今、政府の中からワクチンを先ずは1回打ちでも良しと言う形で出発しないかという議論があります。
では1回打ちと2回打ちがどう異なるかという事をデータで見てみると、Pfeizer/BioNTechのmRNAワクチンを打った人々のデータでみてみましょう。
Efficacy endpoint | Vaccine efficacy (95% confidence interval) [%] |
---|---|
After dose 1 to before dose 2 | 52.4 (29.5, 68.4) |
≥10 days after dose 1 to before dose 2 | 86.7 (68.6, 95.4) |
Dose 2 to 7 days after dose 2 | 90.5 (61.0, 98.9) |
≥7 days after dose 2 (subjects without evidence of infection prior to 7 days after dose 2) | |
Overall | 95.0 (90.0, 97.9) |
16–55 years | 95.6 (89.4, 98.6) |
≥55 years | 93.7 (80.6, 98.8) |
≥65 years | 94.7 (66.7, 99.9) |
※上のリポートのオリジナルはここにあります。
要するに、上のリポートからすると1回ワクチンを打って10日を過ぎた人達であれば既に86.7%のワクチン効果が期体されるということで、その後2回めを打って7日以上経過した人の全体平均値である95%には勝てないものの、そのさの8%ちょっとという差にどれほどの意味を見いだせるかということです。
拡散方程式を用いて「その差」の新型コロナウイルスの姿勢における拡散への影響を私自身が精密に導き出すことは到底出来ませんが、政府レベルの専門家会議の中にはその程度のことならアッと言う間に報告を出せる人が少なからず居るはずで、そういった計算を終えた後の提言であれば国民も皆納得してまずは一回は打ちましょうよ!ということになるのではないかと思うのです。
それに二回目のほうが通常大きいとされる副反応のリスクも「恐れる人々」にとっては減らせますしね。
無論、このワクチンショットはワクチン悪玉論に塗れた可哀想な人達に対してさえ我々打たれた側の人間が恩恵を施す事ができる訳ですからワクチンを恐れ憎む彼等にとってさえ良いことなんです。w
政府にブヒブヒ言うのは簡単。しかし、今回のワクチン製造では日本にカードが無い分だけ猛烈に分が悪い勝負。それでも金の力とG7の間の力関係のおかげでまだ金の力を使ってワクチンを手に入れることができる幸せな国の一つです。
縁もゆかりもございませんが、こういう国家の一大事である時くらいは河野太郎に協力してもいいと考えるのでした。
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