2020年3月9日月曜日

ほんとに人間ってこの手のことに進歩がねーなw

トイレットペーパーを買い漁るアホの皆さんの話には笑わせていただきました。

思い出したのは70年代のオイルショック時の同じものの買い占め事件。当時はまさに口コミが口コミを呼んでトイレットペーパーを買い漁るバカな皆さんが教科書の写真にまで使われたレベルの「事件」でした。自分は小学生ながら、テレビのニュースをみながら狂乱物価だとか買い占めに走るおばさんやそれにつきあわされている子どもたちの姿をなんとなく覚えています。

それから50年弱・・・。今回はどっかの生協のバカ店員が書き込んだデマに惑わされて今回の買いだめが始まったらしいのですが、まさに噴飯もの。製紙業界のパワーを見くびってはなりません。愚かなる諸君の愚かなる行動を嗤うばかりです。たかが半世紀経ったくらいでは人間の愚かさの根本は全く進歩しないようです。w

ネットで見つけた製紙業界側から見た今回の騒動、どう映ったのかあのヤラカシ先生こと井川意高氏のAbemaTVでの発言がネットに出ていたのでここに転記しておきます。(リンクを貼っても日本のネットニュースはアッと言う間にソースが消えますので!)
「往復ビンタだ」製紙業界のホンネ
8日にAbemaTVでの井川氏は「マスクは確かに需要が伸びている。しかしティッシュやトイレットペーパー・メーカーにしてみれば実需要が伸びているわけではなく、単なる買いだめなので年間を通してみたら量は一緒」と特需をきっぱり否定した。さらに井川氏は「製紙業界は損益分岐点が高く、操業率が落ちるとあっという間に赤字。365日設備を回すので操業率は90%を超えているはずで、そもそも増産余力がない。売れているから何とかしてたくさん作るが、便乗値上げを社会が許してくれるわけもない。その結果、数カ月後には買いだめしたものを使うようになるので、売れなくなる。そのうえ、小売りさんからは『売れてないんだから値段下げてよ』となる。需要が減って、値段を下げさせられる。まさに往復ビンタだ」と製紙業界の舞台裏を明かした。一同が驚いた様子で井川氏の話しに耳を傾けていると「儲けてるんだろとか、譲れとか、そういった話が来るんですけどね…」と苦笑いを浮かべていた。

というわけで、人間の本能がまたまた剥き出しになってなかなか面白い喜劇が展開された今回のトイレットペーパー騒動でした。

ケツなんていざとなれば何を使って拭こうと構わんし、ウオシュレットで洗ってタオルで拭くなり、そのまま風呂場に行ってケツ洗うなりすればよし!ってことです。万一外だったら指で拭けば良いし。(臭いが残りそうですがその程度で人間死にはしないし家で手を洗えばもう終わり。w)

そもそもその程度で解決することで大の大人がみっともない買い占めの列などに並んで狼狽えるなよなって声を大にして言いたいですな。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

パニック買いは世界中で起きてますね。
カナダのBC州やオンタリオ州トロント、フランス、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリア、メキシコ、そしてアメリカのNY、ロス、サンフランシスコ、マサチューセッツ州、ニュージャージー州など…トイレットペーパーやペーパータオル、水、食品(肉、缶詰、米など日持ちする物)…自分や大切な人達の命に関わるかも知れない病の前では同じような行動を取ってしまうのですね。(「海外でもトイレットペーパー買い占めが問題に(海外の反応)」というネットのページを参照しました。)
ウチの近所の店ではマスクやエタノールは相変わらずありませんが、米は通常に戻り、トイレットペーパーは通常の半分位に復活しました。

small G さんのコメント...

確かに海外でも殴り合いのビデオとかあって笑ってしまいました。
日本の工業力は必ず大急ぎで今回の件でも「強い戻し」を入れてくれるでしょう。

それにしても、世界中が共依存している現代でも供給ハブとしての中国への強すぎる依存はリスクがデカイということを学んだと思いますが・・・というか学んでほしいものです。