2021年8月25日水曜日

病院の中で治療中にコロナをうつされたら・・・

院内でのクラスタ発生は今や日本でも日常。

ところが、それが自分の身に降りかかるとはなかなか想像しません。統計を見ないと判りませんが、今現在の医療費は今までかかっていた「普通の診療費という意味では」恐らく日常の外来に来る人々というのは自分の病気がいまリスクを犯してまで行かなくても良い、もしくは悪いのに怖いから行かない等の理由で幾ばくか減っているのではないかと考えます。(統計が出るまでは何も言えませんが・・・。)

その分、コロナ関連の出費はワクチン云々を除いても病床を埋め尽くす勢いに拍車がかかっている現在、極端な出費の偏りがあるんじゃないかなと強く推測します。

ところが、実際に恐ろしいことは感染も憂慮すべき事の一つですが「診察しなかった事による」治療されるべきであった、もしくはしなかった為に悪化してしまった病気の増加も当然あるわけで、なかには亡くなってしまった方も既に当然の如くおられるはずです。
新型コロナに対する感染が怖くてほぼ全く外に出ない等という方は日本中にゴマンと居られますので、当然受けるべきであった手術や治療が延期されたり、病院に行かなかった人も多いわけです。

では病院に行ったらどうだっかというパターンでは、残念な事に私の知り合いの方のご主人が病院である手術(直ちに命にはかかわらないけれども受けておかないと障害と言うレベルの症状が残るような病気)を受けてその入院時に新型コロナをうつされてしまったと言うことがありました。

話を聞いたところでは、カーテン仕切りのお隣さんは入院中ずっと高熱を出して居られる方だったそうで、退院二日後にその方が陽性であったことを病院からの電話で知り、家族全体が恐怖のどん底に叩き落とされてしまったとのことですが、当然ですよね。

学校に通う子供さん達も奥さんも全員PCR検査では陰性だったそうです。ところが、このご主人は入院期間が一週間だったとのことから、「外部から持ち込んだ可能性が無いとは言い切れない!」との事で、自分の病院での感染が完全に黒とは言えないと言っているんだそうです。

名前はここには出しませんけどね。恐らく、こういう対応でもしないと保証が大変だろうから無理なんでしょうな。同じ様な例は無数に出ているはずなので、それに最初から白旗上げて全部に保証をしていたら、病院を診療・検査で通過した患者でコロナになった人を全部保証していかないといけませんから。

とは言え、あまりにも「限りなく黒に近い今回のご主人への感染」に関しては御主人御本人のみならず奥さんも相当頭にきているとのこと。まあ、気持ちはわかります。幸いにしてご主人はPCRで陽性だったのみで、一週間経った今もとりあえず症状はないそうなのですが、それが陰転化するまでは「既に」術後に行われていたはずの検査さえも受けさせてもらえないとのことでした。可哀想に。

それでにしてもですよね・・・。

本当に明日は我が身です。全く他人事ではありません。私は50代ですが、ワクチン早く打って貰える、というより早く打たなければならなかった仕事ですので、こういった影響を受ける可能性は低いほうですが、まさに働き盛りの世代が今まで打ってもらえていなかったことからくる悲劇はまだまだ日本中で続いています。

早く早く、可能な限り幾らでも希望者には全員行き渡りますように!


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