やはり何事も続けるものだと感じます。
現時点では特にダイエットが全ての目的というわけでもなく、アメリカの大学で仕事帰りに「ジムに行っていた頃の気持ち良さ」を味わおうとして日本で始めたエルゴ・メータを使ってのrowingが、かなり良い感じになってきました。
最初の頃は何のかんの言っても、2000メートルを何回か繰り返すと息が劇的にあがってしまい、自分の呼吸では酸素が吸えなくなるんじゃないかと言うほどの息切れ感に襲われていた最初の1-2ヶ月でしたが、次第次第に「明確に」息が続くようになってきて、より速い速度、より強い強度でrowingを継続しても取り敢えずは最終ゴールまで途切れずに漕ぎ続けることが出来るようになってきました。
最初は1000や2000メートルにインターバルを長めに入れて精々5キロや6キロ漕げば「今日はお終い!」と言うくらい疲れていたのですが、そのうちインターバルを入れて8キロ、やがては同様にして10キロくらいまでは漕げるようになってきました。それでも最初のうちは次の新たな目標に到達する度に新たな苦しさの地平線が見えてきて、ズッとそれなりの肉体的・精神的な苦痛が存在しましたが、その次のステップに思い切って足を踏み入れ始めた現在、体重なんかは殆ど何も落ちることはないのですが、それほど強い疲れが残る事もなく10キロを容易に漕ぎ終わるようになってきました。
10キロのrowingというのは、私の体格や年齢レベルだと45分はとても切れない程度。楽に漕ごうと思えば50分を切っておけばイイやなんて言う状態で漕ぎ続けることになります。一分間早くこごうとすること自体が実は物凄い努力を要する差でして、全体で2%速くしようとすれば結構な努力を、全体で5%ほど速くしようとすれば必死の努力を、10%速くしようとすれば死ぬ覚悟で漕がないとなりません。
ですから、同じ様な体格と年齢の人が同じ程度の疲労度で自分より10%速く漕げているとすれば、その二人の人物の間の心肺能力の差は「相当」の差だという様に考えて全く問題無いと思います。
この前久しぶりに見たカナダのオリンピック・ゴールドメダリストのエルゴの記録を見た時に、そのディスプレイに示されていた数値を見て「これは怪物!家族の命がかかっていても勝てんな。w」と思ったものです。
とは言え、こういったトレーニングはあくまで自分のベースラインからどれだけ進歩が見られたかということが大事。究極の怠け者の自分のような人間こそが、淡々とこういった事を続けていくべきだと思っています。
怠け者にこそスケジューリングによる強制的な習慣付けを!というのがオジサンが歳を食ってから得た人生の大切な教訓です。怠け者は怠ける理由を考えようとするうちに怠けてしまいます。その前に強制的な習慣づけ。これほんまにオススメですよ!