2020年7月23日木曜日

本当は明日東京オリンピックだったとか・・・

去年の今頃は・・・という話になってしまいますが、大きなタイマーがカウントダウンを告げてあと365日で東京オリンピック2020が執り行われるというニュースが出回っていたのが嘘のような一年後の今です。

当然昨年の同時点ではこんな状が訪れよう等とはまず誰も予想していなかったわけですが、やって来るものはやって来る訳で、こちらの都合などお構いなしなのは毎度のことです。
天災やテロ、更には戦争だってこちらが予想だにしない方向から予想だにしない時間にやって来るのが毎度のこと。願わくは今後もネガティブなイベントは極力起きて欲しくはありませんが、実際のところそれは無理な話。

天災は勿論、人災だって常に後で考えれば下地があった等と言われたりはしますが、そんな事たとえ予想する人が居ても防げるものであれば常に防ぎきっているはずなのに出来ないからこその人災です。天災だって人にとっては人類史上初の経験とか、長い歴史に記録のない出来事であっても、地球の長い歴史・地質学的カレンダーの長さからすれば、例え数百年から数千年に一回の出来事であろう火山の大爆発や巨大地震あってさえも、周期的に起きる単なる痙攣のようなものです。

気候の大変動だろうが、動植物の大絶滅だろうが、病原体の増殖だろうがそんな事に地球というガイア・システムはお構いなし。ついでに隕石の衝突で地球が終わろうと、宇宙サイズのイベントからしたらほぼ普通の出来事であろうことはSFの世界では書き尽くされていますし、実際にそうだと思います。

この日の為に努力を重ねて来た超一流のアスリート達の活躍の場を丸ごと奪うこのような質の悪い新型ウイルスが、まさにこのようなタイミングで出てきたのは本当に残念ですが、一言でいうと仕方ありません。今頃、日本は本当であれば世界中から大量の観光客が押し寄せて、空前の旅行需要と移動での大渋滞、オリンピック開会式への興奮で盛り上がっていたはずなのに・・・。

変な透明の仕切りでお互いが区切られ、人と人との出会いが憚られ、出会っても互いに距離を取ることが必須であるような時代はまるで中世のペスト流行の時代に舞い戻ったようなものですが、必ずや事態の沈静化がやって来る時は来ます。それが来年なのか再来年なのかは未だ誰もなんとも言えませんが。淡々と今の事態を耐えつつも、科学の力による事態の打破を待つしか無い2020年の今です。

焦って開催してコロナ大爆発などという愚かな事だけはとにかく今年はなんとか避けられていますが、死に損ないの森の爺さんを筆頭とする一部の人間が来年の強行開催を画策しています。しかし、実際のところ我々は冷静に事態の推移を見守って来春以降のオリンピック正式延期・中止決定の有り無しを待つしか無いと思います。


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