2020年7月21日火曜日

結局マスクはどれが良いのか?

というわけでベタの話なんですが、家の中以外ではここ数ヶ月の間は何時もマスクを着けてるのがデフォルトになってきている感じの日常生活ですが、一体どのマスクが一番病原体を撒き散らさないのかそれとも外からの吸入を防ぐのか?

一部の街ではアベノマスクとか装着して装着して安心して問題なさそうな顔をして街中や密集の中を通過している日常を過ごしているようなんですが、果たしてあんなものに抗ウイルス効果があるのか無いのか、実験をしてくれたアメリカの研究者達がおりまして、ランク付けをしてくれております。


実際の話、みなさんマスクをしていても上の論文のFig.1のように大きな差があるということをご理解いただけるでしょう。結論から言うとチャンピオンは勿論N99。次が当たり前というかN95。ただ、私はN99マスクというのは実際使用したことはありません。感染力の持続した状態の結核患者さんの治療に当たる時だけはこのN95というマスクを着用して感染防具を着用していますが、その他の時はサージカル・マスクのみで過ごしております。
上の写真が2種類のN95で別名FFP2(Filtering Facepiece 2)とも呼ばれています。N99の名前の由来は通常のマスクなどでは捕集の困難な0.3マイクロ・メーターの粒子を99%以上捕集できるというのがその定義です。

上の論文で書かれているように、感染性の有るエアロゾルも%が低いうちはN99とN95は相当頑張ってくれることが理解できますし、エアロゾル濃度が低いうちは30秒でも20分でも同様に頑張ってくれることが判ります。
ところが上の論文のグラフから解ることは、エアロゾルが100倍の濃度になると30秒という短い時間ではまだなんとか頑張ってくれるものの、20分間ではN99であろうと効果はほぼガタ落ちレベルと言うことがみて取れます。

面白いのは掃除機のフィルターなども試していること。w
これが意外にというかよく効くんですね。まあ、サージカルマスクよりはちょこっとだけ落ちますが。

最悪なのはスカーフ、Tシャツなどですね。よくアメリカの抗議活動でマスク代わりに着けている皆さんが沢山居るんですが、これはまあほぼ空気というか、マスク無しと一緒ということですね。案の定ですが。

それではN95をいつも装着しているのが非コロナ病棟でも正解なのかと言うとこれは微妙でして、実用上という意味ではN95は結構日常使いという用途では息苦しさを感じるレベルでして、費用や効果の差という意味では毎日取り替えかつ自由に動き回れるという意味では不織布で織られたサージカルマスクですわな。ただし、サージカル・マスクであってもくしゃみをしてしまうと外へ向かう飛沫はマスクの上下へと拡散してしまいます。

サージカル・マスクは基本的にそこらの布マスクの3倍のエアロゾル防止効果が有るとされていますから、これで相当納得の行く防御ができるのではないかと思います。

しかし、コロナ・ウイルス気をつけていても伝染する時は伝染します。ただ、上のような公衆衛生学的な基礎知識を持って対処すればそのリスクは結構落とせるとは思いますが。

何れにしても、早く効果があって副作用の少ないワクチンが完成することを祈るのみです。


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