2021年10月1日金曜日

明らかに減ってきた新型コロナ感染症

周辺のインシデントとして明らかにコロナ陽性の人達が減ってきました。

まあ、名古屋は常に東京からワンテンポ遅れて何でも上下動する感じですので、東京での感染者の激減をみて名古屋も遅かれ早かれ・・・と思っていたら、その通りになってきました。
一時期一日の感染者数が2000人を超え、PCRの検査陽性率が20%を超えていたような頃が嘘のような激減りです。そもそも現在のPCR陽性率は4%程度。しかも新規感染者数自体も2桁にまでなってきました。スパコンのシミュレーションでは再び年明けの1月に感染の再拡大が懸念されるとなっているようなのですが、果たして最近の傾向を見るとそんなに悠長な状態がそんな時期まで持ってくれるかな?というのが私の疑問です。

そもそも、このwaveの上下動が何故発生しているのかということが明確になっていません。勿論、ワクチン・ショットの普及による上下動もあるでしょうし、諸制度の発令による人流の制限やその中止による上下動もあるのでしょうが、こういう感じで上下動する理由に関しては感染制御学の先生でも「明確な」説明が付与されている訳ではありません。

まあ、取り敢えずこうやって減少していくというのは大変良いことなのですが、今後はワクチン接種効果の逓減と恐らくは新しく登場するであろうミュータントが何らかの影響を及ぼしてくるものと推測されます。

希望は現在どんどんと進行している経口治療薬。少なくとも早期の段階で投薬する事で大幅にその症状を緩和して、死に至ることなき状態を普通にしてくれる薬の登場がかなりそこまで近づいています。今まではワクチンによって盾ばかり磨いていましたので、今後はウイルス自体を直接攻撃できる矛が登場してきて我々医療従事者が待ちに待った「矛楯」がセットとして揃うわけです。

その時がこの年末や来春の早い段階であって欲しいと世界の人は願っているはずです。私自身もいち早い登場を毎日願っています。

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