2020年8月27日木曜日

親父の誕生日に思い出す父親としての若い頃

親父が82回目の誕生日を迎えました。

母親と同じ寅年生まれです。若い頃は恐ろしいほど短気で、母親と常にぶつかり合って子供心に「早くこんな家出て一人で暮らしたい」と考えるばかりでしたし、「何で何時も二人で罵り合っているのか」小学生の私には全く訳がわからず子供ながらに本来は考えなくて良いような小難しい人間関係とは何なのかというようなことを考える毎日でした。

小学校低学年のときはいつもいつも特定の変な夢ばかり見ていました。まあ、話しても「なにそれ?」の一言で終了となってしまうような夢なのですが、海全体が一本の細~い糸で持ち上げられてる景色が目の前に広がっているんですね、その上でその細い糸の上に乗っている海の波頭が砕けそうになりつつも、ずっと砕けずにゴーッと音を出しながら砕ける直前のサーフィンのビッグウェーブが空間に浮いているというもの。

しかも、その夢を見ていると(夢の中で)耳の中でキーンという音が聞こえてきてやがてそれに耐えられなくなってしまう自分はいつの間にやら本当に眠ってしまって、部屋で朝まで目が覚めないという状態になるんですね。

夢占いなんて言うのは全くわからない私ですし信じもしませんけど、家にいることが楽しい小学生時代でなかったことは確かです。中学生になってからはある時に親が喧嘩を始めたら「うるせーーーーーーーーーーーー!」と一喝して両親の喧嘩を瞬間的に止めてしまって以来、親との関係が何だか変わってしまったという瞬間を感じたことがありましたね。

あの頃の怒って怒鳴ってばかりで、気に食わないことがあったり私がミスをする度にビンタで頭全体や横っ面を弾くようなメチャクチャをする、完全に「どうしようもない」暴力的な親父でしたが、歳を加えるにつれてどんどんどんどん角が取れて丸くなってしまい、母親がメチャクチャのことを言ってもしても、怒りはするものの結局その母親を優しく手伝うような、これまた「どうしちゃったの?」みたいな変化を遂げてしまいました。

最近では私に笑いながらLINEで愚痴ります。「俺の計画じゃ、俺が年取ったらお母さんに世話してもらうはずやったんじゃけど、なんか俺が世話してばっかりじゃわ~w」という感じ。

82歳にもなって、毎日毎日家の掃除と母親の世話、家の整理整頓に精を出す親父。この前LINEに「自分が動ける間は誰にも迷惑かけずに頑張っていきますので安心してください」とのカッコいい台詞。

人って変わるもんですね。w 最近は、いつまでも健康で長生きしてもらいたいなと本当に心の底から思うようになりました。健康って大事です。


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