それは自衛隊のお祭りがあるみたいだからソコ行かん?というもの。名古屋に住んで、アメリカに行く前の二年間も入れるとトータルでは十年以上住んでいる事になりますが、守屋に陸上自衛隊の駐屯地がある事は知っていていて始終その脇を通ってはいても中に入った事など一度もありません。
そう云う訳で「行ってみよう!」と二つ返事で行くことを決めました。お昼時だったので、もし行ったら人、人、人で入るのさえ大変な状況じゃないだろうかと恐れていたのですが、予めそのあたりは周到に準備されているのが自衛隊。^^
少し離れた所にある訓練場(昔で云う所の練兵場ですかね)に大量の車を溜めてそこからはバスを使ってのシャトル運行という効率よい方法で入場させて貰えました。
中に入ると、お腹が減っていた事もあって先ずは腹拵え。沢山の屋台が導入されていて選び放題なのですが、如何せん昼時でその前にはそれぞれ長蛇の列が!それでも嫁さんと手分けしていろいろなものを結構沢山購入。ショップで売っていたいろいろなTシャツやタグなどを購入してイソイソ状態。w
普段見る事の出来ないものを間近で見れるというのは良いものです。 この飾り気のない内装!実用一点張り!これを売れば良いのに。 |
どっちが本物かわからないレベルですが、ミリオタのオジサンと思われる人はいきなり専門用語で濃い話をしていました。w |
こんなもん生まれて初めて近くで見ました。 |
一家に一台ミサイル打てます。w |
砲塔の所はまんま戦車! 実際に回転させてくれて私はそのカッコ良さに痺れました。コレも一台欲しかった。w |
ウクライナで兵士を乗せて戦場で大量に走ってそうな車両です。 |
その後は各種の展示物を順繰りと廻って感心するやら感動するやら。それでも私の目を実際に惹いたのは一番端っこで静かに飾られていた災害派遣の展示でした。私は個人的にはこの展示こそを一番目立つところに置くべきではと思ったのですが、そうでは無かったところが少し残念。
展示用のテントの中に立って今回の能登での災害派遣に実際に行った時の展示写真等の説明をされていた若い隊員さんに話を伺うと、実際この方自身は金沢出身の方で「全く他人事ではない」立場の方だったとの事。お風呂の設営では第十師団のものは「守山の湯」か「尾張の湯」だったか忘れましたけど、凄く喜ばれたそうです。また、いろいろな孤立地域に物品を届けた際のエピソードも伺いましたが、やっぱり悲惨なのはトイレだったとの事で、自衛隊が素早くいろいろと揃えていっても、現地の公衆トイレなどはそれこそ「悲惨」な状態が最初の一週間くらいはあったそうで、公衆衛生の維持には大変な気を使ったようですね。
それにもかかわらず、こうやって現地の災害に派遣されても特に追加の給金などは出なそうで、それを聞いて私自身は「は~?」となりました。いやいや、それはオカシイやろうと…。こういう時は特別に追加の給金を少しでも乗っけてあげるべきではという俺の考え方間違ってるかな?それ自体が業務の一環と言われればそれまでなんですが…。
医師として気を惹いた展示は災害時(有事?)の緊急用テントの展示とその中にあった一冊のタグ。下の写真を見て頂ければ説明は要らないと思います。
テントとその中の処置台。 |
本当に必要最小限の情報ですが、現場ではこのミドリの紐で体に情報が付けられていくのでしょう。 |
腹も一杯になって目も肥えて愉しませて貰った記念行事。自衛隊とはまさに抜かない剣を磨き続ける組織なんだなと感じた次第でした。災害派遣以外にその力を使わないで良い日がずっと続く事を祈ると共に、有事への即応体制は常に保ち続けて欲しいと思いながらずっと駐屯地を眺めていた半日でした。
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