2022年12月31日土曜日

年末感のない年越し

ついに今年もあっと言う間の最終日。

一年が過ぎ去る速さに毎年加速がついているのは恐らく私くらいの年齢の方には普通のことではないかと思います。ずっと前にこれが「何故そう感じるのか?」と言うことで、比較的詳細な解説がしてあったウェブ・ページが有りましたが、自分にとって納得できる説明とは程遠いものでした。

さて、今日は2日連続の当直明けから帰ってきて先ずは家のベッドでちょっと寝直し。特に忙しかった訳でもないんですが、2日続けての当直というのはやはり体調にはある程度のインパクトを与えますので、ここは一つ無理せずにひと眠り。

ちょこっと寝たあとは年越しに向けてのいろいろな料理の登場。皆、何をするということもなく嫁さんの視ているお笑いの番組を横目に時間が過ぎていきました。ただ、私自身はもう一段だけ家の中を綺麗にしたいという気持ちがまだ残っておりまして、玄関から直ぐのところにあるミニ倉庫の中を徹底的にクリーンにさせて貰いました。

中にあったものの殆んどは靴と保存食と季節の種々の飾り物などだったのですが、もう一度年末に見直してみるとまだまだ十分に整理整頓の対象となる物がありました。前々から気になっていた「使用頻度の低さの割にじゃまになる位置」に常々置いてある物の位置を移動させたり、要らないものを捨てて随分とスペースが出来ました。

10時前頃には量を減らした年越しそばも出てきて、ほぼ年内の予定は済んだ状況になりました。ところがこれくらいの時間になって、年末に今年一年の種々お世話になったことに関してお礼をメッセージング・システムで流していた方からお返事があり、「今帰りました。叔母が今日亡くなりました。」等という言葉を失うようなメッセージが流れてきました。

今年は義父も亡くなりました。たしかに人は別れる時間を選ばずこの世を去っていくので、大晦日に亡くなるということも当然1/365の確率で起きうる訳ですが、何も今日でなくとも…とは思いました。直ぐに、お悔やみのメッセージをお返しさせて頂きました。その後はなんとなく紅白で歌手数人が歌うのを視て除夜の鐘の中継から流れる梵鐘の音を聞いていたのですが、驚くほど自分の中では「年末感」の欠如した年越しとなりました。一体何だったんでしょうかね、これは?

ともあれ、来年が悲惨な戦争の無い、家族親族の誰にも健康上の重大なインシデントの無い平穏な一年となる事を祈るばかりです。

来る新年が皆様にとっても良い一年であることを心より祈念しております。


2022年12月30日金曜日

年末の挨拶を看護師さん達へ

今年最後のお仕事をしている看護師さん達が各病棟で頑張っているのをみてきました。

一年間の熱心な仕事にちょっとだけ感謝して、日頃から内科病棟で気安く話し合っている看護師さん達へちょっとした差し入れをしました。抹茶系のドリンクとモンブランなどのスイーツ。

どういう食べものを看護師さん達が好きなのかということは男性かつオッサンたる私が推測するのはなかなか難しいところがあるのは間違いないのですが、日頃バイト先の看護師さん達と外回りをする度に必ずコンビニでスイーツを食べている私。彼女達が何を選んでいるのかは頭の中に画像メモリーとして刻まれています。そのカタログの中から「コレは!」というものを選んであげたいところですが、皆さん御存知の通りコンビニというところは時間帯によってはスイーツがほぼ全く無かったり等というのはごく日常的です。

取り敢えず、今回はモンブランを探していてそれがそのまま手に入ったのでラッキーでした。

病棟に持っていくと看護師さん二人が大喜び。「本当に私達に持って来たんですか~?誰か他の看護師さんを目指して持ってきたんじゃないんですか~?^^」等と余計な勘繰りを入れられながらの差し入れのお渡しとなりました。w

看護師さんというのは医師にとって病棟の多機能センサーそのもので、彼女、彼らの報告してくれる患者さん達のバイタル、発言、意識、そしてそれらに入ってこない様な細々な情報こそが私達医師をして次の処置判断の基礎として大変に重要なものなのです。

ですから、良い看護師さんを病棟に持つことは良い治療が出来る大前提。そんな看護師さん達と良い関係を保つ事は私にとって重要案件なのですが、今年も感謝の言葉を彼女達に告げることが出来て幸いでした。

来年が彼女達にとって更に良い年でありますように!


2022年12月29日木曜日

年末の連続当直 orz

病院の年末連続当直をこなしています。

今日の朝から始まって明後日の朝まで実質的には2泊3日といのに近い状態ですが、公式には48時間と言う形ですね。以前の最長連直は96時間というのもありましたから無茶苦茶ですよね。実際の所48時間というのも避けたいものですが、当直を組んでいるのは私自身ですので、12月の29と30日を連続でまとめて自分の院内でのdutyを済ませようとしたので仕方ないんですが…。

今年は珍しく大晦日や正月に当直をしなくてすみましたので、まあ少しは人間らしくなったなくらいには思っています。その代わりに他の先生が一日だけではあるものの大晦日に入ってもらったり、お正月1日に一日だけ当直してもらったりという事になりました。

この歳になると普通当直免除ということが多いのですが、まあ僕よりも5歳以上年上の先生が週末などに当直で入ってくださっていますので、私も渋々月に二回だけ「頑張って」当直しています。家族がアメリカから帰ってくる前などには月に8回などというべら棒な事もやらされていましたので、それに比べれば天国のようなものですが。

とは言え、再来年の4月に始まる本格的な医師の働き方改革では実質的な当直は月に一回、そして日勤・当直という仕事が連続した時間では行えなくなりますので、あと一年と3ヶ月で全てがドラマチックに変わります。それに病院のトップが備えているとは全く思えませんが、そこは私の責任の範囲ではありませんので、現時点では放置です。経営陣頑張れということで。w

それにしても、もう今晩が終われば今年もあと2日。あっと言う間の令和4年でした。来年はもう少し仕事が楽になればいいなと思いつつ「一眠り」する令和4年、最後の当直です。


2022年12月28日水曜日

経歴詐称はアメリカでも

とんでもない奴というのは国を超えてとんでもないのは周知の事実。

NYから出馬して下院で共和党員として当選していたGeorge Santosと言う34歳の若手がいろいろと詐称していて、でっかいニュースになっています。日本ではこの人の事は全く聞きませんけどね。

アメリカと日本のニュースをそれぞれのソースで毎日受け取っているとアメリカからは日本なんてone of them、日本から見たアメリカは大きなニュース・ソースと言う感じで、相も変わらぬアンバランスぶりですが。

日本でも、時折学歴を詐称したり経歴を詐称しているお馬鹿さんがおりますので、何も驚きません。大きなところでは某東京都知事は未だにカイロ大学の卒業を証明しきっていないままですし、経歴詐称でそのポジションを降りた人間なんて掃いて捨てるほど居りますので、こんなのは世界中でやらかされているんでしょうけど。

今回も上下両院で共和党と民主党が強烈な鍔迫り合いが続いていましたので、こういう事は徹底的に精査されるんでしょうね。

それにしても、言ってることの殆どが嘘というのが大笑いレベルの法螺で、以下のような感じ。
  • NY市大のバルーク校卒業というが記録は無い。
  • シティグループ、ゴールドマン・サックスで働いていたというが歴はない。
  • そして最後は母方にユダヤ人の背景があるということでユダヤ系と言っていたらしいのですが、実際はJewishではなくてJew-ishだと言ったとのこと。
こらこら、お前は一休さんか?頓知と言葉遊びではこういう事は逃げ切れません。
今回の選挙結果は上のようなもの。もし上のような嘘をついて、小さな選挙区でコミュニティの人々を仲間として引き入れたのなら、上の僅差はどうなったのかという事です。

実際のところこれからこの兄さんZimmermanに訴えられて引きずり下ろされるんじゃ無いでしょうか?その前に司法が動くかな?もう少しニュースを視ていこうと思います。


2022年12月27日火曜日

オッサンはイロイロ忙しくて楽しい

韓国、カタール、ドイツ、台湾、香港、アメリカ、オランダ、イングランド、マレーシア、チェコ、スイス、エストニア、ポーランド、イスラエル、ルーマニア、スロバキア、モザンビーク、オーストリア、スペイン、ノルウェー、オーストラリア、スウェーデン、ポルトガル、スロベニア、そして日本。

一体全体コレは何かといいますと、私がプレゼントを毎日交換しあっている世界各国のポケモンGoフレンドの国籍一覧です。w

還暦手前のおっさんが何をやっておるんだと思われるかもしれませんが、コレが楽しいのですから仕方がないです。勉強も遊びも仕事も全部やっていると良く眠れるので一日中忙しいのです。

ここまで交換相手の国が拡大したのはここ一週間。それは新しくポケモンGoに登場したVivillon(ビビヨン)という世界各国の蝶々を集めるクエストが始まってからです。パピヨンと語感が似ていますけど。

しかし、上の国々の一覧表を見て不思議に思いませんか?そうです。世界最大の人口を誇る共産主義国家・中国が香港行政区以外は全く無いこと、そして侵略戦争当事者のロシアが見当たりません。恐らくこの二カ国には大量のゲーム好きデジタル・マニアがポケモンGoをやりたがっているはずですが、中国はもとから、そしてロシアとベラルーシでは今年の3月11日以降サービスが停まってしまっていて、存在しませんので!ロシアではポケGoは加熱していたので、多くのplayerは「Xuck!」とは言いながらもゲームはまだデリートしていないはず!何時かまたクソ・プーチンが居なくなってゲームが再開できる日の為に。

そして、残念なのはウクライナの友達はまだ1人も見つかっていません。インフラに大打撃を受けている上に、命がかかった毎日を送っている人々にとってポケモンどころでは…と言いたいのですが、そんな時だからこそゲームかなとも思うんですが。

世界各国から送ってくる写真に付属してくる説明文の言葉が本当にいろいろな言語で楽しくなります。世界の広さを実感する瞬間ですね。

仕事をして、ゲームをして、本を読んで、勉強をする。毎日が飛ぶように過ぎていきますが、頭と体が働くうちは楽しいと思えることを全てやっていくつもりです。^^


2022年12月26日月曜日

杉田水脈という病気

遂に更迭という話ですが何やってんだか、岸田さん。一体全体大物小物あわせてこんなに短期間に何人更迭すれば事態が収集するんでしょうか?

任命権者と言う言葉がありますが、言っちゃ悪いんですけど「こんな屑」を誰が投票によって国政に送り出し、「こんな屑」を政務官などという重大な職位につけたのかということ。日本維新の会から鞍替えの鞍替えを繰り返し、最後は同じように批判の強い萩生田の強い後押しと故安倍総理の強い配慮でこの馬鹿は国の中枢へ中枢へと近づいてきたわけです。

故人を貶めることは全く本意ではありませんけど、事実は事実。この馬鹿が政界中枢で要職を得るまでには安倍ちゃんという強烈なバカボンの力がなければ全く叶わない夢物語だったわけです。そういう意味では本来、岸田さんの任命責任とか言う前に安倍ちゃん責任取れよっていう筋の話なんですが。

いわゆる現在の「右翼」連中の愚かさ加減を1人に濃縮して体現化するとどうなるかというのを見せてくれた商品見本となりました。元積水ハウス社員・西宮市役所職員とかいう職歴を持っているようですが、民間で働こうと役所勤めをしようと、学ばない者は何も学ばないっていう代表例となってしまいました。

そもそもLGBTQは生産性がないとか、アイヌやチョゴリに関連した差別発言とかを撒き散らしながらも、そのことに関しては国会でガンガンに追求されるまでは恬として恥じず。(追求されても恥じてはいなさそうですが!)その面の皮の厚さは大したもので、国会で追求を受けながらも薄ら笑いを浮かべて思っても居ないセリフを棒読みの準備書面のように読み上げる様を見るにつけ個人的には近所に住んで欲しくないようなタイプの人だなって感じます。

事実に基づかない性や信条や国籍・宗教による差別などというのは今の時代社会的な死を意味しますが、日本はまだまだ甘いですね。それでも、これからの十年で、こんな事を言っていた愚かなオバハンはきっと社会学の歴史教科書に暗い歴史の1ページとして記述されることになるでしょう。

そもそも、おのれは数多くの「票をくれる」怪しい宗教団体と繋がって居ることをネット上で隠しもしません。数々の差別発言と併せて、こういう記述を見るとSNSっていうのは本当に馬鹿検出フィルタとしての機能が優秀ですよね。改めて思いました。

まあ、次の選挙では確実に落ちていただきましょう。まさかとは思いますが再選はないと祈りたいものです。

ところで、「すぎたすいみゃく」って名前の由来は何なんだ?ミオって読ませるらしいんですが。水脈から馬鹿のエキスでも湧き出してくるんでしょうかね?w


2022年12月25日日曜日

長女からのメッセージ

またかい!?と思いました。

長女からtelegramでいきなり大量の写真と動画が送られてきました。ほとんどは料理の写真だったのですが、景色を写した数葉の写真と動画を見るとなんとなく庭園は日本のようにも見えるし、料理の数々は限りなく日本の寿司に近い感じなんだけどイマイチ完全感の無い変な感じの寿司やアボカドをふんだんに使ったラップで包まれた料理、シュラスコ風のものまで多国籍感満載。

一体どこなんだろうと思って下の説明を見るとメキシコ・シティに遊びに来たと言っています。それにしても、全米のみならず世界のあちこちに飛んでいっては大学や仕事で知り合ったアメリカ以外の地域出身の友人宅にお世話になって食って遊んでを繰り返している長女を見ていると「あの内気な子が」と、その激変ぶりに感慨深いものがあります。こういうのを見聞きすると持つべきものは友達で、得るべきものは経験だなと思いますよね。

まあ、親はなくとも子は育つというのは当にこういう事かなと思わざるを得ません。あとは健康と安全のみですね、親が心配なのは。それさえあればアイツのことですからきっと一人で勝手にいろいろしていく事でしょう。

それにしてもメキシコ・シティでも遊ぶのは良いのですが、メキシコ・シティってエリアによっては大使の家族でも襲われるような「危ないエリア」っていうアメリカに住んでいた頃からの感覚があります。

当時CINVESTAVというメキシコの先端研みたいな超有名な研究所からNIHに来ていたJoseという友達が「XX、心配せんでも良いよ。ニュースでやってるようなドンパチは俺は見たこと無い!」と言って笑ってはいたのですが、それでもやっぱりね~。カルテル同士の激しい殺し合いや一般市民を巻き込んでの抗争の犠牲者の写真はとてもとても文明が存在する国家の出来事とは思えないレベルの凄惨さでしたので…。

何はともあれ、二週間ほど現地に滞在する予定の御様子の娘に送ったメッセージは「君はこの大寒波のアメリカに飛んで戻ってこれるの?」というものでした。返事は返ってきませんでしたが、既読にはなっておりました。

安全な帰米を祈るのみです。

 

2022年12月24日土曜日

何もこんな日に…ホンマですか?

マンションの廊下でお隣に住むトヨタ自動車にお勤めの方と立ち話になりました。

偶々ではあったのですが、両手になにか粗大ゴミ様のものを持ってエレベーターに近づいてこられたので、お声がけして「大掃除ですか?」と言ったところ「いやー、それが引っ越しなんですよ」との一言。

え、この年末に?と思って話をした所、トヨタでは12月の異動っていうのはごく普通のことなんだそうでして、東京に今から移動という激烈なお話。全くゆっくりするどころではない年末のようです。余り詳細を書くと個人が特定されるので書けませんが、若いうちはあちらこちらに飛んでいくのは普通ですけど、何もこんな時期にと正直思ってしまいました。

せっかく愛知の本社に勤めて仕事をしていてマンションを買って、少なくとももう暫くは愛知に居るだろうと思っていたら今日のような感じで移動命令となったということなのですが、まだまだお若い方なので移動自体は大丈夫でしょうけどね。それでも今日?って思うんです。子供さんがいる家庭なんかでは学区の変更どころか、話す言葉から習う内容も変わるのでしょうから、かかってくるストレスは恐らく大人が思っている以上に強いと思います。

寒い中、我々二人の立ち話は結構長く続き、恐らく10分程度はピロティ・ホールで話し込んでいました。トヨタの今の組織の話やそれぞれの組織に割り当てられる人材のランダムさなどに驚かされるとともに、トヨタの本社に入るような高レベルの人物達は、自分がもともと大学や大学院で習った仕事と離れる「異分野」と言っていいほど違うエリアの仕事でも、組織から割り当てられたら急速に学習してキャッチアップ出来ることに納得感強かったです。それでもいろんな分野でAIの使用が本当に普通になっているとのことで、そういう分野も併せて勉強していかなければならないのでしょうから元々の脳みそのポテンシャルが高くなければ出来ない仕事ですよね。

ここのマンションはそもそもトヨタの中央研究所やトヨタの本社に通勤する人たちが多くて、入居しては家を売って出ていかれる方、他の方に賃貸されてしばらくして本社のある愛知に帰ってこられる方などが本当にたくさん居られます。小規模マンションなのにこんなにトヨタ本社の人が多いことにびっくりですが、御本人も「数件しかない同じフロアに各階数件ずつ居られます。正直ここは多いですよ。」と言って笑って居られました。

東京に行っても暫くは賃貸住まいなんだそうですが、長くなりそうだったらまたマンションを購入するかもとの事でした。安全な引っ越しを祈るとともに東京での更なる御活躍を祈りお別れしました。

トヨタが終わるとき愛知は死亡。日本は終了です。頑張っていただきましょう。


2022年12月23日金曜日

なんと本日で5000回目の投稿

「思えば遠くへ来たもんだ」です。

最初はちょこっとだけ「はてなブログ」に何かを書いた記憶があるのですが、その文章はせいぜい数回。しかし、その後は日本人には目立た無いけど世界的にはメジャーなブログとしてbloggerに移動しました。親の組織がGoogleだから、まあ中々潰れることはないだろうと思って。w

しかし次第に記録する日を増やして、やがては可能な限り毎日記録することで家族の日常や自分のしょうもない日々の研究や仕事上の活動と考えを記録し続けて来ました。という訳で、日々の出来事や駄法螺も書き続けること5000回。

記録の能力や記事の内容記述に何の進歩も見せない、書いている本人の能力そのままの低空飛行状態の日記になっていますが、私自身としては愚かさ満開の自分の内面をそれなりにさらけ出している状況もまあ良いかなくらいにしか考えていません。

2007年から16年経過。来年はもう17年目となります。最初の頃は「自分の日常を誰でも読める場所に書くとか、ブログってアホのやる事やろ?」とか思っていた自分が懐かしいです。結局アホだからこそ書き続けられているんでしょうけどね。最初の頃はカウンタを付けてみたまでは良かったもののほぼ誰にも読まれることはなかったのですが、気づけば100万回超え。

このブログを書いたことで何かが変わったか?ということは判りません。多分何にも貢献はしていないんですが、単純に「やっていない自分」がここには居ないから比較のしようがないからですけどね。それでも長い間こういう事をややっていると多くの方からメールが来て知り合いになれましたが、その中には未だに返事と言うかその返答としてのブログ上への記事記載をしていない案件もまだ残っています。まさににズボラの真骨頂ですが。

何れにせよここまで来たら可能な限りは「暇人の備忘録」として、日記の代わりとしてこれからも続けようと思っております。まあ1万回とかは私も生きていれば70過ぎ!とても無理でしょうが。


2022年12月22日木曜日

爺さん、もう辞めてくれ

もう勘弁していただきたい。

同じ病院に勤める精神科医に80超えの爺さん医師がいます。沖縄から昔々の大昔に琉球政府からの学力下駄履き医学生として本土にやってきたという「謎の噂」先行の人物なのですが、医師になったのが私の生まれる前という事で今なお仕事をしているということに驚きを禁じ得ません。

長く健康に仕事を続けるという事に関しては、それはそれで素晴らしいことなのでしょうが、医師という仕事はやはり常に能力の研鑽で成り立つ仕事。精神科医と言えども時代に合わせた種々の能力の維持と知識のアップデートは必須です。

ところがどっこい御想像の通りで、このお爺さんは電カルのタイピングはもちろん、患者さんの語る話を理解する力も既にありません。手書きのカルテは全く誰も読めず、電カルはソーシャル・ワーカーが代打入力。何時も白衣を脇に抱えてサンダルで院内をペタペタと歩き回るのですが、この人が久し振りにやらかしてくれました。

昼に発生した絞扼性イレウス疑いの患者さんへの対応で私がこの爺さんに呼び出されたのですが、血液検査のデータや腹部単純写真、CTなどの結果から上の疾病を強く疑い他の病院に即時紹介しようとした時に先ずこのお爺さん先生は診療情報提供書が書けませんでした。更に私に「お願いします」と言ったきり医局に戻って茶飲み。(←別の先生に後に聞いた話です。もちろん私は医局に戻るような暇はありませんでした。)

内心、憤懣遣る方無い気持ちで次々と処置をしていったのですが、そういう姿を見ていて逆に改めて思ったことは「何時までも自分の低下した能力に気づかず医師のような患者さん相手の仕事をする危険性」でした。人の命に関わる仕事は知識と技能が追いつかなくなった時にはステップダウンしないと人命が消えるというシンプルな事実を決して忘れてはいけないと自分の心に改めて刻み込んだ一日でした。

己の能力の見極めができなくなった時にも医業を続けることで、その医師に命を差し出して割を食う患者さん達があまりにも可哀想です。


2022年12月21日水曜日

良いお医者さんと思われたければ?

病院の医療で「患者さんの満足度」を高めるのに大切なことは幾つかあるとよく言われます。

代表的なものを幾つかあげると眠りのコントロール、便秘のコントロール、痛みのコントロールなどです。痛みのコントロールは実際に痛みの根源を探り当てそれを実際に治療することで痛みを止めるという根源に辿り着く治療法と根本的に治すこと自体は現代医学の技術的に無理なレベルであるからとか、医療経済学的に根治療法は目指さずに痛みをコントロールする事で生活の質を上げていくと言う方法がありますので、眠りや便秘とはまた違う世界が広がっています。

そこで「あの先生なら苦痛を減らしてくれる」と言う方法を提供するチャンスが対症的に多いのは眠りのコントロール、便秘のコントロールになってきます。

眠りに関しては我が日本の医学生物学会のヒーローの1人である柳沢先生の発見されたオレキシン受容体をターゲットとした薬がものすごい勢いで拡がりをみせ、以前からその依存性で悪名高かったベンゾジアゾピン系の「古く有名な薬の群れ」を少しずつ退治する方向性を見せています。

昔からベンゾジアゾピン系の薬剤群を眠剤や精神安定剤として使ってきた精神科の患者さんの中には、いろいろな方法で離脱を目指しても「どうしても離脱できない人々の群れ」になってしまっている人達がいるのです。このような人達の中には看護師さんや中高年以上の精神科の医師も沢山いて、私自身はその事実に暗澹とするばかりです。

さて、もう一つの評価の山は便秘。昔から消化管は第二の脳と言われるほど神経叢の分布が豊富で、向精神薬を使用することで物凄いひどい便秘になってしまい、その延長線上に存在するイレウスなどで排便困難と戦い続ける人達も多いのです。なかでも緊急性の高い絞扼性イレウスなどになってしまうと文字通り命に関わる便秘症となってしまうわけで、精神科ドクターからお助けコールが入ることも頻回です。orz

内科入院中の患者さんでも、運動量の低下や寝たきりの状況ではやはり便秘になりやすくなってしまうのでした。便秘のコントロールは本当に経験が大切で、同じ薬を使ったところで、年齢や性別、体重、体調、食べ物そして食習慣などの差で効果が全く異なる上に、排便習慣などの差は大変大きく「患者さんにとっての普通」というのがそれぞれ違う為に上手くコントロール出来ていると言う幅がでかすぎるのでした。

毎日出ないと気持ち悪いという人、3日に一回出るようにすると「先生出過ぎ!」と文句を言う人もいるから大変です。

今日も明日も患者さんの小さな悩みを聞きながら微調整をおこなうのでした。


2022年12月20日火曜日

Twitterの混乱

たまたまでしたが参加できました。

イーロン・マスクの放った投票用の質問「Should I step down as head of Twitter? I will abide by the results of this poll.」に応えて投票。

そもそも、なぜこれに築いたかというとネット上のニュースで「今、マスクが”自分はtwitterのCEOを降りるべきか否か”ってアンケートで聞いてるよ~」というのを見たためでした。もしかしてもう終わったかもと思いつつTwitterを立ち上げ投票用のボードに入ってみると、あと1時間半というところまで来ていて「おー、ギリギリで投票できる!」と言う感じで上の質問に回答。

翌日結果を見てみると…見事に影響を与えてしまいました。Yes組として!w

まあ、こういうpollをとったところで決してその通りにはならんだろうし、何らかの細かな言い訳、例えばbotが大量に投票した!とか言い訳をしてstep downは回避するだろうと思っていたら、まさにその言い訳ドンピシャリで、他のインフルエンサーから「やあマスク。あんたはディープステートに敵って思われてるから、こんな投票を実施するのは賢くないよ。ディープ・ステートはTwitterで最大のBOT軍団を組織してる。ディープステートには30~40のアカウントを持ってる10万人の『アナリスト』がいて、彼らが反対票を投じてるんだよ」なんて言う出ました陰謀論!的な発言に「興味深い」系の反応をしていたのが大笑いでした。

その上でこの後に「Twitter Blue加入者だけの投票で決めるべき」とか散々言ったあと、今日になって「ツイッター社の最高経営責任者(CEO)を引き受けるほど愚かな人物を見つけたらすぐに辞任する」などと発言。

まあ、ソフトウェア部門に集中したいというような発言もありましたので、どこの部門に居たところでTwitterのownerとして最大限の発言力を振るうでしょうから、まあ影響力という意味では変わらないのかもしれません。

それにしても、やっぱ言論の自由の守護者として頑張りたいような発言をしながらも、やることがいろいろ謎すぎて凡人の理解を超えた世界に住んでいる人であることが良く解ります。それにしても、トランプのアカウントを復活させてトランプに無視されたりとか何だかよくわからない事をいろいろして下さいます。

大量の職員を解雇しすぎてtwitterの中でいろいろ壊れたり、問題あるhate crime関係のアカウントが再度大復活したりとかやらかしていますが、一体一年後はどれほどの落ち着きを見せているんでしょうか、興味深いです。

まあ、イーロンくんにおかれましてはぶっ壊れることなく、高機能アスペの代表としていろいろと頑張ってもらいましょう。


2022年12月19日月曜日

どんな巨大組織でも潰れる

昭和、平成、令和と多くの巨大企業が消えてきました。

勿論多くの巨大企業も誕生してきているわけですが、東証一部でその勇名を轟かせていた企業も今ではその姿をwikipediaの記述やYoutube等でしか見られなくなってしまったものも沢山あります。

ちょっと思い出すだけでも、私の世代にとっては北海道拓殖銀行、山一證券、山水電気、レナウンなどありますし、吸収されて子会社になって表舞台から消えた三洋電機等も多々あります。そういった会社は数多くの人から倒産しちゃった?という風に思われている会社も。まあ、実際のところ昭和から平成にかけて権勢を振るっていた会社の中で今では青息吐息のところなんてザラにありますし。

東芝なんかもタコが自分の脚を切りながらなんとか生き延びようともがいているレベルですが、「来週のサザエさんは~」というナレーションから消えていった東芝のスポンサーシップは実は東芝解体の晩鐘の一発目だったのかもしれません。(実際はwesting houseの買収案件からボロボロだったような気もしますが。)

今は「一見すると」絶好調に見える会社が10年後、20年後に生き延びていると誰が言えるのでしょうか?私はTOYOTAでさえも実際には人材選択を誤ればその巨体が傾きかねないとも思っています。自動車産業なんて言うのはこれからの進路を少しでも間違えれば地雷だらけの世界の最たるものだと思えます。そこで今のモリゾー社長が息子さんをwoven cityの経営経由で継がせようとしているという世間のお話があちこちから聴こえてくるのですが、HONDAの宗一郎さんはその点偉かった!絶対に私的な血を公器たる会社には入れなかった。

しかし、そのHONDAのでさえ、以前居た伊東孝紳さんという人の創造性とは縁のない「経営」に注力した人の手が入った部分の負の遺産で今も苦しんでいるのは恐らく内側にいる人なら多くの人が実感しているのではないでしょうか。

「世襲」は特に多くの危険な因子を孕んだものだと思います。一族の運命を初代、中興と継いでいくのは一族の資産を守るのには良いことなのでしょうが、その中でその規模が大きくなった会社を運営する能力が不足するものがその会社を継いだら?という例は歴史上枚挙に暇がありません。それは別に会社と言う形態に限らずともですが。

かくも困難な後継者選び。おべっかで擦り寄ってくる太鼓持ちを駆除し、能力の足り無い血族を断腸であろうとなかろうと冷静に振り落とし、自分の思考力が正常なうちに次代に譲る。これからも無数の組織がその成功と失敗を経験し、その選択に付き従ってくる多くの社員達の悲喜交交を生み出すのでしょう。

カイシャというものに入るのではなく、これをやりたい!と言うことをやり続けることこそが後悔の最も少ない人生ではないでしょうか。


2022年12月18日日曜日

日本と電気自動車の限界

同じマンションに住んでいるある方が車庫に私が車を停めた時に同じように帰ってきて別の場所に見慣れないけれど知っている大型車を停めました。

メルセデスの最新電動車EQSでした。乗っている別のメルセデスの車検用の代車ということで2日ほど乗っているとのことでしたが、その方の批判は超辛口。ちょっと書けない感じでけなされておりました。

実車は大変ドでかいものでした。実サイズは「5225×1925×1520mm」で、普通の立体駐車場では入庫無理目です。航続距離は「カタログ上は」700キロあるそうですが、実際はそうもいきますまい。定価のタグは1578万で、実際に購入してちょこちょことモノをくっつけていくと2000万弱の車となるとのことでした。

この方の話では「確かに速いんだけど、内装に2000万円感がゼロ。ちゃちな内装です。どうです乗ってみませんか?」と言われたのですが、走らせて万一の事があったらいけないので車の内装と座り心地だけ体験させてもらいました。

座り心地はまあ普通でしたが、フロント・パネルのところは端から端まで全部スクリーン(56inch)という感じで、如何にも電気自動車。しかし、何だか高級感は感じなかったんですよね。私の根っからの貧乏人育ちの感覚がその高級感を寄せ付けなかった可能性が大ですが!w

気になる充電の能力ですが、以下のような感じ。ただし急速充電では…です。

50kW:10%→80%まで110分。30分間での充電量(10%から開始)は29%
90kW:10%→80%まで55分。30分間での充電量(10%から開始)は47%
150kW:10%→80%まで48分。30分間での充電量(10%から開始)は59%

問題は普通充電ではということなんですが、車内を見せてくれた方がメルセデスに聞いた話だと「非」急速充電だと十数時間かかるということで、まあこんな高級車を買うような人達は確実に急速充電システムを家にも設置してこの車を使うでしょうから問題ないんでしょうね。ただし、高速道路やモールの充電設備も最近は車の渋滞が出始めてますよね。

電子的な運転支援装備はまさにてんこ盛り状態で、今現在の技術で考えられる事で実現可能なものはセンサー満載で全部詰め込んでみました!と言う感じです。

と、ここまで書いて実際の所一番の問題なのは充電にまつわる諸々の隠れた問題。この大容量バッテリーは10%ものコバルトを使っているということ!これは高くなるのもうなずけます。更にこのような急速充電設備が日本中にセットアップされると何が起こるか?ということですが、これに関する議論の結論は発電所の大増設となります。火力というCO2を大量に出さないシステムだと当然のごとく原子力しか「現在の人類のテクノロジーでは」選択肢はありません。

となると、電気自動車が原子自動車と呼ばれるのも頷ける話になってしまう訳です。

何れにしても、電気自動車とガソリン自動車が並行して作られない限り近未来にっ電気だけにするなんてことはいろいろなところで歪みが出るのは誰にとっても丸わかりですな。


2022年12月17日土曜日

試合と審判

ワールドカップ・サッカーもいよいよ3位決定戦まで終了。

モロッコとクロアチアという我々チーム日本の手が届きそうな、しかしなかなか届かない所にいる相手が三位を争う形で結局クロアチアが2-1で勝利しましたが、この試合も「ちゃうやろ!」と言いたくなるようなレフェリングが見られ、しかもそれが試合を決めた感がありました。

この試合に限らず審判が試合の中で目立ちすぎる試合っていうのは基本的にレフェリングに問題がある試合ばかり。いつもの悪名高き「中東の笛」というような形では出てきませんでしたが、各大陸から出てきているはずの国際審判員の中には明らかに下手やなと思える疑惑のクオリティを見せた審判が何人か居ましたよね。

特に大問題なのはPKと思われた場面でYES/NOの判断を間違えたり、ガン無視したりと言うのが大きすぎた試合が幾つもありました。FIFAはもっとレベルの高い審判員を「各大陸から」集められるようにしておかないと南米の審判員なんかには?と言う人もいたような…。今日の三位決定戦では「アブドゥルラフマン・アル・ジャシム」と言う人は調べてみるとカタールでは最優秀の審判員とのことでしたが、モロッコのようなアフリカ勢の試合では地政学的に微妙な国の審判は出さないほうが良いよなと改めて思った次第です。

バスケやバレー、ラグビーその他のスポーツでもこれほどまでに審判の質が問われ、問題の中心になる競技はないのではないでしょうかね。野球はファンの熱さで時に揉めはしますが、サッカーの審判ほどはケチョンケチョンには言われないような?

そもそも、フィールド上でシミュレーションでアピールする派手さ、嘘くささがもっとも派手なのがサッカーだからというのもその有るような気がしますね。それで上手くいけば逆に相手が激怒するし、シミュレーションでない本当の被害でPKやレッドカードを取らればければそれでも激怒されるし。審判が目立たなければ試合がまずは滞りなく運ばれたわけなんですが、それはそれで影のようなものだし…サッカーの審判は余り報われないスポーツですね。

というか、審判ていうのはどんなスポーツでも目立たないのがベストなんでしょうか?難しいもんです。100年経たずにAIを搭載したアンドロイド審判がフィールド上を走り回っているような気もしますが。


2022年12月16日金曜日

極小規模忘年会

病院の若手二人と忘年会をしました。(看護職ではない若手達)

勿論、私が手出しで飲み食いと言うのは当然なのですが、彼等の悩みを聞いてあげてそれを吸い上げて来年に向けて気持ちを整理してあげるというステップでもあります。

藤が丘のあるお店に集まりビールで乾杯したあとにいろいろと美味しいものを食べながら病院内の今年の種々の出来事に関して「令和4年談義」に花が咲きました。私が知らない色々な院内の噂話や事実として彼等が知っている裏の取れている話などを聞いていると、トップの人間の質が病院の質を作り上げるんだなっていうのがよく分かる話ばかりでした。

出来る人の仕事、出来ない人の仕事。今年一年のそういう人達の仕事の仕上がり具合を見ていると、それぞれの人間が持つ「器」や「適性」というものが丸わかりで、勉強しない人、学ばない人はどんなポジションであろうと成長しないんだな~って改めて思いました。どんな歳になっても勉強しない人は進歩しないどころかズルズルとその場所から落ちていくんですよね。医師という職業なんかもそういう仕事の中でも典型的な仕事の一つですけどね。

河岸を変えて今度は焼き鳥屋でまた飲み食い。一軒目では魚や酒をいろいろと愉しみましたが、ここでは長々と焼き鳥とチューハイで粘り続けました。一軒目以上にリラックスした雰囲気でカウンター越しに話しかけてくる店長や娘と同じくらいの歳のバイトの女の子達と、これまたいろいろな話が盛り上がりました。

かなり飲み食いしたあと店長に見送られて路上に出たのですが、本当に体の芯から凍えるような寒い夜でした。二人の若手と別れて凍てつく空気の中を家まで歩いて帰る途中、ホームレスの人々が暖をとれる場所に避難できていればいいなと思った夜でした。


2022年12月15日木曜日

日本で看護師になる外国人の問題

文化や言葉の壁は高いものです。

私の勤める病院でもはじめは看護補助の人達から、そして今では外国からやってきて日本の看護師国家試験を見事にパスして看護師として仕事をしている人達がズンズン増えています。

これは大変主観的な見方なのですが、ヘルパーとして来日しているフィリピンやブラジルの人達は基本的に試験を受けようとしないし、ほぼ勉強しようともしません。しかし中国から来ている若い人達は全く違います。男性も女性も物凄くよく勉強してアッという間に国家試験を通過していく人達がたくさんいて驚きます。賢い子も間違いなく多い。

昨年も数人、今年も数人と言う感じで後ろにもまだまだ控えとして来年受験する若い子達がいます。ノートを見せてもらう機会がありましたが、日本語と中国語で大量に書き込みを行って勉強をし、模擬試験を淡々と受けているのを見ると「通らない訳がない」と思ってしまうレベルの勉強量です。

以前から外国人とはいってもそもそも日本で生まれて国籍だけは在日韓国人とか言う看護師さん達はいくらでもいましたが、最近は恐ろしいスピードで中国人の人達が国試に受かっているのを見るとそのうち10%くらいは普通に中国の子達が病院内の正看になるのではないかと想像してしまうのです。もしこのままのペースが続けば若手を中心にそういった日が来るのは恐らく「確実」かと思われます。

数は力です。そのうち次から次へと友だちを呼んで一大勢力になるのかも?日本国内で結婚したりするような子供達も出てくることでしょう。

さて、では現場ではどうかというのが次の問題なのですが、やはり言葉の壁は厚い!我々日本人がアメリカで何の問題もなく日常生活を送るというのとは違うレベルの問題が「医療現場」では発生します。

一つは純粋に患者さん達の方言や老人の発語が聞き取れない、理解できないというもの。もう一つは日本語が苦手で「テストの成績は良いのだけれど」臨床の現場では専門職同士の会話が通じないレベルの人が少なからずいるということ。後者の問題は、勉強する意欲が強い人であれば一年もしないうちになんとかかんとか形はついてくるのですが、前者の老いた患者さんやおかしな事を言う患者さん達の言う事まで理解しようとすると実務上かなりのネイティブとしての日本語力が必要なのです。

この壁を超えるのは少なくとも数年はかかる事が普通ですから、その間は周りの日本人スタッフがサポートをしてあげる事になるのですが、これが想像以上に大変。これが毎年毎年続くのですから、スタッフの中には文句を言い始める人も当然います。しかしそれもおそらくは時間が解決してくれることでしょう。

しかし、これからの日本の少子高齢化社会のことを考えると少なくとも外国人労働力の医療現場への流入はこれから数十年は続くものと思われます。(他のエリアではとっくに外国人が一大勢力ですが!)良いか悪いかではなくて必然。努力を惜しまない賢い人間なら資格試験には通ります。文句を言っても始まりません。

もしかしたら将来、私のお尻を拭いてくれるのも彼等、彼女等になるのかもしれないですよね。


2022年12月14日水曜日

老々介護の行き着く先は

年金目当てにミイラ化した両親や夫の死を役所に届けずに部屋の一室でそのまま放置しているというような事件が日本で多発しています。

生きていく上で困り果てた挙げ句という訳でもなく、書類上は「生きている事」にすれば何時まででも年金を受け取れるのですから悪質そのものです。しかしながら犯罪レベルとしては猿知恵クラス。いつかは露見してアウトとなる日が来るわけですが、例えば己が死んでしまえば類縁が誰もいないような人間にしてみれば、アウトとなるまでに死んでしまえば良いわけですから確信犯にしてみればやるだけとことんやってしまえという「無敵状態」になってしまうのでしょう。

他にも実際に90台の親御さんをあちこちの病院に入院させては「何が何でも生かしておいてください」とお願いする子供さんもおりますが、無理なものは無理。そんな人に心臓マッサージをして肋骨を全部折って人間の尊厳を踏みにじるような事は出来ません。

先日もバイト先の訪問診療で90代半ばのお婆さんの面倒を看ておられる軽度知的障害のある60台の男性の御家庭があり、ベッドからの転倒による大腿骨頭の骨折発生後、転がり落ちるように家庭での介護困難となった例がありましたが、同じようなことは日本中で毎日起きています。

しかし、親が90台、子が60代なんて言うのは介護の世界では普通に起きていて、老々も極まる状況があちこちで日常になっているのです。結局は悲惨な状況に陥る前にケースワーカーや他の医療従事者達が手を差し伸べて入院から施設への移送という形が一般的ですが、実はこの時点で「拒否」される方もいるのです。理由は解らないんですが、実際にこういう事はあって、家庭の中は客観的に見て「崩壊」しているとしか思えない状況で親の死までドロドロに突っ走っていくのです。

それでも訪問看護師さんの訪問や介入を許してくれれば良いのですが、そうでなければダメージは更に拡がります。

助けようとする手を払い除ける老いた親子に無力感を感じはするのですが、何も言わず荒んだ部屋で覚悟を決めて突っ込んでいく様はその汚れ具合とは反対に何だか一種「特攻隊」のような強烈な印象を受けるのでした。

こういう状況で老いた子供のほうが倒れないという保証はどこにもありません。連絡のない状態の発生、例えば先に循環器疾患のある息子が倒れて、寝たきりのお婆ちゃんがそのまま衰弱死というようなことがないわけではないのです。二人を載せた列車が「おだやかな死」という駅まで正しく突入していく短い時間が凸凹でないことを祈るばかりです。


2022年12月13日火曜日

夢の時代が少しずつ近づいている

第二次世界大戦後に始まった「理論上」の、そして長い間「夢」として語られてはきたものの21世紀に入ってもまだまだ50年は実現化しないでしょう!と言われた技術に関してここ数年間で世界各国で次々に大きなブレークスルーが続いているように思います。

それは言うまでもなく核融合発電の世界。磁場閉じ込めのトカマク、ヘリカル、そして慣性閉じ込めのレーザー等3つの主要な方式がそれぞれ大金をつぎ込みながら覇を競い合っているようです。

我々外野のド素人たる烏合の衆には易しくかみ砕かれたわかりやすい解説のみが継続的に漏れてきます。残念ながらそういう楽観的な予想でさえまだまだ解決しなければならない大問題だけでも大量にあるとは言ってますが、それでも各種方式の各分野でそれぞれに進歩がニュースとして流れて来るのが毎度ワクワクさせられます。最近は民間からも大量の資金が流れ込んできていてそれに加速がついているような感じ。

文科省の説明によると核融合発電の為の乗り越えていくべき3つの段階があるようでして、以下のように説明されています。

核融合エネルギーの実現に向けては、研究開発の段階を大きく三段階に分けて、それぞれの目標に向けた研究開発を実施しています。 
第一段階は科学的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、核融合プラズマ生成に必要な加熱エネルギーより、そのプラズマで実際に核融合反応(DT反応)が起きたときに出るエネルギーが大きくなる状態(「臨界プラズマ条件」という。)の達成が課題です。 

第二段階は科学的・技術的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、核融合プラズマが加熱を止めても核融合エネルギーにより持続する状態(「自己点火条件」という。)の達成と核融合プラズマの長時間維持に道筋を付けることをはじめ、核融合実験炉の建設を通した炉工学技術の発展、エネルギー源である核融合中性子に耐えうる材料の開発、核融合エネルギーから熱を取り出す技術等、多くの達成すべき課題があります。現在取り組んでいる段階がこの段階です。 

第三段階は技術的実証・経済的実現性の確立を目指す段階です。具体的には、実際に発電を行うとともに、その経済性の向上を目指して必要な課題に取り組みます。そのために、核融合原型炉DEMOの建設、運転等を行うことが検討されています。 これらの段階を経て、実用段階である商用炉を目指しています。

アメリカのニュースでは遂にこの第一段階がレーザー核融合方式で達成されたようで、以前から第1段階で臨界プラズマ条件は達成していたトカマク方式に並んで遂に2つ目の方式で次の段階に突入したようです。

投入したエネルギーよりも大きなエネルギーを産むということで、ニュースでは「ローレンス・リバモア国立研究所は5日未明、凍った水素を入れた小型の筒に192台の巨大レーザーを照射し、筒の内側で起こる核融合爆発によって水素をヘリウムにする実験に成功しました。 投入した元のエネルギー量の1.54倍となる、3.15メガジュールのエネルギーを生成しました。」とのこと。

投入したエネルギーより出てきたエネルギーが大きいという単純な事実が世界を駆け巡ったのは当然です。あとはこれを安定的に、しかも大きなサイズで出し続けることが大事な訳ですがまだまだこれから競争が続くことで、金と人材(知性)が集まり続ければ世界が我も我もと次の成果を出してくることでしょう。その2つが集まってくるところには必ず何らかのブレーク・スルーが発生しますので、恐らくこれからの10年はびっくりするようなことが起きるんじゃないかと期待してます。

私が死んだ直後くらいには商用炉として永続的に輝く地上の太陽が発生し、子孫達がエネルギー問題や二酸化炭素の問題をもとにした地球温暖化の世界から遠ざかる日が来ることを心の底から願うのでした。


2022年12月12日月曜日

深夜食堂・新シリーズ

「ずっと前から大好きでした」とか言うと、なんか別の事を考えてしまいますが。

Netflixで新シリーズの深夜食堂が始まっていることに気づきました。実際の所、深夜に美味いものをチョコっとマスターが作って、それを囲みの客達が食べながら進んでいく人情噺にいつも画面に見入ってしまいます。

こんな店があるといいな、こんな店の常連になりたいなと思わせるような大人のドラマで、小林薫の演技に何時も惚れ惚れしてしまいます。

そういえば、主題歌「おもひで」を歌われていた鈴木常吉さんが2年前にお亡くなりになっていたことをふと思い出しました。今でも、何度聞いても沁み沁みと心の中を潤してくれます。普通はドラマを連続で観る時には毎話の冒頭に繰り返される主題歌をスキップするのが普通なんですが、このドラマに限ってはそれをするボタンを指が押すのを躊躇わせます。

今回Netflixで見ることが出来た追加分の話も沢山ありましたが、やっぱりいい話ばかりでした。私はいつも思うんですが、深夜食堂を視て話の内容に共感できる人間とだけ酒を飲みたいなと思うのです。逆に言うと、この話を見て心が動かされない人達っていうのはなんとなく自分にとっては「反りの合わない人」なんだろうなと思ってしまうのでした。

話の流れや食べ物が彩りを添えている様子は池波正太郎の時代劇やその周辺ストーリーにそっくりだと感じます。

早く次のシリーズ出ないかな?と考えているのは私だけでなく日本中に沢山いると確信していますが、映画化されたものも含めてNetflixは全ての深夜食堂を確実に何時でも視聴できるような状態にしておいて欲しいなと思うのでした。


2022年12月11日日曜日

次女のアトリエ使用で気になること

次女が頻繁に借りた部屋(=アトリエ)に行って作品をいろいろと仕上げています。

この前「超こっそり」と合鍵で部屋に入っていった所、彼女がちょうど作業を終えて部屋から出るところだったようで、私がこっそりと古式床しい「FUKI」の鍵をそれこそゆっくりと回して入っていった所「心臓が停まるかと思った!!!」と言って文字通り胸に手を当てて言葉を失っていました。w

どうやら幽霊が入ってきたのではないか?変な人が入ってきたのではないか?と思って、ガチャリとしかしゆっくりと回る鍵の内側のノブを見つめながら半分パニックになりかけていたようです。まあ、入ってきたのは実のオヤジだったわけですが。

ところで、入って直ぐに気づいたことがありました。それは猛烈に臭い油絵のうすめ液?の匂い。調べてみるとペトロールやテレピン等があるんだそうですが、そのクサイ臭いが部屋中に充満しているのでした。あんまりこういう事は言わないのですが娘に思わず言ってしまったのは「絶対体に悪いから換気扇つけるか窓を開けといてくれ」と。

あんな空気の中で長時間作業を続けるのが体に良い訳無いよな~と心のなかでボヤきながら、あまり強くは言えないのでした。

何でなんでしょうね?メチャクチャ心配だから物凄く言いたいのですが、何か言えないこの感覚…娘のオヤジって言うのはこんなもんなんでしょうか。長女にはスカッと言えるし、どちらかというと理屈で話し合えるのですが、次女とはどうも。

お父さんとしては取り敢えずは次女が元気で淡々と仕事を続けてくれればそれで良いんですけれどもね。

それにしても娘のアトリエに入って驚いたのは大きな作品がドカンと二枚同時進行していたことでした。その作画を見て「おお、頑張っとる!やるじゃん!」と感じたのは100%親ばかの為せる技なんでしょうが。


2022年12月10日土曜日

ふるさと納税追い込みの季節

そろそろ年末になってきました。

岸田政権になってから起きた事と言えば閣僚のスキャンダルと増税の話ばかり。何だかこの国の今の停滞と混乱の状況が政治にもっとも端的に表現型として出てきているように思えます。経済も落ち込んでいるのはこれまた制度の疲弊とそれを変えようとせずに前例に倣い続けるバカボン経営者の為せる技。それも仕方ないと言えばそれまでですが、国やシステムの衰弱というのは色々な流れから起きてくる人間の質の衰弱からやってくるのが良く解ります。

さて、そんな事とは全く別に税金と言えば毎年のふるさと納税の返礼品選びの季節になりました。毎月のようにトイレットペーパーを注文して、ちょこっとだけキャンプ用品を注文したりする以外には三ヶ月に一回くらい送られてくる綾鷹の24パックケースが届くくらいです。

現時点で残りの分のふるさと納税を頭の中で概算してみるとまだ納税の天井に届くまでに幾らかそれなりのものをオーダーできる額が残っています。という訳で今回は日本に帰ってきている次女のベッドとマットレスを揃えてあげることを考えました。

いろいろと探してみると島根県の邑南町(おおなんちょうと読むのだそうですが、むらなみちょうと誤読してしまいました。)という所が何とも快適そうでシンプルな檜のすのこベッドを作っているようですので先ずベッドフレームをここで頼み、次にマットレスをirisオオヤマのある宮城県大河原町と言うかたちで組みわせて発注をかけることにしました。

本当は名古屋自体からバーミキュラを筆頭に様々な美味いものその他の品々が出ているのですが、その自治体自体に住んでいる我々はこれらを手に入れることは出来ません。

政府が考えた政策としては「庶民にとっては」出色の成功作であるふるさと納税も菅義偉さんが総理になる前に導入して野田ブー子が改悪してくれましたけれども、政府の人間にしてみれば官庁の言いなりになるだけですから、オバチャン的には仕方なかったのかな?等と言ってみたりします。

さてさて、今年も残りの額は出身地の自治体のために宮崎や長崎などからのちょっとした食べ物類で満たすことにしますか。


2022年12月9日金曜日

いまどき何を言ってるんだ?

何を言っとる?と言うレベルの話ですが、性犯罪を犯した教員の性犯罪歴を取得することが可能になる法律の検討に入ったとのこと

ニュースによれば「政府は、学校や保育所で働く人が過去に性犯罪やわいせつ行為をしていないと確認する仕組みを法制化する検討に入った。早ければ2024年の通常国会に法案を提出する。教員や保育士になろうとする人に対して、問題となる履歴がないことを示す証明書の提出を求めることなどが想定される。わいせつ行為から子どもを守る制度の実効性を担保するには、法制化が必要と判断した。

等と寝ぼけたことが書かれていますが、今更かよ?というのが正直な感想。一旦この手の犯罪を犯した輩はかなりの確率でまたやらかすのです。性犯罪の再犯率は性犯罪と言う行為に限って言えば約1割らしいのですが、その他の犯罪も併せてカウントすると、性犯罪者の「犯罪」の再犯率はぐっと上がります。

そんな人間の教員再就職の拒否が人権問題と絡めて議論されていますが、そもそもこの手の人間のビョーキは治りません!と言うのが私の個人的な認識。アメリカに居た頃はそういった人間、特に性犯罪に関わった人間をがっちり名前と住所と顔と犯歴が出ています。マップもキッチリ見ることが出来て、自分の子供達が小さかった頃は自分の家の周りにそんな人間が居ないことを確認したものです。

子供に性的な行為を云々等という悍(おぞ)ましい連中が子供を教えると言うのは例えてみれば「羊飼い役が狼」という有り得ない世界。徹底的に排除して子供の傍に近づけさせないことが肝要だと思います。万一、こういった教師が雇用されて万一犯罪行為を犯したら、雇用に関与した教育委員会の人間全員連帯で馘首にするのと同時に民事損害賠償の金銭負担を糖分で払わせるというのはどうでしょうか?教育委員会も雇用に慎重にならざるをえないですよね!

この手の方々は子供達とは縁のない世界でしっかりと頑張っていただきましょう。人権人権と言うのなら先ずは子供達の人権、そしてその親御さん達の人権。最後に犯罪者の人権です。

おまけですが、今日ニュースをみていてグルーミング罪というのが有るのを初めて知りました。


2022年12月8日木曜日

眼の手術を受けた!

駐車場のパレットの中でも地下から迫(せ)り出してくる台(パレット)には何故か理由は解らないんですがコの字型の金属の仕切りが付いています。

考え事をしていた時に、自分の車に近づこうとしたところ何時もは地下に停めてある隣の車のパレットのそのメタルの金具に「ガツーン」と衝突。ちょうど私のおでこの辺りにその細いフレームが当たる位置にあって、それが見事にヒット。火花が出ました。

実はその一週間ほど前にもおでこではないものの、頭頂部付近を同じバーでヒットし暫くの間ふらついた覚えがあります。いわゆるconcussionという奴で、下手すると脳内でなにかあったのかと思えるほどでしたが脳内に血腫などが有って頭蓋内圧の上昇が有れば乳頭浮腫と言う状況で目の内部の観察でそういう病状を指摘することが出来ます。

というわけで、CTなどを行う前に眼の健康診断も兼ねてということで、私の勤める病院の眼科の先生に私の眼の診察をしていただいたところ…「右の網膜に裂孔がありますね~」との御宣託。「そんなに新しいものではないと思いますけど?」との事でした。

おいおい聞いてないよ!とは思いましたが、視覚異常などは特にあるわけでも無かったのでかれいもくわわったのかなあ?くらいに考えながら更なる精密検査をするために近くの評判の良い眼科医院に診療情報提供書を書いて頂きました。

真新しいその病院に行って問診票を埋めた後、眼圧や視力などの種々の検査をした後に散瞳のために点眼され、30分弱待った後に更に追加の検査で網膜などの状況を調べられました。

その後暫く他の患者さん達が終了するのを待って私の番。この時点で既に5時半過ぎだったのですが、先生もきちんと診察してくださいます。かなりいろいろな説明を受けた後「今の時点で絶対的な適応では無いけれど、これからの加齢とか今後の剥離の可能性を考えるとやっても良いかなって言うくらいです」とのことで、いわゆるレーザー照射を行うにしてもグレーゾーンっぽい回答でしたが、いろいろ話をした挙げ句、先生が「じゃあこの後やりましょうか?」と言う話になったので、素直に従うことにしました。

内心「オペって何時するのかな?また日付決めて出てくるんやろな」くらいに思っていましたので、正直「エッ?」と言う感じだったのですが、「5分くらいですかね。長くても10分です。」と言われたので、逆に驚いた次第でした。やはり他の科の事は何も知りません。特に眼科と産婦人科は私にとっては謎多き世界です。

さて、レーザーの照射によってその薄くなっている可能性のある部位の周囲をリング状に撃つわけですが、眼球にキシロカイン軟膏のようなものを塗られたあと、眼になにか筒状のレンズのようなものを圧着されました。そのうえでレーザーのマシンを私の目に向けてジーッと観察した後ときおりおもむろにビシッ、ビシッと黄緑色に強烈に光るレーザーを当ててきました。一回の照射はそれぞれ瞬間的なのですが、3-4回ずつビームを撃っては暫く観察して他の部位に移る感じで、殆んど痛くは無いんですけど、時折先生の言われていたように弱い痛み?と言うかみかんの皮の汁を眼にかけられた時のような感じで思わず眼を瞑りそうになることがありました。

とは言え、施術自体は本当に短時間であっと言う間。横に立っている看護師さんや先生とジョークを言い合う程度の余裕はありました。

「どちらかというと控えめにしてあります。2,3週間程度でもう一回診させていただいてフォローアップさせてください。」とのことでしたので、本年の診察最終日がちょうど3週間後くらいでしたので、その日に予約して終了となりました。オペ自体は十数万とのことでしたが、保険診察ですので請求額は31,000程度でした。

これで私は他の患者さん達に開心術と網膜のレーザー手術の2つの体験談なら語る資格ができました!w


2022年12月7日水曜日

統一教会二世救済法案

いわゆるカルト信者の子供として生まれ育ったいわゆる統一教会二世達の救済法案が論議されています。

安倍元総理の死の遠因となっているこの統一教会の二世問題は私自身は正直「???」と言う印象です。今回の件は大きな事件として目立った上に、死をもたらした相手が元国家元首ですから、そのインパクトは巨大。

とは言うものの、私はコレが統一教会だけの問題に歪小化されることを危惧します。それもこれも、今の世界(日本に限らず)では宗教がらみの問題がありとあらゆる形で右からも左からも多くの人を苦しめている事が余りにも酷すぎて。

実際のところ、宗教の定める人間が作り上げた神様の名のもとに一体どれだけの人間が憎しみ合い、殺し合い、騙しあってきたことか。雨後の筍のように生えてくる全てのカルト達は規模の大小の差さえあれ、それぞれの信奉する神様こそが正義という唯のエゴとエゴのぶつかり合う狂信の世界です。そしてそのエゴの正当性に対しては内部からの検証は全く行われないという事実があるからこその何でもありの世界。

現人神を名乗る多くの糞教祖達に対して金やモノを献ずることが来世での幸せが待っていると言う毎度毎度のクソ約束。誰も死後の世界のことなんぞ責任取らんで良いのですから、まさに嘘も方便の極地です。検証しようがないのですから言いたい放題ですよね。(恐らくその教祖様達こそが来世で己の定義した地獄に行くのでしょうが。w)

量の過多はあるものの、カルトに限らず少なくとも全ての宗教で「金やモノ」を掻き集めているのは事実ですから、税務調査をギッチリやって兆単位の税金を回収すれば良いだけのこと。大本の教祖の脱税をガッチガチに追求してムショにぶち込めば信教の自由などの制限等とは全く別の次元でクソ・カルトを潰していくことが出来ることでしょう。

我が宗教はカルトではないと言うのであれば、税務調査を受ければよいのです。そして、宗教だからといって税金のグレーゾーンや優遇を一切無くせば良いのです。

そもそも宗教にカネがかかるというのが根本的に可笑しんじゃないでしょうか。精神の安定を求めるのに大金を集めなければならないというのなら既にその瞬間にその団体は宗教団体の定義を外れる気がするんですが?立派な教会がなければ権威もないし人も集まらないというのならその程度の教義と中身しか無いということ。

簡単に言えば高級車に乗っている人間が高級な人間だということは「まったく」無いという誰でも理解している現世の事実と同じ。心の平和に必要な金は家を売ったり借金したりする様な額では「絶対に」無いのです。


2022年12月6日火曜日

胸張って帰ってきてよ!

寝ました。

12時というその瞬間には起きていましたが、強引に寝ました。理由はシンプルに己のジンクスに従ったまででです。「俺が国の代表のスポーツをテレビ観戦すると勝てない!」という何の根拠もないマイ・ジンクスを通して日本を応援するために寝むる事で応援させて頂きました。寝る瞬間も「今なら余裕で視れるのに~。いや、我慢我慢!」と強引に体をベッドに捩じ込んで寝ました。

そして翌朝起き上がり恐る恐るネットを調べると1対1のあとPKで負けたという衝撃的な展開が記述してありました。何というか…。日本が望んだ新しい景色という意味でのベスト8を今回もみることは叶いませんでした。周りでは、特に一部のサッカー選手や評論家達からは勝っても負けても優勝を目指すメンタリティーの欠如のようなことを遠慮なく言われていましたが、私は個人的には「でかした!」と言いたいです。

評論家の皆様におかれましては現実を見ろと言いたいです。w

日本というサッカーという競技の試合に全く誰も観客が集まらなかったサッカー未開国がサッカーの後進国と言われる程度に変化して、プロリーグが発足し次第に有名もしくは元有名外人選手を札束で呼び寄せてはその技術に驚嘆し、次第にそれをみて高校やクラブ下部組織で育った選手達がWorld Cupに出場し、それをみて更に「俺が行く」と育ってきたその一廻りも二廻りも若い選手達が登場してここまで来ているのが今の日本。

トップの若手達は当たり前のようにヨーロッパの一流チームや中堅チームで現地の言葉を使って試合に出場し、現地のファンに褒められ謗られることが当たり前のようになってきたのは実に素晴らしい事。ただ、このレベルの人達が「もうひと塊」出来た頃、そしてその中から誰をワールドカップに連れて行くべきかを監督が大いに選考で迷うほどにマスが増えるほどの贅沢が味わえるようになった時には日本は自然とベスト8やその次を何時でも狙えるようになっていると思います。

その意味では私は今の日本代表の得た結果はある意味順当だと思うんですけどね。ベスト16になるまでの過程も、結果は同じベスト16ではあっても、倒してきた相手の格と強さ、そして倒し方が4年毎にアップしてきていると思うのですが。

今いる選手達に4年後には「俺はもう代表には入れんな」と思わせるような若手は既に日本の何処かに一杯いるはずで、今回のWCをテレビの前で「次はオレの番」と、しかも心の底から真面目に視ていた若人達が沢山居たと思います。

今回の代表達はその若人達の前にカタールから胸を張って帰ってきて「次は一緒に決勝を目指そう」と彼等に言って欲しいと思うのです。

そういう意味で4年後(カナダ・アメリカ・メキシコ共催)をまた愉しみにしている名古屋のオジサンでした。


2022年12月5日月曜日

今の日本って子供を育てにくい国だなってホントに思う

数年に一回こういった書きたくない事を書かないといけない時があること自体が嫌です。

さっき横で流れているニュースを視ていたら、長野のある小さな公園で子供達がワイワイうるさく声を出すから公園自体を閉鎖しろという国立大学名誉教授の声に応えて役所がその公園を閉鎖したというのがその概要。

そもそもこの公園は公園前の児童館の設立と同時に作られたようなもので、この公園で児童館で待つ子供達が遊んでそれを親が迎えに来るのだそうですが、地図で見てみても公園にはあまり遊具がないタイプで、その土地自体で子供達が集まって自由に遊ぶところみたいなんですが、この公園が無くなると児童館は子供の遊ぶ場所無いですよね?

恐らくこの周りに見えている5軒程度の家のうちの1つがこの偏屈クソジジイの家だと思うんですが、ニュースを視ていると突然公園を閉鎖されるという告知を受けて頭にきている別の年寄りもいて、それももっともだと思いました。地域住民の説明会などに呼ばれる呼ばれないなどということで役所との感情的もつれもあったようなんですが、たった一つだけ思ったのは「こんな年寄にだけはなりたくないな」と言う一言。w

子供は基本的にやかましくて、落ち着きがなくて、まだまだ怒られて育つことが幾らでも必要な大人とは異なる生き物。某国立大学を定年退官したクソジジイ1人の気持ちを宥めるためだけに忖度した役所の担当者も腰の引けたXンXマのちっせえ野郎だなと思いましたよ。ホンマに。

地域住民の要望で造られた公園が1人のクソジジイの文句で潰されるとかいう今の日本。終わってます。日本は本当に死にゆく年寄り達の為に存在する国になってしまったようです。若い夫婦が子供をもたなくなるのも当然ですわ。

このジジイが死んだらまた公園が再開園されることを遠く名古屋から心から祈ってます。

民主主義国家ってこんなでしたっけ?w
共産党なんかがよくやる「市民代表」は実は極少数って事多くないですか?
Loud minority and Silent majority.

2022年12月4日日曜日

怪物取得の申込み

息子を連れて週末にあちこち遊びに行くことが多いこの頃です。

アチラコチラに男同士で行くわけですが、結構息子の喜ぶようなコースを見つけるのは容易ではありません。結局のところ息子にとって楽しいのは車に乗って何処かへ移動すること自体、そして最も楽しいのは恐らく美味しいものを食べることではないかと思っています。移動に使う乗り物の中でこれまた推測ですが、間違いなく飛行機が一番好きだと思っています。

さて、そんな男二人の移動の中で今日は有ることを実行しました。実は昨年からTOYOTAではある予告をしていたのですが、それは特別な車の売り出しの件でした。車の名前はGR Corolla。

カローラと言うなかれ。カローラの名前を被っているだけで、中身は怪物です。塗装もトヨタらしからぬマット・スティールというつや消し塗装で、エンジンもシャシもいろいろと手を加えてあります。ブッシュの部分がピロボールという設定ですから、恐らく街乗りではゴツゴツ。しかし、この車を選ぶ人間にそんな事を気にする輩は恐らく一人もいないでしょう。w

この車は販売店で直接入力するのが唯一の注文方法で、RZというグレードまではやはり抽選販売にしても500台。かつ普通にネットで抽選参加できるのにコレは違います。たったの70台しか作ってくれません。息子と二人で高辻のGR garageに行って申込みを行ったのですが、申し込みを行っている間にも次から次にいろいろな年齢層の人達が申し込みに訪れるような状況…。くじ運などもとより最低の私にはこの夢のような車が当たる訳もありませんので、最初から新春初夢程度の希望、つまり泡沫の夢と言うことです。w

値段は実売税込み715万!もう値段だけ見ていると、レクサスなんですが、この車にドアは四枚ついているのに後部座席は唯のタイヤを置くことの出来る空スペースという恐ろしさ。つまりは二人乗りです。最初から家族や友人が乗ることなど考慮されておらず、速く気持ちよくスムースなドライブ・フィールを愉しむためだけの特別な車なのでした。

もしかしたら今は売っていないレクサスLFのように「作れば作るほど赤字の出る値段」なのかもしれませんが、そこは表に出しては来ないはず。

まあ、何はともあれ当たったら気絶してしまうかもしれません。発表は1月中旬です。


2022年12月3日土曜日

ABEMAを観ての驚き!

FIFA World Cup Soccer 2022を視るのは今のところ全てABEMAになっています。

ビックリしたのは全ての試合を全て無料中継するというその戦略。一体全体いくら金を使っているんだというのが正直な感想なんですが、放送する度に視聴者数の記録を塗り替えているとかいう話で、次回のクロアチア戦に至っては恐らく視聴制限をかけざるを得ないという話まで予め「公式に」予告されている程になっています。

その豪気・豪快な全試合生放送だけでも驚きなんですが、実際に驚くのはここから。試合用のカメラがメジャーな画面のものだけでも4台もあって、それを視るために主カメラ、画面四分割、日本のベンチだけを映すカメラ、相手陣営の中心選手を映すカメラ、フィールド全体を自在に二次元で動き回るカメラなどを揃えての放送はど素人の私にも「なんて豪華な!」と思わせるものですよね。

東京オリンピックでのキャノンの物凄いカメラ・システムにも腰を抜かされましたが、デジタル技術の進展というのはこれほどまでに感動的な視線を人に提供するのかと感慨一入です。

さて、前回の試合の流れで思い出したのですが、実際のスペイン戦での決勝進出の予想が分単位で目まぐるしく変わり続けた記録を自分のためにも残しておく必要があるのかなと思い、医局にあった新聞の小さな、だけど便利な図表を写真に撮っておきました。

要するに試合の間中どの国が決勝トーナメントに進んでもおかしくなかった訳で、ドイツに対してもしコスタリカが後半30分程を抑えきっていたらなんと日本とコスタリカが決勝トーナメントに出ていた可能性まであった瞬間が存在したのですから恐ろしいものです。最後はドイツの底力がコスタリカを粉砕しましたが、それでも可能性は存在したわけです。勝負は水もの、本当にわかりませんね。

同じ事はベスト8に向けてのクロアチア戦でも言える筈。頑張れとしか言いようがありません。

  

2022年12月2日金曜日

イカズチ一閃、続けてもう一閃

ドエライ奴らです。

朝嫁さんが起こしに来て一言「日本勝ったよ」と。思わずエビのようにピーンと跳ねてしまいました。アノ誰もが認めるサッカー強国であり、優勝候補の一角と言われていたスペインを破るというのは一体どういうことなのかと勝った国側の一人である自分自身が聞きたいです。私自身は前回も書いたように「俺がLIVEで観ると日本は負ける」と言うジンクスをきっちり守って強引に寝ました。

実際、前回禁を破ってしまい、このジンクスを守らずについつい楽観気分で覗いてしまったコスタリカ戦は「私のせいで」あんな風に負けたのだ!と厳しく反省し上記のような行動に出たわけです。

試合全体をABEMAで完全に100分間見直しましたが、堂安のマラドーナぶりのワガママ・ストライカー状態には心から称賛しかありません。やっぱりストライカーは才能X努力だなと改めて思わせるに十分な一発でした。さらにその3分後に発生したVAR判定の三笘>田中の幼馴染の連携とその後の二人の抱擁は本当に「青春ドラマかよ!!」と思わせる景色でした。上を目指して磨き合ってきた二人が世界の頂上の戦いで有り得ないような動物的なゴールを生み出すなんてどんなファンシーなドラマの筋書きにも恥ずかしくて出てこないようなunrelなものでしょう。

ところで、いろいろと議論になったあの写真ですがVARの判定はもう間違いなく「かかってます!」という事で終了。議論の意味さえありません。

私にはゴール・ポストとがゼロミリのところにエッジがきちんと有るのかどうかというのも興味あるところなんですが、いろいろな角度の写真を持っているはずのVARがそう下したのですからそうなんでしょう。

それにしても、伊藤や守田の献身的な働きやとてもとても人間とは思えない前田の異常な走り込み。本当にどこにで現れています。前田さんの心臓って3つくらいあるんじゃやないでしょうか?あと、権田のウルトラ・セーブ。どれが欠けてもあの試合は成り立たなかったと思います。後半に入ってのスイッチが入った日本。球はスペインが回していましたが、前半とは全く違って「持たせている感」が強くありましたね。

次はクロアチア。昔から勝負強いイメージしか無いユーゴの流れを汲むセルビアやクロアチアですが、気合い入れた日本ならきっとやってくれるはず。しかし、やはり俺的には試合をLIVEで観るのは憚られます。w


2022年12月1日木曜日

長女の帰国

今日は仕事を半日で切り上げました。

理由は簡単で、長女をセントレアに連れていくためでした。約3週間の「母を励ますための滞在」を終えて帰国するわけです。その大役は見事に果たしてくれたようで、次女と長女で嫁さんとバカ話を続けては始終三人でゲラゲラと笑っていたようです。私は全くの蚊帳の外でしたが、それで良いと思います。

朝食と夕飯も殆んどが長女、もしくは長女と嫁さんとの共同作業によるもので、普段は出て来ない系のスパイスや調味料にメチャクチャこだわる長女らしい作品が毎回テーブル上に所狭しという感じで並べられていました。味の方はまあ全く問題のない美味しいもので、そういった評価に「一切の」忖度が働かない長男がパクパクと食べていたので間接的にも評価は間違いないものと言ってよいでしょう。w

何度思い出しても、高校までは料理どころか家事手伝い自体を全くしなかったと言うか想像することさえ出来なかった長女が、ここまで料理に熱心になるとは親の私でもわかっていませんでした。まあ結局のところそれを説明できるのは「凝り性」の一言なんでしょうね。

さて、飛行場へは家から高速で40分前後。1時前には到着してすぐにチェックイン。名古屋を離れる前に娘が胃袋に入れておきたいと選んだのは飛行場内に有る「矢場とん」でした。私は内心「どれを選ぶんかいの?」と思っていたのですが、その選択に「そう来たか!w」と言う感じ。三人で外で10分ほど待った後に導き入れられてロースやヒレカツなどをそれぞれが愉しみ直ぐに荷物検査場の方へと向かいました。

その移動の最中に娘と嫁さんは既に半べそ状態。最近は九州の田舎の母親よりも頻繁に出会っているあんたら二人が何を泣いとる?と二人に言うと、泣きながら笑っていましたが。

手荷物検査場の前でハグをし、サヨウナラ。奥の奥まで消えていくまで嫁さんと二人で長女を見送りました。これで、ちょっとだけお互いに離れることになります。

というのも、今度は2月に小学校からの幼なじみである大親友のboy friendを連れてくるようで、既にその時用の下呂温泉の宿の予約なども済ませたようでした。若いっていうのは本当に体力任せで羨ましいです。まあ、無事にまた日本に遊びに帰ってきてくださいな。