2022年9月9日金曜日

エリザベス女王の逝去

70年の治世にわたったエリザベス女王が亡くなられました。エリザベス・アレクサンドラ・メアリーという名前が正式名称と初めて知りました。

70年以上もの間、戦争の時代から実質的に王室の仕事をこなしてきたキリスト教国を代表する王女でした。そもそも96年もの間全く外見上の知性の衰えを見せることなく公務を遂行できたことにも驚きですし、様々な困難な時期・時代を淡々と乗り切ってきた事実も瞠目に値します。

昭和天皇や平成天皇(上皇様)と縁が深く日本の皇室とは深い関係にあります。世界で唯一「皇帝」と公式に称される天皇陛下とその次のランクであるとされるKing/Queenですが、不幸な戦争を挟みながらもその関係は耐えることなどありませんでした。

そして今上天皇もオックスフォードでは英国の自由な空気を満喫され、テムズ川の水上交通の研究を始めとした水上交通、水路・水利の研究で名を識られています。要するに切っても切れない程の深い繋がりがある訳ですが、今回も喪に服されるとともに英国で行われる国葬に御参列されるとのこと。いわゆるもともとの法律に基づく本当の国葬ですね。

まさに世界中から国王元首クラスが参集することは100%確実ですが、あの戦争中の赤い国のプットラーが参列することは無いでしょう。そもそもヨーロッパ上空は飛べないし、イギリス本土に来た所で確実に暗殺されるでしょうから国内で襲われる英国側も大迷惑でしょうし。

これからは息子のチャールズが73歳で三世として次の治世を行うようですが、これだけ偉大かつ歴史の教科書で既に多くの記述の対象となっているような母を上に持つといろんな意味で大変でしょうね。

大英帝国の歴史の大きな一幕が下りた日となりました。天国でついこの間亡くなられた御主人と仲睦まじく手を取り合って互いの労を労っていることでしょう。

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