2024年7月2日火曜日

スマホを落とすとヤバい事になりますヨ!

ある病院の訪問診療のバイトで、車に同乗していた新米の看護師さんがやらかしてしまいました。

何を?という事ですが、病院で連絡用に皆で共用しているスマホの一台を訪問先かどこかで落としてしまったのです。

一軒目が終了し、二軒目に移動。そして三軒目へ移動という時に車内に居た入職間もない看護師さんが「スマホを無くしたかもしれません!」と声をあげました。すわ一大事~と私は感じたのですが、無くしたと思われる御本人は意外と落ち着いている感じでこっちがちょっと戸惑いました。

確かに、スマホを落としてもiPhoneでは探すことが出来ますし、通常拾った人が居たとしてもそれを持って移動している限りはiPhoneの数の暴力で、最終移動地点というのはかなり正確なポジションを示した状態でマップ上に表示されますから、電源を入れている限り逃げるという事は余り出来ないのですが。

それでも重大なのは、このスマホには病院の指揮所と看護師さん達の長い長いテキストの遣り取りの記録や大勢の患者さん達の病変部位の全体写真とその拡大写真等が溜め込まれているのです。それが社会に流出したらそれこそ大変な事になります。病院の信用が棄損され、場合によっては患者さん達の画像付きの疾患情報がネット上にばら撒かれるリスクも幾らでもあり得るのですから実は大変に恐ろしい事態なのです。

さあ、ここからが大変。先ずは車の中を探して、鞄の中を探して、少なくともどこまではそのスマホを見ていたかを思い出して貰いながらの時間軸の巻き戻しが始まりました。結局最初の家と二軒目の家にも謝罪の電話を入れながら再度お家を探させて頂き、電話を鳴らすもどこでも鳴らず。

もう一度、病院の司令塔に電話して位置情報を確認してもらうと、どうやら二軒目の家の前で最終的な位置情報が消えた形跡があるとのこと。しかし、この二軒目の家にはありませんでしたので、どこへ消えたのか…。

そうして一時間ちょっとが経過した時に指令塔から電話が入りました。曰く「拾った方が今近所でそのままスマホを持って下さっている!」とのこと。その方の電話番号を書き取り、直ぐに電話するとなんとその地図情報のドットから数メートル離れただけの家の方で、二軒目の家の裏手に住まわれているお方でした。

お電話を差し上げ、合流地点でお会いしてスマホを取り戻した時には「は~、良い人に拾われてて良かった~」と心の声が出そうになるほど嬉しかったのですが、無くした御本人はその時点でも反応が薄い感じ。orz

結局、サーチに一時間半もかかってしまったのですが、それでも見つかって何よりでした!

学校の先生が生徒の成績表の入ったUSBを落としたり盗まれたりというような話を時々ニュースで聞きますが、公的なレベルで使用しているスマホなんぞを落とすと場合によっては大変な事になるという事を身をもって体感した一日でした。

皆様も6桁のパスワード・ロックやサーチを何時でも出来るようなセットアップをお忘れなきように!


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