2020年8月16日日曜日

遂に職員にコロナ感染者発生

恐れていた日が遂に現実になりました。以前より時間の問題とは皆で言っていましたが、やはり時間の問題でした。

朝から外来で仕事をしているともうひとりの先生が私の後ろで何だか慌ただしく動き回っています。電話をとって話をしている先は保健所らしいのですが、話を聞くとはなしに聞いていると・・・「コロナ抗原陽性と確認された職員が・・・」という様な話をしております。orz

おいおい遂に?と思ってその抗原検査を実際に行った看護師さんに話を聞くと、ある女性ヘルパーさんが、知人の「スナック」に行ったところ、そのスナックのマスターがPCR陽性者であることが判明。その後、このヘルパーさんが職場である病院に朝やってきてその旨を告げると、その医師の指示で決められた場所で検体採取し病院内には一切入れないようにしてチェックしたところ見事に陽性。

私はこの話を聞いて内心メチャクチャ頭にきました。そもそも昭和の臭いのする「スナック」なるものに行くこと自体が愚かな話の極み。院長からの指示でこの時期は、申し訳ないけれども所謂「三密」の状況を発生させかねない場所への移動や訪問を「医療関係者」として自重・我慢してください!と必死の懇願をされていたのですが、馬耳東風。所詮、馬や鹿には言葉は通じません。

多分、こういう行為は表に出ていないだけで愚か者達は影で「!」という様な行為をしているのだろうなと疑ってしまいたくなります。

何とかにつける薬は無いとは良く言いますが、やはりこの困難な時にどうしてもそういう規則・約束を守れない一群の人間というものが居るのだなという「当たり前」の事実を再度認識させられました。ただし、この病院でそれが起こったという事実はただただ残念で仕方有りません。

本来この様な人間は感染に弱い高齢者や病人をケアするべき医療機関に勤めるべきではない人間だとは思うんですが、それを阻止するのは至難の業です。現時点では、その女性、たまたまお盆の休暇を連続でとっていたとかいう幸運?が重なって、そのスナック感染の可能性があった後も全く病棟・病院に近づいた可能性が「今回は」ゼロだったのですが、こんな幸運がずっと続くわけもありませんし、感染源不明という形でコロナ感染が起きる事態というのも今後は普通に起こってくるものと思われます。

寧ろ、それを普通のことと考え、そういった状況で実際に感染者が病棟で仕事をしていたという状況が確認された時に、どうやって病院としてコロナのスクリーニングと感染者のケアをするかが全てだと思っています。

既に多くの病院で職員の中にコロナ陽性の人達が確認され、殆どコロナ禍に見舞われた状態となっていますが、今後は一層の注意のもとに新規感染者の発生を抑制していくべく頑張るしか有りません。

嫌な時代ですが、一年以内には収束の状況を見る事が出来ることを信じたいものです。


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