2021年8月2日月曜日

おい、ソレは無いやろ~!

さあ、今日はちょいと早めに寝るか!と言うことで12時前にベッドに入ろうとした瞬間。

病院から突然電話が入りました。嫌な予感しかしません・・・。出てきたのは当直司令をしていた師長でした。深夜に申し訳ないという詫びの一言の後に続いて出てきたのは「今日来るはずの当直の先生が来られてないんです!」という驚愕の一言。

思わず、「エ~ッ(゜o゜;」と声が出てしまいました。しかも、出てきた理由はもう一つあって、ある病棟の以前から状態が悪かった患者さんが亡くなられたというものでした。患者さんはもともと何かあってもDNARで、蘇生措置などをすることなどは当初より予定にはなかったのですが、内科医がいないというのは流石にまずい。

精神科の当直医師はその段階でも当然いたので(当院は精神科医と内科医の二人当直体制。)その先生に死亡診断書「のみ」であれば死亡確認の後に書いて頂くことは出来るのですが、その後も内科の緊急事態は朝までに何時でも起こり得ますので、誰かが当直するしかありません。とすると、行くのは私しかいませんでしたので直ぐに私服に着替えて車を引っ張り出して病院へ向かいました。

そもそも、この時間まで内科当直が来ていなかったことを把握していない当直の事務担当者もどうかしています。病院に到着した時点で事務系の人間がわらわらと種々の対応をしていましたが、そもそも本来当直に入るはずだったTという医師に連絡する術さえ無いということで、二重に呆れました。

T医師の所属する大学の医局に電話を入れたらしいのですが、既に退職していて連絡が取れないの云々という訳の分からぬnebulousな説明しか返ってきませんでした。
こんなとんでもない無責任な医師がいるんだとうことに驚き呆れつつも私自身は御遺体を葬儀社の方にお渡しした後そのまま当直開始です。

一体全体コリャなんだと思いつつ、ペコペコと「申し訳ありませんでした。」と言う言葉を繰り返すばかりの事務方の人達の言葉を背に当直室に入っていった私でした。

しかし、悪いのはそもそも来なかったトンデモ医師ですから・・・。

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