2021年7月29日木曜日

尊敬しか無い

「信じられない高いレベル」と言う意味で、我が目で見たものが信じられないと言うほどの素晴らしい試合の数々が行われているTOKYO2020。

当初「最悪の予想」と言われていた無観客での開会式から無観客試合の実施となってはしまいましたが、行われている競技の質自体は誰が見ても最高峰の闘いと呼べるものが続いています。

もしオノレがやれと言われても、例え命を懸けても絶対に出来ない事をある競技ではにっこり笑ってやりきる選手もいれば、別の競技では大量の汗をかいて必死に競り合いを見せてくれる個人、また別の競技ではチーム全体で口に表せないようなものすごい感動を与えてくるような結末を見せてくれる事も。

いずれの競技に関しても、見ていて思うのは「人間ってこんな事ができるんだ・・・。」という心からの驚き。高さ、強さ、速さ、技の何れをとっても心と体の融合した神技的レベル。我々門外漢はひたすら「良いもん見せて貰った!すげえワ。」としか言えませんよ。

日本の選手の応援はもちろん、海外の選手の素晴らしい技や能力にもシンプルに感動させられます。それぞれの国でトップエリートと言われかつ厳しい国内予選を勝ち抜いてきた選手達が人間の限界を少しでも拡げていく様子に感動しないわけがありません。

年齢・性別に関係なく、メダルの色に関係なく、出場国に関係なく、自分の人生をかけてこのTOKYOまでやって来た選手達に対してはrespectという言葉しかありません。

ところが、ネット上では勝った選手に対する賞賛は当然として、負けた選手もしくはメダルに手が届かなかった選手などに対して心無い言葉を送ったり、中には選手の心に泥と塩を塗り込むような汚い言葉で中傷さえするような愚か者も居るようです。

長年の努力と才能の積(そしておそらくは運も)として素晴らしい選手として登場しても四年間にたったの一度行われるこの競技会ではほんの一瞬のミスが全ての努力をまさに「泡」にしてしまうことは常のこと。

その負けた選手に対しても我々は拍手と尊敬をこそ送れども、決して貶したりすべきものではないでしょう。

一体どういう育てられ方をしたらこんなネガティブで卑しい人間が育つのか不思議です。オノレはソファで何か飲み食いしながら、神の如き選手達の勝敗に関してネットにネガティブな感想を書き込む。

恥を知れ」と言いたいです。 


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