家にヨークシャー・テリアが居ることは随分前からちょこちょことこのブログに書いています。
歳も今年のハロウィーンで丁度15歳!この前産まれたような気もするのですが、寿命が人間とは全く異なるヨーキーにとっては次第に「寿命」と言える領域に迫っています。
実際の所、その老いの状況は痛々しいほどで、まずモノが殆ど見えていないということ。食べ物を目の前に置いても見つけることが出来ず食いつくまでに一分間ほど床の周りをクンクン嗅ぎ回るばかりでなかなか最終目的を達成できず、時にはその場を離れたりします。
そこで、目の前の床を指でトントンと叩いて「ここにあるよ!」という事を示唆することでやっと鼻先で食べ物を確認し、パクっと食べることになります。容器の中にあるときは良いんですけど、個々のおいしい食べ物を少し食べさせてあげたいときなどは上記の如しです。
そして立位の保持が出来なくなっていています。こんな当たり前のことが…と考えがちですが、人間での例を考えれば容易に理解できるもの。人間でも寿命の終わりに近づいてくるようになると「立つ」そして「歩く」等という若い頃ならば当たり前にできるような事が出来なくなる訳です。
ジッと立っている時でさえも何となく体が斜めになっているし、小刻みに揺れています。しかも、滑り気味の床の上では四本の脚が次第に左右に拡がってしまうのです。筋力が衰えている事が確実に見て取れます。
更にシビアなのは排尿行動。ほんの数週間前までは殆んど間違えずに決められたコーナーでオシッコをしていたのですが、ここ暫くは場所を選ばずそこかしこで「漏らす」様になってきてしまいました。娘と嫁さんが漏れた場所を見つけては必死で拭き取っています。そろそろフルにオムツを使う時期なのかも知れません。しかし上手くいくものでしょうか。
そして、最後は眠る時間(横になっている時間)が長くなってきた事です。見た感じでは生きているのか死んでいるのか全く判らない程で、まさに「死んだように」寝ていることが多いのです。近くに寄っていって手をかざしても薄目を開けたままピクリともしないし、呼びかけてもなかなか動かず本当に死んでしまったのではないかと思わせるのでした。
しかし、それから暫くしてヨロヨロと立ち上がり、自分の寝床に行くのを見て「大丈夫」と一安心する訳です。
一日でも元気で、一日でも長生きして15歳を迎えて欲しいと思うのでした。