2021年7月31日土曜日

いよいよ非医療従事者への大量接種

当直だったのですが、ワクチン接種のメイン担当者でしたのでお仕事させて頂きました。

本日の接種対象者は医療従事者でも患者さんでもなく我々の病院職員さん達の御家族であればどなたでもというもの。一旦、ワクチンの供給が滞ったことで、既に予定よりも2週間の遅れが生じていましたが、他の病院や接種場所でも同様に遅れが生じていた為どなたも予約の取り消しなどされることなく今日になりました。

朝はゆっくりしていたのですが、午後二時から接種開始でした。接種は100人以上。問診は副院長先生がしてくださり私は接種そのものの担当をさせていただきました。

正確な対象者は102人で17バイアル分でしたが、それは午前の段階で看護師長さん達数名に招集が事前にかかり、新しく供給された新型の打ちやすいシリンジに詰められていました。最初の頃の内筒がグリーンだった最初に政府から配られたロット。それからとんでもなく打ちにくい5ミリリットルシリンジが二回目のグループ。そして今回の三度目に配られた内筒がオレンジのロットがもっとも滑りが良く、今までの中では最高のシリンジです。政府も最初からこのシリンジを添付して欲しかったものですが・・・。

さて、予定の時間になっても三々五々集まる感じでなかなか全員が予定通りに揃わなかったのですが、主な原因はIDを持参していない人がそれを取りに帰ったり、単純にのんびり着ていたりなどというもの。それでも、最終的には一人も欠ける事なく全員に安全に接種出来ました。

いつもは職員の食堂として使っている大ホールですが、そこに大量の椅子が並べられてショットが行われるさまは壮観でした。何よりも良かったのは少なくとも会場では誰もアナフィラキシー・ショックを発症しなかったことでしょうか。

普段お世話になっている病院職員さん達の家族さんですので、何だかそっくりの顔をしている家族さんもいて思わずマスクの下で微笑んでしまうようなそっくりさんもおりました。いつも当院にバイトできているマイナー科の先生方のお子様達も来られた事もあり少し緊張しましたが、何事もありませんでした。

これで、病院職員及びその家族まではカバーされることになり、職員由来の院内感染のリスクは「更に」低下することになります。まだまだ、御家族のご希望はありますので第二群、第三群も次々に淡々と接種していきたいと思います。


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