よく知っていることだったので、淡々とお話をしてどの科に行ってどんな検査を受けて、どういう感じで話が進むかというのを頭の中で組み立ててお話ししたところ、少し気持ちが落ち着いたようでした。知っている事をお話しして、可能性としてはどのようなものがあって、というような私達医師にとっては日常の診療の延長線上のお話をさせていただきました。
結局、翌日に私がお勧めした病院に行って下さり、推測した通りの「良性のある疾患」であることが判明したのは良かったのですが、今度はその方のご主人に便潜血が…。
これに関しても、どこの病院に行って何をする事によって何が判って云々という道筋の物語を仮想の物語としてお話ししたのですが、幸いにしてこれも良性の疾患で、CTで認められた大腸の肥厚像は悪性のものではありませんでした。
いきなり発生した御夫婦お二人の緊張するような症状二件でしたが、当初の「悪い方の可能性」が共に消失して「杞憂」として終わってくれたのはまさに不幸中の幸い。加齢が進行すればいろいろな病気になる確率は常に高まっていくのは当然のことで、今回のように何時も「良い方向」に物事が収束してくれるわけでもない訳で、事実、2年前の私の親父の胃穿孔からの晩発性腹膜炎も、潰瘍の中心部に癌が見つからなかったのはまさに今回のおばさん達ご夫婦と一緒の「不幸中の幸い」以外のなにものでもありません。
何かが起きる時には何か後もう一個重なることがごく普通にあるという現実を再び思い返すと共に、起きたとしても冷静でありたいものです。(少なくとも表面的には…)
人に起きたイベントから学ぶことも重要だなと思った今回の出来事でした。
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