何と申しますか・・・。
今の時代コンプライアンスやIC(インフォームド・コンセント)やその他の処置前の同意書類に加えて、紹介先医師に対する診療情報提供書その他の書類を毎日毎日大量に作成しなければなければならず、一体全体どうなっとるんだという怒りがたまに湧き上がってきます。
その多くは時代の流れに合わせた「裁判対策」用の言い訳書類だと私は個人的に思っていますが、本当にこんなに沢山の「言い訳書類」を毎日毎日たくさん書かなければならない時代になって、患者さん自身の顔を見て治療やお話をする時間自身が削られていくのが腹が立ってしょうがありません。
実際のところ、処置前に一体何をされるのか不安でしょうからそれらの処置に関して通り一遍のフラットな記述を患者さんに読んで貰うというのは大切な行為だとは思うのですが、それも一日10通、20通ともなってくると「俺は何をさせられとるんだ?」と心のなかでは愚痴の一つも出てきます。
更には保険診療を間違いなく通すための患者さんの転退院時の書類もどこの暇人が考えたのか訳のわからん項目を毎度毎度垣間させられて辟易・・・というところです。
しかし、こういった行為の積み重ねが一枚発行毎に2500円となる診療情報提供書だったり、保険を請求する時の根拠だったり、審査が入った時の立派な言い訳証明書となっていくわけですから、病院としてはとても疎かにすることは出来ません。ハイ、重々解っております!w
後忘れてましたけど、患者さんのご家族から時々何種類もの保険請求書類を書いてくださいと突然書類を渡されることが多いですね~。この書類書く時には多くの場合、前医、前前医での診療の状況等も記入しなければならず、事務の手も煩わせることになるんですけど、これはこれで患者さんとそのご家族の経済的負担を減らすための大事な書類ですからきちんと書かなければなりません。
あと、今の時期はどうしても保健所に対する結核や感染症などの公衆衛生上の必要書類を作成するのも結構大変ですね。やっぱりこれも、公衆衛生の統計作成や大事な基礎データとなって国家の医療行政の方向づけをなすものですから大事。
こんな事思い出しとったらキリが無い!というほどまだまだ他にも書き込む書類があるんですが、よう考えんでも上に書いた書類なんていつも準備している書類のごく一部でした。w
斯くして医師はカルテ以外にも多くの書き物をしているという話でした。愚痴ってすみません、ハイ。
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