2020年8月9日日曜日

やっぱり共産主義は恐ろしい思想

中国が香港統治に関するイギリスとの約束を鼻紙のように捨てて暫く経ちました。

案の定というか、やってる事は滅茶苦茶で、いきなり思想統制と反体制派の拘束、逮捕、拉致。中国人が云々ではなくて共産主義・社会主義というのは本当に毎度毎度どこの国で誰が政権をとっても「トップの体制を維持する」という結果に関してだけは全くぶれない恐ろしいほどの相似形を保っています。

常に己の無謬性を声を大にして喧伝し、思想や指示に従わないものは全て間違いと「決めつけ」て、保安部、情報部、秘密警察等という名前は違えどやる事はみな等しく反体制派の抑圧というお決まりの御作法。

中国、ロシア、旧ルーマニア、東ドイツ、アフリカの独裁国家の社会主義国家、ベトナム、旧ポーランド、そして日本においては内ゲバと内部分裂を繰り返してきた各種の左翼勢力。20世紀後半以降は、上手に資本主義の良いとこ取りをしている国も幾つかありますが、結局それもトップの人間たちの私腹を肥やすことに費やされているという事実は何処も同じ風景です。あのナチスでさえも名目は「国家社会主義」でしたし。共産主義や社会主義なんてロクなもんじゃありません。w

そこにあるのはただのエゴ。トップが養分を吸い取る分、必要な栄養と酸素が行き渡らない残りの国民達は実に惨めな暮らしをするか、経済的な暮らしぶりでは惨めな思いをさせられない時には思想の自由が抑えられています。いわゆる洗脳とか、そうでない時でも服従する素振り。

アメリカに居る中国人の友達でも、ある一定の数の中国人の友達は現在の中国に関して恐ろしい事に、簡単に言うと「国をまとめる為には現在の体制は必要」という考え方に本心か否かは別として、そして教育のレベルの決して低くない人達であってもシンパシーを示すのです。

自分の思う事を自由に発言できないという弊害は大人になってもソフトウェアの形で人間のというか、人類が沢山の血を流してこの百年ほどの間に遂に実生活で実現させはじめた思想の根源的に大事な部分にも「歪み」をもたらすのだなということを実感するのです。本人達は知ってか知らずかそれを「フリ」をすることで間接的にサポートしているんですけど、酔っ払った時に本音を吐いた中国人の友達が私に言ったのは「バカが警察に捕まるんです。まともな人は上手くやってます。」という言葉。

そんな仮面を被らなくても良い国に生まれたことを神や仏に感謝です!とは言っても、80年ほど前には軍人が佩刀して偉そうにしていた日本ですから、まだまだ人のことを言えるほどは偉くないんですけどね・・・。


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