2024年7月22日月曜日

何も考えてない医者が…

何度でも言いますけど、やっぱりどんな仕事にも引き際というものはあると思います。

今日もその事が判っていない爺さん医師のやっつけ仕事で大概の迷惑を被りました。今朝も良い気分で寝ていた朝の5時前に突然のコール。こういう時間帯のこういうコールは通常、大変な問題が起きている場合です。

案の定、今回のコールではある精神科病棟で巡回中の看護師さんが呼吸停止状態の高齢患者さんを発見したのです。当然こういう場合は呼ばれるのは精神科医では無くて内科医。入院時には通常、心肺停止状態になった場合の患者さんに対して心肺蘇生措置というのを行うのか否かという事に関して予めペーパー・ワークというのを行っています。

この患者さんの主治医はお爺さん先生。いろいろといい加減な事をして迷惑をかけまくってくれる御仁なんですが、御自身はもう全くそんな事には気付いておられません。orz

ベッドから飛び起きてからこの爺さん先生の患者さんという事が確認できた時点で「嫌な予感」しかしなかったのですが、この時点ではまず患者さんに救命措置を行うか否かを急いで調べると、その用紙には①心マッサージは行うか?に対して「行わない」とマークがしてありました。そして次に②気管挿管は行うか?に対して「行う」にマークしてあります…。そして③人工呼吸器に接続を行うか?に対しては「行わない」となっています。

私にしてみれば「オイオイ、医者は患者の家族に何を説明しているんだよ?」という感じ。

②の存在の為にそのほかの部分が完全に矛盾してしまう状態。②と③はそこまで酷く矛盾しませんが、①と②の矛盾はもう完全に水と油。ペーパー・ワークの表面にはしっかりこの爺さん医師のサインが日付と共になされています。人の命をどうするかという重要な判断にほぼ全く医師側の大脳が関与しておりません。orz

それでも、②は直ぐに行いつつ心臓マッサージを行い御親族に連絡を入れ、レスキューを継続するか否かを確認するとその時点で既に30分経過して反応が無かったこともあり中止に対するリクエストがありました。

レスキューが中止された後にカルテを詳細にチェックしてみるとやはり患者さんの状態を把握できるような記述が何もありません。いろいろと調べてみても実にいい加減なものばかり。もうね、何というか…。

医局会がありましたので、そのようなことが無い事を医局会で要望したのですが、爺さん先生をチラッと見ると下を向いたきり面を上げません。解っているのかいないのか…。

自分の仕事のクオリティが自ら判別出来なくなったらもう引退だなと自戒する日々です。

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