世間を賑わせるワクチン不足問題。
遂に自分が勤めている病院でもその影響が出てきました。今までは順調に進んでいたワクチンの接種が突然パタッと止まってしまいました。本当に突然という感じで、入院患者さん達の二回目のショットが2週間延期という形で影響が出ることになりました。
今までの疫学的データを見る感じでは、以前このブログでも書いたように、三週間よりも間隔が開いたほうがどうやら抗体価のブーストのかかり方が大きい(少なくとも65歳以上の方々に関して)ということらしいので、外からの感染を引き続き防御しつつ、2週間後に2回目のショットとなりそうです。
次のロットは再び大量に入ってくることが確定しているんですが、この「遅れ」はやはり自分の国でワクチンを作ることが出来なかった悲哀を感じさせます。やはり、アメリカのようにいくらでも手に入って、尚かつ打ちに来る人達が「あの手この手を使わないと」もうなかなか来ない等という状況が羨ましいですね。
意外でも何でもないのですが、募集をかけた医療従事者の同居家族の皆さんへのワクチン接種募集では本当に驚くほど大量の人達が接種の希望票を出してきましたので、これらの方々も余計に待たされることになります。
何れにしても、我々の方では愛知県が国から配られた分を淡々と大規模医療機関に配り続けてくれる事を祈るしかありません。
東京の方ではほぼ確実に大きなリバウンドが動き始めています。嫌な方の予想が当たっている感じで、まさにオリンピックの開催にぶつかる形での感染拡大。更には入国してきている各国の選手団と役員の動きが全く当初の政府の想定とは異なり(案の定)日本人のお世話係等と接触バンバンとのこと。
これから何が起きるのか。
本当に、心から己のネガティブな予想が当たらないで欲しいです。
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