2025年4月25日金曜日

アパレルの闇って深いですな

ネットでこの前ユニクロの綿の調達先が弾圧されているウイグル関連だったことで関心があったアパレルの闇。

実際にいろいろとネットや動画でその世界の闇を覗き込んでみると、その淵の深さとヤバさに溜息しか出ません。まさに児童労働と女性や貧乏人への搾取によって成り立っている世界そのものでした。

昔、アメリカで大学を卒業した後の長女に私が「アンダー・アーマーの創業は学生達で、そこからデカくなって行ったんよね~」というような話をしたところ、返ってきた答えは意外なもので「私は絶対Under Aromourの製品は買わない!第三世界での搾取で作られた製品そのものだから」というもの。

激しい返答だったので、強く記憶に残ってしまい私自身もUnder Aromourの製品を手に取る事は無かったのですが(そもそも高いので買わないw)、それ以降こういった製品の裏にある闇に関して「薄くではあっても」考えを巡らせない事は無くなってしまいました。そして、実際今日になって時間をかけてみた種々の動画や記事は真っ黒という状況に暗然としました。

10歳にならないような子でも学校に行かずに一日10から15時間も働いて、日本円にして50円にもならないような日給で働くとかいう状態を奴隷労働と言わずに何というのでしょうか。

その安値に押さえ込まれた労働代の「恩恵?」を受けて安いアパレル製品を我々が購入できているのだとしたら、それはやはり犯罪に加担しているんではないかと俯いてしまいまうのです。

「世の中そんなもんよ」という声はあるでしょうが、こういったサプライチェーンの構成自体がいろんな意味で犯罪であるのは明白で、世界全体でこういうチェーンの存在を許さない仕組みは大切だと思いつつも、無くしてしまったら彼らの生活はどうなるのだろうかという考えも起きる訳です。また、いわゆる「ブランドもの」と呼ばれる製品群を着込んでいい気になっている人物を見る度に鼻白むというか、逆に蔑む気持ちが起きて来るのです。

それでも、良い製品は良い製品。高いのには高い理由があるのだなという様な製品を作るサプライチェーンもある訳で、イタリアで全て仕立てられたり、サビルロウで仕立てて作られているようなものは出自が違って欲しいと心の端で願うのは世間知らずの甘い考えなのでしょうか。

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