2020年10月27日火曜日

日本学術会議という不思議な機関

「金は出させるけど口出すな」というのは普通は世間で通る台詞ではありません。

そういう立場にあるのが日本学術会議という機関。もともとアメリカのNASや英国王立協会のようなものをと戦後にGHQの勧告下で生まれたようですが、その働きにより東大京大阪大を中心に沢山の基礎研究所やプロジェクトを「勧告」のもとに政府に注文して作り上げてきたようですが、学者連中の作るこの手の功成り名を遂げた連中+別に功もないけれど名誉は欲しい連中が寄り集まって作られる機関なんて時間の経過云々以前に胡散臭いに決まってます。w

少なくとも私が知っている大小の日本の医学や生物学会で機関のトップに「就任したがる人達」というのは基本的に俗物根性の持ち主です。実力や実績という意味で特別に飛び抜けているからと言って別に学会やこの手の胡散臭い学術会議等というような機関に一切属さない科学者なんて掃いて捨てるほど居ます。

今回の「推薦名簿に載っていているのに排除されたガクシャ」の6名の名前とバック・グラウンドを見ましたが、全員文系の皆様。

正直など・ストレートの感想を言わせてもらうとするならば、お前らの信じない政府の金で運営されている政府直轄の謎組織に所属できなかったからと言って、それに文句を言うとかどうかしてるヨって事です。お前らは「飯は食わねど高楊枝」という程度の矜持程も持ちあわせてないのか?餌をくれる飼い主の言うことを聞かなければならない屈辱が嫌なら己で飯を探せということ。学問の自由は金銭の自由(ヒモ体質からの自由)があってこそのものというのはリサーチを行うものなら誰もが理解していること。

極貧の中でもリサーチをし続けて、こんなクソ機関は不要・有害であることを示す程度の気概を示して欲しいものですが、マアこの手のブヒブヒ文句を垂れるだけはやかましいような連中にはそもそも期待すること自体が無理。

学問が政治から独立、特に文系の学問がその上から指示変容をもたらされぬ為に政治から独立すべきことは根本的に重要なこと。だからと言って税金で純粋に運営される御上の組織に属すことが出来ないからと言って文句を言うのはまさに噴飯ものです。

そもそもその選出方法からして実績なんかを正確に比例して選出されるものでは「まったくない」ことは明白。その時代において「有名=優れている」などという等式が全く夢物語であることは誰でも知っていること。しかも、名誉欲の強いジジババが己を含め己の子飼いの人間を推薦・互選するリスクを排除できない選出方式がまともな訳がございません。設立当初の意義やよし、経年変化で腐ってしまった制度疲労の残骸が今目の前にある日本学術会議です。

科学に対する提言を何かしたいならこんな組織はさっさと潰してもっとまともな組織を別の運営方式で作るべきでしょう。(未だ組織にこだわるならばですが!)

あ、私の尊敬する本物の天才ファインマンは一度は誘われて入ったNASの運営に愛想を尽かしてサッサと脱退しております。真の実力者に勲章や栄誉など自分で求める意味もない、というか不要な良い例ですね。そんな人に対しては断っても撥ね付けても周りが勝手にそういうバッジを貼り付けまくりますから。栄誉・評価などというものは己が求める類のものではないのです。いい年こいた大人が学者面して恥ずかしいぜ。(学問を求めればこそ栄誉からは距離を取れ!)w


2 件のコメント:

orainbabas さんのコメント...

あー・・・
すっきりした!

small G さんの見解発表を心待ちにしていました。

まいどありがとうございます。

small G さんのコメント...

申し訳ないです。
私のようなものの「クソの如き意見」などは大学術会議様には「屁」ほどの影響力も無いのです。
いくら吠えても互いに距離が遠すぎて。w