2024年7月14日日曜日

ゴルゴ13は未来を予見するコミックなのか?

歴史は繰り返されます。

最近は安倍元首相が暗殺された我が国ですからアメリカの事など何も言えませんが、今回の狙撃事件はまさに「またか」としか言えないインシデントとなりました。

ところが、私には今回の狙撃事件に関して「おいおいこれは余りにもタイムリーじゃないんか?」と思えるストーリーの素地が一週間ほど前にコンビニで購入したゴルゴ13の最新刊♯213「重慶の土龍」収録の二番目のストーリー「夢の国」に出て来る一見してトランプ大統領を思わせる大統領が低迷する支持率を回復させるために狙撃を仕込んで支持率を上昇させるという話。

これは2017年のものですし、既に就任後の大統領がそういう狙撃によって…という話なので、少し物語の外枠が違うのですが、狙撃をもとに支持率上昇というところがまさに同一。

今回、実際の所、起きたインシデント自体は到底許される事の出来ない民主主義への挑戦で、如何なる国の如何なる政権下であろうと起きてはいけないものではあっても、こういう事件が発生してしまうと、選挙においてそのターゲットに対する同情票や変な支持票が集まるという毎度の動きがあるのも事実。

そういう意味でワタクシ的には今回のテロは「最悪のシナリオ」だなと感じました。テロ自体は狂気の行動で如何なる文脈でも決して許されるものでは無い事は明白ですが、この民主主義の敵みたいなポピュリストを盲目的に支援する連中の結束がより一層強まる事が最大の懸念です。orz

要するに、この狙撃犯に言いたい一言は「なんて事してくれたんだよ!」という言葉。ただでさえ、ヨボヨボで選挙に負けそうなお爺さんが、こういう予期せぬ形で「テロに屈しなかった男」というイメージを付け加えて戦線に戻って来るトランプと戦うなんて対共和党という意味では最悪のテロだと感じるのは私だけでしょうか。戦うのであれば正々堂々と戦う状態であって欲しかったのです。

それにしても、お爺ちゃん…もう引退してください。認知症の兆候が表に湧き出しちゃっててヤバいです。

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