精神科医の同僚に聞いてみようと思っていることがあります。アスペとは何なのかと。
アスペルガー症候群と言ってもそのカバーする症候の範囲は広く、いろいろな症状がオーバーラップするということまでは理解できるのですが、その詳細に関してはやはり理解できないことが多いというのが正直なところです。
先日ここに書いたアスペと思われる医師と看護師の話の続きなのですが、彼らもそれぞれ当然のように細かなところでは異なる点はあるのですが、強烈に似ている点が2つ。1つ目は物を上手く片付けられないこと。というよりも実際は物を沢山持ってそれを適切に処理使用できないということでしょうか。
具体的には医師の方の「彼」は自分のデスクトップ周りにビックリするほど色々なものを積み重ねており、隙間が殆ど無いのです。毎日毎日3つか4つのバッグを持ってくるのですが一体何が入っているんだろうと何時も不思議でなりません。本当に謎です。彼は未だ病院に来て半年も経っていないのですが、病院に置いている荷物は少なめに見積もっても既に私の4-5倍です。
そして荷物と言えば「彼女」の方である看護師さんの方も毎日何かが入っている巨大な薄地の肩掛けバッグを持ってくるのですが、風船のように膨らんでいるそのバッグを時々病棟の方にまで持っていってナニカに使っているようです。それが何か知らないのですが、ある看護師さんが「何時もそれ持ってるけど何が入っているの?」と聞いた所ところ「私の血圧計を入れて家族用の3つの血圧計とかいろいろと必要なものです」とのこと…。
この前無造作にナース・ステーションにこの薄い生地のバッグが置かれていてこちら側にお尻(ボトム)が見えていたのですが、そこには病棟で使っているアルコール綿の袋や丸められたゴミ、他にもなんだか判らないものがはち切れんばかりに詰まっていました。その中にはきっと3つの血圧計も入っているんでしょうね。w
かくの如く、恐らくは「必要性に応じて適宜ものを取捨選択して使用する」という能力に血管があるようです。もしかしたら「どこかで使うかもしれないから取り敢えず持っておく」と言う感じで運び続けているのかも知れません。車の中とか家の中ってどうなっているんでしょう?恐ろしくて見たくありませんが。
実際に上記の1つ目と重なる2つ目の特徴と言って良いのかもしれませんが「物が上手く捨てられない」ようです。ものが溜まり続けるという方向の捨てられないだけでなく、捨てるべきゴミも捨てない、と言うか眼中に入っていないようです。看護師さんのアスペと思われる彼女は患者さんの痰の吸引を行うときに外すエンベロープをベッドの上に捨てたまま次のベッドで同じ作業を繰り返します。何度師長に注意されても、同僚に指摘されても「済みません」と言って同じ事を繰り返します。あたかも視界の中にそれが無いかのようです。そういうもう一つの方向でも捨てられないようです。
実は今日挙げたモノの整理整頓や捨てる行為に関してなどというのは極一部で、周りの人達はいろいろな意味で負担マックスなのですが、それは患者さんにこの障害の延長上の何かで「万一のこと」が起きないように気を配っていることもその負担感に繋がっているのでした。
他の看護師さん達の苦情を私が聞き続ける事になるのですが、前回も書いたようにパワハラにならないように、そしてストレスが自分にかからないようになるべく関与しないようにしています。ただし、この人を雇った看護部長には責任を取って貰うべく対応策を練ってもらっているところです。
看護部のことは看護部で対処して頂くのがこの病院の基本方針らしいので。
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