2022年8月20日土曜日

長崎の義父の病

今朝、長女長男と嫁さんが早朝の便に乗って飛行場から飛び立ちました。

向かった先は嫁さんの両親達の住む長崎です。義父が咽頭癌と闘うことになって既に9年弱。診断されたのは2013年の12月でした。既に大きな三回の手術を経て今回は既にオペは出来ない状況で、抗癌剤による治療が開始されたのですが残念ながら種々の数値が悪化しその治療を継続することが出来ませんでした。貧血も重篤化し輸血も行われたようです。

最初は声帯のポリープだけだったのですが、その時期に何度も「切り取ってしまいましょう」と言ったのですが、その小手術を喫煙をしながら回避し続けていました。しかし、次に暫くして調子が悪いとなった後で病院で診察を受けると既に癌化しておりました。

その後はまさに私から見ても大手術といえる難しい手術を三回も経験せざるを得ないことになりました。それでも9年もの間、お喋りが大好きだった義父が「声」を失った後も義母とともに楽しく9年間頑張ってきたのですが、今回長崎から悪い知らせが入りました。それは「余命が半年くらいと考えてください」という主治医から家族への説明でした。

今回、たまたま長女が(義父にとっては初孫)帰ってくる事になっていて随分前から長崎行きのチケットを取っていたのですが、今回の帰崎は偶然にも義父の御見舞いになってしまったのです。

私自身も大きな衝撃を受けました。義父には結婚前から世話になりっぱなしで、いろいろと面倒を見てもらったのですが、送ってもらった写真で見るベッド上の義父を見ると、写真に見入ってしまって時々画面上に焦点も合いません。

体の線は細いのに、ゴルフのスクラッチ・プレーヤーで運動神経の塊のような人物なのにベッド上で横たわる姿を見るのは辛いですし、何よりも義父の娘である私の嫁さんが辛いし、初孫である長女も滂沱の涙を流していたとの話。当たり前ですが。

今後は家に戻って胃瘻を用いた緩和ケアに入るのだそうですが、順調にすすむことを祈っています。ケアが始まったら長崎の在宅緩和ケアをしている学友に義父のケアを依頼しようかなと思っています。


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