2020年10月22日木曜日

携帯電話が無くなった!

「今日の仕事も辛かった~」というのは我々より少なくとも一世代以上年配の方々が聞いていた岡林信康の「山谷ブルース」という歌ですが、そんな感じの今日の仕事の締めくくりに事件が起きました。

さて、4時を過ぎあと病棟を2つほど回れば終了という時に「はっ」と気づきました。

「携帯が無い!あれ、あれ?」ということで白衣のポケットに左右の手をそれぞれ突っ込みます。更に胸ポケットも内と外それぞれに手を差し込みますが無い。もしかして、さっきIVHを刺入した時にベッド脇にふと置いたとか?という感じで患者さんのベッド脇にこっそり行ってみましたがやはりありません。

うむむ、これは不味いかも?ということでその前に行った別の病棟を3つ確かめましたがやはり無し。内科外来に行ってみましたがやはりそこにも影も形もなし。院外には全く行っていませんから調べるべきは院内です。周りの看護師さん達には「電話をかけてみたら?」と言われましたが、院内では何時も消音バイブレーション・モードにしています。

別の作業をした放射線科の部屋にも「iPhone無かった?」と聞いてみましたが暫くして「無いですね」との悲しい返事。仕方ないのでそんなあっちこっちの移動をに往復してみたのですが、影も形もありません。何時も軽口を叩く師長さんなんかは「あら、先生。w ちょうど走り回って痩せるからダイエットに良いわ~」等と大笑い。

私としては電話機自体はそれほど惜しくないのですが、病院から入ってくる緊急連絡が入らないのは激マズです。私的目的のこと関連は大したこと無くても患者さんの急変や病院からの相談などをキャッチできなければ「業務上の死」です。

焦る気持ちが盛り上がってきましたが、もう一度アタマの中で冷静に動線をトレース。やはり、一カ所だけは自分で確かめていない放射線科の「白衣を脱いだ時に作業する棚」の上を調べなければならないと思い直し、当直室で病院のマスターキーを借りて事務当直さんと突入するとありました。裏返しにおかれた私のiPhoneが。

良かった!一緒に歩き回ってくれた事務当直さんに大感謝。これで仕事の連絡がつきます。

しかし、今回の件で思い出したのは電話が無くなったらどこにも連絡が取れないということ。LINE,SNS,mail,電話。誰にも連絡取れません。勿論嫁さんの電話番号も知りません。w 今回のiPhone探索では「iPhoneを探す」というマックブックを使っていた頃には試してみた機能も自分のIDは覚えていてもPWを何年も使っていないために思い出せず・・・という情けなさ。生体認証ばかり使っていてどのPWだったか忘れてしまっていたのです。

しかし、久しぶりに物を失くす焦りというものを再体験致しました。疲れました。心が。


0 件のコメント: