テレビを視ていたらどうやら着物の質流れが大分安い事になっているようです。
例えば大島紬のような高級品は普通に数十万なんて言う感じですが、やはりモノと云うのは需要と供給が織りなす文(あや)で値段が決まります。ということは最近は着物を着る人が減っているという単純な事実があるんでしょうね。
では質流れのような状況で安くても質の良いものが手に入れられたときにソレを何処に持っていって仕立てるのかというのが全く解りません。そもそもそういう「仕立て」等という事をしたことが無いので知らないのも当たり前なんですが。
そこで、ここは今は廃業してしまっている元呉服屋の小倉の叔母さんにテキストを送って尋ねてみました。すると、叔母さん直ぐに返事を返してくれて教えてくれました。それによると通常は呉服屋で生地を買ったお客さんに店員側が手配をして着物ならどこの誰さんに、浴衣ならこの人に、羽織ならこの人に等という感じで店員や店主の頭の中にある「最適」な人へ割り当てていくのだそうです。
幾ら掛かるのかはその時々で異なるし、仕立ての具合や難しさで違うということで一概には答えられないとのことでしたが、もし本当に生地が手に入って作る段になったらいい人を紹介してあげるからまた連絡してと教えてもらいました。
あと京都の方でも西陣織の織手の再従姉妹(はとこ)がいて、今度10月に名古屋の高島屋に自分で織ったものを含めて幾つかの品を売りに来るそうなので、もちろん私が買えるような代物ではないのでしょうが、一緒に食事をして四方山話をしようと思っています。
着物を日常で着る人がいなくなった時代に着物を着ていた人たち、既に着なくなった着物などが大量に出てくる時代。もしかしたらそういう意味では今は良質の中古の着物を安価に手に入れることが出来る黄金期なのかもしれません。
何れにしても、時間を見つけて生地を安く手に入れなければ!
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