2021年7月28日水曜日

恐ろしい爆発

昨日は在宅診療のバイトのほぼ終わりに愛知県での感染者数の発表があって医局全体が「やっぱりだめか」という雰囲気になりました。

一日の仕事の終りに265人という新規感染者数を知らされてガッカリでした。200人という新規感染者数を超えてきたのは少なくとも6月の初旬以来ほぼ一ヶ月半ぶりですので、この数週間の静かだった「燻り期間」に収束しきれずにコロナが出続けて、最終的に増えてきたデルタ株が一気呵成という感じでその邪悪な感染力を示してきたものと思われます。

結局のところ、ワクチン接種が追いついていない若年者世代を中心にして「スパコンの予測通り」感染者の拡大に繋がり始める段階にやって来ました。関東圏では既に激増という事態に緊急事態宣言の発出が為される所まで来ておりますので、そのミニコピーが中京圏の中核都市である名古屋に来るのも時間の問題と思っていたのがやって来ただけの話です。

ただし、恐ろしいのは以前は感染力も感染後の症状も年寄りを中心として猛威を奮っていたのに、今回やって来た変異株は若者、小中学生にも容赦なく襲いかかって「有症状者」としてしまうことです。

愛知医大のある先生から伺ったばかりなのですが、名古屋の東区にある愛知医大の出張先のような関係のメディカルクリニックでは栄などから飲み屋の兄さん姉さんがやって来ては、仕事場や友人宅で「コロナの感染者が出たから」と言って、自分が濃厚接触者になっているという可能性を感じて検査に来るのだそうです。

すると見事に陽性と出るのですが、そのまま兄さん姉さん達は「仕事に戻っていく」のだそうです。もちろんコロナウイルス感染者として・・・。

そんな状況ですから、感染者の拡大が止まらないのはまあ「宜なるかな」というところですよね。いくら真面目な人間達がいろいろと規則や規制を墨守したところで、そんな人達が野で走り回っているわけですから焼けぼっくいの燻りが消えることはないわけです。

規制期間も長くなり、みんなコロナ慣れしてきている状態ですが、恐ろしいのはこれから。何らかの理由でワクチンを受けなかった人々と今のところ受けるチャンスのなかった若年層を中心に、デルタ株はその死神の草刈り鎌を振り回し始めているのです。

ワクチンの追加到着分の接種を早く早くと毎日のように念じている私です。


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