2020年7月31日金曜日

やっぱ公権力っていうのは強いし怖いね

ブルックリンで起きた謎のバンによる誘拐かと思われた事件のビデオ。 
KIAに載って乗り付けたNYPDのオフィサー達が5つの事件に関与していると思われていたBLMのデモに参加中の女性を急襲してそのバンに押し込んで勾留したというもの。正直怖いです。
ビデオの中でもいろいろ言われていますが、このインシデントを巡ってのものの見方はきっちりと二分されている状態で、コメント欄も互いの意見は認めないっていういつもの罵り合いに近いものですね。

正直アメリカに住んでいた時に警官に対して感じていたのは街の守り役という見方とともにヤバいくらいの重装備をした部隊もいる、高卒+アルファの学歴の人物達の集団という感じです。ヤバい組織というイメージを持つのはやはり実際にジョージアその他の田舎から来た友人達から聞いた話で、腐った警察組織が地方でやりたい放題していたのを潜入FBIの捜査官に内情を徹底的に暴かれて組織が全解体された話などを幾つか聞いていたからで、日本の警察でも当然そうですが、警察だからといって全員が制服通りの法の執行者ではないということです。

一方、彼等にしてみればトリガー・ハッピー(やたら銃を抜いて撃ちまくる輩)と言うイメージを持たれようが、自分を守る・組織を守るということに最大の重点を置く人も沢山おりますので、重武装の度合いに応じて一発のシューティングで人を斃してしまうことも幾らでも起こり得るわけです。

人は本来弱いもの。銃という人と人との力関係を一方的に規定してしまうような道具を暴力傾向の強い人間や恐怖を感じた人間が手にすれば、引き金を引いてしまうのはごく自然の成り行き。だからこそ、高度の訓練を受けた自制心の強い人間のみが持つべきものでは有るのですが、現実のアメリカはNRAの暗い影が力を持つご覧のような国で、力には力をという西部開拓時代から変わらぬ論理で世界とも対峙する国。良いか悪いかは別として事実は変わっていません。

公権力の最終統治者は国民でしょうが、今のバカ最高司令官のようなポピュリストが己を最終統治者と勘違いすると、ポートランドのようなことになるわけです。ワシントンDCでの聖書振り回し事件も同様。カラの脳みそを持った人物が間違って統治者を気取ると国全体が悲惨なことになるわけです。

次の選挙、どうなっちゃうんでしょうか。


2020年7月30日木曜日

コロナの事はまだまだわからないことばかり

テレビのコメンテーターの胡散臭さは最近とみに酷い腐臭を周囲に放っていると思います。

本来、現場の第一線に居て目の前の真実と向き合っている人間等というのはあんなヌルい糞番組に朝から出ている時間など無い訳なんですが、医学博士とか医療関係者とか言うだけで全く訳のわからんコメントをダラダラと科学のリテラシーのな無い人間に向かって吐き続けているわけです。そして周りのお笑い雛壇芸人達が真面目な顔してああだこうだと具にもつかぬ追加発言。本当に害悪そのものだと感じます。

しかも恥知らずなことに、まさに科学の皮を被った「衒学の輩」が感染症の代表みたいなツラをして世界のトップ研究者でも解らないような事をさも事実であるかの様に推測で語るという相変わらずの恥知らずな暴挙を繰り返しています。それも毎日。

科学の基本はデータ。現時点で世界各国から集まってくるscientific dataの質は本当に玉石混交で、同じデータを薄めたり濃くしたりして何箇所もの雑誌に投稿する(実際にはこういう恥知らずの禁じ手は日頃からいろいろなラボがやっていますが、中国系は本当にこの傾向が酷いんです。)ことで全体の統計的事実を捻じ曲げたり、そもそも正しいデータを出していなかったり等という論文も含めて物凄いカオス状態です。

既にして、出された論文が激しく厳しい指弾を受けてretractしたりというのは現時点で既に大量に指摘されています。

そういった専門領域で戦っている人間でさえ未だ解らないことを想像を交えてあたかも判ったかのように断定的にペラペラとお茶の間の人間に向けて朝から喋り続ける人間というのがどれほど胡散臭い連中か想像してみてください。

そもそも、科学的事実に対して謙虚な人間であれば、わからないことに関しては一言「わかりません」とか「未だわかっていません」と言うべきであって、現在わかってきている事実というのは単純に国別、年齢別の「推定」死亡率程度であって、変異を続けるウイルスの系統的解析でさえ日々進み続ける現在進行中の出来事。そのミューテーションによる感染様式や感染力・病原性の差、免疫のバックグラウンドの差による人側の反応性の差も、標準的な効率的治療法も確定していないといった状態でしょう。

ワクチン作成も物凄い努力が「人的にも資金的にも」かけられていますが、それでもまだまだ効果と安全性の証明はまだまだというレベル。しかも、それを大量に準備するとなると・・・という2段階3段階先の話です。

今のコロナの正体がハッキリと「輪郭」として描出されるためには少なくともあと一年以上の時間がかかることでしょう。三密を招くような不要な外出と交流は必ず避けていくことだけが現時点でのベストの対応であることは論を俟たないと思います。

嫌な時期ですが、それもまた人として「ある時代」を生きる運命の一つでしょうから。


2020年7月29日水曜日

さて韓国はどう出るのか愉しみです!

いよいよ8月4日が迫ってまいりました。

「一体全体、それ何の日?」という人が殆どだと思うのですが、実はこの日は韓国の裁判所が判断を示した「差し押さえた日本の徴用工企業の資産の現金化」の手続き完了の日。要するにこの日以降は、奴等が己の手前味噌な理屈で差し押さえた日本企業の資産を勝手に売り買いしても良い日としての開始初日なのです。


まあ、彼等のことですから先ずは後先考えず感情論だけで流されて動くはずですからきっと立派な国際法違反を懲りずにやってくれることでしょう!期待に違わぬ動きを見せることとじっくり見守っております。遡及による過去の処罰(事実の有無さえも更に別問題として)という法の根本原理中の根本原理を軽々と国家レベルでぶち壊す無法国家ですが、行動の判断基準は北と南という様に緯度は違えど中身は一緒です。

過去に法がなかったこと、もしくは既に法・条約で解決した事案を後の人間が勝手に掘り起こして時間を巻き戻して新たな基準で裁き直すとか開いた口が塞がりません。まさに未開。w

日本側はなんとか阻止しようとやっているらしいのですが、ここは一つまったりと一日観察をした後、いま噂されている報復措置としての以下の処置を先ずは淡々と実行していただきたいものです。
  • 旅行目的の短期滞在ビザ免除を中止し、他のビザも申請条件を強化
  • 富田浩二駐韓日本大使を無期限召喚
  • 経済面では韓国製品に対する追加関税と送金制限
コロナのこの時期上から二つ目までは、影響のデカさという意味では日本側にとってほぼ意味のないどうということも無い措置でしょうけど、3つ目の措置のうち送金制限という項目は「絶対に」彼の国には堪えるはず。

いくら反日を叫ぼうと飯が食えなくなる措置に繋がる一発は相当腹にこたえると思いますが。辺真一さんの言うところの韓国側の想定する日本発の処罰は以下のようなものなんだそうです。下にある7はごくごく初期のものは既に前回発動されていますよね。
  1. 駐韓日本大使の召還 
  2. 国際司法裁判所(ICJ)への提訴 
  3. 日本国内の韓国企業の税務調査強化 
  4. 韓国人の本国への送金規制 
  5. 韓国製品への関税強化 
  6. 貿易保険の適用から除外 
  7. 韓国への部品、素材の輸出中断 
  8. 韓国のTPP加入拒否 
  9. 韓国人の入国ビザの審査強化
私が一番韓国を殺すと思っているのは6番ですな。この保険適用除外の発動結果を是非是非知りたい!与信リスクの高まりがどんな効果をもたらすのか凄く興味あるサディスティックな物理実験です。

モン先生は歩みを止めずキチッとブレずに自分の愛国反日の信条に従い日本との決別を正式に宣言していただきたいのです。


2020年7月28日火曜日

働いても働いてもの母子家庭

父子家庭でも同じような悩みをもたれている方々も日本中に沢山おられると思います。

立場上、病院の様々な職員さんから「正直な話」というのを聞くことも多いのですが、母子・父子両家庭とも日常生活において金銭的、物理的余裕が無く表には出さない悲鳴を上げている人達が沢山居ることに日本に帰ってきて直ぐに気づきました。

正直に真っ直ぐ仕事をして生きていても、子供が居ながら配偶者は居ないというのは大変に厳しいという当たり前の状況を彼女等や彼等が淡々と、しかし苦しそうに語る時、そこに嘘があるとはとても思えません。

二人が男女として別れた理由は正に様々ですが、シングルになって父や母として生活することは少なくとも日本において(他の国では知っている範囲ではアメリカにおいても)楽とは程遠いものであることが解ります。

手取り額を聞いても、正直、これでは塾とかに通わせることは難しいだろうし、将来の進学に対する備えとしての預貯金などかなり難し良いだろうとしか思えない額であることが多い数字ばかり。しかし、親としてはシングルであるからといって子供を教育上不利の無い立場においてやりたいという親心も強く持っているのは当然で、そのバランスをとるのにも四苦八苦している様子。

実際のところ最も大変なのは親が仕事をしている時に近隣にそれを物理的に助けてくれる両親が側に居ない時のようで、その大変さは格別のようで、育児ケアの捻出のために仕事をしているのか、子供を犠牲にして仕事をしているのかどっちかわからなくなって心も体も疲れ切っている人もたくさん。

では、両親がアシストしてくれればそれで良いのかと言うと、贅沢に聞こえるかもしれませんが特に両親と同居している女性の場合には色々と育児や生活上の意見の相違でシリアスな衝突も多いようで、何事もそう簡単にはいかないようです。

シングルになったあんたが悪いというのは人間を知らない人の言う発言であって、理由は本当に様々。多くの場合はどちらかを簡単に責めて終わりというようなものでもありません。
大変なのは親だけでなく子供も当然いろいろと大変な目に遭っていて、聞いているこっちが舌打ちするような残念な状況も結構存在しています。(ちょっと具体的すぎて書けないのですが。)本当に、母親としても働いてもそれが全く報われずに子供からも「自分と時間を共に過ごしてくれない親」として嫌われる始末に涙を流す日々とか。これぞ板挟みというやつではないでしょうか。

日本の子供の7人に1人は貧困に晒されているといいます。実際のところ私の家庭も恥ずかしながら最初の数年はアメリカにおいて子供の数と収入でカテゴライズすると立派な貧困家庭に属していましたので、遠くには行けず贅沢は勿論できず・・・という生活が続いていましたが子供達にとっては両親ともいる家庭。その差の及ぼす影響は子供の成長にとってはまことに小ならざるものだと思います。

子育て支援なんて国が謳うなら、もっとシングルの家庭を経済的にも保育上もアシストするようなシステムをきちんと作れよと声を大にして言いたいです。このままでは子育てをしようともそこに乗り出せないなんて人達が幾らでも増えて子供を授かるのが喜びではなくて唯の不安にしかならない人達だらけになってしまいますって、もうそういう時代になっちゃってるのかな。

「なんとかなる!金はあとから付いてくる」等といって何も考えずに勢いで喜び勇んで3人の子供達を授かった我々は唯の無鉄砲だったのでしょうか。


2020年7月27日月曜日

アルコール依存症と家族

日常診療の中で嫌になるほどアルコール依存症の患者さんやその家族と向き合う機会があります。

私自身は酒と言うものを飲むということが「基本的に無ければ無いでも困らない」レベルの人間なのですが、お酒が入って友人達と美味しい料理を食べ語らう時などにはやはり美味しいワインや日本酒というものを「美味しい」と思える舌は持っていると思っています。

オヤジの方はまるっきりアルコールというものは体が受け付けない人間ですが、母親自身も含めて母方の家系は酒飲みが多いというか強くて晩酌に酒があると嬉しい方の口だと思っています。私はその中間といったところなんでしょうね。

ではアルコール関連で入院してくる人達は酒に対してどう向き合ってくればそうやって「入院」とい事態にまでなっているのかと言うことなんですが、これもまた本当に驚くほど様々。入院に至るまでの経緯はまさに人の数ほどある感じです。

肝硬変や長期の各種ビタミン不足、栄養不足による下肢を中心とした神経・運動障害、過度の飲酒の果てにたどり着いた不可逆性の脳萎縮などまでくると本当に悲惨です。病院にやって来る人の人生の少なくとも半分以上は若いときからの過度の飲酒のために健康を害した結果として入退院を繰り返したりしているうちに家族親戚から絶縁されたりしている人達も沢山いますが、それでも飲酒はやめていない。そうやって1人きりになった挙げ句、飲酒に加速がついて更に破滅的になっっていくようなパターンも極普通です。

ところが、個人的にはそのような過度の飲酒の結果入院してくる人達の中には、私のような非アルコール症の専門医が驚くようなケースも有るのですが、それが家族が居てもアルコール依存症が進み続けるケースです。

専門医からしてみれば、「何をたわけたことを・・・」の一言で嗤われてしまうのは間違いないのですが、私にとって驚くことは来院する家族の中には、家庭内にいる患者さんが過度の量の酒を飲んでいることに対してそれが「病的な状態」であるという認識が全く無い事が多々あるということなのです。

ですから、治療を開始するにあたって家族さんに説明をしたあとでも、家族さんの中には「可愛そうだから内科の治療が終わったあとでも精神科には紹介しないでください」とか「お酒はそれほど飲んでいないと思うんですけど」等と自分の家族が酒で入院といった事態になった後でさえ家族の一員が「依存症」というシリアスな病に陥っている事への認知を拒否するような発言が出てきたり、事実を理解できない人達が居るということ。

共通しているのは、患者さんのみならず、家族内のメンバーを含めて「言い訳」をする人が実に多いという印象が私自身にはあります。

喫煙者もアル中もそういった行為に関する無限の「論理の破綻した」言い訳を持っている人間が当然のように居ますが、まさに付ける薬は無いと言うことが多いですね。嫌酒薬やニコチン代替療法などというものが準備されていても、全くそのようなものに興味も示さず、病気でゼイゼイしていてもやはりそこに至った大本であ酒や煙草を手放さないというのは見ていて本当に哀れというか「依存症」の恐ろしさを見せつけられる感じです。

それにしても、家族の中には自分は飲まないのに家族の一員が酒でおかしくなっていてもそれを依存症とは思わない、とかいう人間が出てくるというのは一体どういった感覚なんでしょうか?酒で家族や親子関係がぶっ壊れていたり、自分も飲むからその患者が家族の中に居てもそれを依存症という事ができないというのなら未だ掃いて捨てるほどよくある話の一つですし、理解は出来るのですが・・・。知的能力の問題だけではとても割り切れないものがそこには有ると思うのです。

本当に依存症という病気の根っこと裾の広がりは多種多様かつ広いものです、とは言いながら、酒漬けの日々を送っている医師も全国には掃いて捨てるほど居るのですから、これもまた笑えない事実だと思うんです。(知っているドクターの中にはアルコール依存の治療を専門にしているドクターまで居ますし。)

医師としては酒は百薬の長などとはとても言えません。


2020年7月26日日曜日

トンデモナイ奴等

昨日書いたALS嘱託殺人を実行した二人の男達。

一体この二人がどういう関係なのかが報道からは全く見えてこなかったので、所謂ネットで語り合ったりしているうちに知り合った仲なのかな?位に思っていたのですが、驚愕のろくでもない奴等という感じになってまいりました。

何と言うか急転直下という表現を使うべきなのか否か、というところですが、どうやらこの二人は前に在籍した日本の医科大学で知りあったという話。そのうち一方の山本直樹のほうは結局大学を中退して海外(アジア?)の大学の医学部を卒業したという形で日本に戻ってきて日本の医師免許に変更したという話なのですが、そもそもそういう事出来るのかということ自体が驚きなんですが・・・。

しかも、実はこの男が言うところの海外の医学部というのを卒業したという記録が京都府警の調べでは確認できなかったというお粗末なお話になっているそうです。

サンスポの記事では「海外の大学卒業者が日本の医師国家試験を受験する場合、厚生労働省が日本と同等の医学教育を受けたかどうかを審査したり、書類審査などをしたりする。共に逮捕された大久保愉一容疑者(42)=仙台市泉区=は厚労省の医系技官として2008~09年ごろに、医師国家試験に関わる「試験専門官」を務めていた。」とのこと。

ということは、お前らは一蓮托生の互助悪者って言うわけですか?絶対この二人の間には金銭のやり取りがあるでしょうね。こういう連中ですから。

本当に何と言うか、今時の官僚の質の低下は目を覆うばかりと言うか、厚労省の医系技官なんて言うのはこの程度の危ない連中が紛れ込んでるってことが多いんですかね。
本物の医師ならとてもとても実行できないようなことを手軽にやってしまった罪悪感と倫理観の欠如というのはやはり大学卒業資格の偽造、医師免許の不正取得というように連綿と連なるそういった犯罪体質の集大成だったのでしょう。

色々と仔細が明らかになるにつれて腐った果実の汁がニセ医師の皮を被った男の体内から溢れ出してきている状況。

やっぱりこの事件は詐欺師達による単なる殺人事件のようですな。殺された女性はその事を知らないままです。


2020年7月25日土曜日

京都ALS嘱託殺人に思うこと

ALSを患う51歳の女性が、SNSを通じて2人の医師と連絡を取り、体が思うように動かせない状況の自分を安楽死させてほしいという依頼、実際に医師達が実行したというもの。

そこにやってきたのが主治医でもない42歳と43歳の2名の男性医師。仙台に住む元厚労省技官の精神科医と東京のインポ治療医院の院長という記述がネットに流れていますが、そもそも主治医じゃない人間がひょこひょこと患者さんの所に行って100万以上の金銭授受を伴いながら胃瘻経由で致死性の薬物を投入するとか有り得ないです。

安楽死の議論に関しては私達の世界では積極的なものと消極的なものの2種類があり、そこに至る前に癌などであればその疼痛への種々の緩和ケアがあり、上手に投薬でのコントロールを行えば、殆ど痛みを殆ど感じること無く患者さんの疼痛を文字通り「緩和」してその命が尽きる瞬間まで寄り添うことが出来ます。

今回の件の先行事件のようなものとなりますが、95年の東海大学安楽死事件以来判例の基準として設定されたのは以下の4つ。(この件の場合は見守る家族による強い要請に従い続けて行われた行為に対する判決)
  • 患者が耐えがたい激しい肉体的苦痛に苦しんでいること 
  • 患者は死が避けられず、その死期が迫っていること 
  • 患者の肉体的苦痛を除去・緩和するために方法を尽くしほかに代替手段がないこと 
  • 生命の短縮を承諾する患者の明示の意思表示があること
しかし、今回の案件の場合、少なくとも上から二つ目は確実にノー。上から3つ目に関しても明らかに代替手段がないとは言い切れない、しかも手は全く尽くしていない!という点で「とても」医師としてそのような行為には踏み切れません。

倫理委員会のような第三者による客観的な議論もなく明文化された契約書もなく、いきなり患者さんとの直のやり取りだけで「例え本人の強い要請があったとしても!」人の心臓の拍動を停止させるとか絶対にあってはならない事だと思います。

二人は全能の神様にでもなったつもりだったんでしょうか。人の命の大切さに関して大きな錯誤があるとしか思えません。

偽物のドクター・キリコがまた安楽死に関する大切な議論の機会を失ってしまったとしか思えません。無論、今回の件は少なくとも日本における安楽死の要件には全く当てはまらないと考えます。

2020年7月24日金曜日

認知症の患者さん失踪

夕方の申し送り時に事件が起こりました。

80過ぎの可愛らしい認知症のお爺さんがこれから夕食を食べましょうという時に居なくなったことに主任さんが気づきました。20分ほど病棟の看護師さん達だけで探したようですが、その第一段階で見つからなかった為、当直室で休憩していた私に「お爺さんが失踪」した旨のコールが入りました。

椅子からガバッと立ち上がって白衣を羽織って捜索開始です。先ずは当直司令を呼んで失踪した患者さんの名前と年齢、特徴その他を伝達。各病棟から一人ずつ看護師さんを呼んでもらって捜索隊の結成です。

その間に8つ有るビデオの録画チャンネルを操作して予想される失踪時間帯の最大限の幅を設定して10倍速で人の出入りをチェックしていきました。2つの出入り口、4つのエレベーターなどをチェックしましたが何れにも「らしき人物」は映っていませんでした。

という訳で、最も疑われたのは「院内のどこか」に未だ居るのではないかというもの。そして次の可能性は何らかの方法でどこかからこっそりと上手に出てしまい近隣のどこかを徘徊しているかもしれないというもの。

その場で二人組の捜索隊を4つ作るともに、残りの足の強そうな若い二人には病院の周辺を時計回りと反時計回りに向こう三本の小路まで含めて半径300m程度まで探してくださいとお願い。

4つのチームにはA病棟の各階を便所の各小部屋まで含めて全て開けてみて貰うように依頼するとともに各階の各病棟には迷入したお爺さんが紛れ込んでいないかチェックして報告してもらう事にしました。無論、踊り場や階段も全てチェック。しかし、A病棟にはどこにも居なさそうです。

そこでB病棟に移動。地下も含めて使用されていない部屋も同じ二人組のチームで調べ上げていきました。すると・・・地下2階にあるオペ室の扉の中にある椅子の上にちょこんと座っているお爺さんを当直司令が発見。

全館放送で手短に「見つかりました」の文言を流してもらい皆が一安心。外の捜索隊も還ってきてお爺さんの無事発見を共に喜んだのでした。

もしお爺さんが外で徘徊していたりしている時に事故にでも遭ったりしたらそれこそ取り返しのつかない事態です。悔やんでも謝っても取り返しのつかない事態。病院の信用にも関わります。認知症がなくて自分の縊死で病院を出ていく人は年に1人、2人居りますがそれとこれとは全く別次元の話。

取り敢えずは無事これ何よりでしたが、今後もう一度対策を練り直さねばなりません。何れにしても緊張とその寛解の連続した一時間でした。はっきり言ってあんまり経験したくないことですね・・・。

お爺さんに「散歩でもしようと思ってましたか?」とお話したらニッコリと微笑んで「まあね」と一言。1人だけで遅い夕食を食べていただきました。


2020年7月23日木曜日

本当は明日東京オリンピックだったとか・・・

去年の今頃は・・・という話になってしまいますが、大きなタイマーがカウントダウンを告げてあと365日で東京オリンピック2020が執り行われるというニュースが出回っていたのが嘘のような一年後の今です。

当然昨年の同時点ではこんな状が訪れよう等とはまず誰も予想していなかったわけですが、やって来るものはやって来る訳で、こちらの都合などお構いなしなのは毎度のことです。
天災やテロ、更には戦争だってこちらが予想だにしない方向から予想だにしない時間にやって来るのが毎度のこと。願わくは今後もネガティブなイベントは極力起きて欲しくはありませんが、実際のところそれは無理な話。

天災は勿論、人災だって常に後で考えれば下地があった等と言われたりはしますが、そんな事たとえ予想する人が居ても防げるものであれば常に防ぎきっているはずなのに出来ないからこその人災です。天災だって人にとっては人類史上初の経験とか、長い歴史に記録のない出来事であっても、地球の長い歴史・地質学的カレンダーの長さからすれば、例え数百年から数千年に一回の出来事であろう火山の大爆発や巨大地震あってさえも、周期的に起きる単なる痙攣のようなものです。

気候の大変動だろうが、動植物の大絶滅だろうが、病原体の増殖だろうがそんな事に地球というガイア・システムはお構いなし。ついでに隕石の衝突で地球が終わろうと、宇宙サイズのイベントからしたらほぼ普通の出来事であろうことはSFの世界では書き尽くされていますし、実際にそうだと思います。

この日の為に努力を重ねて来た超一流のアスリート達の活躍の場を丸ごと奪うこのような質の悪い新型ウイルスが、まさにこのようなタイミングで出てきたのは本当に残念ですが、一言でいうと仕方ありません。今頃、日本は本当であれば世界中から大量の観光客が押し寄せて、空前の旅行需要と移動での大渋滞、オリンピック開会式への興奮で盛り上がっていたはずなのに・・・。

変な透明の仕切りでお互いが区切られ、人と人との出会いが憚られ、出会っても互いに距離を取ることが必須であるような時代はまるで中世のペスト流行の時代に舞い戻ったようなものですが、必ずや事態の沈静化がやって来る時は来ます。それが来年なのか再来年なのかは未だ誰もなんとも言えませんが。淡々と今の事態を耐えつつも、科学の力による事態の打破を待つしか無い2020年の今です。

焦って開催してコロナ大爆発などという愚かな事だけはとにかく今年はなんとか避けられていますが、死に損ないの森の爺さんを筆頭とする一部の人間が来年の強行開催を画策しています。しかし、実際のところ我々は冷静に事態の推移を見守って来春以降のオリンピック正式延期・中止決定の有り無しを待つしか無いと思います。


2020年7月22日水曜日

再度の病棟閉鎖

結局、我々の願いも虚しく東京、大阪、名古屋、福岡等の大都市が確実に第二波の発生が戻ってきていることが確定しました。

政府やボンクラ宰相が何と言おうと数字は事実そのものです。グラフ化された発生者数の増減は雄弁にその二波目の発生を物語っています。自治体の首長もマスクをせずに会見したりする東京の小池某を除けば多くは危機感を顕にしている上に、多くのマトモな連中はGoToキャンペーンにも全くの拒否感を示しています。休業補償や経済の活性化の観点からどうしてもギリギリまでそういった宣言を出したくはないのでしょうが、波が来ているのは誰の目にも明らか。

医療者側から見ると現時点でのGoToキャンペーン等というのは狂気の沙汰以外の何物でもありません。

実際、今回の再度の感染の波の到来を受けて私の勤める病院でも病棟のお見舞いを中止する方向へと持ってくる事になりました。連休という特異な状況ではありますが、院長、副院長の決断で決定されました。今後は病棟自体も再度閉鎖する方向へ持っていかれるはずで、再び患者さん自身も患者さんの家族さん達も大変に不便な状況に逆戻りです。

コロナ感染とその後の種々の合併症に対する普遍的・標準的治療法の確立はまだまだですし、予防法としてのワクチンの開発の最終結果もまだ届いていません。幾つかの有望な結果はニュースとして入ってきてはいますが、科学的にその効果、副作用、後遺症などが評価されたレベルのワクチンが日常診療で手に入るまでに普及するのがスグそこまで来ている等というようなことは現時点では私個人としては夢想だに出来ません。(効きだけが判ったものを使うというチャレンジングなワクチン接種なら有り得るでしょうが!)

とりあえずこの不便さへの逆戻りは「仕方ないにしても」患者さん、患者さんの家族そして医療者側の不便さも、また緊張感の中に叩き込まれることになるわけです。

最近では新たに名古屋市内の大きなS病院でも職員のコロナ患者さんが出たということで外来閉鎖と入院患者さんの入退院が中止になったとのこと。

まさに明日は我が身です。

2020年7月21日火曜日

結局マスクはどれが良いのか?

というわけでベタの話なんですが、家の中以外ではここ数ヶ月の間は何時もマスクを着けてるのがデフォルトになってきている感じの日常生活ですが、一体どのマスクが一番病原体を撒き散らさないのかそれとも外からの吸入を防ぐのか?

一部の街ではアベノマスクとか装着して装着して安心して問題なさそうな顔をして街中や密集の中を通過している日常を過ごしているようなんですが、果たしてあんなものに抗ウイルス効果があるのか無いのか、実験をしてくれたアメリカの研究者達がおりまして、ランク付けをしてくれております。


実際の話、みなさんマスクをしていても上の論文のFig.1のように大きな差があるということをご理解いただけるでしょう。結論から言うとチャンピオンは勿論N99。次が当たり前というかN95。ただ、私はN99マスクというのは実際使用したことはありません。感染力の持続した状態の結核患者さんの治療に当たる時だけはこのN95というマスクを着用して感染防具を着用していますが、その他の時はサージカル・マスクのみで過ごしております。
上の写真が2種類のN95で別名FFP2(Filtering Facepiece 2)とも呼ばれています。N99の名前の由来は通常のマスクなどでは捕集の困難な0.3マイクロ・メーターの粒子を99%以上捕集できるというのがその定義です。

上の論文で書かれているように、感染性の有るエアロゾルも%が低いうちはN99とN95は相当頑張ってくれることが理解できますし、エアロゾル濃度が低いうちは30秒でも20分でも同様に頑張ってくれることが判ります。
ところが上の論文のグラフから解ることは、エアロゾルが100倍の濃度になると30秒という短い時間ではまだなんとか頑張ってくれるものの、20分間ではN99であろうと効果はほぼガタ落ちレベルと言うことがみて取れます。

面白いのは掃除機のフィルターなども試していること。w
これが意外にというかよく効くんですね。まあ、サージカルマスクよりはちょこっとだけ落ちますが。

最悪なのはスカーフ、Tシャツなどですね。よくアメリカの抗議活動でマスク代わりに着けている皆さんが沢山居るんですが、これはまあほぼ空気というか、マスク無しと一緒ということですね。案の定ですが。

それではN95をいつも装着しているのが非コロナ病棟でも正解なのかと言うとこれは微妙でして、実用上という意味ではN95は結構日常使いという用途では息苦しさを感じるレベルでして、費用や効果の差という意味では毎日取り替えかつ自由に動き回れるという意味では不織布で織られたサージカルマスクですわな。ただし、サージカル・マスクであってもくしゃみをしてしまうと外へ向かう飛沫はマスクの上下へと拡散してしまいます。

サージカル・マスクは基本的にそこらの布マスクの3倍のエアロゾル防止効果が有るとされていますから、これで相当納得の行く防御ができるのではないかと思います。

しかし、コロナ・ウイルス気をつけていても伝染する時は伝染します。ただ、上のような公衆衛生学的な基礎知識を持って対処すればそのリスクは結構落とせるとは思いますが。

何れにしても、早く効果があって副作用の少ないワクチンが完成することを祈るのみです。


2020年7月20日月曜日

日本とアメリカの医療費の話

ある病棟の師長さんと夜勤の時間帯に病院への「かかり易さ」についての話になりました。

何でそういった話になったのかはちょっと話の流れがハッキリとは思い出せないのですが、入院している患者さん達が「とりあえずは」自分の懐具合を気にせずに病院にやってきて、診療費の上限というものにもキャップが被せられて治療を受けられることが如何に物凄いことなのかという事に関して話が盛り上がったのでした。

日米の比較ということが中心になるわけですが、それでも一部の産油国のような特殊な場合を除いては、やはり多くの国の場合は受けられる医療の質と医療費の支払い額の比の大きさという意味では、日本ほどそれが大きい国は無いと思えるのです。

アメリカでは確かに世界最先端の高度先進医療も受けられますし、医師さえ選べば世界でも最高レベルのチーム医療を受けることも可能でしょう。しかし、それはそこに充当することが出来るだけの日常的に払う保険料や、場合によっては保険等には関係なく幾らかかってもといういわゆる究極の自由診療によるサツビラでの治療が可能なだけのお金があればこその話。まあ、究極の資本主義国家と言うのは、アメリカ在住者なら受け容れざるを得ない事実なのでしょうが。

多くの貧しい市井の人にとっては、まずは毎月の民間企業に払う保険料のグレード選びに頭を悩ませ、医者や歯医者にかかればかかったで一体幾らのトータルが書き込まれた請求書が翌月に家に舞い込むのかに怯えるのが普通のこと。(これは「貧しい人々」という括りに縛られず、スーパーリッチを除くある程度どの階層の人にも普遍的な日常だと思えます。)

しかし日本では先に述べたように生活保護受給者の隣にミリオネアのベッドが並んでいるような事が別に不思議ではないような事例は日常のレベルで幾らでもあるわけで、そこには資本主義や共産主義などの政治の枠を超えた究極の社会保障の姿が有ると思うのです。

この事実自身は、「医療費にはカネがかかる」という大前提に対し、それを受け容れて国民が皆で均等に出費を負担する(実際は均等とは程遠いのですが)という了解を空気を吸ったり水を水道から飲むように意識せずに受け容れているおかげ。

ですから、話は長くはなりましたが「アメリカに住むのは若くて、幸いにして怪我に縁がなくて、医療関連費に払えるお金が十分にあれば素晴らしい国です!」と言うことを師長さんとはなしたのでした。

書くとなげーよ。w


2020年7月19日日曜日

次女を迎えに東京まで車で往復

朝6時過ぎまで当直した状態での東京出発でした。

朝の4時過ぎにもともと容態の悪かった御高齢の患者さんをケアしているうちに直ぐに朝6時過ぎになりました。日曜の日当直に入ってこられた副院長先生と当直業務を交代し病院を発ったのは7時直前でした。

東京の「変なホテル・羽田」の住所をターゲットにしてスタート。基本的に新東名をひたすら走り続けるという走路でした。4時間ほどの走行経路、約330キロです。
車はディーゼル・ターボ・エンジンですので、高速に乗るとあっという間に燃費のメーターは伸び続けました。通常、満タンでチョコチョコと職場までの間を走る時は精々700キロ弱の走行可能距離が、名古屋から満タンで出て静岡を過ぎた辺りでの走行可能距離が何と1400キロまで伸びていきました。長距離走行におけるディーゼルパワーは恐るべきものだと改めて感じました。

慣れない東京の首都高速を走りはしたのですが、カーナビの言うとおりに進んでいけば間違いなく最短のルートを走れますので本当に楽ちんです。昭和の昔は地図でルートを頭に叩き込んだ上で、大事な分岐点は予めメモとかしていた頃が本当に夢のようですね。平成生まれの皆さんには想像もつかない世界でしょうが、当時のカーナビとかメチャクチャ自車の位置が不正確で海の上や草原をよく走っていたものです。w

さて、迎えに行く途中で後30分で着くよ~というようなメッセージを出したのですが、何とその時点で「今起きた!早すぎ!lol」という感じの返事が。
とは言え、大田区にあるこの変なホテルには淡々と何の問題もなく到着しました。ホテルの外で待つこと20分ほどで娘が緑のシャツを着て大きなスーツケースをゴロゴロと押しながら出てきました。

長女のリクエストに従って2枚の写真を撮って直ぐにSNS経由で送付。Good!.の絵文字が直ぐにアメリカから返ってきました。

ハグをする訳にもいかず、次女のリクエストしていたN95のマスクを手渡して後部座席に対角線に座らせて走行開始。いま来たばかりの道(完全に一緒ではなかったのですが)を横浜の生麦側を走りながら再び新東名を戻ることに。

車内では次女の今後に関するプランA/B/Cを少し聞きながらそれに対する私の考えをすこしだけ述べた状況でした。まあ、これに関しては時間をかけて話していこうと思っています。

途中では一旦ドライブインに止まりドリンクとたこ焼き休憩。新しいPAである駿河湾沼津というところで30分ほどウロウロしたあと直ぐに本線に戻って名古屋へひたすら戻り続けました。4時半には名古屋の自宅に余裕で到着。

とは言え・・・私自身は朝からあまり寝てないこともあり、そのまま家で8時までどっかりと眠り続けました。


2020年7月18日土曜日

三浦春馬・将来の可能性に満ちた俳優の早逝を悼む

三浦春馬というイケメン俳優さんの存在はオジサンの私でもなんとなく知っておりました。

イケメン実力派若手俳優と言われて私が言えたのはたった二人、佐藤健と三浦春馬のみでしたがその一人が自死という衝撃的なニュースに関係のない私も思わず「えっ?」と画面を見つめてしまいました。

クロゼットで縊死した状態で見つかったとのことですが、御家族ご親族、ファンの方々の心張り裂けるばかりの悲しみは如何ばかりか、想像を超えます。70代80代の名優がいよいよその人生を終えた等というある程度の予定調和的な人生の終焉ではなく、まさにこれから更なる素晴らしい活躍が始まる!という時期にこのような悲報が届くのは本当に大きな損失です。

頭も良いし見目麗しい正統派の男優。チャラさとは全く無縁で、このままいけばきっと日本の男優の歴史の中で立派に一つのチャプターを埋める人物になったであろうと想像します。

恥ずかしながら告白しますと、実は彼の出演した映画を見て涙を流したことがあります。映画のタイトルは2010年の「君に届け!」。調べてみますと別冊マーガレットが大本の映画みたいなんですが、この映画をアマゾンかなんかで見終わった後「青春良いわ~」と思わず50過ぎのオジサンがポロポロと涙を流してしまったのでした。

享年30歳とか本当に無いです。賢さ故に、自己洞察の深さに根ざした自分の存在、役者としての成長の悩みなどに苦しんでいたのかもしれませんが、本当にこの若き才能の塊を救えなかったのか悔やまれてなりません。

Wikiによると三浦春馬くんの名前の由来は「天空を元気に駆け上がっていく駿馬」なのだそうですが、天空を駆け上がるのはまだまだ50年後でよかった。あまりにも早すぎます。

御両親のお気持ちは如何ばかりか。重ねて御家族の皆様へ心よりお悔やみを申し上げます。


2020年7月17日金曜日

娘を迎えに行く前の車の準備

東京・羽田に娘を迎えに行く前にやっておくべきことが一つありました。

それはこの雨のシーズンにしては溝が減り危なくなって来ていた車のタイヤを新品にすることでした。タイヤの溝自身は新車購入時より淡々と減ってきてはいたのですが、購入した会社の人も車検時に「まだ、なんとか大丈夫だと思いますよ」という話をされていたんですが、流石に最近は私自身が心配になってきていました。4年で走った距離はたったの2万6000キロ。溝云々よりゴムのやられ具合のほうがはやそうです。

車の保管場所にもよりますが、通常3~5年経ってきたらゴムがひび割れなどの劣化する事などを考えて交換時期と考えて良い等と言いますが、私のは既に四年経過。そろそろ考えないといけないし、ローテーションをいれているためか比較的均等に四輪とも擦れているとはいえ(2件の別々のタイヤ屋さん曰く!)、4年はやっぱり長め。

そこで、今回の新品タイヤ購入ということなのですが、何も考えず全く同じ会社の同じものを装着するのが安全という意味では王道なのかもしれませんが、取り敢えずはそのオリジナルのタイヤをベンチマークとしてそれを手がかりにリサーチを開始することにしました。ところが、元々装着されていたタイヤであるコンチネンタルだと四本入れ替えて14万円ほどの値段がすることが判明。うむ、これは結構パンチがあります。w

というわけでオジサンの懐にも比較的優しいタイヤをネットの噂やタイヤの各会社のサイトを頼りに選んでいたのですが、これがなかなか多すぎて目移り・・・。無論口コミでは皆がそれぞれのタイヤについてありとあらゆる事を言っておりますけど、多くの人は精々3年に一回程度タイヤを替えてああでもないこうでもないというわけで、精々音が小さくなったとか、私の走りでは云々という程度の評価しかかけません。

値段が上がると性能が上がるのかもしれませんが、インドネシアや中国製の安かろう悪かろうタイヤは取り敢えず選択肢にいれずに脇に措いておくとしても、日常の99%は車で10分もかからない所へ通勤するだけですから「超」が付くような高性能タイヤとかは全く不要ですし、大学の頃にやっていたラリーなんかをするための「特殊」なタイヤも要りません。

というわけで、病院の車好きに教えてもらった近所のタイヤ屋さんを教えてもらって行ったところ、ヨコハマのTIREで安くて良さそうなのがありましたので金曜日までに装着してもらうと言う約束で待つこと2日、すぐに電話が入ってきたためギリギリではありましたが4年ぶりの新品タイヤへの換装となりました。

あとは高速をゆっくり走って表面を剥いていけば、本来の性能が出るのはおそらく羽田に到着する頃でしょうから後は雨が降ろうが多分大丈夫だと思います。

久しぶりの長距離運転なので、よく寝ておかなければ!


2020年7月16日木曜日

いかん、名古屋もコロナ増えだしとる・・・

東京のコロナが・・・などと言っているうちに名古屋もジワジワと陽性者数を増やしています。

今までの所、名古屋は大きな都市にもかかわらず、かなり効率的にコロナを抑え込んで来た年だと思っていたのですが、再び火がつきそうな「気配」を見せています。

今実際にどうなっているかをグラフで見ていると下のような感じ。
まずこの上のグラフは愛知県全体でのコロナの増減を示したもの。4月の末に一旦巨大な波に抑制がかかり愛知県全体では全く陽性者が検出されない日が数日続くようなことさえ観察されました。ところが、7月半ばから突然のように再着火。今までのどの状況よりも険しい上昇で、殆ど垂直の壁です。

では名古屋市というレベルではというと更に以下のような感じ。
やはり、愛知の中における名古屋市の存在感の大きさそのもので、目は荒くなるものの上の愛知県レベルでのコロナ陽性者数の変化のメインは名古屋市のカウントであることがよく判ります。

なんだか今回の壁の立ち上がりはちょっと嫌な感じです。東京の人間と関係した人間から陽性者が検出されているという話がよく出ているのがローカル・ニュースでも聞きますが、感染経路不明の件数も増えてきているのが嫌ですね。

私も日曜日に羽田で娘をピックアップすることになっていますが、誰にも合わないようにして帰ってこようと思っています。


2020年7月15日水曜日

Go To キャンペーンとか正気の沙汰とは思えない。w

官僚は一度決めたことを止めるのが全く出来ません。

それは決めたことを実行し続けることが「省益そのもの」だからでしょう。クソのような計画でも、荒唐無稽なアイデアでも、一旦計画が金と繋がって動き出したらそれを潰す事自体がその企画省庁にとって次の権益の消失、実行能力の無能を意味しますから絶対にそれだけは避けたい。それがまさに今回のGo To キャンペーン。

東京における「明らかな」感染再爆発を目の前にして、このような全国各地の人間をグルグルと旅をテーマにしてカオスのようにかき混ぜる等というのは政府の政策としては愚の骨頂。現時点ではあり得ない選択肢です。経済を回していく必要はたしかに認めるものの、目の前で拡大再生産される感染者の爆発を知り、国民への呼びかけでは不要不急の外出は避けよと言いながらのGo To キャンペーン・・・。

やっていることは、まさにアクセルとブレーキを同時に踏み続けるような行為です。今現在、この愚策に関してネット上ではほぼ大バッシングに近い批判が繰り返されていますし、各都道府県知事の有志達からもキツイ反対表明が出されていますが、基本的にこの政策がまっすぐ通ってしまった後にコロナ感染者がロケットのように急上昇してしまったら政府はどうする・どう責任をとるんでしょうか?

東京の夜の街のホスト、キャバ嬢、感染の事等どこ吹く風の劇場関係者等(ここのクラスターは下手すると発生したら500-800程度まで増える可能性があるという爆心地レベルのリスクファクターです!)生きていく上で今現在は不要(Essential Work)と思われる仕事以外の連中の行為が、その他の淡々とルールを守っている人々の生活を脅かし蝕んでいます。

やはり、ここは罰則付きの法令をガッチリと成立させて、勾留と罰金を含む厳しい「脅し」をかければ「日本であれば」きちんとワークすると思われます。そこで法を犯すのは多分アウトローのみでしょうし。そういう連中にはキツイ罰金刑を科すのが一番効くのかな?


2020年7月14日火曜日

バカ裁判におけるバカ裁判官によるバカ判決

2016年に行われた足立区柳原病院における乳腺腫瘍摘出手術におけるトンデモ・バカ裁判。

取り敢えず非常に妥当と思われた東京地裁の無罪判決を覆す、上級審である東京高裁のバカ裁判官が「歴史に残る」バカ判決を下し、外科医に執行猶予なしの2年の懲役判決を下しました。
これはもしこの医師が収監されるようなことになれば最終的にどデカい男性医師側からの国家賠償請求がなされると思われます。

彼の執刀した患者はある無名女優だという噂が流れていおりますが、そんな事は全く無関係にふざけた判決はその判決の状況においても異様です。
朝山芳史というこれまた色々と歴史的に大きな疑問のあるトンデモ判決を連発している東京高裁において幾つものトンデモ判決を出しているようですが、今回の判決時点において既に退官していて、主文は他の裁判官に代読されたという・・・もうね、何が何だか。
本来出すべきでない心の声を表に出します。「日本の医療の明日の健全な発展のためにさっさとXんでください。」

全麻の後の譫妄は医学的常識であって、実にリアルに幻覚を見るしその見た幻覚は本人にとっては「リアル」なのですが、通常はそのような事を言っていても本人自身は忘れていたり、薄ぼんやりと「そう言えばなんか喋ってたか、俺?」とか、付き添っていた家族が「あんためちゃ恥ずかしいこと先生に話しとったぞ!」とかいう状況は実に全世界での日常風景です。

オペ患者の乳房をオペ担当の外科医が舐め回したという話を聞いて、私が最初に思ったのは「ああ、己の譫妄を事実と誤認しとるなw」というものでした。側に家族がいてそれを聞いてこの女に逆の意味で譫妄の記憶を植え付けて「確固とした事実」として提訴したんだろうなと容易に推認できました。

高度な倫理観と使命感を持って職務に励む外科医をこうやってまた一人無意味に追い込んで、日本の医療全体を益々ノン・チャレンジグで責任回避一点張りの医療を高める方向へと向かわせていくものと思います。

そしてその判決を下したクソジジイは退官して責任は取らず!という実に見事な東京高裁様です。
恥を知れ!


2020年7月13日月曜日

遂に次女が日本へ到着


ピッツバーグから出発してニュー・ジャージーのニュアークへ飛んだ後、そのまま成田へ飛んできた次女が遂に日本に到着しました。

いつも人のフライトのリアルタイムでの様子を知りたい時にはflightradar24という素晴らしいサイトを使っています。全世界の今飛んでいる全ての商用飛行機、ビジネスジェットやプライベートジェットを含んだ飛行機の位置、高度、速度、目的地などをリアルタイムで教えてくれる素晴らしいというか実に恐ろしいほどのサイトです。

このサイトを見ていると、飛行予定にない経路と時間を飛んでいる飛行機は特定された上でサイトの上で一体何が起きているかまでランディング地点の衛星画像まで示されてしまうという恐ろしさ。考えて運用している人達も凄いのですが、個人であってもこんなに物凄いデータを扱うことが出来る時代に生きているものです。昔だったら国家の軍用レベルの端末でなければ知ることの出来なかったようなデータだと思います。

娘が送ってきた出発直前の機内写真を見て卒倒しそうになりました。見渡す限りほぼ誰も乗っておりません。空気を運んでるようなもんで、娘のチャーター機状態。w
そして前の方はどうかと言うと・・・。
同じように誰も見えません。見えているのはflight attendantsのみ。
これだったら日本人が使うであろうANAなどをわざと使わずにアメリカから今時日本に来るというような変わった人物以外はほぼ乗ってこないと思われるこういう米系の日本行のフライトを選ぶのが賢いのかもしれません。

さて、昼に無事に成田に到着したUA79は夜の帳が明けるラインを追いかけるようなフライトになっていたようですが、いつものフライトよりも一時間ほど余計に時間がかかっています。サイトで調べてみると、どうやらNew Arkで出発に手間取ったような感じになっていました。

何れにしても成田に着いた後はPCRの検査を受けていわゆる有名なダンボールベッドのあるエリアに通されたようです。その後は書類を書いたりするところをまた通ったとか言っていましたが、写真を取ることは許されなかったとか。

それでも、バスに乗って指定されたホテルへ振り分けられて日本政府の支払いで二泊三日のお泊りとなっています。その間に出された弁当の一部は以下の感じ。
娘的には日本の幕の内風の弁当にそれなりに満足していたようです。

ここからPCRの検査を待ったわけですが、2日たった時点の先程夕方に連絡があったとのことで、幸いにしてPCRの結果は陰性!でした。取りあえずはめでたしめでたしですが、安心はできません。少なくとも暫く前の時点では感染発症はしていないと言うだけであって、感染だけは未だに表面に出ていない可能性もまだまだ捨てきれません。

娘はこの後三日目になった時点でPCR終了>陰性となったことで取り敢えずはこのホテルを明日出ることになるようで、次の宿泊地ということで変なホテルTOKYO羽田というところを予約したようです。確かHIS経営のホテルじゃなかったかと?

何れにしても、この状態で日曜の朝まで宿泊してその後は私自身が東京まで車で直接迎えに行くつもりです。その時、抗体検査もさせてもらおうと思います。コロナ嫌いの娘のリクエストに従ってN95のマスクを持って行くつもりです。

その後は家で更に追加の一週間を隔離された部屋で過ごしてもらうことになります。


2020年7月12日日曜日

腹の肉を付ける原因もろもろ

最近は明らかにトレーニングによる筋肉の維持とある程度の増量は確かめる事ができるようになりました。

しかし、この半年ずっと駄目なのが下腹の肉。こればかりは増減を繰り返しながらもズーッとひとつまみ分存在し続けています。贅肉の下には腹筋が有るのは触ることでよく分かるのですが、その腹筋が表に登場・接近する気配は微塵もございません。w

この原因は個人的にはよく解っていて、一番目は昼間の仕事をしながらちょこちょこっと食べるナース・ステーションのお菓子。実は病棟の師長が私の好みを知っていて、クラシカルでヘビーな甘みのレトロなお菓子をボソッボソッと買ってきて「はい、先生のガソリン!」と言って置いておいてくれるのです。

そして次は夜に極ほんの少し?では有るもの冷蔵庫の余り物とかビールなんですね。更に決定的なのは三度々々食べるご飯の量が「自分の食べるべき量」よりも多いこと。こんな生活をしていては幾ら5-600キロカロリーを余計に毎日使っても、筋肉をつけていってもそこまでガシガシには使わない腹の脂肪は貯まる一方です。

しかも、(ちょっと生理的な話ですが)私はどちらかと言うと排便の間隔は比較的長い方でして、毎日欠かさず排便などということは私にとって夢のまた夢。下剤でも使わない限りそんな事は達成できませんし、刺激性の緩下剤を使うと自分自身の翌日の仕事に差し障りがあります!

と言うわけで、自分自身で三度の飯をコントロールするような以前の生活ならば比較的容易に減らせるんでしょうし、ナース・ステーションの菓子を「絶対に」食べないとしたら更にブースト効果は出てくるんでしょうが、そこにフォーカスを当てるための何らかの個人的インセンティブを設定しなければならないと思っています。

さて、何が俺にとってのインセンティブ?
自分のことをよく理解していない五十台半ばのバカ親父です。


2020年7月11日土曜日

次女・一時帰国の途へ

実は少し前から長女、次女とちょこちょこと話を進めていた次女自身の一時帰国がいよいよとなりました。

ピッツバーグからニューアークへ飛び、そこから成田へ飛ぶという経路のようです。運航便はUNITEDとなっているようで、長旅の後更に成田での検疫と(文字通りの検疫ですね!)14日間の滞在を経て名古屋の実家へと帰ってくる事になります。

元気で帰ってきてくれれば親としてはそれで十分なのですが、今後進学することになっている大学とかキャリアの継ぎ方などに関して親としての一定の指針を示すとともに一歩も引かない絶対的な行動の線引きに関しても私なりの考え方を示そうとおもっています。

何にしろいろいろと考えてはいるようですが、親の目から見るとまだまだ子供っぽくて頼りない状況。その成長過程を知らぬフリをしつつも密に眺め続けていなければなりません。娘の独立・自立を支援するにはこちらの手綱を経済的に締めることでいくらでもコントロールできるのですが、長女の同時期の頃とは違い、私が経済的に余裕ができていると大いに勘違いしているようで、その点が甘くなっていると言わざるを得ません。

「金銭の無駄遣いはしていないけれど生活全般に緊張感は無い」
「自分は若いから色々とチャレンジするという名目で時間を無駄にしている」

という2つの状況がどうしても親としては納得できず、今回私のマイルをつかったフリーチケットで帰国して貰うこととなりました。(そもそも、こういう行為自体が大甘であることは親として十分承知しているのですが、長い時間軸で考えると緊急で呼び寄せるだけの十分な理由が他にもあるのです。)

親というのは一度なっても、子供が一人ひとり個性や能力が大きく違い、しかも一度しかその子の親としてその年齢ごとの状況を経験できません。長女の時がそうだったからと言って次女もそれで行けるなどということは全く無いわけで、得るのが難しいターゲットを狙うような人生を送るのであればこそ、その過程も時には困難なものと考えています。

何年か後にはこの日のブログの記述を「そんな事もあったっけな~」と読み返せる日が来ることを夢想する私です。


2020年7月10日金曜日

男らしすぎて大笑い

一昨日、東京女子医大のボーナスなしの話を書きましたがその後、友人といろいろ話したところ内部では色々と噂話が渦巻いている事がわかり、逆に「さすが巨大私学」と思わざるを得ませんでした。

理事長の挿げ替えや創立者の血を受け継ぐ云々など、どうでもいい話が実しやかに飛び交っているようですが、今後はますます賃金はカットされる方向に進むのは間違いないようですし、人件費を削るための方策として「え~~?」というような、巨大病院に必須の患者予約受付人員の廃止や来院者への病院案内人の廃止など大事な骨身まで削り出しているようです。

先生方の賃金カットもいわゆる研究日・出張日というような普通の病院なら週一回は設定がある実質的な有給日(多くの先生はバイトに出ている日)を削ることでベースの給料を下げるんだそうで、多分来年から若い先生方を中心に櫛の歯が抜けるように人が去っていく可能性があるとのことでした。そりゃそうですよね、ベースの賃金はカットしてボーナスは出さずとも理事長とその関係者達だけはいい目を見るような「ニワトリ殺して金の卵も無くなっちゃった」状態をつくろうとするような方策が人を組織に惹き付けるとはとても思えません。

さて、翻って私の勤める病院ではまさに「幸いにして」ボーナスは当院標準の満額二ヶ月分が出されたみたいです。しかし、これだってもしもコロナが出ていたらどうなっていたかと考えると単なる幸運としか思えませんし、最近は若い看護師さん達の中には少しずつ遠距離の旅行に休日出ている女性なども出てきているようで・・・リスクファクターは枚挙に暇がありません。また、名古屋の場合、東京の感染者に友人として接触したというパターンが多いようで、ここ数日の東京の陽性検出者の陽性率増加を見ていると何だか「・・・」という気持ちになってきます。

さて、朝の病棟で私がPCに向かって仕事を始めていた頃、看護師さん達が集まっていつもの手短なブリーフィングをしていました。その時、病棟師長さんがボーナスの袋を配っていたのですが、病棟で唯一のある男性看護師にその袋が手渡された時、誰かが横から「いくら貰ったか教えて~」と声をかけたのです。

私は作業をしながら横でニコニコ笑っていたのですが、この看護師さんいきなり「いいですよ~」と言って袋をシャキっと切って「XX万XX円!」と声を出して読み上げたのでした。一瞬のことでしたが、皆も笑いだしてしまったみたいです。

彼のガタイの男らしさのみならず、心もど真ん中から男らしくて思わず振り返って笑ってしまいました。朝から皆がニコニコとなって始まった一日でした。


2020年7月9日木曜日

我が家の犬の目の白濁

我が家の犬も結構な老犬になってきました。

今年のハロウィーンで生まれて13年になります。人の年齢に換算すると既に還暦過ぎて70近い歳。高齢犬一歩手前のシニア犬です。数年前から目立つようになってきた犬の黒眼部分。人間で言うところの角膜に覆われた部分ですが、この部分の白色化が目立つようになってきました。

白濁と言うと白内障ですが、犬の事をよく調べていくとこの部分の白化は犬の老化に伴う核硬化症といって老化そのものによる変化の一つで、治療法も無いと書かれています。視力を失うことはないのですが、見え辛くなるとのこと。無論この説明書きに有るように、白内障やその他の疾患である可能性もないわけではないですし、合併症として白内障が併発していることも有るということで、オペ適であることも「あり得る」ことだとは書いてありますが・・・。

実際に犬が白内障だったとして、このオペをしようとすると40-100万もかかるとのこと。近所の長久手の方に犬(猫も含めた動物全体?)の白内障を専門に行う病院が有るようで、時折その前を通ったことも有るのですが、いろいろな情報を探す限りでは専門的な診断も要する上に、白内障はオペをやればいつも完全に治るという訳でもないところは人と一緒ですね。

実際には人間であっても気づかないうちに緑内障も併発していて気づかないうちに手の施しようのないレベルの失明状態で病院に来る患者さんもたくさんおられます。きっと犬でも定期検査をしていないとそういう事が起きる、もしくは起きやすい犬種というのも有るのかもしれません。

それにしても、老化は自然現象。我が家の犬も更に年をとってきて足許が覚束なくなったり、食欲が落ちてきたり、目の見えが悪くなっていろいろなものにぶつかるような日も来るのでしょう。

つい最近、バイトの在宅診療で訪れた患者さんの玄関にいつも居た老いたワンちゃんが認知症になって暫くした後ご飯を食べなくなって、やがて静かに亡くなったということを実際に近くで見る機会がありましたので、そういう事はやはり生き物の最後としてきちんと受け止めてあげないといけない日がくるのだなと、彼の濁ってきた眼を見ながらふと考えるのでした。

でもまあ、私の息子を見てはワンワンと威勢よく吠えて敵対心むき出しで追いかけ回しておりますので、まだまだ元気な方なのかもしれません。


2020年7月8日水曜日

東京女子医大・ボーナスが出ないなんて!?

タイトルには上のような書き方をしてますけど、私自身はボーナス制ではなく年棒制。今までボーナスというものを味わったことがありません。orz

年に2回来るという噂のボーナスが、私の勤める病院では医師以外の職員に「給料袋」という形で数字だけ書かれた封筒が配られる形で支給されます。この夏のコロナ禍の影響で、隣のA医科大学ではもしかしたらこの夏はボーナスは出ないかもなんて言われていましたが、どうやらそれは回避されたようです。

ところが、ネットでふと目にした記事に「東京女子医大看護師400人が同時に退職希望」等という、おどろおどろしいタイトルの記事が目にとまりました。400人って一体全体ここの看護師さん達の何割くらいかと思って読み進んでいると驚くことに約2割!なんだそうです。

やっぱり2割はいくらなんでも辞められるとキツイはずです。何と言っても業務の引き継ぎや種々の知識の引き継ぎに重大な支障が出るレベルだと思うんです。ところが、病院側はこんな返答を組合側にしているとのこと。他にもこんな記事も。これって内部では強引に通るんでしょうけど、対外的には実に身も蓋もない下品でみっともない回答だと思います。正に「お前らは幾らでも代えの効く雑兵」と言っているようなもので、人を大切にしない組織なのだなというのがミエミエです。

ちょっと心配になってここに勤める友人にラインを送ったところ、文章表現上の誇張はやや見受けられるものの、書かれている話は概ね事実とのことで、実際に彼らの通常のボーナスは毎回2ヵ月分ではなく、大体1.2-1.3ヶ月分と少なめなんだそうです。ところが、更に問題なのはこのまま行くと冬のボーナスも少なくとも満額に届くことはないんじゃないかとのこと。

理事長室の移転には6億使うのに病院全体では30億の赤字。その上でコロナと奮闘した人達も含めて病院の皆様にはボーナスは考慮されないというのですから何をか言わんやという感じ・・・。

東京女子医大病院というのは結構「週刊文春」のターゲットになりやすいところですけど、職員の皆さん達の事を考えると何とも心から気の毒でなりません。頑張る人に正当な理由もなしに報いることが出来ないような所は「先細り」の運命が待っているとしか思えません。


2020年7月7日火曜日

なぜデカイのか?

いつも思うのは何故「彼女達」のカバン、手提げはどデカいのかという事です。

看護師さん達が朝な夕なに仕事に出てくる時にちょっと意味不明なくらいどでかいカバンを両肩に掛けてくるんですが、いつも思うんです「一体何を持ってくればあんなに膨らむのだろうか?」と。

観察していると、やはり基本的には男性看護師のカバンは比較的小さくて精々一個。大きく膨らむ日であっても、それは風呂に患者さんを入れる担当になっている日で着替えを入れてきたりしている時のようです。

夜勤さんで女性の看護師さんだったときなどに時々目一杯膨らんだ手提げを3つくらい持ってくる人が居て文字通り私の頭の中は「???」という感じになるのですが、看護師さんに時折その巨大な荷物の中身を問うと「他の相直の看護師さんやヘルパーさん達の食べ物を必ず余計に幾つも持ってきてることが多いですよ」との事。

なるほど、それならでっかく膨らむことも有るわけですな!という事になります。それにしても、そんなにたくさんお互いの持ち合いで夜勤の時に食べ物を食べていると体が大きくなりますゾ、と頭の中では思うのですが、まあそれを言うのは野暮の極みというところでしょう。

他には若い女性看護師さん達で参考書やその他の看護関連の書籍をボスッと詰めてくる子達でしょうか。これはなかなか感心感心。既に勉強をしなくなっている喋るだけで進歩のない多くの御年配の方々とは伸びる勢いが違います。

この看護師さん達のカバン、実はもう一つの特徴があります。それは病院において彼女達が(支給された白衣以外で)唯一自分のファッション感覚を表現する事の出来るものということです。ですから、中にはどう考えても収入には合わんじゃろうという感じのかなり高価で派手なカバンを持ってきている人がいるのです。一点豪華主義の極みのような感じと言いましょうか。

個性豊かでなかなか良いとは思うのですが、折角の稼ぎをそこに大量に突っ込むか・・・。まあ、自分で稼いだお金をどう使おうと私のような外野の発言なんぞどうでもいい訳ですが。いや、おととい来やがれでしたね。w

2020年7月6日月曜日

もし海外から子供が帰ってくる事になったらどんな方法が?

もしアメリカのようなコロナの感染拡大の酷い国から子供が帰国するような事になったらどうなるのでしょうか。

そこで、ネットを調べてみた上で更にそれでも解らない点は実際にホテルに電話して聞いてみました。まず帰国したらその帰国地点の空港で検体採取されるようです。そのうえで、早ければ1日。遅ければ3日で結果が出るのだそうですが、汚染国であるアメリカから帰国した娘達は厚労省指定の一棟丸ごと借り上げホテルの「何れか」に留まる必要があるようです。

しかも、それは例外なしの14日間だと言うのが東横インホテルの従業員さんの説明でした。orz

という訳で、否が応でも14日間留まることになるみたいなんですが、そこを利用しなくてもいい唯一の例外は「自宅という名の場所国内にある時」なんだそうです。ですから、ここから先は2つの方法があって、一つは可能な限り自宅に近い飛行場にランディングしてもらって、そこから家まで送ってくれる「公共交通機関」でないサービスであるNearmeのようなサービスを使う方法。そしてもう一つは私自身が成田であろうとセントレアであろうとピックアップしに車で向かう方法です。

しかし、ここから成田までだと実際のところ片道で5時間。アメリカなら自宅からNYまでって感じで大したこと無い感じですけど、日本では5時間って言うと何だか心理的な抵抗感が・・・。w

もう一つの問題は私が運転していくと、例えPCRが陰性であっても実際にはコロナは感染しているということも「window frame」の問題から幾らでも有り得ますので、そこは巨大なリスクファクターだということです。

私が医療従事者じゃなければそれでも良いんですが、やはりソコは・・・。

逆に私がアメリカへ行って更に帰ってくるとしたら行って帰ってくるだけでたった一日の仕事でも1ヶ月もかかるというトンデモナイことになりそうです。ですから、如何なる重大インシデントがあろうと、万一には直ぐには対応できない時代になってしまったというコロナ禍の有り得ない不便さが存在するんです。

何とも不便で嫌な時代です。9.11の後の厳戒態勢の頃の不便なアメリカのことを思い出してしまいました。


2020年7月5日日曜日

そのうちきっと誰も難しい患者を取らなくなる

ある大学のある先生から愕然とするような話を聞きました。

それに関連したような事態、類似案件が全国で進行していることをネットにある医師限定の情報掲示板で読み知ってはいたのですが、まさかここまで身近な人の口からそういった事実が語られるとは思ってもいませんでした。しかし、事実としては実際にそういった事が裁判の案件になっているのだという事を知って日本の医療も終わりだなと思った次第です。

まさにアメリカ化しているなと思ったのは、ある難しい小児先天性奇形に起因するオペに関すること。国内のあちこちの有名大学が断って、最後にその大学の先生が家族に懇願されて「可愛そうだから我々で受けてやれるだけの事をやってあげよう」となったらしいのですが、オペはやはり予想された最善の結果は産まなかったとの事。この先生御自身はオペのテクニックも高く、医師としても立派な方らしいのですが、このオペを頼んだ家族は・・・結局この先生に数億円の賠償をリクエストしてきたとのこと。

私が思ったのは「世も末」という一言でした。医師の善意は見事に踏みにじられ、彼のこれからのオペの選択や未来全体にも大きな影を落としたことでしょう。何よりも恐ろしいと言うかやるせないのは、確実にこういった案件が日本の医療全体にドデカイ暗い影を投げかけるということです。

難易度の高い非常に高度なスキルを要するオペ、頑張ってもとても成功率の低いオペ何ていうのは幾らでもあります。しかし、そこを理解した上で長い訓練の末に高度なスキルを獲得した先生が、優秀なチームサポートを受けて気合を入れてやったオペであっても、やはり「理想の最終形」を得ないことなど正直なんぼでも有るでしょう。一昨年ほど前にニュースになった某大学の暴走外科医のようなのを、今回のような例にまで裁判官や警官が同例として敷衍するのは正直メチャクチャ無理がありますが、それを実際に責める輩がいるのです。

そのうち、難しいオペっていうのは事前に言い訳説明書・同意書が100ページくらいの厚さになって、盲腸のオペでも30ページくらいの言い訳説明書がごく普通になる時代が来るんじゃないでしょうか?(もう一部の医療機関ではなっているのかも?)

そして、多くの高度医療機関でも訴訟を恐れてそもそもそういったオペを受けなくなるのかも知れません。それでなくとも「質の悪い患者(世の中には想像を絶するトンデモ患者とその親族は多数おります。w)」は現在秘密裏にブラックリスト化している病院も多いというのに、その人達を含めたたらい回しが激増したりするような事が更に急速に増えるのではないでしょうか。

そして、その割りを食うのは普通の患者さん達。あの悪名高い「大野産科医逮捕事件」以来、日本の産科と小児科医療が退縮方向へ激変してしまったような事が全科で起きませんように願うのみです。

何度も書きますが、医者は神ではないのです。あくまで善意でベスト・エフォートを患者に施すハイレベルの技術者なのです。どっかのテレビドラマで「私、失敗しませんから」とか言うセリフを吐く医師の設定がありましたが、あれは詐欺師でなければ妄想性障害の患者さんです。w


2020年7月4日土曜日

恐ろしい天気

今回の八代、人吉、球磨川流域の大雨は不幸にして大災害へと変わってしまいました。

千寿園での高齢入居者の大量死の不幸な様子を語った当時の文字通り「必死の」救助状況を語る男性の切迫した状況描写を聞く限りでは自分がその場に居ても絶対に助けられないなと感じました。あっという間に増水して窓を叩き割って飛び込んでくる大量の水で一階に居た人達全員が一気に部屋の片方へ寄せられてしまったというような状況では一般人に何か出来ることはあるとも思えません。

それでも、彼が語るところでは4-5時間の間、水に浸かりながらも声を掛け合って浮いているものを可能な限り使って入居者の口が水の上に来るように支えていたというのですから頭が下がります。自分の命さえ危ない状況でこれほどの長時間「他人の命」をも支え続けたという方には、多くを語らないけれどもそれだけに凄みがあります。

更に急流でもともと有名な球磨川流域にかかる深水橋が破壊され流されていく画像は衝撃的でした。九州出身の人間としては、いつもは急流下りを楽しむエリアという認識のあるあの辺りなんですが、一旦線状降水帯のような「通常では予想しづらいレベル」の大量の降雨が特殊な地形のエリアに降り続くとこれほどの大災害になり得るということなんでしょうが、まさにこういった事態に対する精密な予想解析こそスパコン「富嶽」の独壇場ではないかと考えます。日本中の全エリアに関してこういった解析を事前に済ませる能力があると思いたいものです。

翻って名古屋ではどこが?となると当然のように同じ状況では東海豪雨のようなことはまた何時でも起き得る訳で、油断をしていると球磨川流域で起きたことは何時己の目の前に再現されない等とは誰も言えません。まさに明日は我が身です。それにしてもアッという間に推移が7-8メートルも上昇する状況って、どんな地獄でしょう。誰も対応できるわけ無いです。

自衛隊と海上保安庁、そして警察の皆さんの対応、そしてそれをサポートする自治体と医療機関の関係者の皆様の奮闘を応援するとともに、これ以上の雨が降らないことを祈るのみです。熊本はこの前の地震に続き今回の大雨、なんだか熊本は最近大災害続きです。


2020年7月3日金曜日

最近の己のダイエットの状況

まあ、他の方にとってはどうでも良いことなのですが・・・己の記録のため記述。

2019年の夏に新たに挑戦しはじめた「己としては決して無理をしないダイエット」というのがどんな感じで推移しているのかというのを自分のために記録しておこうと思います。

一応体重減を目指しながらも基本的には彼に伴う筋肉の減少を「常識的な範囲」で防ごうというのが基本線ですので、今のところこの目標は達成できているかと思います。夜にビールを飲んだり、夜食をちょろっと食べたりということは相変わらずやっておりまして、そういう意味での”食”のストイックさはさらさらありません。

ただし、訓練という意味でのストイックさはある程度保たれているかな?とは思っています。どんな事かと言うと、激マジの筋肉マニアからはせせら笑われるレベルではあるのでしょうが、日曜日のトレーニング休みを除けばほぼ毎日何かをしています。
基本はバーンマシンを使った上半身のHIITっぽい運動が月水金。あとは病院のリハ室に自分で買って置いているrowing ergo machineを一回10kmオーバーをdutyとしていろいろなパターンでのカロリーの消費方式での測定をしながらほぼ500-600キロカロリーを消費しながら仕事が終わった後の一時間ほどを使って頑張っています。

結果はどうかというと、とりあえず体の節々としての関節や腱の炎症を起こすこともなく、上半身の筋肉がついてきた感じです。ただ、筋肉フェチではないので、加齢による筋肉量の減少が増えげればいいかと思っている程度なのでとりあえずこの点は満足。

ところが、腹は・・・腹はそれほど凹まず。まあ、夜にちょこっと食ってますし、その点では特に大きな不満もありません。総合的な結果として筋肉がついて体脂肪率がちょっとだけ減少。つくとこついた分、減るとこもちょこっと減って体型はすこし変わった状態で71キロ台というのはほぼピタリと変わらず。形の変化という意味では年齢的に筋肉のバルクを求めてもしょうもないので、あとは腹を膨らまさないような日々を過ごすことが大切なのだと思います。

というのが、現時点でのしょうもないオッサンのしょうもないダイエット?記録でした。w


2020年7月2日木曜日

ETCってそこまで利用率高かったとは!

ネットの記事を読んでいてへーって思ったことがありました。

何ということのないものですが、ETCの利用率が既に93%に上っているという記事でした。今時の車にはほぼ全てデフォルトで車載されていると思われるETCのカード・リーダーなんですが、ETCカードを作って差し込まない限りは使えませんので、現金で払うしか他に手はないのかというと然に非ず。実際にはNEXCOの発行するETCパーソナルカードを作るために最低2万だったかな?のデポジットをすれば作れますが・・・。

世の中、殆どの人はクレカと結びつけてオートで引き落としするシステムにしてると思うんですけど、なかなか現金ニコニコ払いから離れられない人もいれば、カード自体を全く信用しない人、移動に関する個人情報を他者に知られたくない人など諸々の事情からETC使わん人もおられるのでしょうね。特に上の国交省のリンクを見てみると軽自動車の搭載率が低目。多分、近所の田んぼを走るだけの軽トラにETCは要らん、というくらいのものじゃないかと思いますが。

ともかく、今回の記事を読んだきっかけは国交省が現金利用者向けブースを廃止する方針を検討開始するとのことでした。まあ、コロナをきっかけに人と人の接触を減らすという名目を利用するんでしょうが、実際のところはこれで大量の人件費が削減されるハズ!しかし間違いないのは高速道路の料金は下げんだろうなということです。

今回のコロナ禍でも高速道路の現金集受所で関係者達がコロナに感染していたという事案も報告されていますので、まあ、万全の「人道的理由」でもって閉鎖へと持っていくんでしょうが。それに私自身はこの料金収受所に関しては前から考えていることがあって、ともかく集めてる人自身が排気ガスに一日中晒されるような環境が人に良い職業な訳無いというもの。排ガスやブレーキダストその他諸々の脱落物、排出物による肺気腫や肺癌があったらそれはやっぱり労災だと思うんです。

そんな仕事はやはり無いほうが良いですよね。最終的にはNEXCO内部でも配置転換と退職による自然減で消滅させるんでしょうけど、必ずや「高速の出入り口には昔は人が居たんだよ~」というような昔話になることでしょう。ちょうど「昔は飛行機の中でもタバコ吸ってたんだよ!」というのを誰も今時の若い人が信じてくれないような感じで・・・。


2020年7月1日水曜日

アホか?と思った話

バイト先から帰って己の病院で患者さんが集まる食堂を通りかかりました。

すると、私の比較的好きなお家設計・リフォーム系の番組をやっていました。番組名も勿論気にしてなかったのでハッキリと何の番組だったかというのは言えないのですが、趣旨は簡単。

おぎやはぎの一人が出ていたのですが、その一人の矢作さんを案内する形である芸人が「収納に徹底的にこだわった家」を嫁さんの為に?作るという企画でした。総予算は1億で、そのうち土地代が6000万で26坪・・・。やはり東京の一部のエリアはなんかビックリするくらい土地代が高いですね。そんでもって家代は4000万という事でした。

そんでもって出来た家は収納に徹底的にこだわって表にはいろいろな「持ち物」が外からは見えないように大量に、文字通りアチラコチラに上手に隠されているんですが、それをみて私が感じたことはたった一つ。

「お前らアホか?」という一言でした。

本当にその一言で終わり。この芸人さんの収納への愛着はよく解ったんですけど、一体この人は何のために生きてるんだろうとちょっと考えてしまいました。よくネットなんかに出てくる収納評論家?のようなのがメインの仕事でしょうかね。多分違ったと思うんですけど、力を入れるべきベクトルが大きく間違ってるような気がしました。

そもそも・・・という話になるんですが、この人が大きく自分の生き方の中で見失っている事は「モノを可能な限り必要以上には持たない」という発想ではないかと思うんですけど、こんな事を御本人に言っても馬耳東風でしょうから言うだけ無意味ですわな。w

それに、ミニマリストとは言っても世の中には超が付くような病的に極端な人が居て、収納どころかモノを何も持たないでフローリングの家で生活して、その家を公開してる人もおられます。その生活振りを見てるとそれはそれで何だかその人が自分自身を消すのが一番きれいな生活のような気がするんですけどね。まあ、何事も中庸が一番だと思います。はい。

しかし、この収納の家を作った芸人さん、人を家に呼んで「凄いですね~」と言って貰うためにこんなに頑張るんだとしたら、それはそれでその歪んだ情熱に乾杯!と言うべきなんでしょうが、それも何だかな・・・。

その情熱があるんだったら、芸人として行きていくより設計士のアシスタントとかの仕事のほうがよっぽど合ってると思うんですが間違った見方かな・・・。
一緒に短時間、私の側でテレビを観てたお爺ちゃん、途中で「ほー」とか「わー」とか言っていましたが、最後に一言「金無いわ。w」と名言?を残して「おやすみなさい」と自分の病室に戻っていかれました。