オリンピックも遂に最終日となりました。
こんなコロナ禍の中でよくこんなに多くの国から人を集めたなというのが本音ですが、本国でワクチンショットを行った上に、しつこいしつこい本当にしつこいほどのPCR検査の繰り返しを行いながらもやはり陽性者やクラスターは出たわけで、ワクチンを打っていなかったドクター等の存在のために選手団自体の競技種目ごと消えてしまった国も一部出てしまいました。
おまけに国によってはコロナの為に選手団を構成できなかった競技も当然のように出てきていましたし、そういった意味ではいろいろと不幸な一面も多いオリンピックでした。世界的感染症の拡大という今世紀で初めての不幸なイベントの中での政府の決断は異様なものだったとは思うのですが、何はともあれ「おそらく」開催してもしていなくてもこの第五波といえる拡大局面というのは存在したものと思われます。
今度はパリでの開催となるみたいですが、パリで開催される頃にはこのコロナ禍も一段落して、コロナ禍自体が「あれ何だったんやろうね」というような昔語りになってくれていることを願わざるを得ません。
さて、本番の閉会式自体に関する感想ですが、一言でいうと間延びした詰まらないものだったと思います。途中の訳の分からない謎のパフォーマンスは完全に退屈なものとしか言えないと思ったんですけど、途中観ていて唯一「おおっ!」と声を上げたのはCGで構成されたテレビの視聴者のみが視ることのできた(会場でも選手たちはモニターで視ていたようです。)バーチャルな光の芸術のみでした。北京オリンピックの足型と同じですね。
開会式のピクトグラムの演技と閉会式のこのCGのみが良かったといえると思いました。実際の所、開会式前にこのういった構成を企画してきた輩共の苛烈な同級生虐め自慢が発覚して全てがおかしくなっていたのもあったのでしょうが、それにしてもおそらく多額の金が使われていたこれらの演出の詰まらなさときたら、天晴レベルでした。
企画を請け負ったといわれる電通のピンハネ組織としての寄生虫としての存在以外の「何も無さ」を丸裸にしたある意味象徴的なレベルの国家イベントになったと思います。
まあ、電通や博報堂の連中が事後責任などという言葉をその辞書に持っているわけはありませんし、政治家ともズブズブでしょうから罰則も発生しないでしょうし。
もう今世紀中に日本にはオリンピックは来ないでしょうし、自国開催は要らないなと強く感じました。わが国の選手団が史上最大数の58個ものメダルを取り、かつ素晴らしいものを見せて下さったこととはまた全く別の次元の話で、IOCという金を毟り取る貴族のために存在する組織と切り離された簡素な運営を行わなければ、日本の様な国はまさに鴨葱であって、オリンピック委員会の為の集金マシンに成り下がる(しかも国家は潤わない)という事になってしまうことが改めて確認された大会だったと思います。
しかしそれはそれ、ボランティアの皆さん達、どうもお疲れさまでした!
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