何事につけても年齢に伴う能力の衰えというものは必定だというのは当然のこと。
生き物ですからね。
最も早くその衰えが出始めるのは体力でしょうか?女性に聞けば容貌や肌の艶・張り等と答えるかもしれませんが。最後に衰えてくるのは知的なものだと思いますが、今言ったすべてのことに関してみな大きく個人的な開きがあります。かのアインシュタインでさえ晩年の己の知的能力の衰えを嘆いていたことは記録に残っていますが、元のレベルが高ければ落ちたとは言え高い高い位置を保てるもの。
人間の平均的な寿命が延びるに連れ、スポーツを含むいろいろな分野で年齢が高くともマダ活躍している人達もたくさん出るようにはなっていますが、そう言った人達にしてもなかなか「全盛期」の調子や記録を維持することは次第に困難になるものです。
私自身、医療現場での先生を見回しても知識や経験の量はやはり意欲的に勉強をされている方々は50になってもまだまだ右肩上がりでは有るものの、それが60を超えても技量などという実際に手を動かして何かの手技を行うレベルで油の乗った40代に勝てるかと言うとやはり疑問符が付きます。(指導者としては当然経験豊富なままで有り続けるのでしょうが。)
何よりも一般的にいうところの筋力というよりも「無理が効かない」「持久力のピークが下がる」という意味では致し方ないところ。無理をした翌日の回復力が20代の頃とは段違いです。w
では看護師さんは?というところですが、周りに話を聞いてみると、やはり疲れやすい、血圧や心臓その他に持病を持つようになった、新しい知識を習得できていない等のお答えが結構ありました。私などから主観的にですが・・・観察していると、夜勤明けの看護師さんの疲れ方がやはり60超えの方は段違いという感じ。夜勤をする仕事に付く人には認知症の発症率が高いという統計的事実に納得させられるような夜勤明けの顔をしているかたが多い印象。
あと、何かの行為を行うときに独り言を言う人が多いですね。指差し確認的な?w
若い看護師さん達は優しいのか面倒くさいのか、それに対して何も言わないようですが私からみると明白な老化現象の一つなんだろうなと思わざるを得ないほど皆共通してそういう独り言が増えてますね。
仕事にミスが増えたり、若い人のやっていることが理解出来なくなったり、追いつけなくなった時には勇気を持って現場を退くというのも、命を預かる現場では人に迷惑をかけないために大事なことなんだと思う最近強く自戒する私です。
年令に応じたそれぞれの役割を果たせる場所はあります。退くことは何も恥ではない。しがみついて老醜を晒さない事も大切なことだと考えます。
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