2024年10月2日水曜日

外国人コミュニティ

名古屋には日本で最大のベトナム人コミュニティがあります。

名古屋市はその人口の4%がいわゆる外国人と呼ばれる人達です。まず数として最大なのはその位置関係と、母国の素の数の多さから当然中国人。その次は歴史的な事もあるのでしょうし、地理的にも近い韓国・朝鮮人。その次がベトナム人。更にフィリピン、ネパールと続くようです。そもそも3割は既に永住者との事ですが、そのうち多くは中韓でしょう。

区として外国人が一番多いのは港区で11%のようで、何と9人に1人は外人という凄さ。他にも中区や中川区と続いていますが、これが愛知県となるとトヨタなどではブラジル人などの数も増えて来るのでしょう。

しかし、コンビニなんかは今では昼も夜も若干のオバチャンと年寄りを除けば若い人達は本当に外人ばっかり。これって日本の他の地方ではどうなんでしょうね?

そもそも外国人というのは、特に言葉が通じないレベルの多くの第一世代はどの時代のどの国でも単純労働=言葉の要らない仕事から始めます。アメリカでも私が見てきたのはコミュニティを作ってそれぞれの職種で集まる各国の外国人達でした。

洗濯屋やネイラーの韓国人。中華料理の中国人。駐車場管理人のエチオピア人。小売店のインド人、建築土木業の中南米の各国の人達等々という感じでしょうか。他にもいろいろあるんでしょうが、いろんな職種にいろいろな国の人間がこうやって寄せ集まって生きているんでしょうね。

移民の教育レベルが世代を継いで上がり始めると急に違う職種で給料の高い仕事に移って行きますが、日本に来てる外国人にも同じような未来が待っています。

実は私が週末に今度酒を一緒に飲むのはそう言った外国人の一団。いろいろとバックグラウンドの異なる集団にいろいろな知り合いを拡げるのが最近の小さな愉しみです。少し前から始めた一人外出の一人呑みや、ソロキャンプは恐らくこれからの私の人生に今までとは違う彩をつけてくれることになるのでしょう。

2024年10月1日火曜日

セクハラ・パワハラの発生

勤め先の施設では無いのですが、産業医をある程度引き受けていると健康に関する相談やスクリーニングのみでなく、職場環境の改善に関係して種々の相談も同時にやって来ます。

産業医というのは相談を受ける話題の中で最近激増しているのは基本的に「鬱」を中心とした精神疾患やそれに絡んで話される各種のハラスメント。

ハラスメントとはパワハラだけでなく、セクハラも何かと話されます。実際、今年の「その施設」での問題として数人の女性から個別にコンサルされた問題は全く同じある人物に関するセクハラとパワハラの指摘。

その三人が全く別の視点から、同じ人物から受けた二つの種類のハラスメントを語るのですからこれは施設のトップにリポートして対応を仰ぐ必要がありました。

今回の件は実は随分前から深く静かに進行していた様で、到底トップに届くような状況ではありませんでした。いわゆる「弱き者の小さな声」という類のもので、立場上不利な職位が下の女性達が被害に遭ったのであろうと強く推定される状況でした。

こういった件に関してはプライバシーを厳守する意味でトップへの直接の報告が大切。他の人間が知る必要はありません。その上でトップがこういった問題に対応しないようであれば、それはその組織の問題。トップが最終的に責任を取らされるリスクが高まるだけで産業医側はその報告を行ったという客観的事実のみが残っていれば良いのです。

万一、従業員側が法的アクションを取ってその施設や企業側を訴えたら私はいわゆる「第三者」となる訳です。

「真実は奈辺にありや 」という状況に産業医が関わる必要は無いのですが、こういった声の出せない人達の「職場環境」をあるべき方向に向きを少し変える第一歩の動きを手伝う事にはなるのでしょうね。

この子達に良い解決結果がもたらされます事を!