2021年10月31日日曜日

我が家の犬の14歳の誕生日を祝って

遂に我が家の犬が14歳を迎えました。

ヨークシャー・テリアの14歳というのは嫁さんによると人間では76歳相当だそうで、あの仔犬を娘達とカローラに乗ってNorth Carolinaまで家族で迎えに行ったあの日からもう14年も経ったのかと思うと感慨深いです。

当時はまだブログというのをきちんと毎日つけていなかった上に、記録という意味では何の意識もしていなかったので当時のことをブログに書き込んでいませんでした。という訳で嫁さんのショートメッセージ書き込み風の手帳を見てみると、Halloweenに生まれたものの、Dec/15まで生後6週間きちんと待ってもらって「普通の人がきちんと育てられる大きさになってから渡す」というペットを売ってくれるおばさんの家にワンちゃんを引き取りに行ったのでした。

その家が下の写真。
Google Earth Proで見るとこんなところです。
North Carolinaの随分田舎の方です。
その入口はPuppy Love Dr.という可愛い名前がついています。

値段は確か$550で、日本の値段とは全く次元が違う安さ。

入り口まで来て出てきてくれたお婆さんは我々の車を見つけると強い南部訛りで”Ya'll”と大声で叫んで我々を歓待してくれました。当初、怪しいpuppy millのような所ではないかとも心配していました。しかし実際にそのペットを育てているお家に行って見せてもらうと、本当に大切に育てられていて、全米からいろいろな人たちが飛行機に乗って買いに来ているとのことで安心しました。お婆さんとお爺さん、そしてその息子さんが多くの犬を育てていましたが、愛情たっぷりとはこの事か!というような育て方。我々の犬はその時ハロウィンに生まれた5匹の兄弟達のうちの最後の一匹。

宝石のように小さく黒い可愛い塊を下の小さな娘が車の後部座席でずっと抱きかかえ続け、家に帰り着いたのは夜遅くでした。朝出たのが5時でしたからやっぱりアメリカは広いものです。

そして昨日。昼からモリコロ・パークに散歩に連れて行ってお楽しみの時間を過ごした後、家では夜にケーキを食べさせて誕生日を祝いました。パクパクパクパクと本当に幸せそうでした!

来年の誕生日もきちんと元気で頑張って欲しいものです。
          

2021年10月30日土曜日

ここ数日周辺で続く香り

嫁さんと久しぶりに意見が一致しました。

この数日住んでいるエリアの周辺でキンモクセイの花の香りが漂っているという事に二人共気づいていたのみたいなのですが、お互いにそれを口にすることもありませんでした。

キンモクセイというと言うのはちょっと調べたところでは実は中国にもあるにはあるし、生活の中でも食用、飲用、街路樹、その他の種々の用途として大変重要な植物らしいのですが、どうやら日本のキンモクセイとは違う可能性もあるらしいとの事。何事もちょっと調べて知識を得るのは愉しいものです。

我々の世代にとって、小学生の頃から中学生の頃くらいにかけてはこのキンモクセイの香りというのはトイレの芳香剤の代表例として極めて強い記憶があります。特にキンモクセイの香りは据え置き型のものとしては男性用トイレの臭い消しとしてはいつでもみかん用のネットに入れてぶら下げられていた強烈な匂いの緑の玉(小便掛けられてどんどん小さくなっていくアレ!)と並んで代表的なものだと思います。

しかも、このキンモクセイ、田舎のトイレを中心にその厠の外に植えられて日陰の木として年に一回、秋の季節に良い匂いを振りまいていた記憶があります。実際、母方のトイレの外側には枇杷と並んでキンモクセイが植えられていました。しかし、花がその強烈な匂いを振りまくのは精々一ヶ月、長くても多分二月は持ちませんのでそういう意味では合成されたキンモクセイの香りというのは革命ではあるわけですが、それが行き過ぎて我々の世代では「トイレの芳香剤」という焼き付いた記憶となってしまっております。w

匂い(臭い)と記憶と言うのは意外と繋がっていて、まさに以前研究していたGPCR(G蛋白質共役受容体)を通して人間の体に認識される世界です。私の人生の中でも匂いと食感、匂いと失敗した経験などで臭いが記憶に結びついたような直ちに思い出される記憶が幾つかあります。

異臭がするよりは良い匂い、モノも人もいい匂いが仄かに香るのは古典の昔から良いものの代表です。加齢臭は出さないように気をつけようと改めて思う秋のアラ還のオジサンでした。


2021年10月29日金曜日

幻聴の聞こえる患者さん

ある病棟に目の見えない患者さんが入院されています。

親御さんにも捨てられたような形で長い間私の勤める病院に入院しているのですが、本当に可愛いお兄さんです。ニコニコしていつも廊下を往復しているのですが、隣の病棟から通常私だけが使う扉をガチャりと開けて病棟に入っていくだけで満面の笑みで私の方に近づいてきます。

目が見えない分の補償的能力なのでしょうか、あたかも見えているかのよいうに私の歩く音だけで「X先生~!」と何時でも呼びかけてくれます。スーッと近寄ってきて、私の存在を確認すると私の上半身と腕を撫で擦りながら「元気ですか~」と明るく挨拶。

ところが、この患者さんはいつも幻聴が聞こえてくるようで、私に「ほら先生、テレビが聞こえているでしょ。あの音から遠ざかっていっても音がどんどん大きくなって聞こえてきます。」とか「ベッドで寝ているときも人の声がしてくるんです。」とか説明してくれます。

いつも精神科の患者さんとお話をしていて思うのですが、彼の場合は悪口をずっと言われているのが聞こえてる訳ではないらしいのですが、何らかの声が常に頭の中で語りかけてくるなんて言うのは相当に辛い世界だなと思います。中には聞こえているけど、そんな事を言うと人から「あいつは頭がおかしい」と思われるのが嫌で敢えて話さないという人もいると言う話を他の精神科の先生から伺ったことがあります。

人の精神というのは本当に複雑怪奇。分子生物学的な問題や薬の使用による幻聴、脳の器質的障害によるものなどでも人の脳は本当に多彩な症状を人に現します。投薬で症状の消失する人もいれば余り変わらぬ人もいてその効果も様々ですが、悩む人にはそれが効果を表すことを祈るばかりです。

しかし、ここでちょっと思うのですが、宗教の始まりなどというのはこういう「声が聞こえる」系の人達が始祖いなっていることが多いですよね?実はこういう人達は昔は神の遣いなどと言われていた人なのではないかと一人考えてしまうのでした。世が世なら・・・と言う人達が精神科には実は多いのかも知れませんね。
          

2021年10月28日木曜日

嫁さんにいつも釘を刺される

昨日のブログを書いた後、嫁さんに記事の内容について問いました。

冷静に一言「極端な意見持ってる人も居るねって思った。」との御宣託。嫁さんには極端なことを良く言う人と確実に思われているのは結婚前から思われているのは重々知っていましたが、改めて言われて苦笑いです。w

嫁さんと私はいつもいろんな事に関して「試しに」意見交換をする事があるのですが、どうしても嫁さんの意見はマイルドで私の意見は尖り気味です。嫁さんは私にいつも「お父さんは私が居るから普通に暮らせる」というような事を言うのが口癖で、追加で「私が一緒で良かったね!」等と恩をかなり強烈に押し売りしてきます。

昔から、趣味や好みが夫婦で一緒なら良いよね!なんて世間で言う人がおられますが、私自身の意見としては真反対で「趣味は合わないほうが良いんちゃう?」というものです。趣味が違えば家の中のワールドが2倍になるように思うんですけどね。

嫁さんとは聞く音楽も読む本も観る映画もベクトルが違うというのが常。好みという意味では重なりの部分が物凄く薄いのが普通ですがそれ自体は全く気になりません。私の聴く音楽を嫁さんはほぼ聴くことはありませんし、嫁さんが聞く音楽も私が興味を示すことはほぼなし。ですから、車の中ではどちらかの好きな音楽が流れているときはもうひとりは無言という状況です。

常識を人間の形にしたらうちの嫁さんになると言う感じなんですが、もう一つこういう常識で作り上げられたような人物の長所はいろいろな締切りや準備すべきものを前もって周到に準備してくれること。私がいい加減に指示していても、物凄く細かいところにこだわっていろんな準備をしてくれる所が助かってます。

例えば旅行に行く時に私は頭の中で考えておいて「明日の朝にこの手提げに服一着入れてすぐ出られるな~」と考えて何も準備していないというのがデフォルトなのですが、嫁さんはあれもこれも万一の時の為にはこれを入れて、この時にはこれを使ってみたいに物を詰めて前日には準備万端かつ2時間前にはもうソワソワしているのですが、私から見ると「なんで?」という感じです。

そんなこんなで、具体例を上げていたら本当にきりがないんですけど、いつもまでも交差しないからいい関係!というのもあって良いのかなと思う結婚29年目の我々凸凹夫婦です。



2021年10月27日水曜日

眞子さまの御結婚を徹底的に応援するオレ

世間の絶え間ない批判の波に晒された結婚でした。

以前、このブログでも今回の御結婚に関して短い感想を書いたことがありましたが、もう本当にいい加減この二人の門出を純粋に祝ってやっても良いのではないでしょうか。一体何故にこの若い二人を?と言うくらいしつこくしつこく何度もあたかも直接己が調べたような話として批判を続けてきました。

何かこの二人の門出が憎いのでしょうか?

私は今の上皇様、皇太后様の御成婚にあたっても正田家に対して猛烈に陰湿でしつこいイジメとバッシングが皇族方、その周辺を中心として有ったことは当時の侍従長や周辺の方々からの歴史的証言で明確になっていますが、今の時代は世間の声までがネットを通じて御結婚された二人の目にもとまるわけです。

しかもその声は、引用、孫引き、そのまた孫引きという形で其々の引用に対して大量のコメントが付いて「ああでもないこうでもない」と、各々の勝手な立場からネガティブな「叩き比べ」の様相を示す状況にあるのを見ると、本当に秋篠宮家の御両親のお気持ちを考えるとその憤りと哀しみは純粋に筆舌に尽くし難いものがあると思います。

本来であれば、皆に心から祝福されて降嫁していく筈の愛娘が(基本的に配偶者とその母に対するものであれ)この様な世間の罵声を浴びている心痛を慮ると同じ様な年頃の娘を持つ親として、ひたすら忍びないです。いろいろと若い二人側の不味い対応も連なりましたが、世間一般の30前後の人間が行った対応としてそもそもあれ以上の何を望むのでしょうか。

更には、その叩かれている側の母親の付き合った男と言うのは、果たして一体何が不満でこの結婚の前後に話を切り売りするような仕掛けを繰り出し続けるのでしょうか?小室さんの実母と揉めているその男というのは一体どういう人物なのか全く表には出てこずに純粋な被害者であるかのように隠匿されているようにしか思えませんけどね。

ホンマお前ら下衆の暇人と来たらどれだけ若い二人の私生活に踏み込んで、ああでもないこうでもないと根拠もなく言えば気が済むん?というのが私の気持ち。お前らにはお前も含めて親戚を見回しても一人も困った人間は居らんのか?お前等は無謬の人間なんか?と言いたい。

もうこうなったら若い二人は徹底的に世間を見返してやればいいです。一体全体このせせこましい日本という国は冷静になって日本中で「30歳になったばかりのまだまだ世間の事を知らない未熟で若い二人」の門出を叩き続ける事の異様さに気づかんのかな?

一体いつから日本人とマスゴミはそんなに清廉潔白な方々ばかりになったんでしょうか。嗤。
(どうやら、試験は落ちてしまったのか?司法修習生としてもう一度チャレンジし直すのか?何が何でも資格だけは取っとかんと眞子さんの旦那としてカッコつかん!やっぱ論文で賞貰ったレベルの人が試験で落ちたら、賞を贈ったほうも勘ぐられてしまいます・・・。10/30書き込み)
                                 

2021年10月26日火曜日

迷惑系Youtuberと言われるクズ

つい先日も参議院山口県補選見事にずっこけたクズの中のクズ「へずまりゅう」という男。

目標の1万票に届かねばSNS引退とかなんとかほざいていましたが、1万行こうが行くまいがそんな事するような輩である訳がない、裁判でも反省した素振りを見せるフリしてひっくり返してますから・・・思っていたら案の定引退などというものはしないようですね。

振り切れたバカにはいつの時代にも必ず一定のバカが付いていきますからレミングスのように一緒にまとめて逝ってくださいくらいにしか思いません。
振り切れていても何かの努力の積み重ねの上に学会や団体などから認められずともその意志を貫き通して最後は花が咲いた!等というものでは「まったく」ありません。そもそもがタダの犯罪者ですから。

この「へずま」のみならず、世の中には人の不幸に突撃したり逮捕されるまで映像を撮り続けるクズが沢山いますが、こういうメンタリティというのはバイト・テロと一緒のレベルで、その画像によって人が画像をクリックして目立てば良いという単純なもの。

無論こんな事をする連中にその行為がどういった波紋を呼ぶのか等という事までは全く考えてませんから、現行犯逮捕されたりその後で起訴されたりして自分をにっちもさっちもいかないところにまで追い込んでいるなんて感覚はないのでしょう。人生が溶けて行く人達というのは自分を追い込んでいく破滅的行動がその刹那だけはクリック数を稼げるために自分の破滅を何か光り輝くものと感じ違いしているんでしょう。

ネット以前の時代はこの手のバカは単に逮捕されて金とは無縁の世界である塀の中に落ちていくだけだった訳ですが、今はその行為が映像になれば換金される時代。これからも「しばらくは」そういう時代は続くのでしょうが、恐らくはSNSの会社自体が運営方針としてこの手の迷惑系の人間にはアカウントと金の配布を凍結する時代が間もなく到来するものと思われます。

社会の要請がそのような者の存在を許さない方向に大きくうねっていくでしょうし。

ただし、残念ながらそういうふうになるとしても、これからも驚くような、しかも残念ながら(軽)犯罪史に名を残すような愚かなことをやらかすバカが出てくることでしょう。目立ってなんぼという愚かなアイデアに頭の中を占拠されているバカには一切の理性的議論は通じないでしょうから。


2021年10月25日月曜日

夫婦揃って認知症になると?

定年延長が普通になってきて65歳でも条件を変えながら普通に働くような人が増えてきました。

ところが、定年がこれくらいの歳になってくると実は割合は低いものの若年性認知症が発生してくる人で仕事を続けることになる事が当然あるわけです。若年性認知症の定義は「若年性認知症 18歳以上、65歳未満で発症する認知症の総称。65歳以上で発症する老人性認知症と同様に、脳血管障害やアルツハイマー病などによってもの忘れ、言語障害などの症状が現れる」というもので、生きている限り誰にでもそういう状況に陥ることが有るわけですね。勿論、誰にでも有るという意味では、こう言うことを書いている私だってそのリスクが無いわけでは無いのです。

実際のところまだ仕事盛り世代で認知症になってしまった場合、それが家族の大黒柱であった場合、家計を支える人間が居なくなる上にそのお世話をしなければならないので、その負担は家族にとって想像を絶するものになるのは容易に想像できると思います。

しかし、認知症の問題はもう一つあって、普通に70代後半くらいになったご夫婦が共に認知能力が落ちてきてギリギリのレベルの生活から遂にそれが支えきれなくなって施設に入るまでの期間どうやってその二人の生活をサポートするのかという問題が日本中に有るわけです。

実際に私が訪問診療で見ているご夫婦は共に80代。10年ほど前から次第に奥様に認知機能の低下が発生してきて診療が始まったのですが、共にマンションで暮らしていくうちに、なんと今度はお父さんのほうが急速に認知機能障害が発生してお母さんの認知機能低下を追い越してしまう始末。

本当にどうやってこのお二人は日常を支え合っているんだろうと当方が同行の看護師さんと訝るほどの認知機能の低下があるのですが、取りあえずは奥さんの料理と洗濯の力で生活を乗り切っていました。しかし、その状況を既に知っている遠隔地に住む息子さんにお話をして包括ケアマネじゃと共にこのご夫婦の施設への転出を決めました。

決定的だったのは薬の管理が全く出来ずに成人病の治療が全くできないこと。そしてエマージェンシーの対応が全くできなくなっていたこと。例えば「台所でもしボヤがあったらどこに連絡をしますか?」「どちらかがもし倒れたりしたらどこに連絡しますか?」と言っても反応できず、「消防車を呼ぶ番号は何番ですか?」といっても思い出せず、「物を盗られたりした時にはどこにお電話をしますか?」等の質問も答えることが出来なくなってしまったというのが決定打でした。

今、こうやって他人事のように書きましたがそういう事態は「誰にでも」来る可能性があることは今の時代普通です。

私の両親も九州の実家で何とかかんとかやっておりますが、時々看護師の姪っ子が見に行ってくれたり母の妹が北九州から遊びがてら訪問してくれるようで、その客観的な報告に一喜一憂しております。

己も頭と体を使ってなるべく長い間、配偶者や家族に迷惑をかけない人生を送りたいものです。


2021年10月24日日曜日

あの招福楼へ!

今日は滋賀の八日市に向かいました。

目的は招福楼でお昼をお呼ばれすることでした。ある方が「どうしてもこのタイミングで招福楼のお料理が食べたい!」との事で、私が運転手としてお連れすることになりました。もちろん私の家族も息子と嫁さんが同行。

朝の8時半に当直を終えて家に一旦戻り服を着替えて家族で藤が丘駅にお迎えに行きました。すぐにスタートして超久しぶりに滋賀へ向かったのですが、道すがらその方にいろいろと人生の来し方のお話を伺いながら運転すること1時間40分ほどで八日市のインターから降りました。

その後、近江八幡にある嫁さんの親戚の家へちょっと寄った後にもう一度インターの方へ戻って招福楼に到着したのがちょうど12時でした。

創業は152年前!1300坪の敷地に6部屋だけが設えられているのですが、男性の仲居さんが車を誘導してくれます。(後で判ったのですが、この若い男性は祇園の有名所の息子さんで、ここに預けられた修行中の身。将来そこのオーナー板長として戻っていく方なんだそうです!)

そして、その奥にある立派な門構えの入り口から上がって中を進んでいくと素敵な造りの部屋がこれまた素晴らしい渡り廊下で繋いでありました。我々が案内されたのは池の上に座敷がある「瓢箪の間」という美しい部屋でした。
お店のHPにあったものです。
これは嫁さんが撮った二代目の御主人が
大昔に付けたという部屋名の由来になった照明。
食べる前に撮ったお庭の一部です。撮影下手すぎ、、、。
これは斜向かいの部屋をみたものです。
これらのお庭、あまりに美しく葉っぱが一枚も落ちていないので、興味本位で女将に「このお庭はどうやってこれほどまでに美しく保たれているのですか」と訪ねたところ。実は毎朝板前さん達も含めて全員で落ち葉を拾って綺麗にしていくのだそうです。仕事場を綺麗にできない人間は美味い料理を作れるわけがないという昔からの仕事の一環なのだそうです。やはり超一流は何でも飛び抜けていますね。

大女将と若女将が初めに出てきてお食事開始したのですが、ゆっくりとゆっくりと高級食材を物凄い手間暇をかけて加工されたお食事がでてきました。(一例を下にお見せします。)
味は極上。可能な限り地域の食材を使ったものが出てきましたが私の味の表現力というのはそもそもプアなものですので、正直「極上」というのが正しい表現で、ご飯粒も肉も魚もみなパクパク口に入ります。途中で「お箸休め」が出て来ましたが、今では全国に広がったこのお箸休めという言葉自体がこのお見えがそもそもの発祥だということでした。

気づけば食べ終わったのは食事開始から3時間15分後!とてもそんな時間が経ったようには思えない素晴らし時間を過ごしました。最後に若女将の提案で写真を2葉撮って頂きました。

お腹だけでなく心も満たされてこの日本の超有名店の一つ招福樓を堪能させていただきました。御招待いただいた方には感謝と言う言葉ではあらわしきれない深い感謝を致しました。

帰りにはクラブ・ハリエに寄って沢山のお土産を買い込んだ後、更にこの八日市で有名なあるものを手に入れるべく高速道路のドライブインで下の写真のキー・ホルダー「飛び出しトビタくん」を手に入れて満足して家路につきました。
今では全国区になったこの人形。実はこの八日市が発祥の地です!

美味しい料理を食べる人生に益々強く惹きつけられている我が家族一同です。


2021年10月23日土曜日

Twitterの詐欺グループが近寄ってくる

Twitterのアカウントは持っていますが、tweetした事は一度もありません。

理由は簡単でつぶやくべき内容など何も持たない人だからです。これまた簡単ですね。そもそも殆ど誰もfollowもしていませんし、使い方もよくわかっていないレベル。

アカウント自体は10年前から持ってはいますが、今までにフォローした有名人は極少数。日本人の方は殆ど知らないようなアメリカのbio companyや科学論文の出版社、アメリカにいた頃の友人達でcomputer securityの専門家である友達、ロシアのニュースサイト、Richard Branson、Lebron James等何だか普通に他人から見当たら統一性の一切無い、数え上げても10あるかなと言うくらいの人とサイトです。

ところが、そんな「twitterをほぼ使っていない私」にもどう考えても副業に誘い込む詐欺勧誘メールが遂にやってまいりました。以下、その全文なんですが、ニホンゴが何だかな・・・。もう少し日本語を磨くか本物の日本人にきれいな日本語に直して頂いてから再挑戦していただきたいものですな。

われわれはアルバイトや正社員を探しています。日本人のみ募集します、年齢25歳以上が必要です。 家で暇な時間を利用する働ける仕事です。この仕事の収入が他の仕事の収入より低くありません。 
職務内容:Amazonのセラーが指定した商品をサポートし、商品の売上とページトラフィックを向上させることです。 8~10%の収入を得ることができます。 労働者でも、会社員でも、主婦でも、オンラインショッピングができれば、このプログラムに参加することができます。 給料はリアルタイムで支払います。1つの任務が終われば、すぐに給料が支払います。1つの任務にかかる時間は平均3~5分です。 本気でお金を稼ぎたい人は大歓迎!

そもそもインチキ・レビューのお誘いも商品購入のお誘いも誰がそんな愚かで怪しい誘いに乗る?と言いたいところですが、こんな勧誘に乗ればあっという間に金を無くした上にアマゾンとtwitterのアカウントを永久凍結されて終了になるでしょう。

まあそんなくだらない話は別として、本日たまたま見たメインページに登場してきた(昔から好きだった)荻野目洋子ちゃんがやっぱり相変わらず可愛かったのでフォローしようかな?w


2021年10月22日金曜日

震えて目覚める

最近はいつも猫を脇か足元において寝ています。

実は、最近は急激に寒くなってきてこの関係がもう一段親密になってきました。夏の間は寝る時に私が掛け布団をスッと猫の体に載せても体を曲げてそのまま出ていくばかりでした。

ところが、ここ最近は急に寒くなってきたためか布団を掛けてもそのまま素直に動かなくなって私と一緒に寝てしまう事が多くなってきているのです。私がよっぽどドカッと動かない限りは猫も驚かずそのまま朝まで一緒にすやすやと寝てくれます。(とは言え朝4時過ぎには必ず餌を欲しがって大声でニャーニャー鳴いて嫁さんを起こすのですが。)

理由は簡単でお互いそのほうが暖かいからなんですが、あまり室温調整に気を使わない私に今朝は問題が発生しました。

パッと目が覚めた私は自分の体が物凄く激しくガタガタ震えていることに気づいたのです。いわゆる「歯の根が合わない」という状況。思わずガバっと寝床から起き上がって隣の部屋へ行って布団を一枚出してきました。明らかに季節に合わない薄い掛け布団一枚で寝ていた私が悪いのです。

瞬間的に反省し、暖房のスイッチオン。外の気温は間違いなく10℃前後だと思いましたが、調べてみたところ12℃。道理で震えるほどに寒いわけです。今後は羽毛布団を引っ張り出して寝ることにします。名古屋の夜も寒くなることを忘れていました。w

これで私とサイド・バイ・サイドで眠るニャンコも暖かく気持ち良い夜を過ごすことが出来るようになることでしょう。なんだか、猫に辛い思いをさせてきたのかも?と思うと、申し訳ない気がします・・・。


2021年10月21日木曜日

突き抜けて生きる人

私がグルメ、というよりも「ものを食べる事」を映す番組に目覚めたのは最初は深夜食堂、そして次に孤独のグルメでしたが、最近はPSゴールドとその派生番組であるオモウマい店です。

そのPSゴールドの中にスーパーヒューマンと言われている女性(元は男性)の栞(しおり)さんという人物が居ます。この人がそう言われる理由は明確で、本当に多芸多才で何をやらせてもものすごく上手に熟してしまうのです。

しかも、塾の講師でもありレストランのオーナーでもあって、今でも真っ赤なZに乗ってナゴヤドームの近辺を走っているのを時々目撃されています。(私の勤めているバイト先の病院の運転手さんが「この前も反対車線を走ってましたよ」と言ってました。)

そしてこの人が凄いのは実は70過ぎて周りの人にポジティブ・オーラをばらまき続けること。何よりも年令に関係なく次から次に新しいことに挑戦していく姿が物凄く美しく楽しいのです。こういう人が目の前にいるとつまらないことでクヨクヨすること自体がつまらなく思えてきます。

自分で運命を切り拓くという意味では「自分の運命の主人は自分自身である」というアメリカ的な標語をまさに地で行くスーパー・ヒューマンです。LGBTという事がこの人の前では全く紙切れのように軽くなって、そういうものに対する偏見と差別の壁を容易に超えさせてくれる素敵な人物です。私自身はLGBTでは無いのですが、昔からいろんな性といろんな生き方はあって自然だと考える人です。

彼女自身は最近はコンサートまで開いて人生満喫しているようですが、私も金と家族のことを考えずに送れるような人生というのを考えて見る必要があるのか?それとも家族のことはそのままにしてやっぱり楽しめる人生を考える?

私は所謂「いい人」(<自分でいうか?)なので、家族を捨てる選択肢はないかな?

とは言え、先ずは歳も還暦に近づいてきたので、以前は封印していた薄いピンクの生地のセーターや派手なスカジャンなんかを来て町中を歩こうかなと思います。もうこの歳になってくると、人からなんと思われようと「知らん」と言えるようになってますから丁度いいですね。

人生は短い。人に迷惑をかけない範囲で自分らしく生きたいものです。

2021年10月20日水曜日

俺が名付け親???

以前、ある縁でベトナム人の若夫婦の日本における身元引受人になったことがあります。

数年前の話ですが、勤務態度も真面目で日本語も上手です。その彼等も子供に恵まれて元気に過ごしていたのですが、奥さんが赤ちゃんを連れてベトナムに連れて帰っている間にコロナが拡がって日本に帰ってこれなくなっています。

ビデオ通話で普通に顔を見て、普通に会話をしていつもコンタクトはとっているようなのですが実際には我が子を抱っこしてあげられないこの2年間だとのこと。新米パパにしてみれば何とも砂を噛む様な日々だとは思いますが、ここは我慢のしどころです。

さて、この彼のことを仮にD君と呼びましょう。その彼が今度日本に帰化申請をすることになりました。そのことに関してその姉さんからも相談を受けてどんなステップを踏むのかちょこっと聞いてみたのですが、その点に関しては行政の方に相談することで淡々と進めていくことになっているようです。

ところが、問題は帰化申請時の日本語名。勿論ベトナム人としての本名は有るわけですが、申請時にはきちんと日本語名を別に出すんだそうです。

という訳で、相談があったのはその名前。親族でボートピープルとして日本に来て以来その親族は既にかっこいい日本人としてのファミリー・ネームを持っておりますので、それを姓として使うのは当然として(私の苗字より間違いなく10倍かっこいい苗字です。)

さて、ここで考えどころなのは「お世話になっている私に名前を考えてほしい」という難易度の高いリクエストが有ったことでした。この瞬間から自分の子供の名前を考えたとき以上の真剣悩みモード。最後は嫁さんにも次々とアイディアを出してもらって、最終的には幾つか候補を挙げて彼の方にフィードバックを求めたところ、いきなり「これで行く!」という決定の返答が。

あまりに急なので、それで良いのかなと逆にこちらが戸惑ったくらいでしたが、実はその名前の中にでてくる最後の韻が前からそうあって欲しいと思っていたものと完全マッチしたとのことで、それほど素早くO.K.が出たんだそうです。

大人の名前の名付け親になるなんてことが己の人生に起きるなんてこの歳まで思ってもみませんでした。しかし責任は重大。今後も彼等の人生の中で小さな助け舟を出すような自体がきた時には可能な限り真剣にサポートしてあげたいと考えるのでした。
 

2021年10月19日火曜日

弱り続ける我が家の犬

もうすぐ14歳になる我が家のヨーキーは目に見えて体力が落ちています。

ネットで調べてみると、人間で言えば既に72歳であってシニアを乗り越えて高齢犬と言うカテゴリーに入るようになっています。この頃この爺さんに元気がありません。

最初の頃は意味もなく走り回る感じで、正に人間の子供と同じ「Energy Ball」という状態の仔犬でしたが、歳を重ねるにつれ自然と落ち着いてきて跳ね回るような行動も少なくなってきました。もともと膝関節が弱いのがヨーキーの遺伝的バックグラウンドの一つなんですが、その点に関しては何とかかんとかアメリカでオペ無しで乗り切ってきました。

ところが、日本に帰ってきてから今度は別の症状が鎌首をもたげて来ました。もっとも問題なのは気管虚脱。かなり頻繁に「ヒーッ、ヒーッ」というような音を出します。基本的に外科手術を行ったり、咳止めや気管支拡張剤を使って症状を抑え込むなどの方法が使われるとのこと。実際のところ我が家の犬には咳止めが処方された折にはかなり症状が落ち着きました。

また、最近はペニスから突然鮮血が確認されたりして、尿路内の石の存在や腫瘍なども疑いましたが、獣医で詳細に調べたところもしかしたらペニスの外皮を傷つけて出血したのかも知れないとの一時的結論を得ました。(以降出血は発生しておりませんが。)

更に言えば、最近は少しだけ歩いただけでも疲れやすくなっていたり、ほんの少しの段差でもよろついて登ったりと言うような感じです。また、床にポイッと投げてあげた時の餌探しが異様に下手になりました。やはり視力に関連した問題を強く疑います。

犬も人も加齢と共にあれやこれやと老いていくのは自然ですが、来年の今頃も我が家のチビ助は元気でいてくれるのでしょうか。


2021年10月18日月曜日

心より敬愛した人物の死去

私にとって恐らく存命中の人物でもっとも尊敬していたアメリカの良心が亡くなりました。
Colin L. Powell第65代合衆国国務長官です。84歳。(自分の親父と一つ差ですが、彼我の差は・・・。)

ジャマイカ移民の息子としてその長大なキャリアの階段を物凄い勢いで駆け登っていった立志伝中の人物でした。アメリカに生きる黒人であれば夢に描いても描ききれないような素晴らしいキャリアを獲得し、得られる全てのメダルを掻き集め、大統領選も(黒人が大統領候補になったら殺されると恐れた嫁さんに反対されていなかったら)恐らく大量得票していたであろう大人物でした。(オバマが大統領になった時に涙したというエピソードあり。)

常に理性的で温厚、IQは180と言われていました。人生最大の汚点はG.W.Bushの時の湾岸戦争開戦の口実となった大量破壊兵器の根拠になったインシデントを信じてしまったことと言っていたのは何度も報道されていましたが、それを差し引いても私はこの人物は理性と民主主義の生み出した善意と努力の塊だと思っています。

アメリカにいた頃、My American Journeyを買って読んだことがありますが、軍人であっても穏健、しかし最後の一線としての「国を守る気持ち」は鋼鉄のような硬さ。ベトナムで戦った男です。(ぜひ読まれてください!)ネオコンを蛇蝎のように嫌い、アメリカをなんとか正気に戻そうと戦い続けました。ネオコンのど真ん中で!

最後は私のような元NIH研究者には馴染み深いベセスダの海軍病院で亡くならたとのこと。心の底の底より哀悼の意を表したいと思います。

人の指導者であろうとする人間であれば間違いなく人生の指針として役に立つであろうColin Powell's 13 Rules for Leadersを一度読まれてみることをお勧めいたします。

2021年10月17日日曜日

ジェネリックは本当に問題なかったのか!?

少し前に日本の製薬能力に疑義を呈した記事を書きました。

その後も、院内では更に次々とアノ薬が製造停止、アノ薬が製造中止などという自体が急激に進行しているという状況です。何故こういう自体が連鎖反応的に進んでいるのかという事を院内の薬剤師に伺ったところ、前回の日医工事件の後に各製薬会社が(おそらく厚労省の指導?)己の会社の作っている薬に関してきちんと再評価をしたところ、溶解試験その他で全く提出した基準を満たさない薬がザクザク出てきたというような話。ホンマかいな?と言いたいくらいの惨状のようです。

以前はジェネリックは最低限の基準は満たしているのだろうというようなという「希望」のもとジェネリックに偏っていろいろと処方していたのですが、日本のジェネリックの世界の悲惨な状況を見渡すとジェネリックはヤバいのが多いのかというドス黒い懸念が叢雲のように湧き上がってきます。


ずっと昔は飲んだ薬が消化されずにウンチとともに出てきたなどという笑うに笑えないレベルの話が出ていたりしていましたが、消化管のどの部位でどの様に溶けるのかという技術自体が「特許もわざと取らない」ようなハイテクなのだということを製薬会社の友人に聞いたこともあります。そういうところに金のかかってない「成分のみが同一」と言うレベルの薬であれば、患者さんが「先生、この薬に変わってから効きが悪いような気がするんです。」と言うような話をもっと真剣に聞く必要が有るのかも知れません。

国の政策でジェネリックに誘導され続けてきた最近の日本の製薬業界ですが、異様にいびつな形で元の薬を作った会社も、ジェネリックを作った会社も知に収益が下がり続け、共に倒れかねないという時代がきています。

製薬会社の通知してくる「誠に申し訳ございませんが、既採用の医療機関様への安定供給を優先するため、新規ご採用および既採用先におけるご注文増加のご辞退をお願い申し上げます。」というような、お前どこの殿様商売?と言うようなお話をそろそろ完全に無くさないと誰もジェネリックなんて使わんくなるよ?と言いたくなります。

2021年10月16日土曜日

タバコの値上げと患者さん達

この10月に入ってそれなりにタバコが一斉値上げとなりました。

外来に来る喫煙者の患者さんの中には筋金入りの喫煙者というのは結構たくさんいて、昭和の昔から(下手すると小学校の高学年の頃から!)大量のタバコを吸ってきた人達はなかなかやめることが出来ない人も当然ですが普通に居られるのです。

一日3箱ぐらい吸っていたなんて言うツワモノもいるのですが、高齢者になって金銭的にきつくなってくると一日6-7本という微妙な数に抑えている人が多いですね。この数だと1週間で2箱数回中というところ。それを何故か金科玉条のように遵守して自分の出費に抑制を掛けている人が私の外来では「何故か」多いです。

少し調べてみたところ、セブンスターの売出し開始は1960年代後半で一箱ちょうど100円!ところが今回のタバコ増税で600円ですから、本当にすごいものだと思うんですが、実際には国家公務員の平均給与の方も当時と比べると同様に上昇していますので、まあそこら辺はすり合わせてるんでしょうね。

今回の値段上昇を受けて「先生止めようかな~」と言う人は今までと違って今回はあまり現れませんでした。外来に来るこれら筋金入りの長期喫煙者の人達は平均して70-80程度の年齢の方々なんですが、紙タバコから電子タバコに移った人達というのは殆ど居りません。若い人達とは大違いで、このあたりの新しいものへの移り変わりの「無さ」がrigidityというか加齢というやつなんでしょうか。

せっかく禁煙外来を立ち上げても製薬会社の無能さ故に禁煙用の貼付剤が配布されないなどという異常事態の続く日本。せめて医療者側で禁煙のアシストをしてあげようと思ってもそのための道具が製薬会社から配られないとんでもない国「現代日本」です。

2021年10月15日金曜日

娘達がNY旅行中

LINEでいきなり長女から連絡。

何回か連続でピコピコピコーンとなったので、写真かなと思ったらやっぱりそうでした。飛行機から撮ったマンハッタン周辺の写真が数葉とリッチモンド国際空港の出発前の写真。それに対してコメントを返したら、更に追加の写真が入ってきました。

やっぱり姉ちゃんだな~と感じたのは次女の極端な方向音痴に備えるために、ピッツバーグからやってくる妹の到着便の一時間早めの到着便をわざわざ選んで待ってくれていたのです。ほとんどアメリカにおける母親的存在ですな。彼氏に対してもこんな感じで対応していたのを日本で確認しておりましたので、大学入ってからはいろいろと変わってしまった長女のキャラが妹向けに役立っているようです。

その後も、バージニア時代の友人でNYでキャスターをしている友達に会いに行ったり、NYの街中を妹と楽しそうに歩いては写真をパチパチ撮っているところを送ってきます。そもそも長女の方はNYUのgrad schoolにも行っていましたから、マンハッタンとその周辺の事は自分の庭のようなものです。

art galleryやおしゃれなお店の中で写真を撮っているのが次々に送られて、それらが嫁さんと娘達と私のLINE内でbindさせたファミリーのアカウントの中で炸裂していました。

最後の方では昼と夜に二人で食べたと思われる美味しそうな御飯の写真が・・・。何だかやたらと美味そうで、そんな生活をエンジョイしている仲の良い二人の娘達を見ていると、親でありながら何だか羨ましくなってしまいました。

ところで、私にも彼女らのアクティビティに伴って次々とアメックスからメールが入ってきました。何かと思えばほぼ全てUBERからの請求。30~35ドル前後の請求ばかりです。
まあ、今回の旅行中はお父さんのカードを二人合わせて$500までは使っていいと言ってあるのを「律儀に」実行しているようです。w

この旅行中、長女はいつもはリモートでしか顔を会わせない上司と物理的に会うんだそうですが、少しは緊張してるのかな?

楽しく安全な小旅行を楽しんでもらいたいものです。

2021年10月14日木曜日

長女が三度目のコロナワクチン・ショット

前から「今週には三度目を打つつもり」と言っていたリッチモンドに住む長女が遂にアクションを取りました。

前回に打ったときもここのブログで書きましたが、あの二回目のショットから早いもので既に6ヶ月と一週間経っています。抗体価の測定とかをやっている訳ではないので一体どういった抗体価の変遷を経ているのかはデータ上では出てきませんが、とにかく打つと決めてアクションをとりました。

何というか、彼女は自分で物事を決める時にsuggestionはきちんと受けるし、あらゆるデータをさっさと集めて行動を取るタイプの人ですので、今回の週末のNY旅行の前に新型コロナ・ワクチンを打つと心のなかで決めて行動したようです。

結果はどうだったかというと「少し腕が重かった」という位で特に何も思い副反応はなかったようです。私自身は三回目のショットが彼女にどんな感じで反応出すのかちょろっとだけ心配してたんですが、とにかく問題となるような問題は出なかったようです。安心いたしました。

結局、アメリカのショットカバー率を淡々とワクチン接種を続けていた日本が追い越してしまいました。アメリカは日本以上に「打つ人は打つ、打たない人は打たない」の国ですので、そういうことになるのでしょう。

いずれにしろ私も日本政府の方針に従って12月か来年くらいには二度目のブースター・ショットを打つことになるのではないかと思います。良いことだろうが悪いことだろうが打つ手がある時はやるだけのことはやるのが私の取る(一家の主として取らなければならない)方針ですので、当然今回も打つことに致します。

世の中全ては確率論。賭け続ける人生は娘も私も変わりません。


2021年10月13日水曜日

認知症サポート医の資格取得を依頼される

最近、多くの方々が普通に長生きをするようになって認知症の方が増えています。

そんな時代において認知症の人間をサポートするのは認知症になりつつある患者さん達自身の積極的関与も含め、家族、地域の御近所さん、数多くの公的機関、かかりつけの医師、認知症の専門医など様々。

ところが、意外とこのシステムにも「中抜け」というのがあって、地域及びかかりつけの医師達と専門医の間のブリッジングをするもう一段のリングがなかなか少ない状態でした。そこで設定されたのが、公的に認められた認知症サポート医という存在。

認知症の人々はその多くがその認知症を発見されるまでに種々のパスウェイを通って最終的に「届くべき機関」に辿り着くと言うケースです。そもそもが公的役場にまずは相談するという事や掛かりつけのお医者さんに行っても認知症のケアをどう受け始めたら良いのかという事すら知らずに途方に暮れている人々がまだまだ多いというのが現実。

実際のところ、そういう人達に次に進むべき道筋を示してあげる事ができる人達が増えれば増えるほど世の中はもっと住みやすくなるわけです。認知症なんて今の「皆」普通に長生きする時代においては病気というよりも長生きの結果として現れた一表現型のように普通になってきています。しかし、その表現形は実に様々。勿論、死ぬ直前まで心も体も健康長寿ならそれに越したことはないんですけど普通はそうはなりません。

結局、簡単に言うと欠けたものがあればそこはサポートすればよいだけの事。ただしその時にサポートの量と質は限定的であれば困ってしまうのは認知症の人。物理的にも経済的にもそういった人達をサポートするために今回の資格を取得することを病院の事務方トップから依頼されました。

実のところ、この制度を利用して資格を取得することで病院側は追加の保険加算が淡々と得られるのがメリットなんですが、私自身はこの資格取得時の学習を通じてもう一度現代日本における認知症に対するケア・システムの学習と認知症そのものの診断におけるアップデートされた手順を学び直そうと思って取得することにしています。

取り敢えず、6時間半分の事前学習用のレクチャーをネットで受講し学習した後テストを受けました。今のところ後は今週土曜日のグループ・ディスカッションが残っているのでそれを終了させたら資格取得です。

これで訪問診療での認知症の人々のケアも含めもう少し自分の実力が上がって、より質の高いサポートが出来ると良いなと感じている次第です。

2021年10月12日火曜日

知らなくて良い秘密

今日バイトに行った先の病院で看護師さんに何時ものように話しかけられました。

在宅に行く道すがらだったのですが、その看護師さんが「先生知ってますか?」という思わせぶりな口調で話を切り出し始めたのです。私は当然何の事か掴みさえわからず「なになに~?」と聞き返したのですが、なかなか話し出してくれませんでした。

それでも「実はですね・・・。」と話し始めたことが、このバイト先に私の勤める病院から2週間前からやって来ている新顔のA医師の話でしたので、訝りつつも話を聞いていくとその口からは驚愕の内容が語られ始めたため、思わず「嘘やろ!?」と切り返してしまいました。

ところが、その驚愕の内容が語られた事実はバイト先の病院の常勤であるX先生が、内科外来で仕事をしている時にやたらと向こう側から大声で偉そうに話している声がするので見てみたらそのA先生が居たというのです。バイト先での仕事2回目なのにもう上から目線?というくらいに感じていたらしいのですが、後で伺ったらこの先生実は人物特定とプロファイル探しが大好きなんだそうです。

いつも新しく病院にやって来る先生の人物がどんな人なのかというのをネットで検索して、評価の一環に入れているという話で、このA先生も早速その俎板の上に載せられました。

ところが、出てきた関連ストーリーが良くあるFB等のリンクなどではなくて、愛知に来る前の田舎での「数々の事件」の事がこれでもかという様に顔写真付きでゾロゾロと出てきてその内容が全国ニュースに載ってしまった話ばかりだったとのことで、私にまでそのさざ波が伝わってきたのでした。そもそもそんな事知らんければよかった・・・。orz

個人的には「何だか変わった先生やな~」位にしか思っていなかったのですが、その裏の顔はどうやら「変わった」ではとても済まない「危ない」先生でした。

明日からどうやって話をしよう。そもそも殆ど話さない先生だったけど、まさかそんな先生だったとは。隠してたつもりだったんだろうな。でも、今の時代は他の人の経歴とかに何の興味もない私の様な人間は稀で、むしろタタンとキーボードを打つだけで人物の数々の秘密が顕にされる今のネット時代ではそれを使って人のことを知ろうとする人のほうが普通。

知らなければ会釈程度に挨拶して普通の生活が送れたと思うのですが、明日からは内心ではそうも簡単にはいかない予感がします。院長先生知っているのだろうか・・・。私からは言いますまい。

2021年10月11日月曜日

足が臭くならないように・・・

アメリカから帰り、十分にオジサンと言われる年令になって気を付けている事があります。

それは臭くないオジサンであること。嫁さんに結婚する前から言われているのは(というか嫁さんの嗜好なんですが!)毛濃いのと体臭の強い人はめちゃくちゃ苦手というものです。あと、付け加えるとすれば筋肉ムキムキも嫌いらしんですが、それは私には望んでも手に入らない体質ですのでここでは措いておきます。

私自身は昔から体毛と言う意味では本当に毛が薄く、ここ数年薄くなっている頭頂部を除けば!髭も脛毛も濃くありません。髭などは朝に剃っても夕方にはもう「ホントに剃った?」と言いたくなるような凄い髭の出方をするインド人の友人などを知っておりますので、私の体毛というのは世界レベルで見れば極薄なのだと思います。

さて、そのオジサン的なもののもう一方の雄というのが体臭。これに関してはそもそもコントロール出来るものではないと思うんですが、幸いにして嫁さんと娘達の嗅覚レーダーでは「お父さん臭く無いよ」という仮のお墨付きは頂いております。まあ、精々のところ身内からのお墨付きなので当てにはならないんですが、口に全く鍵を掛けずに人を批評するある病棟の師長さんは、私の傍を通る際に鼻をクンクンさせ「うん、先生は臭わんね。合格。」等とその口さがないキャラの人物からも同様のコメントを頂いておりますので、それなりに良いのかな?等と考えております。

とは言え油断をするといかん!という事でアメリカにいた昔からシャワーは朝夕2回浴びていて、日本に帰国してからは出勤時にシャツを1枚余計に持っておいてもし汗を沢山掻くことがあったら取り敢えず着替えるようにしています。

その他は口臭や足の臭いなのでしょうが、太古の昔、学生の時に確かに強烈に足の臭いがする後輩がいましたが、本人は自分にはそんな臭いがするとは思ってはいなかったので、やっぱりこういう事は他覚的に客観性のあるコメントが要るのかな、と思ってしまうのです。

という訳で、こちらに対する対策は私の場合単純で「同じ靴を連続では履かない」ということにしています。こうすると実は靴も長持ちします。靴は全く同じ靴を履かない状態で凡そ三週間弱は連続で次のサイクルまでは持ちますので、臭いは付けないようになっているハズ・・・です。

それでも、結局のところは加齢と共に我々夫婦もそれなりの臭いを出すようになるんですかね~。家に行ったらそれなりの年齢の人達の家ではそれなりの臭いがしがちですしね。実は我が家のそれぞれの実家に帰っても80前後の両親宅はそんな感じの臭いはしないので、やれば出来ることなんだろうとは思いますが、その時にボケてたらやっぱりアウトですか。

まあ、そんな歳では子供達以外には頻繁に訪れる人も無いでしょうが、少なくとも息子がいる間は(嫁さんは!)ボケる暇もありませんネ。


2021年10月10日日曜日

素晴らしい効果!

この家に住み初めてこの秋で6年経ちましたが、気になっている事がありました。

それは少しずつお風呂の床がくすんで来ていた事です。常々定期的な清掃をしていたんですが、おそらくいつも行うブラッシングでは落ちない汚れが極僅かずつ重なってきて最終的に6年でくすみを作ったのだと思います。

客観的に観て汚れは全く目立つものではないのですが、最初の姿を知っている私から見ると「やっぱりくすんでる」と思える変化。もともとキレイサーモと言う床材で、汚れにくいはずですがそれでも時間の経過と使う人間の数の多さはそれに抗います。

結局、今回の掃除の勝利の鍵は使ったオキシクリーンでした。中身は過炭酸ナトリウムなんですが、これを40度のお湯を入れた風呂桶にキャップ4杯ほど入れて、かき混ぜ完全に溶かしました。

その間に排水口に水をまるまる溜めたポリ袋で蓋をして床全体にお湯を張りました。そしてこの深さ3センチほどの張った湯の上に最初に作ったオキシクリーンを溶かし込んだ風呂桶の中身を万遍なく撒いてそのまま5時間放置しました。

家族と外出して帰ってきたあとで、その床を見ると!キレイに泡が薄く汚れを包んで浮き上がっていました。その上でこの水を抜いて床を優しく擦るともともとの床の色がスーッと見えてきました。思わず微笑んでしまいました。シャワーを掛けてさーっと流してしまうとビックリするほど美しいオリジナルの床が再登場!

これほどの変化を見せつけられたら今度は床だけでなく壁の方にもこれを使ってみたくなりますが、それはまた次回以降ということでネットで調べてやってみようと思います。

いやあ、アメリカにもいろんなタイプのオキシクリーンありましたが、綺麗になるもんですね~。素直に驚きましたし、何よりも自分の心がカラッとしました!週末のジョブとしては最高ですね。


2021年10月9日土曜日

両極端な人々(清潔と不潔のハザマ)

テレビの人気企画でいわゆる汚屋敷に住む芸人の部屋を掃除好き芸人が綺麗にしていくという企画があります。

その企画は嫁さんに初めて番組として見せられたときに「凄い綺麗になるもんだな~」という驚きと同時に、そうなる変化の前提を作り上げた驚くほど汚い部屋に住み続けている老若男女を見ていると「片付けができない」という次元を超えて、よくまあこんな部屋で人間としての生活が出来るなと単純にアゴが落ちます。

部屋に住んでいると言うよりも、雑多に突っ込まれたゴミの塊の中でインスタント食品や買ってきたお惣菜を食べ散らかして、そのゴミの脇に残る狭いスペースで寝るという毎日は既に人しての何か大事なものがぶっ壊れているとしか思えないんですが、似たような人の元祖は恐らく葛飾北斎ですよね。この人も確実に家族も含めてぶっ壊れていたようですが、天才だから許されますか。

このゴミ屋敷の住人以上に私が「壊れてるな~」と感じたのは清潔側に極端に寄ってしまっている芸人達の姿。これも以前からカメラを家に設置してその異様な潔癖症を画像に残していますけど、完全にOCD(Obsessive Compulsive Disorder)だなって思いますね。

シャンプーをめちゃくちゃ使い続けて体や髪を洗い続けたり、部屋に入る時に素っ裸になって家の中を何度も何度も掃除機とモップっで拭き続けたり、部屋の中に入った時に外から持って帰ったものを全て風呂場で洗うとか、家を汚さないためにそもそも一切人を家に入れないとか。

その正当性を誇らしげに語る病人もいれば、己の様子を画像で客観的に見て自分を「きもい」と改めて言う人間もいましたが、何れにしてもその特徴は自分の意志では止められないこと。

これらの深刻さには家族の関与がある場合にはよりデカくなるようなのですが、こんな人の配偶者になるような人は大変でしょうな。(相手がいればですが・・・。)

生物として生きていくということは「清潔と不潔」の間を往来しながら生活するわけです。口からものを入れても必ずそれは無数の大腸の菌からの処理を受けて最後は糞となってでてくるわけですが、それを体内に抱えつつ一生を送っているのに外はアルコールをシューシューやってと言う生活。

今回のコロナ禍で、この素因を持っていた人達は発症したり余計に症状が酷くなったというような人も「大量に」いるでしょうね。単純に可哀想な人達です。治療も可能なんですが、その頑固さと個人史次第では治らない人もいます。

医者の中にも普通におりますので、驚きはないんですが・・・。(因みにその方々は配偶者フリーです。)


2021年10月8日金曜日

震度5強!

7日の10時過ぎに10年ぶりの震度5強が関東で発生しました。

震度5強というのがどれほどのものかと言うのを調べたところ、
●人の体感・行動 
 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 
●屋内の状況 
 棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。 
●屋外の状況 
 窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。
とのことです。

関東大震災は震度6となっていますから、そのひとつ下のレベルですね。尤も、この震度5とか6とかにはそれぞれ弱・強がありますし、その地域における建物などのインフラのセッティングの差によってマグニチュードが同じでも、被害状況は大きく異なりますが。

10年前の東北大震災のときも首都圏では大量の帰宅困難者がでましたが、今回も同様に帰宅に困る人達がたくさん出た上に、首都高の全面閉鎖で一般道は長い駐車場状態と言えるほどの大渋滞に見舞われた様子が映し出されていました。中にはエレベーターが止まって悲惨な目に遭ったタワマンの住人である芸人が自分の住む高層階まで筋トレさせられたとかいう話も。

わたし自身が経験した地震で最大のものを調べてみたところ、自分が五歳になる前日に経験した地震で、1970/7/26に日向灘沖で発生したM6.7(震度は5)のものですが、母方のおばあちゃんの家(勿論、平屋の木造家屋)で凄い揺れに遭遇したのを覚えていますが、あれはチビだった私に強い記憶として50年後の今でも残っています。

大都市は普段便利だけど、一旦大規模災害が発生したときの被害の状況はその人口密度と建造物の高密度ぶりから、他の田舎とは文字通り桁違いのレベルになりがち。今回の地震が更に大規模な地震に繋がる何らかの前触れで無いことを切に祈るものです。


2021年10月7日木曜日

100歳超えの人々を診る

長寿者とは何歳からそう呼ぶのでしょうか。

病院や在宅で100歳超えの方々を診察することもありますが、そのレベルの方々は今の人類のあらゆる標準的観点から見ても長寿者でしょうが、私が生まれた昭和の半ば頃は70歳でも十分にかつ明らかに長寿者に入れてもらえる程の平均寿命。

しかし、令和の今時だと60代で亡くなっても「何かご病気でも?」と言われてしまう程みな普通に70代、80代まで生きます。事実私のフツーの両親ももう83にまで届きました。取りあえずは二人共まだなんとか支え合って自立した生活を送っています。私もこの歳になってくるとそういう歳で自立して支え合っている両親の偉大さに普通であり続けることの凄さを感じます。

70歳でヨレヨレの人もいれば90超えてもしゃきっとして呆け一つ感じさせない人もいるわけで、還暦を過ぎてからの生物学的老化の速度の差は本当に大きいと思います。
生活歴の差は年をとってから大きくその表現系に影響を与えるようで、出鱈目な生活を送ってきた人達は年取ってからやはりその「おつり」を体に貰っているように思います。

しかし、そういった生活歴にあまり関係なく90にはいってまだ元気な人達というのはやっぱり遺伝子のレベル、そして怪我や事故などに遭わなかったという意味で「選ばれし人々」なのでしょう。分子生物学的にはおそらくテロメアが長いし、遺伝的エラーの修復に関連した抗酸化遺伝子の集団が立派に働き、P53がもりもりと仕事をしてくれているのでしょう。

そして極めつけは100歳超えの人々。いくら超長寿者と言っても90を超えてくると一年一年が違います。櫛の歯が抜けるように「来年は居られない」というような感じなんですが、そこを超えてくるのが百寿者。

私が診させていただいている100歳超えの方々の中には「いや、70代でしょう?」と言うような方が居るのです。どう考えても生物学的な奇跡としか思えません。息子さんや娘さんでさえ70代後半とか言う感じですからびっくりですよね実際に会うと。

天寿という言葉がありますが、何歳であっても充実した人生を送った方であればそれは立派な天寿。長く生きて天寿を全うする方々もいれば、濃密な中身で世界にエネルギーを放ち続けて生物学的には短い時間で天寿を全うする若者も居るわけです。

今後も日本で百寿者はどんどん増え続けますが、きっとまだまだ私を驚かせるような若々しい百寿者が目の前に現れるのでしょう。

2021年10月6日水曜日

(日系アメリカ人の!)ノーベル物理学賞

ノーべル賞受賞者発表の季節になりました。

秋の夜長にニュースの画面をつらつらと眺めていると、スウェーデン語を喋るおじさんが何か日本人ぽい名前を読み上げました。ネットで確認すると「真鍋淑郎」というプリンストン大学の先生が受賞されたとのこと。

いわゆる「日本脱出組」の方々の一人ですね。私のように何となく国外に行って好きな事やるぞ!と言う感じではなくて、恐らく米国においてはまだまだ反日の感情も強く、敵国人として日本人と戦った実戦経験のあった人達も中堅どころとして沢山日常生活の中にいた頃のアメリカで研究を始めた先生。マスゴミの連中のように間違ってはいけませんが、南部先生等と同じで日本生まれのアメリカ人です!

先生御自身がインタビューで答えられていましたが、日本では「和」を大切にするというような事が多くて、それを先生御自身はネガティブな意味で捉えられていたいたのにニヤリとしてしまいました。正にその通りで、研究内容に関して「空気なんか読まない」と言うのは超一流の先駆的研究者には必須の資質ですが、先を読む研究を自分でほとんどイチから作ってそのリーダーになって、その結果が世界に影響を与えるなんて言うのは研究者にとっては正に冥利に尽きるというものでしょう。

しかも研究費も潤沢で、言いたいことが言える世界であれば日本のように師弟の間で余計な忖度をしなければいけない事もありませんから、実力があれば素晴らしい世界です。

先生御自身は天空を翔ける翼をお持ちになっていた方ですので、どの国であろうと恐らくは大成されていたのでしょうが、やはり研究費の潤沢さやその研究を理解する人間の多さから言えばいまだにアメリカがベストだと考えます。

クラフォード賞、ベンジャミン・フランクリンメダル等の次に、最終仕上げという感じでノーベル賞が来ましたが、世界は既に先生の存在を遥か以前から始祖として崇め、「発明」の恩恵を毎日毎日十二分に利用しているわけで、先生御自身にとって今回の受賞は間違いなく「+1」程度の感覚だと思います。

それでも、こういったモデルを構成し、それをシミュレーションで実世界の解析に充てて世界の未来を予測するという仕事をきっちり仕上げ、世界中の後輩達に膨大な仕事と研究課題を残した功績は正にノーベル賞の輝きを持ちますね。

それにしても、この分野の研究が物理学賞を獲得するというのは個人的には意外でした。逆に言えば、物凄い仕事で世界に影響を与えていても、それがノーベル賞の選択エリアになければそれだけの話です。

代表例が数学のフィールズ賞みたいな世界ですが。まあ、超人・天才には本質的に第三者の評価は関係ないんですよね。研究そのものを楽しむ頭脳とそれをいじり続ける知的体力がありますから。純粋にそのセレンディピティが羨ましい限りです。

2021年10月5日火曜日

Windows11インストール!

「新しいもの好き」と嫁さんによく揶揄される私ですが「その通り」です。w

別に新しい「物」を買うわけではないのですが、とにかく世の中に出てきたサービスとかで便利そうなものとかがタダで試せるのなら直ぐに試してみる側の人間です。要するに文字通りの新しもの好きで、この点に関しては長女も笑ってくれるレベルですから、恐らく間違いない事実なのでしょう。

という訳で、今回はWindows11をすぐにインストールしました。以前から10/5にリリースされるという事が言われていましたが、今日仕事の途中に椅子に座ったとき「ア!今日そう言えば!!」ということで、リリースの日であることを再度思い出しました。

通常はこういう大型の新規インストールはメールとかで通知があったり、システム上で自動でマークが点滅して、インストール開始ということになるのですが、そんなの待っていたら最悪何ヶ月も待たされる可能性もあります。というわけで、マイクロソフトの直リンクを辿ってすぐにインストール。

こういうのは安全性やソフトのバグの大いなるリスクを警戒して「普通に慎重な人」や「業務で安全性を優先すべき人」はまず絶対にインストールしません。w
そこは先ず飛び込んで海の潮の具合を見に行こうとするファースト・ペンギン気質が抜けません。

インストールを開始して何度かオートでリブートすること凡そ一時間弱。最初のログインの時だけは「固まったのかな?(・・;)」というくらい時間がかかりましたが、その後は至ってスムース。自分のマシンの画面にWindowsらしくない画面が登場したときは思わずニヤけてしまいました。
さて、どんな困難が待ち受けておりますやら・・・。

これから頻繁にアップデートでbug fixのインストールがでてくると思いますが、一生懸命入れていこうと思います。(^^)


2021年10月4日月曜日

結局買わないiPhone13

やはり買わないことにしました。今回発表された新機種のiPhone13。

今使っているのがiPhone8なんですが、何となく「かくかくした動きが出る瞬間」というシーンが無い事はないという状態です。だからと言ってそれを代えるほどの性能差かと言うと恐らくそれはありません。

結局のところカメラの性能とBatteryの性能の向上が最大の目立つところ。勿論プロセッサは一世代変わる毎にどんどん早くなっていますから、iPhone8から5世代もアップグレードされていれば、その性能差は劇的なもののハズ。画面も勿論キレイになっているでしょうからそこに発生する価格差に納得できる人であればお金を使うわけですが、今回は難得できず。

私自身はカメラの性能アップが特大の期待なのですが、私のトウシロウ・テクではそもそも写真のレベルに変化が出るのか先ずもって自信がありませんし。更には今どきのスマホというのは生活に必要なソフトウェアを詰め込んでそれがスムースに走ってさえいれば特に生活上の問題は何もなしと言う時代です。

そういう観点で私のスマホの中身を眺め直してみると、本当に必要なソフトと言えば、以下のもののみ。
  • ニュースサイト
  • 医学的なデータ処理をしてくれるソフト
  • 薬の添付文書集
  • 体重と血圧の記録システム
  • 写真のアーカイブ
  • サーチエンジンDuckDuck GO
  • YouTube
  • ポケモンGO
  • LINE(+Telegram)
  • Google Mail
  • Google Maps
  • 日米の銀行のアクセス用のウィジェット
結局上のソフトが走れば良いわけですから、スマホの形や大きさが変わらない限りアップグレードの必要がどこにもないのです・・・。さて困りました。w

もうバッテリーが圧倒的に駄目。画面のサイズがもう少しデカくないと困る!もしくはスマホ失くした!と言う事態になるまではこのままでiPhone8を使い続けようと思います。一世代毎に劇的にモノがアップグレードされていた最初の頃からは成熟期を迎えたということなのでしょう。


2021年10月3日日曜日

一宮のオムライスはやっぱり( ・∀・)イイ!!

一宮にある目的を持っていったことは初めてでした。

東海地方にはPS純金(ゴールド)という中京テレビのローカル番組で大変面白い番組があるのですが、この番組では東海地方にある面白い店や面白い人物(世間の標準とは歯車が噛み合っていない人々)が次々に出てきます。そのままインタビューしていても見逃してしまいそうな店や人々を敏腕ディレクターが「独特のアンテナ/フィルター」を用いて文字通り発掘してきます。

前回、その中で大盛のり子さんという(この番組ではレギュラークラスの方)魔神のような胃袋を持つ極細身の女性が出てきて、10件の一宮のオムライス店をハシゴして食べられるかというチャレンジをしていたのです。今回はこの女性が大食いだと知っている店主の方の大盛り攻撃とか、お昼休みの合間を縫って大好きなブロンコビリーに行ったりというようなハチャメチャな状態でチャレンジしたせいで、9件目前後でギブアップとなりました。

その事を知って以来、一宮というのはふわとろオムライスで有名なのだという事実を知りました。
その後、あることを思い出しました。放射線科の若い技師さんが一宮から来ているという事を思い出したので、週末になる前に放射線科に行って読影をした時にその技師さんに「今度一宮に行ってオムライス食べようと思うんだけど、地元民としておすすめの店あるかい?」と聞いたところ、幾つか名前がサクサク上がってきたので、その場でネット検索してその名前を次々にメモしていきました。

そこで出てきたお店の名前はエグロンとイーグル。確かにPSの中でも出てきました。その中で我々が選んだのはエグロン。嫁さんが予約したところお昼は無理ということで、午後2時に行くことになりました。そこで、昼前に家を出て先ずは昔から気になっていたツインアーチ138に行って来ました。

物凄く眺めの良い面白い形をしたタワーですが、初めて行ってじっくりとその雄大な眺望を愉しみました。
その後は適当な時間を見計らって一直線にエグロンへと向かいました。このタワーから本当に直ぐで、車で15分くらい?でしたね。到着してみると駐車場は2時直前にもかかわらず満杯。そりゃそうですわな。これほどの人気店ですから。しかもテレビで放映されてそれほど時間も経ってないし。

中に息子と嫁さんと入って三種類オーダーしてそれぞれ食べてみましたが、たしかにお金を払う価値のある味でしたね。
カルボナーラソース・オムライス
カニクリームコロッケ・オムライス(2色ソース)
息子の分の写真(ビーフシチュー・オムライス)を撮り忘れてしまいましたが・・・。みんな美味しかったですね。今度はチャンスがあったらいつの日かイーグルに食べに行こうと思います。


2021年10月2日土曜日

昔はみんな車に積んでたもの

今日、書店に行ってある本が目に止まりました。

本の内容は「全国キャンプ場ガイド・CAMP Field Guide 1000・西日本編」というもので、アノ!昭文社の本です。
とは言うものの、昭文社と言っても女性には特に馴染みがないものなのかもれません。4つ年下のうちの嫁さんも昭文社という言葉に対して「???」と言う反応、更にダメ押しのマップルという言葉にも全く反応しませんでした。

1980年代に運転免許を取得した我々の時代、GPSというのはまだまだ全く表には出てきていなくて、種々の方式が試されてはいたものの、実際に試乗した高級車などに搭載されていたGPSで使ってみても「全く」使い物にならない酷いものでした。反応は遅いし、海岸線を走っていると自分の車が海の上を走るなんていうのはごく普通。w

という訳で、貧乏人の我々学生が必死でローン組んで移動するときの友達はどでかい地図の本。それが昭文社のマップルでした。どこかにドライブに行くにもその目的地のエリアの大縮尺の地図で目星をつけて「国道X号をYまで行ったら右折してZキロ程度走ったらそこを左折して云々」というのが昔の運転方法でした。多くの車ではその車内に日に焼けたマップルが1、2冊は積まれていたものです。

いま、GPSシステムが当然のように車についている若い世代の人達にとっては、そういう移動方法は「あり得ん!」の一言で終わってしまうのかも知れません。しかし、お金のない我々貧乏学生は立ち寄ったガソリンスタンドで、そこの回転式書架に大量に突っ込んであるいろいろなエリアのマップルからちょっと失敬して目的地あたりの地図を再確認したり、向かった先の親切な通行人に「XXXXってどういけば良いでしょうか?」と言う感じでコミュニケーションを図りながら進んでいったりしたものです。多分、同じことを今の若い人たちにさせたら恐ろしくて出発さえ出来ない人もいるんじゃないでしょうか。

今のように電話番号一発で目的の店や施設の名前が出てきて、駐車場まで案内してくれたり、キーワードでそれらの関連施設がマップのエリア周辺に次から次に表示されるとか、当時の技術水準からすれば構想ノート(遠い未来編)に出てくるだけの、もう本当に夢のまた夢の世界ですが、今はそれが目の前にあって電話の中でさえそれが見えて、渋滞や事故の状況まで判る時代。

昭和は遠くになりにけり。平成の初期のテクノロジーでさえも今と比べれば「良くあれで・・・」というようなものばかりでしたが、その時は便利に感じてましたからね。みなシステムは便利に贅沢になり続けていきます。

きっと50年後には今の我々が説明を聞いても「なにそれ?」というようなレベルの便利なサービスが登場してきているのでしょう。勿論、我々はもうこの世には居りませんが!w

2021年10月1日金曜日

明らかに減ってきた新型コロナ感染症

周辺のインシデントとして明らかにコロナ陽性の人達が減ってきました。

まあ、名古屋は常に東京からワンテンポ遅れて何でも上下動する感じですので、東京での感染者の激減をみて名古屋も遅かれ早かれ・・・と思っていたら、その通りになってきました。
一時期一日の感染者数が2000人を超え、PCRの検査陽性率が20%を超えていたような頃が嘘のような激減りです。そもそも現在のPCR陽性率は4%程度。しかも新規感染者数自体も2桁にまでなってきました。スパコンのシミュレーションでは再び年明けの1月に感染の再拡大が懸念されるとなっているようなのですが、果たして最近の傾向を見るとそんなに悠長な状態がそんな時期まで持ってくれるかな?というのが私の疑問です。

そもそも、このwaveの上下動が何故発生しているのかということが明確になっていません。勿論、ワクチン・ショットの普及による上下動もあるでしょうし、諸制度の発令による人流の制限やその中止による上下動もあるのでしょうが、こういう感じで上下動する理由に関しては感染制御学の先生でも「明確な」説明が付与されている訳ではありません。

まあ、取り敢えずこうやって減少していくというのは大変良いことなのですが、今後はワクチン接種効果の逓減と恐らくは新しく登場するであろうミュータントが何らかの影響を及ぼしてくるものと推測されます。

希望は現在どんどんと進行している経口治療薬。少なくとも早期の段階で投薬する事で大幅にその症状を緩和して、死に至ることなき状態を普通にしてくれる薬の登場がかなりそこまで近づいています。今まではワクチンによって盾ばかり磨いていましたので、今後はウイルス自体を直接攻撃できる矛が登場してきて我々医療従事者が待ちに待った「矛楯」がセットとして揃うわけです。

その時がこの年末や来春の早い段階であって欲しいと世界の人は願っているはずです。私自身もいち早い登場を毎日願っています。