マンションの廊下でお隣に住むトヨタ自動車にお勤めの方と立ち話になりました。
偶々ではあったのですが、両手になにか粗大ゴミ様のものを持ってエレベーターに近づいてこられたので、お声がけして「大掃除ですか?」と言ったところ「いやー、それが引っ越しなんですよ」との一言。
え、この年末に?と思って話をした所、トヨタでは12月の異動っていうのはごく普通のことなんだそうでして、東京に今から移動という激烈なお話。全くゆっくりするどころではない年末のようです。余り詳細を書くと個人が特定されるので書けませんが、若いうちはあちらこちらに飛んでいくのは普通ですけど、何もこんな時期にと正直思ってしまいました。
せっかく愛知の本社に勤めて仕事をしていてマンションを買って、少なくとももう暫くは愛知に居るだろうと思っていたら今日のような感じで移動命令となったということなのですが、まだまだお若い方なので移動自体は大丈夫でしょうけどね。それでも今日?って思うんです。子供さんがいる家庭なんかでは学区の変更どころか、話す言葉から習う内容も変わるのでしょうから、かかってくるストレスは恐らく大人が思っている以上に強いと思います。
寒い中、我々二人の立ち話は結構長く続き、恐らく10分程度はピロティ・ホールで話し込んでいました。トヨタの今の組織の話やそれぞれの組織に割り当てられる人材のランダムさなどに驚かされるとともに、トヨタの本社に入るような高レベルの人物達は、自分がもともと大学や大学院で習った仕事と離れる「異分野」と言っていいほど違うエリアの仕事でも、組織から割り当てられたら急速に学習してキャッチアップ出来ることに納得感強かったです。それでもいろんな分野でAIの使用が本当に普通になっているとのことで、そういう分野も併せて勉強していかなければならないのでしょうから元々の脳みそのポテンシャルが高くなければ出来ない仕事ですよね。
ここのマンションはそもそもトヨタの中央研究所やトヨタの本社に通勤する人たちが多くて、入居しては家を売って出ていかれる方、他の方に賃貸されてしばらくして本社のある愛知に帰ってこられる方などが本当にたくさん居られます。小規模マンションなのにこんなにトヨタ本社の人が多いことにびっくりですが、御本人も「数件しかない同じフロアに各階数件ずつ居られます。正直ここは多いですよ。」と言って笑って居られました。
東京に行っても暫くは賃貸住まいなんだそうですが、長くなりそうだったらまたマンションを購入するかもとの事でした。安全な引っ越しを祈るとともに東京での更なる御活躍を祈りお別れしました。
トヨタが終わるとき愛知は死亡。日本は終了です。頑張っていただきましょう。
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