2020年7月1日水曜日

アホか?と思った話

バイト先から帰って己の病院で患者さんが集まる食堂を通りかかりました。

すると、私の比較的好きなお家設計・リフォーム系の番組をやっていました。番組名も勿論気にしてなかったのでハッキリと何の番組だったかというのは言えないのですが、趣旨は簡単。

おぎやはぎの一人が出ていたのですが、その一人の矢作さんを案内する形である芸人が「収納に徹底的にこだわった家」を嫁さんの為に?作るという企画でした。総予算は1億で、そのうち土地代が6000万で26坪・・・。やはり東京の一部のエリアはなんかビックリするくらい土地代が高いですね。そんでもって家代は4000万という事でした。

そんでもって出来た家は収納に徹底的にこだわって表にはいろいろな「持ち物」が外からは見えないように大量に、文字通りアチラコチラに上手に隠されているんですが、それをみて私が感じたことはたった一つ。

「お前らアホか?」という一言でした。

本当にその一言で終わり。この芸人さんの収納への愛着はよく解ったんですけど、一体この人は何のために生きてるんだろうとちょっと考えてしまいました。よくネットなんかに出てくる収納評論家?のようなのがメインの仕事でしょうかね。多分違ったと思うんですけど、力を入れるべきベクトルが大きく間違ってるような気がしました。

そもそも・・・という話になるんですが、この人が大きく自分の生き方の中で見失っている事は「モノを可能な限り必要以上には持たない」という発想ではないかと思うんですけど、こんな事を御本人に言っても馬耳東風でしょうから言うだけ無意味ですわな。w

それに、ミニマリストとは言っても世の中には超が付くような病的に極端な人が居て、収納どころかモノを何も持たないでフローリングの家で生活して、その家を公開してる人もおられます。その生活振りを見てるとそれはそれで何だかその人が自分自身を消すのが一番きれいな生活のような気がするんですけどね。まあ、何事も中庸が一番だと思います。はい。

しかし、この収納の家を作った芸人さん、人を家に呼んで「凄いですね~」と言って貰うためにこんなに頑張るんだとしたら、それはそれでその歪んだ情熱に乾杯!と言うべきなんでしょうが、それも何だかな・・・。

その情熱があるんだったら、芸人として行きていくより設計士のアシスタントとかの仕事のほうがよっぽど合ってると思うんですが間違った見方かな・・・。
一緒に短時間、私の側でテレビを観てたお爺ちゃん、途中で「ほー」とか「わー」とか言っていましたが、最後に一言「金無いわ。w」と名言?を残して「おやすみなさい」と自分の病室に戻っていかれました。

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