一昨日、東京女子医大のボーナスなしの話を書きましたがその後、友人といろいろ話したところ内部では色々と噂話が渦巻いている事がわかり、逆に「さすが巨大私学」と思わざるを得ませんでした。
理事長の挿げ替えや創立者の血を受け継ぐ云々など、どうでもいい話が実しやかに飛び交っているようですが、今後はますます賃金はカットされる方向に進むのは間違いないようですし、人件費を削るための方策として「え~~?」というような、巨大病院に必須の患者予約受付人員の廃止や来院者への病院案内人の廃止など大事な骨身まで削り出しているようです。
先生方の賃金カットもいわゆる研究日・出張日というような普通の病院なら週一回は設定がある実質的な有給日(多くの先生はバイトに出ている日)を削ることでベースの給料を下げるんだそうで、多分来年から若い先生方を中心に櫛の歯が抜けるように人が去っていく可能性があるとのことでした。そりゃそうですよね、ベースの賃金はカットしてボーナスは出さずとも理事長とその関係者達だけはいい目を見るような「ニワトリ殺して金の卵も無くなっちゃった」状態をつくろうとするような方策が人を組織に惹き付けるとはとても思えません。
さて、翻って私の勤める病院ではまさに「幸いにして」ボーナスは当院標準の満額二ヶ月分が出されたみたいです。しかし、これだってもしもコロナが出ていたらどうなっていたかと考えると単なる幸運としか思えませんし、最近は若い看護師さん達の中には少しずつ遠距離の旅行に休日出ている女性なども出てきているようで・・・リスクファクターは枚挙に暇がありません。また、名古屋の場合、東京の感染者に友人として接触したというパターンが多いようで、ここ数日の東京の陽性検出者の陽性率増加を見ていると何だか「・・・」という気持ちになってきます。
さて、朝の病棟で私がPCに向かって仕事を始めていた頃、看護師さん達が集まっていつもの手短なブリーフィングをしていました。その時、病棟師長さんがボーナスの袋を配っていたのですが、病棟で唯一のある男性看護師にその袋が手渡された時、誰かが横から「いくら貰ったか教えて~」と声をかけたのです。
私は作業をしながら横でニコニコ笑っていたのですが、この看護師さんいきなり「いいですよ~」と言って袋をシャキっと切って「XX万XX円!」と声を出して読み上げたのでした。一瞬のことでしたが、皆も笑いだしてしまったみたいです。
彼のガタイの男らしさのみならず、心もど真ん中から男らしくて思わず振り返って笑ってしまいました。朝から皆がニコニコとなって始まった一日でした。
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