先日、がっくりするような話を聞きました。
どんな組織でもダメな事務トップが居ると組織全体が大変な苦痛を味わわされますが、残念ながら当院もその例に漏れない状況です。前事務長が病を得て突然という感じで病院を去る事になったのですが、その時に「この男はそのままここから連れて俺は去る」と言われていた「男」にあたるオブジェクトがあろう事か今の事務長。
特徴は徹底的に物事を決断しないこと。要するに何も決めません。難しいことは勿論、簡単なことも全て下の者にほぼ丸投げして「何とかよろしく」という具合。他の人達にたまたま聞いた彼の影のあだ名は「むつかしい」と言うものだそうです。何かのdecision makingをする為に誰かがこれを決めてくださいというような感じで依頼をすると「むつかしい」と言って先ず何も決めないのだそうです。それで付いたのが上のあだ名。w
物事を決めて右か左かを人に指し示し続けるのがトップの仕事ですし、最もダメな、最もトップになってはいけないタイプのトップというのは古今東西「決断力に欠ける人間」と相場は決まっています。思慮深くて決めきれないとか臆病なほど用心深いとはまた別の物事を深く考えきる事の出来ない人間がトップに就くと…という感じです。年齢からしてあと数年はこの人物が居座りそうですが、大丈夫なんでしょうか。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、一番最初に書いたガックリする話というのはこの人物が下の人間に「誰か新しい事務員で良いの居らんか?」と聞いてきたんだそうです。ところが、その条件こそが私がガックリと記した理由で「金をかけんで集めてくれ!」という付帯条件なんだそうです。orz
金をかけずに、時間をかけずに選んだ人間なんてそれだけの価値しかない人間が殆どというか、通常は投資に「比例」するでしょう。恐らく金も時間もかけずに選んできた人間を金も時間もかけず、育てもせずきっと給料も上げないのでしょう。というか、そうやって数だけ揃えて入れてきたここ数年入職の数名の人間が「配置した部署で使えず、配置換えしてみた部署でも使えず」と言った状態になって多くの人が困惑している事は人選した自分が一番知っている筈なのですが、相変わらず「むつかしい!」のでしょうか。
一体全体そんな人間にどんな仕事を期待しているのでしょうか?
ポテンシャルのある人間を金をかけ時間をかけて集めたうえで、金と時間をかけて育てるのが日本風ではないのでしょうか。そうでなければアメリカ風に即戦力を高い給料で掻き集めるというのも手なんでしょうが、そんな発想が「あの人」にある訳もございません。はい。
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