2022年8月21日日曜日

大型病院が機能していない!

最近の医療連携体制は本当に大問題です。

少なくとも患者の紹介と受け入れの連携が崩壊してしまっています。紹介しても空きベッドがなく、紹介して貰った時も病院内のコロナ感染部署は患者を受け取れません。近隣の病院もコロナとその他の種々の事情でマンパワーが不足しており、外科系の手術など全く大変な状況になっています。

これは単に病床の数合わせの問題だけでなく、スタッフ達の新型コロナ感染状況も大きく影響を与えています。事務系の人達のみならず、例えスタッフがコロナに罹らなくても家族の一員が陽性になっただけで通常は濃厚接触者指定されその後10日間の勤務停止等となります。基本的にはこの状況では全くこれでは社会どころか病院も回りませんので、以前は14日間だったのが10日間に短縮され、医療関係者はPCRネガティブであれば6日間で出勤可能となりました。(もしくは6,7の連続した2日間で抗原検査陰性。)

しかし、正直な所これでもなかなか医療機関はまわりません。人が足りずに各病棟が人を融通しあって動かしている状況です。ヘルパーさんが大量に罹患した病棟などは看護師さんが内部でヘルパー役として出勤したりしているところさえあります。

とにかく、今の状況では医療機関は疲弊した状況が続くだけで、外から想像しているよりも内部の状況は厳しいものです。

感染が疑わしいと言うだけで暑苦しいフルセットのポリプロピレンの上着を羽織り、フェイス・シールドとキャップを被り、マスクを着けて数時間も作業をするのは本当に脱水との闘い。これで夜勤等をする人が疲弊しないわけがありません。夜勤明けの看護師さん達は若い人であっても顔が疲れ果てています。気の毒を通り越して大問題です。

感染症の病態の変化に合わせて分類や対応を変えていかないと、今の医療崩壊では済まされずに「社会システムの大崩壊」が起きないとも限りません。その前にコロナが収まればよいのですが、愚かな政治のシステムのせいで人が倒れていくのは真っ平御免です。


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