の熱いお湯に浸かりながら、再びその贅沢を反芻しながらの入浴です。湯船から上がって桧(ひのき)の香りを体に浴びながら一旦部屋へ戻ると、すぐに朝食。

昨夜のお姐さんが改めて昨日の件に関してお礼をしてくださいましたが、それはお互い様。こちらも大変にお世話になりました。朝ご飯も大変に豪華で、朝から腹がパンパン状態。再び部屋に戻って部屋据え付けの露天風呂に入り今回の投宿の仕上げをしました。

山中温泉に来て気付いたのですが、周りにもホテル群がありはするのですが明らかに既に閉鎖してかなり時間が経っていると思わしき宿も1つや2つではありませんでした。姐さんに話を伺ったところ、山中温泉の近くにある山代温泉のほうは本当に壊滅状態とのこと、東京から銀行のお偉いさんが乗り込んできて債権者としてなんとか立て直そうとするけれど先ず立ち直る事はありません、とのこと。まあ、そんなもんでしょう。驚きはありませんでした。

とはいえ、これは姐さんの個人的なお話。ネットで調べると情緒はあんまりないけれど大型旅館が多いのは山代・・・的な評が載っていました。言ってみなければ判りませんが、ここ2年ほどのコロナの影響でどうなったか。またきっとダメージを受けていることと思いますので、正確なことは私には何も言えません。

宿を発つ前に女将さんに挨拶をさせていただいた後、お姐さんがお見送りしてくださり、皆で一緒に写真を撮ってお別れ。次は永平寺へと向かったのですが、長女が日本の水田の青々とした風景に惚れて、写真を撮りまくっては己の鏡の作品をその中に置いてかなりの時間を費やしていました。
途中でダムで車を停めて写真を撮ったりしたあと永平寺まではアッと言う間に到着。寄り道しなければ山中温泉から永平寺まで30分程度でしょうね。そして山道を縫って着いたのは永平寺山門。永平寺の入り口の真ん前の蕎麦屋に車を停めて門の中へ。
おそらく昨日書いた中学になる前の時期に連れてきてもらったのでしょうが、全く記憶にありませんでした。そのなかでも両脇に聳える巨大な檜は眼の中に残っている印象がありましたが、もしかしたら記憶の合成かもしれません。
中に入ると検温されて拝観料を一人500円払って拝観開始。先にお守りなどを買ってから開始です。
とにかく中は滅多矢鱈と広い!おまけに拝観できるのはごく一部ですから、その敷地と70あまりの建物の広大さは想像を超えるものです。
上の写真はあちこちにある座禅を組む場所の一つのようです。禅寺ですからそれもそのはずですね。
途中、御位牌が大量に納められた所があったのですが、各県毎に分けられているのと、新しいもので個人の位牌には金色が使われているのはわかったのですが、4957番とか書いてあるのとは別の手前に見えている古い古い位牌には名前が残っているものもあれば、何故かわざわざ名前が墨で消されているものもありその理由は何だ?と、暫く考え込んでしまいました。

もしかしたら、永代供養に関して何らかの問題が生じた人達なのか?と思って、地獄の沙汰も金次第かもと感じてしまったのですが、これは勝手な解釈ですので本当のところはどうなのか何方か知りませんかね。

汗だくになって拝観が終わった後、車を停めていたところのお店で幾つかお土産を買って高速で一路名古屋へ。途中の南条SAで休憩し昼飯を摂った後、到着したのは4時前。

平日に休みをとって家族で旅をするのも還暦が近くなってきた人間には魅力的な選択だと改めて感じ入った良い旅でした。次はどこに行きましょうかね?


2021年7月16日金曜日

朝から家族で北陸道の旅に出る

今日は私が日本に帰国して初めて有給を使った日になりました。

アメリカに定期的に帰っている時期も確かにあったのですが、今はそういう事も一切なく淡々と全ての土曜日を当直に宛てている日々でした。まあ、私自身は終末が無いことにも特に何の問題もなく過ごしている状態でしたが、アメリカから今回のように娘達が帰っているときにはさすがにこれではどこにも行けません。

というわけで、帰国後初の週末有給を取って向かったのは福井。最終目的地は山中温泉です。全員コロナの免疫注射が終えている状態でしたので、今回の旅行決行となりました。

そもそも、メンバーは当初5人全員の予定だったのですが、次女は第一週となるネコの糖尿病の治療に集中したいとのことで、一緒には行かずに家に居るとのこと。こういう事を言いだしたときの次女は「絶対に」親の言うことを聞かないのは私自身が知っておりますので私も最初はムッとはしましたが「あ、そ。」で終わらせました。

というわけで、長女と長男、私と嫁さんの四人で朝九時過ぎには家を出てまずは敦賀湾の「気比の松原」の西の端に当たる場所にある「うお貞」というところで新鮮なネタの海鮮丼などを腹一杯食べてパンパンの腹を抱えて気比の松原で写真を撮ったあと、古き港街である敦賀の散策を行いました。

この敦賀という街は実は数年前に100近くで亡くなった滋賀のおばあさんの出身地。亡くなったおばあさんは、この地の当時の異国の風を知っていたのだとおもいます。

旧敦賀港駅舎スタンダード石油會社倉庫(敦賀赤レンガ)人形わらべ資料館などを回ってもう少し旅館の到着予定時間まで間がありましたので、その途中で寄れる東尋坊に行きました。(その途上で新田義貞公の墓である首塚があったのですが、既に4時ちょい過ぎで時間が読めず、少しだけ時間が足らないかも?ということで寄れませんでした。)

東尋坊は私が小学生位の頃、松任に田舎のある当時の近所のおばさんの弟さんに連れて行ってもらって以来の再訪でしたので、ほぼ40年ぶりでした。まさか自分の家族とこんな絶景の自殺の名所に再び来るとは。確認されているだけで、およそ20-30人の人が一年に亡くなるとのこと。そもそも東尋坊の名前の由来からして因縁めいていますが、どう考えても危ない崖です。

このマグマが冷えたあとの柱状節理が東尋坊の正体なんですが、何も知らない長女は自分のアートスタッフである鏡の作品を持って崖の端でパシャパシャと写真を撮っていました。私は半分怒って娘に「もう戻れ!」と言いましたが、なんとなく娘は不満そう。(後でまさに娘を心配するお父さん!と言う感じだったと言って旅館で笑っていました。)

さっさとそこを後にして山中温泉の厨・八十八(くりや・やそはち)に到着。部屋の真ん前のテラス部分にそのまま露天風呂が併設されている素敵な部屋でした。到着時にお迎えの男性がきちんと旅館の前で立って待ってくださっており、先ず恐縮。そのあと入った後もキレイな四階が受付で、一階の部屋まで案内して頂きすぐに息子と大浴場への入浴から行動開始。

ところが、実質的な貸し切り状態のように少なくて、「さすがは平日!」と思いましたね。熱い湯に浸かりながら休暇の喜びに浸りました。

そのあと、夕食になったのですがそこでお世話をしてくださった70になったと仰るお姐さんと話があい、互いに酒を差しつ差されつですっかり気分良くなって部屋へ戻った後、気づいたら寝てしまっていました。寝る直前に、

寝るより楽は無かりけり、浮世のバカは起きて働く

という、私が子供の頃に耳元で母が毎晩つぶやいていた言葉を「再び」思い出しました。


2021年7月15日木曜日

全く盛り上がらないオリンピック

一体誰が必要としているのか。

本当に間の悪い時期に政権を担ってしまうことになった菅政権ですが、それも運です。運がない宰相は名を残せないのは世の常。こればかりは世の東西を問いません。ボンクラでも運が強ければ名宰相と呼ばれるし、その逆もまた然り。

今回のオリンピックくらい「誰も期待しない」オリンピックはないでしょう。そもそも今度のオリンピックは昨年の今頃には行われていたはずの催し物。それが一年延びて更に殆どの会場では感染拡大を避けるために無観客試合という「想定された中で最悪のシナリオ」をトレースし続けています。

今のところ未だ判明していないのは今回のオリンピックの感染拡大の有無です。海外からの変異株が来ようが来まいが、既に東京では過去の良くない予想が次から次へと具現化している状況。どう考えても、オリンピック貴族のバッハの言うところの「無観客試合は理解に苦しむ」等という謎の発言・・・。

お前は自国開催するか?

日本人選手の活躍をみて、マスゴミはそれなりのストーリーを感動風に貼り付けるのでしょうが、そんな事に関係なく恐らく記録会としてはかなり低調なものになるのではないかと予想してしまいます。

応援のない競技会で一体どれくらい良い記録が出るものなのか?

ジッと観てみましょう。


2021年7月14日水曜日

帰国にあたっての証明書

娘達がやがて帰国することになります。

帰国自体は二人共全く違う日で、帰国する期日も便も異なるのですがその前に私の方で発行してあげないといけない検査済証明書があります。ここを見てみるとその必要な証明フォーマットの説明があります。出国72時間以内に行われた検査結果を見せての搭乗が必須になります。これには私の方で娘の経鼻拭い液を用いてPCRを行ってあげて書類を作成、それを添付文書として娘達に渡してあげるつもりですが。

基本的には以下のような事に注意してアメリカに帰って行かなければなりません。

米国への入国(空路)に際しては、米国行きフライト出発前3日以内に取得した新型コロナウイルス陰性証明書が必要である(2021年1月26日から)。 また、米国疾病予防管理センター(CDC)は、旅行による感染拡大を抑制するための対策として、他者との距離確保、頻繁な手洗い、マスク着用、自己観察といった日常的な対策に加え、以下を行うことを推奨する。 
 海外旅行中に「ハイリスク活動」を行った場合は、日常的な対策に加え、旅行後に以下を行うこと。  

・旅行の3~5日後に検査を受ける。  
・検査結果が陰性であっても旅行後7日間は自宅待機する。  
・検査結果が陽性であれば他者を感染から守るため自身を隔離する。  
・旅行後に検査を受けない場合は、10日間は自宅待機する。  
・受検の有無にかかわらず、旅行後14日間は重症化リスクが高い者との接近は控える。

(注)下記の州のほかにも、州・地方政府(郡、市など)レベルで感染拡大を抑制するための各種行動制限措置がとられている場合があるため、渡航先の州・地方政府の措置に注意が必要。

上の記載を見る限りでは、日本に入国した場合よりも米国に帰国した人間の取り扱いのほうがよっぽど粗雑で、実現性の高いものになっている感じですが、実際にはそれさえも守られないと思われます。w

長女の日本への帰国の際は、最初に入国時に入管に言われた如く一日のうちのどこかのポイントで必ず一日一回のコールがあって、必ず顔を見ながらの会話が行われました。

最終的には2週間の経過追跡措置が終わる日に「本日をもってコールは終了です。」のような感じでの追跡終了が宣言されるわけですが、アメリカにはそのようなものは存在しないようです。

最後の数日をどう過ごすのかは娘達に直接聞いているわけではありませんが、おそらくそれぞれにやりたいことを集中的に行って日本での滞在をまとめあげるものと思われます。まあ、お父さんがそれに関与するような事は全く無いと思いますが!


2021年7月13日火曜日

いきなりやって来た「ワクチン足りません」状態

世間を賑わせるワクチン不足問題。

遂に自分が勤めている病院でもその影響が出てきました。今までは順調に進んでいたワクチンの接種が突然パタッと止まってしまいました。本当に突然という感じで、入院患者さん達の二回目のショットが2週間延期という形で影響が出ることになりました。

今までの疫学的データを見る感じでは、以前このブログでも書いたように、三週間よりも間隔が開いたほうがどうやら抗体価のブーストのかかり方が大きい(少なくとも65歳以上の方々に関して)ということらしいので、外からの感染を引き続き防御しつつ、2週間後に2回目のショットとなりそうです。

次のロットは再び大量に入ってくることが確定しているんですが、この「遅れ」はやはり自分の国でワクチンを作ることが出来なかった悲哀を感じさせます。やはり、アメリカのようにいくらでも手に入って、尚かつ打ちに来る人達が「あの手この手を使わないと」もうなかなか来ない等という状況が羨ましいですね。

意外でも何でもないのですが、募集をかけた医療従事者の同居家族の皆さんへのワクチン接種募集では本当に驚くほど大量の人達が接種の希望票を出してきましたので、これらの方々も余計に待たされることになります。

何れにしても、我々の方では愛知県が国から配られた分を淡々と大規模医療機関に配り続けてくれる事を祈るしかありません。

東京の方ではほぼ確実に大きなリバウンドが動き始めています。嫌な方の予想が当たっている感じで、まさにオリンピックの開催にぶつかる形での感染拡大。更には入国してきている各国の選手団と役員の動きが全く当初の政府の想定とは異なり(案の定)日本人のお世話係等と接触バンバンとのこと。

これから何が起きるのか。
本当に、心から己のネガティブな予想が当たらないで欲しいです。


2021年7月12日月曜日

変態議員こと本多平直センセイ

いまさら、どこかの議員の諸センセイ方が何を言っても何をしても驚きはしませんが、流石にこいつは超弩級のバカかつ変態だなって思いましたよ。

つい本音というか本性というべき御本人の地金が曝け出されたんでしょうが、これまた北朝鮮のシンパである辻元清美極左センセイのピースボートで学んだ経験もあるお方。親を見れば子も判るとはまさにこの事ですな。

5月10日に、立憲民主党の会合で「50歳近くの自分が14歳の子と成功したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい。」との趣旨の御発言。おかしいのは確実にお前の頭ですから。

内側からさえもボコボコに批判されて「島内議論の決定を待って、一日も早く説明の場を設けたい。」等との賜っているようですが、一体何を説明するのでしょうか?サクッと己のチXポを切り落として、己がこれ以上の犯罪を侵さないことを皆の前で贖罪として見せるのでしょうか???

いつも、カメラの前では襟をヒラヒラと立てたダサい服着て歯を剥き出しにしておかしなブーメラン発言を繰り返す蓮舫センセイや自称フェミニストの辻元清美センセイ等が全く雲隠れしてしまっておられますが、一体どこで何をされて居られるのやら?同じ穴のムジナさん達は緊急事態には仮死状態を決め込むといういつもの技を繰り出されておる最中なのでしょうかね?

正直、こんな事を例え身内の会合であろうとも発言できるような連中が国政に集っているとか、やっぱり政治家というのは飛び抜けてヤバい「選良」集団です。

あんたの娘が中2くらいで、年取って生まれた我が子のような女の子と「いかなる理由があろうと」性交渉を持つとか360度どの方向から見ても「変態」以外のコールサインは付けられません。

戦国や室町の頃ならいざ知らず、今は21世紀。本多「変態」センセイの国政における生存権はこの発言を行った瞬間に終了されたと、御自身で直ちに御理解頂きたいものです。おそらくは政治家を辞め(させられ)たあとは、粘って任期終了を待って農業でもされるものと思われます。

北海道もとんでもない熊を政治家にしたもんです。まあ、候補者のプール自体がアレで、犬の糞と猫の糞とどっちも選べない状況で選出された一人だったのでしょうが・・・。お悔やみ申し上げます。

2021年7月11日日曜日

ネコの帰還とイヌの反応

我が家にネコが還ってまいりました。

もともとアメリカから連れて帰った二匹のペットでしたが、アメリカの家にいた時は猫も犬もそれなりに仲良くやっていて、あまり互いに干渉しないというかネコ側はイヌを完全無視と言う状況で、何が起きても「フン!」と言う感じで、イヌが時に何か気にかかるとネコの方に吠えるのみの世界でしたが、送り込んでいた九州の田舎から連れて帰ったらどうなるかと心配していました。

仕事が終わって高速を次女と一緒にセントレアの方へひたすらドライブ。40分程度で目的地であるセントレアの貨物集積地に到着。一番奥のANAカーゴに行ってネコをピックアップすることはわかったのですが、初めてでどうやって入るのか全く解っていませんでしたが、入り口の方が個人でも入れることをきちんと説明してくださり、個人確認と許可証を発行してくださったあと懇切丁寧にアプローチの全てを指導してくれたおかげでぶっとい鉄のバーが降りて地面がフラットになったあとはスムースに入構。何の問題もなく一分ほどでANAカーゴの受付に到着しました。

到着したのは飛行機の到着数分前。受付の方に話を伺うと「飛行機が定刻より4分ほど早く到着しますが、それから20分ほどかかってここまでケージが運ばれてきますので、その時お呼びします。」と優しく説明してくれました。

実際は待ちきれずに7時20分過ぎに受付に行くと、ガラスの向こうに既に宮崎の実家から送られてきたネコの入ったケージが見えていました。脇には実に可愛らしい全長15センチ程度の真っ白のマルチーズ3匹これまたケージに入れられて誰かを待っていました。

簡単な手続きを終了させると後部座席ににゃんこ大先生を載せて娘も後部座席へ。アッという間に家へ帰り着くと、ネコにとっては本当に数年ぶりの帰還となりました。実は車から降りた瞬間にジョ~っとオシッコを出したとのことでしたが、家の中が少々臭くなって落ち着かない様子であちこち自分の居場所を探すような感じで探索を繰り返したあと廊下の一点でどっかと腰を下ろして落ち着く場所を見つけたようでした。

まずは興奮させないようにと犬の方を部屋に隠していたのですが、ゆっくりゆっくりという感じで二匹を対面させると、驚いたことに二匹ともお互いを見はするものの吠えることもなく、引っ掻くこともなくという静かな対峙を果たしました。

それを見ていて一人思ったのは「二人共大人になったのかな?」と言うものでした。歳をとってきた二人共我が家で仲良くやって欲しいものです。

さて、明日は二匹の我が家のメンバーの健康診断日です。ねこのDMはどうやら頻尿という形で始まったのは7月に入って直ぐくらいのようで、向こうの獣医さんが私の父に話したところよると「もとに戻ることもあります。」とのこと。肥満を解消して何とか戻していけないかと考えているところです。

2021年7月10日土曜日

アルコール性肝硬変末期の患者さん達

タバコの吸いすぎも悲惨な最後を迎えますが、酒もまた然りです。

ところが、アルコール依存の人にはタバコの吸いすぎの人に比べて何かが違う心の仕組みがあると感じています。患者さん達が比較的コンスタントに入院してくるのが精神科なのですが、その何回目かの入院の果てに肝硬変で後戻りの出来ない所まで来て私の内科病棟にお世話になるというパターンも多いのです。

途中何回説明しても、家に帰ったその日から飲み始めるというのはごく普通で、代償性の肝硬変の方でも、何度も退院前に私から「一旦、この内科病棟を出た後は精神科に入院して依存症の教室で時間をかけて自分の病気と向き合ってから出たほうが良いですよ。」と言った所でほぼ全ての患者さん達は「大丈夫です。もう問題ないとおもいますから。」と言って退院していかれます。

そして、数ヶ月以内に腹を大きく腹水で膨らませて上に書いたような状態で「余命あと数ヶ月」と言う体になって戻ってくるパターンの何と多いことか。それだとおそらくマシな方で、家で亡くなった状態で見つかるようなことも一度や二度ではありません。

警察から連絡が入って「元」患者さんに関しての種々の説明をしなければならないことが多いのですが、勇ましい言葉とともに家に戻っていった患者さんの言葉や姿を思い出すと、私自身が大変にやるせない気持ちになります。

なんであの時無理してでも引き止めなかったのか?というのは自問としてはシンプルなんですが、自答することはとても出来ません。家へ戻ること自体は患者さんの基本的権利ですから、例え「おそらくこのまま帰宅しても死ぬ運命だろうな」と解っていても止められません。

酒の種類を問うことなく、-OH基がつくものなら朝から晩まで殆どマトモなものを何も食べずに水を飲むように酒を呑み続ける。こんな事がそう長く続くわけもありません。

なんとか止めさせる方法は無いのか?

正直なところ「無い」と思っている今日この頃です。家に帰って一人で我慢していても、そこには呑み友達がやって来たり、共依存と言ってその子の存在と一心同体になってしまっている老いた親などがこっそりとお酒を届けていたりするのです。

体の病気と言う以前に心の病気だと強く実感する非精神科医の自分でした。


2021年7月9日金曜日

我が家の猫が病気に・・・

九州の実家から次女に連絡が入ったようです。

息子が猫アレルギーであることが判って以来、九州の私の実家に頼んで猫を育ててもらっていました。結局、猫を飼うことを中学くらいの頃にリクエストした次女が大学生活などで猫を飼えないという情けない理由で、アメリカから猫を連れて帰って私の親父にお願いして次女のリクエストする餌をやり、きちんと獣医などにも連れて行って主に父が猫のケアをしながらいろいろな注射や定期検診もやってくれていたのですが。

実は、暫く前からやたらとその猫がオシッコをするようになったというので、心配した父が獣医に連れて行ったところ血糖値が500mg/dLもあったそうで、人間であれば超高血糖です。人の場合は精々110程度がいいところ。勿論糖尿病だと思われます。

ネットで調べてみると、糖尿病になりやすいのは、肥満の猫、メスよりもオス猫、6歳以上の猫がなりやすいとのこと。ストレスからの発症もあるようです。 生活習慣・遺伝・体質等、まさに人間と同じ様に種々の要素があるようですが、基本的には肥満の猫、メスよりもオス猫、6歳以上の猫がなりやすいようです。

ところが、獣医からはインスリンの注射を一日2回するようにと言われたものの、親父にはそれが出来ないとのことで、娘が宮崎の実家からANAカーゴを使って送ってもらうことになっており、自分でインスリンを打ち始めるということでした。

実家では、獣医から指示された食餌を摂ることで血糖値は200程度にまで下降していたとのことで、更に猫の場合はまさに「ネコ食い」と一般に呼ばれるような小分けにした食餌に切り替えることで更に血糖の異常な上昇には抑制がかかるはずですが、そんな状態のネコをアメリカなんかに連れて帰れるわけがありませんので、結局は我が家で飼うことになりました。

今度の月曜日に私が飛行場に迎えに行くことになりますが、ネコに使うインスリンや薬は他の薬と同様、恐らくは人と同じものを薄めるなり小分けにして使っているものと思われます。だとすればSGLT-2 inhibitorやDPP-4 inhibitorもかなりの効果があると思うのです。

初期の段階ではインスリンを使用して、DM(糖尿病)の状態によっては膵臓を休ませ何とか最終的にはインスリンを打たなくても安定的にフォローする方法があるのでは無いかという淡い希望もあるのですが、一度よく調べてみないと人と同じなのかどうかは全く知識がありませんので、ちょっと勉強が必要でしょうね。

ネコも人と同じ病気になるということです。長生きして欲しい所ですが、網膜症や腎症などを発生させないことが何よりも肝要でしょうね。

さて、どうなるか。

2021年7月8日木曜日

やはり予想通りになってきたワクチン

当初より予想されていた展開ですね。

およそ免疫や生物系基礎科学の従事者であれば誰でも予想していたと思うのですが、ワクチンがmRNAのシークエンス改変だけでいくらでも作られるわけですから、変異株が出現してくる度にそのスパイクの変異に合わせた製品を出し続けるだけです。

結局、Pfizer/BioNtechの研究で、二度打ちでかなり確実に今回のコロナ・ウイルス防御が可能だと判った上で行われているワクチン打ちが今の世界のファイザーのやり方。ところが、三回目を打ったらどうなるかということも実際に疑問として残されていました。

この応えがどうやらきちんとした形で出てきそうな様子で、BioNtechのニュースサイトでは3回打ちだと2回打ちに比べてその2回打ちの5-10倍の抗体量が産生されるというお話。まあ、これくらい大幅なブーストがかかると鉄壁のように思えますが、これに似た話は65歳以上の高齢者にワクチンを打つときには3週間ではなく3ヶ月程度期間をわざと離して打ったほうが抗体の産生量はドカンと増えるというものです。

ただ、今回の戦略でオリジナルのワクチンの抗体の産生を超大量にブーストする事で変異に対応するのか、それとも変異に対する対応シークエンスを純粋にもう2回打っていくのか、それとも、オリジナルのシークエンスを混ぜたミュータント対応シークエンス入りのmRNAワクチンを供給してくるのか?

一旦物凄い量の抗体産生を完全に押さえ込むレベルのワクチンが世界中に拡がったらおそらくは「コロナが収束した世界」というものが登場するのも夢物語では無いと思えます。とは言え、ワクチンを打たない人々というのは必ずある一定数がどのポピュレーションにもいますので、変異を体内で作り続ける感染者集団というのが永遠い続くことになるでしょうから、季節ごとの変異株ワクチン・ショットというのがほぼ予想される一番確かなストーリーになるのでしょう。

ただ、少なくとも今は全ての事が過渡期ですし、どうなるかをじっと見守っていくしか無いのでしょう。そして、何時の日にかその変異シークエンスが体の中の重要な分子の類似シークエンスにかなりの程度重なって、自己抗体として変な副作用を及ぼさないことを祈るばかりです。

無論、十分にスパコンで前もってその程度の事は調べたり臨床試験もきちんとしてから出ては来るのでしょうが。


2021年7月7日水曜日

娘たちがいると実に家がやかましい

賑やかと喧(やかま)しいというのは「音」に関してはちょっと違うと思うんですが、娘たちが日本に帰国してからは家が狭く感じます。

とにかく二人でケタケタ、ゲラゲラと大声で笑い合っています。何がそんなに可笑しいのか?というほど、よく話し合っているようですが、会話はほぼ完全に英語のみ。母親を巻き込んでいるときだけ少し日本語が入ってきます。

しかし、よく聞いていると、結構「碌でも無い事」を話しておりまして・・・思わず私が「language!」と言う場面もあります。母親はおそらく娘たちが何を話しているかということに気づかないこともあるのでしょうが。

日本語で話す時も母親を交えて古い時代(といっても、彼女らの母親が小学生から二十歳前後の頃)の日本語の歌を怪しい日本語の歌詞ではもってはゲラゲラ受けている状況。この人達は一体誰?と言う感じで全くの謎です。七夕だというのに、やはり彼女たちには中国由来の日本の古式床しい行事などは全く関係ないようです。

これからこういう状況が一月続いた後、突然彼女たちが日本を去って帰国していく訳ですから、おそらく我が家は再びシーンとなってしまうのでしょう。そして遥かにその先を考えてみると、一体どれくらい先かは判りませんが、願わくは配偶者と子供を連れてきてくれたらもっと賑やかになるのかなと。

ただし、この家ではやはり狭いので、そういう状況では部屋を借りてあげるような状況を作ってあげなくてはならないのかも知れませんね。まあ、あくまで仮の話ですが!

だったら、私自身が秘密の家を一件買ってしまうという事ができれば理想なんでしょうが、私自身はとてもそんな金を払えるようなお金持ちではありませんので、その案は却下ですね。w

ところが、やはりお金のある人というのは居るもので、私達の上の階に住んでおられる一回りほど年上の御夫婦は部屋を繋げる形で2軒お家を買って、購入段階から壁に穴を開けて住まれてます。それだと少なくともあと三、四部屋程度は余裕があるでしょうから娘達家族を呼べることになりますが・・・。まあ、余計な夢想でした。


2021年7月6日火曜日

自らを選良と尊称するクソの皆様

腐肉に集うは蝿か蛆か・・・。

本当にお前らときたら・・・という輩ばかり。先日、都民ファーストのトップのおばはんの話をここに書いたばかりですが、蝿の王たるおばはんの周りには小蝿がわんわんと渦を巻いているようで、早速とんでもない輩が居ることを表に晒しました。

捕まった小蝿はこれまたおばはんで、オッサンが登場しやすいこの手の事件におばはんが登場してきております。罪状は無免許運転&人身事故。木下富美子と言う輩ですが、ニュースでは以下のように報じられています。

産経の取材に木下氏は「2日が免停期間の最終日で(免停期間が終わっていると思い)運転しても大丈夫だと思っていた」と答えている。都民ファーストの会は5日、木下氏を除名処分にしたと明らかにした。 ツイッターでは、真偽不明な情報も拡散している。杉並区議の松本光博氏は5日、「選挙期間前、期間中の両方で、木下都議が自ら車を運転して、二連ポスターの貼り替えやテープ流しをしているところを何度もお見かけしました」と目撃情報を投稿した。 同じく杉並区から立候補していた前田順一郎氏も「告示日直前の6月21日に志村坂上でご自身が街宣車を運転しているのを、私はハッキリと見た。私は自分の街宣車のマイクでご挨拶をしたが無視されたので、良く記憶している」と続いた。

と出ていました。読んでみると目糞鼻糞という感じなのですが、おそらくもなにも遵法意識などというものは欠片も持ち合わせていないのはかなりの確度で間違い無さそうですね。間違いなく、あちこちで免停終了前にも運転していたんでしょうな。違うのなら表に出てきて堂々とそう主張すればいいだけのこと。

この人、名古屋にある御器所のそばの向陽高校から東京外大に行って博報堂というコースになっているようですが、途中の会社が電通とか博報堂とかいうのを選ぶような連中というのはワタクシ的には仕事を丸投げして、中抜きに集中する「人のポケットにある財布から金を抜き取ることに一生懸命なかっぱぎ集団」的な奴ばっかりだろうという程度の虚業集団という程度の認識しかありません。
都民の命と暮らしを守る前にまずお前が法律を守れ。w
さて、このおばはん、議員当選どころか種々の違反で逮捕されても全くおかしくないと私は思うんですが、まずは都民ファーストの会からは蹴り出されましたし、こんなに焼け爛れて熱くなってるクリをどこかが拾ってくれるなんてことは先ず全く無いはずですので、無所属で議会に出ることも出来ずに、給料だけ貰って今期でサヨウナラでしょうね。

国政、地方どこを向いてもギイン様にマトモな輩が居りませぬ。


2021年7月5日月曜日

大変に貴重な経験

具体的な期日や内容に関しては差し障りがるので明確には出来ませんが、最近ある刑事事件の証人として出廷を求められました。

私自身は医師という職業に関連しての専門的な知識を使用して証言を行うというおのでしたが、証人として法廷に立つなどという事は通常有り得ないことですので、これは司法の要請に応えなければならぬということで、三つ揃いのスーツを着込んで病院の車で裁判所へ。

裁判の証人になるには事前に調書などを取られるというステップを踏むのですが、実は証人としてその様な作業に協力する時点で協力に対する幾ばくかの謝金が支払われるということにびっくりしました。私はそのような事に対する協力は端っから無償の協力をするものなのかと思っておりましたので、それが数千円であってもお金が払われたことにまず驚いたのでした。

そして、裁判所に到着して今度はそれに対する交通費の支払いをどうするかという書類が配られ、交通費を受け取らない、受け取るという選択に丸をするのでした。

その後、検事の方と最後の事件のまとめと証言の進行に関する最後のまとめを行った後に小法廷へ。テレビではいろいろと派手な討論が行われる様子がまさに「ドラマチック」に描写されますが、そんな感じになるのかななどと少し期待しながら開廷前に書記官に案内されたマイクの付いた小さな証言台の後ろの椅子に座りました。

待つこと約10分程度?周りを見渡すと、裁判官以外の人間が検察側と弁護側に別れ司法修習生の席には二人の男女、書記官、そして役割のわからない男女が合計三名、弁護側はおそらく国選の弁護人が一人。検事側には二名でした。

しばらくすると、被告人が手錠、手縄、腰縄をされて登場して別の入り口から刑務官?二名に前後を挟まれて登場しました。到着するとまず縄を外され、手錠のまま着席。そのあと、裁判官が入場して皆が起立しました。その時点で被告の手錠が外され、裁判において正直に証言する旨の一枚の簡明な宣誓書を読み上げることを促され裁判開始。

私自身の名前、生年月日などの後に経歴を経年で話すことを促され、己の研究歴などを話すことを検事さん側に促されました。

その後は淡々と同定質問とでも言うのでしょうか?今回の事件に関連した事実に関して時系列で詳細な話をする事となりました。その途中の遣り取りは実に随分前のことに関して昨日のようなことに話をしなければならない辛さがありまして、弁護人側は私の言葉尻をなんとか捉えようと一生懸命に誘導しようとする「プロット」を感じました。

実際、私はかなりムカついたので厳しい言葉でやり込めて恥をかかせようかなと思ったのですが、そこはグッと堪えて淡々と嘘をつかないという宣誓書通りの枠の中で最大公約数的な話を返しました。

結局最後に検事さんと弁護側がそれぞれ裁判長に促されて最終的に補足質問をされて終了。気づけば二時間もかかっておりました。

私の仕事はここまでで、あとは当時病院に出動されていた刑事さんの証言へと移っていきましたので、私の証言はここで一旦終了し病院が差し向けていただいた車に乗って病院へと戻りました。

敢えてそれ以上のことは書きませんが、大変に有意義な「人生における貴重な経験」であったと思います。

当然ですが、被告席には座りたくないなと思いました。w

2021年7月4日日曜日

思わず「えーっ!」と声を出した

長女が帰国していろいろな話をしている中で驚く話をしてくれました。

実は長女はリッチモンドでルーム・メイトと部屋をシェアしているのですが、そのルーム・メイトが新型コロナに感染していたというのです!

その話を聞いたときには思わず「えーーーーっ」と声をあげてしまいました。そんな話俺一言も聞いてないよね・・・ということを娘に思わず言うと「日本に住んでいるお父さんに話しても何も出来ないし、心配するだけだろうと思ったから話さなかった。」との返事。まあ、実際その通りで、私が心臓の手術をしたときに同じ様に日本の両親に状態が安定して随分経つまで何も話しませんでしたから人のことは言えません。

実際そのときにどうやって生活していたのかと聞いたところ、その友人が最初に「なんか具合が悪いからもしかしたら私はコロナに感染しているかも知れないんで、完全に私から分離した状態で生活してくれる?」というオファーが前もってあったということ。その家の中ではトイレもバスも完全に別々にして生活していたそうですが、そうこうするうちに友人は直ぐにコロナであることが判明。

その後はリッチモンドの公衆衛生関連のdivision(どこかは忘れたらしいです。)から、毎日のように体調や熱のことを聞いてきたそうです。その時点で実は一回目の免疫を終えたあとだったらしいのですが、少なくともそれが全く効かなかったのではないだろうと私自身は思っています。

何れにしても、アメリカではそうも容易に感染するリスクがあったようで、まさに娘の真横にも新型コロナは居たわけです。もしかしたら感染していたかも知れないし、それを知ることは今の段階ではやる意味もありませんが、4ヶ月前の時点で既に一回目のショットを打っていて、友人が体調不良を訴えたのは自身のショット二回目の直前であったとのことですから、私自身のブログを見ると、既にワクチンの効果は9割弱程度まではあったことになりますから、これで護られたのだろうと思います。

ところが残念なことに、長女のルーム・メイトは3ヶ月経った後でも階段を登ったりするときに息切れがあったそうで、完全に回復するまでにその若さにもかかわらず随分と時間がかかったようです。

やっぱり新型コロナはその病態からして今までに私が遭遇したウイルス性の疾患の中では実に変わった後遺症を残すものの一つですね。自身は罹患したくありません!


2021年7月3日土曜日

娘たちの世代のネットの使い方

長女が帰ってきてから既に一週間です。

アッと言う間に時間が経つものですが、やはり長女が家にいることで家の中の雰囲気は変わります。毎日かかってくる居場所確認の電話を気怠そうな声で応対してその後は自分の仕事をやっています。

本当に驚くほど彼女の仕事はリモートで済まされていて、そういうセットアップで済ませるように仕事をまわしている事自体に彼女が所属している組織としてのスマートさを感じます。勿論アメリカでもリモートには出来ない「物を直接扱わざるを得ない仕事」は沢山ありますが、オフィスに行く必要の無い仕事は徹底的にリモートに変えてしまったことに新鮮な驚きを感じます。

こういう外的な要因で仕事の枠組み(スキーム)が強制的に変えられることで対応できるか否かは組織の存亡そのものに関わることですが、このパンデミックは世界中でその強制的なスイッチを押した気がします。日本の多くの企業は未だに定時出勤、上司との直接対話等まだまだスキームを変えられていないと思います。

結局今の働き方は、娘の様子を近くで見ている限り非常に効率を上げる仕事だと思えますし、移動せずに仕事をできるという環境が、多くの事務系の人にとっての標準になれば世の中随分と変わると思うんですが、これからの数年が興味深いです。

因みに長女に聞いたところ、コロナ禍が収束しようとしまいと現在のリモート・スタイルでの仕事は既に既定路線となっているとのことで、今後もずっとこのオフ・ザ・オフィス形式なんだそうです。こういう感じで仕事に慣れるとますます未来の仕事の形というのは変わりそうなんですが、正直親として長女を観察していると人と直接会ってその距離を縮める仕事に向いているように思えるのですが、そこもリモートで済ませることが標準になっているのでしょう。私には馴染めませんが、既にそれが普通の世代なのかも知れません。

こういう「人との出会い」に関して我々のような旧人類と今どきの20代が常識のレベルで違うのはネットでの出会いの検索のようです。ネット登場時のこういった出会い検索などというのは殆どが性的な目的のものだったという気がしますが(もちろん今も?)、それ以外の真剣な出会いも多いようです。既に我々の職場でもネットで知り合って既に結婚している人達も数組いるくらいで、それを聞き知った私と同世代の人達は「何だかね~」とか私の周りで言い合ってますが、それも時代の流れとともに完全に普通の話として常識になっていくものと感じています。

リモート・ワークにしろ、ネットでの出会い探しにしてもそういう事に追いついていけないということ自体がやはり歳を取るということなのでしょうか。気にもしていませんが。<頑固ジジイと言われるのはおそらくこういう事。w


2021年7月2日金曜日

いやらしいおばはん

小池都知事の動静が時々間接的に報じられています。

今回の「疲労による入院」というので約10日ものあいだ公務から遠ざかっていたわけですが、復帰してもリモートということでいよいよ7月4日の選挙戦に備えての同情票集めを始めたなって個人的には思いました。

そもそもこのポピュリストの政治的駆け引きの具材にされている東京都民が、一体今回の動きにどう感じているのか私には全く解りませんが、名古屋市の某河村市長の例を挙げるまでもなく、とんでもないポピュリストの所属する自治体に税金を納めている選挙民が騙されているのはごく普通のことですので、難しいもんです。

正直なことを言うと、東京のような規模の巨大自治体の首長にもなってくると、周りに有能な人物達が能吏として仕えてさえいれば「余計なこと」をしない限り自治体自体はとりあえずは前に問題なく進むものだと思っています。

大阪や北海道に以前居た碌でもないdominant negativeのような連中を除けば、全国にいる殆どの首長なんて言うのは、自分の利益を「法に触れない範囲で」こっそり利益供与を考えたり、税金を使ったプチ贅沢をしてやろうか程度のことを考えているような小者ばかりでしょう。

この前も大阪で、自分の市長室にサウナを置いたりして恬として恥じないような脳筋市長がいましたが、辞職に追い込まれましたよね。ところが実際の所、首長も含めて自分が実際に会ったり見た議員たちというのは本当に勘違いクソ野郎が多かったですね。名前は出しませんが、名古屋も医師会が応援しているような人物もテレビカメラの前と医師達の前では別人。カメラフレームの外では謙虚さとはまるで無縁の尊大なブタです。

東京都知事もその学歴詐称疑惑からしてオイオイ!でしたが、一体このおばさんの何がゴキブリ・ホイホイのようにアホな都民を惹きつけるんでしょうかね?おそらくは消去法+知名度だけなんでしょうな。

自治体の長などと言うものは大統領などと同じで、自分の体は自分のものであって自分のものでは無いというのが本来のステータス。体調管理も出来ないようでは巨大自治体のトップ管理者には向いていないのでしょう。

まあ、今回のアクションはオリンピック前の顔出し減少による責任回避と選挙戦における同情票集めの駆け引きでしょうね。他に思い浮かぶものもありません。「どこかでバタッと倒れても本望」とか言ったらしいのですが、真っ黒な下心がスケスケで嫌らしい輩だと改めて思いました。まあ、選挙民は「かわいそう。よく頑張ってる~。」と思ってくれるのでしょう。見事おばはんの目論見通りですな。めでたし、めでたし。w


2021年7月1日木曜日

名古屋のコロナ・東京のコロナ

名古屋の方では「今のところ」低下傾向自体には変わりないのですが、下げ止まらないことを祈っている状態です。

大村知事がそれこそ国を急かす形でまさに必死で「打ちてし止まん」状態でバーサーカー状態。w 希望者には全員打ったろやないか、と言う感じで頑張っておりますので、我々の病院でもその意気に応ずる形で先日書いたようにガシガシ打たせていただいております。

さて、名古屋の感染状況ですが以下のような新規感染者数。
東京と違って少なくとも今日までの感じではいい感じで下がってきてくれています。ただし、先日も書いたように東京をコピーしたようになる傾向があるのが大都市・名古屋。今後はまだまだ全く予断を許しません。

では日本全国、東京エリアでは感染やワクチンの摂取状況等はどうなっているかと言うと以下のような感じ。ほぼNHK、日経が優秀なデータ解説者として正確で即時性のあるデータを提供してくれています。
年代別で行くと、東京では「圧倒的に」20代が突出している感じで、年代ごとに低下しているのはワクチン効果の程は実際にはわかりませんが、社会における活動量の反映そのものではないかと推測します。
ただ、上のグラフを見ると、月を追う毎に感染者の比率が若年層の膨らみという形で上がってきているのが気になります。拡散方程式で感染シミュレーションを行っていた先生のラボでは「感染者を減らしたければ若年層にワクチンを、死者を減らしたければ高齢者にワクチンを!」という計算結果通りの世界が到来しているのだろうと思います。
実際に死者の年齢分布は一気に突出していくのは70代から。本当にドカッと増える感じですよね。急激とはまさにこの事。
いま、あらん限りの金とコネを使って世界中からワクチンを集めて必死で打ち続けている政府ですが、とりあえず効果が高めで安全性も高いとされるファイザーとアンビオンのものは病院の外では次第にその数が枯渇しているようで、今後の展開はワクチンの取得数次第と考えればよいのでしょう。企業もバッチリ接種準備の展開までしていましたが、本当にはしごを外された感じですよね。
ここまで一生懸命やって、二回接種済は現時点で10%超という寂しさ。やはり圧倒的にそのスタートに問題があったと思えます。
もう今更言った所でただの「繰り言」ですが、これでオリンピックを行うのは折角なんとかなるという形が見えた所ででの破壊行為にしか思えません。本当に数ヶ月先に延ばすだけでおそらく全く異なる感染防御体制での開催が出来ると思えるのですが、オリンピックありきで結論を急いだツケが国民に回されるのか否か。

片付を飲む瞬間はこれからのまずオリンピックまでの3週間、そして終わってからの二ヶ月間の結果次第だと思います。

神は信じませんが、祈る事にします。