2022年11月30日水曜日

それはちょっと・・・と娘にやんわり全否定される

時代なのでしょう。我々の頃には全く流行っていなかった古着の購入が娘達には本当に普通になっているようです。

今回の名古屋再来に際しても長女が力を入れていたのは古着のチェック。長女いわく「日本の女の子達は本当にオシャレでアメリカのダサいセンスとは全然違う!」との事。かなり断定的な口調でした。私は「スタイルの悪さをカバーする為に工夫と努力を注ぎ込むからじゃないか?」と移動中の車の車内で話をしたのですが、返事は曖昧なものでした。^^

さて、毎度のことなんですが長女も次女も買取王国や2ndSTREETに入るとAIのスキャニングマシンのようにタ~ッと隅から隅までその店の在庫をチェック。値段の妥当性やデザイン、そして物件のダメージなどをチェックしながら最終的に「コレ」というものをピックアプしては家に戻ってきます。

当然のことですが、恐らく私なら絶対に手にしないようなデザインのものも買ってきてそれを家で着ているのを見ていることがあるのですが、結構ビシッと似合っていて「やっぱり自分のことわかってるんだな」って思います。まあ、そもそもオッサンのセンスが20代の娘達のセンスに関して云々すること自体が根本的な間違いなんですけどね。w

この前も一緒に行った店でドイツ製の軍用ジャケットを私が手にとって「コレどう思う?」と聞いてみたところ、即座に「その手の服は止めようよ!」とドイツの国旗が左腕に付いた軍服に対して否定的発言。いわゆる「あの時代」の「あの政権」を間接的にであっても想起させるものは拒否というわけです。

どっちにしても、これほど古着がリサイクルされて普通に流通し、若い人たちを中心にかっこいいと言う感じで日常で普通に使われる時代というのは逆に健康だなって思います。ファッション・アパレル業界の製品循環はいろいろな物流業界の中でもエコとは対局にある最悪の浪費型業界といわれています。

そんな中でのこういう潮流。オジサンも循環型社会の歯車の一つになろうと努力する次第です。


2022年11月29日火曜日

大凡人の悩み

命が助かるということが息をしていると言うことだけでいいのか?という事を考えさせられるような事態によく遭遇します。

認知症の高齢のお爺ちゃん、お婆ちゃんでもう殆んど日常の行動はできない状況でベッドの上でほぼ一日寝たきりだったりする事が結構多いのですが、その方々が年々歳々認知機能が低下していってADLが更に低下していく中で、更に追い打ちをかけるように心筋梗塞や脳血管疾患の影響で意識レベルが大きく低下してしまった時などは我々は家族の希望に沿って種々の処置を行います。

ところが、御家族に病状を説明する中でこれからの治療方針や心停止・呼吸停止が発生した時にそれから先の救命や延命措置をどうするかという事を話し合うと「やっぱり、苦しまないように静かに見送ってあげたいです。」とか「意識のない中で、苦しむ時間が長くなるような処置は望みません。」等とはっきりと意思表示をされる方々が特にコロナ以降は圧倒的に多数を占めてくるようになってきました。

また、認知機能にほぼ全く問題がないような状況で入院されてきて、長い長い十年以上の入院(精神科では出たり入ったりで30年とか入って居られる方が存在しているのにも驚きますが!)の間にどんどんと認知機能が落ちてきて、いわゆる認知症の状態で自分で明確な意思表示が出来なくなってしまうような人も元気な頃から「一切の延命処置を拒否します。」とはっきり言い切り、それを書面に認(したた)める方も日常的に普通に居られます。

しかし、我々の日常としては家族が認めようと、本人が認めようと、そんな意思表示をされた方々が大きく生理的な状態が落ちてしまった時に最後の瞬間をどう看取るのかというのは毎回我々医療従事者にとっては考えさせられることの多い出来事です。

まさに「言うは易く行うは難し」で、恐らく何の哲学的考察も行わずただ淡々と見送るようなことをするのであれば、そのうち医療行為自体もロボットがすれば良いのでしょうが、そこには我々や御家族という「人の心」が介在しています。

最後には御家族も納得できるような、そして自分の家族、もしくは自分自身であればこういう見送られ方が良いなと思えるようなお別れをして軟着陸を目指します。そういう過程に悩みがないのは聖人君子だけだと割り切って、その都度大きく・小さく悩みながら患者さんの最後のお見送りをしている私でした。


2022年11月28日月曜日

「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」とか言うバカボン

「お前が言うな」と言うフレーズはこういう時に使うのか?という話。

大王製紙の三代目。会社の金をギャンブルで100億以上使い込み、会社にドデカイ損失を与え続けた後、塀の内側に4年間突き落とされていた東大卒のバカボンこと「井川意高」が、World Cupでの日本人サポーターのゴミ拾いを揶揄しておりました。

カタール大会で日本代表チームが更衣室を清掃したことや、日本サポーターがゴミ拾いをしたことをめぐり、以下のような発言。
  • 「こういうの気持ち悪いからやめて欲しい」
  • 「ゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性」
  • 「まあ端的にいってサッカー場のゴミ拾いしたことを褒めてもらって喜ぶくらいしか日本人の自尊心を満たせることがないくらい誇れるもののない貧しい国になったということだ赤ちゃんが泣いたら文句つけるような国民の美徳?笑わせるな」   
  • 「なんども繰り返すが サッカー場のゴミ拾いを褒められて有頂天になる日本人が悲しい。そんなちっぽけな自尊心が満たされてうれしいか?オレには世界からの誉め殺しとしか思えない」
  • 「そもそも海外で評価されてるということを喜ぶ奴隷根性が嫌いだわ」
  • 「基本的に外国人が他国人を褒めるのは本心ではない内心揶揄しながら相手が舞い上がれば得すると思って褒めてるんだよ」
  • 「とにかくオレが嫌いで気持ち悪いのは対象が何であれ無批判に称賛崇拝することバカの証明」
  • 「日本人の劣化が口惜しいんですゴミ拾い褒められて喜ぶ奴隷根性に大和民族が成り果てたことに憤ってるのです」
私からは特にこの発言に対しては何の意見もありません。金持ちのギャンブル狂の劣化三代目が何かいろんな事をゴチャゴチャに混ぜて酔っ払ったような発言を呟いとるな、と言う感じ。Twitterの馬鹿検知機能は未だ十分に生きています。日本人バンザイみたいな話を掻き集めるマスゴミも嫌いですが、ゴミ拾いの話は別に褒められたりするためにやってるもんじゃないよ?みんなスタジアムでいつもやってることをカタールでもやっただけでしょ。

さて、馬鹿でも金をかければ東大程度には入れるのはこのバカボンを見ればわかりますが、本質的な部分の間違った育てられ方というのは大人になっても可塑性が少ないんだなって思いますね。飛行機で塾に通える財力も、100億ギャンブルにつぎ込む背任力も人を育てるためには使われませんでした。

人の行いに対する判断の結果というのはその人の「本性」を映す鏡ですが、ゲスなものの見方をする人間はそれだけ心のベースが下衆なだけの話。取り立てて珍しいことでもありません。ただ昔と違うのは、それが「悪名」をベースにした有名人であればtweetが拡散してちょっとだけその元・小悪党ぶりが発揮されて暫くは騒がれるだけ。

昔から言う通り「知性は金では買えない」と言うお話でした。学歴だけは買えたようですが。w(<アメリカにも寄付金入学と言うのがありますが、同じです。)


2022年11月27日日曜日

嫁さんだけワープ

私だけ取り残されることになりました。

しばらく前から、嫁さんのiPhoneがバッテリーを取り替えたはずなのに妙に電源が消耗するのが早いとか、もうアップデートが出来なくなったとか言っているのを聞くともなく聞いてはいたのですが、それでもとりたてて「ああ、電話が死んでいる」と言う程の症状ではなかったため、日々だましだまし使ってもらっていました。

ところが、長女がしきりにその事を気にしていて、アメリカにいる段階からiPhoneを変えないといけないんじゃないかと言ってきていました。私自身は「iPhone15が出たら変えれば良い。恐らく間違いなくEUROの規制でlightning cableがUSB-Cに強制的に置き換えられるからそれまで待てば良い」と言い放っていたのですが、それに納得できない長女が昨日夕刻に私と嫁さんを近くのdocomo shopに強制連行。買うつもりは私自身は毛頭無かったのですが、でかい画面のiPhone14Plusを買わされる羽目になりました。約17万円!たけ~!(・・;)

私の持っているのはiPhone8! 今となってはかなりギリギリの化石ですが、十分に作動しますし、メモリ領域が写真で潰れていること以外には特に大きな不満もありません。今のところ来年まで十分に待てると思っています。しかし、これで家族の中では私の電話が最も時代遅れのものになってしまいました。私以外では娘達がXや13ですから、数年遅れていることになります。

やっぱり一番の違いはカメラやビデオです。新しいiPhoneはやっぱり画像に奥行きがあって、それだけでも写真がかっこよく見えますからね~。それだけでも家族にとっては良いことなのかもしれません。

iPhone6からいきなりでかい画面のiPhone14にジャンプした嫁さん。使用感や性能差はほぼワープ感覚ですよね。セットアップでは長女と次女にボタンレスの新しい電話の使い方を学びながら、一方的に講釈を受けていたようですが、最初から長女にほぼ任せっきりで旧環境の再構築を依頼していたようでした。orz

私は…私は、まだまだ一年は我慢できます!と自分に言い聞かせております。w


2022年11月26日土曜日

長女の帰国も近づいてきました

長女帰国前の最後の終末でした。

取り敢えず、こまごまとしたリクエストもなかったのですが、長女としては取り敢えずはここ数年成長著しいワークマン・プラスで、自分に合うような何らかのウェアが置いていないかどうかということを調べてみたいということで、朝も早くから牧野ヶ池緑地脇のワークマンに家族で行ってまいりました。

店の中に入っていくとあとは嫁さんと娘が勝手にずっと次々に商品に手を取って見ている感じで、そのうち次々に服やシューズ、バッグなどを手にとって試着を繰り返していました。結局のところ一時間以上3人で店の中でウロウロしている感じでしたが、最後に手に取っていたのはメチャクチャに派手な紅葉カラーの上下の防寒ウェアでした。それに\980の激安カバンや他のシューズを一足買って満足していたようでした。

その後は長女が家の飾りつけをしたいということで、帰りがけに長久手のビバホームでいろいろな材料を仕入れていたようですが、私には預かり知らぬこと。お任せモードです。その後は藤一番に移動してラーメンを食べ始めたのですが、ここで大事な本日のイベントに移動を決定。

それは名古屋市政開始150周年を記念した自衛隊による空中でのスモークでのお絵描き!小牧基地を出発してモリコロパークや港の方でスモークを描いた後名古屋城では三種類の絵を描いてくれるとの予定を聞いています。駐車場の払底や車の渋滞を想定して最初から東山線>名城線へと移動していったのが大正解。猛烈にたくさんの人が集まってきて名城線がギュウギュウという初めての経験をしましたが、飛行空域に入ってくる10分前に到着という幸せ。
こんなに沢山の人々が集まっていました
いきなり轟音とともにまずは直線スモークで登場
そして、6つの花びらを大空に開かせてくれました。ただ少し残念だったのは雲が多くてスモークが目立たなかったですね。

周りの皆が「わ~。かっこいい!かっこいい!」と連呼していました。やっぱり戦闘機のりは男の仕事だよな~とシミジミと思った今日のショーでした。


2022年11月25日金曜日

息子が同じ職場の女性の手を噛んだ

毎日行っている作業所の先生の書いてくださる連絡ノートから息子の「やらかし」が判明しました。

以前も何回か書いたことがあるのですが、息子は自閉症で言葉によるコミュニケーションが取れないタイプの青年です。発語に関しては基本的には反響言語、いわゆるこちらの言葉をある程度の緩い正確さでコピーして繰り返すことが出来る程度です。

そういう息子ですから、言語によるコミュニケーションは大きな制限を受けており、ある程度毎日生活の中で繰り返し使用する単語による簡単な指示動作などで理解を得ることが中心です。例えば「食べる」ということ「トイレに行く」こと、その他「もう寝るよ~」等という言葉に対応する息子なりの単語というものが存在しており、家族やごく近くで活動している作業書の先生などはそれを理解して使うのですが、周りの人は当然それを理解していないのが普通なのは仕方ありません。

ところが、今回は先生が少し目を話してしまったスキに息子の事を気遣って「作業を終えて早く帰っていいんだよ」と息子に囁きかけてくれた軽度の知的障害のある女性の手の甲をガブリと噛んでしまったのです。自閉症の子に良く有ることなのですが、自分に内在する決められた手順が何らかの外的要因でスキップされると感情の平静が大きく阻害されることが多いのです。今回も恐らく早く終わらせられたことによる通常手順のスキップが原因だと推測されました。

手の皮がちぎれるような事態にまでは至らなかったのはまだ不幸中の幸いでしたが、当方は女性のお母さんには平謝りでした。その方は「大丈夫です、お気になさらないでください。」との優しいお言葉をかけてくださったのですが、翌日はその女性に菓子包みをもって謝罪させて頂きました。

今までも、怒りを爆発させてステンレス・ボトルを壁に抛り投げて壁に傷をつけて以来それを作業所に持ってくるのは禁止になったりしてはいたのですが、今後我々の手を離れ共同生活をしなければならないような歳になった時に、我々の居ないところで怒りを爆発させて逆に同居者等から殴り返されたりするリスクも当然有るわけですから、そのような行為は厳しく叱責して抑制していかなければならないのですが、如何せん最初に述べたような言葉の壁があり、それを理解させるのには大変な苦労があります。

今回も女の子の手を噛んだ後、逆にしおらしくしていたらしいのですが…。

言葉が通じないというのは本当に大変困難な世界なのです。orz


2022年11月24日木曜日

アスペさん、またやらかしてくれた

もう職務継続自体が無理だと思うんですけど、御本人はそうは思っていないらしくて…。

単純に皆にとって悲劇です。私自身が関わるとパワハラと呼ばれてしまう可能性があるので、病院トップのsuggestionに従って本人の前に立たないようにしていますし、本人の前では一見すると何もしないことにしていますが、腹の中は怒りで満ち満ちています。

今回のインシデントは本当に唖然とするものでした。もし私の親族が同じ事をされていたら絶対に揉めに揉めていた事と思います。

何が起きていたかというと、朝の段階で若い女の子の看護師さんが夜勤明けに疲れ切った表情をしていたので「お疲れ!夜勤なんもなかった?」と聞いたところ「激おこです。聞いてください!」というので、何事と言う感じで聞き始めると以下のような事件が起きていたというのです。

朝の段階で注射に入ったその問題の女性看護師が注射のセットアップをしていたらしいのですが、その仕事の跡を見て大慌てで患者さんの腕から針を抜いてセットし直しました。理由は簡単。普通とは逆に静脈針を末梢側に向かって刺していたからでした。そして点滴をポトポトと落としていたらしいのですが、滴下は不良で刺入部は腫れていたとのこと。

この看護師さん既に看護師になって5年以上。今の病院に入職する前にも別の病院に勤めていたらしいのですが、御本人によると「虐められて辞めさせられた」とのお話ですが、確実にそうでは無いと思います。恐らく追い出されたのかミスの連発で周りの雰囲気に居辛くなって辞めざるを得なかったかというような状況だったのでしょう。

看護師という仕事は本当に適性が厳しく問われます。むしろ医師以上にその適性が問われると行っても良いかもしれません。入院した患者さんと最も物理的に密接に向き合うのは看護師さんです。そしてその最前線にあたる人が「残念な人」だったら、というのが今回の看護師さんそのもの。一体全体、これから病院の上層部は彼女をこれからどうしようというのでしょうか。

しかし、看護部長いわく「人を切るのは本当に大変なのよ!」と半ば怒ったように話していたのが印象的でした。可能な限り物理的に患者さんから切り離さないと今後のこともありますが、入職させた看護部長、自分で尻を拭わなければなりません。言えば因果応報なんですが。


2022年11月23日水曜日

勝てば官軍

ナント!初戦であの強敵ドイツを2-1で破りました。

しかも、ドイツにとっては日本なんて!という気持ちだったでしょうし、日本にしてみれば勝つためには「全て」を注ぎ込まなければ勝てないという感じの気迫が必要な状況だったと思います。しかも、一回でも勝つ事が鬼のように難しい試合、それがワールドカップのサッカーだというのは今まで果てしなく繰り返されたジャイアント・キリングを見れば自ずと解ろうというものです。

今回の日本の第1戦。いつも通りヘタレの私は何時ものようにスマホやテレビでチラッ、チラッと試合開始の様子や進行の状況を確かめつつ実際に試合の進行を確認したのはドイツがまず一点取ってしまった後。これがPKだということは後で知ったのですが、この時点で既に私の行動は一択。ヘタレまっしぐらに先ず寝ることにしました。w

要するに私には自分がこういう試合の大事なところをLIVEで観戦したりすると応援チームが負けるというパーソナル・ジンクスを信じているので、この時点で自分自身に「観てはいけない」と行動制限を導入したわけです。

ところが、ベッドに入って再び恐る恐るスマホのLIVEスコアを除いたところ、なんと後半戦でいきなり1-1になっている事がdisplayに表示されています。そしてなんとその数秒後に今度は1-2と逆転しているではないですか!

寝ようとしていた私はここでガバと跳ね起きて「寝てる場合じゃね~!」とテレビの前に突進。寝ている長女の迷惑顧みず、観戦開始。ここで観ていた直後にadditional time 7minと出ました。

めちゃくちゃ緊張しながら最後にはキーパーも飛び出してくるほどの全体総攻撃モードに変わった鬼のようなドイツの真剣攻撃を跳ね返しまくる日本を心の底から応援しました。最後にホイッスルを聞いた瞬間に胸の中が熱くなる感じを止めることが出来ませんでした。勝負というのは勝てば官軍。いろいろと叩かれまくってきた森保監督の心情を思うと「おめでとうございます」と自然に声に出していました。

それにしても、その後の点取り屋二人の「当然俺が点取りました。相手が誰でも関係ないっす。」的な如何にもなストライカー発言を聞いて、やっぱストライカーっていうのはこうでないとアカンのねん!とニヤニヤ笑ってしまいました。次のチームのみならずあのスペインもブッ倒して次の駒へと進んで欲しいものです。

それにしても、やはり本田圭佑の解説は凄いもんです。将来の監督候補かも?と感じてしまうのでした。


2022年11月22日火曜日

長女のリモート・ワーク

日本に戻っている長女はやはり変な時間に起きて変な時間にベッドルームなどでノートPCに向かって色々と話しかけてはミーティングに参加しています。

この前なんかはアメリカ時間にしては絶対オカシイやろ?というような時間にミーティングとか言っていたので、思わず「何のミーティング?」と聞いたところヨーロッパのヘッド・クオーターとの話し合いとの事でした。支社が世界に散らばっているような会社って必然的にこういう感じになるんですね。言われてみると「当たり前といえば当たり前」ですが、何だか変に感じます。w

娘は普通はバージニアの自分の家で鼻糞ほじりながら仕事をしているはずですが、所属しているヘッド・クオーターはNYオフィスなんだそうです。とは言え、今のところはイーロン・マスクのような人物によるオフィス回帰命令のようなものは出ていないとのことで、淡々と家で仕事できているようです。それでも、先日は全社ミーティングでソルト・レイクに行っていましたし、それに伴う上司とのミーティングで別のエリアに飛んだりしていましたので、物理的な会合も実際にしているようです。

さて、マスクのことで思いましたが、Twitterで多くの社員をぶった切って辞めさせていますけど、長女の働いている会社では早速Twitterを使わなくなったそうです。色々と考えた末のアクションなんでしょうけど、恐らく今からTwitterに投稿されてくる様々なコンテンツが、Twitter社のコンプライアンスが守られない状況で激増すると予想される中、反社会的な問題を抱えたプラットフォームになるであろうというリスク到来予想のもとにヘッジが行われたんじゃないかなと思っています。

何れにしてもdecision makingの速度はさすがアメリカの企業だなと思わせるものですね。

それにしても、会社に物理的に参集する事を要求するトレンドというのは今後戻ってくるんかな~?アメリカに住んでないから良く判らんというのが正直な自分の感想なんですが、長女は一言「ないわ」と言って終わりました。


2022年11月21日月曜日

自治会や町内会の問題

つい先日自治会非加入の人に対するゴミ捨て場の「出禁」問題に対する住民間の問題がニュースになっていました。

このゴミ捨て場の問題はURが保持していたゴミ捨て場の所有権を自治会に譲渡してから生じたもので、今まで誰でも使える状態であったゴミ捨て場を自治会の役員や掃除当番担当者は年会費3600円で、そうでない人達は準自治会員として年会費1万、そして回避を払わない非自治会員は使用禁止とした結果、数年前から自治会を抜けていた夫婦はルールを伝えられて入会を求められるも拒否したためゴミ捨て場の使用を禁じられ、ゴミ収集車到着時にダイレクトに手渡すか、親族に依頼して廃棄となって次第に家がゴミ屋敷化したというもの。

それに対し所有権の乱用に対する損害賠償を求めたものでした。裁判は長引き、神戸の一審では「ゴミ捨て場を利用する権利はある・自治会の対応は違法」大阪高裁へ映った二審では「ゴミ捨て場を利用する権利は無い・自治会の対応は違法」となっているようです。双方控訴したとのことで、これって最高裁まで行くんでしょうね。

正直、この御夫妻は心臓の強い団地の中では変わり者だとは思うんですけど…この審理自体は物凄く深くて根本的な地方自治の問題を内包していると思います。一体こうやってある場所に住む為には現在となっては戦時中の隣組の延長の名残りにしか思えないこの仕組み。

一体全体、その自治会費のようなものを決める仕組みというものがそもそも後付けのものでしょうから、以前から住んでいる人にXX円払ってこの仕組を「以前と同じ様に継続的に」利用できるようにしますと言ってもそりゃ聞く耳持たん人は居るはず。

それにしても、このような事は今回の自治体の問題に限らず、町内会の任意・強制入会の問題も含め法的な整備をきちんとしておかないと人口減少して貧乏になっていく日本全体の中で会費を払えない、払わない人達なんて言うのは普通になってくるような気がします。

しかし、回避を払わないからって基本的な居住に関連した権利を誰かから奪ったのはいくら自治会費を払わんからと言っても裁判では勝てんでしょうね。エゴとエゴとの戦いとは思いますが、負担をシェアする意思のない人達のベーシックな生存権関連の剥奪は裁判では負けることでしょう。

その自治会にそんな人が沢山増えたら恐らく酷い団地になるんでしょうが、そう言ったエリアはアメリカのようにそれなりの人達がそれに相応しい居住環境を形成するそれなりの値段が付いた物件となるだけなのではないでしょうか。単なる推測ですが。


2022年11月20日日曜日

依願退職で済む問題ではない

心の底からアホな輩というのはどの世界にもいるようです。

教員免許を持っている人間の中にも、医師免許を持っている人間の中にも、痴漢や猥褻ビデオの撮影、児童買春をする連中がいます。こういうのは恐らくこれからも人間に性欲がある限り、その抑えが効かない人間がいる限り「未来永劫」消えないでしょう。

そういう系統の犯罪を犯す比較的変質者系統の判り易い人間とは別に昨日報じられたような、人間としての根源的な何かが欠落している系統の犯罪を犯す人間がいます。

今回報じられたのは大阪府の支援学校の女性教諭の話。2020年10月、自分の給食を勝手に食べた児童の背中に反省文を張って約20分ほど校内を練り歩いたという信じられないような案件。内容は「ぼくは先生の給食を勝手に取って食べました。反省しています。」というものだごいうのですが、訓戒処分を受けたのが今年の9月という信じられない時間をかけて処分が下っています。現時点で既に教諭は依願退職しているとのことですが、これって退職したのなら退職金も出ていますよね?

そもそも処分決定までが異様に遅いところは(これはこれで別のツッコミどころなんですが)教育委員会らしい無能さの顕れの1つでしょう。それにしても、その決定が出た後に初めて退職とか、自分にこの仕事に対する職業適性が皆無であることに気付かないところがこれまたアホさマックスですね。

そもそも支援学級で働くような教諭がこんな事をするということ自体が信じられないのですが、こういった仕事に対する教育委員会のセレクションの過程というのは一体どういう具合になっとるんでしょうかね?大阪で言うところのケッタイそのものにしか思えませんが。

教師というのは親子共々教師というのが多くて(医者も代々などという変な家系もありますが)親族の多くが教師というのも全く普通。教育委員会の中でも「あの人の息子」「あの先生の娘さん」とか言うことで忖度が働くのは派遣する学校のセレクションや採用においては極普通だと、ある先生から聞いた事があります。

それが本当のことか否かは全くわかりません。しかし、これだけ次から次へと碌でも無い教師が量産されているところを見ると、そんなシステムが存在している可能性というのを思わず疑ってみたくもなろうというものです…。

この案件、本来は依願退職なんて言うものではなくて懲戒解雇のうえ御両親による民事裁判も有り得た案件だと考えます。幸いこの教師に謝罪された御両親は何も起こしていないようですが?

こんな問題を起こした教師でも、アッという間に他の学区でまた教師になるのがこの教示システムの恐ろしい抜け穴。熱りの冷めた時にまたノコノコと土の中から出てくるのかもしれません。それとも、もう?

私はこの教師、Tシャツの背中に「私は支援学級の生徒の背中にあり得ない愚かな落書きをして校内行脚をして教師を馘首になりました。反省しています。」とプリントされたものを着て通天閣の下で丸一日立っていて欲しいものだと思うのです。


2022年11月19日土曜日

悲劇の連鎖

再び同じ様な事件が起こるべくして起こりました

福島で97歳!の男性が運転する軽自動車が歩道に突っ込んでいって40代の女性を跳ね飛ばして死に至らしめるという本当にどちら側の視点に立っても有り得ない程痛ましい事件なんですが、再び大きな議論を呼び起こしそうです。

田舎で移動手段の限定されている高齢者達が、認知能力や反射能力が求められるものより大きく落ちた状態で、凶器に成り得る高速で移動する高い質量の物体を日常的に行動で走らせるというのは矛盾に満ちている「田舎の日常の事実」ではあるのですが、この田舎での日常をどれほど多くの街に住む人間が理解できるかというとほぼ全く無理だと思います。

ただ、田舎でなくとも同じ様に事件が起きるのは毎度のことで、飯塚の爺さんの例を引くまでもなく常に日本の何処かで起きています。物損も人身も事故と名のつくものは若かろうと歳を取ろうと起きるわけですが、通常は若く経験の少ない世代と老いて判断力の弱った高齢者に確率論的に事故が増えるわけで、それは保険料率がU shapeを描いている事からも明白なんですが、どこで運転を辞めさせるかというのは難しい問題ですよね。

若い人間であれば、免許証から点数がどんどん失くなって免許証が失効したり取り上げられたりして終わるわけですが、認知能力が落ちている人のなかにはその明白な能力の低下に「全く抗って」免許の返納をしないような人はゴマンとおります。私がバイト先でみた95歳の創価学会のお爺さんもその一例であることは以前書いたかと思うんですが、こちらが事故の心配をして免許返納の可能性を検討されてみては?とsuggestすると、声を荒らげて「どうやって病院や買い物に行けというんですか!」と激怒していましたし。説得が無理な人は無理です。

そしてこういう超高齢者の場合、悲劇が起きた後は既に本人には責任を取る能力などは存在しないという全くの被害者側のやられ損。飯塚の爺さんの例を見るまでもありません。馬耳東風。糠に釘。悪いのは車を作った会社などとほざきますので。

今回私が心から共鳴できた投稿がありました。それは「自動車は免許を18歳まで取得できない年齢があるんだから、これから超高齢化社会になっていくんだから、反対意見も多いと思うが、免許を返納しなければいけない年齢を法律で作ってもいいと思う。」というものでした。

人には成長という名のコンスタントな老化が起きています。歩けなかった人が歩き、やがて走り、社会を支えるだけの知性と経験を持って社会の中核になったあと、やがては老いて走ることを止め、歩けなくなり寝たきりになりオムツをする事になった後、成仏していくわけです。

救いのない話ではありますが、老いていく途中で自分で凶器を移動させることを禁じる時期を強制せざるをえないシステムを策定しても良いのかもしれません。ただし、移動の足としての公共交通システムや食品・生活雑貨等の巡回販売サービスを拡充させるのをセットにせざるを得ないのでしょうが、税収が減る中でこの政策立案は本当に無理筋の気がします。

要するに田舎に住む人間は公共サービスを諦めざるを得ない時代になってきているという事なんでしょうか。公共システムも人口が増えていた時代とは違い、無い袖は触れない時代になってきていると思います。

最近は道を普通に歩いていても、道を正しく運転していても、いつ被害者になるのかわからない時代。いろいろと恐ろしいです。


2022年11月18日金曜日

Dysonの掃除機が壊れて買い替え

ついに掃除機の寿命が尽きました。

Dysonの掃除機は私が帰国して直ぐくらいに購入したものですが、私自身は必要ないけれど恐らくダイソンであれば嫁さんも納得してくれるだろうという程度の認識で購入。通常モードとパワーモードでゴミ袋要らずでガンガンと細かいチリを吸い込んでくれるし、ボディーは物凄く軽いし、流石は宣伝されて人気なだけのことは有るな~くらいに思っていました。

たった1つの難点を言えば、熱心にターボモードで部屋の隅々を長々と掃除すると、我が家のような小さなマンション内でさえ結構アッという間に電気が干上がってしまうこと位だったでしょうか。

しかし、その後もう一つの問題点を発見。私のようにオッサン一人が暮らしている時には気づかなかった事なのですが、女性陣が帰国するとその日のうちに床の部分の集塵ローラー部分に長い髪が大量に絡みついて機能が殺されてしまうことに気づいたのでした。とは言えマシン自体を日常的に使うのは嫁さん一人。私は年に一回という感じでそのローラーに絡みついた髪を、気づいた時にたまにカッターやピンセットで取り除く程度の事しかしていませんでした。

それから暫くして、今度は電源の接続部に問題が発生し始めました。まずはアダプタに接続すると充電できなくなってきましたので、最近はアダプタは捨てて直に本体に電源を接続して充電することで一年以上延命を図っておりましたが最近は充電自体はできてもなかなか長時間働かなくなってきました。おそらくはバッテリーの劣化なんでしょうね。

ともあれ、近くの大手電気店でモノを実際に見に行ってそれなりに嫁さんが目星をつけたものを「私が」Amazonで注文させられました。ネットのほうが一割以上安い感じ。これじゃあ、量販店も立ちいかなくなる訳です。そのうち、我々は実際にモノを売っているお店なんて言うのに出会わなくなる時代が来るのかもしれませんね。

もしそうなったとしても我々自身の自然選択ですので仕方ないのでしょうが。


2022年11月17日木曜日

ワクチン・ショットと死亡事故

愛知県の愛西市でそれは発生しました。

新型コロナワクチンの集団接種会場で42歳の飯岡さんという女性にワクチンを接種した直後から息苦しさと血の混じる泡を吐いたとのこと。現場に居た医師は肺の異常を疑いアナフィラキシーではないと判断。容態が悪化しアドレナリンの注射を試みたが血管が見つからず、搬送先で死亡した・・・とのことですが、まだ上に書いた記述がどこまで本当なのかというところからして正解には辿り着いていません。時間と裁判?が今後事実を明確に浮き彫りにしてくれるでしょう。

さて、如何なるワクチン・ショットであっても必ずアナフィラキシーは発生し得ます。それは如何なる薬でも同様で、その違いは薬ごとに単なる確率の差でしかありません。例え1000万人の人に予測された薬効をもたらす薬であっても1000万1人目に強烈な薬害が発生し得ることは医師であれば当然の常識です。

人の遺伝的背景はまさに複雑性の塊。特に免疫反応というのは我々の予想を全く超えて突然登場してきます。抗生物質、特に注射製剤などでは薬剤性の皮膚反応や肝障害が比較的出やすいものなどはある程度常識的に知っていても、ワクチンはまさに予想できないもの。

特にワクチン・ショットには血管迷走神経反射(VVR)という身体反応があって、注射針を刺されるという行為やこれから刺されるという心理的な防御反応によって迷走神経の刺激が入り、徐脈や血圧の低下を起こす人もいます。また、心理的緊張反応で逆に猛烈に血圧があがって頻脈を起こすことも。ですから、その判別は常々ショット前に間違いない知識として頭の中で整理反復しておかなければなりません。

残念ながらワクチンショット後に一番最初に記述したような状況が発せした時はアナフィラキシー・ショックはまず第一に疑うべきことであり、この時に行うべきはエピペンと呼ばれるアドレナリンの封入されたインジェクション・キットを大腿部外側正中に向かって服の上からでも一瞬も躊躇わずに打ち込むことが必要です。

ここからは推測ですが、恐らくこのバイト?の注射会場の医師は今までアナフィラキシーと言うのを経験したことはないと思います。バイトのドクターは会場に置いてあったショットシステムを「血管が見つからなかった」と言って打っていないようですが、別に血管内注射である必要はないわけで「打たなかった」というのは残念ながら確実な過ちだと考えます。

そもそも、エピペンのキット以外にも注射針で打つタイプも確かに売っているのですが、私の病院ではショット時にどちらのセットも会場に設置して、ショット後30分留まってもらい、少しでも自覚・他覚的に異常を感じたりした場合にはバイタルをチェックしてそれが問題のあるものか否か数人の目で追い続けます。

幸いにして今の今までアナフィラキシーには遭遇していませんが、躊躇わずにアドレナリンを打つ準備だけはしておかなければならないのは会場の責任者の第一の任務です。

何と言っても、現行法では医師だけしか打てませんから!

恐らくこれで、安易なバイト医師はワクチン注射のバイトに容易には応募しなくなることでしょうし、新型コロナワクチンの被接種者もかなりワクチンに対して心理的な抵抗が大きくなってしまったのではないかと懸念します。

さて、今回の会場で飯岡さんにショットを打ち、かつアドレナリンを打たなかったお医者さん。愛西市とショットの受託をしたどこかの医療機関が原告の訴訟を受け入れない限りは間違いなく長い裁判を経験することになるでしょう。そしてワクチンの製造者自身は恐らく日本政府との約束通り免責特権を行使することで、国が愛西市と医師と共に矢面に立つことになるのではないでしょうか。

それにしても何よりも可哀想なのはワクチン後に亡くなられた飯岡さんと、残された御主人です。心よりご冥福をお祈りいたします。残念です。


2022年11月16日水曜日

車の整備士さんの嘆き

先日、車のバッテリーを再び交換しました。3年に一回程度の交換になります。

昔と違ってたくさんの電気を喰らう今の車。バッテリーへの負担もデカイものなのでしょう。実際今日変えたのはメイン・バッテリーのほうなんですが、このバッテリーを一つ交換するだけで、45,000円も飛んでゆきます。そして、主に車の信号等での一時停止時にエンジンの再始動を行うサブ・バッテリーが32,000円となっているので、バッテリー交換だけで7万円台の半ばです。バッテリーに7万円か~と考えると思わず「う~む」と思ってしまうのでした。

さて、今回のバッテリー交換時に問題となった車載コンピュータの自動診断装置の表示の件でお互いに最近のコンピュータによる診断システムに関するクルマ談義に花が咲いたのですが、実際にショップの専用コンピュータの最終診断がA-2と出て、それを更に見てみると「XXXのYYYに問題が有ります」というように出て来ても、それが必ずしも正解ではないとのこと。そこで、その診断のチャートの枝分かれの途中で診断の方向を一旦ぐいっと人為的に曲げて「もう一つの方の枝」を検索させて調べていくのだそうです。

結局そういうところは人の経験と推論のなせる技らしいのですが、今度はそこからが問題。今の時代例えば診断がついたときに「XXのロジックボードに異常があります!」何ていう形での最終診断になるとそのボードを交換するだけ…。そして、そういう事が増えているんだそうです。要するにどんな部品でもアセンブリ交換というパッケージでボコッと替えるような事ばっかりなんだそうです。

この整備士さんが話されたのは、昔のクラシカルなエンジンなんかだと、音を聞いて推理したりすることがかなり大きなウェイトを占めていたし、そこに当たりをつけていく過程は経験と能力が「物凄く」大きなウェイトを占めていたといいます。この点はアメリカでいろいろと車をいじっていたので私もよく解ります。

ところが最近の車は上に書いたように何かの電子部品を外して取り替えるだけとか言うのがメインの仕事になってきて「最近はタイヤ交換とオイル交換ばっかりやってます。何だかな~って自分でも思いますよ。」と自嘲気味に笑われていました。

昔から人間の仕事の中身は時代の要請に合わせて変わってきましたし、それに乗っかることが出来なかった人達は辛い目に遭ったりしてきたと思います。しかし、今の時代は想像を超えて、いろんな仕事の中身が強制的に異様なまでの外圧で加速して変えられていく事が増加している時代なのでしょう。

我々医師の仕事もこの整備士さんの嘆きと重ならない時代が来ると誰が言えるでしょうか。まあ、その頃には私ももう引退しているでしょうが。


2022年11月15日火曜日

ゆたぼんという名の愚かな親のモルモット

ゆたぼんという大阪出身の少年の話が「たまに」ネットニュースの中に混ざってきます。

断片的に中身を斜め読みすることが有るだけで、一度も本人のYoutubeを再生したこともありません。コンテンツを推測するだけで視る価値など何もないだろうなと思えるような話のやり取りしか為されていないからです。

亀田三兄弟そっくりのこの少年、wikipediaで何歳なのか調べてみるとまだ13歳。学校には行きたい時に行くとかなんとか書いてあるのですが、まあそれを応援する一部の方々もおられるようで何とも慶賀の至りとしか言いようがありません。赤の他人の人生に私などが口を出す等ということは彼等にとってみれば「唯の邪魔」ですの、おそらく今後もたまに流れてくる、そしてだんだん減ってくるであろう彼に関するニュースを斜め読みすることで彼のこれからを知ることになるのでしょう。

それにしても、なんだか今回は他人の投げ銭や寄付で?日本一周をしたとか言うことですが、やりたい事だけをやって人生を生きて行くのでしょう。私から言ってあげられることは唯一つ「がんばれよ!^^」という一言でしょうか。彼が義務教育でこれからの人生の基礎となる種々の基本的な知識や技能を学ぶこと無く「義務教育後の世界」へ飛び出していくわけです。

それを許す親も親ですが、まあその「親」に関してはあまり言いますまい。そもそもが責任を取れるような、若しくは取るような親ではないでしょうし、これからゆたぼんの年齢が上がっていき、体がデカくなる中で自分には何もないただのニートだと彼自身がしっかりと自覚できた時に、ゆたぼんが自分がそうなることを止めなかった親としてその責任を詰られ、殴られたり傷害事件にならないことを只管祈るのみです。

数秒考えれば判ることですけど、何の資格もない唯の少年などというのは中卒ニートとして今の世の中幾らでも居ります。2年後には唯の中卒ニート、しかも実際は卒業というより実際は公的システムからの強制排出?ですが、そういったone of themになった時、一体彼はどうやって金を稼ぐのでしょうか?まだ少年ということで珍奇な動物程度の感じで世間の耳目を集めているのでしょうが。

ものを買う時に計算もできない、高度な単語で構成された文章の読み書きもできない素っ裸の人間がこの世の中に放り出されることの結末や如何に!車や家を買う時のローンの利率計算は勿論、世の中に溢れかえる素晴らしい数学や物理の法則も理解できない素っ裸の無知な少年。この手の人間を騙すことなんて騙す側からしてみれば赤子の手を撚るようなものでしょう。ただし、彼を騙して金を毟るだけの価値があるほどの資産を持つ人間になっていればの話ですが。

「あの人は今」状態で、これから何十年も世間の嗤い者として晒され弄られ続ける運命が彼を待ち受けていないと誰が言えるのでしょうか。少なくとも彼の親には見えていないようですが…。

そっとしておいてあげましょう。

2022年11月14日月曜日

患者を再びキレさせた看護師

何ででしょうか、またアノ看護師さんが患者さんを切れさせてしまいました。

以前から少しだけこのブログでも書いたことの有るアスペルガーの看護師さんが今日も(これで新しく移動してきた病棟だけで3回目ですが)患者さんをキレさせて退院することになりました。私の居ない終末だったのですが、烈火の如く怒って曽於看護師に当たり散らして出ていったそうです。

理由は本人がどうやら本当の事を言っているような気配がないので正確には「不明」なのですが、他の看護師さん達は本人のいない所で「そりゃそうだわ。話するだけでイライラするもん。」と声高に話していました。

私も、彼女自身のいる現場で、こういうものの言い方をしたらとか、こういう事をやってたら人を苛つかせるだろうなと思う場面を何度も目の前で見てきていましたので、恐らく私が推測できる「あんな事」や「こんな事」の事以外にも、私が居ない所でいろいろな目に遭っている看護師さん達には患者さんが怒ってしまう物の言い方というものが容易に推測できるんだろうなとは思っていますが。

患者さんが悪くなくてこの看護師さんが一方的に悪いと言うことはないと思いたいのですが、他の患者さん達からもこの看護師さんに関しては結構なクレームが集まっていることもあり、病棟長としては正直看過できません。この点に関しては現在看護部長と対応策を検討中です。(どの病棟に移動させても何時も一年以上は持たずに病棟から追い出されてしまいます。)

この看護師さんは試験の成績は良かったとのことで、学校でも高得点を取っていたらしいのですが…相手が人間となると実技も会話も正直みていて頭が痛くなるような残念さです。いつも思うのはこの人には看護師という仕事があってないな~と言うこと。紙の上の成績が宜しいのであれば、それに合った何らかの仕事もあろうと思うのですが。

ところが今の時代、AIに置き換わられるような「今までは」ペーパーワーク上の知的レベルを要求された仕事が「今後は」次々に奪われる方向に向かっています。私は、代わりに上質の対人関係構築能力や、種々の現況の深く正確な判断力、これからやってくるであろう未来の予想能力などの、学校のテストだけではとても簡単に測定できないような能力が大切になると思っています。

看護師さんの仕事なんかは将来もかなり安定的な仕事だといろいろな未来予測でも語られていますが、この仕事こそは最も対人関係の上でも、仕事のリクエストの上でもマルチタスクを要求される類のもの。人の心の襞が読めない人には特に辛い仕事だと思うんです。幾らマニュアルを読んだ所で病気を抱える患者さんの深い多様な悩みに適切な会話が返せる筈もありません。無理です。

今回、患者を切れさせ三度退院させてしまったインシデント。彼女の未来はどうなるのか他人事ながら心配になってしまいます。残念なのは彼女自身は自分がその原因になっていることに全く気づいておりません。これもアスペルガー症候群の特性なんでしょうかね。orz

2022年11月13日日曜日

極秘帰国作戦大成功

極秘に何事かを進行させる事が大好きです。

車を買うのは殆ど毎回この手ですし、贈り物をするときも通常はこっそり準備して突然というのが大好きです。という訳で今回もある作戦を極秘裏に進めて本日それを炸裂させました。

午前中には息子達の通う施設関連の人達及びその御両親の方たちと昨年も行われた牧野ヶ池緑地での散歩兼お菓子集め兼親睦会に参加。今にも雨が振りそうな泣き出しそうな雲行きの中でギリギリ雨が降らずに皆さんと散歩会をすることが出来ました。前回は牧野ヶ池緑地のB広場?を三周以上回ったのですが、今回は二周で終了。

それでも、大量のお菓子とパン、おにぎり、お茶等を頂いた息子は復路いっぱいになったそれらの「収穫物」に満足そうでした。その後、車に積んでいた頂き物のお米を精米して一旦家に帰宅。ここからが極秘作戦の大切な最終仕上げのステップです。

実は義父の亡くなった3週間ほど前から、アメリカに住む長女が気落ちしているであろう母親をサポートするために一度日本に帰国したいという話が出ていました。私自身はその必要はないと思うけど?というような事を言ったのですが、どうしても返ってきたいという気持ちが強かったようで敢えて何も言いませんでした。

ところが実際にエアチケットを手に入れようとする段階で、飛行機運賃が爆上がりしている事実に驚愕した長女は私のAMEXなどで集まっていたANAのマイレージを使いたいと言ってきたのでした。w まあ、6万ポイント程度は持っていましたので、アメリカからの往復は特に問題なく出来ます。私自身がベトナム往復などで使おうかななどと考えていたポイントはこれであっけなく消えました。まあ、仕方ありませんが。

という訳で、実は昨日のうちに羽田に到着し有名な「HENNA HOTEL」に泊まっていた長女は今朝の9時半頃にセントレアに到着し、そのまま名駅までミュースカイで戻ってきた後ゆっくり昼食を摂って東山線で藤が丘まで帰ってきました。

私自身は嫁さんに「ちょっと病院へ行ってくる」と言って家を出て、車で雨の降る中駅まで直行。疲れた顔の長女をピックアップして家へこっそり戻ってきました。

個々からは次女と長女が示し合わせての作戦。アトリエに行ってくると言い残して「わざと」ピンクの派手なブレーカーを着て一回まで降りてきました。そこで長女と上着を交換。直ぐに家に戻って忘れ物をしたふりをして、髪型もそれなりに似せて「忘れ物を取りに戻っった」みたいなことを長女が言った後にこっそり家に入っていくと嫁さんは騙されていることに気づかずに(何時ものように滑舌の悪い次女がうっかり忘れ物で戻ってきた)と思ったようです。

ところが、流石に数秒後には「え?え?え?」というような顔をして「うっそ、うっそ!」と目を白黒させて驚きの渦の中へ。長女も次女も大爆笑で今回の長女の極秘帰国作戦は大成功。知っていたのは私と娘達二人、そして長崎の義理の妹だけでした。

後は大量のお土産や笑い話の連続。やっぱり娘の存在は大きいです。帰ってきたらきたで家の中が明るくなりますね。明日からまた女軍団が家の中を恐竜のように闊歩するのでしょう。


2022年11月12日土曜日

開園後のジブリ・パークの混み具合

今日も23キロ散歩をしました。かかった時間は3時間20分。

途中で一回だけ麦茶休憩をしたのですが、前回一度全コースを歩いているだけあって、道の途中の坂の上下もとりあえず頭の中に入っているので、精神的には何の苦しさもありませんでした。ただ、距離に応じて脚の方は疲れが溜まっていくのがよく解ります。

ジブリパークも開園して二週間弱、ニュースなどではジブリ・ストアで爆買いをした人々の話が出てきたりしていましたが、パークの横を通って見える混み具合がどうなのか気にはなっていました。

途中で車を幾つか別れる駐車場に誘導案内する整理係のお姉さんがいましたので、「車の混み具合って、今日みたいな日曜日とかはどうですか?」と伺ってみると「まだ全部の駐車場がうまるというのは無いんですけど、内側のメイン駐車場は一杯になってます。あと、やっぱりチケットを持ってない方でもどんな感じかなと言うのを見に来る方が結構たくさんいらっしゃるみたいで、そういう方も駐車場を使う分が混みやすいんでしょうね。」とのお話でした。

確かにジブリパークの「愛・地球博記念公園駅」に近い駐車場は南側は満杯。北側の新しく出来た幾つかの駐車場も公園入口に近い順番に良く埋まっていました。ただし、陶磁器博物館に近いところ辺りまで来るともうスカスカ。駐車場整理のバイトの大学生?のお兄さんも退屈そうでした。

通りすがりに「お疲れ~!退屈じゃない?」と話しかけると照れたような顔でコクリと頷きましたが、オッサンの図々しさでもう一声「バイト代時給いくら?」と尋ねると「1600円っす!」との返事。立っているだけの仕事にしてはなかなかの高給取りです。(とは言え、何もしない仕事って言うのが一番辛いのかもしれませんが。)ジブリパーク気前良いですね。w

帰り終盤はもう真っ暗になっていて、家に着く頃には帽子を被ってオレンジのリュックを背負ったオジサンは怪しさ満点でした。

家に到着したときは結構疲れ果てていましたが、900kcalを消費して心は満足でした。次はもう少し違った方角へ足を向けてみようかと思った次第です。

2022年11月11日金曜日

俺の「昭和」の歯

隙間の時間を強引に作って近所に新装開店した歯医者さんに行ってきました。とはいっても、少しだけ早めに仕事を終えて病院を飛び出してきただけですが。

実は家から歩いて30秒のところに新築改装されたという訳で先月の内覧会で行ってみたんですが、今までお父さんがされていた歯科医院を息子さんも入って二世代で診療を再開されたようで、最新鋭のCTその他の機器がどっかり入っておりました。これらの最新機器を使って今の私の歯を評価していただき、どんどん治療していただくために思い切って通ってみることにしたわけです。

若先生に歯の評価をしていただいたのですが、言われる迄もなく私の歯は最近の子供達の歯のように虫歯無しとか、あっても1~2本なんていうものとは真逆で、全く治療が加わったことがない歯を探すほうが難しいくらいです。まあ、言ってみれば昭和の時代を過ごした子供にありがちなボロボロの歯です。

私が小学校の時に毎年当然のように歯科検診がありましたが、当時の検診では他の子に使った検診のためのゾンデ?を次の子にも使うようないい加減なもの。それに虫歯の沢山ある子が普通で、一本も虫歯が無いような子は他の子達からはユニコーンが見つかった時のような反応をされたものでした。w 時代は代わったものです。

とは言え話を私の歯に戻すと、根尖部の治療で結構難しそうなのが一箇所。そして他にも被せ物をしなければいけない部分が二箇所ほど発見されました。特にその難しそうな一本に関してはもしかすると抜歯になる可能性も…と言われてます。

義理の弟が歯科医師とは言え、長崎に帰る時間なんて有るわけもなく、暫くは私の昭和の歯の運命をこの若先生に預けることになりそうです。


2022年11月10日木曜日

親ガチャとか言うけれど

最近、ネットの投稿で親ガチャを嘆く連中の連投を読んでいてなんだか情けなくなりました。

国家の勢いが無くなるというのはこういう「人の質が落ちること」なんかな?と。

いろんなマスゴミの論評では今の日本は~、それに比べて中国は~とか書き込まれてますけど、こんな嘆き節に若者が乗っかってどうするよ、と言いたいです。

確かに、若くとも既得権益を守る事に汲々とする三代目、四代目とかが政治や経済の世界でも増えすぎていて、クラスの固定が起きて流動性が極端に落ちているのは大きな問題だとは思うんですし、日本国内という内側からの解決策はなかなか難しいとは思いますが、日本は海の外から流れてくる大波に洗われた時にいつも大混乱を経て変革が導入されますから、一旦国力が落ちようと、超長期的な結末としては余り心配はしていません。

前世紀くらいまでなら、革命や大戦争でのうのうと暮らしていたクラスが一敗地に塗れるということでクラス・チェンジは頻繁でしたけど、それが今はなかなか起きないという話。今の日本、負け組は自分を負け組と定義して上昇を諦め、勝ち組と言われる人間達の「数代前の世代がその子孫のために」設定した構造の中で勝ち組に仕えるなんていう構造を文句を言いながらも支えるなんてことになってないでしょうか?

よく親ガチャなんて言いますけど、日本の中に蔓延って各所で問題を起こしまくっている安っぽい慶応閥とかの連中が絡んだ事件簿を読む度に、実力の無い人間達が御先祖や親からのコネで作り上げるシステムの惨めな崩壊は長い時間をかけて国家を滅ぼすんだなって感じて「そりゃそうだw」と頷いてしまいます。こんなバカだけど金と手間暇をかけて方法論を学んできた一見スマートな連中ばかりではどこに居ようと冒険は始まりません。

こういう劣化のネタの蔓延は国を選びません。アメリカのレガシー・システムで一流大を卒業した連中でも然り、中国共産党の幹部の子達も然り。ニュースのトップにならないだけで、連中は何時でも立派にザックリと国力を削いでくれます。

まあ、アメリカはそれでも世界からタレントが集まってきますから、バカが蔓延っていても才能だけでのし上がってくる連中による新陳代謝が「経済、学術、政治」どの分野も関係なくマジで半端ありませんからまだ国力の伸びは幾らでもあります。しかし、中国は私的にはこれからの国力低下が起きるか否かではなくて、何時、どの規模でどれくらいの長さにわたって起きるのかというのが関心事ですね。一人っ子で甘やかされて育ってきた世間知らずが果たしてどこまで世界と伍しつつ急速に老いてゆく己の国を支えきるのか?

話は逸れに逸れてしまいましたが、一言だけ言いたいです。日本で親ガチャ親ガチャとブーブー文句垂れる前にリスクを恐れず挑戦を続け、自分で必死こいて「今より良い何か」を掴め、と。親や閥など頼らずに自分で選んだ道を行くリスクを取らずにおもろかった!と最後に叫べる人生なんて来るわけ無いです。


2022年11月9日水曜日

コーヒー飲みではない私のコーヒー選び

私自身は人類の嗜んできた嗜好品と言うものが余り体に必要無い人のようだと思っています。

改めて嗜好品とはなにかというのをネットの辞典で調べてみると「栄養摂取を目的とせずに経口する食品や飲料」とか「栄養のためでなく,味わうことを目的にとる飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコなど」という記述があります。

この中で敢えて摂る可能性があるとすれば酒でしょうか。酒も飲めば飲めるんですが、自分でどうしても飲みたくて買って飲むなどということはまず「年」単位でありません。これはビールも含めてそうですね。だから、毎日ビールが冷蔵庫に冷えていないと信じられないなんていう人が居ることを知ってはいるんですが、その感覚は理解できないです。酒の味、特にリカー類に関してはそれなりに旨い不味いというか「好み」は有りますし、逆に匂いや味が苦手なタイプの種類もありますが、無いと生きていけないと言う感覚はゼロです。

また、タバコも口に運ぶことはついぞ無いですし、コーヒーを何杯も飲まないと朝が始まらないし、毎日の作業が進まないなどという人を見ては「そんなもんか?」等と考えてしまうのです。しかし、周りを見ているとコーヒーは実際に「味」を峻別する人達は確かに居りますし、淹れ方に強い拘りを持つ人も結構たくさんおりますので、私自身はまだ「美味しいコーヒー」に出会えていないのかもしれません。わかりませんが…。

さて、そんなコーヒーの味音痴である私もチャンスが有るとどちらかというと「無理をして」コーヒーを飲むことがあります。これには理由があって、疫学調査でコーヒーを一日に2杯程度飲むことは種々のデータが「健康に良い」という事を示しているからです。これより少なすぎても多すぎても健康への影響はネガティブになり始めるようで、医局にいる時は何時も家から持っていく麦茶のステンレス・ボトル以外に備え付けのサーバから二杯ほど飲みます。まあ、結局はポンコツの自分自身にはマジナイ程度の効果しか無いとは知っているんですが。w

そんな私も外の病院のバイトで運転手さんと看護師さんと三人で廻る時に、途中で毎回コンビニに停まって小休止をとり、看護師さんにスイーツ、運転手さんにコーヒー等を奢らせてもらっています。その時に何時もコーヒーを選ばせてもらったり、運転手さん御所望のコーヒーを購入するのですが、缶、ペットボトル、紙コップタイプのドリップコーヒー等あまりにも種類の差が多くて、珈琲の味を知らない私にはどれを選べば良いのか「全く」わかりません。

多くの場合は言われた通りに買ってくるパターンですが、味がわかれば人に薦めることも出来るんですけどね。毎回かなり残念です。一回修行しないと駄目なんでしょうかね。


2022年11月8日火曜日

皆既月食+天王星食を観ました

皆既月食中に惑星食が同時に起こるのはなんと442年ぶりとのこと。

宇宙の時間の流れからすれば442年なんてまばたきをする間のような時間ですが、Youtube Liveのチャット中にその当時何が世界や日本で起きていたのかを書き込む人が居りました。それによると「本能寺の変の(2年)前・スペインがポルトガルを併合・スペインがオランダから独立とかイギリスがインドに進出」等、大航海時代の真っ只中の頃で、ソオ時の同時食は1580年の(新暦)7/26に土星食とともに起きたようです。

嫁さんのコンサート用の「しょぼい双眼鏡」でも食の様子や月の表面は本当に綺麗に東側に見えました。肉眼では6時ちょっとから左下から隠れ始め、その間は薄紅い月でしたが、暫くして皆既月食が終わると左側から再び明るくなってきました。天王星食は明るすぎる名古屋で、しかも私の老眼近眼では見えるはずもなくネットの日テレの中継で観ていました。8:40頃には消えて、9:20頃には再び見えました。前回の皆既月食は昨年の5月。次回は2025年の9/8だそうです。ナント!少なくとも過去5000年間にわたって日本では一度もこの同時「天王星食」は見られていなかったとのこと…。

iPhone8で撮った欠け始めの月。ショボいorz

それにしても、天体ショーそれ自体も非常に素晴らしかったのですが、何と言っても面白かったのはネット上のコメント。

特に天王星食が始まる直前にはいつものワ~、ギャ~系のわめき声を中心とした書き込みの他に、お決まりのコメントとして「お金が貯まりますように」とか「今度の宝くじが当たりますように」とか言う経済系のものも多かった印象です。

これをジッと見つめていて感じたのは、天体ショーと言うのは人類にとってやはり何時までもどこの国でもコントロールの出来ない自然の神秘であって、ほとんど神社のお参り気分なんだなという事でした。

ですから、コメントの中には他にも「食」の間に彼女が出来ますように、とか世界平和!とか健康でありますようにと書き込む人がわんさか。更には英検準二級受かりますようにとか、高校生になれますようにとかもあって、思わず「頑張れ!」とおじさんはネットの見ず知らずの若人達を応援してしまうのでした。

今回の書き込みには生きている喜びや観れたことへの感謝系のコメントがめちゃくちゃ多くて、読んでいるこっちまで幸せな気分にしてくれました。やっぱり日本人は捨てたもんじゃないよね、と。途中「また300年後にみんなで見ような!」というのを読んだ時には心のなかで知らない相手に「おう!」と応えてしまいました。

次回は322年後の2344年に発生する土星食とのこと。もう何が何でも生きてはおりません。ドラキュラでもちょっときついレベルですね。w


2022年11月7日月曜日

ロシアの科学の死

BBCで「ロシアの科学は死んだ」というタイトルでのニュースが流されました。

ロシアの科学と言えば、私の認識としては歴史的に数学と物理学が突出して世界レベルの人物達が輩出され続けているイメージです。それこそ綺羅星の如きレベルで世界に影響を与えたレベルの科学者達と言う感じ。

ところが、今のロシアでは大勢の科学者が既に国を脱出していると大学の教員自身が言っていますし、その大学の先生も「2月24日以来ロシアの科学は死んだ」と公言して憚りません。実際のところ、戦争批判を通じた政府批判を行った教職に就く人間達は次々に解職されているとの事。辞めさせられていく後ろ姿を見送りをする学生達はその意味を十分に理解しています。

そして、その学生達は今現在「もしかすると」招集される側になるかもしれないという恐怖と戦わなければなりません。科学が無くなった国家の終末像がどうなるのかというのは第二次世界大戦のナチス・ドイツを見ていれば容易に理解できます。ドイツ科学界を支えていた著名なユダヤ人科学者達が退去して国外、最終的にその多くはアメリカに逃れ、徹底的にナチス・ドイツに敵対しました。(まあその最後の矛先は日本になってしまった訳ですが。)

現代数学の父と言われるヒルベルトは、ナチス台頭後のゲッティンゲン大学で人に問われた時「ドイツの何処に数学が残っているというのだ?」と逆に問いかけたといいます。恐らく同じことが今のロシアにも起きているのではないかと想像するのですが、何処まで進んでいるのか。

何れにしてもこの戦争が長引けば長引くほど、ロシア国外で十分に通用するレベルの科学者であればあるほど、国外では引く手数多と思われますのでロシアの自然科学は経時的にシュリンクしていくものと思われます。更にロシアの科学にとって不味いと思われるのは、指導者クラスが流出することで、その下についてきた若手達が力を伸ばせなくなることではないでしょうか。

何れにしても今回の戦争はロシアの科学者達の運命をも大きく変えていきそうです。


2022年11月6日日曜日

息子と二人で日泰寺のお祭りへ

犬のケアで家を出られない女性陣に代わって私が終末の息子の散歩役を買って出ています。

まあ、簡単に言えばどこかに行かないことで溜まる自閉症の息子のストレスを散歩、外出で発散させるものです。歩いたり移動したりする限りは常にハッピーな息子ですから、私は今日の息子との外出先にお祭り開催中の覚王山を選びました。

今回の覚王山秋祭りは夏祭りに引き続いて開催されました。コロナ禍の中で世界中の、そして日本中でありとあらゆる行事が消されていきました。コンサート、ミーティング、お祭りと形態は異なっても人が集まる種々の出来事は尽く消え続けていたこの3年弱。

我々も次第にwith CORONAの状況に順応し、人間らしい生活を送れるようになってきました。その中でこうやって開かれる近所のお祭りに息子とともに一口乗らない手はありません!息子と一緒に祭りの中に入って一緒に楽しむのは私なりの対コロナ対策でもあるのでした。w

さて、以前も行ったことの有る今回の秋祭りでは恒例の版画カレンダーも手に入れようと思ってやってまいりました。
以前に比べて、何となく人手自体は少なく、出店の数や種類も下手をすると7掛け?程度の感覚でしたが、実際はどうだったんでしょうか。いや、確かに少し少なかったと思います。それでも、お祭りに到着した息子は終始ニコニコ。二人で何を食べるのか迷ったのですが、なるべく並ばないで済むように直ぐ食べられるところを選んでお店に入りました。

最初は焼きそばだったのですが、既にこの忙しさを見越してかお店側が出してきたのは出来合いのパッケージ焼きそば、しかし息子は幸せそう。ニコニコ笑いながらゆっくりと焼きそばを口に運んでいました。

ここを出た後は特に買いたいなと思うものも無くい上に、いつも版画のカレンダーを売っているお店の中に入ってみたところ「今年は作らないと思います」との残念な御言葉がお店の方から返ってきました。無念。

そこで、今年はそういう買い物はすぐに諦めて、息子のために「次の一口」を両目で丹念に探しました。するとそこで見えたのは焼きたてアップルパイ。並ばずとも直ぐに買える美味しそうなパイでしたので、躊躇なくお店の方にお金を払い息子に「はい、どうぞ!」と渡しました。

サクッと口に入れて更に幸せ感のメーターがアップした感じの息子を見るとこちらも幸せになりました。
日泰寺の門前で一枚
その後はゆったりとした気持ちになって二人で車に乗って楽しくお祭りを後にしました。来年は今年以上に新型コロナに打ち勝った状況で更、に人手の多いお祭りになる事を心から期待しています。


2022年11月5日土曜日

トランプの再立候補とか・・・

中間選挙の後にくる次期大統領選でどうやら「あの伝説のバカ」が再び登場するようですね。

前回2018年のトランプの得票の88%は白人票だということでしたが、当時のアメリカにおける白人は60%ですから、白人の支持がより多くMr.Tをサポートしたのでしょう。しかし、事は単純ではなくて、アメリカの場合は日本とは違ってその年齢になれば自動的に選挙権が付与される訳ではなく、選挙人名簿への登録をしなければならない所が「物凄い違い」でして、単純な支持者数の比率で結果が見えてこない所が大きな落とし穴です。(North Dakotaのみこの登録が不要ということだそうです。)

貧しさに支配され、日々糊口を凌ぐのに精一杯で選挙人登録に行けない人や提示すべきID自体を持っていない人なんて言うのは普通にいるようです。しかも、住むエリアによってその提示すべきIDの提示方法が異なるということですから複雑です。大統領選という国家の一大事の手法が連邦のレベルで統一されていないというのは、如何にもアメリカらしいなと思う次第です。

前回はこの選挙人への登録が若者と黒人の間で激増した事がバイデン勝利の大きな要因になりましたが、前回のカオスに満ちた議事堂襲撃の一件の後でさえ、そしてフロリダの別荘で見つかった国会の機密文書の窃盗・隠匿事件の後でさえこのバカはバカであるが故に何も気にすること無く大統領選に出馬しようとしているようです。

Mr.Tの支持者というのは基本的に白人で、自分が経済的に圧迫されていると感じる人達であって、そのコア層であるほど学歴が高卒以下となるなどと言われていましたが、よく調べると実際には大卒であろうとも白人有権者は比較的幅広く共和党員としてこのバカを支持していますので、表面的には表立ってこの「見るからにハズレ」の男を自分達の権利の養護者として密かにサポートしていたわけです。

ヒスパニックの増加に対する警戒感が強い層ほどMr.T支持というのも結局はやがて確実にやってくることが判明しているアメリカにおける白人層のマイノリティー化への抵抗の一環なのだろうなと私自身は思っています。

しかし、このおっさんが万一?と言うかかなりの確率で再び大統領に戻るようなことがあったらアメリカの長女はアメリカに「再度」絶望するのではないかと、親としては少々心配。まずは予備選で他の候補に負け、更には本戦で民主党に負ければと思うのですが、そもそもその候補というのが民主党も共和党も「一体誰になる?」問うところからして未知です。

金が無いとアメリカ合衆国大統領になれないのは今や誰もが知るところ、一体2年後はどうなっているのでしょうか。


2022年11月4日金曜日

キム君大丈夫か?

何だかJ-alertがピンピンよく鳴ります。

日本の北東に位置する夜なお暗い共産主義国家から、国民の命を削って開発を続けるミサイルがポコポコ射たれる度に日本のシステムが反応するわけです。米韓合同軍事演習に反発してやらかしているようですが、こんなにでっかい空ミサイルを次から次に打ち続けて御自分の国に貯めてあるミサイルが減りませんかね?他人事ながら心配になります。

客観的に言って脅威というのは周辺国等にとっては「この国の存在自体」なのですが、吠え続ける狂犬には周りのが諫める声など聞こえる筈もありません。

一発が幾らするのか知りませんが、あんなのを10発も20発も撃ったら何百億円も消費してしまっているのではないでしょうか。通常兵器はポンコツだらけで、それらを動かすための石油にも困るような現状であるはずなのに本当に困った受話器頭です。まずは国民に飯を食わせろ。次は服と屋根を与えよと言いたいです。

本当にあんな国に生まれなくて心から良かったとは思うものの、ミサイルを飛ばす度に本当は飯を食えるはずだった人達の大量の飯粒が消えていくのかと思うとテロ国家に住む人達が心の底から気の毒です。

先日のニュースで、朝鮮学校に通う子供に「ミサイル打つなと言っとけ」とか言ったおっさんが居たとか言う話ですが、愚かな話。彼等は日本に住む北朝鮮の人質のようなもので、何の発言権も無い、先細りのパチンコその他の産業を通じて金を毟り取られ続けている被集金マシンの一端でしかないのですから。ましてや子供に何をか言わんやです。

それにしても日本のJ-alertこんなに遅く、しかもこんなに不正確かつ頻繁に流れていては「狼少年システム」となって本当に狼が来た時には誰も動かないのではないでしょうか?今回の件では北の王朝よりも余程こちらの警報システムのダメっぷりのほうが気になりました。


2022年11月3日木曜日

近所の人のはなしでは…

私の住んでいる家の御近所ではペットを飼っている方が沢山おられるようです。

特に小型犬は沢山。散歩の途中で色々な方とすれ違いますが年齢や性別に関係なく犬を通して話が弾むことが有るのがこういうペット持ち同士の良いところでしょうか?とは言え、最近は次女がほとんど散歩させるので、わたしが犬連れで外出するチャンスでは家族全体での遠出の際の金魚のフンとしての役割り程度しか私にはありませんが。

近所の方々と話をしていると、犬が老いてきた後にどう言う風に最後を迎えるのかという話が出ることが増えました。我が家の犬のように眼が見えなくなってきて、同じ場所をくるくる回り始めて来たらどれくらい命が持つのか?というような質問をその方々にすると、大方の御返事は「だいたい半年くらいでしたかね」と言う感じのものでした。

次第に動かなくなってきて、その次にはご飯を食べなくなってきてとなるのだそうです。まるで人間と同じです。

そういった感じで犬の最期を看取られた方々のお話では、最後は食べられなくなるものだから、水やミルクを口から注射器で含ませることで少しでも命脈を保つような最後になるとのこと。人間のように目立つ訳ではないけれど、恐らくは誤嚥による肺炎なども起こしてしまうのでしょうか。

何れにしても、そのようなお話をしてくださった方々の話が我が家の犬にも当てはまるようであれば、来春や初夏を迎える頃にはお別れをしなければならないような時が来るのかもしれません。

出会いがあるところには必ず別れがあります。一瞬すれ違うだけの人も有れば、親子関係のように長く続くものがあるように、長さは色々。良い出会いは既にもたらしてくれた我が家のヨーキー。彼のために充実した最後の時間を作ってあげたいものです。


2022年11月2日水曜日

第八波の到来でしょうね

残念な感じがしますが、コロナの次の波が東海地方を洗い始めた印象を持ち始めています。

東海三県の感染者数の推移は毎日発表されていますが、前週の同じ曜日と比較して~という数字はここ最近確実に盛り返してしまっています。非常に残念なのですが。いつまでも燻るように七波の収束がボトムに近づいていかない事で薄々感じていた懸念が現実化しそうです。

実際のところこの数字の変化は私自身が外の病院に行って、そこの発熱外来に訪れる患者さんの並び具合を知ることで、間接的にコロナ感染の病勢を感じることが出来ています。この「外来での患者さんの待ち具合」は、毎回この次の週以降に発表される感染者数との比例の具合が正確で、私自身の感染バロメーターとして優秀なpredictorとしての役割を果たしてくれています。

今現在、私の勤める病院内でも確実に新型コロナの陽性者が再度増えてきました。一時は第七波の感染ピーク時以降に院内の感染者が完全に収束し、一旦は皆で笑顔を分かち合ったものですがそれもまさに「束の間」の喜びにしかなりませんでした。ぬか喜びと呼ぶべきものではないのでしょうが、あまりにも短い感染フリーの時間に残念感で一杯です。

以前とは異なり、ラゲブリオなども比較的容易に手に入れることができますので、患者さんの症状を抑える為の手段はいくつかに分けて段階的に準備が出来るようにはなっていますが、感染が拡大する度に感染防御の為のウェアを着て汗を掻きながらの仕事になりますので、心も体も疲れます。

本当に勘弁と言いたいところですが、今の感染拡大の速度を見る限りでは年末にかけての第八波の到来は避けられそうにありません。願わくはその感染者数のピークがより小さいものになってくれることを。


2022年11月1日火曜日

15歳になった我が家のヨーキー

驚くべきことだなと思っています。

現代の色々と改良された餌や環境お陰で犬も長生きの方向にシフトしてきているのだそうですが、ヨークシャーテリア自体が基本的には小型犬の中では長生きの犬種だそうで、多くの小型犬は13歳程度の寿命なのだそうですが、ヨーキーは13-16年なんだそうです。

非公式の記録では25歳まで生きたヨーキーも居たのだそうですが、我が家のヨーキーは既に体力も弱っておりそこまでは恐らくとても届かなとは思うのですが、アメリカでハロウィーンの日に産まれアメリカから飛行機に載せられてニャンコとともに日本にやってきた男子。

既に目は殆ど見えていませんし、足許もヨロヨロですが家族みんなに益々大切にされて老年期を過ごしています。オシッコを漏らし続ける犬の後ろを皆で付いて回っては漏れたオシッコを拭いて回っています。家中シーツが敷いてある状況なんですが、この状態にももう慣れました。

娘と嫁さんは何かを食べさせて、その時にバースデー・ソングを一緒に歌っていたようです。

何歳まで生きるのか判りませんし、これからどうなるのかはわかりません。しかし、最後の瞬間まで私達なりにケアを続け、安らかな最後を迎える日が来るまで、家族の一員としてしっかりと責任を持って世話を続けていきたいと思います。